JP5630893B2 - パネル用ジョイント - Google Patents

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Description

本発明は、運搬用台車の側面パネルなどのパネルの連結構造に最適なジョイントに関する。
運搬用台車では、車輪付きのフレームにパレットを取り付け、パレットの周囲の3面に荷崩れ防止用の側面パネルを立設して構成して、パレットを起こして、側面パネルを折り畳みネスティングできる構造のものが提案されている。この場合、側面パネルは、金属パイプを枠状に屈曲して、枠内に格子を形成して構成して、隣接するパネルで、並列した縦枠(支柱)を金属製のジョイント(連結部材)で連結していた。ジョイントで、隣接する側面パネルの位置を保ち、ジョイントを取り付けた支柱廻りに側面パネルを回転可能に形成していた。
この場合、ジョイントは、縦に半割した半円形のパイプ嵌装部とパイプ嵌装部を平板で一体に連設した構造とした2つのジョイント片から構成していた。並列した支柱パイプで、パイプ嵌装部を支柱に被せながら、両ジョイント片の平板を重ねて、平板をボルト・ナットで固定し、あるいは溶接で固定していた。また、この場合、一方の側面パネルの支柱とパイプ嵌装部で、回転又は摺動しないように、溶接していた。
このような、2つのジョイント片から構成する場合には、溶接作業が面倒であり、また組立・分解も面倒となるため、一体型のジョイントが提案されている。
例えば、一方の側面パネルの支柱の一部(ジョイント取付位置)を角に絞り、他方の側面パネルの支柱はそのまま円形断面とする。ジョイントは、左右一対の挟持板の一側に角形嵌合部を形成し、他側に丸パイプに嵌装する半円形嵌合部を形成し、角形嵌合部は閉鎖され、半円形嵌合部側が開く構造となっていた(特許文献1、2)。このジョイントでは、角形嵌合部を角に絞った一方の支柱に嵌装した後、半円形嵌合部側を他方の支柱に被せて閉じて、挟持板を重ねてボルトで固定することにより取り付けていた。
特開2007−302175号公報 特開2000−71994号公報
前記従来の技術では、パイプに角絞り部を形成しなければならず、角絞り部で強度が弱まるおそれがあり、また、後付で取り付けることが困難であった。また、両側面パネルを何れも保持しながら、組み立てる必要があり、組立作業の煩雑さは残っていた。更に、半円形嵌合部側が開くことを防止する必要があった。
本発明は、半周より多い範囲で嵌装される部分円弧状の内面を有する嵌装部と連結平板とから、2つのジョイント片を構成し、一方のジョイント片の嵌装部を一方の側面パネルの支柱に、他方のジョイント片の嵌装部を他方の側面パネルの支柱に、夫々取付できる。よって、パイプと嵌装部とは互いに係止できる単純な加工で良く、組立作業は両連結平板を重ねて連結するだけであるので大幅に組み立て作業を簡略して、前記問題点を解決した。
即ち、このパネル用ジョイントの発明は、支柱を有する2つのパネルで前記支柱を並列させて、並列した支柱間に取り付けて、2つのパネルを連結する部材であって、以下のように構成したことを特徴とするパネル用ジョイントである。
(1) 前記ジョイントは、第1ジョイント片と第2ジョイント片とから構成する。
(2) 前記第1ジョイント片は、前記支柱に嵌装できる部分円弧状の内面を有する第1嵌装部に、第1連結平板を一体に形成して構成する。前記第1嵌装部は縦切欠を形成して部分円弧状とする。
(3) 前記第1連結平板は、前記第1嵌装部の縦切欠の一側の縁に連設した第1内連結平板と、前記第1嵌装部の縦切欠の他側の縁に連設した第1外連結平板と、から構成し、前記第1内連結平板と前記第1外連結平板を間隙を空けて配置する。前記第1内連結平板の内面は、前記第1嵌装部の軸から半径方向の延長線に沿って配置し、前記第1外連結平板の先端に、凹面の円弧状先端面を形成する。
(4) 前記第2ジョイント片は、前記支柱に嵌装できる部分円弧状の内面を有する第2嵌装部に、第2連結平板を一体に形成して構成する。前記第2嵌装部は縦切欠を形成して部分円弧状とする。
