JP2009040462A - 折畳コンテナー - Google Patents

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Abstract

【課題】折畳状態の高さを抑えて従来より強度アップを図ることが可能な折畳コンテナーを提供する。
【解決手段】本発明の折畳コンテナー10に備えた第1側壁11の外面には、外面リブ11Lが形成されると共に、その外面リブ11Lより大きく突出した持ち手突部14とコーナー外面突部15,15とが備えられている。一方、折畳コンテナー10の第2側壁21の横方向両端部に形成された側壁受容凹部27の内面には、その上下方向の中間部から上端部に亘る範囲に持ち手突部14を受容可能な持ち手突部受容溝28が陥没形成されると共に、下端部にコーナー外面突部15を受容可能な外面突部受容凹部29が陥没形成されている。
【選択図】図8

Description

本発明は、四角形の底壁の各外縁部に側壁がそれぞれ回動可能に連結され、それら側壁を底壁から起立させた組立状態と、それら側壁の底壁上に折り畳んだ折畳状態とに変更可能な折畳コンテナーに関する。
図17(A)に示した従来の折畳コンテナーは、長方形の底壁3における1対の短辺側の外縁部に1対の第1側壁1を回動可能に連結し、1対の長辺側の外縁部に1対の第2側壁2を回動可能に連結した構造になっている。そして、それら第1と第2の側壁1,2を底壁3から起立させた組立状態(図17(A)参照)と、底壁3の上に第1側壁1,1を左右対称に折り畳んでから、それら第1側壁1,1の上に第2側壁2,2を左右対称に重ねて折り畳んだ折畳状態(図17(B)参照)とに変更することができる。また、第1及び第2の各側壁1,2は、板状の側壁本体1S,2Sの外面から外面リブ1L,2Lを突出させた構造になっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−99085号公報(第4図、第5図)
ところで、折畳コンテナーに対して折畳状態にした際の高さを低くしたいという要請が強い。このため、上記した従来の折畳コンテナーでは、第2側壁2の内面に、第1側壁1の外面リブ1Lを受容するためのリブ受容溝2Mが形成されている。しかしながら、そのリブ受容溝2Mは、第2側壁2の上下方向の全体に亘って延びているので、強度不足を生じる場合がある。これに対して、第1側壁1において側壁本体1Sからの外面リブ1Lの突出量を小さくすることが考えられるが、そうすると外面リブ1Lと共に第1側壁1に備えた持ち手部5も側壁本体1S側に近づいて、その持ち手部5に指を掛け難くなるという問題が新たに生じる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、折畳状態の高さを抑えて従来より強度アップを図ることが可能な折畳コンテナーの提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る折畳コンテナーは、四角形の底壁の各外縁部に側壁がそれぞれ回動可能に連結され、それら側壁を底壁から起立させた組立状態と、それら側壁のうち互いに対向した1対の第1側壁を底壁上に重ねて左右対称に折り畳んでからそれら第1側壁の上に残りの1対の第2側壁を重ねて左右対称に折り畳んだ折畳状態とに変更可能な折畳コンテナーにおいて、各第1側壁は、板状の側壁本体の外面から外面リブを突出形成してなり、第1側壁の外面のうちに横方向の中間部には、横方向に延びかつ側壁本体から立ち上がって外面リブより大きく突出し、下方から指を引っかけることが可能な持ち手突部が形成され、第1側壁の上端部における横方向の両端部から外側に向かって外面リブより大きく突出し、第1側壁の横方向で各第2側壁に当接するコーナー外面突部が形成され、各第2側壁には、折畳状態で第1側壁に重ねられる両端部の内面を中間部に比べて窪ませて、第1側壁を受容するための側壁受容凹部が形成されると共に、側壁受容凹部の内面における上下方向の中間部から上端部に亘る範囲に、持ち手突部を受容可能な持ち手突部受容溝が陥没形成され、さらに、側壁受容凹部の内面における下端部に、コーナー外面突部を受容可能な外面突部受容凹部とが陥没形成されたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の折畳コンテナーにおいて、側壁受容凹部の内面に突出形成されて第2側壁を補強すると共に、折畳状態で第1側壁における外面リブ同士の間に受容される内面補強突部を備えたところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載の折畳コンテナーにおいて、内面補強突部を上下方向に延びた突条構造にして複数横並びに設け、それら隣り合った内面補強突部同士の間の縦溝に、折畳コンテナーの内部空間を長手方向で仕切るための仕切板の両側部を上方から挿入して係合可能としたところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
請求項1の折畳コンテナーは、組立状態にしたときに各第1側壁に形成された持ち手突部に指を掛けて持ち上げることができる。折畳コンテナーを組立状態から折畳状態にするには、底壁上に両第1側壁を左右対称に折り畳んでから、それらの上に1対の第2側壁を左右対称に重ねて折り畳む。すると、各第2側壁の両端部の側壁受容凹部に第1側壁が受容されると共に、第1側壁同士の間の空間に各第2側壁の中間部が受容される。このように本発明では、側壁受容凹部を形成したことにより、第2側壁全体を同じ厚さにした場合に比べて、第1と第2の側壁の重ね合わせ高さ、即ち、折畳状態の折畳コンテナーの高さを抑えることができる。別の見方をすれば、折畳状態の折畳コンテナーの高さを大きくせずに、第2側壁の中間部を厚くして強度アップを図ることが可能になる。
ここで、本発明では、折畳状態の折畳コンテナーの高さを下げるために、第1側壁における側壁本体からの外面リブの突出量を小さくしても、第2側壁のうち側壁受容凹部の内面には持ち手突部受容溝が陥没形成されているので、その持ち手突部受容溝に対応して、持ち手突部を外面リブより外側位置まで突出させることができる。これにより、折畳状態の折畳コンテナーの高さを下げても、持ち手突部に指が掛け難くなることがなくなる。また、持ち手突部受容溝は、第2側壁(詳細には、側壁受容凹部)の内面における上下方向の中間部から上端部に亘った範囲に限定して形成されているので、リブ受容溝(図17の符号2M参照)を第2側壁における上下方向全体に形成した従来のものに比べて強度が高くなる。
また、本発明によれば、第1側壁における側壁本体からの外面リブの突出量を小さくしても、各第2側壁のうち側壁受容凹部の内面には外面突部受容凹部が陥没形成されているので、それら外面突部受容凹部に対応して、第1側壁の上端部における横方向の両端部からコーナー外面突部を外面リブより外側位置まで突出させることができる。そして、それらコーナー外面突部によって第1側壁のうち横方向で第2側壁に当接させる部分を増肉することができ、折畳コンテナーのコーナー部における強度アップを図ることができる。
このように本発明の折畳コンテナーによれば、折畳状態の高さを抑えることができかつ従来より高強度にすることが可能になる。また、持ち手部における指の掛かり具合を好適にすることができ、さらに折畳コンテナーのコーナー部における強度を高くすることができる。
[請求項2の発明]
請求項2の折畳コンテナーでは、側壁受容凹部の内面に突出形成した内面補強突部が折畳状態で第1側壁における外面リブ同士の間に受容されるので、折畳状態の高さを抑えたまま、内面補強突部によって第2側壁の強度アップを図ることができる。
[請求項3の発明]
請求項3の折畳コンテナーでは、第2側壁を補強するための内面補強突部を仕切板の位置決めにも兼用することができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の一実施形態を図1〜図12に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態に係る折畳コンテナー10は、上面が開放しかつ平面形状が長方形の箱状になっている。また、折畳コンテナー10は、底壁30と、その底壁30における1対の短辺側の外縁部に回動可能に連結された1対の第1側壁11,11と、底壁30における1対の長辺側の外縁部に回動可能に連結された1対の第2側壁21,21とからなる。そして、折畳コンテナー10は、第1及び第2の側壁11,21を底壁30から起立させた組立状態(図1参照)と、第1及び第2の側壁11,21を底壁30の上に重ねて折り畳んだ折畳状態(図10参照)とに変更可能になっている。
