JP6381387B2 - 折り畳みコンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、平面形状四角形のベース部材の対向配置された1対の外縁部に1対の第1側壁を回動可能に連結すると共に、残りの1対の外縁部から上方に突出した1対の土手部に1対の第2側壁を回動可能に連結し、第1側壁及び第2側壁が起立した組立状態から1対の第1側壁を1対の土手部の間に折り畳み、それら第1側壁の上に1対の第2側壁を折り畳んで折畳状態にすることが可能な折り畳みコンテナに関する。
従来、この種の折り畳みコンテナとして、保冷・保温のためにベース部材、第1側壁及び第2側壁がそれぞれ発泡樹脂製品になっているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−168743号公報(図4,図5,図6、段落[0036]〜[0038])
ところで、上述した従来の折り畳みコンテナでは、第2側壁を回動可能に支持している土手部がその支持強度確保のために壁厚が大きくなり、その分、外寸に対するコンテナの内容量が小さくなるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、外寸に対する内容量が従来に比べて大きな折り畳みコンテナの提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、平面形状四角形のベース部材の対向配置された1対の外縁部に1対の第1側壁を回動可能に連結すると共に、残りの1対の外縁部から上方に突出した1対の土手部に1対の第2側壁を回動可能に連結し、前記第1側壁及び前記第2側壁が起立した組立状態から前記1対の第1側壁を前記1対の土手部の間に折り畳み、それら第1側壁の上に前記1対の第2側壁を折り畳んで折畳状態にすることが可能な発泡樹脂製の折り畳みコンテナにおいて、各前記土手部を部分的に内側に厚くして複数の厚肉部を形成すると共に、前記土手部の内側面のうち前記厚肉部に対して陥没した部分を土手内側凹部として備え、各前記厚肉部に、前記第2側壁の下端部から垂下されたヒンジ脚部を受容しかつ回動可能に支持するヒンジ受容部を設け、各前記第1側壁に、前記折畳状態で前記厚肉部の内側に隣接配置される基礎側縁部と、前記基礎側縁部より側方に突出して前記土手内側凹部に受容される張出側縁部とを備え、各前記第2側壁の両側部を前記第1側壁側に屈曲させて、前記組立状態で前記基礎側縁部及び前記張出側縁部の外面に重なる1対のサイド屈曲壁を備え、前記厚肉部は、前記土手部の長手方向の両端部に配置され、前記張出側縁部が前記基礎側縁部より前記第1側部の回動中心から離れた側に配置されていることを特徴とする折り畳みコンテナである。
請求項2の発明は、前記張出側縁部と前記サイド屈曲壁とに設けられて相互に凹凸係合し、前記第1側壁が起立姿勢から外側に倒れることを規制する凹凸係合部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の折り畳みコンテナである。
請求項の発明は、前記基礎側縁部の外面を、前記第1側壁全体の外面から陥没させて前記基礎側縁部に沿ったサイド段差凹部を形成すると共に、前記サイド屈曲壁に、前記組立状態で前記サイド段差凹部に収まる第1係合突部を形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の折り畳みコンテナである。
請求項の発明は、各前記土手部の両側部を前記第1側壁側に屈曲させて土手サイド屈曲壁を形成し、前記土手サイド屈曲壁に、前記組立状態で前記サイド段差凹部に収まる第2係合突部を形成したことを特徴とする請求項に記載の折り畳みコンテナである。
[請求項1の発明]
請求項1の折り畳みコンテナでは、土手部を部分的に内側に厚くして複数の厚肉部を形成し、それら厚肉部に、第2側壁のヒンジ脚部を回動可能に支持するヒンジ受容部を設けたので、土手部により第2側壁を支持する強度を従来と同様に確保することができる。それでいて、土手部の内側面のうち厚肉部に対して陥没した部分を土手内側凹部として備えたので、土手部全体が厚い従来のものに比べて、本発明の折り畳みコンテナでは、外寸に対する内容量が大きくなる。また、第1側壁には、土手内側凹部に受容されるように張り出した張出側縁部を設けたので、土手内側凹部を有効利用して第1側壁を横方向に大きくすることできる。これにより、第2側壁の両側部のサイド屈曲壁を、第1側壁に十分に重ねることができ、第1側壁の外倒れ防止の強度を高くすることができる。また、張出側縁部が基礎側縁部より第1側壁の回動中心から離れた位置に配置されているので、第1側壁の外倒れ防止の強度が高くなる。
なお、第2側壁のサイド屈曲壁は、第1側壁のうち折畳状態で厚肉部に隣接配置される基礎側縁部の外面にも重ねられるので、折り畳みコンテナの上面開口を閉塞した際に、第1側壁と第2側壁との間からの冷気・熱の漏れを抑えることができる。
