JP2590317Y2 - 折り畳み式トレー - Google Patents

折り畳み式トレー

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JP2590317Y2
JP2590317Y2 JP1992083702U JP8370292U JP2590317Y2 JP 2590317 Y2 JP2590317 Y2 JP 2590317Y2 JP 1992083702 U JP1992083702 U JP 1992083702U JP 8370292 U JP8370292 U JP 8370292U JP 2590317 Y2 JP2590317 Y2 JP 2590317Y2
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千晴 浅井
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Sanko Co Ltd
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Sanko Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、物品搬送用パレットに
載置し、物品を収容し搬送するためのトレーに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、物品の収納されたコンテナをパレ
ットに載置して物品を搬送するもの或いは積載される物
品の形状に合わせた形に成形されたシート、所謂、ダネ
ッジをパレットに載置して物品を搬送するものが知られ
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の物品の収納され
たコンテナをパレットに載置して物品を搬送するものに
あっては、コンテナ中に、種々の形状或いは大きさの物
品を整然と搬送中に移動することなく、しかも、コンテ
ナの収納空間を無駄なく使用し合理的に経済的に収納す
ることは難しく、また、空のコンテナの保管或いは搬送
のために大きな空間を必要としている。
【0004】また、従来の積載される物品の形状に合わ
せた形に成形されたシート、所謂、ダネッジをパレット
に載置して物品を搬送するものにあっては、当然のこと
ながら形状の異なる物品に対しては使用できず汎用性の
点で問題があり、また、空のダネッジを収納或いは搬送
する際にもダネッジを折り畳むことができないために大
きな保管空間を必要としている。
【0005】本考案の目的は、上記のような従来の物品
収納或いは搬送システムが有する課題を解決することが
できる合理的で、しかも、種々の大きさ或いは形状の物
品を載置し搬送することが可能な汎用性のあるトレーを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案は、外壁の所定箇所に立設された支持枠に
穿設された縦長溝、該縦長溝に装着可能な仕切り壁側壁
の下端部近傍に仕切り壁の長手方向に突設された短軸、
トレー本体の周囲に設けられた凹部及び突起が立設され
た中間枠とからなる折り畳み式トレーに関するものであ
る。
【0007】以下に図1乃至図7を用いて本考案の実施
例について説明する。図1において、Bは方形状のトレ
イ本体であり、トレイ本体Bは、トレイ本体Bと後述す
る仕切り壁PとからなるトレーTが載置されるパレット
の上面と略同じ大きさに形成されている。1a,1b,
1c,1dはトレイ本体Bの周囲全体に亘って垂直に立
設された外壁であり(以下、外壁1a,1b,1c,1
dを、単に、「外壁1」ともいう。)、2a,2b,2
c,2dは外壁1の内側に外壁1と平行に所定の間隔を
隔てて垂直に立設された外壁と略同じ高さの内壁であり
(以下、内壁2a,2b,2c,2dを、単に、「内壁
2」ともいう。)、外壁1と内壁2とは底部3により連
結されている。また、4a,4b,4c,4dは外壁1
の四隅の高さを所定長さ高くした支持枠であり(以下、
支持枠4a,4b,4c,4dを、単に、「支持枠4」
ともいう。)、外壁1と一体的に形成されることが好ま
しい。
【0008】5a,5bは相対する内壁、例えば、内壁
2b,2dの間に張設された中間枠であり、6a,6b
及び7a,7bは中間枠5a,5bの両端部近傍の外壁
1b,1dに立設された中間支持枠であり、また、8、
9は内壁2及び中間枠5a,5b間に格子状に張り渡さ
れたリブである。10は外壁1、内壁2及び底部3とで
形成された凹部11a,11b,11c,11d(以
下、凹部11a,11b,11c,11dを、単に、
「凹部11」ともいう。)内に底部3より所定の間隔で
立設された略外壁の高さHに等しい高さの略四角柱状の
突起であり、略四角柱状の突起10は中間枠5a,5b
にも所定の間隔で立設されている。突起10の高さは必
ずしも外壁1の高さと同じにする必要はなく、適宜その
高さを設定することができる。
【0009】外壁1の四隅に立設された支持枠4には、
外壁の高さHより長い縦長溝12a,12b,12c,
12dが穿設されており、中間支持枠6a,6b及び7
a,7bにも同様の縦長溝12e,12f,12g,1
2hが穿設されている(以下、縦長溝12a,12b,
12c,12d、12e,12f,12g,12hを、
単に、「縦長溝12」ともいう。)。
【0010】図2において、P1は凹部11cに装着さ
れた仕切り壁であり、P2は中間枠5b上に立設された
突起10に装着された仕切り壁である(以下、仕切り壁
P1,P2を、単に、「仕切り壁P」ともいう。)。仕
切り壁Pは、図2におけるI−I断面を示す図3に示さ
れているように、中間垂直枠13、中間垂直枠13から
水平方向に延設された所定数の水平枠14a,14b,
