JP6526458B2 - 折り畳み容器 - Google Patents

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本発明は、底壁に対して回動する下側分割側壁と、上部フレームに対して回動する上側分割側壁とが回動可能に連結された折り曲げ側壁を有する折り畳み容器に関する。
従来、この種の折り畳み容器として、下側分割側壁と上側分割側壁とを連結する突条のヒンジ部が、折り曲げ側壁の幅方向に均等に配置されているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−99975号公報(段落[0015]、図1)
しかしながら、上述した従来の折り畳み容器では、組立状態でヒンジ部が外側に突出するため、折り曲げ側壁の外面にラベルを付けたり、搬送ラインで折り畳み容器を位置決めする際に、ヒンジ部が障害となるという問題が生じる。また、この問題を解決するために、ヒンジ部の数を減らしたり、折り曲げ側壁の幅方向でヒンジ部の位置をずらす等して、ヒンジ部を有さない領域を大きくすると、上側分割側壁と下側分割側壁の連結が不安定になり、折り曲げ側壁の強度が低下するという別の問題が生じる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、折り曲げ側壁の幅方向でヒンジ部を有さない範囲を大きくしつつ折り曲げ側壁の強度低下を抑えることが可能な折り畳み容器の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、底壁と上部フレームとを連絡する側壁のうち互いに対向する1対の折り曲げ側壁が、前記底壁に回動可能に連結された下側分割側壁と、前記上部フレームに回動可能に連結された上側分割側壁とをヒンジ部を介して回動可能に連結してなり、箱状となる組立状態では、前記折り曲げ側壁が伸ばされて前記底壁から起立し、平板状となる折畳状態では、前記折り曲げ側壁が内側に2つ折りにされる折り畳み容器において、前記上側分割側壁と前記下側分割側壁とには、前記折り曲げ側壁の幅方向で前記ヒンジ部とは異なる位置に配置され、前記組立状態で前記折り畳み容器の内外方向に重ねられて互いに係合する分割側壁係合部が設けられ、前記上側分割側壁と前記下側分割側壁のうち一方の分割側壁には、前記組立状態のときに前記折り畳み容器の内外方向で対向する1対の対向壁の一方が備えられると共に、他方の分割側壁には、前記1対の対向壁の他方が備えられ、前記分割側壁係合部は、前記1対の対向壁のうち対向方向内側を向く部分に形成され、前記1対の対向壁のうち前記組立状態で前記折り畳み容器の内側に配置される内側対向壁は、前記上側分割側壁を構成する平板状の主板壁に連続し、前記折り曲げ側壁のうち前記組立状態で前記折り畳み容器の内側を向く面には、前記分割側壁係合部の上側と下側に配置されて前記折り畳み容器の内側を向く面と、前記内側対向壁における前記折り畳み容器の内側を向く面と、が略面一となった平坦部が形成され、前記1対の対向壁のうち前記組立状態で前記折り畳み容器の外側に配置される外側対向壁は、前記下側分割側壁に備えられ、前記下側分割側壁を構成する主板壁は、上端寄り位置で外側へクランク状に折り曲げられると共に、その上端縁が内側に折り返されて、断面がコの字構造の部分を有し、前記外側対向壁は、前記コの字構造の部分によって形成され、そのコの字構造部分の上部の折り返し部分に前記分割側壁係合部が形成されている、折り畳み容器である。
請求項の発明は、前記平坦部は、前記1対の折り曲げ側壁と直交する1対の別の側壁どうしの間の略全体に亘って形成されている、請求項に記載の折り畳み容器である。
請求項の発明は、前記外側対向壁において、前記分割側壁係合部の外側に配置される部分の前記折り畳み容器の外側を向く面が平坦に形成されている、請求項1又は2に記載の折り畳み容器である。
