JPH072926Y2 - 2節蝶番 - Google Patents

2節蝶番

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JPH072926Y2
JPH072926Y2 JP1989044019U JP4401989U JPH072926Y2 JP H072926 Y2 JPH072926 Y2 JP H072926Y2 JP 1989044019 U JP1989044019 U JP 1989044019U JP 4401989 U JP4401989 U JP 4401989U JP H072926 Y2 JPH072926 Y2 JP H072926Y2
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JP
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JP1989044019U
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巌 越智
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Nippon Fruehauf Co Ltd
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Nippon Fruehauf Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は荷役用物品収納容器、いわゆるパレットコンテ
ナのような容器の開閉扉用蝶番に関するものである。
(従来技術) この種容器の開閉扉用蝶番について第6図〜第8図、並
びに第9図〜第11図を参照して説明する。
第6図は本考案に係る蝶番を使用するパレットコンテナ
(以下単に「コンテナ」という)aの斜視図である。第
6図で四角形をした底板1の三辺は側壁2,3,4で囲まれ
ている。他の一辺は観音開き式扉5,5が蝶番6で開閉可
能である。
さて、第7図は扉5が閉じた状態の斜視図、第8図はそ
の状態の平面図である。コンテナaの側壁の側枠材7と
扉5の側枠材8には、その縦方向に複数組、例えば上下
1対の蝶番6が設けられている。この蝶番は、側壁2の
側枠材7にブラケット9,9が間隔をあけて設けられてい
る。そして扉5の側枠材8には蝶番片10が設けられてい
る。そして前記ブラケット9,9と蝶番片10とがピン11で
枢支されて、扉5が開閉可能になっている。
このような蝶番を有するコンテナをバン型車両に横に整
列して積み込むと蝶番ブラケット9がコンテナの外側壁
面より外に突出しているため(第8図参照)、隣接する
コンテナ間に相当量の隙間が生じ、バン型車両の積載効
率に多大な損失があるばかりでなく、隣接する他のコン
テナに損傷を与えるという問題があった。
そこでこの問題を解決すべく、第9図に示すような2節
蝶番がある。この2節蝶番は側壁2′の側枠材7′、扉
5′の側枠材8′にはその縦方向に複数組例えば上下1
対の2節蝶番6′が設けられている。2節蝶番6′は側
壁2′の側枠材7′と扉5′の側枠材8′にそれぞれ鋼
板製で、 型に成形加工した軸受片10′a,10′bを対向させて嵌着
し、軸受片の自由端側をスペーサ10cを介して重ね合
せ、ボルト10dで連結してある(第10図)。なお、10eは
軸受片10′a,10′bの軸支用カラーである。
この2節蝶番を使用したコンテナは、蝶番がコンテナの
外側面より外に突出する部分が少くなって改善されては
いるが、最大の欠陥は第11図に示すように、扉5′開閉
時に2節蝶番6′の上下が同期しにくゝ、扉5′の開閉
が円滑に行われないという問題があった。
(考案により解決しようとする課題) 本考案は上述した従来型蝶番の問題点に鑑み、扉開閉を
円滑におこなえるようにすると共に、容器を並置した時
にも隣接するコンテナとコンテナ間に隙間なく置くこと
ができるような蝶番を提供しようとするものである。
(考案による課題の解決手段) 側壁の側枠材13と、扉の側枠材8の上下に隔設した軸ピ
ン支持ブラケット15と、これら軸ピン支持ブラケット15
間に装着される蝶番片14と、該蝶番片14の上下にあって
側壁の側枠材13に固着される受け片17とからなり、前記
側枠材13は基板13a上に蝶番片14と係合する円筒状突条1
3bと、該円筒状突条13bと平行するL型の補強突部13cを
有し、前記軸ピン支持ブラケット15は軸ピン16を通す軸
