JP2741412B2 - ショッピング用手押車 - Google Patents
ショッピング用手押車Info
- Publication number
- JP2741412B2 JP2741412B2 JP1212840A JP21284089A JP2741412B2 JP 2741412 B2 JP2741412 B2 JP 2741412B2 JP 1212840 A JP1212840 A JP 1212840A JP 21284089 A JP21284089 A JP 21284089A JP 2741412 B2 JP2741412 B2 JP 2741412B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rack
- guide
- car
- handcart
- support
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62B—HAND-PROPELLED VEHICLES, e.g. HAND CARTS OR PERAMBULATORS; SLEDGES
- B62B3/00—Hand carts having more than one axis carrying transport wheels; Steering devices therefor; Equipment therefor
- B62B3/14—Hand carts having more than one axis carrying transport wheels; Steering devices therefor; Equipment therefor characterised by provisions for nesting or stacking, e.g. shopping trolleys
- B62B3/1468—Additional trays
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Handcart (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、セルフサービスの店で客が使用できるよう
に配備されているショッピング用手押車、特に重ね合せ
収納式の手押車に関するものである。
に配備されているショッピング用手押車、特に重ね合せ
収納式の手押車に関するものである。
(従来の技術) この形式の手押車には、使用者が購入したものを収容
するための運搬かごが地面から所定高さの位置に設けら
れている。かごの後端部は、その上縁部の高さ位置で回
動自在に取り付けられたフラップで閉鎖されている。こ
のため、重ね合せる時に別の同じ手押車のかごの前端部
と係合させることができる、すなわち待機時には手押車
同志を互いに嵌め込んでおくことができる。
するための運搬かごが地面から所定高さの位置に設けら
れている。かごの後端部は、その上縁部の高さ位置で回
動自在に取り付けられたフラップで閉鎖されている。こ
のため、重ね合せる時に別の同じ手押車のかごの前端部
と係合させることができる、すなわち待機時には手押車
同志を互いに嵌め込んでおくことができる。
ビールやその他の飲料水の瓶を入れた箱、カートンま
たはパックなどのかさ張るものを運搬できるようにする
ため、上記形式の手押車の一部には、使用しない時には
運搬かごの下へ後退させることができる補助支持体が設
けられている。
たはパックなどのかさ張るものを運搬できるようにする
ため、上記形式の手押車の一部には、使用しない時には
運搬かごの下へ後退させることができる補助支持体が設
けられている。
すなわち、米国特許第2,890,058号第2,903,269号およ
び西独特許第3444.969号に記載されている手押車に設け
られた補助支持体は、運搬かごの下側の後退位置と運搬
かごの後端部から少なくとも部分的にある範囲まで移動
する使用位置との間を長手方向に摺動できるように取り
付けられたラックで構成されている。従って、前記進退
式ラックが手押車の底部フレーム上を摺動できるように
するための様々な形式の構造が考案されている。