本発明によれば、ヒンジ部の数を減らしたり、折り曲げ側壁の幅方向でヒンジ部の位置をずらす等して、折り曲げ側壁の幅方向でヒンジ部を有さない範囲を大きくしても、分割側壁係合部によって、上側分割側壁と下側分割側壁との連結の安定化が図られる。これにより、折り曲げ側壁の幅方向でヒンジ部を有さない範囲を大きくしつつ折り曲げ側壁の強度低下を抑制することが可能となる。
また、請求項の発明によれば、折り曲げ側壁の外面にラベルを付けることや搬送ラインでの折り畳み容器の位置決めが容易となる。
本発明の一実施形態に係る折り畳み容器の斜視図 回動蓋が開いた状態の折り畳み容器の斜視図 折畳状態における折り畳み容器の斜視図 組立状態の折り畳み容器の側面図 上側分割側壁と下側分割側壁を外側から見た斜視図 上側分割側壁と下側分割側壁を内側から見た斜視図 上側分割側壁を下方から見た斜視図 下側分割側壁を上方から見た斜視図 組立状態における折り曲げ側壁の一部破断斜視図 幅移動規制部の一部破断斜視図 組立状態における折り曲げ側壁の一部破断斜視図 内外移動規制部の一部破断斜視図
以下、本発明の一実施形態を図1〜図12に基づいて説明する。本実施形態の折り畳み容器10は、樹脂の成形品であって、図1に示すように、矩形板状の底壁11と、底壁11と略同じ大きさの矩形枠状をなす上部フレーム12(図2参照)と、底壁11と上部フレーム12との間を連絡する側壁13と、を備えている。そして、折り畳み容器10は、側壁13が折り畳まれることで、図1に示す組立状態から、図3に示す折畳状態となる。
側壁13は、底壁11の短辺部11B,11Bと上部フレーム12の短辺部12B,12Bとの間を連絡する1対の跳ね上げ側壁30,30と、底壁11の長辺部11A,11Aと上部フレーム12の長辺部12A,12Aとの間を連絡する1対の折り曲げ側壁40,40と、からなる。
図2に示すように、上部フレーム12は、天井壁21の内縁部と外縁部とから内側対向壁22と外側対向壁23とが垂下した溝構造になっていて、外側対向壁23は、内側対向壁22より下方に延ばされている。外側対向壁23は、上部フレーム12の周方向全体に亘って同じ高さになっている。また、上部フレーム12の短辺部12Bにおける内側対向壁22の高さは、長辺部12Aの内側対向壁22の高さよりも低くなっていて、短辺部12Bにおける内側対向壁22の下端は、長辺部12Aにおける内側対向壁22の下端より上方に配置されている。なお、短辺部12Bにおける外側対向壁23の中央部には、折り畳み容器10が図3に示す折畳状態から図1に示す組立状態へ移行するときに、上部フレーム12を持ち上げる指が引っ掛けられる指掛け凹部23Aが形成されている。
図1及び図2に示すように、上部フレーム12における各長辺部12Aの上部には、連結部材17を介して回動蓋15が回動可能に取り付けられている。具体的には、回動蓋15の外側の縁部には、上下方向に延びた溝構造の蓋側受容凹部17Aが形成されると共に、上部フレーム12における長辺部12Aの上部には、蓋側受容凹部17Aに対応したフレーム側受容凹部17Bが形成されている。そして、それら蓋側受容凹部17Aとフレーム側受容凹部17Bとに連結部材17が受容されている。この連結部材17は、蓋側受容凹部17Aの内面のうち上部フレーム12の長辺方向で対向する部分に回動可能に支持されると共に、フレーム側受容凹部17Bの内面のうち上部フレーム12の長辺方向で対向する部分に回動可能に支持されている。これにより、回動蓋15は、連結部材17を介して上部フレーム12に回動可能に支持される。
なお、回動蓋15の上面には、図1に示すように、外縁部を除く略全体に、長方形状をした陥没部15Aが形成され、回動蓋15の下面のうち陥没部15Aに対応する部分の外側には、図2に示すように、補強リブ15Lが形成されている。また、回動蓋15,15のうち回動支点から離れた側の端部の両側部には、段積みされた複数の折り畳み容器10のうち上側の折り畳み容器10を持ち上げる指を受容するための上面凹部15Jと、回動蓋15を開操作する指を掛けるための下面凹部15Kとが形成されている。