(5) 前記第2連結平板は、前記第2嵌装部の縦切欠の一側の縁に連設した第2内連結平板と、前記第1嵌装部の縦切欠の他側の縁に連設した第2外連結平板と、から構成し、前記第2内連結平板と前記第2外連結平板を間隙を空けて配置する。前記第2内連結平板の内面は、前記第2嵌装部の軸から半径方向の延長線に沿って配置し、前記第2外連結平板の先端に、凹面の円弧状先端面を形成する。
(6) 前記第1連結平板の第1内連結平板及び第1外連結平板に、同心円状の補強リブを有する第1貫通孔をそれぞれ形成し、前記第2連結平板の第2内連結平板及び第2外連結平板に、同心円状の補強リブを有する第2貫通孔をそれぞれ形成する。
(7) 前記第1内連結平板を前記第2ジョイント片の間隙に挿入し、前記第2内連結平板を前記第1ジョイント片の間隙に挿入して、前記第1連結平板と前記第2連結平板とを重ねた際に、前記第1外連結平板、前記第2内連結平板、前記第1内連結平板、前記第2外連結平板の順に重なり、かつ前記第1外連結平板の円弧状先端面が前記第2嵌装部の外面に当接し又は近づいた位置に配置され、第2外連結平板の円弧状先端面が前記第1嵌装部の外面に当接し又は近づいた位置に配置され、さらに前記第1貫通孔及び第2貫通孔が、互いに連通するように形成する。
(8) 前記第1嵌装部および第2嵌装部の内面は、少なくとも支柱の側面に、半周より多い範囲で嵌装される構造とする。
また、前記において、以下のように構成したことを特徴とする請求項1記載のパネル用ジョイントである。
(1) 第1ジョイント片と第2ジョイント片とを、樹脂材料で一体に成形して構成し、金型を共通できる程度の略同一構造とする。
(2) 第2嵌装部の内面に、支柱の外面のストッパーと係止できるストッパー受けを形成した。
(3) 前記ストッパーとストッパー受けは、前記ストッパーとストッパー受けとが係止した際に、前記第2嵌装部が前記支柱に対して摺動及び回動を規制する構造とした。
また、この発明は、運搬用台車における側面パネルの連結に最適であるが、同一の支柱を有するパネルであれば、キャスターが無い他の搬送機材や、他の床に固定されたパネルなど、同様に適用できる。
この発明では、第1支柱には、第1ジョイント片を取り付けし、第2支柱に第2ジョイント片を取り付けし、ジョイント片同士を連結したので、溶接作業を廃し、連結作業を簡略して、台車の組立を簡略化、効率化できる。また、同様に分解も容易となる。また、支柱への加工も少なく、支柱へ凹入部を形成するだけで適用でき、取り分け、既存の台車で、ジョイントのみを取り換える場合に特に有効である。
図1はこの発明の実施例に使用するジョイント片で、(a)左側面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は背面図である。 図2は同じくジョイント片で、(a)は平面図、(b)は図1(d)のA−A線における断面図である。 図3はこの発明の実施例に使用する他のジョイント片で、(a)左側面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は背面図である。 図4は同じくジョイント片で、(a)は平面図、(b)は図3(d)のB−B線における断面図である。 図5はこの発明のジョイントで、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は(a)のC−C線における断面図である。 図6はこの発明のジョイントを適用した運搬用台車で、(a)は平面図、(b)は正面図である。 図7は同じく運搬用台車で、(a)は左側面図、(b)は右側面図である。 図8は同じく運搬用台車で、(a)は背面図、(b)はネスティング状態の平面図である。 図9はこの発明の他のジョイント片で、凹入部を省略した構造であり、(a)は左側面図、(b)は正面図である。 図10は、この発明の他のジョイント片で、凸部を2ヶ所に形成した構造であり、(a)はジョイント片の平面図、(b)はこのジョイント片を使用したジョイントの正面図、(c)は(b)のD−D線における断面図である
(1) この発明のジョイントは、運搬用台車50で床フレーム51に固定した側面パネル55Cと側面パネル55とを、両パネル55C、55Bの支柱56、56を並列させて、並列した支柱56、56を互いに連結して、両パネル55C、55Bを連結する構造である(図6〜図8)。
