JP4589499B2 - 折り畳みコンテナ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、折り畳みコンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から矩形状の底板と、底板の上方に配置した矩形枠状の口枠と、底板と口枠との間の両側に配置した長側板と、底板と口枠との間の両端に配置した短側板とを具備し、短側板の上端を口枠に回転自在に連結して短側板を起倒自在とし、長側板を上半分の上長側板と下半分の下長側板とで構成して上長側板の上端を口枠に回転自在に連結すると共に下長側板の下端を底板に回転自在に連結し、上長側板の下端と下長側板の上端とを回転自在に連結した折り畳みコンテナが実公平7−28109号公報等により知られている。
【0003】
この従来例にあっては、図13に示すように上長側板3aの下端縁を全長にわたって波状に形成し、下長側板3bの上端縁を全長にわたって波状に形成し、更に、上長側板3aの下端の背部及び下長側板3bの上端の背部に上方又は下方に開口する袋状凹部20を形成するとともに上長側板3aの下端の背部及び下長側板3bの上端の背部の波状部分の谷部に部分的に突部21を突設し、更に、波状の山部の頂部に水平な直線状の突片22を突設し、突部の突出基部に設けた水平な直線状の突片係止凹部23を設け、上長側板3aと下長側板3bとを起立させた際に突部21により袋状凹部20を押し広げて嵌め込むと共に突片22を突片係止凹部23に係止し、内側から側圧が加わった際に外膨れが生じにくいようにしている。
【0004】
しかしながら、上記の従来例にあっては、波形状の山部分には頂部に水平な突片22が設けてあるだけであるため先端が自由端となった波の山部が側圧を受けて変形しやすく、側圧により外膨れしやすいという問題がある。また、上記従来例にあっては、突部21により上方又は下方に開口する袋状凹部20を押し広げて袋状凹部20内に突部21を嵌め込むものであるから、突部21により袋状凹部20を押し広げて内部に嵌め込むための操作がしにくく、軽い力で箱状に組み立てたり、折り畳んだりしにくいという問題があり、特に成形後に変形が生じた場合には大きな力を加えても箱状に組み立てたり、折り畳んだりすることができない事態が生じてしまうものである。また、上記従来例にあっては、波状の形態の嵌め合わせのみで外膨れに対応せずに、上記のように波状の形態の他に上方又は下方に開口する袋状凹部20を設けたり、谷部に別体の突部21を付設したりするものであるから構造が複雑で製造コストが高くなるという問題がある。また、側圧により波状部分が変形して、上長側板3aの下端と下長側板3bの上端との間に隙間ができて、組み立て操作をする際に波状の突部の頂部が突部21の先端が引っ掛かり易いという問題がある。
【0005】
そこで、上記従来例において組み立て操作性、折り畳み操作性を良くするために上方又は下方に開口する袋状凹部20を設けず、波状の形態の嵌め合わせのみで外膨れに対応することが考えられるが、このものにおいては水平な直線状の突片が線状の突片係止凹部23に係止するのみであるから、側圧が作用した場合に、係止が外れて外膨れが生じ易いという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で長側板が外膨れするのを防止することができ、また、箱状に組み立てるに当たって軽い力でできる折り畳みコンテナを提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る折り畳みコンテナは、矩形状の底板1と、底板1の上方に配置した矩形枠状の口枠2と、底板1と口枠2との間の両側に配置した長側板3と、底板1と口枠2との間の両端に配置した短側板4とを具備し、短側板4の上端を口枠2に回転自在に連結して短側板4を起倒自在とし、長側板3を上半分の上長側板3aと下半分の下長側板3bとで構成して上長側板3aの上端を口枠2に回転自在に連結すると共に下長側板3bの下端を底板1に回転自在に連結し、上長側板3aの下端の両端と下長側板3bの上端の両端とを回転自在に連結した折り畳みコンテナAであって、上長側板3aの下端の横方向の略中央部の折り畳み状態の時に短側板4に重ならない位置と下長側板3bの上端の横方向の略中央部の折り畳み状態の時に短側板4に重ならない位置の背面部にそれぞれ背方に開口する嵌め込み凹部5を設け、上長側板3aの下端の横方向の略中央部の折り畳み状態の時に短側板4に重ならない位置に上長側板3aと下長側板3bとを起立