JP2000204839A - 折り戸 - Google Patents
折り戸Info
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- JP2000204839A JP2000204839A JP11003289A JP328999A JP2000204839A JP 2000204839 A JP2000204839 A JP 2000204839A JP 11003289 A JP11003289 A JP 11003289A JP 328999 A JP328999 A JP 328999A JP 2000204839 A JP2000204839 A JP 2000204839A
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- Japan
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- door
- frame
- wheel
- wall
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- Extensible Doors And Revolving Doors (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 施工が容易な折り戸を提供する。
【解決手段】 扉13と枠11とを備え、扉13は、吊
元側の第1扉15と第1扉15に対して回転自在に連結
した戸先側の第2扉17と、第2扉17の上端に設けた
戸車23と、第1扉の吊元側の上部に設けた上側係合部
62と、第1扉の吊元側の下部に設けた下側係合部61
とを備え、枠11の上枠3は、上壁3aと内側壁3bと
を有する枠本体3cと、内側壁3bに対向する位置で枠
本体3aに取り付ける外側壁部材10とを備え、上枠3
の内側壁3bは戸車23が走行する内側レール41を備
え、枠11の吊元側の下側コーナー部50は下側係合部
61を回動自在に係合する下側被係合部51を備え、枠
11の吊元側の上側コーナー部は上側係合部62を回動
自在に係合する上側被係合部53を備えており、下側係
合部61を下側被係合部51に係合して扉13を枠11
内に配置したときに戸車23が内側レール41に載置で
きるとともに外側壁部材10を枠本体3cに取り付けで
きる。
元側の第1扉15と第1扉15に対して回転自在に連結
した戸先側の第2扉17と、第2扉17の上端に設けた
戸車23と、第1扉の吊元側の上部に設けた上側係合部
62と、第1扉の吊元側の下部に設けた下側係合部61
とを備え、枠11の上枠3は、上壁3aと内側壁3bと
を有する枠本体3cと、内側壁3bに対向する位置で枠
本体3aに取り付ける外側壁部材10とを備え、上枠3
の内側壁3bは戸車23が走行する内側レール41を備
え、枠11の吊元側の下側コーナー部50は下側係合部
61を回動自在に係合する下側被係合部51を備え、枠
11の吊元側の上側コーナー部は上側係合部62を回動
自在に係合する上側被係合部53を備えており、下側係
合部61を下側被係合部51に係合して扉13を枠11
内に配置したときに戸車23が内側レール41に載置で
きるとともに外側壁部材10を枠本体3cに取り付けで
きる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上吊式の折り戸に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、上吊式折り戸では、戸先側扉の
上端に戸車を取り付け、上枠に設けたレールに戸車を載
せて、開閉時に戸車を上枠のレールに沿って走行させ、
扉を開くときには扉を折りたたむようになっている。こ
の種の上吊式の折り戸を施工する際には、建物開口の四
周に取り付けた枠に、扉をけんどん方式により取り付け
たり、あるいは予めレールに戸車を装着した上枠を建物
の開口に取り付け、その後扉を戸車に固定している。
上端に戸車を取り付け、上枠に設けたレールに戸車を載
せて、開閉時に戸車を上枠のレールに沿って走行させ、
扉を開くときには扉を折りたたむようになっている。こ
の種の上吊式の折り戸を施工する際には、建物開口の四
周に取り付けた枠に、扉をけんどん方式により取り付け
たり、あるいは予めレールに戸車を装着した上枠を建物
の開口に取り付け、その後扉を戸車に固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、けんどん方式
による取り付けの場合には、扉を持ち上げて保持して枠
に嵌めつける必要があり、予め戸車をレールに装着する