[請求項2の発明]
請求項2の折り畳みコンテナでは、張出側縁部及びサイド屈曲壁の凹凸係合部同士の凹凸係合により、第2側壁の外倒れを規制することができる。
[請求項の発明]
請求項の折り畳みコンテナでは、組立状態になると、第1側壁のうち基礎側縁部に沿ったサイド段差凹部に第2側壁のサイド屈曲壁に備えた第1係合突部が収まり、基礎側縁部とサイド屈曲壁との間の隙間が屈曲した形状になる。これにより、折り畳みコンテナの上面開口を閉塞した際に、基礎側縁部とサイド屈曲壁との間からの冷気・熱の漏れを抑えることができる。
[請求項の発明]
請求項の折り畳みコンテナには、土手部の両側部を第1側壁側に屈曲させて土手サイド屈曲壁が形成されている。そして、組立状態になると、第1側壁のうち基礎側縁部に沿ったサイド段差凹部に土手サイド屈曲壁に備えた第2係合突部が収まり、基礎側縁部と土手サイド屈曲壁との間の隙間が屈曲した形状になる。これにより、折り畳みコンテナの上面開口を閉塞した際に、基礎側縁部と土手サイド屈曲壁との間からの冷気・熱の漏れを抑えることができる。
本発明の第1実施形態に係る折り畳みコンテナの組立状態の斜視図 ベース部材の斜視図 一方の第1側壁が折り畳まれた折り畳みコンテナの一部破断斜視図 折り畳みまれる途中の折り畳みコンテナの斜視図 第1側壁の斜視図 第2側壁の内面側の斜視図 第2側壁の外面側の斜視図 ヒンジ脚部とヒンジ受容部との組み付け部分の一部破断斜視図 第1側壁と第2側壁との係合部分の一部破断斜視図 第1側壁と第2側壁との係合部分の一部破断斜視図 土手部と第1側壁との係合部分の一部破断斜視図 一方の第1側壁が折り畳まれた折り畳みコンテナの平面図 折畳状態の折り畳みコンテナの斜視図 段積みされた折り畳みコンテナの斜視図 本発明の第2実施形態の折り畳みコンテナの斜視図 組立状態の折り畳みコンテナの下面側斜視図 第2側壁の斜視図 中継部材の斜視図 蓋体の斜視図 閉状態の蓋体、中継部材及び第2側壁の側断面図 閉状態の蓋体及び第2側壁の側断面図 閉状態の蓋体、中継部材及び第2側壁の一部破断斜視図 閉状態の蓋体及び第2側壁の一部破断斜視図 半開状態の蓋体、中継部材及び第2側壁の側斜視図 組立状態の折り畳みコンテナの側面図 折り畳みコンテナを折り畳む途中の斜視図 全開状態の蓋体と第2側壁の側断面図 折畳状態で折り畳みコンテナの側面図 折畳状態で段積みされた折り畳みコンテナの斜視図 全閉状態で段積みされた折り畳みコンテナの斜視図 全開状態で段積みされた折り畳みコンテナの斜視図
[第1実施形態]
以下、本発明の1実施形態を図1〜図14に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態の折り畳みコンテナ10は、例えば、それぞれ発泡ビーズ成形法で成形されたベース部材11、第1側壁20、第2側壁30から構成されている。また、この折り畳みコンテナ10は、保冷・保温ボックスとして使用される。また、折り畳みコンテナ10の上面開口10Kは、図14に示した蓋体70によって閉塞することができる。
図2に示すように、ベース部材11は、平面形状が長方形をなし、その外縁の1対の長辺部分からは1対の土手部12,12が上方に突出する一方、1対の短辺部分からは1対の底突壁18,18が上方に突出している。土手部12は、底突壁18より高くなっていて、各土手部12の両端部は、底突壁18側に直角に曲がって本発明に係る土手サイド屈曲壁12T,12Tになっている。そして、各土手サイド屈曲壁12Tの下端部に、各底突壁18の端部が一体に繋がっている。なお、底突壁18の上面のうち長手方向の中央には、外面寄り位置に突起18Tが形成されている。
各土手部12の長手方向の両端部には、内側に段付き状に張り出した1対のブロック突部19,19が形成されている。各ブロック突部19は、ベース部材11内に位置しかつ土手部12の外面と平行になった第1内面19Mと、底突壁18の外面と平行な第2内面19Nと、水平な上面とを有したブロック構造をなし、かつ、上面と第1内面19Mとの角部が斜めに面取りされている。そして、土手部12のうちブロック突部19を含み、厚肉になった部分全体が本発明に係る厚肉部12Uになっている。また、土手部12の内側面のうちブロック突部19,19に挟まれた部分が、本発明に係る土手内側凹部12Vになっている。さらには、土手サイド屈曲壁12Tの先端部がブロック突部19の第2内面19Nから僅かに突出して本発明に係る第2係合突部12Kになっている。
