JPH0519128U - 折畳みコンテナ - Google Patents

折畳みコンテナ

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JPH0519128U
JPH0519128U JP6663591U JP6663591U JPH0519128U JP H0519128 U JPH0519128 U JP H0519128U JP 6663591 U JP6663591 U JP 6663591U JP 6663591 U JP6663591 U JP 6663591U JP H0519128 U JPH0519128 U JP H0519128U
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JP
Japan
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side wall
side walls
shaft
folding container
folding
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JP6663591U
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Inventor
康夫 下村
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Gifu Plastic Industry Co Ltd
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Gifu Plastic Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各側壁を立てたときの互いの固定操作あるい
は作業を簡単かつ確実に行うことができて、しかもその
ための構造を非常に簡単にすることができる折畳みコン
テナを提供する。 【構成】 底部本体10と、これに対して回動自在に組
付けた複数の側壁20とからなり、これらの側壁20を
立てて互いに固定することにより収納部を形成するよう
にした折畳みコンテナ100において、底部本体10の
両辺に側壁20の二枚分程度の高さで立ち上がる支持部
11を一体的に形成し、この支持部11の両端部に側壁
20のための軸支部11aを形成し、さらにこれら各軸
支部11aの上面に複数の滑り止め突起30を形成し
て、支持部11に対応する各側壁20の下端両側に支持
部11の各軸支部11aに対応する切欠26を形成する
とともに、これら各側壁20を各軸支部11aに回動自
在に組付けて、各側壁20を支持部11に対して立ち上
げたとき、軸支部11a上の滑り止め突起30によって
側壁20の切欠内面26aを係止するようにしたこと。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、折畳みコンテナ、すなわち、使用時には側壁を立ててこれに互いに 固定することにより収納部を形成し、不使用時には各側壁を折り畳んで全体をコ ンパクト化できるようにした折畳みコンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の折畳みコンテナとしては、従来より、種々な形式のものが提案されて きている。
【0003】 例えば、実開昭52−14835号公報には、方形の底板と、該底板の四辺の それぞれに下辺が枢着されて起立状態において前記底板とともに箱を形成する側 板とから構成し、該側板のうちの対向する2枚の側板の両側部には頭部を拡径さ せた軸を植立し、一方該2枚の側板に直交する方向に対向する他の2枚の側板両 端部には、前記軸の頭部が通過しうる大径部と前記軸の中間部が適合しうる小径 部とを連接させた孔を穿設し、該孔に前記軸を係合させることにより箱を構成す るとともに、前記側板の上縁部には他の通箱を積み重ねたときに他の通箱の枢着 部材を嵌入するための凹溝を設けたことを特徴とする通箱が開示されているが、 その各側壁(側板)の固定は、側壁の両端部に植立されて頭部を拡径させた軸と 、他の側壁の両端部に穿設させて軸の頭部が通過し得る大径部と軸の中間部が適 合しうる小径部を連接させた孔との係合によって行われるものである。
【0004】 従って、この通箱においては、その側壁を組み立てようとすれば、互いに隣接 する側壁を両手で支えながら、軸の頭部と孔との係合を行わなければならず、そ の作業が非常に面倒なものである。