方法の場合には、扉を持ち上げて保持した状態で扉を戸
車に固定する必要があるため、施工に手間がかかるとい
う問題点がある。そこで、本発明は、施工が容易な折り
戸を提供することを目的とする。
による取り付けの場合には、扉を持ち上げて保持して枠
に嵌めつける必要があり、予め戸車をレールに装着する
方法の場合には、扉を持ち上げて保持した状態で扉を戸
車に固定する必要があるため、施工に手間がかかるとい
う問題点がある。そこで、本発明は、施工が容易な折り
戸を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、扉と枠とを備え、扉は、吊元側の第1扉と、第1扉
に対して回転自在に連結した戸先側の第2扉と、第2扉
の上端に設けた戸車と、第1扉の吊元側の上部に設けた
上側係合部と、第1扉の吊元側の下部に設けた下側係合
部とを備え、枠の上枠は、上壁と内側壁とを有する枠本
体と、内側壁に対向する位置で枠本体に取り付ける外側
壁部材とを備え、上枠の内側壁は戸車が走行する内側レ
ールを備え、枠の吊元側の上側コーナー部は上側係合部
を回動自在に係合する上側被係合部を備え、枠の吊元側
の下側コーナー部は下側係合部を回動自在に係合する下
側被係合部を備えており、下側係合部を下側被係合部に
係合して扉を枠内に配置したときに、戸車が内側レール
に載置できるとともに外側壁部材を枠本体に取り付けで
きることを特徴とする。
は、扉と枠とを備え、扉は、吊元側の第1扉と、第1扉
に対して回転自在に連結した戸先側の第2扉と、第2扉
の上端に設けた戸車と、第1扉の吊元側の上部に設けた
上側係合部と、第1扉の吊元側の下部に設けた下側係合
部とを備え、枠の上枠は、上壁と内側壁とを有する枠本
体と、内側壁に対向する位置で枠本体に取り付ける外側
壁部材とを備え、上枠の内側壁は戸車が走行する内側レ
ールを備え、枠の吊元側の上側コーナー部は上側係合部
を回動自在に係合する上側被係合部を備え、枠の吊元側
の下側コーナー部は下側係合部を回動自在に係合する下
側被係合部を備えており、下側係合部を下側被係合部に
係合して扉を枠内に配置したときに、戸車が内側レール
に載置できるとともに外側壁部材を枠本体に取り付けで
きることを特徴とする。
【0005】この請求項1に記載の発明は、施工の際に
は、建物の開口に枠を取り付け、第1扉の吊元側の下部
に設けた被係合部を枠の下側コーナー部の係合部に係合
させ、扉を枠内に配置する。このように扉を枠内に配置
すると同時に、第2扉に設けた戸車が上枠の内側レール
に載る。次に、外側壁部材を上枠の枠本体に取り付け
る。これにより施工が終了する。従って、本発明によれ
ば、施工時に扉を持ち上げて保持することなく、折り戸
の施工が容易にできる。また、メンテナンスにおいても
上述した手順を逆に行なうことによって、容易に扉を枠
から外すことができる。更に、扉を枠に取り付ける際に
は扉の下框を床や下枠に強く当てたり擦らないようにし
て取り付けできるので、下框や下框に取り付けたタイト
材の損傷を防止できる。
は、建物の開口に枠を取り付け、第1扉の吊元側の下部
に設けた被係合部を枠の下側コーナー部の係合部に係合
させ、扉を枠内に配置する。このように扉を枠内に配置
すると同時に、第2扉に設けた戸車が上枠の内側レール
に載る。次に、外側壁部材を上枠の枠本体に取り付け
る。これにより施工が終了する。従って、本発明によれ
ば、施工時に扉を持ち上げて保持することなく、折り戸
の施工が容易にできる。また、メンテナンスにおいても
上述した手順を逆に行なうことによって、容易に扉を枠
から外すことができる。更に、扉を枠に取り付ける際に
は扉の下框を床や下枠に強く当てたり擦らないようにし
て取り付けできるので、下框や下框に取り付けたタイト
材の損傷を防止できる。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、下側係合部を下側被係合部に係合し戸
車を内側レールに載置するときに、上側係合部が上側被
係合部に係合してあることを特徴とする。
の発明において、下側係合部を下側被係合部に係合し戸
車を内側レールに載置するときに、上側係合部が上側被
係合部に係合してあることを特徴とする。
【0007】この請求項2に記載の発明は、請求項1に
記載の発明の作用効果を備えるとともに、上側係合部と
下側係合部とを軸として扉を回動させて、扉を枠の開口
に配置できるので、更に施工が容易である。
記載の発明の作用効果を備えるとともに、上側係合部と
下側係合部とを軸として扉を回動させて、扉を枠の開口
に配置できるので、更に施工が容易である。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明において、戸車は、内側壁側の内側車
