JP3289083B2 - 梱包器具 - Google Patents
梱包器具Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空調機器その他の機器
類等の被梱包物を挟持して梱包の用に供する梱包器具に
関する。
類等の被梱包物を挟持して梱包の用に供する梱包器具に
関する。
【0002】
【従来の技術】空調機器等、外装が比較的強固な被梱包
物を梱包するための梱包資材として、箱状の紙段ボール
の内側に被梱包物の上下外形に略々沿った凹凸面を形成
する合成樹脂製発泡体を配設した箱状のものが知られて
おり、これを被梱包物の上下に当てて、紐等で全体を結
束し梱包している。これによれば、一応過剰梱包資材を
用いることなく被梱包物を梱包でき、また、被梱包物を
損傷しにくい状態で運搬が可能となっている。
物を梱包するための梱包資材として、箱状の紙段ボール
の内側に被梱包物の上下外形に略々沿った凹凸面を形成
する合成樹脂製発泡体を配設した箱状のものが知られて
おり、これを被梱包物の上下に当てて、紐等で全体を結
束し梱包している。これによれば、一応過剰梱包資材を
用いることなく被梱包物を梱包でき、また、被梱包物を
損傷しにくい状態で運搬が可能となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如き梱包資材では、被梱包物を梱包はできるものの、上
下の梱包資材同士を保管乃至運搬する時には、互いに積
み重ねて空間的に省スペース化することができないのみ
ならず、両者を積み重ね、或いは被梱包物を梱包した状
態において多段に積み重ねた場合、各段の被梱包物がず
れて荷くずれを起こすことがあった。しかも紐等による
結束の位置がずれるおそれがあって必ずしも安定的な結
束ができず、また、手掛け或いはフォークリフト等によ
る運搬に際しても、単に底面を支持するだけであるの
で、確実な保持が保証されない等の問題があった。
如き梱包資材では、被梱包物を梱包はできるものの、上
下の梱包資材同士を保管乃至運搬する時には、互いに積
み重ねて空間的に省スペース化することができないのみ
ならず、両者を積み重ね、或いは被梱包物を梱包した状
態において多段に積み重ねた場合、各段の被梱包物がず
れて荷くずれを起こすことがあった。しかも紐等による
結束の位置がずれるおそれがあって必ずしも安定的な結
束ができず、また、手掛け或いはフォークリフト等によ
る運搬に際しても、単に底面を支持するだけであるの
で、確実な保持が保証されない等の問題があった。
【0004】本発明は上記の如き問題点に着眼してなし
たものであり、その目的とするところは、被梱包物をコ
ンパクトにかつ確実に梱包でき、運搬も梱包器具を損傷
させるおそれなく安定して確実に行え、梱包器具同士の
積み重ねも安定して行うことができ、いずれの場合も確
実な結束ができる梱包器具を提供せんとするものであ
る。
たものであり、その目的とするところは、被梱包物をコ
ンパクトにかつ確実に梱包でき、運搬も梱包器具を損傷
させるおそれなく安定して確実に行え、梱包器具同士の
積み重ねも安定して行うことができ、いずれの場合も確
実な結束ができる梱包器具を提供せんとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、被梱包物の上下を挟着状態に保持する載置
保持体と天面保持体とからなる梱包器具であって、載置
保持体は、被梱包物の外郭寸法よりも若干大きい底板に
周壁部を形成し、この底板の周壁部の内側に対向して被
梱包物の底隅部付近を載置可能な載置台を複数個突設
し、載置台の下方を空間部とすると共に補強リブを配設
し、周壁部外側から上記空間部に連通する把持用手掛穴
乃至フォークリフト爪挿入孔を形成して構成し、天面保
持体は、被梱包物の外郭寸法よりも若干大きい天板に周
壁を形成し、周壁の下端部を前記載置保持体の周壁部の
上端部に嵌合する嵌合縁とすると共に上端部を前記載置
保持体の周壁部の下端部に嵌合する嵌合縁とし、天板外
面に結束紐案内凹部を形成して構成し、載置保持体と天
