JP4799241B2 - 清掃用物品 - Google Patents

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本発明は、清掃用物品に関し、より詳しくは、水洗トイレの便器などの清掃に好適な清掃用物品に関する。
トイレの便器などの清掃に用いられる清掃用物品として、例えば、特許文献1に開示された構成が知られている。この清掃用物品は、水解性不織布又は水溶性パルプ紙から構成される二層の間に水解性パルプを含む中間層を挟んで構成されたパッドからなり、界面活性剤などの洗浄剤組成物を含むことを特徴とするものである。
このパッドは、清掃具本体の先端に設けられた挟持部に挟持して便器などの清掃を行うことができ、清掃終了後は清掃具本体の手元操作でパッドを取り外し、水洗トイレの場合にはそのまま水で流すことができる。
特開2006−6456号公報
ところが、上記従来の清掃用物品は、清掃具本体と共に使用する必要があることから、コスト高になるだけでなく、清掃具本体に対する取り付けや取り外しが煩雑であるという問題があった。
また、清掃用物品自体は使い捨て可能であるのに対し、清掃具本体は継続して使用するものであることから、清掃中に清掃具本体に付着した汚れによって雑菌が繁殖し易いという問題があった。特に便器内のたまり水部分を清掃する場合には、清掃具本体の挟持部が必然的に水中に浸漬されるため、衛生上の問題が避けられなかった。
さらに、界面活性剤は、水解性不織布又は水溶性パルプ紙と、水とが接触し難くなるように特定の表面にコーティングされておらず、擦り洗い性の点で満足のいくものではなかった。
本発明は、このような問題を解決すべくなされたものであって、清掃作業を効率良く衛生的に行うことができる清掃用物品の提供を目的とする。
本発明の前記目的は、水解性材料からなり筒状に曲げ可能なシート状の物品本体の一部に、界面活性剤を含む水浸透遅延剤によるコーティング部が形成されており、前記コーティング部は、前記物品本体が筒状の状態で長手方向の一方側に位置するように形成されており、前記物品本体の前記コーティング部における水解指数の、コーティング前の水解指数に対する比は、1.4以上8以下であり、前記物品本体における前記コーティング部と水浸透遅延剤によるコーティングのない非コーティング部との境界には、撥水加工が施されている清掃用物品により達成される。
この清掃用物品は、前記物品本体が筒状の状態における、前記コーティング部長さの全長に対する比が、0.07より大きく0.63より小さいことが好ましい。
また、清掃用物品は、前記物品本体の側縁に設けられた差込片と、前記物品本体に形成された差込部とを更に備えることが好ましく、前記差込部への前記差込片の挿入により、前記物品本体が筒状に保持可能に構成される。
前記界面活性剤は、アニオン性界面活性剤及び/又は両性界面活性剤であることが好ましい。
また、前記物品本体は、2層以上の多層抄き板紙からなり、1層あたりの付量が25〜130g/mとされ、且つ、離解性を阻害する添加剤を含まないものであることが好ましい。
本発明によれば、清掃具本体と共に使用する必要がないため、清掃後には全てを流し捨てることが可能であり、清掃作業を効率良く衛生的に行える擦り洗い性、流通性及び形状安定性に優れた清掃用物品を提供することができる。
以下、本発明の実態形態について添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかる清掃用物品の平面図である。
図1に示すように、清掃用物品1は、水解性材料からなる矩形シート状の物品本体10を備えており、物品本体10における長手方向の側縁の一方側に差込片2が設けられて構成されている。物品本体10は、差込片2側から略等間隔に、長手方向に沿って延びる複数の折罫4a,4b,4cを有しており、差込片2から最も離れた折罫4cに沿って差込部6が形成されている。差込部6は、差込片2に対応する高さ位置に切り込み状に形成されており、折罫4cは、差込部6により分断されている。差込片2は、物品本体10と折罫を介さずに一体的に連接されている。
物品本体10の水解性材料としては、不織布、紙、フィルムやこれらの積層体を例示することができ、乾燥時において剛性および強度に優れるものが好ましい。水解性材料が紙の場合には、パルプを水解性バインダーで2層以上の多層に抄紙する際に、サイズ剤(水の浸透を阻害するもの)、紙力増強剤(繊維間の結合を強くするもの)などの離解性を阻害する材料を添加することなく、1層あたりの付量が25〜130g/mとなるように調整して得られる板紙であることが好ましい。このような材料からなる清掃用物品1は、乾燥時(使用時)には良好な剛性が得られる一方、水中では各層が速やかに分離して離解し、かつ一定水流によってシート状から繊維状に崩壊することで廃棄が容易である。例えば、本物品1で便器内を清掃後、便器内の水溜り部などに廃棄して水で流すことができる。