と、外側壁部材側の外側車とを備え、内側車が内側レー
ルを走行し、外側壁部材は、外側車が走行する外側レー
ルを備えることを特徴とする。
2に記載の発明において、戸車は、内側壁側の内側車
と、外側壁部材側の外側車とを備え、内側車が内側レー
ルを走行し、外側壁部材は、外側車が走行する外側レー
ルを備えることを特徴とする。
【0009】この請求項3に記載の発明は、請求項1に
記載の発明の作用効果を備えるとともに、戸車は外側車
と内側車とにより、それぞれのレールに沿って走行する
ので、戸車が脱輪し難くく、安定して走行できる。
記載の発明の作用効果を備えるとともに、戸車は外側車
と内側車とにより、それぞれのレールに沿って走行する
ので、戸車が脱輪し難くく、安定して走行できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照して、本
発明の実施の形態を詳細に説明する。図1乃至図3に示
すように、本実施の形態にかかる折り戸1は、浴室に設
けており、浴室側(外側)と脱衣室側(内側)とを仕切
っている。この折り戸1は、枠11と扉13とを備えて
おり、枠11は、建物の開口の四周に固定した上枠3、
下枠5、吊元側竪枠7、戸先側竪枠9とで形成されてお
り、上枠3は、上壁3aと脱衣室側の内側壁3bとによ
り断面略L字形状を形成する枠本体3cと、枠本体3c
の浴室側に取り付けた外側壁部材10とにより構成され
ている。扉13は、本実施の形態では、吊元側の第1扉
15と、戸先側の第2扉17との2枚の扉を連結部19
により回動自在に連結しており、扉13を開くときに
は、連結部19を中心にして第1扉15が第2扉17に
対して回動し(図4参照)、第1扉15と第2扉17と
の2枚の扉を重ねるものである。第2扉17の戸先框2
1には、その上端に戸車23が取り付けられている。戸
車23は、戸先框21に連結された回動軸25と、内側
車27と、外側車29とを備えており、これらの車が後
述するレールを走行するようになっている。本実施の形
態では、内側車27と外側車29との両方の車がそれぞ
れレールを走行する構成であるから、戸車23が脱輪し
難く、安定して走行させることができる。この内側車2
7と外側車29との上側には、円盤状のガイド部31が
回転可能に取り付けられている。第1扉15及び第2扉
17の下框18には、それぞれ扉13を閉じた際に下枠
5に当接して気密を図るタイト材33が突設されてい
る。第2扉17は、下框18の戸先側に下に向けて突設
したガイドピン37備えており、下枠5に設けた後述す
る案内溝37に嵌まっている。このガイドピン37は、
ねじにより下框18に螺合されており、ガイドピン37
を回すと下方に突き出るようになっている。上枠3の枠
本体3cには、脱衣室側(内側)の内側壁3bに、内側
車27が走行する内側レール41が形成されている。こ
の枠本体3cは、浴室側(外側)が開口しており、この
開口に外側壁部材10が取り付けられている。枠本体3
cと外側壁部材10とで戸車23を収納する空間39が
形成されており、外側壁部材10には、外側車29が走
行する外側レール43が形成されている。これらの内側
レール41と外側レール43とは、それぞれ平坦に形成
されており、横から戸車23を水平方向に移動して載置
できるようになっている。上枠3において、上壁3aと
戸車23とは近接しており、上枠3にけんどん用スペー
スを設けていないので上枠3を小型にでき、嵩張らず、
軽量で且つ取り扱いやすい。また、枠本体3cの内側壁
3bには、内側レール41の上方に内側レール41に沿
って設けられた内側規制部45が形成されており、外側
壁部材10には、外側レール43の上方に外側レール4
3に沿って設けられた外側規制部47が形成されてい
る。これらの外側規制部45と内側規制部47とでガイ
ド部31を挟み、戸車23の見込み方向の移動を規制
し、内側レール41と外側レール43とから車27、2
9が脱落するのを防止している。下枠5は、床面との段
差がほとんどなく、床面と略同一レベルにあるいわゆる
バリヤーフリータイプである。この下枠5には、上述し
たガイドピン37の移動を案内する案内溝35が形成さ
れている。また、下枠5と吊元側竪枠7との下側コーナ
ー部50において、下枠5には、下側被係合部51がね
じ止めされている。この下側被係合部51は、座金63
に固定された軸であり、第1扉15の下端に形成された
下側係合部61である軸孔に係合されている。上枠3と
吊元側竪枠7との上側コーナー部52において、吊元側
竪枠7には、上側被係合部53がねじ止めされている。
この上側被係合部53は、座金65に固定された軸であ
