JP4081032B2 - 折り畳み式運搬用容器 - Google Patents
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Description
折り畳んだ状態で容器の高さが低くなるように設けた従来の運搬用容器として、例えば図8に示されるように、底板81の両側にヒンジ部82、82を介して回転自在に連結された側板83、83を底板81上に折り重ねたときに、底板81と重なる一方の側板83が傾斜状態で倒れ、その上に重なる他方の側板83が水平状態で倒れるようにした構造のものがある(特許文献1参照)。
前記長穴は、容器内方へ弓形に膨らんで支持部上方から下方へ湾曲しながら傾斜した開口であることが好ましい。また、前記長穴は、スリット穴であることを特徴とする。
図1は本発明の折り畳み式運搬用容器の組み立て状態と折り畳み状態の外観図、図2は組み立てた容器の短手辺中央と長手辺中央における縦断半面図、図3はヒンジ部の構成を示す要部拡大断面図である。なお、図1では容器表面に表れる凹凸の図示は省略してある。
詳しくは、図2及び図3に示されるように、支持部12、13は、それぞれ収納面11の縁部から垂直に立ち上がった内面12a、13aと、内面12a、13aの上端から水平に外折れした上面12b、13bと、上面12b、13bの端部から下方へ折り返された外面12c、13cとにより下向きコ字形の断面を呈する屈曲した枠形をなし、その枠内部に前記各面と交差した補強用のリブ12d、13dを一体に設け、さらにリブ12d、13dの面内に、後述する長穴42、52を設けて形成されている。
両支持部は、支持部12の収納面11からの突出高さが支持部13の突出高さの略半分に設定され、また、支持部12の上面12bは短手側板2の厚み(Ds)、支持部13の上面13bは長手側板3の厚み(Dl)とそれぞれ略同じ厚み幅に設けてあり、両側板の下端面を上面12b、13b上に載せたときに、両側板の内外両面が両支持部の内外両面と略面一となって、両側板が両支持部上に垂直に起立して支持されるようになっている。
また、支持部13の内面13aの上部には、外面13c側へ凹んだ凹段部13eを設けてある。
詳しくは、短手側板2は、その幅が底板1の収納面11の短手辺の長さと略同じ寸法、その高さが収納面11の長手辺の長さの3/4程度の寸法の大きさに形成され、その下端面23aに後述する回転軸部41を一体に突設させ、また、短手側板2の両側端面の上部に長手側板3の被係合部34と弾発的に係合する係合突部24をそれぞれ設け(図4参照)、内面21の下部には短手側板2のフランジ23の外端部が嵌まる凹溝25を設けてある。
また、長手側板3は、底板1の収納面11上に略一杯に重なり合う大きさ、つまりその幅が収納面11の長手辺、その高さが収納面11の短手辺の長さとそれぞれ略同じ寸法の大きさに形成され、短手側板2と同様に、その下端面33aに後述する回転軸部51を一体に突設させ、また、内面31の上部両側に短手側板2の係合突部24が弾発的に係合する被係合部34をそれぞれ設け、内面31の下部には外面32側へ凹んだ凹面部35を設けてある。
そして、ヒンジ部4は、長穴42に係入した回転軸部41の軸棒41bを支持して短手側板2を底板1の短手辺と平行に連結し、且つ内面12aから上面12bに至る支持部12の廻りで短手側板2を回転自在に支持するようになっている。また、短手側板2を収納面11と平行になるまで回転させた状態で、長穴42に係入した軸棒41bを、長穴42の上縁から下縁に亘ってスライド自在に支持し、回転軸部41の位置を上下方向及び水平方向へ変位させることができるようになっている。
そして、ヒンジ部5は、ヒンジ部4と同様に、長穴52に係入した回転軸部51の軸棒51bを支持して長手側板3を底板1の長手辺と平行に連結し、且つ内面13aから上面13bに至る支持部13の廻りで長手側板3を回転自在に支持するようになっている。また、長手側板3を収納面11と平行になるまで回転させた状態で、長穴52に係入した軸棒51bを、長穴52の上縁から下縁に亘ってスライド自在に支持し、回転軸部51の位置を上下方向及び水平方向へ変位させることができるようになっている。
なお、図示されないが、ヒンジ部4、5は、それぞれ支持部12と支持部13に沿って適宜な間隔を離して複数箇所に設けてある。
図4に示されるように、折り畳みは短手側板2、2から行ない、先ず、短手側板2のどちらかを容器内方へ押し倒す。このとき、短手側板2を外側から押して弾発性を備えた係合突部24に力が加われば、係合突部24が被係合部34から外れ、短手側板2はヒンジ部4を軸として容器内方へ回転する。この時の回転支点は長穴42の上縁となる(同図(A))。
短手側板2を、その先端が収納面11に当たるまで回転させ、同板から手を離せば、短手側板2の重みにより軸棒41bが長穴42に沿って下方へスライドし、短手側板2の元端部側が下方へ変位して、短手側板2は収納面11に平行に重なり合う(同図(B)、(C))。重なり合った位置で軸棒42bは長穴42の下縁に位置する。