各厚肉部12Uには、ヒンジ受容部17が形成されている。そのヒンジ受容部17には、土手部12の長手方向で対向しかつ互いに平行になった1対の内部対向面17F,17Fが備えられ、それら内部対向面17F,17Fに挟まれた空間が、厚肉部12Uの上面及び内外面に開放している。また、内部対向面17F,17Fのうち厚肉部12Uの外面側の縁部の1対の縦辺部分からは、互いに接近するように縦長突壁17E,17Eが張り出している。さらには、1対の内部対向面17F,17Fのうち縦長突壁17E,17Eから離れた位置には、同軸上に1対の円形軸受孔17B,17Bが形成されると共に、各円形軸受孔17Bとブロック突部19の第1内面19Mとの間を連絡するように、円形軸受孔17Bの内径より上下の幅が小さいバー導入路17C,17Cが形成されている。また、一方の内部対向面17Fには、縦長突壁17Eと円形軸受孔17Bとの間に、係止突起17Dが形成されている。
また、土手部12のうちブロック突部19,19に挟まれた薄肉部12Xの上端部には、内縁側全体を段付き状に下げて段差部12Dが形成されている。また、ブロック突部19の上面は、土手部12の土手サイド屈曲壁12T側では、土手部12の上面に対して僅かに段付き状に低くなっていて、土手部12とブロック突部19との間に段差部12Eが形成され、土手サイド屈曲壁12Tから離れた側では、ブロック突部19の上面と土手部12の上面とが略面一になっている。
ベース部材11の底面には、各底突壁18の両端部の隣に円形溝11Mが形成され、それら円形溝11Mの延長線上に位置するブロック突部19の下端部には、それぞれ円錐状の軸受孔11Nが形成されている。
なお、図3に示すように、ベース部材11の下面は、外縁部の全体が段付き状に陥没していて、外縁部により内側部分が下面突部11Tになっている。
図1に示すように、ベース部材11の外縁部のうち1対の短辺部分には、それぞれ第1側壁20,20が回動可能に連結されている。以下、特記しない限り、第1側壁20を鉛直に起立させた状態を基準にして、その構造について説明する。図5に示すように、第1側壁20の下端面の両端部には、第1側壁20の横方向に延びた略半円柱状のヒンジ軸部21がそれぞれ備えられ、それら各ヒンジ軸部21の一端部に円錐状のヒンジ突部21Tが備えられている。そして、第1側壁20の各ヒンジ突部21Tが軸受孔11N(図2参照)に受容されて、第1側壁20がベース部材11に回動可能に支持されている。
第1側壁20の両側縁部は、上下方向の中間部より上側が側方に突出して本発明に係る張出側縁部25T,25Tになっている。張出側縁部25Tは、第1側壁20の側壁本体20M(第1側壁20のうち張出側縁部25Tを除いた部分)の壁厚方向の中央より側壁本体20Mの内面側に配置されている。また、張出側縁部25Tのうち側壁本体20Mの外面から段付き状にずれた外面のうち側壁本体20Mから離れた側の外縁部からは、係合突条25Mが突出し、その係合突条25Mと側壁本体20Mの側面との間が係合溝25Nになっている。なお、係合突条25Mの先端面は、側壁本体20Mの外面より側壁本体20Mの内面側にずれている。また、張出側縁部25Tのうち側壁本体20Mから離れた側の側面の上端部は、上方に向かって側壁本体20M側に近づくように僅かに傾斜している。さらに、張出側縁部25Tの側面と内面との角部には、上端寄り位置を切り欠いて係止凹部20Pが形成されている。
側壁本体20Mの外面の両側縁部には、張出側縁部25Tより下側部分を段付き状に陥没させて上下方向に延びたサイド段差凹部25Sが形成されている。そして、側壁本体20Mのうちサイド段差凹部25Sによって壁厚が薄くなった部分が、本発明に係る基礎側縁部25Rになっている。
図4に示すように、第1側壁20には、外面の下端縁を段付き状に陥没させて下端段差部20Dが形成されている。そして、第1側壁20を起立姿勢にした際に底突壁18が下端段差部20Dに収まるようになっている。また、第1側壁20の外面下端部には、底突壁18の上面の突起18Tを受容する凹部20Fが陥没形成されている。さらには、第1側壁20の外面の上端寄り位置には、手差部20Hが陥没形成されている。
図1に示すように、ベース部材11の各土手部12には、それぞれ第2側壁30が回動可能に連結されている。以下、特記しない限り、第2側壁30を鉛直に起立させた状態を基準にして、その構造について説明する。図6に示すように、第2側壁30には、下端面の両端部から下方に突出した1対のヒンジ脚部31,31が備えられている。各ヒンジ脚部31は下端部にヒンジバー32を備えて、逆T字形をなしている。ヒンジバー32は、円柱体の一部を平坦にカットして互いに平行な1対の平坦面32A,32Aを備えた形状をなし、それら平坦面32A,32Aは第2側壁30の内外面と平行になっている。
また、図7に示すように、ヒンジ脚部31の逆T字形の縦辺部分は、第2側壁30の外面側にむかって段付き状に幅狭になっている。そして、第2側壁30が倒された状態でヒンジバー32が、ベース部材11の内面側からヒンジ受容部17のバー導入路17Cを通して円形軸受孔17B(図2参照)に受容されて、第2側壁30がベース部材11に回動可能に支持されている。また、図11に示すように、第2側壁30は、起立姿勢になると下面が土手部12の上面に当接して、それ以上、第2側壁30が外側に倒れないように規制される。さらには、ヒンジ脚部31の一方の側面には、図7に示した係止凹部38が形成されている。そして、第2側壁30が起立する過程で、ベース部材11の係止突起17D(図2参照)がヒンジ脚部31の側面に押されて圧縮変形し、第2側壁30が起立したところで係止突起17Dが係止凹部38に係止する。
