JP2005126076A - 通箱 - Google Patents

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菊則 原
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    • B65D21/06Containers specially shaped, or provided with fittings or attachments, to facilitate nesting, stacking, or joining together with movable parts adapted to be placed in alternative positions for nesting the containers when empty and for stacking them when full
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Abstract

【課題】
通箱の中に被運搬品を入れ段積みして運んだ後、他の場所で中味を確認する場合、段積みの通箱を一々持ち上げて内部を確認する作業が重労働であった。
【解決手段】 可動可能な可動部5を通箱の対向する側面にそれぞれ上下方向へ回動可能に設け、上方向へ回動した第1の停止位置A、Cが、通箱の上面位置よりも間隔を空けて上方に位置し、第1の停止位置A、Cにおいて他の通箱を支持可能であり、かつ可動部5を下方向へ回動した第2の停止位置B、Dが、通箱の上面位置よりも下方に位置するとともに通箱の上面開口部4が開放される通箱による。
【選択図】 図3

Description

この発明は、工場内の部品の移動や、納入先等への部材の納入などにおいて、部品、部材などの被運搬物を運搬する通箱に関する。
通箱(又は通い箱)は、部品、部材などを運搬するものであるが、箱内に何も入れていない保管時には、場所を取らないように通常下の通箱の開口部の中に上の通箱の底面を嵌入させたりして段積みにされて保管される。また部品、部材などの運搬時でも、通常段積みされて運搬される。
通箱と同様又は類似の作用を有するものとしては、運搬用パレットがあり、例えば実開昭57−52424号公報(従来技術1)には、「盤本体1に対して着脱自在な接地支持脚2を設けたもので、複数個のパレットを重ね積みしたときに上下で隣接するパレットの接地支持脚2同士が互いに嵌合するようにカップ形又はほぼカップ形状のものに構成した運搬用パレット」が開示されている。
また、実公昭61−44990号公報(従来技術2)は、「瓶ケース積載用パレット」に関し、「側面にフォーク挿込部を有し、上面に複数個の瓶ケースを載置するように構成した瓶ケース積載用パレットにおいて、複数個の瓶ケースの底部を各別に格子目内に遊嵌できるように、上面に格子状に配した凸部を形成する一方、前記上面の格子目内に遊挿状態で載置される複数個の瓶ケースの上端部を集合状態で遊嵌できるように、下面周縁にのみ凸部を形成してなる瓶ケース積載用パレット」の開示がある。
更に、実開平3−87641号公報(従来技術3)には、「パレット」に関し、「デッキボード2上面に、その長さ方向にのびた上部滑り止め凹凸条3が設けられるとともに、左右のけた4の下面に、その長さ方向にのびた下部滑り止め凹凸条5が設けられており、パレット1積み重ね時、上位パレット1の下部滑り止め凹凸条5と下位パレット1の上部滑り止め凹凸条3とが交差するようになされているパレット」の開示がある。
上述した従来技術1乃至3パレットは、それぞれ上下に積み重ねた場合、互いに滑らないようにする作用を有する構造である。
また、通箱に関しては、特許第3022616号公報(従来技術4)、特許第3168357号公報(従来技術5)及び登録実用新案公報第3075171号(従来技術6)に開示がある。