面保持体とが互いに嵌合して積み重ね可能として梱包器
具を構成したことを特徴とする。
の本発明は、被梱包物の上下を挟着状態に保持する載置
保持体と天面保持体とからなる梱包器具であって、載置
保持体は、被梱包物の外郭寸法よりも若干大きい底板に
周壁部を形成し、この底板の周壁部の内側に対向して被
梱包物の底隅部付近を載置可能な載置台を複数個突設
し、載置台の下方を空間部とすると共に補強リブを配設
し、周壁部外側から上記空間部に連通する把持用手掛穴
乃至フォークリフト爪挿入孔を形成して構成し、天面保
持体は、被梱包物の外郭寸法よりも若干大きい天板に周
壁を形成し、周壁の下端部を前記載置保持体の周壁部の
上端部に嵌合する嵌合縁とすると共に上端部を前記載置
保持体の周壁部の下端部に嵌合する嵌合縁とし、天板外
面に結束紐案内凹部を形成して構成し、載置保持体と天
面保持体とが互いに嵌合して積み重ね可能として梱包器
具を構成したことを特徴とする。
【0006】上記において、載置保持体の周壁部は、底
板の周縁から立設した壁とすることもでき、或いは垂下
した壁とすることもでき、或いは上下両方向に形成する
こともできる。また、把持用手掛穴は小穴でよいが、フ
ォークリフト爪挿入孔は対向壁に貫通状態で形成するの
が好ましく、この場合には、底板に把持用手掛穴を別に
形成してもよい。
板の周縁から立設した壁とすることもでき、或いは垂下
した壁とすることもでき、或いは上下両方向に形成する
こともできる。また、把持用手掛穴は小穴でよいが、フ
ォークリフト爪挿入孔は対向壁に貫通状態で形成するの
が好ましく、この場合には、底板に把持用手掛穴を別に
形成してもよい。
【0007】
【作用】梱包状態のもの同士を多段に積み重ねた場合、
下段の天面保持体の上面と、上段の載置保持体の底面と
がその周囲で嵌合し、また、載置保持体と天面保持体の
梱包器具のみを互いの周壁端部を嵌合させて嵌合状態で
積み重ねることができる。被梱包物は載置保持体の載置
台と天面保持体によって保持され、両保持体内で梱包さ
れる。いずれであっても、結束材案内凹部によって結束
が安定し、載置台はその裏側の補強リブによって保形さ
れ、かつ載置台裏側の空間部がそのまま把持用手掛或い
はフォークリフト爪挿入に利用することができ、補強リ
ブはこの場合の補強も兼ねることになる。
下段の天面保持体の上面と、上段の載置保持体の底面と
がその周囲で嵌合し、また、載置保持体と天面保持体の
梱包器具のみを互いの周壁端部を嵌合させて嵌合状態で
積み重ねることができる。被梱包物は載置保持体の載置
台と天面保持体によって保持され、両保持体内で梱包さ
れる。いずれであっても、結束材案内凹部によって結束
が安定し、載置台はその裏側の補強リブによって保形さ
れ、かつ載置台裏側の空間部がそのまま把持用手掛或い
はフォークリフト爪挿入に利用することができ、補強リ
ブはこの場合の補強も兼ねることになる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面によって説明
する。図1〜図4は第一の実施例を示し、図5〜8は第
二の実施例を示している。
する。図1〜図4は第一の実施例を示し、図5〜8は第
二の実施例を示している。
【0009】第一の実施例において、梱包器具は、被梱
包物の下側を保持する硬質材製例えば合成樹脂製の載置
保持体1とその上側を保持する同様素材の天面保持体2
とからなっている。両保持体1、2の外形は、被梱包物
の外形に対応した任意形状として形成することができる
が、図示では矩形状の例を示してある。
包物の下側を保持する硬質材製例えば合成樹脂製の載置
保持体1とその上側を保持する同様素材の天面保持体2
とからなっている。両保持体1、2の外形は、被梱包物
の外形に対応した任意形状として形成することができる
が、図示では矩形状の例を示してある。
【0010】載置保持体1は、被梱包物の外側に沿う若
干高さの周壁部4を矩形状の底板3の周縁から立上げ形
成し得るように被梱包物の外郭寸法よりも若干大形に形
成してあり、この底板3の四隅部の周壁部の内側に、被