び西独特許第3444.969号に記載されている手押車に設け
られた補助支持体は、運搬かごの下側の後退位置と運搬
かごの後端部から少なくとも部分的にある範囲まで移動
する使用位置との間を長手方向に摺動できるように取り
付けられたラックで構成されている。従って、前記進退
式ラックが手押車の底部フレーム上を摺動できるように
するための様々な形式の構造が考案されている。
すなわち、西独特許第33.44.969号の第2図には、2
本の傾斜ガイドが両側に設けられている底部フレームを
有する手押車が示されている。これらのガイドの機能
は、進退式ラックの前端部の側方に取り付けられたロー
ラ等を案内することである。また、前記ガイドの後方に
は、進退式ラックを手押車の後方へ延出させた時にそれ
をほぼ水平位置に支持するための横部材が設けられてい
る。
本の傾斜ガイドが両側に設けられている底部フレームを
有する手押車が示されている。これらのガイドの機能
は、進退式ラックの前端部の側方に取り付けられたロー
ラ等を案内することである。また、前記ガイドの後方に
は、進退式ラックを手押車の後方へ延出させた時にそれ
をほぼ水平位置に支持するための横部材が設けられてい
る。
(発明が解決しようとする課題) しかし、この構造には多くの問題点がある。そのうち
の第1の問題は、側方ガイドを付け加えることによって
底部フレームの構造が複雑になり、そのための手押車の
価格が高くなることである。さらに、可動ラックを後方
に延出させているがまた荷物をそれに載せていない時、
わずかな衝撃によってラックが不意に後退位置へ戻る危
険がある。もし使用者がまさにラックに荷物を載せよう
としている時にこのようなことが発生すれば、大きな問
題になることは明らかである。
の第1の問題は、側方ガイドを付け加えることによって
底部フレームの構造が複雑になり、そのための手押車の
価格が高くなることである。さらに、可動ラックを後方
に延出させているがまた荷物をそれに載せていない時、
わずかな衝撃によってラックが不意に後退位置へ戻る危
険がある。もし使用者がまさにラックに荷物を載せよう
としている時にこのようなことが発生すれば、大きな問
題になることは明らかである。
以上に述べた理由から、本発明の目的は、以上の問題
点を解決できる構造にした上記一般的形式の手押車を提
供することである。
点を解決できる構造にした上記一般的形式の手押車を提
供することである。
(課題を解決するための手段、作用) 上記目的を達成するための、本発明は請求項1〜5記
載の構成を有している。具体的には本発明による手押車
は、前記ラックが、かごの下側の傾斜後退位置と前記か
ごの後側の後方延出位置の間を移動可能に取り付けら
れ、かつ、前方に向かって下向きに傾斜した2つの側方
ガイドによって案内される一方、前記後方延出位置にお
いては、側方ガイドの上端部の後方に設けられた部材に
よって支持されるようになっており、 前記ラックの側方ガイドは、底部フレームの両側に下
方に傾斜した部材からなる前方支持部であって、かごの
底部壁の後部から前記フレームの前端部まで延在してお
り、 この側方ガイドは、それぞれ同一垂直面上で互いに離
れた2本の平行なワイヤーからなり、前記2つの側方ガ
イド間の距離が後方から前方に向けて狭められており、 前記ラックは、前方に向けて開口を有する平坦なU字
形構造の弾性ワイヤーを有し、前記弾性ワイヤーの側方
脚部による内方または外方の変位により、前方部分が横
方向に弾性変形し、さらに、 前記ラックは、両側の前方角部にそれぞれフック(2
5)等の突起部材を備えて、対応する前記側方ガイドに
摺動可能に係合し、かつラックの後方部分が、かごの後
端部に設けた支持部材上に摺動可能に支持されているこ
とを特徴としている。
載の構成を有している。具体的には本発明による手押車
は、前記ラックが、かごの下側の傾斜後退位置と前記か
ごの後側の後方延出位置の間を移動可能に取り付けら
れ、かつ、前方に向かって下向きに傾斜した2つの側方
ガイドによって案内される一方、前記後方延出位置にお
いては、側方ガイドの上端部の後方に設けられた部材に
よって支持されるようになっており、 前記ラックの側方ガイドは、底部フレームの両側に下
方に傾斜した部材からなる前方支持部であって、かごの