従来技術4は、「底板と、この底板の四周に立設される4枚の側板と、これらの側板の上部に設けられる上補強枠とを備えた通い箱において、前記側板のうち対向する一対の第1及び第2側板は高さ方向の中間位置と前記底板及び上補強枠との接合部近傍にそれぞれヒンジ部を有し、かつ、対向する他方の一対の第3および第4側板は少なくとも前記底板側および上補強枠側のいずれか一方の接合部の近傍にヒンジ部を有し、前記第1および第2側板の内側に該側板の内側への折畳み時に内側に折り畳まれる補強補助板を添設し、前記底板側および上補強枠側の一方は、上方または下方に突出するL字形水平断面の突起を箱の四隅に有し、かつ、他方は、前記側板をヒンジ部を介して内側に折畳んだときに、前記突起と嵌合する係合部を有することを特徴とする折畳み可能な通い箱」の技術開示がある。
従来技術5は、「箱体、通箱の梱包方法」に係り、「空のチューブ容器が収納された箱体を、各段毎に1個ずつとなるように複数段重ねると共に、最上段の箱体に蓋体を被せ、かつ該複数段の箱体を、それらの側面を覆う合成樹脂フイルムと、箱体同士を相互に分離しないように縛る紐とで一体に梱包することを特徴とする箱体、通箱の梱包方法」の開示がある。
更に従来技術6は、「通い箱の組立固定治具」であり、「背面に荷崩れ防止用凸部を突設した中央連結部3と、当該中央連結部の両側にヒンジ4を介して折り曲げ自在に連設され、中央連結部の前面側で相互が平行に対向する挟持ポジションと、先端が開いた開放ポジションとの間で夫々ヒンジを中心にして回動自在な一対の挟持部1、2と、両挟持部の前面に少なくとも一対設けられ相互の係合により挟持部の挟持ポジションを保持固定する雌雄の筒状突起からなる固定手段とを備え、中央連結部3で箱の上面開口側を跨いで、通い箱の側壁の重ね合わせ接合個所を挟持部で挟持固定する」という構成の開示がある。
上述の従来技術4は、折り畳むことが可能な通い箱であり、従来技術5は、複数段に積み重ねた通箱を分離しないように縛る梱包方法である。また、従来技術6は、上下に積み重ねた通い箱を固定する手段を備えたものである。
実開昭57−52424号公報 実公昭61−44990号公報 実開平3−87641号公報 特許第3022616号公報 特許第3168357号公報 登録実用新案公報第3075171号
通箱の構造は、段積み可能にするために、下方の通箱の上面開口部と、その上方の通箱の底面とが密着する構造を有し、かつ運搬中などに水平方向にずれないように嵌合可能な形状を有する構造である。このような構造であるため、従来は、部品等の被運搬物を入れた通箱を数段段積みして、納入先などの他の場所に移動後、他の作業者によって箱内に入れた被運搬物の種類や数量を確認する場合、箱内を視認することが出来ず、一々数段に積み上げた上部の通箱を持ち上げて下方の通箱の中の被運搬物を確認するしかなかった。特に重量の重い複数の種類の部品や部材などを他所に運搬する場合は、個々の通箱を持ち上げる作業が非常に困難であり、指などを箱に挟まれて怪我をするという危険を伴う問題があった。更に作業員によって持ち上げるのが困難である場合もあった。
また、通箱は、その中に入れられる被運搬物の高さが通箱の開口上面(ツラ面)より上方へ突出する高さである場合、段積みが不可能となり運搬することができないという課題があった。
この発明は、上記課題を解決するために、通箱において、可動可能な可動部を設け、可動した可動部の第1の停止位置が、通箱の上面位置とは間隔を空けて上方に位置し、第1の停止位置において他の通箱を支持可能であることを特徴とする通箱を提案する。この発明によれば、可動部を第1の停止位置において上方に通箱を支持した状態で、下方の通箱の上面と上方の通箱の底面とが密着せず間隔が空いているので、わずかな隙間があればそこから目をこらせば通箱の中を確認することができる。
また、通箱において、可動可能な可動部を通箱の対向する側面にそれぞれ上下方向へ回動可能に設け、上方向へ回動した第1の停止位置が、通箱の上面位置とは間隔を空けて上方に位置し、第1の停止位置において他の通箱を支持可能であり、かつ可動部を下方向へ回動した第2の停止位置が、通箱の上面位置よりも下方に位置するとともに通箱の上面開口部が開放されることを特徴とする通箱を提案する。この発明によれば、通箱の上面が開放されるので、箱体内に何も入れていない保管時には、従来通り場所を取らないように通常下の通箱の開口部の中に、上方の通箱の底面を嵌入させたりして段積みにされて保管できる。そしてさらに第2の停止位置を設けることで可動部が風などにより通箱とあたり騒音がでるようなこともない。
