JP4582589B2 - 組立式合成樹脂製容器 - Google Patents

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この発明は、方形状の底板の各側端縁に折曲部又は回動軸を介して連設した側板を、折り畳み状態から簡単に組み立て、また簡単に折り畳むことができる組立自在箱に係り、詳しくは最初に組み立てる一対の対向する側板を垂直に自立させて、次に組み立てる一対の対向する側板の組み立てを容易にした組立自在な合成樹脂製容器に関するものである。
従来、野菜、果物等の農産物や各種の工業製品を輸送するために組立式の合成樹脂製容器が使用されている。組立式合成樹脂製容器は、耐久性に優れており繰り返して使用することができるとともに、折り畳むと嵩が減少するので容器自体を保管、運搬するのに場所をとらず効率的であることから、ダンボール箱に代わって多用されている。このような組立式合成樹脂製容器として、例えば次のような容器がある。
特開2004−75079号公報及び特開2003−40263号公報に開示された折り畳み式運搬用容器は、一対の短側壁の回動軸が方形状の底壁に立設した支持突条の軸受けに軸着されており、一対の長側壁の回動軸が前記方形状の底壁に立設した支持突条の軸受けに軸着されている。前記長側壁を支持する支持突状は、短側壁を支持する支持突条よりも高く形成されており、折り畳んだとき長側壁は短側壁の上に水平に折り重ねることができるように構成されている。
そして、短側壁と長側壁は、それぞれ前記回動軸を中心に回動させることによって組み立てあるいは折り畳むことができるように形成されている。即ち、短側壁の上端部には上下動する係合突起が設けられており、前記係合突起が長側壁に形成した係合部に係合することによって組み立てられる。
前記折り畳み式運搬用容器を組み立てるときは、折り畳んだ状態から、まず、最初に一対の長側壁を起立させ、次いで一対の短側壁を起立させることによって前記係合突起を係合部に係合させて組み立てる。また、折り畳むときは、組み立てるときとは反対に、まず、前記係合突起を下方に押し下げて係合部との係合状態を解除し、短側壁を底壁上に折り畳んだ後に、長側壁を短側壁の上に折り畳めばよい。
従って、このような折り畳み式容器は、側壁を回動させるだけであるから、組立・折り畳み作業を容易に行うことができる。また、折り畳むと嵩が減少するから保管場所をとらない。
特開2004−75079号公報(図2) 特開2003−40263号公報(図9及び図10)
上記公報記載の容器はいずれも、まず、対向する第1の側板を起立させた後に、他の対向する第2の側板を起立させて組み立てられるが、最初に起立させる第1の側板は完全に平行に起立することはなく、やや内側に倒れた状態となる。そこで、次に第2の側板を起立させるときに第2の側板の両端面が、第1の側板の内面に当接してスムーズな回動を阻害することになる。
特に、後から起立させる第2の側板に組み立て用のロック部材が配設されており、前記ロック部材の先端突起が両端面から突出している場合には、先端突起が引っ掛かってスムーズに回動させることができないばかりでなく、側壁の内面に傷をつけるという問題もある。第1の側板に多数の孔が形成してある場合には、前記孔にロック部材の先端突起が引っ掛かりやすくなる。
この発明はかかる現況に鑑みてなされたもので、最初に起立させる第1の側板をほぼ垂直に起立させて後に起立させる側板を接触させることなく、スムーズな組立作業ができる組立式合成樹脂製容器を提供せんとするものである。
この発明は上記目的を達成するために次のような構成とした。即ち、この発明に係る組立式合成樹脂製容器は、平面方形状の底板の側端縁に突設した高さ調整部に回動軸を介して折曲自在に4つの側板を連結してなり、前記側板は、組み立て状態から最初に折り畳まれる一対の第2側板の上に、後から折り畳まれる一対の第1側板を水平に折り畳むことができるように連結された組立式合成樹脂製容器であって、後から折り畳まれ且つ最初に起立される一対の第1側板の両端部に、内側に直交するように突出した規制部を設け、前記高さ調整部の隅部一段高い段部に形成し、前記一対の第1側板の両端部下面に前記一段高い段部に載置する凹部を形成し、前記一段高い段部の上面に一対の第1側板を起立させたとき垂直な状態に維持する垂直維持手段を形成してなり、前記垂直維持手段は、一段高い段部の上面であって、段部の肉厚の半分以下の内側に形成した上向き突出部であり、前記上向き突出部の上面は段部の内側に向かって高くなるように傾斜していることを特徴とする。