させて平板状に連続させた状態で下長側板3bに設けた嵌め込み凹部5に嵌め込まれて長側板3が外折れするのを防止するための突片部6を下方に向けて突出するとともに、下長側板3bの上端の横方向の略中央部の折り畳み状態の時に短側板4に重ならない位置に上長側板3aと下長側板3bとを起立させて平板状に連続させた状態で上長側板3aに設けた嵌め込み凹部5に嵌め込まれて長側板3が外折れするのを防止するための突片部6を上方に向けて突出し、突片部6の表面の外周端部に沿って係止リブ7を突設し、背方に開口した嵌め込み凹部5に突片部6を嵌め込んだ状態で突片部6の表面の外周端部に沿った係止リブ7が嵌め込まれて係止リブ7の外側面と近接対向する内側面部と係止リブ7の内側面と近接対向する内側面部とを有する背方に開口する係止溝8を形成し、上長側板3aの下端の上記突片部6の左右両側方で且つ折り畳み状態の時に短側板4が重なる位置に補助突片部10を下方に向けて突出すると共に、下長側板3bの上端に補助突片部10が嵌り込む背方に開口した補助凹部11を形成し、突片部6の突出長さを補助突片部10よりも長く形成し成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、箱状に組み立てる際には上長側板3aと下長側板3bを起立させて背方に開口する嵌め込み凹部5に背方から突片部6を嵌め込むと共に背方に開口する係止溝8に背方から係止リブ7を係止することで簡単に嵌め込み、係合して箱状に組み立てることができ、しかも、組み立て状態で内部に収納物を収納して長側板3に側圧がかかっても、突片部6の外周端部に沿って形成した係止リブにより先端が自由端となった突片部6が側圧により変形しにくく、また、突片部6の外周端部に沿った係止リブ7が係止溝8に係止することで、上長側板3aの下端と下長側板3bの上端とに側圧により上下方向や横方向、斜め方向等の種々の方向の力が作用しても、上長側板3aの下端と下長側板3bの上端とが開いて外膨れするのを上記係止リブ7と係止溝8との係止により確実に防止することができるものである。また、最も側圧により外膨れしやすい上長側板3aの下端の横方向の略中央部乃至下長側板3bの上端の横方向の略中央部において、上長側板3aの下端中央部から下方に突出した突出長さの長い突片部6が下長側板3bの上端中央部に設けた嵌め込み凹部5に嵌め込まれると共に、下長側板3bの上端中央部から上方に突出した突出長さの長い突片部6が上長側板3aの上端中央部に設けた嵌め込み凹部5に嵌め込まれるので、下方に突出する突出長さの長い突片部6と、上方に突出する突出長さの長い突出部6により外膨れ防止を行うことができ、また、変形により上長側板3aの下端の横方向の略中央部乃至下長側板3bの上端の横方向の略中央部の間に隙間が生じても組み立てる際に突片部6が突片部6と対向する下長側板3bの上端縁又は上長側板3aの下端縁に引っ掛かったりするのを防止できるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0011】
折り畳みコンテナAは、合成樹脂製の矩形状の底板1と、底板1の上方に配置した合成樹脂製の矩形枠状の口枠2と、底板1と口枠2との間の両側に配置した長側板3と、底板1と口枠2との間の両端に配置した合成樹脂製の短側板4とを具備しており、短側板4の上端を口枠2にヒンジ手段により回転自在に連結して短側板4を起倒自在とし、長側板3を上半分の合成樹脂製の上長側板3aと下半分の合成樹脂製の下長側板3bとで構成して上長側板3aの上端を口枠2にヒンジ手段により回転自在に連結すると共に下長側板3bの下端を底板1にヒンジ手段により回転自在に連結し、上長側板3aの下端と下長側板3bの上端とをヒンジ手段により回転自在に連結して構成してある。
【0012】
上記した各部材を回転自在に連結するヒンジ手段の構造は特に限定されず、従来から公知の種々のヒンジ手段が採用できるものであるが、リサイクル等を考慮するとヒンジ手段の構成部材(例えばヒンジピン等)を合成樹脂により形成することが好ましい。もちろん必ずしもこれにのみ限定されるものではない。
【0013】
長側板3は図3乃至図11に示すようなもので、上長側板3aの下端と下長側板3bの上端とをヒンジ手段により回転自在に連結するに当たっては、上長側板3aの下端の横方向の両端部と下長側板3bの上端の横方向の両端部とをヒンジ手段12により回動自在に連結してある。
【0014】