【0005】 また、例えば、特公昭48−21666号公報には、一つの底板、二つの縦壁 および二つの横壁よりなり、これら縦壁および横壁が内方に折たたみ得るように なっており、かつ前記縦壁が蝶番を通して前記底板から上向きに突出する二つの 縁に連結され、さらに前記横壁の上端に案内および連結部材としてハンマー形の ピンが配置されている、特に果物および野菜を運搬するための折たたみ式通箱に おいて、それぞれ前記縦壁の端部区画に垂直に延びる細隙が設けられ、該細隙が 前記底板から上向きに突出する縁の中に延び、かつそれぞれ前記横壁上に配置さ れたハンマー形ピンの一つと係合し、さらに前記縁の中に水平に延びる溝が設け られ、前記横壁の下端に配置されたピンの形をなす案内部材が前記溝と係合する ようになっており、前記底板の横側に停止部材が設けられ、該停止部材が通箱の 組立状態においては前記横壁の関連停止部材と係合するようになっていることを 特徴とする折たたみ式通箱が開示されている。
【0006】 しかしながら、この特公昭48−21666号公報に示された「折りたたみ式 通箱」においては、その各横壁及び縦壁の立てたときの固定を、細隙、ハンマー 形ピン、係止部材、関連係止部材等の多数の構成部材によって行うようにしてい るものであるから、全体の構造が非常に複雑化するものである。それだけでなく 、部品点数の数が多くて複雑なものであれば、それだけ組み立て操作あるいは作 業がしにくいものであり、その分解作業においても面倒なものとなっているので ある。
【0007】 また、この種の折畳みコンテナの形状が大きくなれば(例えば縦、横、高さの それぞれが80cm×60cm×45cm程度の大きさのもの)、その折畳み操 作を行わなければならない側壁も大きくかつ重量のあるものとなるから、組み立 て時においてこれらの側壁は倒れ易いものとなって、何等かの支えが必要になっ てくるものである。その点、従来の上記二例のものは、その各構造を上記のよう な大きな折畳みコンテナに適用した場合に、各側壁の組み立て操作あるいは作業 が非常にしにくいものとなるおそれがある。
【0008】 そこで、本考案者は、この種の折畳みコンテナにおける各側壁の固定を簡単か つ確実に行えるようにするにはどうしたらよいかについて検討を重ねてきた結果 、本考案を完成したのである。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、以上の経緯に基づいてなされたもので、その解決しようとする課題 は、各側壁の固定操作あるいは作業を簡単な構造によって行えるようにすること である。
【0010】 そして、本考案の目的とするところは、各側壁を立てたときの互いの固定操作 あるいは作業を簡単かつ確実に行うことができて、しかもそのための構造を非常 に簡単にすることができる折畳みコンテナを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、本考案の採った手段は、実施例において使用す る符号を付して説明すると、
【0012】 「底部本体10と、これに対して回動自在に組付けた複数の側壁20とからな り、これらの側壁20を立てて互いに固定することにより収納部を形成するよう にした折畳みコンテナ100において、 底部本体10の両辺に側壁20の二枚分程度の高さで立ち上がる支持部11を 一体的に形成し、この支持部11の両端部に側壁20のための軸支部11aを形 成し、さらにこれら各軸支部11aの上面に複数の滑り止め突起30を形成して 、 支持部11に対応する各側壁20の下端両側に支持部11の各軸支部11aに 対応する切欠26を形成するとともに、これら各側壁20を各軸支部11aに回 動自在に組付けて、 各側壁20を支持部11に対して立ち上げたとき、軸支部11a上の滑り止め 突起30によって側壁20の切欠内面26aを係止するようにしたことを特徴と する折畳みコンテナ100」 である。
【0013】
【考案の作用及び使用の態様】
次に、以上のように構成した本考案に係る折畳みコンテナ100の作用を、こ の折畳みコンテナ100の使用の態様とともに説明する。
【0014】 まず、この折畳みコンテナ100は、これを使用しない場合には、図2に示す ように、各側壁20を底部本体10に対して折畳まれるものであって、例えば図 7に示すように段積みして収納あるいは保管されるものである。
