JPH07137738A - 折り畳み式コンテナ - Google Patents

折り畳み式コンテナ

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JPH07137738A
JPH07137738A JP28275793A JP28275793A JPH07137738A JP H07137738 A JPH07137738 A JP H07137738A JP 28275793 A JP28275793 A JP 28275793A JP 28275793 A JP28275793 A JP 28275793A JP H07137738 A JPH07137738 A JP H07137738A
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JP
Japan
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container
side plate
short side
long side
hinge means
Prior art date
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Pending
Application number
JP28275793A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoki Ina
基樹 伊奈
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Kanetsu KK
Original Assignee
Toyo Kanetsu KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複雑な構造を採用することなしに、コンテナ
を組み立てるときに回動させる短側板の先端角部が長側
板の連結部分に引っ掛かることなく円滑な組立操作が可
能な折り畳み式コンテナを提供する。 【構成】 上方の枠部2と、枠部にヒンジ手段を介して
枢着されて対向する一対の短側板8と、短側板の回転軸
線とは直交する方向の両側面を構成するべく前記枠部に
ヒンジ手段を介して枢着されていると共にコンテナ高さ
の略中段のヒンジ手段6にて折り曲げ可能な一対の上下
長側板4,5と、下長側板5の下端のヒンジ手段を介し
て該下長側板に連結された底板3とからなり、短側板8
の先端角部9の板厚み方向の側面は、コンテナ組み立て
時における該短側板の回転方向の前面側に向い且つコン
テナ内方へ向かって傾斜する傾斜面11を備えた折り畳
み式コンテナ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は折り畳みコンテナに関
し、特に、各側板が取り付けられた矩形状の枠部をもち
上げるように操作することにより容易に組み立てること
のできる折り畳み式コンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、使用時においては物品を収納
できるだけでなく、不使用時には折り畳むことができて
保管スペースを減少できる折り畳み式コンテナが各種分
野において使用されている。この折畳み式コンテナの一
例を図5に示す。ここに示したコンテナ20は上部に枠
部21が設けてあって、この枠部21の下面側には短側
板23,23が適宜ヒンジ手段を介して下方に垂下する
ように回転可能に設けてある。この短側板23,23を
設けた前記枠部21の他の対応下面には同じくヒンジ手
段により一対の上長側板25が設けられ、この上長側板
2には下長側板26がヒンジ手段を介して連結されてお
り、この下長側板26の下側に底板24が連結されてい
る。このコンテナ20が折り畳まれた状態では、枠部2
1の高さ及び底板24の厚みで積み重ねることが可能に
なっている。
【0003】上述のコンテナ20の組み立ては作業者が
手作業によって行うこともできるが、組み立て作業の多
くの場合、搬送用コンベヤ等の搬送系の適所に配置され
た自動組立装置が使用される。そして、従来、この折り
畳みコンテナ20の組立装置は、搬送用コンベヤにて供
給された折り畳みコンテナ20をコンベヤ上の所定位置
に停止せしめ、その後、コンテナ20の枠部21を引き
上げて底板24に連なる上下長側板25,26を並立さ
せ、次に、例えばコンテナ20の中に進入するローラ付
プッシュ機構等によって短側板23を下方に押すともに
両サイドに押し出すように回転させて組み立てるように
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の如きコンテナ2
0において、その組み立てを行なう際、下方へ回転され
る短側板23の角29が上下長側板25、26の連結部
分に引っ掛かって組み立て難い場合がある。特に、コン
テナが軽量化されて薄肉構造のものやコンテナを長期に
使用した場合、例えば図6に示すように上下長側板2
5、26が変形したり、又、この上下長側板25,26
のヒンジ28の部分においてガタ付きが生じてくると、
下長側板26の上縁30がコンテナ内方に突出するよう
な状態が発生することもある。更にまた、組立後のコン
テナ形状をしっかりと維持するため上下長側板25,2
6の内面側と短側板23の左右側縁部分との当りを強く
するような寸法にした場合には、組み立て操作のとき
に、その寸法設定上から当然のことながら上縁30に短
側板23の角29のひっかかる可能性が高くなる。
【0005】本発明は上記の如き問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的は複雑な構造を採用することなし
に、コンテナを組み立てるときに回動させる短側板の先
端角部が長側板の連結部分に引っ掛かることなく円滑に
回動操作ができるようにした折り畳み式コンテナを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、枠
部と、前記枠部にヒンジ手段を介して枢着されて互いに
対向する一対の短側板と、前記短側板の回転軸線とは直
交する方向の両側面を構成するべく前記枠部にヒンジ手
段を介して枢着されていると共にコンテナ高さの略中段
の中段ヒンジ手段にて折り曲げ可能な一対の上下長側板
と、前記下長側板の下端のヒンジ手段を介して該下長側
板に連結された底板とからなり、前記短側板の先端角部
の板厚み方向の側面は、コンテナ組み立て時における該
