JP4979504B2 - 折り畳みコンテナー - Google Patents

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本発明は、底部と、底部の一方の相対する土手部にヒンジ連結された一方の相対する側壁と、底部のもう一方の相対する土手部にヒンジ連結されたもう一方の相対する側壁とから構成されている折り畳みコンテナーに関するものであり、箱型に組み立てられた状態から、一方の相対する側壁を底部に重なるように倒し、次いで、もう一方の相対する側壁を、先に倒された一方の相対する側壁に重なるように倒すことにより、折り畳むことができるように構成されている。
側壁に形成された雄ヒンジ部材が、底部の土手部に形成された雌ヒンジ部材に対して、上下方向に自由に移動できないタイプ、換言すれば、雄ヒンジ部材と雌ヒンジ部材とによるヒンジ連結部が、上下方向に、実質的に移動できないタイプの折り畳みコンテナーにおいて、一方の相対する側壁を倒した際に、側壁の先端部が互いに重なるように構成されている場合には、先に倒された側壁の上に重ねられる側壁が、ヒンジ連結部を支点として、傾斜して倒されることになる。このように、側壁が、傾斜して倒されるように構成された折り畳みコンテナーにおいては、折り畳まれた状態における折り畳みコンテナーの高さが高くなり、従って、折り畳みコンテナーの収容効率が低下することになる。
上述した課題を解決するために、底部の土手部に形成された雌ヒンジ部の凹部の深さを深くして、底部の土手部に形成された雌ヒンジ部に対して、側壁に形成された雄ヒンジ部材が、雌ヒンジ部の凹部内を、上下方向に自由に移動できるようにしたタイプ、換言すれば、雄ヒンジ部材と雌ヒンジ部材とによるヒンジ連結部が、上下方向に、移動可能なタイプの折り畳みコンテナーが知られているが、このようなタイプの折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際には、ヒンジ連結部が、上下方向に移動可能であるために、作業者が、側壁を持って、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを持ち上げようとすると、側壁が、底部から持ち上がるという問題があった。
上述した課題を解決するために、本出願人は、本出願人の先の出願である特許文献1において、側壁に形成された雄ヒンジ部材に、側壁の回動支点となるヒンジブロックと箱型に組み立てられた状態における側壁の持ち上がりを阻止するための係合ブロックとを形成した折り畳みコンテナーを提案した。
特開2006−188272号公報
上述した折り畳みコンテナーにおいては、側壁に形成された雄ヒンジ部材を構成する支持片の下部にヒンジブロックが形成されており、また、支持片の上部に、持ち上がりを阻止するための係合ブロックが形成されているために、倒された状態の側壁を、垂直方向に立てる際に、係合ブロックが、底部の土手部に当接したり、或いは、土手部に乗り上げる等して、倒された状態の側壁を、迅速に、且つ、確実に、略垂直に立てることができないという問題があった。
また、雄ヒンジ部材を構成する支持片に、ヒンジブロックと係合ブロックとを、支持片の上下に、それぞれ形成するために、支持片を長くしなければならず、従って、支持片、ひいては、雄ヒンジ部材が損傷し易くなるという問題があった。
更には、雄ヒンジ部材を構成する支持片には、ヒンジブロックと係合ブロックとが形成されているために、側壁を成形するための金型が複雑になり、従って、金型のコストが上昇し、ひいては、折り畳みコンテナーの製造コストが上昇するという問題があった。
本発明の目的は、上述した従来の折り畳みコンテナーが有する側壁の持ち上がりを防止することにある。