【0015】 このように折畳んでおいた折畳みコンテナ100を、図1に示すように組み立 てて使用するには次のようにするのである。すなわち、以下に示す実施例におい ては、短側壁20Bをその支持部11に対して立てるのである。このとき、この 支持部11の両側には軸支部11aが形成してあるけれども、これら各軸支部1 1aは短側壁20B側に形成した切欠26内に収納されるとともに、各軸支部1 1a上に形成した複数の滑り止め突起30が補助滑り止め突起31の切欠内面2 6aに係合するのである。つまり、図3に示すように、短側壁20Bの底部本体 10に対する立ち上げ初期においてはそのまま自然に立ち上げることが可能であ り、立ち上げの後期においては、短側壁20Bの切欠内面26aが軸支部11a 側の各滑り止め突起30に係合するようになるのである。この立ち上げの後期の 操作としては、短側壁20Bを少し持ち上げ気味にして行なうか、あるいは各滑 り止め突起30による係合力に抗するような力を短側壁20Bに加えて行なうの である。
【0016】 以上のように、各短側壁20Bを完全に立ち上げてしまえば、当該短側壁20 Bは、その切欠内面26aと底部本体10側の各滑り止め突起30との係合によ って立ち上げられたままの状態が維持されるのである。従って、この短側壁20 Bから手を離しても、この短側壁20Bが倒れてしまうようなことはないのであ り、作業者は長側壁20Aを引き起こす等の別の作業に専念し得るのである。
【0017】 以上のような短側壁20Bの立ち上げを行った後は、作業者は、側壁20二枚 分の高さで立ち上げた底部本体10を有していない方の側壁20、すなわち長側 壁20Aを上記短側壁20Bに対して別個に立ち上げるのである。このとき、以 下の実施例においては、各側壁20の側端面には複数の凹部24または凸部25 が形成してあるから、これらの凹部24または凸部25が、図6に示すように、 互いに係合するようにするのである。
【0018】 本考案の実施例に係る折畳みコンテナ100においては、各凹部24または凸 部25の互いの係合を行う際に、またはその係合を行いながら、ストッパ収納部 21内に収納してあるストッパ40の係止片41を、ストッパ40の操作部42 に指を掛けて当該側壁20の側端面から内方に入るように操作するのである。そ の後、ストッパ40の係止片41が対向する側壁20の係止穴23内に係合する 状態になったら、掛けていた指を操作部42から離すのである。これにより、ス トッパ40の係止片41は、スプリング片43の弾性力により当該側壁20の側 端面から突出して他の側壁20の係止穴23内に嵌合されるとともに、各側壁2 0の凹部24または凸部25が互いに嵌合し合うのである。以上のことを各側壁 20においてそれぞれ行うことにより、各側壁20は図1に示したように互いに 立ち上がった状態で固定されて、収納部を有した折畳みコンテナ100となるの である。
【0019】 勿論、各ストッパ40のスプリング片43は、係止片41を側壁20の側端面 から外方に突出させるように付勢するものであるから、図1に示したような状態 にした折畳みコンテナ100において、他の側壁20の係止穴23に係合した状 態を維持するものである。従って、各側壁20に収納物による力あるいは外部か らの力が加わったとしても、各凹部24と凸部25との係合及びスプリング片4 3と係止穴23との係合によって、各側壁20の固定はしっかりと行なわれたま まの状態を維持するのである。
【0020】 また、この折畳みコンテナ100においては、一対の各側壁20(本実施例に おいては一対の短側壁20B)の両側に切欠26を形成するとともに、底部本体 10の短側縁に支持部11及びその両端に位置する軸支部11aを一体的に形成 し、かつ各軸支部11aの上端面に複数の滑り止め突起30を一体的に形成した のであるから、これらの構造が非常に簡単なものとなっていて、その製造自体も 容易となっているのである。