管15aを有し、前記蝶番片14は前記側枠材13の円筒状突
条13bと嵌合する凹溝14aと、該凹溝14aと平行に隔設さ
れた軸ピン16挿通用の孔14bとを有し、又前記受け片17
には前記側枠材13の円筒状突条13bと嵌合する凹溝17aを
有し、前記軸ピン16と円筒状突条13bの2個所を節とし
て270°回動可能にした。
又側壁の側枠材13′と、扉の側枠材8′の上下に隔設し
た軸ピン支持ブラケット15と、これら軸ピン支持ブラケ
ット15間に装着される蝶番片14′と、該蝶番片14′の上
下にあって側壁の側枠材13′に固着される受け片17とか
らなり、前記側枠材13′は基板13′a上に蝶番片14′と
係合する凹溝13′bを有し、前記軸ピン支持ブラケット
15は軸ピン16を通す軸管15aを有し、前記蝶番片14′は
前記側枠材13′の凹溝13′bと嵌合する突条14′aと、
該突条14′aと平行に隔設された軸ピン16挿通用の孔1
4′bとを有し、又前記受け片17には前記側枠材13′の
凹孔13′bと嵌合する凸条17′aを有し、前記軸ピン16
と凹溝13′bの2個所を節として回動し270°回動可能
にした。
(実施例) 第1図〜第5図に基いて説明する。第1図で、符号12は
本考案に係る2節蝶番である。第4図に示す如く、2節
蝶番12は側壁の側枠材13と、蝶番片14と、扉の側枠材8
側に固着した軸ピン支持ブラケット15と軸ピン16と受け
片17よりなっている。
側枠材13はたとえばアルミ押出材よりなり、基板13a上
に蝶番片14と係合する円筒状突条13bを備え、さらにこ
の円筒状突条13bと平行してL型の補強突部13cを有して
いる。なお円筒状突条13bは、基板13aとリブ13dを介し
て連設されている。
蝶番片14は前記円筒状突条13bが回転可能に嵌合する凹
溝14aと、該凹溝14aと平行に隔てられた位置に軸ピン16
を挿通する孔14bを備えている。
軸ピン支持ブラケット15はU字型に形成されており、U
字型に底部に軸管15aが固着されている。又図示されて
いないが、ブラケットの先端に単にピン孔を設けたブラ
ケットでもよい。
受け片17は蝶番片14の上下に間挿する部材で中心に前記
円筒状突条13bと嵌合する凹溝17aを有している。なお凹
溝は第3図に示すように 型の凹溝にする必要はなく、単にU字型凹溝でもよい。
(組立て方法) (1)まず最初に下側の受け片17の凹溝17aを側枠材13
の円筒状突条13bに上から挿入して嵌め込み、所定の位
置までさげて側壁側の側枠材13にねじ17b(第3図)で
固着する。
(2)次に蝶番片14の凹溝14aを側枠材13の円筒状突条1
3bに嵌め込み、下側の受け片17上に重ねる。
(3)上側の受け片17の凹溝17aを側枠材13の円筒状突
条13bに嵌め込み蝶番片14の上に重ね、側枠材13にねじ1
7b(第3図)で固着する。
(4)扉側枠材8に固着されている軸ピン支持ブラケッ
ト15,15間に蝶番片14を嵌め込み、軸ピン16を軸管15a、
孔14b、軸管15aの順に挿入する。以上で本考案の組立て
は完了である。
以上の構成であるから、第4図の如くに閉じている扉5
を矢印方向に回転すると、第4図でまず扉5は軸ピン16
のまわりに回転するが、同時に蝶番片14も円筒状突条13
bのまわりに回転し、2点鎖線の位置まで回動して停止
する。これは第4図で明らかなように、凹溝14aの開口
先端部が円筒状突条13bのリブ13dの側部に突き当るため
である。これ以後は蝶番片14は停止し、扉5のみが回動
し、結局側壁と平行になるまで回動することができる。
即ち、蝶番は軸ピン16と円筒状突条13bの2個所を節と
して回動し、270°回動することができる。
第5図は蝶番の他の実施例である。側枠材13′側に凹溝
13′b、蝶番片14′側に突条14′aが設けられたもの
で、上記第1の実施例とは雄、雌の関係が丁度逆になっ
ている。又図示しないが受け片17′側もこれに対応して
側枠材13′の凹溝13′bと嵌合する凸条17′aを有して
いる。
尚、本考案の蝶番はパレットにのみ限定されるものでは
なく、例えばバン型車両の観音開き扉の蝶番としても使
用することができる。
(効果) 1)蝶番がコンテナから外に突出することなく、コンテ
ナの外枠内に納さまるので、コンテナを並置した場合、
隣接するコンテナあるいは建物壁あるいはバン型車両の
荷箱側壁等に損傷を与えることがなく、さらにコンテナ
とコンテナ間の隙間がなくなり、バン型車両等に積載し
た時、積載効率が一段と向上する。
