JP2881086B2 - 折り畳み運搬用容器 - Google Patents

折り畳み運搬用容器

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JP2881086B2 JP2674893A JP2674893A JP2881086B2 JP 2881086 B2 JP2881086 B2 JP 2881086B2 JP 2674893 A JP2674893 A JP 2674893A JP 2674893 A JP2674893 A JP 2674893A JP 2881086 B2 JP2881086 B2 JP 2881086B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水分が流出するおそれ
のある内容物を収納するのに用いる折り畳み運搬用容器
の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の折り畳み運搬用容器として
は例えば実開昭58−119525号公報に開示される
ものがある。これは矩形状の口枠と矩形状の底面板とを
上下に配置し、上長側板の下端と下長側板の上端とを回
転自在に連結して折り畳み自在にした長側板を口枠の一
対の長辺と底面板の一対の長辺との間に夫々配置し、上
長側板の上端を口枠に回転自在に連結すると共に下長側
板の下端を下枠に回転自在に連結し、短側板の上端を口
枠の一対の短辺に夫々回転自在に連結して形成されてい
る。そして折り畳み運搬用容器は上長側板と下長側板と
が平面状になるように展開すると共に短側板を垂直に立
てることにより組み立てることができ、また上長側板と
下長側板とを水平にして長側板を折り畳むと共に短側板
を水平に倒すことにより折り畳むことができるようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、内容物とし
て生花、植物の鉢植え等を収納して輸送する場合、注水
する必要があり、また冷凍品を収納して輸送する場合、
解凍液が出ることがある。ところが、上記従来例のよう
な折り畳み容器では底部に水を受ける部分がないので、
折り畳み運搬用容器から水が外部に漏れ、周囲を濡らす
という問題がある。また梱包不安定な鉢物や破損しやす
い家電製品などは安定梱包するために必要な仕切り具や
緩衝材が予め付帯されていることが好ましい。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であって、本発明の目的とするところは内容物から水が
出ても受けることができて周囲を濡らすおそれがないほ
か、収納物の転倒防止に鑑みて梱包補助具を収納できる
容器体を連結した折り畳み運搬用容器を提供するにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明折り畳み運搬用容器Aは、矩形状の口枠1と矩形
状の下枠2とを上下に配置し、上長側板3aの下端と下
長側板3bの上端とを回転自在に連結して折り畳み自在
にした長側板3を口枠1の一対の長辺と下枠2の一対の
長辺との間に夫々配置し、上長側板3aの上端を口枠1
に回転自在に連結すると共に下長側板3bの下端を下枠
2に回転自在に連結し、組み立て状態で口枠1と下枠2
との間に立設する短側板4の上端を口枠1の一対の短辺
に夫々回転自在に連結すると共に短側板4を垂直に立て
た状態で短側板4が垂直に起立するように係止して上記
口枠1と下枠2と長側板3と短側板4とからなる折り畳
み自在な運搬用容器本体6を構成し、この折り畳み自在
な運搬用容器本体6の下枠2の下方に上面を開口せる矩
形容器状の容器体5を配置し、下枠2の下部のフランジ
12を容器体5の上部のフランジ11に載置し、両フラ
ンジ11を連結具14で着脱自在に連結して成ることを
特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成によれば、折り畳み自在な運搬用容器
本体6の下枠2の下部のフランジ12を容器体5の上部
のフランジ11に載置し、両フランジ11を連結具14
で着脱自在に連結してあることで、運搬用容器本体6自
体に嵩を高くしたり低くしたりするための折り畳み機構
が備わり、この結果、容器体5側には折り畳みのための
機構を備える必要がなく(つまり、容器体5側に長側板
3を枢支したり、短側板4を係止する折り畳み機構の一
部を備える必要がなく)、枢支部分からの水漏れ等を考
慮することなく水を容器体5で確実に受けることがで
き、折り畳み運搬用容器であっても外部に水が流出する