【0021】 以上のように組み立てた折畳みコンテナ100を使用しない場合には、前述し たのと逆の操作によって各側壁20を折り畳むのであるが、この場合も、各滑り 止め突起30に対応する側の側壁20(短側壁20B)を立てたまま他の側壁2 0(長側壁20A)の折り畳みを行えるのでその操作または作業は、非常に容易 となっているものである。各側壁20を折り畳んだ折畳みコンテナ100におい ては、図2に示したように、底部本体10の各支持部11が立ち上がったままの 状態となり、その各軸支部11aの上面側に形成した各滑り止め突起30は最上 方に位置することになる。従って、折り畳んだ複数の折畳みコンテナ100を図 7に示すように積み重ねた場合、各軸支部11aの上面側に形成した滑り止め突 起30は、その上側に位置する折畳みコンテナ100の滑り止めをも行うもので あり、これにより、折り畳んだ多数の折畳みコンテナ100を積み重ねた場合の 安定化をも図るものである。しかも、以下に示す実施例に係る折畳みコンテナ1 00においては、支持部11を構成している各軸支部11aの下端面側にも、図 5において示すように、各滑り止め突起30と同様な補助滑り止め突起31が複 数形成してあるから、折り畳んだ複数の折畳みコンテナ100を図7に示したよ うに積み重ねたとき、図9に示すように、一つの折畳みコンテナ100側の滑り 止め突起30に対してその上側の折畳みコンテナ100の補助滑り止め突起31 が係合するのである。これにより、各折畳みコンテナ100の積み重ね状態がよ り安定したものとなって、各折畳みコンテナ100間の位置ズレが容易には生じ ないようになるのである。
【0022】 なお、以下に示す実施例においては、折畳みコンテナ100の底部本体10の 中央部に開口13が形成してあるので、組み立てた折畳みコンテナ100を複数 積み重ねれば、図8の仮想線に示したような大きなものをも収納するものとして 形成し得るものである。勿論、最下段の折畳みコンテナ100の開口13には底 板50を収納することにより、完全な底を有したものとし得るものである。
【0023】
【実施例】
次に、本考案に係る折畳みコンテナ100を、図面に示した実施例に従って、 詳細に説明する。
【0024】 図1には、各側壁20を組み立てた状態の折畳みコンテナ100が示してあり 、この折畳みコンテナ100は、一つの長方形状の底部本体10と、この底部本 体10に回動自在に連結した4つの側壁20を有しているものである。本実施例 に係る折畳みコンテナ100においては、底部本体10として長方形状のものを 使用しているので、便宜上、各側壁20を長側壁20Aと短側壁20Bとに分け て以下の説明を行う。また、本実施例に係る底部本体10や側壁20は、合成樹 脂を材料としてそれぞれ一体的に形成されるものであり、その一部において空洞 を有するものとして形成することによって、軽量化及び材料の節減を行うように している。
【0025】 さて、長方形状の底部本体10であるが、その両長側辺には、図1、図2及び 図7に示すように、長側壁20Aの厚さ程度の高さを有する支持部11が立設状 態で形成してあり、これよりも高さの高い支持部11が底部本体10の短側辺に 立設状態で形成してある。つまり、短側壁20B側に形成した支持部11は、側 壁20二枚分の厚さ程度の高さを有するものとして形成したものであり、これに より、各側壁20を図2に示したように折り畳んだ場合に、これらの側壁20が 両短側壁20Bに形成した両支持部11内に完全に入るようにしてあるのである 。換言すれば、これら各支持部11に対しては、枢軸12を利用して長側壁20 A及び短側壁20Bがそれぞれ回動自在に連結されるのであるが、底部本体10 の長側辺側と短側辺側との支持部11の高さを前述したように変えてあるのは、 各側壁20を図2に示すように折り畳んだとき、後述の軸支部11a上に滑り止 め突起30を突出させた状態で、全体の形状を略平面にするためである。
【0026】 そして、この折畳みコンテナ100を構成している底部本体10の短側辺側に 位置する支持部11については、図2〜図4に示すように、この支持部11に組 み付けられる短側壁20Bのための軸支部11aが一体的に形成してある。また 、これら各軸支部11aに対応する短側壁20Bの両側下端部には、各軸支部1 1aを収納することができる大きさの切欠26がそれぞれ形成してある。さらに 、この切欠26を有した短側壁20Bは、図2及び図3に示したように、枢軸1 2によって各軸支部11aに回動自在に連結してある。なお、本実施例において は、短側壁20B側に形成した支持部11の両軸支部11a間に位置する部分を 各軸支部11aと同じ高さを有する連続した当板として形成して両軸支部11a 間を連結しており、この当板を収納し得る凹所が短側壁20Bの下端部外面に形 成してある。