図6に示すように、第2側壁30の横方向の両端部は、第1側壁20側に直角曲げされてサイド屈曲壁33,33になっている。サイド屈曲壁33のうち第2側壁30の横方向の中央側を向いた内側面には、上下方向の中間部より上側部分を段付き状に陥没させて内面陥没部33Kが形成されている。また、内面陥没部33Kの内側面における第2側壁30の側壁本体30M(第2側壁30のうちサイド屈曲壁33を除いた部分)側縁部には、係合溝33Mが形成されて、その係合溝33Mより側壁本体30Mから離れた側が係合突条33Nになっている。
また、サイド屈曲壁33の先端面には、内面陥没部33Kより下側部分に本発明に係る第1係合突部33Sが形成されている。第1係合突部33Sは、サイド屈曲壁33の先端面のうち第2側壁30の横方向の中央側を向いた面とは反対側の外面寄り外縁部に沿って、内面陥没部33Kの下端からサイド屈曲壁33の下端まで延びている。また、図9に示すように、第1係合突部33Sは、サイド屈曲壁33の外面側に向かうに従ってサイド屈曲壁33の先端面からの突出量が徐々に大きくなった断面台形状をなしている。
図7に示すように、第2側壁30の下面のうちヒンジ脚部31,31の間には、内縁部分から下方に段差突条37が突出している。また、第2側壁30の下面のうち第2側壁30の横方向の両端部からは、内縁部分から段付き状に段差突部37Tが突出している。そして、第2側壁30が起立姿勢になると、第2側壁30の下面の段差突条37及び段差突部37Tが、ベース部材11の土手部12における段差部12D,12E(図2参照)に収まる。また、第2側壁30の外面における上端寄り位置には、手差部30Hが陥没形成されている。
図1に示すように、第2側壁30の内面と土手部12の内面とには、第1側壁20における張出側縁部25Tの回動軌跡に沿ってガイド溝25Gが形成され、そのガイド溝25Gに張出側縁部25Tの先端部が受容された状態で第1側壁20が回動するようになっている。また、図6に示すように、ガイド溝25Gの上端部には、第1側壁20の係止凹部20Pに係止する係止突起30Pが形成されている。
本実施形態の折り畳みコンテナ10の構成に関する説明は以上である。次に、この折り畳みコンテナ10の作用効果について説明する。折り畳みコンテナ10を折り畳むには、図4に示すように、まずは、1対の第1側壁20,20を内側に倒す。すると、1対の第1側壁20,20が重なることなく土手部12,12の間に収まる。詳細には、図12に示すように、各第1側壁20の基礎側縁部25Rがベース部材11の土手部12における厚肉部12Uに内側から隣接し、その基礎側縁部25Rより側方に張り出した張出側縁部25Tがベース部材11の土手部12における土手内側凹部12Vに受容されれた状態になる。次いで、1対の第2側壁30,30を内側に倒す。すると、図13に示すように、1対の第2側壁30,30も互いに重なることなく、1対の12,12の間に並んで収まり、折り畳みコンテナ10全体が折畳状態になる。この状態で、各第2側壁30のサイド屈曲壁33がベース部材11における底突壁18の上面に当接し、第2側壁30の外面が土手部12の上面より僅かに下がった位置に配置される。なお、この折り畳み状態で折り畳みコンテナ10を複数段積みすると、上段側の折り畳みコンテナ10の下面突部11T(図3参照)が、下段側の折り畳みコンテナ10の土手部12,12の間に嵌合して横ずれが防がれる。
折り畳みコンテナ10を組立状態にするには、まずは、1対の第2側壁30,30を回動して起こす。すると、図11に示すように、第2側壁30が土手部12上で起立した起立姿勢になり、第2側壁30の下面と土手部12の上面との当接等(図11参照)によって、第2側壁30が起立姿勢より外側に倒れることが規制される。また、第2側壁30の係止凹部38(図7参照)と土手部12の係止突起17D(図2参照)との係止によって第2側壁30が起立姿勢より内側に容易に倒れることも規制される。この状態で、1対の第1側壁20,20を回動して起せば、図1に示すように、折り畳みコンテナ10が組立状態になる。
折り畳みコンテナ10が組立状態になると、1対の第1側壁20,20が1対の第2側壁30,30の間に挟まって第2側壁30が内側に倒れることが規制される。また、各第1側壁20は、その下面と底突壁18の上面との当接により起立姿勢より外側に倒れることが規制される。これに加え、第1側壁20の下端部では、図8に示すように、第1側壁20のサイド段差凹部25Sに土手部12の第2係合突部12Kが係合して、第2係合突部12Kが基礎側縁部25Rに外側から重なり、第1側壁20の上下方向の中間部では、図9に示すように、第1側壁20のサイド段差凹部25Sに第2側壁30の第1係合突部33Sが係合して、第1係合突部33Sが基礎側縁部25Rに外側から重なり、さらには、第1側壁20の上下方向の中間部より上側では、図10に示すように、張出側縁部25Tにサイド屈曲壁33が重なり、これらによっても、第1側壁20が起立姿勢より外側に倒れることが規制される。
