JPH0335704Y2 - - Google Patents

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JPH0335704Y2
JPH0335704Y2 JP1986038641U JP3864186U JPH0335704Y2 JP H0335704 Y2 JPH0335704 Y2 JP H0335704Y2 JP 1986038641 U JP1986038641 U JP 1986038641U JP 3864186 U JP3864186 U JP 3864186U JP H0335704 Y2 JPH0335704 Y2 JP H0335704Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は各種部品、食品等を収容して搬送する
ためのコンテナーに関する。
[背景技術] 各種部品等の収容搬送用とし、かつ使用後は折
たたみ可能とされる折たたみコンテナーが用いら
れている。
この折たたみコンテナーとして実公昭56−4596
号では、折たたみ時に長側壁を二つ折状態で折た
たみ、短側壁は上端部を中心にはね上げ状態とし
て折たたむようになつているものが示されてい
る。このためこのコンテナーは折たたみ状態であ
つても、短側壁、二つ折状態の二枚の長側壁及び
底板が互に重なり合い折たたみ時の厚さが大きく
なる。
また特開昭60−172645号に示されるコンテナー
は、折たたみ時に短側壁のヒンジ部分を移動させ
てずらした後に回転させ、長側壁と短側壁とを折
重ねるようになつている。このため構造が複雑に
なると共に操作が煩雑になる原因となる。
またこれらのコンテナーは、折たたみ状態で積
み重ねると上段のコンテナーの荷重が下段のコン
テナーの全域に亘つて作用するため、変形が部分
的に生じて積重ね時に片寄りを生ずる原因とな
る。
本考案は上記事実を考慮し、折たたみ時の折た
たみ高さが低く、かつ折たたみ時に多数のコンテ
ナーを積み重ねた場合にも上段のコンテナーの荷
重が下段のコンテナーの底板周囲へ作用して変形
による積重ね時の片寄りを防止できるようになつ
ている。
[考案の概要及び作用] 本考案に係る折たたみコンテナーは、底板と、
この底板上へ立設倒伏可能に取り付けられ立設状
態で端部が互に直交する第1側壁及び第2側壁
と、を備え前記第1側壁及び第2側壁は倒伏状態
で互に折重ねられ、この折重ね状態で前記底板か
ら遠い位置にある第1側壁は両端部から一体的に
突片が突出され、この突片は両側壁の立設状態で
第2側壁の端部と重合されると共に第2側壁の端
部下端から突出する小突起上へ載置されてこの小
突起を介して底板へ支持され、かつこの突片は底
板に近い位置にある第2側壁の壁厚よりも大きく
突出され、これによつて両側壁の倒伏状態で突片
先端が底板へ当接することを特徴としている。
このため本考案では、折たたみ時に底板へ複数
の側壁を順次折たたんで折たたみ高さを低くし、
かつ折たたみ時においては第1側壁の突片が底板
に当接するため、上段のコンテナーの荷重が第2
側壁に作用することはなく、これによつて積重ね
時におけるコンテナーの部分的な変形を防止し、
片寄りをなくしている。また、この第1側壁の突
片は両側壁の立設状態で第2側壁の端部下端から
突出する小突起を介して底板へ支持されて、突片
上へ加わる荷重を確実に支えることができる。
[考案の実施例] 第1図には本考案の実施例に係るコンテナーの
組み立て状態が、第2図にはその折たたみ状態が
示されている。
このコンテナーは底板10の周囲にそれぞれ一
対の互に対向する長側壁12と短側壁14とが立
設倒伏可能に取り付けられている。これらの底板
10、長側壁12、短側壁14はそれぞれ合成樹
脂により形成されており、軽量化が可能となつて
いる。
底板10は表面が円滑に形成され、平面形状は
長方形であり、その長手方向両端部には互に平行
な隆起部16が突出され、短側壁14の搭載用と
されると共に、第2図に示される如く、この隆起
部16から突出する軸受突起18へピン20第1
図によつて短側壁14の下端部が軸支されてい
る。
第3図に示される如く、底板10の裏面には周
囲を除いて嵌合突部22が形成されている。この
嵌合突部22は平面形状が矩形状であり、内部は
複数個のリブ24が縦横に交差した構成となつて
いる。この嵌合突部22は第1図に示される如
く、長側壁12、短側壁14が立設されて互に組
み合わされた状態でこれらの長側壁12、短側壁
14の上端部内側へ嵌まり込む大きさとなつてい
る(第4図参照)。
このため組み立て状態のコンテナーを複数個積
み重ねれば、上段のコンテナーはその底板10の
嵌合突部22が下段のコンテナーの長側壁12、
