JP2899560B2 - 積み重ね可能な容器 - Google Patents
積み重ね可能な容器Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、物品を収納する容器に
関する。さらに詳細に述べると、本発明は同様な形状の
容器を上下に積み重ねることができる積み重ね可能な容
器に関する。
関する。さらに詳細に述べると、本発明は同様な形状の
容器を上下に積み重ねることができる積み重ね可能な容
器に関する。
【０００２】
【従来技術】従来、小物や衣類等の物品を収納する収納
容器として、プラスチック材料の成形により製造された
ものが種々知られている。これら公知の容器の中には、
物品を収納した状態で同様な形状の容器を２個又はそれ
以上積み重ねることができるように構成されたものがあ
る。また、容器が空の状態で、同様な形状の容器を上側
の容器が下側の容器に収まるように重ねて、輸送又は店
頭展示状態での占有容積を減少させるようにした形式の
ものも知られている。
容器として、プラスチック材料の成形により製造された
ものが種々知られている。これら公知の容器の中には、
物品を収納した状態で同様な形状の容器を２個又はそれ
以上積み重ねることができるように構成されたものがあ
る。また、容器が空の状態で、同様な形状の容器を上側
の容器が下側の容器に収まるように重ねて、輸送又は店
頭展示状態での占有容積を減少させるようにした形式の
ものも知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、物品収納容
器を、空の状態では上側の容器が下側の容器に収まるよ
うに重ねて、輸送又は店頭展示状態での占有容積を減少
させることができ、物品収納状態では互いに上下に重ね
ることができる使用に便利で、かつ輸送や店頭展示時に
場所をとらない積み重ね可能な容器を提供することを解
決すべき課題とする。
器を、空の状態では上側の容器が下側の容器に収まるよ
うに重ねて、輸送又は店頭展示状態での占有容積を減少
させることができ、物品収納状態では互いに上下に重ね
ることができる使用に便利で、かつ輸送や店頭展示時に
場所をとらない積み重ね可能な容器を提供することを解
決すべき課題とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明による容器は、上方が開口し該上方開口部に
少なくとも一対の対向する上縁部が形成された容器本体
を備える。そして、該容器本体の上縁部の各々に沿って
縁部材が取り付け、該縁部材は、容器本体の内部上方に
張り出した内方位置と、該容器本体の外側に張り出した
外方位置との間を回動可能に容器本体に取り付け、縁部
材がその内方位置において、該容器本体の上方に重ねて
置かれる同様な形状の容器の底部を支持するようにす
る。本発明の特定の態様においては、容器は上方が開口
した容器本体を備え、該容器本体は、側壁が上方開口か
ら下方に向けて内方に傾斜して、同様な形状の容器本体
を、上方の容器本体が下側の容器本体の内部に入るよう
な状態で、上下に重ねることができるように構成され
る。容器本体の該上方開口部には、少なくとも一対の開
口を挟んで対向する上縁部が形成され、該容器本体の上
縁部の各々に沿って縁部材が設けられる。この縁部材
は、容器本体の内部上方に張り出した内方位置と、容器
本体の外側に張り出した外方位置との間をその長さ方向
の軸線まわりに回転可能に容器本体に取り付けられる。
容器本体の底面には、下方にある同様な形状の容器の縁
部材がその内方位置にあるとき、該下方にある容器の該
縁部材に係合する係合脚部が形成される。この構成で
は、上方の容器の容器本体の底面に形成された係合脚部
を、内方位置にある下方の容器の縁部材に係合させて複
数の容器を上下に積み重ねることができる。この場合、
内方位置で上側になる縁部材の面には、容器本体の係合
脚部を受け入れる係合溝を形成する。また、容器本体の
係合脚部には係合爪を形成し、縁部材の前記面に設けた
係合溝には該係合爪に係合する係合突起を該溝の内方に
突出するように形成することが好ましい。容器本体の外