この発明に係る組立式合成樹脂製容器は、平面方形状の底板の側端縁に突設した高さ調整部に回動軸を介して折曲自在に4つの側板を連結してなり、前記側板は、組み立て状態から最初に折り畳まれる一対の第2側板の上に、後から折り畳まれる一対の第1側板を水平に折り畳むことができるように連結された組立式合成樹脂製容器であって、後から折り畳まれ且つ最初に起立される一対の第1側板の両端部に、内側に直交するように突出した規制部を設け、前記高さ調整部の隅部を一段高い段部に形成し、前記一対の第1側板の両端部下面に前記一段高い段部に載置する凹部を形成し、前記回動軸を第1側板の下面に設け、回動軸の両端部に第1側板を起立させたとき垂直な状態に維持する垂直維持手段を設けてなり、前記垂直維持手段は第1側板の下面と対向するように突出させた膨出部であり、回動軸の両端面は突出した膨出部と共に略楕円形状に形成されていることを特徴とする
この発明は、最初に起立させる第1の側板をほぼ垂直な状態で自立する構造としたから、次に起立させる第2の側板をスムーズに回動させることができ、容易に組み立てることができる。また、第2の側板を起立させるときに、その両端面が第1の側板を外側に押し広げるように強く接触することはないから、第1の側板の内面に傷を付けることがない。特に、側壁に多数の孔が形成されており、ロック部材の先端部突起が両側面から突出している場合にも、孔に引っ掛かることがなくスムーズに回動させることができ、組み立て、折り畳みを容易に行うことができる。
この発明に係る組立式合成樹脂製容器を、図示する実施形態に基づいて詳細に説明する。組立式合成樹脂製容器10は、方形状の底板11と前記底板11の端縁部に沿って配設された4つの側板13,15からなる。前記4つの側板のうち、側板13,13は対向する長辺側の第1の側板を形成し、側板15,15は、対向する短辺側の第2の側板を形成している。
前記第1側板13,13及び第2側板15,15は、底板11の端縁部に設けられた回動軸18,19によってそれぞれ回動自在に軸着している。長辺側の第1側板13,13及び短辺側の第2側板15,15の上部略中央には、容器10を持ち運ぶ際に指を挿入する取っ手孔21、22がそれぞれ設けられている。
また、この実施形態では、前記短辺側の第2側板15,15を先に内側に折り畳み、長辺側の第1側板13,13を後から折り畳まれるが、後から折り畳む第1側板13,13をほぼ水平に折り畳むことができるように、後から折り畳む第1側板の回動軸18の位置を、先に折り畳まれる第2側板の回動軸19よりも高い位置に配設されている。即ち、後から折り畳む第1側板13,13の回動軸18は、高さ調整部20に配設されている。
前記高さ調整部20は、後述する長辺側の第1側板13,13の構成に合わせて、両端部は短辺側の第2側板15,15側に延長されており、前記延長した延長突出部20aを含む隅部は、一段高い段部20bに形成されている。
前記回動軸18は、図4乃至図6に示すように、高さ調整部20に形成された軸受部20eに回動自在に軸支されている。前記軸受部20eは、下面を開口させて形成した高さ調整部20を仕切板20dによって仕切り上面を開口させると共に、仕切板20dの内側に回動軸係止片20fを対向するように突設し、内部には回動軸18を支持する支持部材20gを突設することによって形成されている。
回動軸18は、前記軸受部20eの上面開口から下方に押し込んで、中央部を支持部材20gに当接させると共に、両端部を回動軸係止片20fに係止させることによって組み立てられ、回動自在に軸支されている。
後から折り畳まれる長辺側の第1側板13,13の両端部には、図2及び図3に示すように、側板に対して直交するように内側に突出した規制部13a,13aが設けられている。前記規制部13a,13aが前記延長突出部20aに載置されるように、長辺側の第1側板13,13の両端隅部の下面は、凹部13b,13bに形成されている。従って、長辺側の第1側板13,13を起立させると、下面が高さ調整部20の上面に載置されると共に、凹部13b,13bが段部20bに載置されることになる。