なお、支柱56を有するパネルであれば、パネルの構造は問わない。また、運搬用台車50に最適であるが、同様なパネルであれば、キャスターの無いパレットなどに適用することもできる(図示していない)。
(2) このジョイント47は、一方の側面パネル55Cの支柱56に嵌装できる第1嵌装部1を有するジョイント片41と、他方の側面パネル55Bの支柱56に嵌装できる第2嵌装部21を有するジョイント片42とから構成する。ジョイント片41の第1嵌装部1に連設した第1連結平板と、ジョイント片42の第2嵌装部21に連設した第2連結平板とを、互いに重ねて連結固定して、ジョイント47を構成する(図5)。
(3) ジョイント片41の構造について説明する(図1、2)。
筒状の第1嵌装部に縦切欠4を形成して、縦切欠4を挟んで、第1内連結平板6と第1外連結平板11とを距離L1の間隙20を設けて並列し、第1内連結平板6の基端側、第1外連結平板11の基端側を夫々第1嵌装部1に連設する。従って、間隙20は、第1嵌装部1の縦切欠4を通して、第1嵌装部1の内面3に連通する。第1内連結平板6と第1外連結平板11には互いに連通できる貫通孔7、12を形成してある。
(4) ジョイント片42の構造について説明する(図3、4)。
ジョイント片42は、ジョイント片41とほぼ同一の構造で、第2嵌装部21の内面23に凸部43を形成した点が相違する。
筒状の第2嵌装部に縦切欠24を形成して、縦切欠24を挟んで、第2内連結平板26と第外連結平板31とを距離L2の間隙40を設けて並列し、第2内連結平板26の基端側、第2外連結平板31の基端側を夫々第2嵌装部21に連設する。従って、間隙40は、第2嵌装部21の縦切欠24を通して、第2嵌装部21の内面23に連通する。第2内連結平板26と第2外連結平板31には互いに連通できる貫通孔27、32を形成してある。また、第2嵌装部21の内面23に支柱56の凹入部58に係止できる凸部43を1つ又は2つ、あるいは3つ以上形成する。
(5) 一方のパネルの支柱56にジョイント片41の第1嵌装部1を取り付け、他方のパネルの支柱にジョイント片42の第2嵌装部21を取り付ける。両パネルを近づけ、支柱56、支柱56を並列しながら、このジョイント片41、42は、先端側を合わせて、重なった第1外連結平板11、第2内連結平板26、第1内連結平板6、第2外連結平板31で、連通した貫通孔12、27、7、32にトラスネジ62を通して、ナット63を螺合して、ジョイント片41、42を一体に固定する(図5(c))。この状態で、ジョイント片41、42からジョイント47を構成する(図5、図6(a)、図7、図8))。
図面に基づきこの発明の実施例を説明する。
1.ジョイント47の構成
ジョイント47は、第1ジョイント片41と第2ジョイント片42とから構成する(図5)。
(1)第1ジョイント片41(図1、図2)
適用する支柱56の外面に沿った形状の内面3を有する部分筒状の第1嵌装部1の縦切欠4の一側の縁に沿って第1内連結平板6を、縦切欠4の他側の縁に沿って、第1外連結平板11を連設して、第1ジョイント片41を構成する。
第1嵌装部1は、中心から角度θの部分円弧状の内面3を有し、縦切欠4を広げるように屈曲可能な構造となっている。θ1は、現状は、310度程度であるが、確実に支柱56を保持して、かつ縦切欠4を広げられるようにするためには、θ1は、180度よりは大きくする必要があり、好ましくは、270度〜350度 程度が望ましい。
第1内連結平板6及び第1外連結平板11は、所定距離L1の間隙20を空けて配置され、共通するトラスネジを挿通できる貫通孔7、12を形成してある。従って、間隙20は、第1嵌装部1の縦切欠4を通して、第1嵌装部1の内面3に連通する。
第1内連結平板6の内面8(間隙側)は平滑に形成され、外面8aの貫通孔7の周りには、同心状に環状の補強リブ9を形成してある。また、第1内連結平板6の内面8は第1嵌装部1の軸1a(適用する支柱56の軸56a)から半径方向の延長線61に沿って配置される。
