JPH0356511Y2 - - Google Patents

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JPH0356511Y2
JPH0356511Y2 JP1985064779U JP6477985U JPH0356511Y2 JP H0356511 Y2 JPH0356511 Y2 JP H0356511Y2 JP 1985064779 U JP1985064779 U JP 1985064779U JP 6477985 U JP6477985 U JP 6477985U JP H0356511 Y2 JPH0356511 Y2 JP H0356511Y2
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JP
Japan
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locking plate
lid
opening
plate
edge
Prior art date
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JP1985064779U
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JPS61180952U (ja
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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は運搬用容器に関する。
【従来の技術】
第9図及び第10図に示すように、蓋体4は下
縁部を軸8により、開口3の下部の長孔9に回動
自在に枢支され、側縁の上部に突出させられた係
止ピン10を開口3の上部の逆L字形をした係止
孔11内に落とし込まれて閉成されている。そし
て、蓋体4を開く場合には、取つ手12に手を掛
けて蓋体4を少し持ち上げ、前に引いて係止ピン
10を係止孔11から抜き出して蓋体4を前方へ
倒して開成するようになつていた。
【考案が解決しようとする問題点】
従来例の運搬用容器は叙上のように構成されて
いたので、ワンタツチで簡単に蓋体4の開閉を行
えるものの、蓋体4に手が当たつたり、振動が加
わつたりしただけの場合にも勝手に蓋体4が開い
てしまうという問題があつた。また運搬時に蓋体
4が動いてガタガタと音をたてるという欠点があ
つた。
【考案の構成】
本考案の運搬用容器は、底板14に対して四周
の側板15を折り畳み自在になした合成樹脂製の
運搬用容器であつて、側板15の全周に補強用の
リブ25を形成し、側板15に開口3を設け、こ
の開口3に開閉自在な蓋体4を配設して蓋体4の
一側縁を回動自在に枢着し、蓋体4の枢着側とは
反対側にロツク用板収納部19を上記リブ25と
略同じ高さに突出するリブ部分26にて形成し、
ロツク用板収納部19に蓋体4の縁と垂直な方向
へスライド自在にロツク用板5を収納して蓋体4
の縁からロツク用板5を突出、引退自在とし、ロ
ツク用板5を蓋体4の縁から弾性的に突出させる
ための弾性体6を設け、ロツク用板5の表面に手
掛け部13を設け、側板2の開口3内周にロツク
用板5を嵌合させて蓋体4を閉成保持させるため
の係合孔7を穿孔して成ることを特徴とするもの
である。
【作用】
本考案は、側板15に開口3が形成され、開口
3に蓋体4が開閉自在に枢着されていて、物品を
収納した状態で運搬し、倉庫などにおいて多段に
積み重ねてその保管面積を節減させるのであり、
このように運搬用容器を多段に積み重ねておい
て、個々の運搬用容器に収納されている物品の種
類が異なる場合でも、或る特定の物品を販売また
は出荷のために運搬用容器から取り出すのに、側
板15に形成した開口3の蓋体4を必要に応じて
開放させればよく、物品を収納した運搬用容器で
上段に積み重ねられたものを多大な労力をかけて
取り除くような作業をしなくてもよいのである。
かつ蓋体4を閉成維持するロツク用板5は弾性体
6にて蓋体4の縁から弾性的に突出付勢させてい
て、側板15に形成した開口3が不測に開放され
ることがなく、そして蓋体4の閉成維持をがたつ
きなく行うのである。しかも側板15の全周に補
強用のリブ25を形成して、開口3を形成した側
板15の強度も高め、それでいて、側板15にお
ける蓋体4の枢着側とは反対側にロツク用板収納
部19を上記リブ25と略同じ高さに突出するリ
ブ部分26にて形成して、周部のリブ25と同じ
高さのリブ部分26にてロツク用板収納部19は
その周囲が囲繞されていて、運搬用容器を摺接す
るように並べてもロツク用板5を保護し、かつ不
測の操作からも護るのである。そして底板14に
対して四周の側板15を折り畳み自在になした合
成樹脂製の運搬用容器であり、物品を収納しない
空の場合には折り畳んでコンパクトにし、このよ
うに折り畳みながら、側板15における蓋体4の
枢着側とは反対側にロツク用板収納部19を側板
