JPH0748500Y2 - 組立式運搬箱 - Google Patents

組立式運搬箱

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JPH0748500Y2
JPH0748500Y2 JP9957389U JP9957389U JPH0748500Y2 JP H0748500 Y2 JPH0748500 Y2 JP H0748500Y2 JP 9957389 U JP9957389 U JP 9957389U JP 9957389 U JP9957389 U JP 9957389U JP H0748500 Y2 JPH0748500 Y2 JP H0748500Y2
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JP
Japan
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plate portion
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rectangular plate
attached
shape
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JP9957389U
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JPH0338714U (ja
Inventor
弘一 柏原
Original Assignee
千代田梱包工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本案は物品の輸送用箱、特に図面,生花,その他外力に
対して抵抗力が小さい細長い物品あるいは巻込み,折畳
みなどにより形態を変化させて収納する物品の輸送,保
管用組立式運搬箱に関する。
〔従来の技術〕
物品の輸送用収納容器には物品の種類,形状の如何に関
わらず、専ら四角形断面のダンボール箱や筒などが用い
られ、収納物品を衝撃などから保護するには箱内に緩衝
材を用いるのが一般的である。
また、物品の形態の保型に注意を要するもの、崩れやす
い物品の収納には上面,側面の開放が可能な組立式の容
器が適しており、チューリップのような細長い生花、コ
イル状に細長に巻いた紙などの収納には三角形断面の組
立て式筒状容器を用いれば、容器がこわれ難く、しかも
物品の収納,取出しが容易である(実開昭60-123312号
参照)。
〔考案が解決しようとする課題〕
三角形断面の組立式筒状容器によれば、胴部は厚紙の三
角形構成により堅牢となるが、その組立てに問題があ
る。すなわち、実開昭60-123312号公報に示された容器
は、第6図に示す断面三角形の筒状体Bを構成する一辺
の両端に、第5図に示すような三角壁部21を付設し、該
壁部21の2辺にさらに支持部22,22を付設したものであ
った。したがって、第5図のような厚紙の展開形状から
物品を収納して第6図の運搬箱に組立てるには、両支持
部22,22をまず、直角に内側に折曲げ、次に三角壁部21
を直角に折曲げて起立させ、底板部26上に物品を載置
し、その状態を保持させたまま左右両側板部27,28を60
°の角度に折り曲げ、さらに跨り部23を対向側部上に折
り重ね、跨り部23の両端に設けた補強部24を三角壁部21
の外面に重ね、該補強部24の一部に付設された折返し縁
25を三角壁部21と筒状体間の隙間に差し込むことによっ
て行われるものと思われるが、この構造に限らず、厚紙
の折返しによる一般の組立式の箱では全体が組み上げら
れてはじめて定型に保型されることになるものが多く、
上例では物品を底板部26上に載置した後、両支持部22を
底板部26上に支え、現状に戻ろうとする三角壁部21,21
を直角に起立した姿勢を強制的に保持したままで箱の組
立てを行わなければならない。これは、通常のダンボー
ル箱のように上面開放の箱体内に物品を収納し、ついで
施蓋すればよいいものと比較して大きな違いであり、ひ
いては梱包の作業性を低下させる大きな原因となってい
る。
本案の目的は上記問題点を解消し、組立て並びに梱包の
作業性を容易ならしめた組立式運搬箱を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本案による組立式運搬箱にお
いては、中央矩形板部及びその両側にそれぞれ60°の角
度をなして起立させた左右側矩形板部によって形成され
る断面三角形の筒状体と、前記左又は右側矩形板部に付
設され、前記筒状体の一辺を覆って係止させる被覆板部
と、中央矩形板部の両端に付設され、前記筒状体の両端
開口を封止させる三角形状の端板部と、該端板部の一辺
に付設され、前記筒状体の底部に着座させて該端板部を
起立姿勢に保持させる保型板部と、該保型板部に付設さ
れた支え縁とを有し、該支え縁の基部に挿込孔を開口
し、前記左又は右側矩形板部の端縁に前記支え縁の挿込
孔に差し込んで前記端板部を定位置に保型させる差込縁
を設けたものである。
〔実施例〕
以下に本案の実施例を図によって説明する。
第1図は本案組立式運搬箱の展開図、第2図は組立状態
を示す斜視図である。図において、本案の運搬箱は段ボ
ール紙などの厚紙の裁断並びに折曲げによって構成する
もので、板面を、第2図に示す筒状体Aの胴部を形成す
る中央矩形板部1と、その両側に連設した左右側矩形板
部2,3とを互いに折曲線l1,l2によって区画形成し、さら
に左側矩形板部2の一側縁には前記各矩形板部と略同形
で第3図に示す両側側矩形板部2,3の突き合せ縁eを越
えて右側矩形板部3の外面を覆う覆板部4とを有してい