第1外連結平板11の内面13(間隙側)は平滑に形成されている。第1外連結平板11の外面13aの上下縁、先端縁に夫々補強リブ14、15が形成され、補強リブ15及び第1外連結平板11の先端は円弧状先端面(凹)16を形成してある。また、補強リブ14、15の上縁(高さ)は、第1嵌装部1の外面3aから接線方向に連続するように形成されている。
また、第1外連結平板11の貫通孔12の廻りにも環状の補強リブ17が形成され、補強リブ17と第1嵌装部1の外面3aとを結ぶ補強リブ18、が形成されている。貫通孔12の廻りの環状の補強リブ17は貫通孔12の口縁から所定距離だけ離して形成され、貫通孔12の口縁に連続して、トラスネジ62の頭部を収容する収容凹部19が形成される。
第1内連結平板6の先端6aは、間隙20側に面が向くようにテーパー状に傾斜面形成されている。また、第1外連結平板11の円弧状先端面16も同様に間隙20側に凹面が向くように形成されている(図2(a)(b))。
(2)第2ジョイント片42(図3,図4)
適用する支柱56の外面に沿った形状の内面23を有する部分筒状の第2嵌装部21の縦切欠24の一側の縁に沿って第2内連結平板26を、縦切欠24の他側の縁に沿って、第1外連結平板31を連設して、第2ジョイント片42を構成する。
第2嵌装部21は、中心から角度θの部分円弧状の内面23を有し、縦切欠24を広げるように屈曲可能な構造となっている。θ2は、現状は、310度程度であるが、確実に支柱56を保持して、かつ縦切欠24を広げられるようにするためには、θ2は、180度よりは大きくする必要があり、好ましくは、270度〜350度 程度が望ましい。
また、第2嵌装部21の内面23であって、縦切欠24とは反対側の位置に、21aに向けた凸部43が形成され、外面23aには凸部43に対応した凹部44が形成されている。凹部44にはクロス状の補強リブ45が形成されている(図3(a)(b)(d))。
ただし、この場合、21aに向けた凸部43は必須であるが、凹部44は省略して、第2嵌装部21の外面23aを面一に形成することもできる(図9(a)(b))。この場合には、凹部44が形成されない分だけ肉厚が厚く均一になるので、凸部43の周辺で、より強度が確保できる。
第2内連結平板26及び第外連結平板32は、所定距離L2の間隙40を空けて配置され、共通するトラスネジ62を挿通できる貫通孔27、32を形成してある。従って、間隙40は、第2嵌装部21の縦切欠24を通して、第2嵌装部21の内面23に連通する。
第2内連結平板26の内面28(間隙側)は平滑に形成され、外面28aの貫通孔27の周りには、同心状に環状の補強リブ29を形成してある。また、第2内連結平板26の内面28は第2嵌装部21の軸21a(適用する支柱56の軸56a)から半径方向の延長線61に沿って配置される。
第2外連結平板31の内面33(間隙側)は平滑に形成されている。第2外連結平板31の外面33aの上下縁、先端縁に夫々補強リブ34、35が形成され、補強リブ35及び第外連結平板31の先端は円弧状先端面(凹)36を形成してある。また、補強リブ34、35の上縁(高さ)は、第2嵌装部21の外面23aから接線方向に連続するように形成されている。
また、第2外連結平板31の貫通孔32の廻りにも環状の補強リブ37が形成され、補強リブ37と第2嵌装部21の外面23aとを結ぶ補強リブ38、が形成されている。貫通孔32の廻りの環状の補強リブ37は貫通孔32の口縁から所定距離だけ離して形成され、貫通孔32の口縁に連続して、ナットを収容する六角形状の収容凹部39が形成される。
第2内連結平板26の先端26aは、間隙40側に面が向くようにテーパー状に傾斜面形成されている。また、第2外連結平板31の円弧状先端面36も同様に間隙40側に凹面が向くように形成されている(図4(a)(b))。
(3) 第1ジョイント片41の巾L1の間隙20に、第2ジョイント片42の第2内連結平板26を挿入し、第2ジョイント片42の巾L2の間隙に、第1ジョイント片41の第1内連結平板6を挿入するように、第1ジョイント片41と第2ジョイント片42とを重ねて、ジョイント47を構成する(図5)。この際、第1内連結平板6の先端6aは、第1外連結平板11の円弧状先端面16、第2内連結平板26の先端26a、第2外連結平板31の円弧状円端面36のいずれも間隙20、40側に面が向くように傾斜して形成されているので、挿入しやすい。