更に、可動部が、第1の停止位置において固定手段により固定可能である0015欄又は0016欄記載の通箱を提案する。この発明によれば、可動部が第1の停止位置で固定されるので、運搬中に振動で可動部が可動してしまい、上方の箱がくずれてしまうようなことがない。
更にまた、通箱を段積みする際、上部の通箱が、下部の通箱の可動部の第1の停止位置に対応する底面位置に嵌合凹部を形成した上記0015欄乃至0017に記載の通箱を提案する。この発明によれば、可動部が第1の停止位置で上方の通箱の底面の嵌合凹部と嵌合されるので、運搬中に振動で可動部が可動してしまい、上方の箱がくずれてしまうようなことがない。
また、通箱を段積みする際、第1の停止位置にある可動部は、上部の通箱の底面を、垂直方向に支持する垂直支持部と、水平方向の動きを規制する水平規制部とを有する0015欄乃至0018欄記載の通箱を提案する。この発明によれば、可動部が第1の停止位置で上方の通箱を垂直支持部によって支持し、水平規制部によって水平方向の動きを規制するので運搬中に上方の通箱が水平方向に崩れることがない。
更に、可動部の第1の停止位置が、通箱の上面位置よりも5mm以上の隙間を形成しつつ上方に位置し、第1の停止位置において他の通箱を支持可能であるとともに隙間より内部を視認可能である0015欄乃至0019欄記載の通箱を提案する。この発明によれば、上方の通箱の底面と、下方の通箱の上面との間隔を5mm以上開けることができ内部の部品の数量を目を凝らすこともなく容易に即座に数えることができる。
この発明は、部品、部材等の運搬品が通箱の内部に入っている状態において、段積みされている場合でも、可動部によって上部の通箱の底面と下部の通箱の上開口面との間に間隔ができ、内部を直視可能となったため、従来のように通箱内部を確認するために上部の通箱を持ち上げる必要がなくなった。
更に、通箱内に物品が入っていない場合は、可動部を上面開口部より下部に位置する第2の停止位置に移動させて、上面開口部を開放することにより、従来のように通箱の底面を、下方の通箱の上面開口部に嵌合させて複数段の段積み状態で保管することが可能である。
可動部を上面開口部より間隔を空けて上方の停止位置において上部の通箱を支持することができるため、箱体内部の高さより高いものを入れて搬送可能となった。
更にまた、請求項3の構成であると、可動部が第1停止位置において固定手段により固定されるため、安全性が高まる。
この請求項2記載の発明によれば、通箱の上面が開放されるので、箱体内に何も入れていない保管時には、従来通り場所を取らないように通常下の通箱の開口部の中に、上方の通箱の底面を嵌入させたりして段積みにされて保管できる。そしてさらに第2の停止位置を設けることで可動部が風などにより通箱とあたり騒音がでるようなこともない。
請求項3記載の発明によれば、可動部が第1の停止位置で固定されるので、運搬中に振動で可動部が可動してしまい、上方の箱がくずれてしまうようなことがなく、安全性が向上した。
請求項4記載の発明によれば、可動部が第1の停止位置で上方の通箱の底面の嵌合凹部と嵌合されるので、運搬中に振動で可動部が可動してしまい、上方の箱がくずれてしまうようなことがない。
請求項5記載の発明によれば、可動部が第1の停止位置で上方の通箱を垂直支持部によって支持し、水平規制部によって水平方向の動きを規制するので運搬中に上方の通箱が水平方向に崩れることがない。
上記請求項3乃至請求項5の構成であると、可動部が第1停止位置の状態において上部と下部の通箱の段積み状態が安定する効果がある。
請求項6記載の発明によれば、上方の通箱の底面と、下方の通箱の上面との間隔を5mm以上開けることができ内部の部品の数量を数えることができる。発明者による綿密なる実験によって下方の通箱の上面との間隔を5mm未満であると、懐中電灯などで光を入れて見ようとしても視認出来ないが、5mm以上の間隔があれば、直ぐに箱体の内部を視認でき数量を計数することが可能となる。