底部壁の後部から前記フレームの前端部まで延在してお
り、 この側方ガイドは、それぞれ同一垂直面上で互いに離
れた2本の平行なワイヤーからなり、前記2つの側方ガ
イド間の距離が後方から前方に向けて狭められており、 前記ラックは、前方に向けて開口を有する平坦なU字
形構造の弾性ワイヤーを有し、前記弾性ワイヤーの側方
脚部による内方または外方の変位により、前方部分が横
方向に弾性変形し、さらに、 前記ラックは、両側の前方角部にそれぞれフック(2
5)等の突起部材を備えて、対応する前記側方ガイドに
摺動可能に係合し、かつラックの後方部分が、かごの後
端部に設けた支持部材上に摺動可能に支持されているこ
とを特徴としている。
このように、側方ガイドを形成している部材が互いに
近寄るようになっていることから、可動ラックを後退位
置へ押し戻す時、可動ラックの前部はわずかに横方向に
弾性圧縮される。その結果、わずかの衝撃によってラッ
クがこの位置へ不意に戻る可能性はほとんど無くなる。
実際にそのような後退移動は、可動ラックの後端部に所
定の推力を故意に加えることによってのみ可能となる。
また、手押車の前方支持部を形成している傾斜部材が同
時に側方ガイドを構成していることから、手押車のフレ
ームの構造を大幅に単純化できる。
近寄るようになっていることから、可動ラックを後退位
置へ押し戻す時、可動ラックの前部はわずかに横方向に
弾性圧縮される。その結果、わずかの衝撃によってラッ
クがこの位置へ不意に戻る可能性はほとんど無くなる。
実際にそのような後退移動は、可動ラックの後端部に所
定の推力を故意に加えることによってのみ可能となる。
また、手押車の前方支持部を形成している傾斜部材が同
時に側方ガイドを構成していることから、手押車のフレ
ームの構造を大幅に単純化できる。
(実施例) 本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に示した手押車には、前輪2および後輪3の上
方の所定高さ位置に運搬かご1が設けられている。この
かごは、底部フレーム4に固定されている。かごの下側
には、かごの後方まで延出して比較的かさばる荷物、例
えばダンボール箱6などを載せる補助支持体となる可動
ラック(ラック)5が設けられている。
方の所定高さ位置に運搬かご1が設けられている。この
かごは、底部フレーム4に固定されている。かごの下側
には、かごの後方まで延出して比較的かさばる荷物、例
えばダンボール箱6などを載せる補助支持体となる可動
ラック(ラック)5が設けられている。
フレーム4の前部には2つの傾斜部材7がそれぞれ各
側に設けられて、前方支持部を構成していると同時に、
可動ラック5の前端部の側方ガイドとして機能する。こ
の側方ガイドとしての前方支持部7は、それぞれ同一垂
直面上で互いに離れた2本の平行ワイヤー8および9で
構成されている。これら2本のワイヤーは前方に向かっ
て下向きに傾斜しており、その前端部に手押車の前輪2
が取り付けられている。この手押車を別の同じ手押車の
後端に重ね合せることができるようにするため、2つの
前方支持部(側方ガイド)7間の距離が後方から前方に
向けて狭められている。同じ目的のため、かご1の後壁
が、上縁部を中心に回動自在に取り付けられたフラップ
11で構成されており、これにより、この手押車の後部内
に別の手押車の前端部を嵌め込むことができる。
側に設けられて、前方支持部を構成していると同時に、
可動ラック5の前端部の側方ガイドとして機能する。こ
の側方ガイドとしての前方支持部7は、それぞれ同一垂
直面上で互いに離れた2本の平行ワイヤー8および9で
構成されている。これら2本のワイヤーは前方に向かっ
て下向きに傾斜しており、その前端部に手押車の前輪2
が取り付けられている。この手押車を別の同じ手押車の
後端に重ね合せることができるようにするため、2つの
前方支持部(側方ガイド)7間の距離が後方から前方に
向けて狭められている。同じ目的のため、かご1の後壁
が、上縁部を中心に回動自在に取り付けられたフラップ
11で構成されており、これにより、この手押車の後部内
に別の手押車の前端部を嵌め込むことができる。
フレーム4の後部について考えてみると、この部分