また、張出側縁部25Tとサイド屈曲壁33との間で、本発明の「凹凸係合部」に相当する係合溝25Nと係合突条33N、及び、係合突条25Mと係合溝33Mとが、それぞれ相互に凹凸係合することで、第2側壁30が起立姿勢より外側に倒れることが規制される。さらには、第1側壁20の係止凹部20Pに第2側壁30の係止突起30Pが係止することで、第1側壁20が内側に容易に倒れることも規制される(図1参照)。
また、図14に示すように、組立状態の折り畳みコンテナ10に別の折り畳みコンテナ10を段積みすると、上段側の折り畳みコンテナ10によって下段側の折り畳みコンテナ10の上面開口10K(図1参照)が閉塞される。また、このとき上段側の折り畳みコンテナ10の下面突部11T(図3参照)が下段側の折り畳みコンテナ10の上面開口10Kに嵌合することで横ずれも防がれる。さらには、図14に示した蓋体70で上面開口10Kを閉塞することもできる。なお、その蓋体70の上面には外縁部より内側を陥没させて、上記した下面突部11Tと凹凸係合可能な上面凹部71が形成されている。また、蓋体70の下面には、下面突部11Tと同様の図示しない下面突部が形成されている。
上記したように本実施形態の折り畳みコンテナ10では、土手部12を部分的に内側に厚くして複数の厚肉部12Uを形成し、それら厚肉部12Uに、第2側壁30のヒンジ脚部31を回動可能に支持するヒンジ受容部17を設けたので、土手部12により第2側壁30を支持する強度を従来と同様に確保することができる。それでいて、土手部12の内側面のうち厚肉部12Uに対して陥没した部分を土手内側凹部12Vとして備えたので、土手部全体が厚い従来のものに比べて、本実施形態の折り畳みコンテナ10では、外寸に対する内容量が大きくなる。また、第1側壁20には、土手内側凹部12Vに受容されるように張り出した張出側縁部25Tを設けたので、土手内側凹部12Vを有効利用して第1側壁20を横方向に大きくすることできる。これにより、第2側壁30の両側部のサイド屈曲壁33を、第1側壁20に十分に重ねることができ、第1側壁20の外倒れ防止の強度を高くすることができる。また、第2側壁30のサイド屈曲壁33は、第1側壁20のうち折畳状態で厚肉部12Uに隣接配置される基礎側縁部25Rの外面にも重ねられるので、折り畳みコンテナ10の上面開口10Kを閉塞した際に、第1側壁20と第2側壁30との間からの冷気・熱の漏れを抑えることができる。さらには、第1側壁20と第2側壁30との係合部分の隙間が屈曲した形状になるので、このことによっても隙間からの冷気・熱の漏れを抑えることもできる。
[第2実施形態]
以下、本発明に係る第2本実施形態を図15〜図31に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態の折り畳みコンテナ10Vは、前記第1実施形態の折り畳みコンテナ10の各第2側壁30にそれぞれ中継部材40を介して蓋体50を連結した構造になっている。また、中継部材40及び蓋体50は、折り畳みコンテナ10Vのうち中継部材40及び蓋体50を除くコンテナ本体10Hの構成部品であるベース部材11,第1側壁20及び第2側壁30と同様に、発泡ビーズ成形法で成形された発泡成形品である。以下、第1実施形態と異なる構成に関してのみ説明する。
図17に示すように、第2側壁30の上端部には、横方向の2箇所を角溝形に切除して1対の連結凹部34,34が形成されている。連結凹部34内の対向面には、円錐状の軸受孔34A,34Aが同軸上に形成されている。また、連結凹部34の底部は、軸受孔34Aと同心の円弧面を有した凹状底部34Bになっていて、その凹状底部34Bには、1対の係合凹部35,35が形成されている。
図20に示すように、係合凹部35は、第2側壁30の外面から内面寄り位置に亘って下るように傾斜した側壁側ストッパ面35Aが形成されている。また、係合凹部35のうち側壁側ストッパ面35Aより第2側壁30の内面側は、側壁側ストッパ面35Aから突出したずれ規制突部35Bになっていて、そのずれ規制突部35Bのうち側壁側ストッパ面35A側は、第2側壁30の内面側に向かって斜め上方に傾斜した傾斜面35Cになっている。
図17に示すように、第2側壁30のうち連結凹部34以外の部分の上面は、軸受孔34A,34Aと同心の凸状の円弧面36Aになっていて、図21に示すように、その円弧面36Aの最上点より第2側壁30の内面側にずれた位置から第2側壁30の内面までが水平な蓋係止面36Bになっている。また、図17に示すように、第2側壁30の横方向の両端部では、蓋係止面36Bがサイド屈曲壁33の上部まで延びている。
