JP2729925B2 - 手押し運搬車 - Google Patents

手押し運搬車

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JP2729925B2
JP2729925B2 JP24917394A JP24917394A JP2729925B2 JP 2729925 B2 JP2729925 B2 JP 2729925B2 JP 24917394 A JP24917394 A JP 24917394A JP 24917394 A JP24917394 A JP 24917394A JP 2729925 B2 JP2729925 B2 JP 2729925B2
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正史 伊藤
浩明 小栗
要助 原田
将人 吉田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、商品配送センターから
各店舗まで商品を配送する際に使用する手押し運搬車に
関し、特に、空車時にネスティングすることのできる手
押し運搬車に関する。
【0002】
【従来技術】近年、スーパーマーケットやチェーン店で
は、商品配送センターで各種商品を大量仕入れし、各店
舗に必要量の商品を分配して配送するようになってい
る。そして、この場合、三方を柵体で囲った運搬台車に
種々の商品を混載し、この運搬台車ごとトラックに乗せ
て移送するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の運搬台車は、底
板を跳上揺動可能に構成するとともに、左右側枠部分を
後縦枠部分を中心に折り畳み揺動可能に構成して返却時
にはネティングして小容積になるようにしたものを鋼製
で構成していた。この運搬台車は、左右側面となる側枠
部材を後面となる後側枠の左右端部に縦軸回りに揺動可
能に枢支するとともに、底壁を後側枠の下端部に跳ね上
げ揺動可能に枢支し、返却時には底壁を跳ね上げ揺動さ
せたのち、側枠部材を縦軸回りに揺動させて小容積にす
るようにしていた。ところがこのものでは運搬台車を鉄
鋼で構成していることから運搬台車自体の重量が重く、
1台のトラックに搭載する量が少なくなり、輸送する商
品の量が少なくなり、トラックの輸送効率が悪いという
問題がある。
【0004】そこで重量を軽減させるために、枠材や底
板をアルミニウムで構成することも考えられるが、アル
ミニウムの場合、いわゆる関節部分が多いと強度が十分
に確保できないことから、ネステイングできる重量物運
搬用台車をアルミニウムで構成する場合には、鋼製運搬
台車の構造そのままでは実施することができず、関節部
分補強のために構造が複雑化するうえ、補強構造のため
に重量が嵩みアルミニウム製にするメリットが失われる
ことになり、従来アルミニウム製の運搬台車でネステイ
ングを行えるものはなかった。
【0005】また、従来の鋼製運搬台車の場合、左右側
枠部材の後端部と後側枠の左右側端部とのコーナー部分
に関節部分が形成してあるが、この種の運搬台車の場
合、左右側枠部材の前端部分を持ってを押し引きするこ
とが多いことから、このコーナー部の関節部分を形成し
ているヒンジに押し引き力が作用し、ヒンジにねじれ力
が作用してヒンジが損傷しやすいという問題もあった。
【0006】さらに、この種の運搬台車は、トラックの
荷台に複数台並列させて載置し、トラック荷台の側壁部
分同士に結束帯を架け渡し、この結束帯を締め上げて、
トラックでの輸送時に運搬台車が荷台上で遊動しないよ
うにするのであるが、従来のようにヒンジ部をコーナー
部分や側枠の後端寄り部分に締め上げ時の押圧力が作用
し、ヒンジ部分を損傷する。本発明は、このような点に
着目してなされたもので、商品供給時や運搬用台車の返
却時での輸送効率を高くすることのできる運搬用台車を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明は、左右側面と背面とを囲む状態で配置した
前面開放状の側枠部材と、この側枠部材の底部に設置す
る底板と、側枠部材の下面に配置した車輪とで形成した
手押し運搬車において、手押し運搬車の各構成部材をア
ルミニウム合金で構成し、側枠部材の背面部分での幅寸
法を左右側面部分の奥行き寸法よりも大きく形成し、こ
の背面部分の一端寄り部分に関節部分を配置することに
より、一方の側面形成部分が背面部分と平行に位置する
状態に回動可能に形成し、長い背面部分を有する側面形
成部分での底枠部材に底板を俯仰揺動可能に支持させ、
関節部分を形成する左右枠体の一方の縦柱での接合面に
突条を上下に突設するとともに、他方の縦柱での接合面
に前記突条が嵌合する縦溝を凹設したことを特徴として
いる。
【0008】
【作用】本発明では、各構成部材をアルミニウム合金で
構成し、側枠部材の背面部分での幅寸法を左右側面部分
の奥行き寸法よりも大きく形成し、この背面部分の一端
寄り部分にヒンジを配置して関節部分として、一方の側
面部分が背面部分と平行に位置する状態に回動可能に形
成し、長い背面部分を有する側面形成部分での底枠部材
に底板を俯仰揺動可能に支持させ、関節部分を形成する