り、第1扉15の上端に形成された上側係合部62であ
る軸孔に係合されている。この座金65は、図1に示す
ように、ビス57により吊元側竪枠7に固定される。
発明の実施の形態を詳細に説明する。図1乃至図3に示
すように、本実施の形態にかかる折り戸1は、浴室に設
けており、浴室側(外側)と脱衣室側(内側)とを仕切
っている。この折り戸1は、枠11と扉13とを備えて
おり、枠11は、建物の開口の四周に固定した上枠3、
下枠5、吊元側竪枠7、戸先側竪枠9とで形成されてお
り、上枠3は、上壁3aと脱衣室側の内側壁3bとによ
り断面略L字形状を形成する枠本体3cと、枠本体3c
の浴室側に取り付けた外側壁部材10とにより構成され
ている。扉13は、本実施の形態では、吊元側の第1扉
15と、戸先側の第2扉17との2枚の扉を連結部19
により回動自在に連結しており、扉13を開くときに
は、連結部19を中心にして第1扉15が第2扉17に
対して回動し(図4参照)、第1扉15と第2扉17と
の2枚の扉を重ねるものである。第2扉17の戸先框2
1には、その上端に戸車23が取り付けられている。戸
車23は、戸先框21に連結された回動軸25と、内側
車27と、外側車29とを備えており、これらの車が後
述するレールを走行するようになっている。本実施の形
態では、内側車27と外側車29との両方の車がそれぞ
れレールを走行する構成であるから、戸車23が脱輪し
難く、安定して走行させることができる。この内側車2
7と外側車29との上側には、円盤状のガイド部31が
回転可能に取り付けられている。第1扉15及び第2扉
17の下框18には、それぞれ扉13を閉じた際に下枠
5に当接して気密を図るタイト材33が突設されてい
る。第2扉17は、下框18の戸先側に下に向けて突設
したガイドピン37備えており、下枠5に設けた後述す
る案内溝37に嵌まっている。このガイドピン37は、
ねじにより下框18に螺合されており、ガイドピン37
を回すと下方に突き出るようになっている。上枠3の枠
本体3cには、脱衣室側(内側)の内側壁3bに、内側
車27が走行する内側レール41が形成されている。こ
の枠本体3cは、浴室側(外側)が開口しており、この
開口に外側壁部材10が取り付けられている。枠本体3
cと外側壁部材10とで戸車23を収納する空間39が
形成されており、外側壁部材10には、外側車29が走
行する外側レール43が形成されている。これらの内側
レール41と外側レール43とは、それぞれ平坦に形成
されており、横から戸車23を水平方向に移動して載置
できるようになっている。上枠3において、上壁3aと
戸車23とは近接しており、上枠3にけんどん用スペー
スを設けていないので上枠3を小型にでき、嵩張らず、
軽量で且つ取り扱いやすい。また、枠本体3cの内側壁
3bには、内側レール41の上方に内側レール41に沿
って設けられた内側規制部45が形成されており、外側
壁部材10には、外側レール43の上方に外側レール4
3に沿って設けられた外側規制部47が形成されてい
る。これらの外側規制部45と内側規制部47とでガイ
ド部31を挟み、戸車23の見込み方向の移動を規制
し、内側レール41と外側レール43とから車27、2
9が脱落するのを防止している。下枠5は、床面との段
差がほとんどなく、床面と略同一レベルにあるいわゆる
バリヤーフリータイプである。この下枠5には、上述し
たガイドピン37の移動を案内する案内溝35が形成さ
れている。また、下枠5と吊元側竪枠7との下側コーナ
ー部50において、下枠5には、下側被係合部51がね
じ止めされている。この下側被係合部51は、座金63
に固定された軸であり、第1扉15の下端に形成された
下側係合部61である軸孔に係合されている。上枠3と
吊元側竪枠7との上側コーナー部52において、吊元側
竪枠7には、上側被係合部53がねじ止めされている。
この上側被係合部53は、座金65に固定された軸であ
り、第1扉15の上端に形成された上側係合部62であ
る軸孔に係合されている。この座金65は、図1に示す
ように、ビス57により吊元側竪枠7に固定される。
【0011】次に、本実施形態の作用を説明する。施工
時には、建物の開口の周囲に上枠3、下枠5、吊元側竪
枠7、戸先側竪枠9、を取り付ける。更に、下枠5と吊
元側竪枠との下側コーナー部50に下側被係合部51を
ねじ止めする。一方、扉13には、第2扉17の戸先框
21の上端に戸車23を取り付ける。そして、図1に示
すように、第1扉15と第2扉17とを平面状に開いた
状態にし、枠11の開口面に対して角度を形成する位置
(図1に実線で示す状態)で、第1扉15の吊元側框2
2の下端の下側係合部61に下側被係合部51を係合さ