図15に示すように、連結凹部34には、中継部材40が組み付けられている。図18に示すように、中継部材40は、第2側壁30の横方向に延びた1対の円柱部40A,40Bを上下に隣接させた状態に並べて一体化した構造をなしている。以下、特記しない限り、一方の円柱部40Aの真上に円柱部40Bが位置した状態を基準にして、中継部材40の構造について説明する。中継部材40の両端面には、各円柱部40A,40Bの同軸上にそれぞれ円錐状の第1と第2のヒンジ軸部41,42が形成されている。そして、下側の第1ヒンジ軸部41,41が連結凹部34の軸受孔34A,34A(図17参照)に受容され、これにより中継部材40が第2側壁30の回動可能に支持されている。
中継部材40の外面側には、円柱部40A,40Bの外周面に挟まれた中間溝40Mが備えられ、中継部材40の内面側には、円柱部40A,40Bの両外周面に連続した内側平坦面40Nが備えられている。また、中継部材40の軸方向の2箇所には、係合凹部35,35に対応させて1対の係合突部43,43が備えられている。係合突部43は、内側平坦面40Nの一部を下側の円柱部40Aの最下点まで延長した延長面43Aと、下側の円柱部40Aの最下点から延長面43Aまで水平に延ばした中継側ストッパ面43Bとを有した形状になっている。そして、図20に示すように、第2側壁30に対して中継部材40が内側(即ち、図20の時計回り方向)に回動すると、中継側ストッパ面43Bが第2側壁30の側壁側ストッパ面35Aに当接して中継部材40が傾斜姿勢に位置決めされる。
図15に示すように、各第2側壁30の上端部には、1対の中継部材40,40を介して蓋体50が回動可能に連結されている。以下、特記しない限り、蓋体50が水平になっている状態を基準として、その蓋体50の構造について説明する。図19に示すように、蓋体50の基端部には、1対の蓋側連結凹部51,51が形成され、各蓋側連結凹部51内の対向面には、1対の軸受孔51A,51Aが同軸上に形成されている。そして、中継部材40(図18参照)の上端部が蓋側連結凹部51に受容されて第2ヒンジ軸部42,42が軸受孔51A,51Aに受容され、これにより中継部材40の上端部に蓋体50が回動可能に連結されている。また、蓋側連結凹部51の底部は、軸受孔51Aと同心の円弧面を有した凹状底部51Bになっている。さらに、蓋体50の基端面のうち蓋側連結凹部51,51以外の部分は、凸状の円弧面50Aになっている。
蓋体50の上面のうち基端寄り位置には、蓋体50の回動軸方向の一端寄り位置から他端寄り位置まで延び、両端部が半円状になった蓋外面溝53が形成されている。また、図26に示すように、蓋体50の下面のうち先端寄り位置には、蓋外面溝53と同形状の蓋内面溝54が形成されている。さらに、蓋体50の下面における両側部には、1対の嵌合溝55,55が形成されている。嵌合溝55は、蓋体50の基端寄り位置から前端寄り位置まで延びている。また、蓋体50の嵌合溝55に対応して、図26に示すように、第1側壁20の上面からは1対の上面突条27が突出している。
蓋体50の下面のうち基端寄り位置からは蓋基端突条56が突出している。蓋基端突条56は、蓋体50の横方向の一端寄り位置から他端寄り位置まで延びている。また、図20に示すように、蓋基端突条56のうち蓋側連結凹部51と対向した部分には、蓋側連結凹部51の円弧面から連続した位置決平坦面56Aが形成されている。さらには、図21に示すように、蓋基端突条56のうち蓋側連結凹部51と対向していない部分には、蓋体50の下面(内面)から垂直に起立した垂直当接面56Bが形成され、その垂直当接面56Bと蓋基端突条56の先端面との間は面取りされて傾斜面になっている。
そして、起立姿勢の第2側壁30の上端部で中継部材40が前述の傾斜姿勢になると、図20に示すように、蓋基端突条56の位置決平坦面56Aが中継部材40の内側平坦面40Nに面当接する。また、このとき、図21に示すように、蓋体50が水平姿勢になり、その蓋体50のうち基端側の円弧面50Aと水平な下面との境界部分が、第2側壁30の上端の円弧面36Aと垂直当接面56Bとの境界部分に当接する。より具体的には、蓋体50の下面が第2側壁30の蓋係止面36Bに当接すると共に、第2側壁30の円弧面36Aと蓋体50の円弧面50Aとが僅かに当接し、さらに、蓋係止面36Bから垂下した第2側壁30の内面と蓋基端突条56の垂直当接面56Bとが当接する。
図19に示すように、蓋体50の先端面は、波形形状になっている。具体的には、蓋体50の先端面は、蓋体50の横方向の半分が先方に向かって膨出した凸湾曲面60Bをなし、残り半分が凸湾曲面60Bとは点対称に基端側に向かって湾曲した凹湾曲面60Aになっている。そして、凹湾曲面60Aと凸湾曲面60Bとが合わさって1周期分の波形形状になっている。また、凹湾曲面60Aのうち蓋体50の板厚方向の下側半分からは、蓋先端突片59が先方に突出している。