上長側板3aの下端部乃至下長側板3bの上端部の少なくとも一方の背面部に背方に開口する嵌め込み凹部5が設けてあり、少なくとも他方に上長側板3aと下長側板3bとを起立させて平板状に連続させた状態で嵌め込み凹部5に嵌め込まれて長側板3が外折れするのを防止するための突片部6が設けてある。添付図面に示す実施形態においては上長側板3aの下端の横方向の略中央部乃至下長側板3bの上端の横方向の略中央部の少なくとも一方に突片部6を設けると共に、少なくとも他方に背方に開口する嵌め込み凹部5を設けてあり、具体的には上長側板3aの下端の横方向の中央に1つの下向きの突片部6を突設すると共に該下向きの突片部6の両側に隣接してそれぞれ1つずつ合計2個の背方に開口する嵌め込み凹部5を形成し、また、下長側板3bの上端の横方向の中央に1つの背方に開口する嵌め込み凹部5を形成すると共に該嵌め込み凹部5の両側に隣接してそれぞれ1つずつ合計2個の上方に突出する突片部6を設けてある。
【0015】
ここで、嵌め込み凹部5、突片部6は略弧状、台形状、四角形状等種々の外形形状のものが考えられる。そして、突片部6と嵌め込み凹部5とが隣接することで、突片部6の外周縁と嵌め込み凹部5の外周縁とが波状(丸波状又は角波状)に連続している。
【0016】
突片部6の表面には外周端部に沿って係止リブ7を突設してある。添付図面に示す実施形態では突片部6の表面の外周端部の全周に係止リブ7が突設してある。また、突片部6の表面には突出基部の中央部から突出方向に向けて一体に中央リブ9が形成してある。
【0017】
一方、背方に開口した嵌め込み凹部5には突片部6を嵌め込んだ状態で突片部6の表面の外周端部に沿った係止リブ7が嵌め込まれて係止リブ7外側面と近接対向する内側面部と係止リブ7の内側面8aと近接対向する内側面部8bとを有する背方に開口する係止溝8が形成してある。また、上記内側面部8bを形成するリブ条13の一部に切り欠き部14を設けて上長側板3aと下長側板3bとを起立させて平板状に連続させた状態で切り欠き部14に上記中央リブ9の基部が嵌り込むようになっている。
【0018】
また、上長側板3aの下端の横方向の端部付近乃至下長側板3bの上端の横方向の端部付近の少なくとも一方に補助突片部10を設けてあり、少なくとも他方に補助突片部10が嵌り込む背方に開口した補助凹部11を形成してある。補助突片部10の表面には水平な補助係止リブ10aが設けてある。ここで、突片部6の突出長さは補助突片部10よりも長く形成してある。
【0019】
しかして、上記のような構成の折り畳みコンテナAは両短側板4を倒し、両長側板3をそれぞれ上長側板3aと下長側板3bとの枢支部分を中心に内折りして折り畳むことで底板1の上面の周囲に矩形状の口枠2を重ね、口枠2内において2つ折りした両長側板3を底板1の上に重ね、更に2つ折りした両長側板3の上に両短側板4を重ねることで、図2のようにコンパクトに折り畳むものである。
【0020】
一方、折り畳みコンテナAを箱状に組み立てるには口枠2を上方に持ち上げ、両長側板3をヒンジ手段12部分で回転して上長側板3aと下長側板3bとを起立させて平板状に連続させた状態とし、次に、両短側板3bをヒンジ手段部分で口枠2に対して回動して起立させ、両短側板3bの両端面部をそれぞれ起立した両長側板3の裏面に当接することで、起立状態の上長側板3aと下長側板3bとが内折れしないように保持している。図1に箱状に組み立てた状態を示している。
【0021】
ここで、上記のように上長側板3aと下長側板3bとを起立させて平板状に連続させた状態にすると、図8乃至図11に示すように背方に開口する嵌め込み凹部5に背方から突片部6を嵌め込むと共に背方に開口する係止溝8に背方から係止リブ7が係止するものである。
【0022】
箱状に組み立てた折り畳みコンテナA内には収納物を収納するが、内部に収納した収納物の側圧が長側板3にかかった場合に突片部6が嵌め込み凹部5に嵌め込まれることで長側板3が外折れするのを防止している。しかも、この外折れ防止をするための先端が自由端となった突片部6の外周端部に沿って係止リブ7を設けてあるので、突片部6が側圧で変形しにくく、しかも、突片部6の外周端部に沿った係止リブ7が係止溝8に係止することで、側圧により上長側板3aの下端及び下長側板3bの上端部分に上下方向や横方向、斜め方向等の種々の方向の力が作用して上長側板3aの下端と下長側板3bの上端とが開いて外膨れようとしても、上記突片部6の外周端部に沿った係止リブ7と係止溝8との係止が上記種々の方向の力が作用しても外れることがなく、これにより上長側板3aの下端と下長側板3bの上端とが開いて外膨れを確実に防止できるものである。
【0023】