この発明の実施形態を示す図1乃至図9に基づいて説明する。尚、この明細書において水平、垂直、高さの高低など記載は、特別な断りの無い限り、通常通箱を水平面に底面で接するように置いた状態における水平、垂直、高さの高低を意味する。
通箱は、本体の箱体1が、一般的に適度な硬度を有する硬質合成樹脂、金属等で形成され、底面板からなる底部2とその四辺に立設される4枚の側面板からなる側部3からなり、上面に上面開口部4を有する箱体である。箱体1は、可動可能な可動部5(把手部5)を設け、可動した可動部5の第1の停止位置Aが、箱体1の上面開口部位置よりも間隔を空けて上方に位置し、第1の停止位置Aにおいて他の通箱を支持可能である。
図1乃至図4は、この発明の第1実施形態を示す。図1に示す通箱は、可動可能な可動部5aを、箱体1の対向する側部3a、3aにそれぞれ上下方向へ回動可能に設ける。この実施形態では、それぞれ対向する側部3aの上辺に、上辺に亘って貫通する又は両端部にのみ形成された回動中心孔31を設けており、回動中心孔31の両端開口部に可動部5aの回動中心軸51の端部を挿入し、回動中心軸を中心として可動部5aを上下方向へ回動可能としている。
可動部5aは、鋼鉄製などの硬度を有する棒状体からなり、それぞれの端部の回動軸51から直角方向に曲げられた水平支持部52(水平方向規制部)、水平支持部52から別の直角方向へ連続して曲げられる垂直支持部53(垂直支持部)、及びそれぞれの垂直支持部53との間に形成される2本の平行な箱体支持部54から形成される。箱体支持部54は、それぞれの垂直支持部53、53の略上端部の間に架設される内側支持部54bと、垂直支持部53、53に連続するそれぞれの斜め部540、540の上端部の間に架設される外側支持部54aとからなる。2本の箱体支持部54a、54bは、互いに平行であるが、可動部5aが、第1の停止位置Aに停止した状態では、外側支持部54aの方が、箱体1の外側でかつやや高い位置に停止する。斜め部540と箱体支持部54aは、上方に支持する通箱の側面を東西南北4方向に水平方向規制する。
可動部5aの水平支持部52、52は、可動部5aが設けられる側部3a、3aの両側の側部3b、3b方向へ直角に曲げられた通常3〜10cm程度の直線部分であり、可動部5aが回動中心軸51を回動中心にして、上方向へ回動した第1の停止位置Aにおいて、水平支持部受部32に水平に載置された状態になる。水平支持部52の長さは、通箱全体の大きさに比例するため、この長さに限らない。この状態のとき垂直支持部53は、通箱が水平面に通常底部2を下にして置かれた状態で垂直方向になる。垂直支持部53は、35〜15cm程度の長さであり、少なくとも上部の通箱が段積みされたときに間隔から視認可能な高さがあればよいが、通箱全体の大きさに比例するため、この寸法に限らない。57は、補強板であり、水平支持部52と垂直支持部53の直角部分に設けられた補強用の三角状金属板からなる。
可動部5aが設けられる側部3a、3aの両側の側部3b、3bの上辺に第1固定手段6を設ける。この実施形態では、第1固定手段6は、水平支持部受部32に連続して段差を有する部分に凹状溝部60と、その凹状溝部60の開口部に設けたスプリング付バー61とからなる。スプリング付バー61は、水平支持部52と垂直支持部53の直角に曲がる曲部分が、第1の停止位置Aの状態で凹状溝部60に係合するため、その状態を固定する作用をする。
第1実施形態では、可動部5aは、回動中心孔31に挿入された回動中心軸51を中心に回動し、可動部5aを上方向に回動させて、箱体支持部54が箱体1の上面開口部4の位置よりも間隔を空けて上方に位置して停止した状態を、第1の停止位置Aとする。可動部5aを下方向に回動させて、箱体支持部54に連続する全ての可動部5aを、箱体1の上面開口部4の上面位置よりも下方に位置させた停止位置を第2の停止位置Bとする。第2の停止位置Bにおいて、箱体支持部54の外側支持部54aが、側部3の高さ方向中間部の側面板に接して停止した状態である。