る。図中l3は覆板部4の折曲げ線である。覆板部4の外
縁には差込縁5を付設し、該差込縁5を差込む挿込孔6
を前記中央矩形板部1と右側矩形板部3間の折曲線l1
に開口する。一方、中央矩形板部1の両端には正三角形
状の端板部7を一体に付設し、該端板部7の一辺には中
央矩形板部1と同一幅の方形の保型板部8を設け、他辺
には端末処理用の折曲縁9を設ける。さらに前記折曲縁
9に隣接する保型板部8の一辺には支え縁10を付設す
る。
なお、折曲縁9及び保型板部8を端板部7に対して直角
に折曲げ、さらに支え縁10を保型板部8に対し、60°の
角度をなして折り曲げたときに支え縁10と折曲縁9とが
同一平面で突き合されるように各々の部材の形状を設定
する。一方、支え縁10の基部に挿込孔11を開口し、第3
図に示すように、対応する右側矩形板部3の端縁には前
記支え縁10の挿込孔11内に係止させる差込縁12を設け
る。
第1図に示す展開状の厚紙から箱を組立るときには、各
折曲線l1,l2で板面を折曲するに先立ち、第3図に示す
ように中央矩形板部1の両端に形成された端板部7を垂
直に起立させる。次に保型板部8を内側に折曲げ、保型
板部8の底縁を中央矩形板部1と左側矩形板部2間の折
曲線l2上に着座させ、折曲縁9及び支え縁10をそれぞれ
内側に折返して右側矩形板部3を折曲線l1で折曲し、差
込縁12を支え縁の挿込孔11内に差し込む、これによって
第4図のように中央矩形板部1と右側矩形板部3と両端
板部7とで囲まれた断面V型で一面が開放された箱型に
保型される。この一面が開放された箱型内に物品を収納
し、開放部を左側矩形板部2で施蓋し、さらに覆板部4
を右側矩形板部3の外面にあてがい、差込縁5を対応す
る挿込孔6内に差し込んで第2図のように組立てを完了
する。
なお、以上実施例において、左側矩形板部2と右側矩形
板部3とを区別して説明したが、両者の区別は説明の便
宜上のもので、第1図の展開形状を逆方向から扱えば左
右は反対となる。
〔考案の効果〕
以上のように本案によるときには、中央矩形板部1の両
端の端板部7を起立させ、保型板部8,支え縁10及び折曲
縁9をそれぞれ所定角度に折曲した後、右(又は左)側
矩形板部3に付された差込縁12を支え縁10の挿込孔11内
に挿入することによって一面開放の自立した三角形状の
箱を形成でき、その状態で箱内に物品を収納した後、他
方の左(又は右)側矩形板部2で開口を施蓋し、覆板部
4を前記右(又は左)側矩形板部3の外面に重ねて差込
縁5を挿込孔6内に係合させればよいため、箱の組立て
並びに物品の梱包が容易であり、ひいては物品の運搬管
理の作業性を向上できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案の一実施例を示す展開図、第2図は組立状
態を示す一部の斜視図、第3図,第4図は組立要領を示
す要部の斜視図、第5図は従来の組立式包装容器の展開
図、第6図は第5図の組立状態を示す斜視図である。 A……筒状体、1……中央矩形板部 2……左側矩形板部、3……右側矩形板部 4……覆板部、5,12……差込縁 6,11……挿込孔、7……端板部 8……保型板部、9……折曲縁 10……支え縁、l1〜l3……折曲線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央矩形板部及びその両側にそれぞれ60°
    の角度をなして起立させた左右側矩形板部によって形成
    される断面三角形の筒状体と、前記左又は右側矩形板部
    に付設され、前記筒状体の一辺を覆って係止させる被覆
    板部と、中央矩形板部の両端に付設され、前記筒状体の
    両端開口を封止させる三角形状の端板部と、該端板部の
    一辺に付設され、前記筒状体の低部に着座させて該端板
    部を起立姿勢に保持させる保型板部と、該保型板部に付
    設された支え縁とを有し、該支え縁の基部に挿込孔を開
    口し、前記左又は右側矩形板部の端縁に前記支え縁の挿
    込孔に差し込んで前記端板部を定位置に保型させる差込
    縁を設けたことを特徴とする組立式運搬箱。
JP9957389U 1989-08-25 1989-08-25 組立式運搬箱 Expired - Lifetime JPH0748500Y2 (ja)

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JP9957389U JPH0748500Y2 (ja) 1989-08-25 1989-08-25 組立式運搬箱

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JP9957389U JPH0748500Y2 (ja) 1989-08-25 1989-08-25 組立式運搬箱

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Publication Number Publication Date
JPH0338714U JPH0338714U (ja) 1991-04-15
JPH0748500Y2 true JPH0748500Y2 (ja) 1995-11-08

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ID=31648616

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JP4703465B2 (ja) * 2006-03-30 2011-06-15 小林製薬株式会社 清掃用物品
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