跳ね上げ側壁30の上端部は、上部フレーム12の各短辺部12B,12Bに回動可能に連結されている。具体的には、図2に示すように、上部フレーム20の短辺部12Bには、短辺支持突起12BTが形成され、跳ね上げ側壁30の上端部に備えた回動突部30Tが短辺支持突起12BTの間に配置されて図示しないピンにて回動可能に連結されている。なお、上部フレーム12において跳ね上げ側壁30の回動中心は、次述する上側分割側壁41の回動中心より上方に位置しており、跳ね上げ側壁30は折畳状態になると折り曲げ側壁40の上方に退避する。
跳ね上げ側壁30の下端部には、図示しない突起が形成され、この突起が、底壁11における短辺部11Bの上部に形成された図示しない凹部と係合する。また、図4に示すように、跳ね上げ側壁30の両側部から短辺部11Bに沿って突出した係合突部32は、折り曲げ側壁40の側縁部に形成された係合孔40Aと係合する。これにより、跳ね上げ側壁30は底壁11から起立した状態に保持される。また、跳ね上げ側壁30の下端部を内側に押し込むように跳ね上げ側壁30が押圧又は殴打されると、図示しない突起及び係合突部32の係合が解除され、跳ね上げ側壁30が上部フレーム12の下端部に収まった折畳状態になる。
図5に示すように、各折り曲げ側壁40は、上下方向の中央で上側分割側壁41と下側分割側壁51とに2分割されている。上側分割側壁41は、全体が平板状の主板壁42で構成されると共に、その主板壁42の縁部を屈曲させる等して補強した構造になっている。また、上側分割側壁41には、主板壁42から外側に突出する複数のリブ41Lが備えられ、上側分割側壁41の外面のうち外縁部を除く部分には、長方形状をした陥没部41Aが形成されている。
上側分割側壁41のうち陥没部41Aより上側の上辺部には、回動突部41Tが複数形成されている。そして、図2に示すように、回動突部41Tが上部フレーム12の長辺部12Aに備えた長辺支持突部12ATの間に配置されることで、上側分割側壁41が上部フレーム12の長辺部12Aに回動可能に連結されている。
図5に示すように、上側分割側壁41のうち陥没部41Aより下側の下辺部には、組立状態で後述する下側分割側壁51の外側対向壁53に内側から対向する内側対向壁43が備えられている。なお、内側対向壁43は、主板壁42のうち陥没部41Aより下方に配置される部分で構成されている(図9参照)。
下側分割側壁51は、上側分割側壁41と同様に、全体が平板状の主板壁52を屈曲させる等して補強した構造になっている。詳細には、主板壁52は、上端寄り位置で外側へクランク状に折り曲げられると共に、上端縁が内側に折り返された構造になっていて、主板壁52の上端部を側方から見た形状は、内側に開放したコの字構造になっている。そして、主板壁52におけるコの字構造部分が、組立状態で上側分割側壁41に外側から重ねられる外側対向壁53となっている。また、下側分割側壁51には、主板壁52のうち外側対向壁53より下側の部分から外側に突出する複数のリブ51Lが備えられ、下側分割側壁51の外面のうち外縁部を除く部分には、長方形状をした陥没部51Aが形成されている。この陥没部51Aには、図1に示すように、ラベルボード91が取り付け可能となっている。
下側分割側壁51のうち陥没部51Aより下側の下辺部には、回動突部51Tが複数形成されている。そして、図2に示すように、回動突部51Tが底壁11の長辺部11Aに備えた長辺支持突部11ATの間に配置されることで、下側分割側壁51が底壁11の長辺部11Aに回動可能に連結されている。
図9に示すように、上側分割側壁41と下側分割側壁51とは、ヒンジ部Hを介して回動可能に連結されている。そして、跳ね上げ側壁30,30を折り畳んだ状態で、各折り曲げ側壁40が内側に2つ折りにされることで、上側分割側壁41と下側分割側壁51の外面同士が対向した状態に重ねられると共に上部フレーム12と底壁11とが互いに接近し、折り畳み容器10が折畳状態(図3参照)になる。なお、通常は、折り曲げ側壁40,40は、起立状態の跳ね上げ側壁30,30に当接して2つ折りが規制された起立状態に保持され、折り畳み容器10は組立状態(図1参照)に保持されている。