なお、この折畳コンテナー10の平面形状である長方形の長辺は、短辺の2倍以上の大きさになっている。このような縦横比の折畳コンテナーは、一般に、「長尺型折畳コンテナー」と呼ばれている。
以下、折畳コンテナー10を構成について詳説する。図1に示すように、底壁30には、1対の短辺側の外縁部から上方に突出した1対の第1側壁支持突部31,31と、1対の長辺側の外縁部から上方に突出した1対の第2側壁支持突部32,32とが備えられている。また、各第1側壁支持突部31の両端部には、第2側壁支持突部32と同じ高さのコーナー支持壁34,34が備えられ、それらコーナー支持壁34,34を除いた第1側壁支持突部31全体が、第2側壁支持突部32より低くなっている。
第1及び第2の側壁支持突部31,32には、それぞれの長手方向に間隔を空けて複数のアーム受容部35が形成されている。それらのうち第2側壁支持突部32のアーム受容部35が図2に拡大して示されている。同図に示すように、このアーム受容部35は第2側壁支持突部32の上面と内面とに開口している。アーム受容部35の上面開口35Aは、内面開口35Bに比べ、第2側壁支持突部32の長手方向の開口幅が広くなっている。そして、その上面開口35Aの前記開口幅の中央に内面開口35Bが位置している。また、アーム受容部35の内部は、上面開口35Aの開口幅を同じ或いはそれ以上の幅をなしている。これにより、アーム受容部35の内部には、第2側壁支持突部32の内側寄り内面の上端部に、抜け止め突起35Tが形成されている。なお、第1側壁支持突部31のアーム受容部35も上記第2側壁支持突部32のアーム受容部35と同じ構成になっている。
図1に示すように、第1側壁11は、側壁本体11Sの外面から外面リブ11Lを突出させた構造になっている。第2側壁21も同様に板状の側壁本体21Sの外面から外面リブ21Lを突出させた構造になっている。そして、図3及び図4に示すように、第1及び第2の側壁11,21の下端面には、各アーム受容部35に対応させて複数のヒンジアーム22が形成されている。ヒンジアーム22は、第1又は第2の側壁11,21の下端面から垂下したアーム本体22Hと、そのアーム本体22Hの下端部両側面から突出した1対のヒンジピン23,23とからなる。そして、ヒンジピン23,23がアーム受容部35の上面開口35Aから内部に受容されかつ、抜け止め突起35T,35Tによって抜け止めされている。
第1及び第2の側壁11,21を起立させた状態(図1参照)にすると、各ヒンジアーム22全体は各アーム受容部35内に受容される。この状態からアーム本体22Hをアーム受容部35の内面開口35B(図2参照)内に進入させながら、第1及び第2の側壁11,21を底壁30上に折り畳むことができる(図10)。また、各第1側壁11は、図7に示すように、両第2側壁21,21の間に挟まれているので、第1側壁11を底壁30上に折り畳んだ後でなければ第2側壁21を内側に倒すことができないようになっている。
図1に示すように、第2側壁21の外面リブ21Lは、側壁本体21Sの縁部全体に亘って形成されると共に、第2側壁21の長手方向の中央で上下方向に延びた状態に形成されている。また、図3に示すように、第2側壁21の長手方向における両端の内面からは、第1側壁11に向けてコーナー係合壁25,25がそれぞれ突出形成されている。各コーナー係合壁25は、第2側壁21の両端縁部全体から張り出した突壁構造をなしている。
図7に示すように、第2側壁21の上縁部には、内面側に内側段差面21Dが形成されると共に、外面側に外側段差面21Tが形成されている。外側段差面21Tは、第2側壁21の上縁部における長手方向全体に亘って形成されている。一方、内側段差面21Dは、第2側壁21の上縁部における長手方向の両端部を除いた全体に亘って形成されている。また、外側段差面21T及び内側段差面21Dの間の上端突条21Jにおける両端部は、前記コーナー係合壁25,25に直交して繋がっており、その直交部分の内側には、内側段差面21Dから上方に角柱壁21Cが起立している。そして、その角柱壁21Cが上端突条21Jとコーナー係合壁25との間を連絡して補強している。