【0027】 また、本考案に係る折畳みコンテナ100においては、その底部本体10の支 持部11を構成している各軸支部11aの上面に、図3及び図4に示したように 、各軸支部11aの上端面から僅かに突出する滑り止め突起30が複数形成して ある。これら滑り止め突起30は、底部本体10を合成樹脂によって一体成形す る際に同時かつ軸支部11aと一体的に形成されるものである。各滑り止め突起 30は、図3の実線にて示したように、底部本体10に対して短側壁20Bを立 ち上げたときに、この短側壁20Bに形成した各補助滑り止め突起31の切欠内 面26aに係止するものであるため、これら各滑り止め突起30の頂点も含めた 各軸支部11aの高さが短側壁20Bに形成した切欠26の上下方向の長さより も僅かに高くなるように、各滑り止め突起30の高さが設定してあるものである 。
【0028】 なお、本実施例に係る折畳みコンテナ100においては、その底部本体10の 支持部11を構成している各軸支部11aの下面に、図5に示すように、上側の 滑り止め突起30と同様な補助滑り止め突起31が複数形成してある。これら各 補助滑り止め突起31は、上述の作用の項でも述べたように、各側壁20を折り 畳んだ複数の折畳みコンテナ100を積み重ねたときに、下側に位置する折畳み コンテナ100の各滑り止め突起30に、図9にて示すように係合して、各折畳 みコンテナ100のズレを防止するためのものであり、各滑り止め突起30と同 様に軸支部11aに対して一体的に形成してある。
【0029】 本実施例における各長側壁20Aにおいては、その両側端部であって上端内側 に図1に示したようにストッパ収納部21が形成してある。このストッパ収納部 21は、長側壁20Aの内面に一体的に突出形成した枠によって形成されるもの であり、図10及び図11に示すように、長側壁20Aの側端面側に形成した開 口22によって外部に連通している。この開口22に対向する短側壁20Bの側 端部には、図図4、図10及び図11に示したように、後述するストッパ40の 係止片41が係合する係止穴23が形成してある。
【0030】 また、長側壁20A及び短側壁20Bの各側端部には、図6に示すように、長 側壁20A及び短側壁20Bを立ち上げたとき互いに嵌合し合う凹部24または 凸部25がそれぞれ形成してある。本実施例においては、長側壁20Aの側端部 に当該長側壁20Aの外面から少し内方に位置する段部が形成してあり、この段 部に外面側に突出する複数の凸部25が一体的に形成してある。一方、各短側壁 20Bの側端部においては、その外面に対して長側壁20A側に直交する突出辺 が形成してあり、この突出片の内側に、長側壁20A側の各凸部25が嵌合し得 る複数の凹部24が形成してあるのである。
【0031】 各長側壁20Aのストッパ収納部21内には、図10及び図11に示したよう に、当該長側壁20Aを短側壁20Bに固定するためのストッパ40が組付けて ある。すなわち、各ストッパ収納部21は、図11に詳しく図示したように、ス トッパ収納部21内と外部とを連通させている開口22内に抜き差し自在に収納 される係止片41と、この係止片41と一体的に形成されて人の手指が入る程度 の大きさを有する操作部42と、この操作部42と一体的に形成されて係止片4 1を開口22外に向けて付勢するスプリング片43とを備えているものである。 また、本実施例に係るストッパ40においては、そのスプリング片43の図示右 端側に支持突起44が一体的に形成してあり、この支持突起44を長側壁20A 側に形成した係止穴26に係合させることにより、開口22内に挿入された係止 片41とともに、当該ストッパ40をストッパ収納部21に対して容易に外れる ことのないように組付けることができるようにしてある。
【0032】 勿論、このストッパ40は、例えば合成樹脂によって一体的に形成されるもの であり、特にそのスプリング片43においては、所謂平板状のものとして形成さ れる。つまり、図11に示したスプリング片43は、ストッパ40をストッパ収 納部21内に組み付けた状態のものであるため円弧状に折曲されているが、この スプリング片43本来の姿は平板状であって図11に示したような円弧状のもの とされることにより、当該スプリング片43はその必要な弾性力を有したものと されるのである。なお、本実施例のスプリング片43は、その弾性力を有効なも のとし、かつ操作部42の操作によるさらなる折曲をする場合の反撥力をある程 度小さくするために、図10に示したように、その略中央部に操作部42による 操作方向に長い長穴が形成してある。