短側壁14の上端部内側へと嵌合し、積み重ね状
態における横ずれが防止される。またこの積み重
ね状態における上段コンテナーの荷重は、底板1
0における嵌合突部22以外の外周部付近の底面
が長側壁12、短側壁14の上端部へと当接して
支持されるようになつている。
一対の長側壁12は第2図に示される如く、底
板10から立設される軸受突起26へピン28
(第1図)で軸支されて底板10へ立設倒伏可能
とされている。立設状態では長側壁12の対向面
は平滑な平面であるが外側面には複数のリブ30
が縦横に交差されており、補強用となつている。
また一対の長側壁12は第2図に示される如く倒
伏状態では先端部が近接する長さとされ、上端部
同志が互に対向して折たたまれるようになつてい
る。またこの実施例における長側壁12の厚さT
は底板10における隆起部16の突出高さHより
も小さく形成されている。
一対の短側壁14は幅方向両端部からそれぞれ
突片32が突出されている。この突片32は第1
図に示される如く、長側壁12、短側壁14の立
設状態において長側壁12へ接近する方向に突出
されている。この突片32は長側壁12の両端部
に形成される薄肉突部34と重ね合わされ、この
薄肉突部34との重ね合わせた厚さが長側壁12
の厚さTと同一となつている。またこの突片32
の突出長さLは長側壁12の厚さTよりも大きく
なつている。
このため第2図に示される折たたみ状態では突
片32の先端が底板10の表面へ当接し、短側壁
14の内側平滑面は折たたまれている長側壁12
の外側面と当接することがない寸法となつてい
る。すなわち第2図に示される折たたみ状態で複
数個のコンテナーが積み重ねられると、上段のコ
ンテナーの荷重は下段のコンテナーの短側壁14
へ伝わるが、この短側壁14は突片32が底板1
0の表面へ当接することにより、底板10がその
周囲で荷重を支持することができるようになつて
いる。
また、突片32はその高さが短側壁14の上端
部から寸法Mの長さとされており、一方長側壁1
2の両端部からは寸法Nの小突起36が突出さ
れ、突片32と小突起36との合計の高さは長側
壁12の高さと同等となつている。
従つて第1図に示される組立状態で複数個のコ
ンテナーが積み重ねられると、上段のコンテナー
の荷重は、下段のコンテナーの長側壁12、短側
壁14へと作用するが、短側壁14へ作用した荷
重は突片32、小突起36を介して底板10へ支
持されることになる。これによつて大きな荷重を
支持することが可能である。
またこの突片32は組み立て状態における長側
壁12の外側への広がりを制限し、剛性を向上す
ることができる。
第4図に示される如く、突片32には開口40
が形成され、この開口40には薄肉突部34から
外側へ向けて突出される一対の爪42が挿入され
るようになつている。この爪42は開口40へ掛
け渡されるピン44を挾持できる寸法となつてお
り、第1図に示される組み立て状態では爪42が
長側壁12のピン44を把持し、これによつて組
み立て状態が維持できるようになつている。第2
図に示されるように倒伏状態とするためには第1
図に示される状態から長側壁12の上端部を互に
接近する方向に力を付与すれば、爪42が弾性変
形によつてピン44の把持を解消するので、長側
壁12、短側壁14が倒伏可能となる。
ここに短側壁14はその幅方向両端部及び下端
部が厚さPとなつており、中央部はこの厚さPよ
りも小さな寸法の厚さQとなつて短側壁外側中央
に嵌合凹部46を形成している。この嵌合凹部4
6は第2図に示される折たたみ状態で底板10の
嵌合突部22が収容される大きさとなつている。
このため折たたみ状態において複数個のコンテナ
ーが積み重ねらると、上段のコンテナーの底板1
0に形成される嵌合突起22が下段のコンテナー
の嵌合凹部46へと嵌まり込み、横方向のずれを
防止できるようになつている(第4図参照)。
なお、短側壁14には搬送時の把持用貫通孔5
0が形成されている。
このように構成される本実施例におけるコンテ
ナーの使用手順を説明する。
第2図に示される折たたみ状態から第1図に示
される組み立て状態とするためには、一対の短側
壁14をピン20を中心として立設させ、さらに
一対の長側壁12をピン28を中心として立設状
態とする。ここで長側壁12に形成される爪42
を短側壁14の開口40を通し、第4図に示され
る如くピン44へ係合させれば第1図に示される
組み立て状態となる。
この組み立て状態では底板10の嵌合突部22
が長側壁12、短側壁14の上端部内側へと嵌合
できるため、複数の組み立て状態のコンテナーを
積み重ねた場合にも上段のコンテナーと下段のコ
ンテナーとが嵌合状態となり、横ずれが防止され
る。
この積み重ね状態においては上段のコンテナー