梱包物の底隅部付近を載置可能な載置台5を周壁部4よ
りも低い高さで底板3よりも上方に突出して形成し、こ
の載置台5の下面を他の底板3部分よりも上方位置とな
るようにして、載置台5下方に空間部6を形成し、かつ
この空間部6内に補強リブ7好ましくは円筒状リブと格
子状リブとを組み合わせた補強リブを立設し、周壁部4
の隅部付近から上記空間部6内に開口して把持用手掛穴
部8を形成してなっている。
干高さの周壁部4を矩形状の底板3の周縁から立上げ形
成し得るように被梱包物の外郭寸法よりも若干大形に形
成してあり、この底板3の四隅部の周壁部の内側に、被
梱包物の底隅部付近を載置可能な載置台5を周壁部4よ
りも低い高さで底板3よりも上方に突出して形成し、こ
の載置台5の下面を他の底板3部分よりも上方位置とな
るようにして、載置台5下方に空間部6を形成し、かつ
この空間部6内に補強リブ7好ましくは円筒状リブと格
子状リブとを組み合わせた補強リブを立設し、周壁部4
の隅部付近から上記空間部6内に開口して把持用手掛穴
部8を形成してなっている。
【0011】なお、底板3内に水抜き用貫通孔を形成し
ておくと、洗浄時の水切り等に好適である。また、載置
台5の1箇所5aを他の載置台5と異なった形状として
形成しておけば、方向性のある被梱包物を載置する時
に、載置方向が分かりやすく好ましい。さらに、載置保
持体1の外郭形状の一部、例えば1つの隅部4aを他の
隅部と異なった形状の隅部として形成しておけば、載置
保持体1を積み重ねた時の撓みを防止できて好ましい。
ておくと、洗浄時の水切り等に好適である。また、載置
台5の1箇所5aを他の載置台5と異なった形状として
形成しておけば、方向性のある被梱包物を載置する時
に、載置方向が分かりやすく好ましい。さらに、載置保
持体1の外郭形状の一部、例えば1つの隅部4aを他の
隅部と異なった形状の隅部として形成しておけば、載置
保持体1を積み重ねた時の撓みを防止できて好ましい。
【0012】天面保持体2は、上記載置保持体1と略同
形の外郭寸法を有し、被梱包物の外側に沿う適宜高さの
周壁10を矩形状の天板9の周縁から垂下形成し、周壁
10の下端部を折曲して上記載置保持体1の周壁部4の
上端部に被嵌する嵌合縁11とし、天板9の内面に弾性
を有する合成樹脂発泡体12を貼着し、発泡体12は被
梱包物の天面部を納め得るように該天面部と対応した凹
凸形状としてあり、天板9の外面の両側寄り対称位置に
紐等の結束材が巻き回されかつずれないようになるため
の結束材案内凹部13を凹溝状に少なくとも2本形成し
てなっている。
形の外郭寸法を有し、被梱包物の外側に沿う適宜高さの
周壁10を矩形状の天板9の周縁から垂下形成し、周壁
10の下端部を折曲して上記載置保持体1の周壁部4の
上端部に被嵌する嵌合縁11とし、天板9の内面に弾性
を有する合成樹脂発泡体12を貼着し、発泡体12は被
梱包物の天面部を納め得るように該天面部と対応した凹
凸形状としてあり、天板9の外面の両側寄り対称位置に
紐等の結束材が巻き回されかつずれないようになるため
の結束材案内凹部13を凹溝状に少なくとも2本形成し
てなっている。
【0013】上記周壁10の上端縁部は、載置保持体1
の周壁部4の下端部の内側に嵌合するように設定してあ
る。 天板保持体2の外郭形状の一部、例えば一隅部10
aを他の隅部と異なった形状の隅部として形成しておけ
ば、方向性のある被梱包物を載置する時に、載置方向が
分かりやすく、かつ、天面保持体2を積み重ねた時の撓
みを防止できて好ましい。
の周壁部4の下端部の内側に嵌合するように設定してあ
る。 天板保持体2の外郭形状の一部、例えば一隅部10
aを他の隅部と異なった形状の隅部として形成しておけ
ば、方向性のある被梱包物を載置する時に、載置方向が
分かりやすく、かつ、天面保持体2を積み重ねた時の撓
みを防止できて好ましい。
【0014】上記構成の梱包器具は、図2に示す如く、
載置保持体1の載置台5上に被梱包物Wを納めれば、被
梱包物Wは載置保持体1上において、載置台5によって