せる(第1工程)。次に、第1扉15の吊元側框22の
上端の上側係合部62に上側被係合部53を係合させ、
上側被係合部53を吊元側竪枠7にねじ止めする(第2
工程)。続いて、図1に矢印で示すように、扉13を開
いた状態で、下側被係合部51及び上側被係合部53を
軸として回動させ、枠11内に扉13を位置させ、戸車
23の内側車27を上枠3の内側レール41に乗せる
(第3工程)。内側車27は、枠11に対して扉13を
持ち上げることなく、横に移動するだけで、枠本体3c
の室外側から容易に内側レール41に載せることができ
る。次に、外側壁部材10を枠本体3cの室外側開口を
塞ぐように配置し、室外側レール43に外側車29を載
せた状態にして、ビス54により枠本体3cに固定する
(第4工程)。この状態で、第2扉17のガイドピン3
7をまわして下方に突設させ、下枠5の案内溝37内に
係合させる(第5工程)。このようにして、折り戸1を
施工することができ、従来のようにけんどん方式によら
ないため、扉13を持ち上げて上枠に嵌め込んだり、持
ち上げて保持した状態で戸車23に固定する必要がない
ので、施工やメンテナンスが容易である。更に、施工の
際に、下框18に設けたタイト材33が扉の加重を受け
て下枠5等に当接するのを防止できるので、タイト材3
3を損傷し難い。特に、いわゆる下枠フラットの場合
で、下枠5側にけんどん方式による扉の取り付けスペー
スがない場合にも、扉13の下框18や下框18に設け
たタイト材33を下枠5に強く当てたり擦らないように
して施工やメンテナンスが容易にできる。尚、折り戸1
の開閉時には、図4に実線で示すように、第1扉15及
び第2扉17とを互いに折り重ねるようにして戸を開
き、第1扉15と第2扉17とを同一面にするようにし
て戸を閉じる。本発明は、上述した実施形態に限らず、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
時には、建物の開口の周囲に上枠3、下枠5、吊元側竪
枠7、戸先側竪枠9、を取り付ける。更に、下枠5と吊
元側竪枠との下側コーナー部50に下側被係合部51を
ねじ止めする。一方、扉13には、第2扉17の戸先框
21の上端に戸車23を取り付ける。そして、図1に示
すように、第1扉15と第2扉17とを平面状に開いた
状態にし、枠11の開口面に対して角度を形成する位置
(図1に実線で示す状態)で、第1扉15の吊元側框2
2の下端の下側係合部61に下側被係合部51を係合さ
せる(第1工程)。次に、第1扉15の吊元側框22の
上端の上側係合部62に上側被係合部53を係合させ、
上側被係合部53を吊元側竪枠7にねじ止めする(第2
工程)。続いて、図1に矢印で示すように、扉13を開
いた状態で、下側被係合部51及び上側被係合部53を
軸として回動させ、枠11内に扉13を位置させ、戸車
23の内側車27を上枠3の内側レール41に乗せる
(第3工程)。内側車27は、枠11に対して扉13を
持ち上げることなく、横に移動するだけで、枠本体3c
の室外側から容易に内側レール41に載せることができ
る。次に、外側壁部材10を枠本体3cの室外側開口を
塞ぐように配置し、室外側レール43に外側車29を載
せた状態にして、ビス54により枠本体3cに固定する
(第4工程)。この状態で、第2扉17のガイドピン3
7をまわして下方に突設させ、下枠5の案内溝37内に
係合させる(第5工程)。このようにして、折り戸1を
施工することができ、従来のようにけんどん方式によら
ないため、扉13を持ち上げて上枠に嵌め込んだり、持
ち上げて保持した状態で戸車23に固定する必要がない
ので、施工やメンテナンスが容易である。更に、施工の
際に、下框18に設けたタイト材33が扉の加重を受け
て下枠5等に当接するのを防止できるので、タイト材3
3を損傷し難い。特に、いわゆる下枠フラットの場合
で、下枠5側にけんどん方式による扉の取り付けスペー
スがない場合にも、扉13の下框18や下框18に設け
たタイト材33を下枠5に強く当てたり擦らないように
して施工やメンテナンスが容易にできる。尚、折り戸1
の開閉時には、図4に実線で示すように、第1扉15及
び第2扉17とを互いに折り重ねるようにして戸を開
き、第1扉15と第2扉17とを同一面にするようにし
て戸を閉じる。本発明は、上述した実施形態に限らず、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
【0012】例えば、折り戸の施工方法は、上述した第
1乃至第5工程の順序による方法に限らず、少し上端を
倒した状態で扉13を枠11内に配置するとともに、第
1扉15の吊元側框22の下端を下側被係合部51に係