は、前方支持部7の傾斜向きとは逆の方向に傾斜してい
る2つの後方支持部12で構成されている。該支持部12の
上端部は、かご1の底部壁10の後部に固定されており、
下端部には後輪3が取り付けられている。図示の実施例
では、2つの後方支持部材12が3本のワイヤー製のアー
チ13,14および15の側方脚部で構成されている。各アー
チの中央部16,17および18は、かご1の底部壁の下側で
水平方向に延在しており、これらの中央脚部のすべてま
たは少なくとも1つまたは2つが、フレーム4の前方支
持部7を構成している2本の平行なワイヤー8および9
の間に嵌め込まれてている(第2および第3図参照)。
は、前方支持部7の傾斜向きとは逆の方向に傾斜してい
る2つの後方支持部12で構成されている。該支持部12の
上端部は、かご1の底部壁10の後部に固定されており、
下端部には後輪3が取り付けられている。図示の実施例
では、2つの後方支持部材12が3本のワイヤー製のアー
チ13,14および15の側方脚部で構成されている。各アー
チの中央部16,17および18は、かご1の底部壁の下側で
水平方向に延在しており、これらの中央脚部のすべてま
たは少なくとも1つまたは2つが、フレーム4の前方支
持部7を構成している2本の平行なワイヤー8および9
の間に嵌め込まれてている(第2および第3図参照)。
第6図から明らかなように、可動ラック5は、開口部
が前向きになったU字形構造をしている、この構造体は
弾性ワイヤーで形成されており、全体的にU字形をした
第1エルボーワイヤー19を有し、その中央脚部20がラッ
ク5の後縁部になっている。前記脚部20の端部は、ラッ
ク5の全体面よりも上方に突出したループ部21になって
おり、ラックの使用時にラックに載せる箱6やその他の
荷物に対する保持フランジを構成している。
が前向きになったU字形構造をしている、この構造体は
弾性ワイヤーで形成されており、全体的にU字形をした
第1エルボーワイヤー19を有し、その中央脚部20がラッ
ク5の後縁部になっている。前記脚部20の端部は、ラッ
ク5の全体面よりも上方に突出したループ部21になって
おり、ラックの使用時にラックに載せる箱6やその他の
荷物に対する保持フランジを構成している。
ワイヤー19の側方脚部22が、ラックのU字形構造の側
方脚部5aを構成している。各脚部にはさらに2本の平行
なワイヤー23および24が設けられており、これらの個々
のワイヤーはそれぞれの端部で互いに溶接されている。
しかし、ワイヤー24の端部は、それ以外のものよりも長
くなっており、その終端部がL字形状に屈曲してフック
25を形成している。
方脚部5aを構成している。各脚部にはさらに2本の平行
なワイヤー23および24が設けられており、これらの個々
のワイヤーはそれぞれの端部で互いに溶接されている。
しかし、ワイヤー24の端部は、それ以外のものよりも長
くなっており、その終端部がL字形状に屈曲してフック
25を形成している。
従ってフック5の前方角部に配置されたこれら2つの
フックは、フレームの各前方支持部7の平行な2本のワ
イヤー8および9間の隙間で構成されたガイドに嵌め込
まれている。注目すべき点として、各フック25は対応の
下側ワイヤー9を包囲するようにして嵌め付けられてい
る。このため、ラック5の前端部は、フレームの前方支
持部7で構成された側方ガイドによって案内される。
フックは、フレームの各前方支持部7の平行な2本のワ
イヤー8および9間の隙間で構成されたガイドに嵌め込
まれている。注目すべき点として、各フック25は対応の
下側ワイヤー9を包囲するようにして嵌め付けられてい
る。このため、ラック5の前端部は、フレームの前方支
持部7で構成された側方ガイドによって案内される。
ラック5が、後退位置(かごの下側の傾斜後退位置)
にある時、第3図に示すように、ラックの後端部が、か
ごの後部の下側に設けられた水平支持部材(支持部材)
の上に載っている。この支持部材は、ワイヤー製の横部
材26からなり、その端部は、フレームの2つの後部アー
チ13,14の中央脚部16,17に支持された2つのブラケット
27に固定されている。この横部材26には垂直方向にU字
形に折り曲げられた2つの部分28が設けられて、ストラ