第1実施形態では、可動部5aが第1の停止位置Aの状態のとき、箱体支持部54が、上面開口部4のツラ面(箱体1の側部3の上端面)より、内部を視認可能な程度に上部の位置にあり、箱体支持部54の外側支持部54aと内側支持部54bにより上部の通箱の箱体の底部2と側部3間の稜部の両側面に接して上部の通箱を支持する。
箱体支持部54は、箱体1の底部2と可動部5aのある側部3a、3aの間の稜部に平行なため、上部の通箱の箱体の底部2から側部3に接して上部の通箱を支持することが可能である。
図5乃至図8は、この発明の第2実施形態を示す。図5に示す通箱は、可動可能な可動部5bを、箱体1の対向する側部3a、3aにそれぞれ上下方向へ回動可能に設ける。この実施形態では、それぞれ対向する側部3aの上辺に、上辺に亘って貫通する又は両端部にのみ形成された回動中心孔31を設けており、回動中心孔31の両端開口部に可動部5bの回動中心軸51の端部を挿入し、回動中心軸を中心として可動部5bを上下方向へ回動可能としている。
第2実施形態の可動部5bは、2本の平行な鋼鉄製などの硬度を有する棒状体からなる箱体支持部55を有し、2本の棒状体からなる箱体支持部55は、両端で回動枠56に連続して形成される。回動枠56は、可動部5bの回動中心軸方向から視た形状は、ほぼコ字状である。回動枠56は、可動部5bの両端部であり、それぞれの回動中心軸51から直角方向に曲げられた側面視コ字形状の最初の直線部である第1回動枠56a、第1回動枠56aから更に略同じ方向に直角方向に曲げられた側面視コ字形状の中間直線部の第2回動枠56b、更に同じ方向で直角方向に曲げられた側面視コ字形状の最後の第3回動枠である三角状支持部56cを、それぞれ有している。三角状支持部56cは側面視三角状であり、可動部5bが設けられる側部3a、3aの両側の側部3b、3bに、可動部5bが回動して第1の停止位置Cで停止した状態で水平に接することが可能な支持部560を有している。
それぞれの第1回動枠56aと第2回動枠56bが連続する曲部分との間に、棒状体からなる箱体支持部55の外側支持部55aを架設する。同様に、それぞれの第2回動枠56bと三角状支持部56cが連続する曲部分との間に、棒状体からなる箱体支持部55の内側支持部55bを架設する。内側支持部55bは、可動部5bの第1の停止位置Cにおいて外側支持部55aに平行であるがやや低い位置になるように形成される。
第2実施形態における第2固定手段7は、図8に示す固定用クリップからなる。固定用クリップ7は、可動部5bが回動して第1の停止位置Cで停止した状態で支持部560を、可動部5bが設けられる側部3a、3aの両側の側部3b、3bの上辺に固定する作用を有する。
第2実施形態では、可動部5bは、回動中心孔31に挿入された回動中心軸51を中心に回動し、可動部5bを上方向に回動させて、2本の箱体支持部55a、55bが箱体1の上面開口部4の位置よりも間隔を空けて上方に位置して停止した状態を、第1の停止位置Cとする。この状態において、可動部5bの支持部560は、可動部5bが設けられる側部3a、3aの両側の側部3b、3bの上辺に水平に接して支持する。
また、可動部5bを下方向に回動させて、箱体支持部55を含む全ての可動部5bを、箱体1の上面開口部4の上面位置よりも下方に位置させた停止位置を第2の停止位置Dとする。第2の停止位置Dにおいて、箱体支持部55は、外側支持部55aが側部3の高さ方向中間部の側面板に接して停止した状態である。
第2実施形態では、可動部5bが第1の停止位置Cの状態のとき、箱体支持部55が、上面開口部4のツラ面(箱体1の側部3の上端面)より、内部を視認可能な程度に上部の位置にあり、外側支持部55aと、内側支持部55bは、箱体1の底部2の可動部5bのある側部3a、3aの稜部に平行なため、上部の通箱の箱体の底部2から側部3に接して上部の通箱を支持する。