短側板の回転方向の前面側に向いかつコンテナ内方へ傾
斜する傾斜面に構成されたことを特徴とする折り畳み式
コンテナにより達成することができる。更にまた、前記
短側板の側辺と先端辺とを結ぶ前記先端角部の輪郭形状
が面取り形状に構成された折り畳み式コンテナによって
も上記目的を達成することができる。
【0007】
【作 用】このように、短側板の先端角部は、コンテナ
組み立て時の回動方向における前面側に向って長側板か
ら後退する逃げ傾斜面が設けられたことで、この短側板
の回動(組み立て時)のときに、その角が下長側板の上
縁に当接したときに、短側板の回動力によってこの上縁
をコンテナ外方に向って押圧する分力を生じさせること
ができ、短側板の角と下長側板の上縁との引っ掛りを回
避すると共に、短側板の円滑な動きが可能となる。ま
た、前記短側板の側辺と先端辺とを結ぶ前記先端角部の
輪郭形状が面取り形状に構成された場合においても、こ
の先端角部と下長側板の上縁との引っ掛かりを回避する
ことができる。
【0008】
【実施例】以下、図1乃至図4に示す本発明の一実施例
について説明する。なお、図1は本実施例の折り畳み式
コンテナの斜視図、図2は図1に示したコンテナの作用
を示すための拡大斜視図であり、図3はコンテナの短側
板の要部拡大図である。図4は長側板の要部拡大斜視図
である。
【0009】図1に示すように、本実施例における折り
畳みコンテナ1(以下、単に「コンテナ」という)は上
方の枠部2と、この枠部2に図示しないヒンジ手段を介
して枢着されて対向する一対の短側板8と、この短側板
8の回転軸16とは直交する方向の両側面を構成するよ
うに枠部2に図示しないヒンジ手段を介して枢着されて
コンテナ高さの略中段の中段ヒンジ手段6にて折り曲げ
可能に連結された上下長側板4、5と、この下長側板5
の下端の図示しないヒンジ手段を介して連結された底板
3とから構成されている。なお、上述の中段ヒンジ手段
6および他のヒンジ手段の構成は特に限定するものでは
なく、公知の種々の構成を採用することができるもので
ある。
【0010】このコンテナ1が折り畳まれた状態(図示
せず)では、この高さ方向の寸法としてはほぼ枠部2の
高さ及び底板3の厚みで積み重ねられている。そして、
このコンテナ1を組み立てるときには、例えば自動組立
装置により搬送途中において一旦停止し、枠部2を上方
(矢印B方向)へ持ち上げる。この結果、上下長側板
4、5は折り畳まれた状態からの縦方向(矢印C方向に
回動)にのびてコンテナの側壁を構成する。一方、両短
側板8は開く方向(矢印A方向)に垂れ下がるように回
転し、この状態においてコンテナ1の中に進入する図示
しないローラ付プッシュ機構等によって短側板8を下方
に押すともに両サイドに押し出すように回転させて組み
立てが完了される。
【0011】本実施例において重要な構成は図2に示す
ように、短側板8の先端角部9の板厚み方向の側面が特
定方向に傾斜した傾斜面11に構成されていることであ
る。すなわち、コンテナ組み立て時におけるこの短側板
の回転方向(矢印A方向)の前面側12に向って長側板
4、5から後退する(コンテナ内方側寄りに後退する)
ような傾斜面11が構成されている。このように短側板
8の先端角部9がコンテナ組み立て時の回動方向におけ
る前面側12に向って長側板から後退する逃げ傾斜面1
1が設けられたことで、この短側板8の回動(組み立て
時)のときに、この前面側12の前面角部19が下長側
板5に当たることがなく、傾斜面11が下長側板5の上
縁15に当接し、このときに短側板8の回動力によって
この上縁15をコンテナ外方に向って押圧する分力を生
じさせることができ、短側板8の回転を阻止するような
引っ掛かり状態を回避することができる。すなわち、短
側板8の角部9と下長側板5の上縁15との引っ掛りを
回避すると共に、短側板8の押し込み時の円滑な動きを
保証することができる。この傾斜面11は直線的でもま
た適宜曲率で湾曲した形状の何方でもよい。
【0012】更にまた、図2および図3に示すように、
短側板8の側辺17と先端辺18とを結ぶ先端角部9の
輪郭形状が湾曲した面取り形状10に構成されている。
このような構成によっても、短側板8の角部9と下長側
板5の上縁15との引っ掛りを回避すると共に、短側板
8の押し込み時の円滑な動きを保証することができるも
のである。
【0013】本発明における先端角部9の形状は湾曲し
た面取り形状10の如き構成でなくてもよく、図3の想
像線にて示すように直線状の面取り形状10aでもよ
い。また、本発明のごとく傾斜面11や面取り形状1
0、10aを備えていることにより、コンテナを折り畳
むときの短側板8の引っ掛かりも回避でき動きが円滑に
なる。また、本実施例においては、下長側板5の上縁1
5が図4に示すように湾曲面あるいは直線状の面取り構
造とすることにより、上述の傾斜面11や面取り形状1
0、10aと合わせた作用効果を生じさせることができ
る。なお、この上縁15の面取りの大きさは特に限定す
るこのではないが、図示のごとく下長側板5の外面側か
ら内面側の全域にわたって形成されていることがよい。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によればコン
テナの短側板の先端角部が、コンテナ組み立て時の回動
方向における前面側に向って長側板から後退する逃げ傾
斜面に構成されているので、この短側板の回動のとき
に、その角が下長側板の上縁に当接したときに、短側板
の回動力によってこの上縁をコンテナ外方に向って押圧
する分力を生じさせることができ、短側板の角と下長側
板の上縁との引っ掛りを回避すると共に、短側板の円滑
な動きが可能となり、複雑な構造を採用することなし
に、円滑な操作が可能な折り畳み式コンテナを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の折り畳み式コンテナの斜視
図である。
【図2】図1に示した折り畳み式コンテナの作用を示す
ための一部を拡大した部分拡大斜視図である。
【図3】図1に示した折り畳み式コンテナの短側板の要
部拡大図である。
【図4】本発明の変形例における長側板の要部拡大斜視
図である。
【図5】従来のコンテナの斜視図である。
【図6】図5の部分拡大図である。
【符号の説明】
1 折り畳み式コンテナ 2 枠部 3 底板 4 上長側板 5 下長側板 6 中段ヒンジ手段 8 短側板 9 角部 10、10a 面取り部 11 傾斜面 12 前面側 13 後面側 15 下長側板の上縁 A 短側板の開き方向 B 枠部の持ち上げ方向