また、突片部6に突出基部の中央部から突出方向に向けて一体に中央リブ9を形成してあるので、先端が自由端となった突片部6の側圧による変形に対して、上記外周端部に沿った係止リブ7による補強に加えて中央部を中央リブ9によって補強して変形防止できるものである。
【0024】
ここで、上長側板3aと下長側板3bとを展延して起立させて嵌め込み凹部5に背方から突片部6を嵌め込むことで、同時に弧状(あるいは台形状あるいはコ字状)をした係止溝8に背方から弧状(あるいは台形状あるいはコ字状)をした係止リブ7を係止することができ、嵌め込み、係止操作が背方からの嵌め込み、係止となって軽い力で容易に行えるものである。
【0025】
また、上長側板3aと下長側板3bとを起立させて平板状に連続させた状態では上長側板3aの下端の横方向の端部付近乃至下長側板3bの上端の横方向の端部付近の補助突片部10と、補助凹部11とが嵌り込み、補助突片部10により上長側板3aの下端の横方向の端部付近乃至下長側板3bの上端の横方向の端部付近において長側板3が外折れするのを防止している。
【0026】
ここで、突片部6の突出長さを補助突片部10よりも長く形成してあるので、最も側圧により外膨れしやすい上長側板3aの下端の横方向の略中央部乃至下長側板3bの上端の横方向の略中央部において、突出長さの長い突片部6により外膨れ防止を行うことができ、また、変形により上長側板3aの下端の横方向の略中央部乃至下長側板3bの上端の横方向の略中央部の間に隙間が生じても組み立てる際に突片部6が突片部6と対向する下長側板3bの上端縁又は上長側板3aの下端縁に引っ掛かったりするのを防止できるものである。
【0027】
なお、上記実施形態においては、上長側板3aの下端の横方向の略中央部乃至下長側板3bの上端の横方向の略中央部の少なくとも一方に表面の外周端部に沿って係止リブ7を有する突片部6を設けると共に、少なくとも他方に係止リブ7が嵌り込む背方に開口した係止溝8を有する背方に開口する嵌め込み凹部5を設け、上長側板3aの下端の横方向の端部付近乃至下長側板3bの上端の横方向の端部付近の少なくとも一方に補助突片部10を設けると共に、少なくとも他方に補助突片部10が嵌り込む背方に開口した補助凹部11を形成した例である。
【0028】
なお、前記実施形態においては図7に示されるように係止溝8の内側面部8bをリブ条13で構成して内側面部8bで囲まれた部分が背方に開口する溝となった例を示しているが、図12に示すように、係止溝8の内側面部8bで囲まれた部分の背面側がべた面50となったものであってもよい。
【0029】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1記載の発明にあっては、上長側板の下端の両端と下長側板の上端の両端とを回転自在に連結した折り畳みコンテナであって、上長側板の下端の横方向の略中央部の折り畳み状態の時に短側板に重ならない位置と下長側板の上端の横方向の略中央部の折り畳み状態の時に短側板に重ならない位置の背面部にそれぞれ背方に開口する嵌め込み凹部を設け、上長側板の下端の横方向の略中央部の折り畳み状態の時に短側板に重ならない位置に上長側板と下長側板とを起立させて平板状に連続させた状態で下長側板に設けた嵌め込み凹部に嵌め込まれて長側板が外折れするのを防止するための突片部を下方に向けて突出するとともに、下長側板の上端の横方向の略中央部の折り畳み状態の時に短側板に重ならない位置に上長側板と下長側板とを起立させて平板状に連続させた状態で上長側板に設けた嵌め込み凹部に嵌め込まれて長側板が外折れするのを防止するための突片部を上方に向けて突出し、突片部の表面の外周端部に沿って係止リブを突設し、背方に開口した嵌め込み凹部に突片部を嵌め込んだ状態で突片部の表面の外周端部に沿った係止リブが嵌め込まれて係止リブの外側面と近接対向する内側面部と係止リブの内側面と近接対向する内側面部とを有する背方に開口する係止溝を形成し、上長側板の下端の上記突片部の左右両側方で且つ折り畳み状態の時に短側板が重なる位置に補助突片を下方に向けて突出すると共に、下長側板の上端に補助突片部が嵌り込む背方に開口した補助凹部を形成し、突片部の突出長さを補助突片部よりも長く形成してあるので、箱状に組み立てる際には上長側板と下長側板を起立させて背方に開口する嵌め込み凹部に背方から突片部を嵌め込むと共に背方に開口する係止溝に背方から係止リブを係止することで簡単に嵌め込み、係合して箱状に組み立てることができて、箱状の組み立てに当たっての突片部と嵌め込み凹部との嵌合及び係止リブと係止溝との係合とが軽い力で容易に行えるものであり、しかも、組み立て状態で内部に収納物を収納して長側板に側圧がかかっても、突片部の外周端部に沿って係止リブを形成してあるので、先端が自由端となった突片部が側圧で変形しにくく、更に、突片部の外周端部に沿った係止リブが係止溝に係止することで、上長側板の下端と下長側板の上端とに側圧により上下方向や横方向、斜め方向等の種々の方向力が作用しても、種々の方向の力により係止リブと係止溝との係止により上長側板の下端と下長側板の上端とが開いて外膨れしようとするのを確実に防止することができるものである。