物品本体10は、水解が容易すぎると、清掃中すぐに剛性および強度が低下して形状を安定に保持できず、擦り洗いする際に力が込め難くなるため使用感が低下する。一方、水解がし難いと剛性および強度が低下せず流通性が劣るため廃棄時に便器内や配水管に詰まりやすくなる。したがって、物品本体10の水解性を表す水解指数は、5以上14以下が好ましく、6以上12以下がより好ましく、7以上11以下が更に好ましい。水解指数の測定方法は、後述する。
物品本体10には、界面活性剤を含む液状の水浸透遅延剤が長手方向の一方側の表面にコーティングされて、コーティング部10aが形成されている。
本発明でいう「水浸透遅延剤」とは、水解性材料の表面をコーティングすることにより水解性材料への水の浸透を遅延させる薬剤をいう。
界面活性剤は、αオレフィンスルホネート,アルキルベンゼンスルホネート,アルカンスルホネート及びアルキルスルホネート等のスルホネート系、アルキルサルフェートなどのサルフェート系、アルキルエーテルサルフェートなどのエーテルサルフェート系のアニオン性界面活性剤;ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルなどの非イオン性界面活性剤;アルキルジメチル酢酸ベタイン、アルキルジメチルアミンオキシド、アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリウムベタイン、アルキルアミドプロピルベタインなどの両性界面活性剤;塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジデシルジメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミドなどのカチオン性界面活性剤を例示することができ、物品本体にコーティングすると、物体表面にゲル皮膜を形成し、優れた水浸透遅延性を発揮する観点からは、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤が特に好ましい。これらは1種単独で使用されてもよいし、また2種以上を任意に組み合わせて使用することもできる。2種以上を組み合わせる場合は、アニオン性界面活性剤と両性界面活性剤との組み合わせが特に好ましい。
水浸透遅延剤中の界面活性剤の配合割合は、良好な水浸透遅延性が得られるように界面活性剤の種類に応じて適宜設定すればよく、通常は、5〜100重量%である。水浸透遅延剤は、界面活性剤以外に、消泡剤、着色料、研磨剤、着香料、殺菌剤、除菌剤、漂白成分、溶剤、防汚剤、消臭剤、キレート剤、pH調整剤、粘度調整剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、撥水剤などの他の成分を含んでいてもよく、必要に応じて残部を水や他の溶媒で調整することにより製造することができる。一例を挙げると、界面活性剤としてポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸Na(25%水溶液)を98重量%、消泡剤としてシリコンを1重量%、着色料として青色一号を1重量%配合した水浸透遅延剤を、物品本体10の先端から6〜7cmの帯状部分全体に塗布することにより、コーティング部10aを形成することができる。
以上の構成を備える清掃用物品1は、未使用時においては、拡げた状態でコンパクトに保管することができる。一方、使用時は、物品本体10を折罫4a,4b,4cで順次折り曲げると共に、差込片2を内側に折り曲げて差込部6に挿入することにより、図2に端面図で示すように、清掃用物品1を三角筒状に保持することができる。そして、筒状の物品本体10におけるコーティング部10aとは反対側の端部を把持し、コーティング部10aをトイレの便器内面などに押し当てて、汚れを擦り取る。このように清掃用物品1を筒状にすることで、手が便器に触れることなく便器を十分な力で擦ることができ、清掃作業を衛生的に効率良く行うことができる。物品本体10のコーティング部10aには、切欠部を設けるなどして、筒状に折り曲げたときに角部やへら部が形成されるようにしてもよい。
本実施形態の清掃用物品1は、物品本体10が筒状の状態で長手方向の一方側に水浸透遅延剤のコーティング部10aを有するので、便器を清掃する際に、コーティング部10aを便器の溜まり水部分などに浸漬させても、すぐには水解せずに剛性および強度をしばらく保つことができる。したがって、水中を含めた便器の清掃作業を効率よく行うことができる。また、水浸透遅延剤のコーティング部10aと非コーティング部との境界に、撥水剤などにより撥水加工を施すこともできる。これにより、非コーティング部への水の浸漬を抑制したり、物品本体10の剛性を高めることができる。前記撥水剤としては、アクリル系、シリコン系、フッ素系等の撥水剤を用いることができる。その際、撥水部分のコッブ吸水度(JIS P 8140に準じて測定)が50〜300g/mになるように塗工するのがのぞましい。コッブ吸水度が50g/m未満の場合、いつまでも水がしみ込まず便器内や配水管などに詰まってしまう恐れがあり、300g/mを超える場合、撥水機能そのものを果たさなくなるからである。