ことがなくなる。また、運搬用容器本体6自体に嵩を高
くしたり低くしたりするための折り畳み機構が備わって
いるので、嵩高な長尺物を収納運搬するような場合には
折り畳み機構を備えた運搬用容器本体6を多段に積み上
げることにより収納側壁を増加することができ、また、
使用しないときには各段の運搬用容器本体6を折り畳む
ことで嵩を低くできるものである。また容器体5に予め
格子状の仕切り具18が形成されることによって、鉢物
や瓶類などの収納物は転倒破損することがないばかり
か、これらの仕切り具18のような梱包補助具の紛失防
止にもなる。
【0007】
【実施例】図1乃至図5に示すように折り畳み運搬用容
器Aは略全体が合成樹脂で形成されるものであって、折
り畳み自在な運搬用容器本体6と容器体5とで主体が構
成されている。運搬用容器本体6は上の矩形状の口枠1
と、下の矩形状の下枠2と、口枠1や下枠2の長辺と略
同じ長さの長側板3と口枠1や下枠2の短辺と略同じ長
さの短側板4とで構成されている。長側板3は上長側板
3aと下長側板3bとに分割してあり、上長側板3aの
下端と下長側板3bの上端とを連結ピン7を介して回転
自在に連結してあり、長側板3を折り畳み自在にしてあ
る。この長側板3は口枠1の一対の長辺と下枠2の一対
の長辺との間に夫々配置してあり、上長側板3aの上端
は口枠1の下部に連結ピン8にて回転自在に連結してあ
り、下長側板3bの下端は下枠2に連結ピン9にて回転
自在に連結してある。この長側板3は内側に折り畳むこ
とができるようになっており、展開して上長側板3a及
び下長側板3bが平面状に垂直に立てた状態から外側に
回転しないようになっている。また口枠1の短辺の上部
には短側板4の上端が連結ピン10にて回転自在に連結
してある。この短側板4は短側板4を垂直に立てる位置
と水平に倒す位置との回転自在に回転自在になってお
り、短側板4を垂直に立てた状態で短側板4が垂直に起
立するように係止されるようになっている。
【0008】容器体5は上面を開口し且つ下面を閉塞せ
る矩形容器状に形成されており、容器体5の外形が下枠
2の外形と略同じ大きさになっている。この容器体5内
には必要に応じて格子状の仕切り具18を設けてある。
容器体5の上には運搬用容器本体6が配置され、容器体
5の上部のフランジ11の上に下枠2の下部のフランジ
12が載置されている。フランジ11及びフランジ12
には周方向の適所で連結孔13を設けてあり、フランジ
11の連結孔13とフランジ12の連結孔13との間に
クリップのような連結具14を締結して運搬用容器本体
6の下方に容器体5を連結してある。運搬用容器本体6
の口枠1の上端より上方に嵌合突片15を突設してあ
り、容器体5の下部のフランジの下面側に嵌合凹部16
を凹設してある。
【0009】上記のように構成せる折り畳み運搬用容器
Aは口枠1を上方に引っ張り、上長側板3aと下長側板
3bが図6(b)のような平面状になるように立て、短
側板4を図6(a)のような垂直になるように立てるこ
とにより図1に示すように組み立てられる。この組み立
て状態で折り畳み運搬用容器A内に内容物を収納して輸
送することができる。このとき内容物として給水を必要
とする生花、植木鉢等を収納しても、水は容器体5に受
けられて周囲を濡らすことがない。また内容物として冷
凍品を収納しても、その解凍液が容器体5に受けられ、
周囲を濡らすことがない。また折り畳み運搬用容器Aは
組み立て状態で多段に積むことができるものであり、こ
のとき図8に示すように嵌合凹部16に嵌合突片15を
嵌合することにより上下の折り畳み運搬用容器Aが位置
決めされる。折り畳み運搬用容器Aを多段に積んで内容
物として瓶類を収納したとき、上段の折り畳み運搬用容
器Aで破瓶が生じて液体が漏れても、容器体5に受けら
れ、下段の折り畳み運搬用容器Aに漏れた液体が流入
し、下段の折り畳み運搬用容器A内に瓶のラベルが汚れ
るのを防止できる。また同様にして生鮮野菜の集荷時の
泥による汚れを防止できる。
【0010】また折り畳み運搬用容器Aは短側板4を内
側に押して短側板4を水平に倒し、上長側板3aと下長
側板3bを内側に折り曲げて上長側板3aと下長側板3
bを重ねるように折り畳むことにより図7に示すように
折り畳み運搬用容器Aが折り畳まれる。本実施例の場
合、折り畳み運搬用容器Aを組み立てた状態で折り畳み
運搬用容器Aの高さをLとしたとき、折り畳み運搬用容
器Aを折り畳んだ状態で1/2Lになるように設定して
ある。折り畳み運搬用容器Aを折り畳んだ状態でも図9