ップハンガーを形成しており、その各々に可動ラック5
の側方脚部5aが嵌め込まれてその中を摺動できるように
なっている(第5図参照)。このように、これらの2つ
のストラップハンガー28は、ラック5の支持部材である
と共に、ラックの移動時には補助ガイド部材として機能
する。
にある時、第3図に示すように、ラックの後端部が、か
ごの後部の下側に設けられた水平支持部材(支持部材)
の上に載っている。この支持部材は、ワイヤー製の横部
材26からなり、その端部は、フレームの2つの後部アー
チ13,14の中央脚部16,17に支持された2つのブラケット
27に固定されている。この横部材26には垂直方向にU字
形に折り曲げられた2つの部分28が設けられて、ストラ
ップハンガーを形成しており、その各々に可動ラック5
の側方脚部5aが嵌め込まれてその中を摺動できるように
なっている(第5図参照)。このように、これらの2つ
のストラップハンガー28は、ラック5の支持部材である
と共に、ラックの移動時には補助ガイド部材として機能
する。
第2図に示すように、フレームの後部アーチ15の中央
脚部18は、側方ガイド7の上端部における可動ラック5
のフック25に対するストッパになっている。このストッ
パは、ラック5をほぼ水平になる位置で停止させること
ができる位置に設けられている。その時、前記ラックの
側方脚部5aは、後方横部材26によって形成されたストラ
ップハンガー28の上に載っている。(第2図に示すよう
に)このストラップハンガー28がストッパ18から距離L
だけ後方位置にあるため、ラックの安定性が確保され
る。
脚部18は、側方ガイド7の上端部における可動ラック5
のフック25に対するストッパになっている。このストッ
パは、ラック5をほぼ水平になる位置で停止させること
ができる位置に設けられている。その時、前記ラックの
側方脚部5aは、後方横部材26によって形成されたストラ
ップハンガー28の上に載っている。(第2図に示すよう
に)このストラップハンガー28がストッパ18から距離L
だけ後方位置にあるため、ラックの安定性が確保され
る。
可動ラック5が特殊な構造になっているため、ラック
の前部は横方向に弾性変形することができる。本実施例
ではこれが必然的であるのは、ラックの前縁部を案内す
る側方ガイドがフレームの前方支持部7で構成されてお
り、複数の手押車を重ね合せることができるようにする
ため該支持部が必ず前端部に向かって細くなっているか
らである。
の前部は横方向に弾性変形することができる。本実施例
ではこれが必然的であるのは、ラックの前縁部を案内す
る側方ガイドがフレームの前方支持部7で構成されてお
り、複数の手押車を重ね合せることができるようにする
ため該支持部が必ず前端部に向かって細くなっているか
らである。
従って、可動ラックが後退位置にある時、その前端部
はわずかに弾性圧縮されている。当然のことながら、可
動ラックが後方へ使用位置まで延出した時、この圧縮は
解除される。これによって得られる結果として、ラック
を後退位置へ戻すためには、その後縁部20に故意にある
程度の推力をF方向に加えて、2つのガイド7の先細構
造によって生じるわずかな抵抗力に打ち勝つことができ
るようにする必要がある。
はわずかに弾性圧縮されている。当然のことながら、可
動ラックが後方へ使用位置まで延出した時、この圧縮は
解除される。これによって得られる結果として、ラック
を後退位置へ戻すためには、その後縁部20に故意にある
程度の推力をF方向に加えて、2つのガイド7の先細構
造によって生じるわずかな抵抗力に打ち勝つことができ
るようにする必要がある。
このような状態であるため、可動ラック5は後方延出
位置(かごの後側に引き出された水平使用位置)に安定
的に維持される。従って、ラックがわずかな偶然的衝撃
によって不意に後退位置へ戻るようなことはまったく考
えられない。
位置(かごの後側に引き出された水平使用位置)に安定
的に維持される。従って、ラックがわずかな偶然的衝撃
によって不意に後退位置へ戻るようなことはまったく考
えられない。
しかし、故意にラック5を後退させる動作にはまった
く支障がない。実際に、前述したように、ラックの後縁
部に推力Fを加えるだけで良い。また、この作動が開始