また、ここで、図5(c)等において「内」は側面パネル55A、55B、55Cの内面側(パレット53側)を指し、「外」は「内」の反対側を指す。
(4) 第1ジョイント片41と第2ジョイント片42とは、収容凹部19、39の形状(環状の補強リブ17、37の形状)の相違、凸部43(凹部44、補強リブ45)の有無が相違するだけで、他は同一形状で構成する。また、第1ジョイント片41、第2ジョイント片42は、上記構造を硬質の樹脂材料で一体に成形して構成することが好ましいが、金属材料などでも可能である。
2.運搬用台車50
運搬用台車50は、四隅にキャスター52、52を取り付けた床フレーム51に、パレット53を起伏自在に取り付けてあり、パレット53の3辺に、側面パネル55A、55B、55Cが配置され、各側面パネル55A、55B、55Cの下端が床フレーム51に取り付けてある(図6)。
側面パネル55A、55B、55Cは、丸パイプを屈曲して、左右両端に支柱56、56を有する枠状で、枠内に格子を形成してある。側面パネル55Aの支柱56と側面パネル55Bの支柱56とが並列し、並列した支柱56、56を、上下2ヶ所で、ジョイント47を使って連結してある。また、側面パネル55Bの支柱56と側面パネル55Cの支柱56も同様に、上下2ヶ所で、ジョイント47を使って連結してある(図7、図8(a))。
また、側面パネル間55A、55Cの支柱56、支柱56間に、サイドバー57が取り付けられている(図6)。
3.側面パネル55の連結構造
(1) 次ぎに、上記の運搬用台車50における側面パネル55A、55Bの連結、側面パネル55B、55Cの連結、即ち、ジョイント47の取り付けについて説明する。
(2) 側面パネル55Bの支柱56で、ジョイント取付位置に合わせて、第2ジョイント片42の凸部43の位置に合わせて、凹入部58を形成する。
(3) 側面パネル55Bの支柱56に、第2ジョイント片42を、間隙40を広げて通して、支柱56に第2ジョイント片42の第2嵌装部21を嵌装する。この際、第2嵌装部21の内面23の凸部43を支柱56の凹入部58に嵌挿する。従って、第2ジョイント片42は支柱56に対して、軸方向56a(21a)の移動が規制され(落下しない)、また回転も規制される(図3(b)(d)、図4(a))。
(4) また、側面パネル55Aの支柱56に、そのまま第1ジョイント片41の間隙20を広げて通して、支柱56に第1ジョイント片41の第1嵌装部1を嵌装する。第1ジョイント片41は、支柱56の軸56a(軸1a)に対して、回動かつ摺動自在に取り付けられる(図1(b)(d)、図2(a))。
(5) 続いて、側面パネル55Aの支柱56を、側面パネル55Bの支柱56に並列させ、側面パネル55Aの第1ジョイント片41の第1内連結平板6を、対応する第2ジョイント片42の間隙40に挿入すれば、同時に、第2ジョイント片42の第2内連結平板26が第1ジョイント片41の間隙20に挿入される。従って、第1ジョイント片41の第1外連結平板11、第2ジョイント片42の第2内連結平板26、第1ジョイント片41の第1内連結平板6、第2ジョイント片42の第2外連結平板31の順で重ねられる(図5(c))。第1ジョイント片41の第1外連結板11の円弧状先端面16が第2ジョイント片42の第2嵌装部21の外面23aに当接し又は極めて近づき、第2ジョイント片42の第2外連結板31の円弧状先端面36が第1ジョイント片41の第1嵌装部1の外面3aに当接又は極めて近づく。
(6) 続いて、重なった第1外連結平板11、第2内連結平板26、第1内連結平板6、第2外連結平板31で、貫通孔12、27、7、32も連通するので、連通した貫通孔12、27、7、32にトラスネジ62を通して、ナット63を螺合して、第1外連結平板11、第2内連結平板26、第1内連結平板6、第2外連結平板31を一体に固定する(図5(c))。これにより、第1外連結平板11、第2内連結平板26、第1内連結平板6、第2外連結平板31は強固に連結されるので、第1ジョイント片41と第2ジョイント片42とが強固に連結されたジョイント47を構成する(図5)。