14c及び中間垂直枠13の下端部に設けられた下方が
開放された略コの字状の嵌合部15から構成されてい
る。また、仕切り壁Pの長さ方向端部には図2に示され
ているように側壁16a,16bが設けられている。な
お、仕切り壁Pは合成樹脂で一体的に成形することが好
ましい。
【0011】仕切り壁Pの嵌合部15の外側の幅Wは、
凹部11に装着される仕切り壁Pがしっかりと凹部11
内に装着保持されるように凹部11の内側の幅Lに略等
しく構成されており、また、仕切り壁Pの嵌合部15の
内側の幅W’は、略四角柱状の突起10に装着された仕
切り壁Pがしっかりと突起10により保持されるよう
に、突起10の一辺の幅L’に略等しくなるように構成
されている。
【0012】図2に示されているように、仕切り壁Pの
側壁16a,16bの下端部近傍には、仕切り壁Pの長
手方向に突出した短軸17が突設されており、短軸17
は上記の外壁1の四隅に立設された支持枠4及び中間支
持枠6a,6b及び7a,7bに穿設された上述した縦
長溝12に嵌合されている。
【0013】次に、図4及び図5を用いて凹部11aに
装着された仕切り壁P1を折り畳む操作について説明す
る。図4に示されている、凹部11aに仕切り壁P1を
装着し仕切り壁P1が立設された状態から、仕切り壁P
1を仕切り壁P1の下端部が外壁1dの高さHより高く
なるまで上方に持ち上げ、次いで、図4に示されている
矢印方向に仕切り壁P1を倒すと仕切り壁P1は短軸1
7を軸に、図5に示されているようにトレイ本体B上に
折り畳まれる。、また逆に、折り畳まれている仕切り壁
P1を立てる場合には、図5に示されている折り畳まれ
ている状態から仕切り壁P1を短軸17を軸に反時計方
向に垂直になるまで回動し、次いで、仕切り壁P1を凹
部11aに向かって下方向に押し下げることにより、図
4に示されているように仕切り壁P1を立設する。
【0014】図6及び図7を用いて中間枠5bに立設さ
れた仕切り壁P2を折り畳む操作について説明する。図
6に示されている、突起10に仕切り壁P2の嵌合部1
5を嵌合し仕切り壁P2が立設された状態から、仕切り
壁P2を仕切り壁P2の下端部が突起10の高さより高
くなるまで上方に持ち上げ、次いで、図6に示されてい
る矢印方向に仕切り壁P2を倒すと仕切り壁P2は短軸
17を軸に、図7に示されているようにトレイ本体B上
に折り畳まれる。また逆に、折り畳まれている仕切り壁
P2を立てる場合には、図7に示されている折り畳まれ
ている状態から仕切り壁P2を短軸17を軸に反時計方
向に垂直になるまで回動し、次いで、仕切り壁P2を下
方向に押し下げることにより、図6に示されているよう
に仕切り壁P2の嵌合部15を突起10に嵌合させ仕切
り壁P2を立設することができる。
【0015】なお、トレイ本体Bは合成樹脂で一体的に
成形することが好ましく、また、外壁1及び内壁2によ
り仕切り壁P1を保持することができるので、外壁1、
内壁2及び底部3とで形成された凹部11内に立設され
た突起10は省略することができる。更に、凹部11b
及び11dにも必要に応じて適宜仕切り壁Pを装着する
ことができるとともに、上述した仕切り壁P1、P2と
直行する方向に仕切り壁Pを突起10に嵌合し立設する
こともできる。
【0016】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。仕
切り壁を、載置される物品の大きさ或いは形状に合わせ
て適宜トレー本体の凹部に装着或いは突起に嵌合して立
設することができるので、種々の大きさ或いは形状を有
する物品を載置することができる。
【0017】仕切り壁が折り畳み可能に構成されている
ので、空のトレーをコンパクトな状態で保管或いは搬送
することができるので、空のトレーの保管スペースが非
常に少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はトレー本体の斜視図である。
【図2】図2はトレーの斜視図である。
【図3】図3は仕切り壁の図2におけるI−I断面図で
ある。
【図4】図4は仕切り壁が立設した状態を示す一部拡大
図である。
【図5】図5は仕切り壁が折り畳まれた状態を示す一部
拡大図である。
【図6】図5は中間枠に立設された仕切り壁を示す一部
拡大図である。
【図7】図7は中間枠に立設された仕切り壁が折り畳ま
れた状態を示す一部拡大図である。
【符号の説明】
B トレイ本体 P 仕切り壁 T トレイ 1 外壁 2 内壁 4 支持枠 5 中間枠 6 中間支持枠 10 突起 11 凹部 12 縦長溝 17 短軸

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外壁の所定箇所に立設された支持枠に穿設
    された縦長溝、該縦長溝に装着可能な仕切り壁側壁の下
    端部近傍に仕切り壁の長手方向に突設された短軸、トレ
    ー本体の周囲に設けられた凹部及び突起が立設された中
    間枠とからなることを特徴とする折り畳み式トレー。
JP1992083702U 1992-12-04 1992-12-04 折り畳み式トレー Expired - Lifetime JP2590317Y2 (ja)

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JPH0647135U JPH0647135U (ja) 1994-06-28
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KR101509188B1 (ko) * 2013-11-08 2015-04-07 주식회사 아테코 Ssd 트레이 및 ssd 로딩 및 언로딩 장치

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