してからは、ガイド7の下向き傾斜が、ラックの後退位
置への下向き摺動を容易にしていることも付け加える必
要がある。注目すべき点として、ラック5が後方延出位
置にある時、ラック5の2つの側方脚部5aの内側ワイヤ
ー23が点AおよびBの高さ位置で、案内ストラップハン
ガー28の対応側部と接触している。これにより、ラック
5は後方延出時に正確な位置に維持されると共に、その
後にラック5が前端部の方へ押された時、ラック5をう
まく案内することができる。また、これによって、前向
きの推力がラックの後縁部20に斜めに加えられた場合に
ラックがつかえる心配もなくなる。
く支障がない。実際に、前述したように、ラックの後縁
部に推力Fを加えるだけで良い。また、この作動が開始
してからは、ガイド7の下向き傾斜が、ラックの後退位
置への下向き摺動を容易にしていることも付け加える必
要がある。注目すべき点として、ラック5が後方延出位
置にある時、ラック5の2つの側方脚部5aの内側ワイヤ
ー23が点AおよびBの高さ位置で、案内ストラップハン
ガー28の対応側部と接触している。これにより、ラック
5は後方延出時に正確な位置に維持されると共に、その
後にラック5が前端部の方へ押された時、ラック5をう
まく案内することができる。また、これによって、前向
きの推力がラックの後縁部20に斜めに加えられた場合に
ラックがつかえる心配もなくなる。
注目すべきことに、手押車が使用後に可動ラック5を
後方延出位置に出したままで放置された場合も、その手
押車の後部に別の手押車を嵌め込んだ時、ラックは自動
的に後退位置へ戻る。その場合、他方の手押車の前端部
が最初の手押車のラック5の後縁部20に圧力を加えるた
めに、それを後退位置へ戻すことができるのである。
後方延出位置に出したままで放置された場合も、その手
押車の後部に別の手押車を嵌め込んだ時、ラックは自動
的に後退位置へ戻る。その場合、他方の手押車の前端部
が最初の手押車のラック5の後縁部20に圧力を加えるた
めに、それを後退位置へ戻すことができるのである。
実際に、ラックはこの位置においては、第3図に示す
ように、傾斜している。そのため、ラックの存在がその
手押車の後部に別の同じ手押車を重ね合せる際に邪魔に
なることはない。
ように、傾斜している。そのため、ラックの存在がその
手押車の後部に別の同じ手押車を重ね合せる際に邪魔に
なることはない。
(発明の効果) 本発明の手押車は、ラックを傾斜後退位置(収納位
置)と後方延出位置(使用位置)との間で移動でき、か
つフレームの両側に設けた前方支持部をラックの移動を
案内する側方ガイドとして構成しているので、フレーム
構造を単純化することができる。
置)と後方延出位置(使用位置)との間で移動でき、か
つフレームの両側に設けた前方支持部をラックの移動を
案内する側方ガイドとして構成しているので、フレーム
構造を単純化することができる。
また、この側方ガイドは、手押車を重ね合わすための
前方支持部の構造により、後方から前方に向けてその間
隔を狭めていることから、この側方ガイドに係合したラ
ックの側方脚部が横方向の弾性力を受けるので、ラック
の後方への不意な移動をなくして、安全かつ確実にラッ
クを引き出すことができる。これにより、さらに手押車
全体の価格を減少させることもできる。
前方支持部の構造により、後方から前方に向けてその間
隔を狭めていることから、この側方ガイドに係合したラ
ックの側方脚部が横方向の弾性力を受けるので、ラック
の後方への不意な移動をなくして、安全かつ確実にラッ
クを引き出すことができる。これにより、さらに手押車
全体の価格を減少させることもできる。
また、本発明による手押車は、主にセルフサービスの
店の客が一般的に運搬かごに入れられる小さい商品に加
えて、1つまたは複数のかさ張るものを運搬することが
できる。これにより、ビールやその他の飲料水の瓶を入
れた箱、カートンまたはパックなどのかさばるもの、あ
るいはその他多くの特に扱いにくいパッケージを運搬す
ることが容易になる。
店の客が一般的に運搬かごに入れられる小さい商品に加
えて、1つまたは複数のかさ張るものを運搬することが
できる。これにより、ビールやその他の飲料水の瓶を入