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠部(2)と、 前記枠部(2)にヒンジ手段を介して枢着されて互いに
    対向する一対の短側板(8)と、 前記短側板(8)の回転軸線とは直交する方向の両側面
    を構成するべく前記枠部(2)にヒンジ手段を介して枢
    着されていると共にコンテナ高さの略中段の中段ヒンジ
    手段(6)にて折り曲げ可能な一対の上下長側板(4,
    5)と、 前記下長側板(5)の下端側のヒンジ手段を介して該下
    長側板に連結された底板(3)とからなり、 前記短側板(8)の先端角部(9)の板厚み方向の側面
    が、コンテナ組み立て時における該短側板(8)の回転
    方向の前面側(12)に向い且つコンテナ内方へ傾斜す
    る傾斜面(11)に構成されたことを特徴とする折り畳み
    式コンテナ(1)。
  2. 【請求項2】 前記短側板(8)の側辺(17)と先端
    辺(18)とを結ぶ前記先端角部(9)の輪郭形状が面
    取り形状(10、10a)に構成された請求項1の折り
    畳み式コンテナ(1)。
JP28275793A 1993-11-11 1993-11-11 折り畳み式コンテナ Pending JPH07137738A (ja)

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JP (1) JPH07137738A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006117249A (ja) * 2004-10-19 2006-05-11 Nippon Express Co Ltd 折り畳み可能なコンテナ
JP2006188269A (ja) * 2005-01-07 2006-07-20 Sanko Co Ltd 折り畳みコンテナー
JP4589499B2 (ja) * 2000-08-21 2010-12-01 岐阜プラスチック工業株式会社 折り畳みコンテナ
JP2012240702A (ja) * 2011-05-19 2012-12-10 Sanko Co Ltd 折り畳みコンテナー

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990630