15のリブ25と略同じ高さに突出するリブ部分
26にて形成することの相乗で、側板15の周部
のリブ25と同じ高さのリブ部分26にてロツク
用板収納部19はその周囲が囲繞されていて、運
搬用容器を折り畳んでもロツク用板5を保護する
ものである。
【実施例】
第1図に示す運搬用容器は、折り畳み式のもの
であり、底板14の四周に四枚の側板15の下端
部を蝶番部18により回動自在に枢着し、四枚の
側板15で底板14の上方を囲んで側板2を構成
してあり、各々の側板15を第2図に示すように
底板14の上に折り畳むことによりコンパクトに
畳めるようになつている。箱状に組み立てられて
いる時、隣合う側板15同士は嵌合突部16と嵌
合袋部17により連結される。側板15の一枚に
は開口3が設けられており、この開口3には開口
3を閉成するための透明なアクリル樹脂製の蓋体
4が配置され、蓋体4の下端縁は開口3の下端部
に回動自在に枢支されている。従つて、蓋体4を
立てて開口3を閉じることができ、蓋体4を外向
きに倒すことにより開口3を開くことができるよ
うになつている。蓋体4の外面上部にはロツク用
板5を収納するためのロツク用板収納部19を第
4図及び第6図のように設けてあり、ロツク用板
収納部19内にはロツク用板5がスライド自在に
収納されており、ロツク用板5は蓋体4の縁と垂
直な方向にスライドできるようになつており、ロ
ツク用板5の先端部は第5図aに示すように弾性
体6により蓋体4の縁から突出するように弾性的
に付勢されている。即ち、ロツク用板収納部19
内の背面に突設したリブ20間に輪ゴム状の弾性
体6を架設してあり、ロツク用板5の背面下部に
突設した引掛けピン21を第5図aに示すように
弾性体6に引つ掛けてロツク用板5を突出付勢し
てあり、ロツク用板収納部19の両側面に突設し
た爪片24によりロツク用板5の表面を押さえる
と共にロツク用板5の表面に突設した突起23が
爪片24に当接してロツク用板5が抜け止めされ
ている。更に、ロツク用板5の背面上部には傾斜
面22が形成されていて蓋体4を閉じるときに傾
斜面22によりロツク用板5が自然に引つ込めら
れるようになつており、表面には板状の手掛け部
13が設けられていて蓋体4を開く時には手掛け
部13に手を掛けることにより第5図bのように
弾性体6を伸ばしてロツク用板5を引つ込められ
るようになつている。一方、側板15の開口3の
内周上部には係合孔7が設けられており、第3図
に示すようにロツク用板5の先端部を係合孔7に
嵌合させることにより蓋体4が不用意に開いたり
しないように閉成状態に保持できるようにしてあ
り、ロツク用板5を引つ込めることによりロツク
用板5の先端を係合孔7から抜いて蓋体4を開く
ことができるようになつている。そして、側板1
5の全周に補強用のリブ25が形成されている。
側板15における蓋体4の枢着側とは反対側にロ
ツク用板収納部19を上記リブ25と略同じ高さ
に突出するリブ部分26が形成されている。この
ロツク用板収納部19にスライド自在にロツク用
板5を収納してある。 上記運搬用容器は、商品を収納して運搬、納品
するために用いられるものであり、上面の開口か
ら内部の商品を出し入れできるものであり、商品
を納入したままで上下にしつかりと積み重ねられ
るようになつている。しかも、この運搬用容器を
積み重ねたままの状態においても、透明な蓋体4
を通して内部の商品を確認し、あるいは展示する
ことができ、更に蓋体4を開くことにより簡単に
内部の商品を取り出して手にとつて見ることもで
きるものである。
【考案の効果】
本考案は、叙述のごとく側板の全周に補強用の
リブを形成し、側板に開口を設け、この開口に開
閉自在な蓋体を配設して蓋体の一側縁を回動自在
に枢着し、蓋体の枢着側とは反対側にロツク用板
収納部を上記リブと略同じ高さに突出するリブ部
分にて形成し、ロツク用板収納部に蓋体の縁と垂
直な方向へスライド自在にロツク用板を収納して
蓋体の縁からロツク用板を突出、引退自在とし、
ロツク用板を蓋体の縁から弾性的に突出させるた
めの弾性体を設けてあるから、つまり、側板に開
口が形成され、開口に蓋体が開閉自在に枢着され
ていて、物品を収納した状態で運搬し、倉庫など
において多段に積み重ねてその保管面積を節減さ
せるのであり、このように運搬用容器を多段に積
み重ねておいて、個々の運搬用容器に収納されて
いる物品の種類が異なる場合でも、或る特定の物
品を販売または出荷のために運搬用容器から取り
出すのに、側板に形成した開口の蓋体を必要に応
じて開放させればよく、物品を収納した運搬用容
器で上段に積み重ねられたものを多大な労力をか
けて取り除くような作業をしなくてもよいという
利点がある。かつ蓋体を閉成維持するロツク用板
は弾性体にて蓋体の縁から弾性的に突出付勢させ
ているから、側板に形成した開口が不測に開放さ
れることがなく、そして蓋体の閉成維持をがたつ
きなく行うことができるという利点がある。しか
も側板の全周に補強用のリブを形成するから、開
口を形成した側板の強度も高めることができ、そ