定置されかつ周壁部4によって囲われて安定し、載置台
5は下方の空間部6と補強リブ7とによって緩衝性を保
ちつつ強固に支持される。天面保持体2を被梱包物Wの
天面部に被着すれば、内側の発泡体12によって被梱包
物Wの天面部が緩衝効果を以て定置されかつ周壁10に
よって囲われて安定する。結束材案内凹部13を利用し
て載置保持体1と天面保持体2の外側に紐等の結束材S
を巻き回せば、結束材Sがずれるおそれがないので、梱
包が確実かつ安定して行われる。載置保持体1の内側或
いは天面保持体2の内側の隙間部分に適宜部品等を収納
できることは勿論である。
載置保持体1の載置台5上に被梱包物Wを納めれば、被
梱包物Wは載置保持体1上において、載置台5によって
定置されかつ周壁部4によって囲われて安定し、載置台
5は下方の空間部6と補強リブ7とによって緩衝性を保
ちつつ強固に支持される。天面保持体2を被梱包物Wの
天面部に被着すれば、内側の発泡体12によって被梱包
物Wの天面部が緩衝効果を以て定置されかつ周壁10に
よって囲われて安定する。結束材案内凹部13を利用し
て載置保持体1と天面保持体2の外側に紐等の結束材S
を巻き回せば、結束材Sがずれるおそれがないので、梱
包が確実かつ安定して行われる。載置保持体1の内側或
いは天面保持体2の内側の隙間部分に適宜部品等を収納
できることは勿論である。
【0015】上記のような梱包状態において、載置台5
の下側部分に周壁部4から形成してある把持用手掛穴部
8に手指を差し込めば、梱包物が運搬しやすくなると共
に、被梱包物Wの荷重を支承する部分を把持することに
なるので、把持が安定し、かつ載置保持体1の変形、損
傷を防止することができる。さらに、この梱包状態のも
のを多段に積み重ねた場合、下段の天面保持体2の上面
と、上段の載置保持体1の底面とがその周囲で嵌合し互
いにずれるおそれを防止することができる。
の下側部分に周壁部4から形成してある把持用手掛穴部
8に手指を差し込めば、梱包物が運搬しやすくなると共
に、被梱包物Wの荷重を支承する部分を把持することに
なるので、把持が安定し、かつ載置保持体1の変形、損
傷を防止することができる。さらに、この梱包状態のも
のを多段に積み重ねた場合、下段の天面保持体2の上面
と、上段の載置保持体1の底面とがその周囲で嵌合し互
いにずれるおそれを防止することができる。
【0016】また、図3に示すように、載置保持体1と
天面保持体2とを互いに嵌合させて積み重ねることがで
き、この場合、上記構成によって両保持体1,2いずれ
も高さを必要以上にとることなく形成できると共に、嵌
合構造によって、省スペース化と安定性を図って積み重
ねることができる。また、積み重ねた両保持体を結束材
によって確実かつ安定して結束することもできる。
天面保持体2とを互いに嵌合させて積み重ねることがで
き、この場合、上記構成によって両保持体1,2いずれ
も高さを必要以上にとることなく形成できると共に、嵌
合構造によって、省スペース化と安定性を図って積み重
ねることができる。また、積み重ねた両保持体を結束材
によって確実かつ安定して結束することもできる。
【0017】図5以下は、上記とは異なる本発明の別の
一実施例を示したものである。この梱包器具における載
置保持体1Aは、被梱包物の外側に沿う若干高さの小突
起としての周壁部4Aを矩形状の底板3Aの周縁より若
干内方位置に立ち上げ形成し、底板3Aの周端から一定
の高さ確保と外観上の化粧を兼ねた若干長さの周壁部4
Bを垂下形成し、底板3Aの隅部例えば対向両側部に上
記周壁部4Aよりも低い高さの載置台5Aを突設し、こ
の載置台5Aは同高の補強用縦リブを多数形成した凹凸
面5Bを有して形成し、載置台5Aの下側に空間部6A
を形成し、かつこの空間部6A内に、補強リブ7Aを形
成すると共に、対向両側の周壁部4B,4Bに貫通した
フォークリフト爪挿入孔14Aを少なくとも平坦な上面
を有して形成し、底板3Aの中央部には上下貫通した開
口を形成して把持用手掛穴部8Aを兼用させてある。な
お、前記実施例同様に、水抜き用貫通孔を形成し、一隅