面には、上縁部の下方の位置に外向きに張り出すフラン
ジ部を形成し、外方位置で上側になる縁部材の面には、
上方に位置する同様な形状の容器の容器本体のフランジ
を受ける段部を形成する。
め、本発明による容器は、上方が開口し該上方開口部に
少なくとも一対の対向する上縁部が形成された容器本体
を備える。そして、該容器本体の上縁部の各々に沿って
縁部材が取り付け、該縁部材は、容器本体の内部上方に
張り出した内方位置と、該容器本体の外側に張り出した
外方位置との間を回動可能に容器本体に取り付け、縁部
材がその内方位置において、該容器本体の上方に重ねて
置かれる同様な形状の容器の底部を支持するようにす
る。本発明の特定の態様においては、容器は上方が開口
した容器本体を備え、該容器本体は、側壁が上方開口か
ら下方に向けて内方に傾斜して、同様な形状の容器本体
を、上方の容器本体が下側の容器本体の内部に入るよう
な状態で、上下に重ねることができるように構成され
る。容器本体の該上方開口部には、少なくとも一対の開
口を挟んで対向する上縁部が形成され、該容器本体の上
縁部の各々に沿って縁部材が設けられる。この縁部材
は、容器本体の内部上方に張り出した内方位置と、容器
本体の外側に張り出した外方位置との間をその長さ方向
の軸線まわりに回転可能に容器本体に取り付けられる。
容器本体の底面には、下方にある同様な形状の容器の縁
部材がその内方位置にあるとき、該下方にある容器の該
縁部材に係合する係合脚部が形成される。この構成で
は、上方の容器の容器本体の底面に形成された係合脚部
を、内方位置にある下方の容器の縁部材に係合させて複
数の容器を上下に積み重ねることができる。この場合、
内方位置で上側になる縁部材の面には、容器本体の係合
脚部を受け入れる係合溝を形成する。また、容器本体の
係合脚部には係合爪を形成し、縁部材の前記面に設けた
係合溝には該係合爪に係合する係合突起を該溝の内方に
突出するように形成することが好ましい。容器本体の外
面には、上縁部の下方の位置に外向きに張り出すフラン
ジ部を形成し、外方位置で上側になる縁部材の面には、
上方に位置する同様な形状の容器の容器本体のフランジ
を受ける段部を形成する。
【０００５】本発明においては、さらに、容器本体に形
成される上縁部は直線状とすることが好ましく、また、
一対の上縁部は互いに平行であることが好ましい。容器
本体は、該一対の上縁部から下方に延びる一対の側壁
と、該一対の側壁間にわたって形成された少なくとも一
つの側壁とを備えることができる。本発明においては，
容器本体及び縁部材はポリエチレン又はポリプロピレン
の成形により形成することが好ましい。
成される上縁部は直線状とすることが好ましく、また、
一対の上縁部は互いに平行であることが好ましい。容器
本体は、該一対の上縁部から下方に延びる一対の側壁
と、該一対の側壁間にわたって形成された少なくとも一
つの側壁とを備えることができる。本発明においては，
容器本体及び縁部材はポリエチレン又はポリプロピレン
の成形により形成することが好ましい。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例を図について説明す
る。先ず図１を参照すると、本発明の実施例である物品
収納容器１は、ポリエチレン又はポリプロピレンのよう
なプラスチック材料の成形により形成された容器本体３
を備える。容器本体３は、上方が開口した箱型であり、
該上方開口部に一対の平行な直線状の上縁部３ａが形成
されている。容器本体３は、該上縁部３ａから下方に延
びる一対の横側壁３ｂと、該一対の横側壁３ｂの後側の
縁部間にわたって形成された後側壁３ｃとを有する。一
対の横側壁３ｂの前側の縁部は上半分が大きく湾曲して
前側に張り出し、下半分は中央部から下方に向けて後方
に斜めに傾斜している。横側壁３ｂのこの下半分の間に
わたして前側壁３ｄが形成される。容器本体３には、底
部外面に、該容器本体３を支持するための脚部が形成さ
れる。本実施例では、この脚部は、前側壁３ｄの下縁に
沿って延びる前側脚部３ｅ及び各横側壁３ｂの下縁に沿
って前後に間隔をもって設けられる一対の横側脚部３ｆ