しかも、最も側圧により外膨れしやすい上長側板の下端の横方向の略中央部乃至下長側板の上端の横方向の上長側板3aの下端中央部から下方に突出した突出長さの長い突片部6が下長側板3bの上端中央部に設けた嵌め込み凹部5に嵌め込まれると共に、下長側板3bの上端中央部から上方に突出した突出長さの長い突片部6が上長側板3aの上端中央部に設けた嵌め込み凹部5に嵌め込まれるので、下方に突出する突出長さの長い突片部6と、上方に突出する突出長さの長い突出部6により外膨れ防止を行うことができ、また、変形により上長側板の下端の横方向の略中央部乃至下長側板の上端の横方向の略中央部の間に隙間が生じても組み立てる際に突片部が突片部と対向する下長側板の上端縁又は上長側板の下端縁に引っ掛かったりするのを防止できて組み立てが簡単且つ確実にできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の折り畳みコンテナを箱状に組み立てた状態の斜視図である。
【図2】同上の折り畳みコンテナを折り畳んだ状態の斜視図である。
【図3】同上の長側板の正面図である。
【図4】同上の長側板の背面図である。
【図5】同上の長側板の起立状態の背面側から見た斜視図である。
【図6】同上の長側板の折り畳み状態の背面側から見た斜視図である。
【図7】同上の要部拡大斜視図である。
【図8】同上の図4のX1−X1線断面図である。
【図9】同上の図4のX2−X2線断面図である。
【図10】同上の図4のX3−X3線断面図である。
【図11】同上の図4のX4−X4線断面図である。
【図12】本発明の他の実施形態の要部拡大斜視図である。
【図13】従来例の長側板の斜視図である。
【符号の説明】
1 底板
2 口枠
3 長側板
3a 上長側板
3b 下長側板
4 短側板
5 嵌め込み凹部
6 突片部
7 係止リブ
8 係止溝
9 中央リブ
10 補助突片部
11 補助凹部
Claims (1)
- 矩形状の底板と、底板の上方に配置した矩形枠状の口枠と、底板と口枠との間の両側に配置した長側板と、底板と口枠との間の両端に配置した短側板とを具備し、短側板の上端を口枠に回転自在に連結して短側板を起倒自在とし、長側板を上半分の上長側板と下半分の下長側板とで構成して上長側板の上端を口枠に回転自在に連結すると共に下長側板の下端を底板に回転自在に連結し、上長側板の下端の両端と下長側板の上端の両端とを回転自在に連結した折り畳みコンテナであって、上長側板の下端の横方向の略中央部の折り畳み状態の時に短側板に重ならない位置と下長側板の上端の横方向の略中央部の折り畳み状態の時に短側板に重ならない位置の背面部にそれぞれ背方に開口する嵌め込み凹部を設け、上長側板の下端の横方向の略中央部の折り畳み状態の時に短側板に重ならない位置に上長側板と下長側板とを起立させて平板状に連続させた状態で下長側板に設けた嵌め込み凹部に嵌め込まれて長側板が外折れするのを防止するための突片部を下方に向けて突出するとともに、下長側板の上端の横方向の略中央部の折り畳み状態の時に短側板に重ならない位置に上長側板と下長側板とを起立させて平板状に連続させた状態で上長側板に設けた嵌め込み凹部に嵌め込まれて長側板が外折れするのを防止するための突片部を上方に向けて突出し、突片部の表面の外周端部に沿って係止リブを突設し、背方に開口した嵌め込み凹部に突片部を嵌め込んだ状態で突片部の表面の外周端部に沿った係止リブが嵌め込まれて係止リブの外側面と近接対向する内側面部と係止リブの内側面と近接対向する内側面部とを有する背方に開口する係止溝を形成し、上長側板の下端の上記突片部の左右両側方で且つ折り畳み状態の時に短側板が重なる位置に補助突片を下方に向けて突出すると共に、下長側板の上端に補助突片部が嵌り込む背方に開口した補助凹部を形成し、突片部の突出長さを補助突片部よりも長く形成して成ることを特徴とする折り畳みコンテナ。
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