図3に示すように、第2側壁21のうち長手方向の両端部には、ロック片24がそれぞれ形成されている。ロック片24は、側壁本体21Sにスリットを形成することで、側壁本体21Sの一部を水平方向に延びた片持ち梁状に切り離してなる。また、各ロック片24の先端部には、第2側壁21の内側に向けて係止突起24Kが係止されている。そして、図1に示すように、係止突起24Kとコーナー係合壁25との間で第1側壁11に備えた後述のコーナー係合壁11Tを挟んで固定している。なお、第1側壁11を内側に回動する際には、ロック片24を外側に撓ませて係止突起24Kによるコーナー係合壁11Tの係止を解除すればよい。
各第2側壁21には、側壁本体21Sのうち折畳コンテナー10を折り畳状態にした際に第1側壁11に重なる両端部を、第1側壁11に重ならない中間部に比べて外側に窪ませて側壁受容凹部27,27が形成され、第1側壁11,11に重なる部分と重ならない部分との境界が傾斜面27Sになっている。また、別の見方をすれば、第2側壁21には、その長手方向のうち折畳コンテナー10を折畳状態にした際に、第1側壁11に重ならない中間部の内面を、第1側壁11に重なる両端部に比べて内側に突出させて内側張出部27Zが形成されている。そして、折畳コンテナー10を折畳状態(図10参照)にした際に、各第2側壁21に各第1側壁11が受容されると共に、第1側壁11,11同士の間の空間に、各第2側壁21の内側張出部27Zが受容されるようになっている。
図1に示すように、第2側壁21の内側張出部27Zには、その長手方向に沿って複数の仕切溝21Mが形成されている。各仕切溝21Mは、内側張出部27Zの上面寄り位置から上面(即ち、内側段差面21D)に亘って上下方向に延び、上方と内方とに開放している。また、図1に示すように、底壁30の長手方向において第2側壁21の各仕切溝21Mと同じ位置には、それぞれ1対ずつの仕切溝30M(図1には、1つずつの仕切溝30Mのみが示されている)が形成されている。なお、側壁本体21Sの外面では、仕切溝21Mの裏側部分が外側に膨出して側面突条21Zになっている。
図11には、折畳コンテナー10内に組み付け可能な仕切板50が示されている。仕切板50は、全体が四角形の平板形状をなし、その両側部における上端部から側方に1対の側部突起51,51が張り出されると共に、下端部における両端寄りの2位置から下方に1対の下部突起52,52が張り出している。そして、図12に示すように、仕切板50の両側部(詳細には、側部突起51,51)が、互いに対向した任意の仕切溝21M,21Mに挿入して係合されると共に、仕切板50の下端部(詳細には、下部突起52,52)が仕切溝30Mに挿入して係合され、仕切板50が折畳コンテナー10の長手方向の任意の位置に位置決めされる。
図4に示すように、第1側壁11の外面リブ11Lは、側壁本体11Sの縁部全体に形成されると共に、側壁本体11Sの上縁部と両側縁部においては、外面リブ11Lが対をなして平行に延びている。また、第1側壁11の両側面からは、両側方に向けてコーナー係合壁11T,11Tが張り出している。コーナー係合壁11Tは、第1側壁11の側面における下端寄り位置から上端寄り位置に亘って延びている。そして、前述したようにこのコーナー係合壁11Tが第2側壁21のコーナー係合壁25と係止突起24Kとの間に挟持される。
第1側壁11の外面には、持ち手突部14が形成されている。持ち手突部14は、第1側壁11のうち横方向の両端部を除いた中間部で横方向に延びている。詳細には、持ち手突部14は、第1側壁11の上縁部における1対の外面リブ11Lのうち下側の外面リブ11Lの中間部を両端部より若干高くしてなる天井壁部14Aと、その天井壁部14Aの横方向の両端部から下方に垂下した1対の側壁部14B,14Bと、天井壁部14Aの先端縁から下方に垂下され、両端部が側壁部14B,14Bに接続された前面壁14Cとからなり、下面側が開放している。そして、折畳コンテナー10を組立状態にした際に、両第1側壁11,11の持ち手突部14,14にそれぞれ左右の指先を差し込んで或いは宛がって折畳コンテナー10を持ち上げることができる。