蓋先端突片59の先端面は蓋体50の横方向に直線状に延びている。また、蓋先端突片59の両側面は、蓋体50の回動半径方向に延び、それらのうち一方の側面は蓋体50の横方向の中心に位置し、他方の側面は蓋体50の外側面寄り位置に配置されている。さらに、蓋先端突片59の上面は凹面59Aになっていて、その凹面59Aは、図22に示すように、蓋先端突片59の左右方向の中央に向かうに従って深くなると共に、蓋先端突片59の基端側から先端側に向かうに従って深くなるように湾曲している。
蓋体50の先端部のうち凸湾曲面60B側には、蓋体50の板厚方向の下側半分を段付き状に陥没させて、相手側の蓋体50の蓋先端突片59を受容するための突片受容部61が形成され、その突片受容部61より上側に残された部分が、蓋先端カバー片58になっている。なお、図23に示すように、蓋先端カバー片58の下面側の先端角部は、他の部分より比較的大きい面取りが施されてR面58Aが形成されている。そして、図24に示すように、1対の蓋体50,50を左右対称に閉じていくと、一方の蓋体50の蓋先端カバー片58が他方の蓋体50の蓋先端突片59に上方から重ねられた状態になる。
図16に示すように、ベース部材11の下面の四隅には、平面形状四角形の下面コーナー突部13が備えられている。また、ベース部材11の下面における短手方向の中央には、長手方向全体に亘って延びた1対の下面溝16,16が設けられ、それら下面溝16,16の間に残された部分が下面中央突条15になっている。なお、下面中央突条15の長手方向の両端部はT字形状をなしている。また、各下面溝16は、長手方向の両端部で下面中央突条15から離れる方向にそれぞれ屈曲して下面コーナー突部13まで延びている。さらに、ベース部材11の下面における短手方向の両端部寄り位置には、蓋体50の蓋外面溝53及び蓋内面溝54と平面形状が同一の帯状下面突部14,14が備えられている。また、図25に示すように、帯状下面突部14は、下面コーナー突部13より大きく下方に突出している。
本実施形態の構成に関する説明は以上である。次に、この実施形態の作用効果について説明する。図31に示すように、組立状態の折り畳みコンテナ10Vにおいて、蓋体50は、第2側壁30の外面に重ね合わた全開状態になるまで開くことができる。これにより、コンテナ本体10Hの上面開口10Kから容易に荷物を出し入れすることができる。
蓋体50の全開状態で、中継部材40は第2側壁30から外側に突出した外倒姿勢になる。詳細には、図27に示すように、第2側壁30のうち外面と係合凹部35の側壁側ストッパ面35Aとが交差する鋭角な角部が中継部材40の中間溝40Mの奥面に当接して中継部材40が外倒姿勢に位置決めされ、蓋体50の下端部は、図31に示すように、第2側壁30の下端部より下方かつベース部材11の下面より上方に位置した状態になる。また、蓋体50を全開状態にした折り畳みコンテナ10V,10V同士を段積みすることもできる。その場合、上段側の折り畳みコンテナ10Vの帯状下面突部14(図3参照)が、下段側の折り畳みコンテナ10Vの上面開口10Kに嵌合して、上下の折り畳みコンテナ10V,10Vの横ずれが規制される。
折り畳みコンテナ10Vを折り畳むには、蓋体50,50を全開状態にして前記第1実施形態の折り畳みコンテナ10と同様の操作を行えばよい。折り畳みコンテナ10Vが折畳状態になると、図28に示すように、両蓋体50,50の先端部が土手部12,12の上面に重ねられ、蓋体50,50の先端がベース部材11の外側面より内側に収まったコンパクトな状態になる。
図29に示すように、折畳状態の折り畳みコンテナ10V,10V同士も段積みすることができる。その場合、上段側の折り畳みコンテナ10Vの帯状下面突部14(図16参照)が、下段側の折り畳みコンテナ10Vにおける蓋体50の蓋内面溝54に嵌合すると共に、下段側の折り畳みコンテナ10Vから上方に突出した蓋基端突条56(図28参照)が、上段側の折り畳みコンテナ10Vの下面溝16に受容され、これらにより、上下の折り畳みコンテナ10V,10Vの横ずれが規制される。
組立状態の折り畳みコンテナ10Vの蓋体50,50を閉じるには、以下のように行う。即ち、1対の蓋体50,50を左右対称に閉じていくと、途中から図24に示すように中継部材40が内側に傾斜し、一方の蓋体50の蓋先端カバー片58が他方の蓋体50の蓋先端突片59に上方から重なった状態になる。さらに、蓋体50,50を閉じていくと、中継部材40がより深く内側に傾斜してその分、蓋体50,50同士が互いに近づけられる。そして、図20に示すように中継部材40が、中継側ストッパ面43Bと第2側壁30の側壁側ストッパ面35Aとの面当接によって位置決めされる。