左右枠体の一方の縦柱での接合面に突条を上下に突設す
るとともに、他方の縦柱での接合面に前記突条が嵌合す
る縦溝を凹設してあるので、その使用時に側枠部材の前
端部分に押し引き力が作用しても、ヒンジ部分にねじれ
力として作用することがない。また、底板を跳ね上げた
状態で一方の側面部分を回動させることにより、全体と
してL型にネスティングすることができるから、占有空
間が展開時の20〜30%程度まで縮小することにな
る。さらに、背面部分の一端寄り部分にヒンジを配置し
て関節部分としているので、商品を載置した状態でトラ
ックに搭載し、結束帯で締め上げ固定する場合でも、側
枠部材に作用する締め上げ力は、ヒンジを回転させるよ
うに作用して直接的な押圧力として作用しないことか
ら、ヒンジに無理な力が作用することがなくなる。この
結果、運搬用台車の構造が簡素化し、運搬台車自体の重
量を軽量化することができ、トラック搭載時に商品に対
する運搬用台車の重量比を少なくすることができ、従来
と合計重量を同じにした場合に大量の商品を運搬するこ
とができる。
【0009】
【実施例】図面は本発明の実施例を示し、図1は斜視
図、図2は一方の側枠部分を折り畳んだ状態での斜視
図、図3は一部を破断した底部の要部正面図、図4は関
節部分の横断平面図、図5は概略平面図である。この運
搬用台車は、左右側面と背面とを取り囲む状態に配置し
た前面開放状の側枠部材(1)と、この側枠部材(1)の底
部に張設する底板(2)と、側枠部材(1)の下面に固定し
た自在車輪(3)とで構成してあり、車輪(3)を除く各構
成部材はアルミニウム合金で形成してある。
【0010】側枠部材(1)は、角パイプを格子状に組ん
だ枠体をL字型に一体に形成した左右一対の枠体(4)
(5)の背面形成部分(6)(7)同士を突き合わせて配置
し、この突き合わせ個所をヒンジ(8)で連結することに
より、折り畳み可能に形成してある。左側面形成部分
(9)を含む枠体(4)の背面形成部分(6)の幅方向の長さ
は左側面形成部分(9)の奥行き長さよりも長く形成して
ある。右側面形成部分(10)を含む枠体(5)の背面形成部
分(7)の幅方向の長さは右側面形成部分(10)の奥行き長
さに較べて極端に短く形成してある。なお、左右の側面
形成部分(9)(10)の奥行き長さは同寸法に形成してあ
る。
【0011】底板(2)は左側面形成部分(9)を含む枠体
(4)の左側面形成部分(9)の底枠部材(11)の内面に俯仰
揺動可能に枢支してある。そして、この底板(2)はその
揺動先端側前後部を後述する車輪支持板(12)で受け止め
ることにより、上面が水平となる使用姿勢に保持できる
ようにしてある。
【0012】車輪(3)は、左右側面形成部分(9)(10)の
各前端部分に配置した首振り型脚輪(13)と、左右枠体
(4)(5)のコーナー部分に配置した固定型脚輪(14)とで
構成してあり、それぞれの脚輪(13)(14)はそれぞれ左右
枠体(4)(5)の下面に車輪支持板(12)を介して固定して
ある。この車輪支持板(11)は各枠体(4)(5)で構成され
る空間の内側に少し突入する状態に形成してある。
【0013】そして、左右枠体(4)(5)の連結部分(関
節個所)では、左側枠体(4)の右側枠体(5)と当接する
縦柱(15)の当接面に突条(16)が上下に突設してあり、右
側枠体(5)の左側枠体(4)と当接する縦柱(17)の当接面
に左側枠体(4)の突条(16)と嵌まり合う凹溝(18)が上下
に形成してある。そして、この関節部分の内面部分にヒ
ンジ(8)が左右枠体(4)(5)で形成される空間内に突出
しない状態に固定してある。
【0014】図中符号(19)は左右側面形成部分(9)(10)
の開き止めを行う連結枠で、この連結枠(19)は右側形成
部材(10)の前端上部に揺動可能に支持させてある。(20)
は底板(2)の遊端部分の下面に突設した係合ピン、(21)
は車輪支持板(12)に透設したピン係合孔である。
【0015】このように構成した運搬用台車では、商品
配送センターから各店舗への商品配送時には、底板(2)
を水平姿勢にセットする。このとき、底板(2)の遊端部
の下面から突出している係合ピン(20)が車輪支持板(12)
のピン係合孔(21)に係合して、底板(2)を使用姿勢に設
定する。そして、底板(2)上に商品を多段に積載し、運
搬用台車をトラックの荷台に複数台積み込んで、各店舗
へ送り出す。
【0016】各店舗では、各運搬用台車から商品を取り
出し、底板(2)を跳上揺動させ、かつ右側枠体(5)の側
面形成部分(10)が左側枠体(4)の背面形成部分(6)と平
行となる位置まで右側枠体(5)を回動させて不使用姿勢
に切り換える。すると、運搬台車は図5で仮想線で示す
ように全体が略L字型となることから、L字型に折り畳
んだ運搬台車を順次重なり合うように収納することによ
り、不使用姿勢の運搬台車を小スペースに多量に収納す
ることができることになる。また、各店舗からの運搬用
台車返却時にも1台のトラックで大量の台車を送り返す
ことができることになる。
【0017】さらに、使用時において、右側枠体(5)と
左側枠体(4)の連結部は、運搬台車の背面部分での一端