本発明は、上述した目的を達成するために、底部と該底部の一方の相対する土手部にヒンジ連結された一方の相対する側壁と前記底部のもう一方の相対する土手部にヒンジ連結されたもう一方の相対する側壁とを有する折り畳みコンテナーにおいて、底部の土手部に配設された雌ヒンジ部材の切欠き凹部を構成する相対する側端面の一方の側端面に突設された係合突片部に、垂直側壁持ち上がり防止用フックを形成するとともに、一方の側端面と対向するもう一方の側端面側に位置する、縦孔を形成する内側垂直壁の内面の上端部に、水平側壁持ち上がり防止用フックを形成し、また、側壁の下端フランジの裏面に配設された雄ヒンジ部材を構成する支持ブロックの側壁の板状部に対して垂直な相対する側面の一方の側面の下端部には、水平側壁持ち上がり防止用ブロック部を形成するとともに、もう一方の側面の下端部には、係止膨出部が形成された垂直側壁持ち上がり防止用ブロック部を形成し、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられ、側壁が略垂直に立てられた際には、側壁に配設された雄ヒンジ部材を構成する垂直側壁持ち上がり防止用ブロック部が、底部の土手部に形成された雌ヒンジ部材を構成する垂直側壁持ち上がり防止用フックの庇部に入り込むように構成するとともに、側壁に配設された雄ヒンジ部材を構成する水平側壁持ち上がり防止用ブロック部が、水平側壁持ち上がり防止用フックの庇部に入り込むように構成したものである。
底部に配設された雌ヒンジ部材の切欠き凹部を構成する側端面に突設された係合突片部に、垂直側壁持ち上がり防止用フックを形成するとともに、前記側端面と対向する側端面側に位置する内側垂直部の内面に、水平側壁持ち上がり防止用フックを形成し、また、側壁に配設された雄ヒンジ部材を構成する支持ブロックの一方の側面の下端部に、水平側壁持ち上がり防止用ブロック部を形成するとともに、もう一方の側面の下端部に、垂直側壁持ち上がり防止用ブロック部を形成したので、上述した従来の折り畳みコンテナーのように、倒された状態の側壁を、垂直方向に立てる際に、係合ブロックが、底部の土手部に当接したり、或いは、土手部に乗り上げるようなことがなく、従って、倒された状態の側壁を、迅速に、且つ、確実に、略垂直に立てることができる。
雄ヒンジ部材の支持ブロックには、上述した特許文献1に記載されているような係合ブロックが形成されていないので、支持ブロックの下端フランジからの長さを短くすることができ、従って、雄ヒンジ部材が損傷するようなことを防止することができる。
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り、何ら、本実施例に限定されるものではない。
先ず最初に、図1及び図2を用いて、本発明の折り畳みコンテナーの全体構成について説明する。
1は、平面形状が略長方形の底部で有り、底部1は、相対する長辺側に形成された土手部(以下、長辺側土手部という。)1aと、相対する短辺側に形成された土手部(以下、短辺側土手部という。)1bとを有しており、本実施例においては、長辺側土手部1aの高さは、短辺側土手部1bの高さより、低く形成されている。また、長辺側土手部1a及び短辺側土手部1bには、後述する雌ヒンジ部材H1が、所定の間隔で適当数、配設されている。
2は、長側壁であり、長側壁2の下端フランジ2aの裏面には、底部1の長辺側土手部1aに配設された雌ヒンジ部材H1に対応して、後述する雄ヒンジ部材H2が配設されている。3は、短側壁であり、短側壁3の下端フランジ3aの裏面にも、底部1の短側壁土手部1bに配設された雌ヒンジ部材H1に対応して、後述する雄ヒンジ部材H2が配設されている。
長側壁2の下端フランジ2aに配設された雄ヒンジ部材H2と底部1の長辺側土手部1aに配設された雌ヒンジ部材H1とを連結することにより、長側壁2が、底部1にヒンジ連結され、また、短側壁3の下端フランジ3aに配設された雄ヒンジ部材H2と底部1の短辺側土手部1bに配設された雌ヒンジ部材H1とを連結することにより、短側壁3が、底部1にヒンジ連結されて、折り畳みコンテナーが構成されることになる。
図2に示されているように、折り畳まれた状態から、図1に示されているように、箱型に組み立てるには、先ず最初に、略水平状態の短側壁3を、略垂直に立て、次いで、長側壁2を、略垂直に立てることにより、折り畳みコンテナーが、箱型に組み立てられることになる。また、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを、折り畳むには、先ず最初に、長側壁2を底部1に重なるように倒し、次いで、短側壁3を、先に倒された長側壁2に重なるように倒すことにより、折り畳みコンテナーが、折り畳まれることになる。
折り畳まれた状態においては、長側壁2の先端部が、互いに部分的に重なり合うように構成されており、同様に、短側壁3の先端部も、互いに部分的に重なり合うように構成されている。