に示すように折り畳み運搬用容器Aを積み重ねることが
でき、このときも嵌合凹部16と嵌合突片15を嵌合し
て位置決めできる。
【0011】次に嵩高な長尺物を収納運搬する際には、
運搬用容器本体6は同様な形態を有する運搬用容器本体
6を多段に上方に積み上げることにより、収納側壁を増
加することができ、長尺な収納物を縦整列して運搬する
こともできる。つまり、下段に位置する口枠1の上端の
嵌合突片15に、容器体5を取り除いた上段載置用の運
搬用容器本体6に連結ピン9にて連結された下枠2の内
壁が嵌合位置決めされ、クリップのような連結具14を
介して着脱自在に構成される嵩高な折り畳み運搬用容器
(図示せず)である。
【0012】
【発明の効果】本発明は叙述のように口枠と下枠と長側
板と短側板とからなる折り畳み自在な運搬用容器本体の
下枠の下部のフランジを容器体の上部のフランジに載置
し、両フランジを連結具で着脱自在に連結してあるの
で、運搬用容器本体自体に嵩を高くしたり低くしたりす
るための折り畳み機構が備わり、この結果、容器体側に
は折り畳みのための機構を備える必要がなく(つまり、
容器体側に長側板を枢支したり、短側板を係止する折り
畳み機構の一部を備える必要がなく)、枢支部分からの
水漏れ等を考慮することなく簡単な構成の容器体で水を
確実に受けることができ、この結果、水が出るおそれの
ある内容物を収納しても水を簡単な構成の容器体で確実
に受けることができ、折り畳み運搬用容器であっても外
部に水が流出しないようにして輸送したりできて周囲を
濡らしたりするおそれのないものである。また、運搬用
容器本体自体に嵩を高くしたり低くしたりするための折
り畳み機構が備わっているだけでなく運搬用容器本体に
は底がないので、嵩高な長尺物を収納運搬するような場
合には折り畳み機構を備えた運搬用容器本体を多段に積
み上げることにより簡単に収納側壁を増加することがで
き、また、使用しないときには各段の運搬用容器本体を
折り畳むことで簡単に嵩を低くできるものである。そし
て鉢物や瓶類等の運搬に際しては予め容器体内に仕切り
具を形成することにより破損を防止できるものである。
また傷付きやすい部品、破損しやすい家電製品等の収納
運搬に際しては、例えばブロック状に形成された発泡体
製緩衝材にて保護運搬後、運搬用容器回収時にこれら梱
包補助具を容器体内に入れ、運搬用容器を折り畳んで返
却し、再利用することもできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明折り畳み運搬用容器の組み立て状態の斜
視図である。
【図2】同上の折り畳み状態の斜視図である。
【図3】同上の組み立て状態の正面図である。
【図4】同上の組み立て状態の側面図である。
【図5】同上の組み立て途中の斜視図である。
【図6】(a)は図1の組み立て状態の要部の正断面
図、(b)は組み立て状態の要部の側断面図である。
【図7】(a)は同上の折り畳み状態で要部の正断面
図、(b)は折り畳み状態の要部の側断面図である。
【図8】同上の組み立て状態で折り畳み運搬用容器を上
下に積み重ねた状態の正断面図である。
【図9】同上の折り畳み状態で折り畳み運搬用容器を上
下に積み重ねた状態の正断面図である。
【符号の説明】
A 折り畳み運搬用容器 1 口枠 2 下枠 3 長側板 3a 上長側板 3b 下長側板 4 短側板 5 容器体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形状の口枠と矩形状の下枠とを上下に
    配置し、上長側板の下端と下長側板の上端とを回転自在
    に連結して折り畳み自在にした長側板を口枠の一対の長
    辺と下枠の一対の長辺との間に夫々配置し、上長側板の
    上端を口枠に回転自在に連結すると共に下長側板の下端
    を下枠に回転自在に連結し、組み立て状態で口枠と下枠
    との間に立設する短側板の上端を口枠の一対の短辺に夫
    々回転自在に連結すると共に短側板を垂直に立てた状態
    で短側板が垂直に起立するように係止して上記口枠と下
    枠と長側板と短側板とからなる折り畳み自在な運搬用容
    器本体を構成し、この折り畳み自在な運搬用容器本体の
    下枠の下方に上面を開口せる矩形容器状の容器体を配置
    し、下枠の下部のフランジを容器体の上部のフランジに
    載置し、両フランジを連結具で着脱自在に連結して成る
    ことを特徴とする折り畳み運搬用容器。
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