物品本体10におけるコーティング部10aの水解指数は、水浸透遅延剤によって、コーティング前の物品本体10の水解指数よりも大きくなる。但し、水解指数が大きくなり過ぎると、便器と当接するコーティング部10aの剛性が高くなって清掃面とのフィット感が低下し、更に、非コーティング部との剛性の差が大きくなることで、清掃中にコーティング部と非コーティング部との間で折れやすくなり、使用感が低下する。後述する実験結果によれば、コーティング部10aにおける水解指数の、物品本体10のコーティング前の水解指数に対する比(水解指数比)は、1より大きく10より小さいことが好ましい。
なお、本実施形態の清掃用物品1は、差込部6が折罫4cに沿って切り込み状に形成されており、清掃用物品1を折罫4cで折り曲げたときに、差込部6が自然にスリット状に開口するので、差込片2を差込部6に容易に挿入することができる。差込部6の形成位置は、差込片2の挿入により物品本体10を筒状に保持できる限り、他の位置であってもよい。
また、物品本体10の側縁に連接する差込片2の基端部には折罫が形成されていないので、折り曲げられた差込片2は、撓みの復元力によって筒状内面を押圧するように接触する。これにより、清掃用物品1は、清掃中に差込片2が差込部6から脱落するおそれがなく、筒状の状態が確実に保持される。使用時における清掃用物品1の形状は、必ずしも三角筒状である必要はなく、四角筒状やそれ以上の多角筒状としてもよいが、差込片2による筒状内面の押圧力を高めて物品本体10の筒形状を確実に保持する観点からは、差込片2の曲げ角度が最も大きい三角筒状とすることが好ましい。また、清掃用物品1に折罫を設けずに、清掃用物品1を多角筒状、円筒状、楕円筒状などに保持可能としても良く、この場合も差込部6に挿入された差込片2が、撓みにより筒状内面を押圧するように構成することができる。
上述のように、物品本体10は、差込片2および差込部6を設けることで筒状を保持できる構成が好ましいが、コーティング部10aによって清掃作業中の剛性及び強度を保つことができるため、筒状に曲げ可能である限り、筒状を保持可能な構成までは要求されない。
物品本体10におけるコーティング部10aの形成位置は、筒状の状態で長手方向の一方側にコーティング部10aが位置する限り、本実施形態のものに限定されない。例えば、矩形状の物品本体10が長辺に沿って曲げ可能とされている場合には、物品本体10の短辺に沿う方向が筒状の長手方向となるので、コーティング部10aを長辺に沿って形成するようにしてもよい。
物品本体10が筒状の状態において、物品本体10の全長eに対してコーティング部10aの長さfが長すぎると、清掃用物品1を把持する際にコーティング部10aに手が触れてべたつき等を生じ、使用感が低下するおそれがある。一方、コーティング部10aの長さfが短すぎると、清掃作業中にコーティング部10aよりも上方まで水中に浸漬してコーティング部10aを設けた効果が十分発揮できないおそれがある。後述する実験結果によれば、コーティング部10aの長さfの全長eに対する比(f/e)は、0.07より大きく0.63より小さいことが好ましい。
清掃終了後は、水洗トイレの場合は便器内に廃棄して水で流すことができ、衛生的である。便器内の水中に廃棄された清掃用物品1は、コーティング部10aに水浸透遅延効果が生じているものの、最終的には水が全体に行き渡る。そして、清掃用物品1自体の水解性によって強度が低下し、差込片2が差込部6から自然に外れてシート状となり、フラッシュ時の水流によって容易に便器内から配水管へと流通することができる。この結果、清掃用物品1が便器内や配水管などに詰まるおそれがなく、容易且つ確実に廃棄することができる。
清掃用物品1が紙材からなる場合、紙目の方向が筒状の長手方向と直交するように形成することが好ましい。清掃用物品1は、水中で紙目の方向に拡がろうとするため、廃棄時に差込片2が差込部6から外れ易くなり、便器内や配水管などへの詰まりをより確実に防止することができる。
実施例および比較例に基づき、本発明を更に詳細に説明する。但し、本発明の内容は、以下の実施例に限定されるものではない。
物品本体10の形状は、図1に示すように5.7×15cmの矩形状とし、長手方向の先端部にコーティング部10aを形成した。コーティング部10aの長さfの全長eに対する比(f/e)は、0.43とした。