前記規制部13a,13aの内面に短辺側の側板15,15の両端部外面が接合することによって、側板15,15が外側へ回動するのを防止するとともに、後述するように、側板15,15が内側に倒れるのを防止するようにロック部23が設けられている。従って、前記規制部13a,13aによって組立状態が確実に保持される。
前記第1側板13,13及び第2側板15,15は、高さ調整部20に対して回動可能に軸着されており、まず、前記第2側板15,15を内側に向かって底板11の上に折り畳むことができる。図示する実施形態では、まず、短辺側の第2側板15,15を折り畳んだ後、前記第2側板の上に長辺側の第1側板13,13を折り畳むように構成されており、折り畳み状態は全体がほぼ水平な板状態となる(図示省略)。
前記構成の容器10は、折り畳み状態から長辺側の第1側板13,13を回動軸18を支点にして起立させ、次いで、短辺側の第2側板15,15を回動軸19を支点にして起立させれば、図1及び図3に示すように、それぞれ接合する面に設けたロック部23によってロックされ、組立状態とすることができる。前記ロック部23は、一対の長辺側の第1側板13,13の両側端部に設けられた係合片25,25と、短辺側の第2側板15,15に装着したロックレバー26、26とによって構成されている。
前記ロックレバー26,26は、図3に示すように、操作部26aと操作部26aの先端に水平方向に係合突片26bを突設してなる。前記操作部26aの下面には、付勢力を与えるバネ(付勢板)26c,26cを設けてなる。前記バネ(付勢板)26c,26cは、操作部26aの下面に斜めに突設することによってバネ作用を有するように形成されている。
なお、バネ(付勢板)26c,26cは、図示する形態に限定されるものではなく、例えば、ハ字状に形成するなど操作部26aを上方に付勢する構造であればよい。前記操作部26aは、略中央部外面を凹ませて指掛け用凹部26dを形成してなる。
前記ロックレバー26は、背面側に突設した係止片26e,26eが、短辺側の第2側板15,15の上端部に穿設した縦長の透孔15a,15aにスライド可能に係止されている。そして、前記バネ(付勢板)26c,26cに抗して押し下げると、係止片26e,26eが透孔15a,15aにガイドされて摺動し、係合突片26bと係合片25との係合状態が解除される。従って、短辺側の第2側板15,15をそのまま内側に倒して折り畳むことができる。
なお、ロック部23の構造については、長辺側の第1側板13,13と短辺側の第2側板15,15とが組み立てられたとき、ロックされる構造であれば、特に限定されるものではない。
上記構成において、長辺側の第1側板13,13を回動軸18(軸受部20e)を中心にして回動させたとき、第1側板13,13の下面が高さ調整部20の上面に載置されると共に、凹部13b,13bが段部20bに載置されるから、段部20bの高さと延長突出部20aの長さは、回動軸18を中心として長辺側の第1側板13,13を起立さたとき、凹部13b,13bが描く半径R内に入る寸法でなければならない(図4参照)。従って、長辺側の第1側板13,13を起立させると、下面が高さ調整部20の上面に載置されると共に、凹部13b,13bが段部20bに載置されることになる。
一方、回動軸18(軸受部20e)を中心にして回動させると、長辺側の第1側板13,13の下面は、高さ調整部20の上面に載置される。即ち、図4及び図6に示すように、回動軸18の中心からの凹部13b,13bの下面までの高さ寸法をLとすると、段部20bの高さと延長突出部20aの長さ寸法Rは、半径Lより小さくなければならず、角部もテーパ又は円弧状に切り落とされていなければならない。このように形成することによって、長辺側の第1側板13,13の組み立て、折り畳みが可能になる。
上述したように、回動軸18は、回動軸係止片20fと支持部材20gによって軸支されているが、いずれも合成樹脂によって形成されていることから、多少の緩みと回動する際に回動軸係止片20fと支持部材20gに変形が生じる。そこで、長辺側の第1側板13,13は、垂直ではなくやや内側に傾斜した状態で起立することになる。
次に、上記問題を解消し、この発明の特徴である長辺側の第1側板13,13を垂直に自立する構造について説明する。図4及び図6は、この発明の第1実施形態を示す。この実施形態では、高さ調整部20の段部20bに垂直維持手段として延長突出部30を突設してなる。前記延長突出部30は、回動軸18(軸受部20e)を中心にして凹部13b,13bの下面(段部20bの上面)が描く円弧の外側であって高さ調整部20の短辺側の第2側板15,15側に突出するように形成されている。前記延長突出部30の上面と段部20bの上面は水平面に形成するのが好ましい。