から構成される。図１及び図２に示すように、容器本体
３の横側壁３ｂの上方に位置する一対の上縁部３ａに沿
って縁部材５が取り付けられる。図１から明らかなよう
に、縁部材５は、長さ方向の両端部から軸方向に突出す
る一対のピン５ａを有する。この一対のピン５ａは軸方
向に整列して形成されており、容器本体３に形成された
ピン孔３ｇに嵌合させられる。したがって、縁部材５
は、一対の長さ方向ピン５ａが形成する長さ方向軸線ま
わりに回動自在に容器本体に取り付けられる。
る。先ず図１を参照すると、本発明の実施例である物品
収納容器１は、ポリエチレン又はポリプロピレンのよう
なプラスチック材料の成形により形成された容器本体３
を備える。容器本体３は、上方が開口した箱型であり、
該上方開口部に一対の平行な直線状の上縁部３ａが形成
されている。容器本体３は、該上縁部３ａから下方に延
びる一対の横側壁３ｂと、該一対の横側壁３ｂの後側の
縁部間にわたって形成された後側壁３ｃとを有する。一
対の横側壁３ｂの前側の縁部は上半分が大きく湾曲して
前側に張り出し、下半分は中央部から下方に向けて後方
に斜めに傾斜している。横側壁３ｂのこの下半分の間に
わたして前側壁３ｄが形成される。容器本体３には、底
部外面に、該容器本体３を支持するための脚部が形成さ
れる。本実施例では、この脚部は、前側壁３ｄの下縁に
沿って延びる前側脚部３ｅ及び各横側壁３ｂの下縁に沿
って前後に間隔をもって設けられる一対の横側脚部３ｆ
から構成される。図１及び図２に示すように、容器本体
３の横側壁３ｂの上方に位置する一対の上縁部３ａに沿
って縁部材５が取り付けられる。図１から明らかなよう
に、縁部材５は、長さ方向の両端部から軸方向に突出す
る一対のピン５ａを有する。この一対のピン５ａは軸方
向に整列して形成されており、容器本体３に形成された
ピン孔３ｇに嵌合させられる。したがって、縁部材５
は、一対の長さ方向ピン５ａが形成する長さ方向軸線ま
わりに回動自在に容器本体に取り付けられる。
【０００７】縁部材５の形状を図３に示す。縁部材５
は、本体５ｂの外側に多数のリブ５ｃが長さ方向に間隔
をもって形成された構造であり、本体５ｂは長さ方向両
端部に設けられた端壁５ｄを有し、該端壁５ｄは、ピン
５ａに隣接する位置から横方向に延びる第１係止縁５ｅ
と、該第１係止縁５ｅのピン５ａから遠い側に形成され
た凸部５ｆを備え、一対の端壁５ｄの該凸部５ｆ間にわ
たして係合溝５ｇが形成されている。端壁５ｄには、係
止縁５ｅとは反対側、すなわち外側の縁に段部５ｈが形
成されている。リブ５ｃの外側の形状は、端壁５ｄと縁
部材５の長さ方向に重なる形状であり、外側の縁に端壁
５ｄの段部に対して縁部材５の長さ方向に重なる位置及
び形状の段部を有する。容器本体３の横側壁３ｂの上縁
部３ａは、図５(a) 、(b) に示すように段部７と該段部
７の上方に位置する上部フランジ９を有し、縁部材５が
容器本体に対して外向きに回動したとき、縁部材５の端
壁に形成された係止縁５ｅが図５(a) に示すように容器
本体３の上縁部の上部フランジ９に係止する。この状態
では、縁部材５は容器本体から外方に張り出す外方位置
をとる。縁部材５の外側の面、すなわち端壁５ｄの段部
５ｈ及び該段部５ｈと長さ方向に並んだリブ５ｃの段部
が上方に向けられる位置で該縁部材５が保持される。縁
部材５が反対向きに、すなわち容器本体３に対して内向
きに回動したとき、縁部材５の端壁５ｄの段部５ｈ及び
該段部５ｈと長さ方向に並んだリブ５ｃの段部が図５
(b) に示すように容器本体３の上縁部３ａの段部７に係
合する。この状態では、縁部材５は容器本体の内部上方
に張り出す内方位置をとる。縁部材５の内側の面、すな
わち係合溝５ｇを有する面が上方に向けられる位置に保
持される。
は、本体５ｂの外側に多数のリブ５ｃが長さ方向に間隔
をもって形成された構造であり、本体５ｂは長さ方向両
端部に設けられた端壁５ｄを有し、該端壁５ｄは、ピン
５ａに隣接する位置から横方向に延びる第１係止縁５ｅ
と、該第１係止縁５ｅのピン５ａから遠い側に形成され
た凸部５ｆを備え、一対の端壁５ｄの該凸部５ｆ間にわ
たして係合溝５ｇが形成されている。端壁５ｄには、係