さらに蓋体50を倒すと嵌合溝55に第1側壁20の上面突条27が嵌合し、やがて、蓋体50の両側部が第1側壁20の上面に重なって閉状態になる。このとき、蓋体50,50の先端部では、蓋先端突片59全体に上方から蓋先端カバー片58が重なった状態になる。このように本実施形態の折り畳みコンテナ10Vでは、蓋体50と第2側壁30とを間を連結する中継部材40が傾斜姿勢になることで1対の蓋体50,50が互いに近づけられて閉状態になるので、その近づけられた分、蓋先端カバー片58及び蓋先端突片59を含む蓋体50,50の回動半径を小さくすることができ、コンパクトな折畳状態にすることができる。また、図20に示すように、中継部材40の内側平坦面40Nに、蓋体50における蓋基端突条56の位置決平坦面56Aとの面当接し、このことによって、中継部材40の傾斜姿勢が安定する。また、傾斜姿勢の中継部材40に対してずれ規制突部35Bが第2側壁30の内側から対向することで、中継部材40が側壁側ストッパ面35Aに沿って斜め下方にずれることも防がれる。
図30に示すように、蓋体50を閉状態にした組立状態の折り畳みコンテナ10V,10V同士も段積みすることができる。この場合、上段側の折り畳みコンテナ10Vの帯状下面突部14(図16参照)が、下段側の折り畳みコンテナ10Vにおける蓋体50の蓋外面溝53に嵌合して、上下の折り畳みコンテナ10V,10Vの横ずれが規制される。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記第1実施形態の折り畳みコンテナ10では、各土手部12に厚肉部12Uが1対ずつ形成されていたが、各土手部に3つ以上の厚肉部を備えた構成にしてもよい。
(2)前記第1実施形態の折り畳みコンテナ10では、土手部12の厚肉部12Uの配置に応じて第1側壁20の回動中心側に基礎側縁部25R、回動中心から離れた側に張出側縁部25Tがそれぞれ配置されていたが、土手部の厚肉部の配置に応じて、第1側壁の回動中心側に張出側縁部、回動中心から離れた側に基礎側縁部を配置してもよいし、張出側縁部と基礎側縁部とを交互に配置してもよい。
10,10V コンテナ
10K 上面開口
11 ベース部材
12 土手部
12K 第2係合突部
12T 土手サイド屈曲壁
12U 厚肉部
12V 土手内側凹部
17 ヒンジ受容部
20 第1側壁
25M 係合突条(凹凸係合部)
25N 係合溝(凹凸係合部)
25R 基礎側縁部
25S サイド段差凹部
25T 張出側縁部
30 第2側壁
31 ヒンジ脚部
33 サイド屈曲壁
33M 係合溝(凹凸係合部)
33N 係合突条(凹凸係合部)
33S 第1係合突部

Claims (4)

  1. 平面形状四角形のベース部材の対向配置された1対の外縁部に1対の第1側壁を回動可能に連結すると共に、残りの1対の外縁部から上方に突出した1対の土手部に1対の第2側壁を回動可能に連結し、前記第1側壁及び前記第2側壁が起立した組立状態から前記1対の第1側壁を前記1対の土手部の間に折り畳み、それら第1側壁の上に前記1対の第2側壁を折り畳んで折畳状態にすることが可能な発泡樹脂製の折り畳みコンテナにおいて、
    各前記土手部を部分的に内側に厚くして複数の厚肉部を形成すると共に、前記土手部の内側面のうち前記厚肉部に対して陥没した部分を土手内側凹部として備え、
    各前記厚肉部に、前記第2側壁の下端部から垂下されたヒンジ脚部を受容しかつ回動可能に支持するヒンジ受容部を設け、
    各前記第1側壁に、前記折畳状態で前記厚肉部の内側に隣接配置される基礎側縁部と、前記基礎側縁部より側方に突出して前記土手内側凹部に受容される張出側縁部とを備え、
    各前記第2側壁の両側部を前記第1側壁側に屈曲させて、前記組立状態で前記基礎側縁部及び前記張出側縁部の外面に重なる1対のサイド屈曲壁を備え
    前記厚肉部は、前記土手部の長手方向の両端部に配置され、
    前記張出側縁部が前記基礎側縁部より前記第1側部の回動中心から離れた側に配置されていることを特徴とする折り畳みコンテナ。
  2. 前記張出側縁部と前記サイド屈曲壁とに設けられて相互に凹凸係合し、前記第1側壁が起立姿勢から外側に倒れることを規制する凹凸係合部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の折り畳みコンテナ。
  3. 前記基礎側縁部の外面を、前記第1側壁全体の外面から陥没させて前記基礎側縁部に沿ったサイド段差凹部を形成すると共に、
    前記サイド屈曲壁に、前記組立状態で前記サイド段差凹部に収まる第1係合突部を形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の折り畳みコンテナ。
  4. 各前記土手部の両側部を前記第1側壁側に屈曲させて土手サイド屈曲壁を形成し
    前記土手サイド屈曲壁に、前記組立状態で前記サイド段差凹部に収まる第2係合突部を形成したことを特徴とする請求項3に記載の折り畳みコンテナ。
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