次に、図3〜図5を用いて、底部1の長辺側土手部1aに配設されている雌ヒンジ部材H1を例に、雌ヒンジ部材H1について説明する。なお、底部1の短辺側土手部1bに配設されている雌ヒンジ部材H1も、実質的に、長辺側土手部1aに配設されている雌ヒンジ部材H1と同じであるので、その詳細な説明は省略する。
なお、本実施例においては、長辺側土手部1aの3箇所に、雌ヒンジ部材H1が形成されている例が示されているが、4箇所以上に形成することもできる。また、雌ヒンジ部材H1間に形成されている凹部1a’は、短側壁3の上部及び中間部に形成された、短側壁3の板状部3cに対して略垂直に延在する公知の係合枠3bが、短側壁3が底部1に重ねられた際に、嵌合される凹部である。
雌ヒンジ部材H1には、後述する雄ヒンジ部材H2が嵌合可能な、平面形状が長方形の縦孔4が形成されており、この縦孔4は、長辺側土手部1aの外壁1a1を上方に延在することにより形成された外側垂直壁4aと、長辺側土手部1aの内壁1a2を上方に延在することにより形成された内側垂直壁4bと、外側垂直壁4aの両端と内側垂直壁4bの両端を連結する相対する垂直短壁4cとにより囲まれている。また、内側垂直壁4bには、その上端が、縦孔4に連接された切欠き凹部5が形成されている。
切欠き凹部5を構成する相対する側端面5a、5bのうち、一方の側端面5aは、底板1c付近まで延在する上部垂直部5a1と、該上部垂直部5a1の下端から、もう一方の側端面5b方向に延在する水平部5a2と、該水平部5a2の先端から、下方に延在する下部垂直部5a3とにより形成されている。本実施例においては、下部垂直部5a3が、底板1cまで延在している例が示されている。
もう一方の側端面5bは、一方の側端面5aの上部垂直部5a1より高さの低い上部垂直部5b1と、該上部垂直部5b1の下端から、一方の側端面5aから離反する方向に延在する水平部5b2と、該水平部5b2の先端から、下方に延在する下部垂直部5b3とにより形成されている。本実施例においては、下部垂直部5b3が、底板1cまで延在している例が示されている。
一方の側端面5aともう一方の側端面5bとの間に位置する切欠き凹部5の上部領域は、縦孔4の略中央部に位置しており、また、もう一方の側端面5bを形成する下部垂直部5b3は、縦孔4を形成する垂直短壁4cと略面一になるように構成されている。
また、雌ヒンジ部材H1には、一方の側端面5aを形成する水平部5a2と、縦孔4を形成する外側垂直壁4aと内側垂直壁4bと一方の垂直短壁4cとに連接された水平段部6が形成されている。
更に、もう一方の側端面5bには、内側垂直壁4bの上端面と上部垂直部5b1と水平部5b2とにより区画された、一方の側端面5aの上部垂直部5a1方向に延在する係合突片部7が形成されている。
係合突片部7が形成されていない側に位置する内側垂直壁4bの内面(外側垂直壁4aと対向する面)の上端部には、ブロック状のフック8が突設されており、このフック8は、略水平状態に折り畳まれた状態の長側壁2の持ち上がりを防止するためのものであり、以下、このフック8を、便宜的に、水平側壁持ち上がり防止用フックと称する。
また、突片部7の内面(外側垂直壁4aと対向する面)には、上述した水平側壁持ち上がり防止用フック8と同様のブロック状のフック9が突設されており、このフック9は、略垂直状態に立てられた状態の長側壁2の持ち上がりを防止するためのものであり、以下、このフック9を、便宜的に、垂直側壁持ち上がり防止用フックと称する。
上述した外側垂直壁4aと内側垂直壁4bと相対する垂直短壁4cとにより囲まれて縦孔4、切欠き凹部5、係合突片部7、水平側壁持ち上がり防止用フック8及び垂直側壁持ち上がり防止用フック9等により、雌ヒンジ部材H1が構成されている。
次に、図6〜図8を用いて、長側壁2に配設された雄ヒンジ部材H2について説明する。なお、短側壁3に配設されている雄ヒンジ部材H2も、実質的に、長側壁2に配設されている雄ヒンジ部材H2と同じであるので、その詳細な説明は省略する。
一方、長側壁2の板状部2bに垂直な下端フランジ2aの裏面には、雄ヒンジ部材H2が形成されており、雄ヒンジ部材H2は、下端フランジ2aの裏面に垂設された支持ブロック10を有している。