れでいて、側板における蓋体の枢着側とは反対側
にロツク用板収納部を上記リブと略同じ高さに突
出するリブ部分にて形成してあるから、周部のリ
ブと同じ高さのリブ部分にてロツク用板収納部は
その周囲が囲繞されていて、運搬用容器を摺接す
るように並べてもロツク用板を保護し、かつ不測
の操作からも護ることができるという利点があ
る。しかも底板に対して四周の側板を折り畳み自
在になした合成樹脂製の運搬用容器であり、物品
を収納しない空の場合には折り畳んでコンパクト
にでき、そしてこのように折り畳むことができな
がら、側板における蓋体の枢着側とは反対側にロ
ツク用板収納部を側板のリブと略同じ高さに突出
するリブ部分にて形成することの相乗で、側板の
周部のリブと同じ高さのリブ部分にてロツク用板
収納部はその周囲が囲繞されていて、運搬用容器
を折り畳んでもロツク用板を保護できるという利
点がある。 即ち、本考案は、多段積み重ね形態において必
要に応じて物品の収納及び取り出しが行えなが
ら、このような構成になすのに、段積み状態にお
ける物品の取り出し及び収納用の蓋体の確実な閉
成を行い、蓋体が不測に開放されるのを防止し、
かつ蓋体ががたつくのを回避し、更には、容器自
体は、これが空の場合はできるだけコンパクトに
なし、組み立て状態では充分に強度を有し、それ
でいて、かかる強度構成を利用にて蓋体の開閉操
作部分を保護する点に特徴を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す一部分解した
斜視図、第2図は同上の折り畳み時の斜視図、第
3図は同上の側壁の断面図、第4図は同上の蓋体
の斜視図、第5図a,bは同上の蓋体のロツク用
板の正面図、第6図は同上のロツク用板収納部の
斜視図、第7図は同上のロツク用板の前面側から
の斜視図、第8図は同上のロツク用板の背面側か
らの斜視図、第9図及び第10図は従来例の斜視
図であつて、1は容器本体、2は側壁、3は開
口、4は蓋体、5はロツク用板、6は弾性体、7
は係合孔、13は手掛け部、14は底板、15は
側板、19はロツク用板収納部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底板に対して四周の側板を折り畳み自在になし
    た合成樹脂製の運搬用容器であつて、側板の全周
    に補強用のリブを形成し、側板に開口を設け、こ
    の開口に開閉自在な蓋体を配設して蓋体の一側縁
    を回動自在に枢着し、蓋体の枢着側とは反対側に
    ロツク用板収納部を上記リブと略同じ高さに突出
    するリブ部分にて形成し、ロツク用板収納部に蓋
    体の縁と垂直な方向へスライド自在にロツク用板
    を収納して蓋体の縁からロツク用板を突出、引退
    自在とし、ロツク用板を蓋体の縁から弾性的に突
    出させるための弾性体を設け、ロツク用板の表面
    に手掛け部を設け、側板の開口内周にロツク用板
    を嵌合させて蓋体を閉成保持させるための係合孔
    を穿孔して成る運搬用容器。
JP1985064779U 1985-04-30 1985-04-30 Expired JPH0356511Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985064779U JPH0356511Y2 (ja) 1985-04-30 1985-04-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985064779U JPH0356511Y2 (ja) 1985-04-30 1985-04-30

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Publication Number Publication Date
JPS61180952U JPS61180952U (ja) 1986-11-11
JPH0356511Y2 true JPH0356511Y2 (ja) 1991-12-19

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ID=30596176

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JP1985064779U Expired JPH0356511Y2 (ja) 1985-04-30 1985-04-30

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012245995A (ja) * 2011-05-26 2012-12-13 Sanko Co Ltd 折畳コンテナ

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JPS61180952U (ja) 1986-11-11

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