前記延長突出部30の形成を言い換えれば、回動軸18(軸受け部20e)の中心を高さ調整部20の内側に水平にずらして形成し、段部20bの上面との垂直方向における交点を内側にずらして形成したものである。
上記のように、延長突出部30を形成すると、長辺側の第1側板13,13を起立させたとき、規制部13a,13aが前記延長突出部30に当接することになるが、回動軸18と軸受部20eは合成樹脂で形成されているからわずかに変形することによって、回動軸18を上方に引っ張るようにして第1側板13,13が前記延長突出部30を乗り越えて段部20b上に載置されることになる。第1側板13,13が、一旦延長突出部20aを乗り越えて載置されると、回動軸18と軸受部20eの変形は解除され正常な形状に復帰する。
第1側板13,13の凹部13b、13bの下面が段部20bに載置されると、延長突出部30と段部20bによる水平面に支持されることになり、長辺側の第1側板13,13は垂直な姿勢で自立することになる。長辺側の第1側板13,13が垂直に自立していることによって、短辺側の第2側板15,15を起立させるときに、両端面は第1側板13,13の内面とはほとんど接触することがないから、引っ掛かることがなくスムーズに回動させることができる。また、長辺側の第1側板13,13を倒すときは、わずかな力を内側方向に入れるだけで延長突出部30を乗り越えさせることができ、延長突出部30を乗り越えた後は、第1側板13,13の自重だけで折り畳むことができる。
図7は、この発明の第2実施形態を示す。この実施形態は、高さ調整部20の段部20bの水平な上面に垂直維持手段として上向き突出部31を突設してなる。前記上向き突出部31は、第1側板13,13を安定した状態で起立させるために、長辺側の第1側板13,13の両端部が載置される位置に突設してなり、図示するように、延長突出部20aに面して設けられることが好ましい
前記上向き突出部31を突設する箇所は、段部20bの延長突出部20aに面する上面に限定されるものではなく、段部20bの内側であれば任意の箇所に突設することができる。この場合に、前記上向き突出部31は、段部20bの肉厚の半分以下、好ましくは3分の1以下の範囲の内側に突設することが好ましい。
このように、段部20bの上面内側に上向き突出部31を突設することによって、長辺側の第1側板13,13を起立させるときに、下面は回動軸18がわずかに上方に引き上げられるようにして容易に乗り越えることができる。そして、長辺側の第1側板13,13の下面が段部20bに載置した後は、上向き突出部31は、第1側板13,13の両端部内側を押し上げるように作用するから、内側に傾くのを防止し、垂直な姿勢で自立させることができる。
また、長辺側の第1側板13,13を倒すときは、わずかな力を内側方向に入れるだけで上向き突出部31を乗り越えさせることができ、上向き突出部31を乗り越えた後は、第1側板13,13の自重だけで折り畳むことができる。
図8は、この発明の第3実施形態を示す。この実施形態では、第2実施形態とは反対に、前記段部20bに載置される第1側板13,13の下面に、垂直維持手段として下向き突出部33を突設したものである。即ち、下向き突出部33は、第1側板13,13の規制部13a,13aに面する凹部13b、13bの下面に突設してなる。
なお、下向き突出部33を突設する箇所は、第1側板13,13の凹部13b、13bの下面であって規制部13a,13aに面する下面に突設するのが好ましいが、これに限定されるものではなく、段部20bに載置する凹部13b、13bの下面の内側であれば任意の箇所に突設することができる。この場合に、前記下向き突出部33は、第1側板13,13の肉厚の半分以下、好ましくは3分の1以下の範囲に突設する。
図9及び図10は、この発明の第4実施形態を示す。この実施形態は回動軸18Aの回動軸係止片20fに係止する両端部に、垂直維持手段として円弧状に突出した膨出部35を形成してなる。前記膨出部35は、第1側板13,13の下面と対向するように形成されており、回動軸18Aの側面においては、図10に示すように、全体として楕円形状をなしている。