長側壁2の板状部2bに対して垂直な、支持ブロック10の相対する側面10a、10bの一方の側面10aの下端部には、該側面10aに対して垂直なブロック部11が形成されており、このブロック部11は、折り畳まれた水平状態にある長側壁2が持ち上げられた際には、底部1の長辺側土手部1aに形成された雌ヒンジ部材H1を構成する水平側壁持ち上がり防止用フック8の庇部8aに当接するようにように構成されている。以下、このブロック部11を、水平側壁持ち上がり防止用ブロック部と称する。水平側壁持ち上がり防止用ブロック部11の内面(箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの内部側に位置する面)11aは、支持ブロック10の内面(箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの内部側に位置する面)10cと略面一に形成されている。
また、長側壁2の板状部2bに対して垂直な、支持ブロック10の相対する側面10a、10bのうちのもう一方の側面10bの下端部には、該側面10bに対して垂直なブロック部12が形成されており、このブロック部12には、支持ブロック10の内面10cを越える係止膨出部12aが形成されている。長側壁2が、略垂直に立てられた際には、ブロック部12が、底部1の長辺側土手部1aに形成された雌ヒンジ部材H1を構成する垂直側壁持ち上がり防止用フック9の庇部9aに入り込み、垂直側壁持ち上がり防止用フック9の庇部9aに当接、或いは、垂直側壁持ち上がり防止用フック9の庇部9aに接近して位置するように構成されている。以下、このブロック部12を、垂直側壁持ち上がり防止用ブロック部と称する。
上述した長側壁2の下端フランジ2aに配設された支持ブロック10と水平側壁持ち上がり防止用ブロック部11と垂直側壁持ち上がり防止用ブロック部12とにより、雄ヒンジ部材H2が構成されている。
上述した特許文献1に記載されているように.底部1の長辺側土手部1aに配設された雌ヒンジ部材H1と長側壁2に配設された雄ヒンジ部材H2とをヒンジ連結し、また、底部1の短辺側土手部1bに配設された雌ヒンジ部材H1と短側壁3に配設された雄ヒンジ部材H2とをヒンジ連結することにより、底部1に、長側壁2と短側壁4が組み付けられることになる。このような底部1への長側壁2及び短側壁3の組み付けは、特許文献1に記載されているとともに、周知であるので、その詳細は省略する。
次に、図9〜図11を用いて、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた状態における、底部1に配設された雌ヒンジ部材H1と長側壁2に配設された雄ヒンジ部材H2とのヒンジ連結部について説明する。
折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられ、長側壁2が、略垂直に立てられた際には、長側壁2に配設された雄ヒンジ部材H2を構成する垂直側壁持ち上がり防止用ブロック部12が、底部1の長辺側土手部1aに形成された雌ヒンジ部材H1を構成する垂直側壁持ち上がり防止用フック9の庇部9aに入り込み、垂直側壁持ち上がり防止用フック9の庇部9aに当接、或いは、垂直側壁持ち上がり防止用フック9の庇部9aに接近して位置するように構成されており、従って、長側壁2の上方への持ち上げが阻止されるように構成されている。
また、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられ、長側壁2が、略垂直に立てられた際には、長側壁2に配設された雄ヒンジ部材H2を構成する水平側壁持ち上がり防止用ブロック部11が、底部1の長辺側土手部1aに形成された雌ヒンジ部材H1を構成する水平側壁持ち上がり防止用フック8から、所定距離、離れた、庇部8aの下方に位置するように構成されているが、上述したように、長側壁2に配設された雄ヒンジ部材H2を構成する垂直側壁持ち上がり防止用ブロック部12が、底部1の長辺側土手部1aに形成された雌ヒンジ部材H1を構成する垂直側壁持ち上がり防止用フック9の庇部9aに入り込み、垂直側壁持ち上がり防止用フック9の庇部9aに当接、或いは、垂直側壁持ち上がり防止用フック9の庇部9aに接近して位置するように構成されているので、長側壁2が持ち上げられるようなことはない。
次に、図12〜図14を用いて、折り畳みコンテナーが折り畳まれた状態における、底部1に配設された雌ヒンジ部材H1と長側壁2に配設された雄ヒンジ部材H2とのヒンジ連結部について説明する。
箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを折り畳む際には、一方の相対する長側壁2のうち、一方の長側壁2が、底部1に重なるように、略水平に倒され、次いで、もう一方の長側壁2が、先に倒された長側壁2の上に、略水平に倒されることになる。このように、後から倒される長側壁3を、略水平に倒すことができるのは、特許文献1に記載されているように、雌ヒンジ部材H1に形成された切欠き凹部5が、雄ヒンジ部材H2を構成する支持ブロック10の厚さ(長側壁2の板状部2bに対して垂直方向の厚さ)の略2倍の深さを有するように構成されているからである。
折り畳みコンテナーが折り畳まれ、長側壁2が、略水平に倒された際には、後から倒された長側壁2に配設された雄ヒンジ部材H2を構成する水平側壁持ち上がり防止用ブロック部11が、底部1の長辺側土手部1aに形成された雌ヒンジ部材H1を構成する水平側壁持ち上がり防止用フック8の庇部8aに当接、或いは、水平側壁持ち上がり防止用フック8の庇部8aに接近して位置するように構成されている。従って、後から倒された長側壁2が、上方に持ち上げられても、長側壁2に配設された雄ヒンジ部材H2を構成する水平側壁持ち上がり防止用ブロック部11が、底部1の長辺側土手部1aに形成された雌ヒンジ部材H1を構成する水平側壁持ち上がり防止用フック8の庇部8aに当接し、底部1と長側壁2とのヒンジ連結が解除されるようなことがない。
また、長側壁2が、略水平に倒された際には、長側壁2に配設された雄ヒンジ部材H2を構成する垂直側壁持ち上がり防止用ブロック部12が、底部1の長辺側土手部1aに形成された雌ヒンジ部材H1を構成する垂直側壁持ち上がり防止用フック9の庇部9aから離れて位置しても、上述したように、長側壁2に配設された雄ヒンジ部材H2を構成する水平側壁持ち上がり防止用ブロック部11が、底部1の長辺側土手部1aに形成された雌ヒンジ部材H1を構成する水平側壁持ち上がり防止用フック8の庇部8aに当接することになり、従って、底部1と長側壁2とのヒンジ連結が解除されるようなことがない。
なお、相対する長側壁2のうち、底部1に重なるように、先に倒された長側壁2に配設された雄ヒンジ部材H2を構成する支持ブロック10の内面10cや水平側壁持ち上がり防止用ブロック部11の内面11aが、水平段部6に載置されるように構成されている。また、垂直側壁持ち上がり防止用ブロック部12の係止膨出部12aは、水平段部6と側壁部4bとの間に形成された透孔13に挿入されるように構成されている。このように構成することにより、長側壁2の板状部2bの内面と底部1の底板1cの上面とを、実質的に接触状態とすることができ、従って、折り畳まれた状態の長側壁2の高さを低くすることができ、ひいては、折り畳まれた状態の折り畳みコンテナーの高さを低くすることができる。
上述したように、底部1の長辺側土手部1aに配設された雌ヒンジ部材H1の切欠き凹部5を構成する側端面5bに突設された係合突片部7に、垂直側壁持ち上がり防止用フック9を形成するとともに、側端面5bと対向する側端面5a側に位置する、縦孔4を形成する内側垂直壁4bの内面の上端部に、水平側壁持ち上がり防止用フック8を形成し、また、長側壁2の下端フランジ2aの裏面に配設された雄ヒンジ部材を構成する支持ブロック10の長側壁2の板状部2bに対して垂直な相対する側面10a、10bの一方の側面10aの下端部には、水平側壁持ち上がり防止用ブロック部11を形成するとともに、もう一方の側面10bの下端部には、垂直側壁持ち上がり防止用ブロック部12を形成したので、上述した特許文献1に記載されているような、支持片の下端部に、ヒンジブロックが形成され、また、ヒンジブロックの上方に、係合ブロックが形成されている雄ヒンジ部材のように、倒された状態の側壁を、垂直方向に立てる際に、係合ブロックが、底部の土手部に当接したり、或いは、土手部に乗り上げるようなことがなく、従って、倒された状態の長側壁2を、迅速に、且つ、確実に、略垂直に立てることができる。
また、雄ヒンジ部材H2の支持ブロック10には、上述した特許文献1に記載されているような係合ブロックが形成されていないので、支持ブロック10の下端フランジ2aからの長さを短くすることができ、従って、支持ブロック10、ひいては、雄ヒンジ部材H2が損傷するようなことを防止することができる。