(7) 側面パネル55Aの支柱56と側面パネル55Bの支柱56の他方のジョイント47の取付も同様であり、また、側面パネル55Cの支柱56と側面パネル55Bの支柱56のジョイント47、47での連結も同様である。
(8) このようにジョイント47、47で連結された側面パネル55A、は、搬送時には、側面パネル55Cと側面パネル55A、55Bとを直角に保った状態で、パレット53上に荷物を載せて、走行時に側面パネル55A〜55Cを持って操作でき、かつ側面パネル55A〜55C、サイドバー57で荷崩れを防止できる。
また、ネスティング時には、サイドバー57を外し、パレット53を側面パネル55Bに沿うように起こし、側面パネル55Cを側面パネル55B(パレット53)に沿うように、折り畳みできる(図8(b))。この場合、側面パネル55Cを支柱56の軸56a(第1ジョイント片41の第1嵌装部1の中心1a)廻りに回動する(図2(a)。
(9) また、ジョイント47は、トラスネジ62、ナット63を取り外せば、容易に第1ジョイント片41と第2ジョイント片42とに分離でき、かつ、支柱56からの第1ジョイント片41と第2ジョイント片42を分離することも容易にできる。
4.他の実施例
(1) 前記実施例において、ジョイント片42の第2嵌装部21に凸部43を1ヶ所に形成したが、2ヶ所以上に形成することもできる。例えば、軸21aからの延長線61に対して、対称に2ヶ所形成する(図10(a))。この場合、他の構造は前記実施例と同一である。
この場合には、対応する側面パネル55の支柱56にも対応する位置の2ヶ所に凹入部58を形成する(図10(b)(c))。
(2) また、前記実施例において、第1ジョイント片41と第2ジョイント片42とを固定する際にトラスネジを使用したが、通常のボルトでも可能である(図示していない)。また、第1ジョイント片41と第2ジョイント片42が重なった状態を維持できれば良いので、ナットを省略してビス類を使用することもできる(図示していない)。
(3) また、前記実施例において、第2ジョイント片42の第2嵌装部21の内面23に凸部43を形成して、支柱56の凹入部58と係止させたが、第2ジョイント片42が支柱56に対して、回動及び軸56a方向の移動が規制できることが望ましく、係止する構造は任意である(図示していない)。ただし、支柱56の汎用性を考慮すれば、支柱56側に突起が生じない構造が望ましい。
なお、支柱56に対して、回動及び軸56a方向の移動が規制は必須ではなく、ジョイント片41、42の一方の嵌装部1、21が、支柱56に対して回転自在に形成できれば、最低限の条件を満たす(図示していない)。
(4) また、前記実施例において、第1ジョイント片41と第2ジョイント片42を凸部43の有無を除いて、ほぼ同一構造としたので、金型を共通化して製造を容易にできるが、異なる構造とすることもできる
1 第1嵌装部
3 第1嵌装部の内面
3a 第1嵌装部の外面
4 縦切欠
6 第1内連結平板(第1連結平板)
6a 第1内連結平板の先端
7 第1内連結平板の貫通孔
8 第1内連結平板の内面
8a 第1内連結平板の外面
9 第1内連結平板の補強リブ(環状)
11 第1外連結平板(第1連結平板)
12 第1外連結平板の貫通孔
13 第1外連結平板の内面
13a 第1外連結平板の外面
14 第1外連結平板の補強リブ(上下)
15 第1外連結平板の補強リブ(先端)
16 第1外連結平板の円弧状先端面
17 第1外連結平板の補強リブ(環状)
18 第1外連結平板の補強リブ(連結)
19 収容凹部
20 間隙
21 第2嵌装部
23 第2嵌装部の内面
23a 第2嵌装部の外面
24 縦切欠
26 第2内連結平板(第2連結平板)
26a 第2内連結平板の先端
27 第2内連結平板の貫通孔
28 第2内連結平板の内面
28a 第2内連結平板の外面
29 第2内連結平板の補強リブ(環状)
31 第2外連結平板(第2連結平板)