【0033】 以上のように構成したストッパ40は、図10に示したようにストッパ収納部 21内に収納した場合には、そのスプリング片43の弾性力によって係止片41 が長側壁20Aの側端面から常に突出するようにされるものである。また、係止 片41をストッパ収納部21側に引き込ませたい場合には、使用者が操作部42 に指を掛け、スプリング片43の弾性力に抗してこれを図10の右方へ移動させ ればよいものである。なお、本実施例においては、図11に示したように、係止 片41の先端部に傾斜面が形成してあって、この傾斜面によって短側壁20B側 の係止穴23に対する係合あるいはこの係合を解く場合の操作をし易くしてある 。
【0034】
【考案の効果】 以上説明した通り、本実施例においては、上記実施例にて例示した如く、底部 本体10の一対の辺に短側壁20Bを軸支するための軸支部11aを有した支持 部11を一体的に形成するとともに、各軸支部11aの上面に複数の滑り止め突 起30を形成して、各軸支部11aに対応する短側壁20Bの両側下部に切欠2 6を形成するようにしたことにその特徴があり、これにより、各側壁を立てたと きの互いの固定操作あるいは作業を簡単かつ確実に行うことができて、しかもそ のための構造を非常に簡単にすることができる折畳みコンテナを提供することが できるのである。
【0035】 特に、本考案においては、各滑り止め突起30に対応する補助滑り止め突起3 1を各軸支部11aの下端面にも形成したので、折り畳んだ各折畳みコンテナ1 00を積み重ねた場合の各折畳みコンテナ100の滑り止めを防止することがで きて、使用しない多数の折畳みコンテナ100を保管しておくときの安定化を確 実に図ることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る折畳みコンテナを組み立てた状態
を示す斜視図である。
【図2】本考案に係る折畳みコンテナの各側壁を折り畳
んだ状態を示す斜視図である。
【図3】底部本体の支持部に対して短側壁を立ち上げた
ときの状態を示す部分拡大側面図である。
【図4】支持部を構成している軸支部の上面を示す部分
拡大平面図である。
【図5】図4に示した部分の底面側を示す底面図であ
る。
【図6】互いに隣接する二つの側壁を固定する直前の状
態を示す部分拡大斜視図である。
【図7】図2の状態にした複数の折畳みコンテナを積み
重ねた状態を示す正面図である。
【図8】図1の状態の折畳みコンテナを積み上げた状態
の断面図である。
【図9】図7の9−9線部の拡大部分側面図である。
【図10】ストッパによる両側壁の係合を組み立てた折
畳みコンテナの内側からみた状態を示す部分拡大図あ
る。
【図11】図10の11−11線に沿ってみた部分横断
面図である。
【符号の説明】
100 折畳みコンテナ 10 底部本体 11 支持部 11a 軸支部 12 枢軸 13 開口 20 側壁 20A 長側壁 20B 短側壁 21 ストッパ収納部 22 開口 23 係止穴 24 凹部 25 凸部 26 切欠 30 滑り止め突起 31 補助滑り止め突起

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部本体と、これに対して回動自在に組
    付けた複数の側壁とからなり、これらの側壁を立てて互
    いに固定することにより収納部を形成するようにした折
    畳みコンテナにおいて、 前記底部本体の両辺に前記側壁の二枚分程度の高さで立
    ち上がる支持部を一体的に形成し、この支持部の両端部
    に前記側壁のための軸支部を形成し、さらにこれら各軸
    支部の上面に複数の滑り止め突起を形成して、 前記支持部に対応する各側壁の下端両側に前記支持部の
    各軸支部に対応する切欠を形成するとともに、これら各
    側壁を前記各軸支部に回動自在に組付けて、 前記各側壁を前記支持部に対して立ち上げたとき、前記
    軸支部上の滑り止め突起によって前記側壁の切欠内面を
    係止するようにしたことを特徴とする折畳みコンテナ。
JP6663591U 1991-08-22 1991-08-22 折畳みコンテナ Pending JPH0519128U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002154537A (ja) * 2000-11-15 2002-05-28 Sanko Co Ltd 折り畳みコンテナー
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