2)上下の軸ピン支持ブラケット間に蝶番片を介在させ
たので、蝶番構造が上下一体化し、上下の軸ピン支持ブ
ラケットの回転中心が整合し、円滑な開閉が可能とな
る。
3)突条又は凹溝を有する側枠材及び蝶番片を押し出し
成形できるもので、製作工程が単純化でき、コスト的に
も有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る2節蝶番を備えたコンテナ。 第2図は蝶番の分解図。 第3図は受け片の取付方法を示す拡大図。 第4図は第1図のIV−IV断面図で、扉を閉じた状態の蝶
番を示す。 第5図は蝶番の他の実施例を示す。 第6図はコンテナの斜視図。 第7図は公知蝶番を示す斜視図。 第8図は同じく平面図。 第9図は公知2節蝶番を示す。 第10図は第9図のX−X断面図。 第11図は公知2節蝶番の作動時の状態を示す。 図において; a……コンテナ 1……底板、2,3,4……側壁 5……観音開き式扉、6……蝶番 7,8……側枠材、9……ブラケット 10……蝶番片、11……ピン 12……2節蝶番、13……(側壁の)側枠材 13a……基板、13b……円筒状突条 13c……L型突部、14……蝶番片 14a……凹溝、14b……孔 15……軸ピン支持ブラケット 15a……軸管、16……軸ピン 17……受け片、17a……凹溝 17b……ねじ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】側壁の側枠材(13)と、扉の側枠材(8)
    の上下に隔設した軸ピン支持ブラケット(15)と、これ
    ら軸ピン支持ブラケット(15)間に装着される蝶番片
    (14)と、該蝶番片(14)の上下にあって側壁の側枠材
    (13)に固着される受け片(17)とからなり、前記側枠
    材(13)は基板(13a)上に蝶番片(14)と係合する円
    筒状突条(13b)と、該円筒状突条(13b)と平行するL
    型の補強突部(13c)を有し、前記軸ピン支持ブラケッ
    ト(15)は軸ピン(16)を通す軸管(15a)を有し、前
    記蝶番片(14)は前記側枠材(13)の円筒状突条(13
    b)と嵌合する凹溝(14a)と、該凹溝(14a)と平行に
    隔設された軸ピン(16)挿通用の孔(14b)とを有し、
    又前記受け片(17)には前記側枠材(13)の円筒状突条
    (13b)と嵌合する凹溝(17a)を有し、前記軸ピン(1
    6)と円筒状突条(13b)の2個所を節として回動して27
    0°回動可能にしたことを特徴とする2節蝶番。
  2. 【請求項2】側壁の側枠材(13′)と、扉の側枠材
    (8′)の上下に隔設した軸ピン支持ブラケット(15)
    と、これら軸ピン支持ブラケット(15)間に装着される
    蝶番片(14′)と、該蝶番片(14′)の上下にあって側
    壁の側枠材(13′)に固着される受け片(17)とからな
    り、前記側枠材(13′)は基板(13′a)上に蝶番片
    (14′)と係合する凹溝(13′b)を有し、前記軸ピン
    支持ブラケット(15)は軸ピン(16)を通す軸管(15
    a)を有し、前記蝶番片(14′)は前記側枠材(13′)
    の凹溝(13′b)と嵌合する突条(14′a)と、該突条
    (14′a)と平行に隔設された軸ピン(16)挿通用の孔
    (14′b)とを有し、又前記受け片(17)には前記側枠
    材(13′)の凹溝(13′b)と嵌合する凸条(17′a)
    を有し、前記軸ピン(16)と凹溝(13′b)の2個所を
    節として回動し270°回動可能にしたことを特徴とする
    2節蝶番。
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JPH02134279U JPH02134279U (ja) 1990-11-07
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JPS59190861U (ja) * 1983-06-03 1984-12-18 佐世保重工業株式会社 折りたたみ式コンテナに好適なドアヒンジ
JPS6017887U (ja) * 1983-07-14 1985-02-06 株式会社 ダイカ プラスチツク押出成形による蝶番付扉

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