止縁５ｅとは反対側、すなわち外側の縁に段部５ｈが形
成されている。リブ５ｃの外側の形状は、端壁５ｄと縁
部材５の長さ方向に重なる形状であり、外側の縁に端壁
５ｄの段部に対して縁部材５の長さ方向に重なる位置及
び形状の段部を有する。容器本体３の横側壁３ｂの上縁
部３ａは、図５(a) 、(b) に示すように段部７と該段部
７の上方に位置する上部フランジ９を有し、縁部材５が
容器本体に対して外向きに回動したとき、縁部材５の端
壁に形成された係止縁５ｅが図５(a) に示すように容器
本体３の上縁部の上部フランジ９に係止する。この状態
では、縁部材５は容器本体から外方に張り出す外方位置
をとる。縁部材５の外側の面、すなわち端壁５ｄの段部
５ｈ及び該段部５ｈと長さ方向に並んだリブ５ｃの段部
が上方に向けられる位置で該縁部材５が保持される。縁
部材５が反対向きに、すなわち容器本体３に対して内向
きに回動したとき、縁部材５の端壁５ｄの段部５ｈ及び
該段部５ｈと長さ方向に並んだリブ５ｃの段部が図５
(b) に示すように容器本体３の上縁部３ａの段部７に係
合する。この状態では、縁部材５は容器本体の内部上方
に張り出す内方位置をとる。縁部材５の内側の面、すな
わち係合溝５ｇを有する面が上方に向けられる位置に保
持される。
【０００８】この本発明の実施例による容器１は、同様
な形状の容器を複数個、上下に重ねることができるよう
に形成される。このために、容器本体３の各横側壁３ｂ
の下部に設けられる横側脚部３ｆは、下側に置かれる容
器１の縁部材５に形成した係合溝５ｇに挿入することが
できる大きさ及び形状である。図１及び図５(b) に示す
ように、各横側脚部３ｆには、下端部に横方向外側に向
いた係合爪８が形成される。また、図５(b) に示すよう
に、係合溝５ｇの内面には、該係合溝に挿入される上方
の容器１の横側脚部３ｆの係合爪８に係合する係合突起
６が横方向に突出してい形成されている。図４(a) に、
容器１が空の状態で上下に積み重ねられる状態を示す。
この積み重ねを可能にするために、容器本体３の横側壁
３ｂ及び後側壁３ｃは下向きに内方に傾斜した形状であ
る。この積み重ねに際しては、縁部材５を外方位置に保
持する。図４(a) に示すように、容器本体３の横側壁３
ｂの下部に設けられる横側脚部３ｆは横側壁３ｂの輪郭
の内側にあり、この積み重ねに支障は来さない。前側壁
３ｄ及び前側脚部３ｅは、該前側壁３ｄが下方に向けて
内方に傾斜しているので、積み重ねの支障にはならな
い。適度の重なり深さで複数の容器１を積み重ねること
ができるように、横側壁３ｂには、上部に横方向外向き
に突出する係止フランジ１０が形成されている。この係
止フランジ１０は、図４(a) に示す積み重ね状態で、下
側の容器１の縁部材５の段部５ｈ及び該段部と長さ方向
に並んだリブ５ｃの段部に係合する。この係合により、
積み重ねの深さが定まる。係止フランジ１０は又、容器
本体３の剛性を高める補強部としても機能する。
な形状の容器を複数個、上下に重ねることができるよう
に形成される。このために、容器本体３の各横側壁３ｂ
の下部に設けられる横側脚部３ｆは、下側に置かれる容
器１の縁部材５に形成した係合溝５ｇに挿入することが
できる大きさ及び形状である。図１及び図５(b) に示す
ように、各横側脚部３ｆには、下端部に横方向外側に向
いた係合爪８が形成される。また、図５(b) に示すよう
に、係合溝５ｇの内面には、該係合溝に挿入される上方
の容器１の横側脚部３ｆの係合爪８に係合する係合突起
６が横方向に突出してい形成されている。図４(a) に、
容器１が空の状態で上下に積み重ねられる状態を示す。
この積み重ねを可能にするために、容器本体３の横側壁
３ｂ及び後側壁３ｃは下向きに内方に傾斜した形状であ
る。この積み重ねに際しては、縁部材５を外方位置に保
持する。図４(a) に示すように、容器本体３の横側壁３
ｂの下部に設けられる横側脚部３ｆは横側壁３ｂの輪郭
の内側にあり、この積み重ねに支障は来さない。前側壁
３ｄ及び前側脚部３ｅは、該前側壁３ｄが下方に向けて
内方に傾斜しているので、積み重ねの支障にはならな
い。適度の重なり深さで複数の容器１を積み重ねること