図4に示すように、ヒンジ部Hは、折り曲げ側壁40の幅方向の両端部に配置される1対のサイドヒンジ部H1,H1と、折り曲げ側壁40の幅方向の中央部に配置される複数(図4の例では、4つ)の中間ヒンジ部H2とからなる。図5及び図6に示すように、サイドヒンジ部H1は、下側分割側壁51の外側対向壁53の両側部に備えられた下側サイド円形突部54と、上側分割側壁41の内側対向壁43の両側部に備えられた上側サイド円形突部44とが横並びにされて、上側サイド円形突部44に形成された係合突起44Tが下側サイド円形突部54の係合孔54Aに受容されることで形成されている。また、中間ヒンジ部H2は、上側分割側壁41の内側対向壁43の幅方向の中間部に備えられた上側中間突片45が、下側分割側壁51の外側対向壁53に備えられた突片受容溝56に受容され、上側中間突片45から突出する係合突起45Tが、突片受容溝56の側方に備えられた下側中間円形突部55の受容孔55Aに受容されることで構成されている。
図4及び図9に示すように、サイドヒンジ部H1及び中間ヒンジ部H2は、組立状態で外側対向壁53よりも外側に突出し、折り曲げ側壁40の外面のうち幅方向の両端部には、サイドヒンジ部H1と中間ヒンジ部H2との間に挟まれて、それらサイドヒンジ部H1及び中間ヒンジ部H2よりも内側に配置される帯状領域R1が形成されている。そして、上側分割側壁41と下側分割側壁51のうち帯状領域R1の内側に位置する部分に、互いに係合する分割側壁係合部60が設けられている。なお、帯状領域R1における外側対向壁53の外面は平坦になっていて、上述したラベルボード91(図1参照)は、陥没部51Aに取り付けられた状態で、外側対向壁53の外面と略面一となっている。
分割側壁係合部60は、折り曲げ側壁40の幅方向で下側分割側壁51に対する上側分割側壁41の移動を規制する幅移動規制部61(図9及び図10参照)と、折り畳み容器10の内外方向で下側分割側壁51に対する上側分割側壁41の移動を規制する内外移動規制部65(図11及び図12参照)とを備えている。内外移動規制部65は、幅移動規制部61よりも折り曲げ側壁40の幅方向中央側に配置されている。
図9及び図10に示すように、幅移動規制部61は、下側分割側壁51の外側対向壁53に形成された幅規制係合凹部63と、上側分割側壁41の内側対向壁43に形成された幅規制係合突部62とからなる。幅規制係合突部62は、図7に示すように、内側対向壁43から外側へ突出し、上側分割側壁41の下辺と平行な突部底壁62Aと、突部底壁62Aの両端部から上側分割側壁41の上辺に向かって延びた1対の突部側壁62B,62Bとからなる。突部側壁62B,62は陥没部41Aの下辺部を形成するリブ41Lに連絡している。一方、幅規制係合凹部63は、図8に示すように、外側対向壁53の上部を陥没させてなる。具体的には、外側対向壁53には、外側対向壁53の天井壁53Tに形成された切欠部53Kから垂下した1対の凹部側壁63B,63Bと、1対の凹部側壁63B,63Bの下端部同士を連絡する凹部底壁63Aと、が備えられ、凹部底壁63A及び1対の凹部側壁63B,63Bに囲まれた部分に、幅規制係合凹部63が形成されている。ここで、1対の凹部側壁63B,63Bの間の間隔は、幅規制係合突部62の1対の突部側壁62B,62Bの間の間隔よりも若干大きくなっている。そして、幅規制係合突部62が幅規制係合凹部63に受容されることで、折り曲げ側壁40の幅方向における上側分割側壁の移動が規制される。