の荷重は、長側壁12、短側壁14を介して底板
10の周囲へと確実に支持される。特に短側壁1
4は突片32が長側壁12の広がりを防いでいる
ので、組み立て状態において長側壁12、短側壁
14が不用意に外側へ広がることはない。また突
片32は小突起36を介して上段のコンテナーの
荷重を底板10へと伝達できるため、突片32の
強度が低下することはない。
使用後に折たたみ状態とするためには、長側壁
12の爪42をピン44から外して折たたみ、さ
らに短側壁14を倒伏状態とすれば第2図に示さ
れる折たたみ状態となる。
この折たたみ状態においても、短側壁14の嵌
合凹部46へ底板10の嵌合突部22が嵌合可能
であるため、複数枚の折たたみ後のコンテナーを
搭載した場合にも確実な横ずれ防止が可能とな
る。
なお第4図に示される如く、長側壁12の小突
起36は組み立て状態において突片32の下端部
と接触する上端部が倒伏状態への回転時に突片3
2の下端部と回転軌跡が干渉するが、この回転を
円滑にするためには小突起36の上端部片側を想
像線切欠部36Aで示される如く切欠くようにし
てもよい。
[考案の効果] 以上説明した如く本考案に係る折たたみコンテ
ナーは、底板と、この底板上へ立設倒伏可能に取
り付けられ立設状態で端部が互に直交する第1側
壁及び第2側壁と、を備え前記第1側壁及び第2
側壁は倒伏状態で互に折重ねられ、この折重ね状
態で前記底板から遠い位置にある第1側壁は両端
部から一体的に突片が突出され、この突片は両側
壁の立設状態で第2側壁の端部と重合されると共
に第2側壁の端部下端から突出する小突起上へ載
置されてこの小突起を介して底板へ支持され、か
つこの突片は底板に近い位置にある第2側壁の壁
厚よりも大きく突出され、これによつて両側壁の
倒伏状態で突片先端が底板へ当接することを特徴
としているので、折たたみ時における折たたみ高
さが低く、かつ折たたみ時に側壁が部分的な変形
を生じて積重ね時における片寄りが解消できると
共に立設状態において大きな荷重を支持できる優
れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る折たたみコンテナーの実
施例を示す組み立て状態斜視図、第2図は折たた
み状態斜視図、第3図は折たたみ状態の裏面斜視
図、第4図は片方の長側壁を倒伏した状態の第1
図−線に相当する断面図である(想像線で示
されるコンテナは積重ね時の上段コンテナ及び折
りたたみ状態の下段コンテナを示している)。 10……底板、12……長側壁、14……短側
壁、22……嵌合突部、32……突片、36……
小突起、46……嵌合凸部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底板と、この底板上へ立設倒伏可能に取り付け
    られ立設状態で端部が互に直交する第1側壁及び
    第2側壁と、を備え前記第1側壁及び第2側壁は
    倒伏状態で互に折重ねられ、この折重ね状態で前
    記底板から遠い位置にある第1側壁は両端部から
    一体的に突片が突出され、この突片は両側壁の立
    設状態で第2側壁の端部と重合されると共に第2
    側壁の端部下端から突出する小突起上へ載置され
    てこの小突起を介して底板へ支持され、かつこの
    突片は底板に近い位置にある第2側壁の壁厚より
    も大きく突出され、これによつて両側壁の倒伏状
    態で突片先端が底板へ当接することを特徴とした
    折たたみコンテナー。
JP1986038641U 1986-03-17 1986-03-17 Expired JPH0335704Y2 (ja)

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JPS62150322U JPS62150322U (ja) 1987-09-24
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001287737A (ja) * 2000-04-10 2001-10-16 Gifu Plast Ind Co Ltd 折り畳みコンテナ
JP5081263B2 (ja) * 2010-03-01 2012-11-28 岐阜プラスチック工業株式会社 折り畳みコンテナ

Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5614190U (ja) * 1979-07-13 1981-02-06
JPS5636347U (ja) * 1979-08-29 1981-04-08

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