また、上述した第1実施形態及及び第2実施形態に共通する通箱の構成として、下部の通箱の可動部5の第1の停止位置A又はCに対応する上部の箱体1の底部2の底面側に、直線状の嵌合凹部8を形成する。即ち第1実施形態の通箱の箱体1において、下部の通箱の可動部5aの箱体支持部54の第1の停止位置Aに対応する上部の箱体1の底部2の底面側に、直線状の嵌合凹部8を形成することも可能である。また、第2実施形態の通箱の箱体1において、下部の通箱の可動部5bの箱体支持部55の外側支持部55a、及び/又は内側支持部55bの第1の停止位置Cに対応する上部の箱体1の底部2の底面側に、直線状の嵌合凹部8を形成することも可能である。また嵌合凹部8と箱体支持部54とは、嵌合しているので、運搬中の車両が路面の凹凸によりジャンプしても段積みされた箱体1は崩れないが、更に激しい振動があっても崩れないようするため、箱体支持部54と、箱体1の底部2とが固定されるようにしてもよい。この場合第2固定手段7の一端が、箱体1の底部2に嵌合され、第2固定手段7の他端が箱体支持部54のいずれかに嵌合されるようにしてもよい。
この発明は、上述したように通箱の可動部5を回動して2つの停止位置を変えることによって、部品、部材等の運搬品が通箱の内部に入る段積みされた状況でも、可動部によって上部の通箱の底面と下部の通箱の上面開口部との間に間隔ができているため、通箱を持ち上げることなく、直接内部の視認可能となり、作業性が向上した。
更に、通箱内に物品が入っていない場合は、可動部を上面開口部より下部に位置する第2の停止位置に移動させて、上面開口部を開放することにより、従来のように通箱の底面を、下方の通箱の上面開口部に嵌合させて複数段の段積み状態で保管することができる。
尚、この発明の他の実施形態としては、可動部5は箱体1の両端上部に直線方向に可動可能な複数本の棒状の把手としてもよい。可動部5が直線方向の可動可能な構成では、水平方向に可動させて一端部で他の通箱を支持するように固定してもよいし、垂直方向に可動させて上端部で他の通箱を支持するように固定してもよい。
更に、可動部5は、直方体、棒、球体であっても第1の停止位置Aで停止できれば、請求項4に記載した発明のように、段積みする上方の通箱の箱体1の底面2に、その可動部5と嵌合可能な嵌合凹部があれば運搬中に外れ難い。
通箱を段積みする際、第1の停止位置にある可動部5は、上部の通箱の底面2を、垂直方向に支持する垂直支持部と、水平方向の動きを規制する水平規制部とを有する。この発明の第1実施形態においては、垂直支持部は、垂直支持部53であり、水平規制部は、箱体支持部54の外側支持部54aである。またこの発明の第2実施形態においては、垂直支持部は、回動枠56であり、水平規制部は、箱体支持部55の外側支持部55aである。
更にまた、他の実施形態としては、可動部5が通箱の箱体1の両端上部に回動可能或いは直線方向(但し垂直方向に可動させる場合、上端部で固定する)に可動可能な複数本の棒状の把手とした場合、垂直支持部と水平規制部は異なる棒であり、段積みする上方の通箱の底面が垂直支持部に当接され、段積みする上方の通箱の箱体1の側面3が水平規制部の棒に当接されるようにしてもよい。そして、例えば、垂直支持部(内側支持部54b)と水平規制部(外側支持部54aに斜め部540を一体化した棒)それぞれの棒は完全な別体でも、本実施例の如くの垂直支持部(内側支持部54b)と水平規制部(外側支持部54a、斜め部540)が斜め部540のように一部が接合する同一体でもよい。
また、この発明の別の実施形態として、可動部5が、通箱の箱体1の4隅に回動可能或いは直線方向(但し垂直方向に可動させる場合上端部で固定する)に可動可能な物体とした場合、垂直支持部と水平規制部は異なる物体であり、段積みする上方の通箱の箱体1の底面2が垂直支持部に当接され、段積みする上方の通箱の箱体1の側面3が水平規制部の物体に当接されるようにしてもよい。そして垂直支持部と水平規制部それぞれの物体は完全な別体でも一部が接合する同一体でもよい。また尚水平方向の規制は複数方向(例えば東西南北4方向)であることが好ましく、この場合車両運搬される際、加減速、旋回時に段積みされた通箱がくずれない。
また、箱体支持部54、箱体1の上端部、および底部2と一部に懐中電灯を挟持するなどして一時固定し、箱体1の内部を照らして、容易に確認できるようにしてもよい。