32 第2外連結平板の貫通孔
33 第2外連結平板の内面
33a 第2外連結平板の外面
34 第2外連結平板の補強リブ(上下)
35 第2外連結平板の補強リブ(先端)
36 第2外連結平板の円弧状先端面
37 第2外連結平板の補強リブ(環状)
38 第2外連結平板の補強リブ(連結)
39 収容凹部
40 間隙
41 第1ジョイント片
42 第2ジョイント片
43 第2嵌装部の凸部(ストッパー受け、ストッパー)
44 第2嵌装部の凹部
45 第2嵌装部の補強リブ
47 ジョイント
50 運搬用台車
51 床フレーム
52 キャスター
53 パレット
55A、55B、55C 側面パネル
56 側面パネルの支柱
57 サイドバー
58 支柱の凹入部(ストッパー、ストッパー受け)
61 延長線
62 トラスネジ
63 ナット

Claims (2)

  1. 支柱を有する2つのパネルで前記支柱を並列させて、並列した支柱間に取り付けて、2つのパネルを連結する部材であって、以下のように構成したことを特徴とするパネル用ジョイント。
    (1) 前記ジョイントは、第1ジョイント片と第2ジョイント片とから構成する。
    (2) 前記第1ジョイント片は、前記支柱に嵌装できる部分円弧状の内面を有する第1嵌装部に、第1連結平板を一体に形成して構成する。前記第1嵌装部は縦切欠を形成して部分円弧状とする。
    (3) 前記第1連結平板は、前記第1嵌装部の縦切欠の一側の縁に連設した第1内連結平板と、前記第1嵌装部の縦切欠の他側の縁に連設した第1外連結平板と、から構成し、前記第1内連結平板と前記第1外連結平板を間隙を空けて配置する。前記第1内連結平板の内面は、前記第1嵌装部の軸から半径方向の延長線に沿って配置し、前記第1外連結平板の先端に、凹面の円弧状先端面を形成する。
    (4) 前記第2ジョイント片は、前記支柱に嵌装できる部分円弧状の内面を有する第2嵌装部に、第2連結平板を一体に形成して構成する。前記第2嵌装部は縦切欠を形成して部分円弧状とする。
    (5) 前記第2連結平板は、前記第2嵌装部の縦切欠の一側の縁に連設した第2内連結平板と、前記第1嵌装部の縦切欠の他側の縁に連設した第2外連結平板と、から構成し、前記第2内連結平板と前記第2外連結平板を間隙を空けて配置する。前記第2内連結平板の内面は、前記第2嵌装部の軸から半径方向の延長線に沿って配置し、前記第2外連結平板の先端に、凹面の円弧状先端面を形成する。
    (6) 前記第1連結平板の第1内連結平板及び第1外連結平板に、同心円状の補強リブを有する第1貫通孔をそれぞれ形成し、前記第2連結平板の第2内連結平板及び第2外連結平板に、同心円状の補強リブを有する第2貫通孔をそれぞれ形成する。
    (7) 前記第1内連結平板を前記第2ジョイント片の間隙に挿入し、前記第2内連結平板を前記第1ジョイント片の間隙に挿入して、前記第1連結平板と前記第2連結平板とを重ねた際に、前記第1外連結平板、前記第2内連結平板、前記第1内連結平板、前記第2外連結平板の順に重なり、かつ前記第1外連結平板の円弧状先端面が前記第2嵌装部の外面に当接し又は近づいた位置に配置され、第2外連結平板の円弧状先端面が前記第1嵌装部の外面に当接し又は近づいた位置に配置され、さらに前記第1貫通孔及び第2貫通孔が、互いに連通するように形成する。
    (8) 前記第1嵌装部および第2嵌装部の内面は、少なくとも支柱の側面に、半周より多い範囲で嵌装される構造とする。
  2. 以下のように構成したことを特徴とする請求項1記載のパネル用ジョイント。
    (1) 第1ジョイント片と第2ジョイント片とを、樹脂材料で一体に成形して構成し、金型を共通できる程度の略同一構造とする。
    (2) 第2嵌装部の内面に、支柱の外面のストッパーと係止できるストッパー受けを形成した。
    (3) 前記ストッパーとストッパー受けは、前記ストッパーとストッパー受けとが係止した際に、前記第2嵌装部が前記支柱に対して摺動及び回動を規制する構造とした。
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