れた箱、カートンまたはパックなどのかさばるもの、あ
るいはその他多くの特に扱いにくいパッケージを運搬す
ることが容易になる。
第1図は、本発明による手押車を後端部側から見た斜視
図、 第2図は、進退式ラックが後方延出位置にあるところを
示す部分側面図、 第3図は、ラックが手押車のかごの下側の後退位置にあ
るところを示す同様の部分側面図、 第4図は、進退式ラック式の外方延出位置を実線で、後
退位置を部分的に点線で示す概略上面図、 第5図は、後退位置にある時のラックの後端部を示す部
分立面図、 第6図は、進退式ラックを分離して示した斜視図であ
る。 1……運搬かご 2……前輪 3……後輪 4……底部フレーム 5……可動ラップ 5a……側方脚部 7……前方支持部(傾斜部材) 8,9……ワイヤー 10……底部壁 25……フック
図、 第2図は、進退式ラックが後方延出位置にあるところを
示す部分側面図、 第3図は、ラックが手押車のかごの下側の後退位置にあ
るところを示す同様の部分側面図、 第4図は、進退式ラック式の外方延出位置を実線で、後
退位置を部分的に点線で示す概略上面図、 第5図は、後退位置にある時のラックの後端部を示す部
分立面図、 第6図は、進退式ラックを分離して示した斜視図であ
る。 1……運搬かご 2……前輪 3……後輪 4……底部フレーム 5……可動ラップ 5a……側方脚部 7……前方支持部(傾斜部材) 8,9……ワイヤー 10……底部壁 25……フック
Claims (5)
- 【請求項1】所定高さの位置に設けられて底部フレーム
に固定された運搬かごと、箱やその他のかさ張るもの用
の支持体として機能するラックとを備えた手押車、特に
ショッピング用手押し車において、 前記ラックは、かごの下側の傾斜後退位置と前記かごの
後側の後方延出位置の間を移動可能に取り付けられ、か
つ、前方に向かって下向きに傾斜した2つの側方ガイド
によって案内される一方、前記後方延出位置において
は、側方ガイドの上端部の後方に設けられた部材によっ
て支持されるようになっており、 前記ラックの側方ガイドは、底部フレームの両側に下方
に傾斜して部材からなる前方支持部であって、かごの底
部壁の後部から前記フレームの前端部まで延在してお
り、 この側方ガイドは、それぞれ同一垂直面上で互いに離れ
た2本の平行なワイヤーからなり、前記2つの側方ガイ
ド間の距離が後方から前方に向けて狭められており、 前記ラックは、前方に向けて開口を有する平坦なU字形
構造の弾性ワイヤーを有し、前記弾性ワイヤーの側方脚
部による内方または外方の変位により、前方部分が横方
向に弾性変形し、さらに、 前記ラックは、両側の前方角部にそれぞれフック(25)
等の突起部材を備えて、対応する前記側方ガイドに摺動
可能に係合し、かつラックの後方部分が、かごの後端部
に設けた支持部材上に摺動可能に支持されていることを
特徴とするショッピング用手押車。 - 【請求項2】ラックの各側方脚部が平行ワイヤーで形成
されており、かごの後部に設けた支持部材は、垂直方向
の2つのU字形部分を備える案内用ストラップハンガー
を形成し、そのU字形部分の各々に前記ラックの側方脚
部の1つが摺動可能に取り付けられている請求項1に記
載の手押し車。 - 【請求項3】ラックの各側方脚部が内側にワイヤーを備
えており、前記ラックの後方延出位置で、該ワイヤーが
各案内ストラップハンガーの対応側部と接触している請
求項2に記載の手押車。 - 【請求項4】底部フレームの後部が、2つまたは3つの
ワイヤーアーチの側方脚部によって形成された、前方支
持部と反対の方向に傾斜している2つの後方支持部で構
成されており、その中央脚部は、前方支持部の上端部に
固定されており、また少なくとも1つまたは2つの中央
脚部が前方支持部を形成している2つの平行ワイヤーの
間に嵌め込められている請求項1に記載の手押車。 - 【請求項5】底部フレームの後方支持部を形成している
アーチの1つの中央脚部が、側方ガイドの上端部におけ
るストッパとして機能して、前記ラックを手押車の後部
に水平方向に延在する位置に停止するようにした請求項
4に記載の手押車。
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