可動部5は、第1の停止位置が、通箱の上面開口部4の位置よりも5mm以上の隙間を形成しつつ上方に位置し、第1の停止位置において他の通箱を支持可能であるとともに隙間より内部を視認可能である。
この発明は、工場内の部品、部材、材料などの移動や、納入先への部品、部材、材料などの納入に使用する通箱として非常に利用可能性が高い。通箱内に被運搬品を入れた状態で段積みした運、納入の場合でも、そのままの状態で通箱の中が視認可能なため、従来のように個々に通箱の一つ上の通箱を、それぞれ持ち上げて中味の品種、数量などの確認を行う作業がなくなった。
この発明の第1実施形態を示し、可動部が第1の停止位置の状態の部分斜視図 この発明の第1実施形態を示し、可動部が第2の停止位置の状態の部分斜視図 この発明の第1実施形態を示し、可動部が第1の停止位置の状態で通箱を段積みした状態の斜視図 この発明の第1実施形態を示し、可動部が第1の停止位置の状態における固定手段を示す拡大部分図 この発明の第2実施形態を示し、可動部が第1の停止位置の状態の部分斜視図 この発明の第2実施形態を示し、可動部が第1の停止位置の状態で通箱を段積みした状態の斜視図 この発明の第2実施形態を示し、可動部が第2の停止位置の状態で通箱を段積みした状態の斜視図 この発明の第2実施形態を示し、可動部が第1の停止位置の状態における固定手段を示す拡大部分図 この発明の実施形態を示し、箱体の底面図
符号の説明
1 箱体
2 底部(底面)
3 側部(側面)
3a 可動部を有する側部
31 回動中心孔
3b 可動部を有しない側部
32 水平支持部受部
4 上面開口部
5 可動部(把手部)
5a 可動部(第1実施形態)
51 回動中心軸
52 水平支持部
53 垂直支持部
54 箱体支持部
54a 外側支持部
54b 内側支持部
540 斜め部
57 補強板
5b 可動部(第2実施形態)
51 回動中心軸
55 箱体支持部
55a 外側支持部
55b 内側支持部
56 回動枠
56a 第1回動枠
56b 第2回動枠
56c 三角支持部
560 支持部
6 第1固定手段(第1実施形態)
60 凹状溝部
61 スプリング付バー
7 第2固定手段(固定用クリップ)
8 嵌合凹部

Claims (6)

  1. 通箱において、可動可能な可動部を設け、可動した可動部の第1の停止位置が、通箱の上面位置とは間隔を空けて上方に位置し、第1の停止位置において他の通箱を支持可能であることを特徴とする通箱。
  2. 通箱において、可動可能な可動部を通箱の対向する側面にそれぞれ上下方向へ回動可能に設け、上方向へ回動した第1の停止位置が、通箱の上面位置とは間隔を空けて上方に位置し、第1の停止位置において他の通箱を支持可能であり、かつ可動部を下方向へ回動した第2の停止位置が、通箱の上面位置よりも下方に位置するとともに通箱の上面開口部が開放されることを特徴とする通箱。
  3. 可動部が、第1の停止位置において固定手段により固定可能であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の通箱。
  4. 通箱を段積みする際、上部の通箱が、下部の通箱の可動部の第1の停止位置に対応する底面位置に嵌合凹部を形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の通箱。
  5. 通箱を段積みする際、第1の停止位置にある可動部が、上部の通箱の底面を、垂直方向に支持する垂直支持部と、水平方向の動きを規制する水平規制部とを有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の通箱。
  6. 可動部の第1の停止位置が、通箱の上面位置よりも5mm以上の隙間を形成しつつ上方に位置し、第1の停止位置において他の通箱を支持可能であるとともに隙間より内部を視認可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の通箱。
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