そして、他方の短手側板2も同様に容器内方へ押し倒せば、収納面11と重なった短手側板2の上面に平行に重なり合い、両板は収納面11を挟んで相対する支持部12、12の間に水平に倒れて納まる(同図(D))。
先ず、長手側板3のどちらかを容器内方へ押し倒し、ヒンジ部5を軸に回転させる。長手側板3は収納面11と略同じ大きさであるが、支持部13に凹段部13eが、長手側板3の内面31に凹面部35がそれぞれ設けてあるので、長手側板3が収納面11と平行に倒れても、その先端が対向する支持部13や長手側板3に衝突することはない。この時の回転支点は長穴52の上縁となる(同図(A))。
長手側板3を、その先端が支持部13の凹段部13eに係止するまで回転させ、同板から手を離せば、長手側板3の重みにより軸棒51bが長穴52に沿って下方へスライドし、長手側板3の元端部側が下方へ変位して、同側の支持部13の凹段部13eに係止する。両端が凹段部13e、13eに係止された長手側板3は、収納面11上に重なり合った前記短手側板2、2の上面に平行に重なる(同図(B)、(C))。重なった位置で軸棒52bは長穴52の下縁に位置する。
そして、他方の長手側板3も同様に容器内方へ押し倒せば、収納面11上に倒れた長手側板3の上面に平行に重なり合い、両板は収納面11を挟んで相対する支持部13、13の間に水平に倒れて納まる(同図(D))。
容器の組み立ては、最初に長手側板3、3を立ち上げ、次いで短手側板2、2を立ち上げて行い、それぞれ上下に相重なった側板の内、上段の側板は、当該側板の端部を把持して持ち上げれば、長穴42、52の上縁に係入した軸棒41b、51bを支点に回転して、そのまま支持部12、13の上面12b、13bに乗り上げ、両支持部上に起立させることができる。
また、同様に、下段の側板もそれぞれ端部を把持して持ち上げれば、そのまま支持部12、13の上面12b、13bに乗り上げさせて、両支持部上に起立させることができる。
すなわち、図7は下段の短手側板2を引き上げる状態を示しているが、収納面11上に重なった短手側板2の先端を上方へ引き上げると、その下端面23aが支持部12の内面12aに当たる。このとき、長穴42の下縁に係入している軸棒41bには、容器内方へ水平に引張る力Fがかかる。この力Fは、長穴42が傾斜しているため、軸棒41bの中心とその周面が長穴42の周面と接した点を結ぶ方向の力F1と、軸棒41bを上方へ押す力F2とに分解され、この力F2によって軸棒41bは長穴42に沿って上方へ押し上げられる。そして、そのまま短手側板2を引き上げ続ければ、短手側板2は軸棒41bを支点に容器外側に向かって回転しながら、軸棒41bが長穴42に沿って上方へ変位するのに伴って下端面23aが支持部12の周面に沿って上方へ持ち上がり、支持部12の上面12bに乗り上がり、支持部12上に起立する。
長手側板3、3、短手側板2、2の順に立ち上げたならば、両短手側板を両長手側板の間に押し込めば、係合突部24と被係合部34が弾発的に係合して隣接側板同士が一体化し、容器は上面を開口した箱状に組み立てられる。
このように、容器を組み立てる際、側板の回転軸の位置を確認したり、回転させる前に側板を上方へ持ち上げたりする操作は一切不要であり、側板を持ち上げ、ヒンジ部4、5を軸として回転させるという簡単な操作で組み立てることが可能である。
Claims (3)
- 物品が載る収納面の周囲に支持部を立設させてなる底板と、前記支持部にヒンジ結合されて支持部上に立ち上がる相対する一方の側板と相対する他方の側板とからなり、それぞれの相対する側板が前記収納面上に折り畳まれるように構成された折り畳み式運搬用容器において、
支持部の内部に当該支持部の上方内側から下方外側へ傾斜して伸びた長穴を設け、
側板の下端面には側板内面側に偏った位置から下方へ突出していて先端に軸棒を有する回転軸部を設け、
回転軸部の軸棒を前記長穴に係入して長穴の上縁から下縁に亘りスライド自在に支持させることにより、側板を支持部の内面から上面に亘る支持部廻りで回転可能に接続し、
側板を起こす回転操作に伴い前記軸棒が長穴内を上方にスライドし、側板の下端面が支持部の上面に乗り上げて容器が組み立てられ、支持部で囲われた収納面上に側板を平行に倒して容器が折り畳まれるように構成されたことを特徴とする折り畳み式運搬用容器。 - 長穴は、容器内方へ弓形に膨らんで支持部上方から下方へ湾曲しながら傾斜した開口であることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式運搬用容器。
- 長穴は、スリット穴であることを特徴とする請求項1又は2に記載の折り畳み式運搬用容器。
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