部を他の隅部と異なる形状とする等することができる。
一実施例を示したものである。この梱包器具における載
置保持体1Aは、被梱包物の外側に沿う若干高さの小突
起としての周壁部4Aを矩形状の底板3Aの周縁より若
干内方位置に立ち上げ形成し、底板3Aの周端から一定
の高さ確保と外観上の化粧を兼ねた若干長さの周壁部4
Bを垂下形成し、底板3Aの隅部例えば対向両側部に上
記周壁部4Aよりも低い高さの載置台5Aを突設し、こ
の載置台5Aは同高の補強用縦リブを多数形成した凹凸
面5Bを有して形成し、載置台5Aの下側に空間部6A
を形成し、かつこの空間部6A内に、補強リブ7Aを形
成すると共に、対向両側の周壁部4B,4Bに貫通した
フォークリフト爪挿入孔14Aを少なくとも平坦な上面
を有して形成し、底板3Aの中央部には上下貫通した開
口を形成して把持用手掛穴部8Aを兼用させてある。な
お、前記実施例同様に、水抜き用貫通孔を形成し、一隅
部を他の隅部と異なる形状とする等することができる。
【0018】天面保持体2Aは、前記実施例同様に、天
板9A、周壁10A、上記周壁部4A及びその外側に嵌
合する嵌合縁11A、天板9A内面に貼着した弾性を有
する合成樹脂発泡体12A、結束材案内凹部13Aを少
なくとも有して形成してある。なお、周壁10Aの上端
縁部は、載置保持体1Aの周壁部4Bの下端部の内側に
嵌合するように設定することができ、天面保持体2Aの
外郭形状の一部を他の部分と異なった形状とすることが
できることは前記と同様である。
板9A、周壁10A、上記周壁部4A及びその外側に嵌
合する嵌合縁11A、天板9A内面に貼着した弾性を有
する合成樹脂発泡体12A、結束材案内凹部13Aを少
なくとも有して形成してある。なお、周壁10Aの上端
縁部は、載置保持体1Aの周壁部4Bの下端部の内側に
嵌合するように設定することができ、天面保持体2Aの
外郭形状の一部を他の部分と異なった形状とすることが
できることは前記と同様である。
【0019】上記構成の梱包器具は、図6に示す如く、
載置保持体1Aの周壁部4A内側において載置台5A上
に被梱包物Wを納め、天面保持体2Aを被嵌して、全体
を結束材Sで結束して梱包することができることは前記
と同様である。被梱包物Wは載置台5A上に強固に支持
され、しかも、フォークリフトで運搬するような場合に
は、この載置台5A下側をその爪で支持することになる
ので、安定した運搬ができると同時に、梱包器具さらに
は被梱包物を損傷させることなく安全に運搬が可能とな
る。フォークリフト爪挿入孔14Aは勿論人手で運搬す
る際の把持用手掛穴として利用することができる。さら
に、上記梱包状態のものを多段に積み重ね、前記同様に
互いにずれるおそれを防止することができる。また、図
7に示すように、載置保持体1Aと天面保持体2Aとの
みを互いに嵌合させて積み重ねることができることも前
記のとおりである。
載置保持体1Aの周壁部4A内側において載置台5A上
に被梱包物Wを納め、天面保持体2Aを被嵌して、全体
を結束材Sで結束して梱包することができることは前記
と同様である。被梱包物Wは載置台5A上に強固に支持
され、しかも、フォークリフトで運搬するような場合に
は、この載置台5A下側をその爪で支持することになる
ので、安定した運搬ができると同時に、梱包器具さらに
は被梱包物を損傷させることなく安全に運搬が可能とな
る。フォークリフト爪挿入孔14Aは勿論人手で運搬す
る際の把持用手掛穴として利用することができる。さら
に、上記梱包状態のものを多段に積み重ね、前記同様に
互いにずれるおそれを防止することができる。また、図
7に示すように、載置保持体1Aと天面保持体2Aとの
みを互いに嵌合させて積み重ねることができることも前
記のとおりである。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、被梱包
物の梱包、梱包解体が極めて簡単な梱包器具を提供する
ことができ、補強リブによって補強された載置台と周壁
部とで被梱包物を定置し、天面保持体内側の発泡体で天