ができるように、横側壁３ｂには、上部に横方向外向き
に突出する係止フランジ１０が形成されている。この係
止フランジ１０は、図４(a) に示す積み重ね状態で、下
側の容器１の縁部材５の段部５ｈ及び該段部と長さ方向
に並んだリブ５ｃの段部に係合する。この係合により、
積み重ねの深さが定まる。係止フランジ１０は又、容器
本体３の剛性を高める補強部としても機能する。
【０００９】図４(b) に、内容物収納状態での複数の容
器１の積み重ねを示す。この場合には、縁部材５は図５
(b) に示す内方位置に保持される。縁部材５の係合溝５
ｇが上向きに保持され、上側の容器１の横側脚部３ｆが
下側の容器１の縁部材５の係合溝５ｇに挿入される。そ
して、上側の容器１の横側脚部３ｆに設けた係止爪８が
下側の容器１の縁部材５の係合溝５ｇに形成した係合突
起１０と係合して、上下の容器１をしっかりと保持す
る。係止爪８と係合突起の係合に際しては、上側の容器
１の横側脚部３ｆが下側の容器１の縁部材５の係合溝５
ｇに挿入されるときに、該係合溝５ｇの側壁が弾性的に
撓まされて、横側脚部３ｆの挿入を可能にする。容器１
を積み重ね状態から外す場合も同様である。
器１の積み重ねを示す。この場合には、縁部材５は図５
(b) に示す内方位置に保持される。縁部材５の係合溝５
ｇが上向きに保持され、上側の容器１の横側脚部３ｆが
下側の容器１の縁部材５の係合溝５ｇに挿入される。そ
して、上側の容器１の横側脚部３ｆに設けた係止爪８が
下側の容器１の縁部材５の係合溝５ｇに形成した係合突
起１０と係合して、上下の容器１をしっかりと保持す
る。係止爪８と係合突起の係合に際しては、上側の容器
１の横側脚部３ｆが下側の容器１の縁部材５の係合溝５
ｇに挿入されるときに、該係合溝５ｇの側壁が弾性的に
撓まされて、横側脚部３ｆの挿入を可能にする。容器１
を積み重ね状態から外す場合も同様である。
【００１０】
【効果】本発明においては、容器本体３の側壁の上縁部
に沿って回動自在に設けられる縁部材を外方位置と内方
位置との間で回動させるだけで、空の状態での重ね合わ
せと、収納状態での上下の積み重ねの両方を行うことが
できる。したがって、収納に便利であるとともに、輸送
や店頭展示などに際しての場所の節約も可能になる。
に沿って回動自在に設けられる縁部材を外方位置と内方
位置との間で回動させるだけで、空の状態での重ね合わ
せと、収納状態での上下の積み重ねの両方を行うことが
できる。したがって、収納に便利であるとともに、輸送
や店頭展示などに際しての場所の節約も可能になる。
【図１】本発明の積み重ね可能な容器の一例を示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図２】図１に示す容器を縁部材が内方位置にある状態
で示す斜視図である。
で示す斜視図である。
【図３】本発明の実施例に使用される縁部材の対を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図４】本発明の実施例の容器の積み重ね状態を示すも
ので、(a) は空の状態での積み重ねを示す断面図、(b)
は収納状態での上下の積み上げを示す断面図である。
ので、(a) は空の状態での積み重ねを示す断面図、(b)
は収納状態での上下の積み上げを示す断面図である。
【図５】本発明の実施例の容器の積み重ね状態における
縁部材まわりの詳細を示すもので、(a) は図４(a) に対
応する状態を、(b) は図４(b) に対応する状態をそれぞ
れ示す断面図である。
縁部材まわりの詳細を示すもので、(a) は図４(a) に対
応する状態を、(b) は図４(b) に対応する状態をそれぞ
れ示す断面図である。
１ 容器 ３ 容器本体 ３ａ 上縁部 ３ｂ 横側壁 ５ 縁部材 ５ｇ 係合溝 ８ 係止爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B65D 21/00 - 21/06
Claims (5)
- 【請求項１】 上方が開口した容器本体を備え、前記容
器本体は、側壁が前記上方開口から下方に向けて内方に