図11及び図12に示すように、内外移動規制部65は、下側分割側壁51の外側対向壁53に形成された内外規制係合凹部67と、上側分割側壁41の内側対向壁43に形成された内外規制係合突部66とからなる。内外規制係合突部66は、図7に示すように、陥没部41Aの下辺部を形成するリブ41Lから下方に突出し、下方が幅狭となる台形状の突片部66Aと、突片部66Aから外側に突出する1対の補強リブ66B,66Bとからなる。一方、内外規制係合凹部67は、図8に示すように、外側対向壁53の上部を陥没させてなる。具体的には、外側対向壁53には、外側対向壁53の天井壁53Tに形成された上部開口53Aの開口縁から垂下して内外方向で対向する1対の凹部対向壁67T,67Tと、1対の凹部対向壁67T,67Tの両側部同士を連絡する1対の連絡側壁67B,67Bと、1対の凹部対向壁67T,67Tの下端部と1対の連絡側壁67B,67Bの下端部を連絡する凹部底壁67Aと、が備えられ、凹部底壁67A、1対の連絡側壁67B,67B及び1対の凹部対向壁67T,67Tで囲まれた部分に、ポケット構造の内外規制係合凹部67が形成されている。ここで、1対の凹部対向壁67T,67Tの間の間隔は、突片部66Aの内外方向の厚みより若干大きくなっている。そして、内外規制係合突部66が内外規制係合凹部67に受容されることで、折り畳み容器10の内外方向における上側分割側壁41の移動が規制される。
本実施形態の折り畳み容器10の構成に関する説明は以上である。次に、折り畳み容器10の作用効果について説明する。
本実施形態の折り畳み容器10によれば、ヒンジ部Hの数を減らしたり、折り曲げ側壁の幅方向でヒンジ部Hの位置をずらす等して、折り曲げ側壁40の幅方向でヒンジ部を有さない帯状領域R1を大きくしても、分割側壁係合部60によって、上側分割側壁41と下側分割側壁51との連結の安定化が図られる。これにより、折り曲げ側壁40の幅方向でヒンジ部Hを有さない帯状領域R1を大きくしつつ折り曲げ側壁40の強度低下を抑制することが可能となる。
また、分割側壁係合部60は、折り曲げ側壁40の幅方向で下側分割側壁51に対する上側分割側壁41の移動を規制する幅移動規制部61と、折り畳み容器10の内外方向で下側分割側壁51に対する上側分割側壁41の移動を規制する内外移動規制部65と、を備えているので、折り曲げ側壁40の幅方向と折り畳み容器10の内外方向とで、上側分割側壁41の下側分割側壁51に対するがたつきを抑えることが可能となる。
また、内外移動規制部65は幅移動規制部61よりも折り曲げ側壁40の幅方向中央側に配置されているので、内外移動規制部65の寸法誤差を幅移動規制部61の寸法誤差よりも小さくすることが可能となり、折り畳み容器10の内外方向における上側分割側壁41のがたつきを小さくすることが可能となる。また、折り曲げ側壁40は、幅方向の外側よりも中央側で折り畳み容器の内外方向の変形量が大きくなるところ、本実施形態では、内外移動規制部65が幅移動規制部61よりも折り曲げ側壁の40幅方向中央側に配置されているので、折り曲げ側壁40の幅方向中央側の変形を抑えて、ヒンジ部Hの破損や脱落を抑えることが可能となる。しかも、内外移動規制部65は、サイドヒンジ部H1と中間ヒンジ部H2との間の略中央側に配置されているので、折り曲げ側壁40のうちサイドヒンジ部H1と中間ヒンジ部H2とに挟まれた部分の変形を抑えて、サイドヒンジ部H1及び中間ヒンジ部H2の破損や脱落を抑えることが可能となる。さらに、本実施形態では、幅移動規制部61が内外移動規制部65よりも折り曲げ側壁40の幅方向外側に配置されるので、折り曲げ側壁40が幅方向の外側から受ける衝撃を幅移動規制部61で受けることが可能となり、ヒンジ部Hへの負荷を軽減すると共にヒンジ部Hの脱落を防止することが可能となる。
また、本実施形態では、外側対向壁53の外面のうち分割側壁係合部60の外側に位置する部分が平坦になっているので、折り曲げ側壁40の外面にラベルを付けることや搬送ラインでの折り畳み容器10の位置決めが容易となる。
[他の実施形態]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、分割側壁係合部60が幅移動規制部61と内外移動規制部65とを備える構成であったが、幅移動規制部61のみを備える構成であってもよいし、内外移動規制部65のみを備える構成であってもよい。