コーティング部10aの形成に用いる水浸透遅延剤の界面活性剤を種々変えることで、コーティング部10aにおける水解指数の、物品本体10のコーティング前の水解指数に対する比(水解指数比)をパラメータとし、使用感の評価を行った(実施例1〜17)。この結果を表1に示す。
水解指数は、以下のパイプ法で測定した。まず、物品本体10と同じ材料および厚みからなる試験片を5×5cmの大きさにカットし、直径が約70mmの1000mLメスシリンダーに約400mL収容した蒸留水に投入する。そして、このメスシリンダーを約1秒で上下逆にして、更に約1秒で元に戻し、この一連の動作を「水解指数1」とする。これを繰り返し行い、試験片が均一に分解するまでの水解指数をカウントする。物品本体10の水解指数の調整は、例えば、物品本体10の目付け(厚み)の増減などで行うことができる。
コーティング部10aの水解指数の測定においては、メスシリンダーの蒸留水に試験片を投下した際に水浸透遅延剤によって泡立ちが発生し、この泡によるクッション効果で水解指数を正確に測定できなくなるおそれがあることから、蒸留水中に予め消泡剤(シリコン)を1%濃度となるように添加する。なお、添加する消泡剤は、その後の使用感の評価に影響を与えないことを確認済みである。
物品本体10の水解性材料としては、パルプを抄紙する際に、離解性を阻害するサイズ剤等の添加剤を添加することなく、層間強度(TAPPI UM522)が0.51MPa、密度が0.59g/cm、一層あたりの付量が64g/mとなるように調整された、坪量が450g/mからなる7層抄きの板紙を使用した。この物品本体10の水解指数は10であった。
Figure 0004799241
表1において、使用感の評価は、擦り洗い性(清掃面との接触部に十分な力を加えて擦ることができるか)、流通性(フラッシュにより便器内および配水管などへの詰まりを生じることなく廃棄可能か)、及び折れ性(使用中に力を加えたときにコーティング部10aと非コーティング部との間で折れることがないか)の3項目について行い、全ての項目に満足できる場合を「◎」、いずれかの項目に問題がある場合を「×」、その中間を良い方から「○」及び「△」とする4段階で評価した。
表1から明らかなように、物品本体のコーティング部における水解指数の、コーティング前の水解指数に対する比は、1より大きく10より小さいことが好ましく、1.1以上9.8以下がより好ましく、1.4以上8.0以下が更に好ましい。
一方、物品本体10にコーティング部10aを設けない比較例について使用感の評価を行ったところ、水中での擦り洗い性に問題を生じる結果、評価は「×」であった。
次に、実施例13の構成(水解指数比2.1)において、コーティング部10aの長さfの全長eに対する比(f/e)をパラメータとして、上記と同様に使用感の評価を行った(実施例18〜25)。この結果を表2に示す。
Figure 0004799241
表2から明らかなように、f/eの値は、0.07より大きく0.63より小さいことが好ましく、0.10以上0.53以下がより好ましく、0.13以上0.50以下が更に好ましい。
本発明の一実施形態にかかる清掃用物品の平面図である。 図1に示す清掃用物品を筒状としたときの端面図である。
符号の説明
1 清掃用物品
2 差込片
4a,4b,4c 折罫
6 差込部
10 物品本体
10a コーティング部

Claims (5)

  1. 水解性材料からなり筒状に曲げ可能なシート状の物品本体の一部に、界面活性剤を含む水浸透遅延剤によるコーティング部が形成されており、前記コーティング部は、前記物品本体が筒状の状態で長手方向の一方側に位置するように形成されており、前記物品本体の前記コーティング部における水解指数の、コーティング前の水解指数に対する比は、1.4以上8以下であり、
    前記物品本体における前記コーティング部と水浸透遅延剤によるコーティングのない非コーティング部との境界には、撥水加工が施されている清掃用物品。
  2. 前記物品本体が筒状の状態における、前記コーティング部長さの全長に対する比は、0.07より大きく0.63より小さい請求項1に記載の清掃用物品。
  3. 前記物品本体の側縁に設けられた差込片と、前記物品本体に形成された差込部とを更に備え、前記差込部への前記差込片の挿入により、前記物品本体が筒状に保持可能に構成された請求項1または2に記載の清掃用物品。
  4. 前記界面活性剤は、アニオン性界面活性剤及び/又は両性界面活性剤である請求項1からのいずれかに記載の清掃用物品。
  5. 前記物品本体は、2層以上の多層抄き板紙からなり、1層あたりの付量が25〜130g/m2とされ、且つ、離解性を阻害する添加剤を含まない請求項1からのいずれかに記載の清掃用物品。
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