合させる工程を第1工程とし、次に、扉を立てて、枠1
1内に扉13を位置させることによって、戸車23内側
車27を上枠3の内側レール41に乗せ(第3工程)、
上述した第2工程、第4工程及び第5工程をおこなうも
のであってもよい。また、上述した第1工程、第3工
程、第4工程をおこないその後、第2工程及び第5工程
を行なうものであってもよい。尚、この変形例及び上述
した実施の形態において、第2工程と、第4工程と、第
5工程とはいずれを先におこなうものであってもよい。
更に、上述した実施の形態において、第1工程及び第2
工程の後に第5工程をおこないその後、第3及び第4工
程をおこなってもよい。扉13は、2枚の扉で構成する
ことに限らず、3枚、または4枚等の複数枚であっても
よい。上側被係合部53は吊元側竪枠7に上枠3に固定
するものであってもよく、また、下側被係合部51も下
枠5に限らず、吊元側竪枠7に固定するものであっても
よい。上側被係合部53の座金65は、ビス57により
吊元側竪枠7に固定されることに限らず、竪枠7に対し
て座金65を上下にスライド可能に設けておき、施工時
に上方に持ち上げた後、第1扉15の孔62に上側被係
合部53を落とし込むようにしてもよい。戸車23は、
内側車27と外側車29との両方を備えることに限ら
ず、内側車のみであってもよい。この場合には外側壁部
材10に外側レール43は必要ない。また、内側を脱衣
室側とし、外側を浴室側にすることに限らず、内側を浴
室側とし外側を脱衣室側としてもよい。更に、本発明の
折り戸は、用途として浴室に用いるものに限らない。
1乃至第5工程の順序による方法に限らず、少し上端を
倒した状態で扉13を枠11内に配置するとともに、第
1扉15の吊元側框22の下端を下側被係合部51に係
合させる工程を第1工程とし、次に、扉を立てて、枠1
1内に扉13を位置させることによって、戸車23内側
車27を上枠3の内側レール41に乗せ(第3工程)、
上述した第2工程、第4工程及び第5工程をおこなうも
のであってもよい。また、上述した第1工程、第3工
程、第4工程をおこないその後、第2工程及び第5工程
を行なうものであってもよい。尚、この変形例及び上述
した実施の形態において、第2工程と、第4工程と、第
5工程とはいずれを先におこなうものであってもよい。
更に、上述した実施の形態において、第1工程及び第2
工程の後に第5工程をおこないその後、第3及び第4工
程をおこなってもよい。扉13は、2枚の扉で構成する
ことに限らず、3枚、または4枚等の複数枚であっても
よい。上側被係合部53は吊元側竪枠7に上枠3に固定
するものであってもよく、また、下側被係合部51も下
枠5に限らず、吊元側竪枠7に固定するものであっても
よい。上側被係合部53の座金65は、ビス57により
吊元側竪枠7に固定されることに限らず、竪枠7に対し
て座金65を上下にスライド可能に設けておき、施工時
に上方に持ち上げた後、第1扉15の孔62に上側被係
合部53を落とし込むようにしてもよい。戸車23は、
内側車27と外側車29との両方を備えることに限ら
ず、内側車のみであってもよい。この場合には外側壁部
材10に外側レール43は必要ない。また、内側を脱衣
室側とし、外側を浴室側にすることに限らず、内側を浴
室側とし外側を脱衣室側としてもよい。更に、本発明の
折り戸は、用途として浴室に用いるものに限らない。
【0013】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、施工の
際に、扉を枠内に位置させると第2扉に設けた戸車が上
枠の枠本体に設けた内側レールに載るので、施工時に扉
を持ち上げて保持することなく、折り戸の施工やメンテ
ナンスが容易にできる。また、扉を枠に取り付ける際に
は扉の下框が下枠に当たらないようにして取り付けでき
るので、下框や下框に設けたタイト材の損傷を防止でき
る。
際に、扉を枠内に位置させると第2扉に設けた戸車が上
枠の枠本体に設けた内側レールに載るので、施工時に扉
を持ち上げて保持することなく、折り戸の施工やメンテ
ナンスが容易にできる。また、扉を枠に取り付ける際に
は扉の下框が下枠に当たらないようにして取り付けでき
るので、下框や下框に設けたタイト材の損傷を防止でき
る。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果を備えるとともに、上側係合部と下
側係合部とを軸として扉を回動させて、枠の開口に配置
できるので、更に施工が容易である。
に記載の発明の効果を備えるとともに、上側係合部と下
側係合部とを軸として扉を回動させて、枠の開口に配置
できるので、更に施工が容易である。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