寄り部分に位置することになるうえ、左右枠体(4)(5)
は突条(16)と凹溝(18)とが嵌まり合っているので、側枠
部材(1)の前端縦枠を持って押し引き操作しても、左右
の枠体(4)(5)が前後にずれようとすることがないこと
からその操作力がヒンジ(8)を捩るような力として作用
することはない。
【0018】なお、この実施例において、左側枠体(4)
の背面部分を長く、右側枠体(5)の背面部分を短く形成
して右枠体(4)(5)を連結するヒンジ(8)を背面の右端
寄り部分に設けたが、右側枠体(5)の背面部分を長く、
左側枠体(4)の背面部分を短く形成してヒンジ(8)を背
面の左端寄り部分に形成するようにしてもよい。
【0019】上記実施例では、底板(2)のみを有する運
搬用台車について説明したが、上部に棚板を折り畳み可
能に配置するようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明では、各構成部材をアルミニウム
合金で構成してあるので、運搬用台車自体の重量を軽量
化することができ、トラック搭載時に商品に対する運搬
用台車の重量比を少なくすることができ、従来と合計重
量を同じにした場合に大量の商品を運搬することができ
る。また、側枠部材の背面部分での幅寸法を左右側面部
分の奥行き寸法よりも大きく形成し、この背面部分の一
端寄り部分に関節部分を配置することにより、一方の側
面部分が背面部分と平行に位置する状態に回動可能に形
成し、底板が跳上揺動できる状態に支持させてあるの
で、運搬用台車の非使用時に底板を跳ね上げると、台車
の一方の側面部分が他方の背面部分に平行に位置して、
全体としてL字型になるので、複数の台車をネスティン
グすることができ、1台のトラックで大量の運搬台車を
返却することができるうえ、保管時での占有空間を小さ
くすることができる。
【0021】しかも、ヒンジ部が背面の一端部に形成し
てあるうえ、ヒンジ部で互いに当接する当接面に突条と
その突条が嵌まり込む凹溝が形成してあることから、台
車押し引き時の操作力がヒンジに捩れとして作用するこ
とがなくなるうえ、展開姿勢でトラック荷台に搭載して
の商品搬送時に結束帯でトラック荷台に固定する際の締
め付け力がヒンジ部に直接圧縮力として作用しないの
で、耐久性に優れることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の斜視図である。
【図2】一方の側枠部分を折り畳んだ状態での斜視図で
ある。
【図3】一部を破断した底部の要部正面図である。
【図4】関節部分の横断平面図である。
【図5】概略平面図である。
【符号の説明】
1…側枠部材、2…底板、3…車輪、4・5…左右枠
体、8…関節部分(ヒンジ)、9…側面形成部分、11…底
枠部材、15・17…縦柱、16…突条、18…縦溝。
フロントページの続き (72)発明者 吉田 将人 大阪府大阪市中央区本町三丁目4番8号 岩谷産業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭48−29550(JP,U) 実開 昭56−42465(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右側面と背面とを囲む状態で配置した
    前面開放状の側枠部材(1)と、この側枠部材(1)の底部
    に設置する底板(2)と、側枠部材(1)の下面に配置した
    車輪(3)とで形成した手押し運搬車において、 手押し運搬車の各構成部材をアルミニウム合金で構成
    し、側枠部材(1)の背面部分での幅寸法を左右側面部分
    の奥行き寸法よりも大きく形成し、この背面部分の一端
    寄り部分に関節部分(8)を配置することにより、一方の
    側面部分が背面部分と平行に位置する状態に回動可能に
    形成し、長い背面部分を有する側面形成部分(9)での底
    枠部材(11)に底板(2)を俯仰揺動可能に支持させ、関節
    部分(8)を形成する左右枠体(4)(5)の一方の縦柱(15)
    での接合面に突条(16)を上下に突設するとともに、他方
    の縦柱(17)での接合面に前記突条(16)が嵌合する縦溝(1
    8)を凹設したことを特徴とする手押し運搬車。
JP24917394A 1994-10-14 1994-10-14 手押し運搬車 Expired - Lifetime JP2729925B2 (ja)

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JPH08108851A JPH08108851A (ja) 1996-04-30
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CN105292207A (zh) * 2015-11-30 2016-02-03 湖州美奇诺金属工艺品有限公司 可翻折的简便推车的翻折机构
CN106515814A (zh) * 2016-09-30 2017-03-22 成都言行果科技有限公司 一种方便搬运电脑的主机架

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