上記のように、回動軸の両端部に第1側板13,13の下面と向き合う膨出部35を形成することによって、第1側板13,13を折り畳んだ状態のときは楕円形の小さい方の肉厚、即ち、回動軸18Aと同じ高さで回動軸係止片20fに係止することになり、第1実施形態から第3実施形態までと同じ高さ位置で水平に折り畳むことができる。
一方、第1側板13,13を起立させて組み立てたときは、楕円形の大きい方の肉厚、即ち、膨出部35が回動軸係止片20fに係止することになるので、回動軸18Aは膨出部35の高さ分だけ下方に押し下げられることになり、段部20bの上面と第1側板13,13の下面とは密着することになる。
回動軸18Aが第1側板13,13を段部20b側に引っ張るようにして密着させることによって、起立させた第1側板13,13を垂直な状態に維持することができる。また、折り畳むときは、回動軸係止片20fに係止している膨出部35の部分は楕円形状であるから、一定範囲回動すれば回動軸係止片20fの押圧力によって容易に傾き、その後は第1側板13,13の自重だけで折り畳むことができる。
尚、膨出部35は、円弧状に形成したものに限定されるものではなく、先端が尖った多角形状に突出させた形状であってもよい。
組立状態の容器の長辺側を示す正面図であって、右半分が短辺側において断面した断面図である。 組み立て状態における短手方向の半分を示し、左半分が底面図、右半分が平面図である。 組立状態の容器の短辺側を示す側面図であって、右半分が長辺側において断面した断面図である。 高さ調整部に長辺側の側板を組み立てた状態の部分拡大側面図である。 長辺側の側板の内側から見た回動軸の部分拡大断面図である。 図5におけるX−X線断面図である。 高さ調整部に上向き突出部を設けた第2実施形態の説明用斜視図である。 長辺側の側板下面に下向き突出部を設けた第3実施形態の説明用斜視図である。 回動軸の両端部に膨出部を設けた第4実施形態の説明用正面断面図である。 図9におけるY−Y線断面図である。
10:組立式合成樹脂製容器
11:底板
13:長辺側の第1側板
13a:規制部
15:短辺側の第2側板
18,19:回動軸
20:高さ調整部
20a:延長突出部
20b:段部
20e:軸受部
20f:回動軸係止片
20g:支持部材
23:ロック部
25:係合片
26:ロックレバー
26a:操作部
26b:係合突片
26c:バネ(付勢板)
26d:指掛け用凹部
30:膨出部
31:上向き突出部
33:下向き突出部

Claims (2)

  1. 平面方形状の底板の側端縁に突設した高さ調整部に回動軸を介して折曲自在に4つの側板を連結してなり、前記側板は、組み立て状態から最初に折り畳まれる一対の第2側板の上に、後から折り畳まれる一対の第1側板を水平に折り畳むことができるように連結された組立式合成樹脂製容器であって、後から折り畳まれ且つ最初に起立される一対の第1側板の両端部に、内側に直交するように突出した規制部を設け、前記高さ調整部の隅部一段高い段部に形成し、前記一対の第1側板の両端部下面に前記一段高い段部に載置する凹部を形成し、前記一段高い段部の上面に一対の第1側板を起立させたとき垂直な状態に維持する垂直維持手段を形成してなり、前記垂直維持手段は、一段高い段部の上面であって、段部の肉厚の半分以下の内側に形成した上向き突出部であり、前記上向き突出部の上面は段部の内側に向かって高くなるように傾斜していることを特徴とする組立式合成樹脂製容器。
  2. 平面方形状の底板の側端縁に突設した高さ調整部に回動軸を介して折曲自在に4つの側板を連結してなり、前記側板は、組み立て状態から最初に折り畳まれる一対の第2側板の上に、後から折り畳まれる一対の第1側板を水平に折り畳むことができるように連結された組立式合成樹脂製容器であって、後から折り畳まれ且つ最初に起立される一対の第1側板の両端部に、内側に直交するように突出した規制部を設け、前記高さ調整部の隅部を一段高い段部に形成し、前記一対の第1側板の両端部下面に前記一段高い段部に載置する凹部を形成し、前記回動軸を第1側板の下面に設け、回動軸の両端部に第1側板を起立させたとき垂直な状態に維持する垂直維持手段を設けてなり、前記垂直維持手段は第1側板の下面と対向するように突出させた膨出部であり、回動軸の両端面は突出した膨出部と共に略楕円形状に形成されていることを特徴とする組立式合成樹脂製容器。
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