(2)上記実施形態では、分割側壁係合部60を2つ備える構成であったが、1つのみ備える構成であってもよいし、3つ以上備える構成であってもよい。
(3)上記実施形態では、分割側壁係合部60が折り曲げ側壁40の幅方向の両端部に配置される構成であったが、折り曲げ側壁40の幅方向の一端部にのみ配置される構成であってもよいし、折り曲げ側壁40の幅方向の中央部に配置される構成であってもよい。また、複数の中間ヒンジ部H2の一部又は全部を分割側壁係合部60に置き換えた構成であってもよい。
(4)上記実施形態では、幅移動規制部61を構成する幅規制係合突部62と幅規制係合凹部63とが、上側分割側壁41と下側分割側壁51とに備えられていたが、幅規制係合突部62が下側分割側壁51に備えられ、幅規制係合凹部63が上側分割側壁41に備えられた構成であってもよい。
(5)上記実施形態では、内外移動規制部65を構成する内外規制係合突部66と内外規制係合凹部67とが、上側分割側壁41と下側分割側壁51とに備えられていたが、内外規制係合突部66が下側分割側壁51に備えられ、内外規制係合凹部67が上側分割側壁41に備えられた構成であってもよい。
10 折り畳み容器
11 底壁
12 上部フレーム
40 折り曲げ側壁
41 上側分割側壁
51 下側分割側壁
60 分割側壁係合部
61 幅移動規制部
65 内外移動規制部
H ヒンジ部

Claims (3)

  1. 底壁と上部フレームとの間の側壁のうち互いに対向する1対の折り曲げ側壁が、前記底壁に回動可能に連結された下側分割側壁と、前記上部フレームに回動可能に連結された上側分割側壁とをヒンジ部を介して回動可能に連結してなり、箱状となる組立状態では、前記折り曲げ側壁が伸ばされて前記底壁から起立し、平板状となる折畳状態では、前記折り曲げ側壁が内側に2つ折りにされる折り畳み容器において、
    前記上側分割側壁と前記下側分割側壁とには、前記折り曲げ側壁の幅方向で前記ヒンジ部とは異なる位置に配置されて、前記組立状態で前記折り畳み容器の内外方向に重ねられて互いに係合する分割側壁係合部が設けられ
    前記上側分割側壁と前記下側分割側壁のうち一方の分割側壁には、前記組立状態のときに前記折り畳み容器の内外方向で対向する1対の対向壁の一方が備えられると共に、他方の分割側壁には、前記1対の対向壁の他方が備えられ、
    前記分割側壁係合部は、前記1対の対向壁のうち対向方向内側を向く部分に形成され、
    前記1対の対向壁のうち前記組立状態で前記折り畳み容器の内側に配置される内側対向壁は、前記上側分割側壁を構成する平板状の主板壁に連続し、
    前記折り曲げ側壁のうち前記組立状態で前記折り畳み容器の内側を向く面には、前記分割側壁係合部の上側と下側に配置されて前記折り畳み容器の内側を向く面と、前記内側対向壁における前記折り畳み容器の内側を向く面と、が略面一となった平坦部が形成され
    前記1対の対向壁のうち前記組立状態で前記折り畳み容器の外側に配置される外側対向壁は、前記下側分割側壁に備えられ、
    前記下側分割側壁を構成する主板壁は、上端寄り位置で外側へクランク状に折り曲げられると共に、その上端縁が内側に折り返されて、断面がコの字構造の部分を有し、
    前記外側対向壁は、前記コの字構造の部分によって形成され、そのコの字構造部分の上部の折り返し部分に前記分割側壁係合部が形成されている、折り畳み容器。
  2. 前記平坦部は、前記1対の折り曲げ側壁と直交する1対の別の側壁どうしの間の略全体に亘って形成されている、請求項1に記載の折り畳み容器。
  3. 前記外側対向壁において、前記分割側壁係合部の外側に配置される部分の前記折り畳み容器の外側を向く面が平坦に形成されている、請求項1又は2に記載の折り畳み容器。
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