傾斜して、同様な形状の容器本体を、上方の容器本体が
下側の容器本体の内部に入るような状態で、上下に重ね
ることができるようになった積み重ね可能な容器におい
て、 前記容器本体の該上方開口部に少なくとも一対の開口を
挟んで対向する上縁部が形成され、 前記容器本体の前記上縁部の各々に沿って縁部材が設け
られ、 前記縁部材は、前記容器本体の内部上方に張り出した内
方位置と、前記容器本体の外側に張り出した外方位置と
の間をその長さ方向の軸線まわりに回転可能に前記容器
本体に取り付けられ、 前記容器本体の底面には、下方にある同様な形状の容器
の縁部材が前記内方位置にあるとき、該下方にある容器
の該縁部材に係合する係合脚部が形成され、前記容器本体の外面には、前記上縁部の下方の位置に外
向きに張り出すフランジ部が形成され、 前記縁部材には、前記内方位置で上側になる面に、前記
容器本体の前記係合脚部を受け入れる係合溝が形成さ
れ、前記外方位置で上側になる面に、上方に位置する同
様な形状の容器の容器本体の前記フランジを受ける段部
が形成され、 上方の容器の容器本体の底面に形成された前記係合部
を、前記内方位置にある下方の容器の前記縁部材の前記
係合溝に係合させて複数の容器を上下に積み重ね得るよ
うにしてあり、複数の同様な形状の容器本体を、上方の
容器本体が下側の容器本体の内部に入る状態で、上下に
重ねる場合には、前記外方位置にある下方の容器の前記
縁部材の前記段部に上方の容器の前記フランジが受けら
れるようになったことを特徴とする積み重ね可能な容
器。 - 【請求項２】 請求項１に記載した容器であって、前記
容器本体の前記係合脚部には係合爪が形成され、前記縁
部材の前記面に設けられた前記係合溝には前記係合爪に
係合する係合突起が該溝の内方に突出するように形成さ
れたことを特徴とする容器。 - 【請求項３】 請求項１又は請求項２のいずれか１項に
記載した容器であって、前記容器本体に形成される前記
上縁部は直線状であり、一対の前記上縁部は互いに平行
であることを特徴とする容器。 - 【請求項４】 請求項１から請求項３までのいずれか１
項に記載した容器であって、前記容器本体は、前記一対
の上縁部から下方に延びる一対の側壁と、前記一対の側
壁間にわたって形成された少なくとも一つの側壁とを備
えることを特徴とする容器。 - 【請求項５】 請求項１から請求項４までのいずれか１
項に記載した容器であって、ポリエチレン又はポリプロ
ピレンの成形により形成されることを特徴とする容器。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12810396A JP2899560B2 (ja) | 1996-05-23 | 1996-05-23 | 積み重ね可能な容器 |
| MYPI97001940A MY123823A (en) | 1996-05-23 | 1997-05-03 | Container capable of stacking one over the other |
| SG1997001423A SG70008A1 (en) | 1996-05-23 | 1997-05-08 | Container capable of stacking one over the other |
| CN97111048A CN1056581C (zh) | 1996-05-23 | 1997-05-20 | 可上下堆叠的容器 |
| IDP971683A ID16947A (id) | 1996-05-23 | 1997-05-21 | Kemampuan wadah untuk saling menumpuk |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12810396A JP2899560B2 (ja) | 1996-05-23 | 1996-05-23 | 積み重ね可能な容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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