面部を保持し、結束材案内凹部を利用して結束すること
により、コンパクトにかつ安定して安全、確実に被梱包
物を梱包することができる。
物の梱包、梱包解体が極めて簡単な梱包器具を提供する
ことができ、補強リブによって補強された載置台と周壁
部とで被梱包物を定置し、天面保持体内側の発泡体で天
面部を保持し、結束材案内凹部を利用して結束すること
により、コンパクトにかつ安定して安全、確実に被梱包
物を梱包することができる。
【0021】運搬に際しては、被梱包物の荷重を受ける
載置台の下方に形成した孔を利用してフォークリフト運
搬、或いは手掛け運搬等ができるので、運搬を安定して
行うことができると同時に、梱包器具さらには被梱包物
の損傷のおそれを無くすることができる。
載置台の下方に形成した孔を利用してフォークリフト運
搬、或いは手掛け運搬等ができるので、運搬を安定して
行うことができると同時に、梱包器具さらには被梱包物
の損傷のおそれを無くすることができる。
【0022】さらに、梱包状態のもの同士を多段に積み
重ねても互いにずれることなく安定した嵌合状態で積み
重ねることができる。また、梱包器具のみを保管、運搬
するに際して、載置保持体と天面保持体とを互いに嵌合
させた上で結束することができ、かつ安定した嵌合状態
で積み重ねることができる。
重ねても互いにずれることなく安定した嵌合状態で積み
重ねることができる。また、梱包器具のみを保管、運搬
するに際して、載置保持体と天面保持体とを互いに嵌合
させた上で結束することができ、かつ安定した嵌合状態
で積み重ねることができる。
【図1】一実施例に係る梱包器具を示し、(A)は天面
保持体の斜視図、(B)は載置保持体の斜視図である。
保持体の斜視図、(B)は載置保持体の斜視図である。
【図2】図1の梱包器具で被梱包物を梱包した状態の斜
視図である。
視図である。
【図3】図1の梱包器具のみを嵌合した積み重ね状態の
斜視図である。
斜視図である。
【図4】図1の梱包器具の天面保持体と載置保持体とを
分離して示した部分断面図である。
分離して示した部分断面図である。
【図5】別の一実施例に係る梱包器具を示し、(A)は
天面保持体の斜視図、(B)は載置保持体の斜視図であ
る。
天面保持体の斜視図、(B)は載置保持体の斜視図であ
る。
【図6】図5の梱包器具で被梱包物を梱包した状態の斜
視図である。
視図である。
【図7】図5の梱包器具のみを嵌合した積み重ね状態の
斜視図である。
斜視図である。
【図8】図5の梱包器具の天面保持体と載置保持体とを
分離して示した部分断面図である。
分離して示した部分断面図である。
1,1A 載置保持体 2,2A 天面保持体 3,3A 底板 4,4A,4B 周壁部 5,5A 載置台 6 空間部 7,7A 補強リブ 8,8A 把持用手掛穴部 9,9A 天板 10,10A 周壁 11,11A 嵌合縁 12,12A 発泡体 13,13A 結束材案内凹部 14A フォークリフト爪挿入穴
Claims (1)
- 【請求項1】被梱包物の上下を挟着状態に保持する載置
保持体と天面保持体とからなる梱包器具であって、載置
保持体は、被梱包物の外郭寸法よりも若干大きい底板に
周壁部を形成し、この底板の周壁部の内側に対向して被
梱包物の底隅部付近を載置可能な載置台を複数個突設
し、載置台の下方を空間部とすると共に補強リブを配設
し、周壁部外側から上記空間部に連通する把持用手掛穴
乃至フォークリフト爪挿入孔を形成して構成し、天面保
持体は、被梱包物の外郭寸法よりも若干大きい天板に周
壁を形成し、周壁の下端部を前記載置保持体の周壁部の
上端部に嵌合する嵌合縁とすると共に上端部を前記載置
保持体の周壁部の下端部に嵌合する嵌合縁とし、天板外
面に結束紐案内凹部を形成して構成し、載置保持体と天
面保持体とが互いに嵌合して積み重ね可能としてなる構
成を有する梱包器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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