または2に記載の発明の効果を備えるとともに、戸車は
外側車と内側車との両側に車を備え、それぞれのレール
に沿って走行する構成であるから、戸車が脱輪し難く、
安定して走行できる。
または2に記載の発明の効果を備えるとともに、戸車は
外側車と内側車との両側に車を備え、それぞれのレール
に沿って走行する構成であるから、戸車が脱輪し難く、
安定して走行できる。
【0016】
【図1】本発明の実施形態にかかる折り戸の概略的構成
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図2】図1に示す折り戸の縦断面図である。
【図3】図1に示す折り戸の横断面図である。
【図4】図1に示す折戸の使用状態を示す斜視図であ
る。
る。
1 折り戸 3 上枠 3a 上壁 3b 内側壁 3c 枠本体 10 外側壁部材 11 枠 13 扉 15 第1扉 17 第2扉 23 戸車 27 内側車 29 外側車 41 内側レール 43 外側レール 50 下側コーナー部 51 下側被係合部 52 上側コーナー部 53 上側被係合部 61 下側係合部 62 上側係合部
Claims (3)
- 【請求項1】扉と枠とを備え、扉は、吊元側の第1扉
と、第1扉に対して回転自在に連結した戸先側の第2扉
と、第2扉の上端に設けた戸車と、第1扉の吊元側の上
部に設けた上側係合部と、第1扉の吊元側の下部に設け
た下側係合部とを備え、枠の上枠は、上壁と内側壁とを
有する枠本体と、内側壁に対向する位置で枠本体に取り
付ける外側壁部材とを備え、上枠の内側壁は戸車が走行
する内側レールを備え、枠の吊元側の上側コーナー部は
上側係合部を回動自在に係合する上側被係合部を備え、
枠の吊元側の下側コーナー部は下側係合部を回動自在に
係合する下側被係合部を備えており、下側係合部を下側
被係合部に係合して扉を枠内に配置したときに、戸車が
内側レールに載置できるとともに外側壁部材を枠本体に
取り付けできることを特徴とする折り戸。 - 【請求項2】下側係合部を下側被係合部に係合し戸車を
内側レールに載置するときに、上側係合部が上側被係合
部に係合してあることを特徴とする請求項1に記載の折
り戸。 - 【請求項3】戸車は、内側壁側の内側車と、外側壁部材
側の外側車とを備え、内側車が内側レールを走行し、外
側壁部材は、外側車が走行する外側レールを備えること
を特徴とする請求項1に記載の折り戸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11003289A JP2000204839A (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | 折り戸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11003289A JP2000204839A (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | 折り戸 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000204839A true JP2000204839A (ja) | 2000-07-25 |
Family
ID=11553249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11003289A Pending JP2000204839A (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | 折り戸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000204839A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101764162B1 (ko) | 2015-05-12 | 2017-08-03 | 제이에스폴딩도어 주식회사 | 폴딩도어의 외곽프레임 조립체 |
-
1999
- 1999-01-08 JP JP11003289A patent/JP2000204839A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101764162B1 (ko) | 2015-05-12 | 2017-08-03 | 제이에스폴딩도어 주식회사 | 폴딩도어의 외곽프레임 조립체 |
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