更に、雄ヒンジ部材H2の支持ブロック10には、上述した特許文献1に記載されているような係合ブロックが形成されていないので、長側壁3を成形するための金型の製造コストを低減することができる。
図1は、箱型に組み立てられた状態の本発明の折り畳みコンテナーの斜視図である。 図2は、折り畳まれた状態の本発明の折り畳みコンテナーの斜視図である。 図3は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する底部の斜視図である。 図4は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する底部に配設された雌ヒンジ部材の拡大斜視図である。 図5は、同じく、本発明の折り畳みコンテナーを構成する底部に配設された雌ヒンジ部材の拡大斜視図である。 図6は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する長側壁の斜視図である。 図7は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する長側壁に配設された雄ヒンジ部材の拡大斜視図である。 図8は、同じく、本発明の折り畳みコンテナーを構成する長側壁に配設された雄ヒンジ部材の拡大斜視図である。 図9は、本発明の折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた状態の短側壁に沿った部分垂直断面図である。 図10は、図9に示されているヒンジ連結部付近の部分拡大垂直断面図である。 図11は、図9に示されているヒンジ連結部付近の部分拡大斜視図である。 図12は、本発明の折り畳みコンテナーが折り畳まれた状態の短側壁に沿った部分垂直断面図である。 図13は、図12に示されているヒンジ連結部付近の部分拡大垂直断面図である。 図14は、図12に示されているヒンジ連結部付近の更なる部分拡大垂直断面図である。
符号の説明
H1・・・・・・・・・・・・・・雌ヒンジ部材
H2・・・・・・・・・・・・・・雄ヒンジ部材
1・・・・・・・・・・・・・・・底部
2・・・・・・・・・・・・・・・長側壁
3・・・・・・・・・・・・・・・短側壁
7・・・・・・・・・・・・・・・係合突片部
8・・・・・・・・・・・・・・・水平側壁持ち上がり防止用フック
9・・・・・・・・・・・・・・・垂直側壁持ち上がり防止用フック
10・・・・・・・・・・・・・・支持ブロック
11・・・・・・・・・・・・・・水平側壁持ち上がり防止用ブロック部
12・・・・・・・・・・・・・・垂直側壁持ち上がり防止用ブロック部

Claims (1)

  1. 底部と該底部の一方の相対する土手部にヒンジ連結された一方の相対する側壁と前記底部のもう一方の相対する土手部にヒンジ連結されたもう一方の相対する側壁とを有する折り畳みコンテナーにおいて、底部の土手部に配設された雌ヒンジ部材の切欠き凹部を構成する相対する側端面の一方の側端面に突設された係合突片部に、垂直側壁持ち上がり防止用フックを形成するとともに、一方の側端面と対向するもう一方の側端面側に位置する、縦孔を形成する内側垂直壁の内面の上端部に、水平側壁持ち上がり防止用フックを形成し、また、側壁の下端フランジの裏面に配設された雄ヒンジ部材を構成する支持ブロックの側壁の板状部に対して垂直な相対する側面の一方の側面の下端部には、水平側壁持ち上がり防止用ブロック部を形成するとともに、もう一方の側面の下端部には、係止膨出部が形成された垂直側壁持ち上がり防止用ブロック部を形成し、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられ、側壁が略垂直に立てられた際には、側壁に配設された雄ヒンジ部材を構成する垂直側壁持ち上がり防止用ブロック部が、底部の土手部に形成された雌ヒンジ部材を構成する垂直側壁持ち上がり防止用フックの庇部に入り込むように構成するとともに、側壁に配設された雄ヒンジ部材を構成する水平側壁持ち上がり防止用ブロック部が、水平側壁持ち上がり防止用フックの庇部に入り込むように構成したことを特徴とする折り畳みコンテナー。
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