詳細には、図5に示すように、前面壁14Cは、天井壁部14Aのうち若干側壁本体11S側に引っ込んだ位置から斜め外側下方に垂下されて、下方に向かうに従って側壁本体11Sから離れるように傾斜している。これにより、指先を持ち手突部14内に差し込んだ際に、指先の腹の部分が前面壁14Cの内側に密着し易くなっている。また、前面壁14Cは、下端部で水平方向外側に屈曲している。これにより、持ち手突部14の下端部が指先に食い込むことを防いでいる。ここで、前面壁14Cのうち下端部で水平方向外側に屈曲した部分の先端面と、天井壁部14Aの先端面と、さらには、側壁部14Bの先端面とは、全て外面リブ11Lの先端面と平行になって側壁本体11Sから同じ距離L1(図5及び図6参照)だけ外側に離れた位置に配置されている。即ち、本実施形態の第1側壁11では、持ち手突部14の外向き端面が横長の帯状をなして第1側壁11における外面リブ11Lの先端面から突出量L1だけ外側に突出している。
上記した持ち手突部14における外面リブ11Lの先端面からの突出部分に対応して、図7に示すように、第2側壁21における側壁受容凹部27の内面には、持ち手突部受容溝28が陥没形成されている。持ち手突部受容溝28は、側壁受容凹部27の内面のうち折畳状態にした際に持ち手突部14に対向する部分に形成され、側壁受容凹部27の内面における上下方向の中間部から上端部に亘って延びている。また、持ち手突部受容溝28の深さは、第1側壁11における外面リブ11Lの先端面からの持ち手突部14の突出量L1と略同一になっている。なお、第2側壁21における側壁本体21Sの外面では、持ち手突部受容溝28の裏側部分が突出して側面突条21Xになっている。
第1側壁11の上端部における横方向の両端部には、コーナー外面突部15,15がそれぞれ突出形成されている。これら各コーナー外面突部15は、図8に示すように、第1側壁11のうち最上部の外面リブ11Lの一部を外方と下方に増肉してなり、第1側壁11から外側に張り出している。また、コーナー外面突部15の上面は第1側壁11の全体の上面と面一になっている。さらに、コーナー外面突部15のうち第2側壁21側の側部先端面は、第1側壁11においてコーナー係合壁11Tが立ち上がった側面と面一になっている(図4参照)。そして、図7に示すように、コーナー外面突部15の側部先端面が第2側壁21のコーナー係合壁25の側部先端面に突き合わされる。
図5及び図6に示すように、コーナー外面突部15は、外面リブ11Lの先端面に対して突出量L2だけ外側に突出している。このコーナー外面突部15における外面リブ11Lの先端面からの突出部分に対応して、図7に示すように、第2側壁21における側壁受容凹部27の内面には、外面突部受容凹部29が陥没形成されている。外面突部受容凹部29は、側壁受容凹部27の内面のうち折畳状態にした際にコーナー外面突部15に対向する部分に形成され、側壁受容凹部27の内面における回動中心寄りの下端部に配置されている。また、外面突部受容凹部29の深さは、外面リブ11Lの先端面からのコーナー外面突部15の突出量L2と略同一になっている。なお、第2側壁21における側壁本体21Sの外面では、外面突部受容凹部29の裏側部分が突出して側面突部21Yになっている。
図9に示すように、底壁30の下面には、1対の長辺側の縁部に沿って下面突条30T,30Tが形成されている。また、底壁30の下面には、その外縁部を除いた略全体に台座部38が突出形成されている。なお、台座部38は、下面突条30Tより底壁30の下面からの突出量が大きくなっている。
本実施形態の折畳コンテナー10の構成は以上である。次に、本実施形態の作用・効果について説明する。本実施形態の折畳コンテナー10を組立状態(図1参照)にして複数積み上げた際には、下側の折畳コンテナー10の内側に、上側の折畳コンテナー10の下面の台座部38が凹凸嵌合すると共に、上側の折畳コンテナー10の下面突条30T,30Tが下側の折畳コンテナー10の外側段差面21Tに係合する。これらにより、折畳コンテナー10,10同士の横ずれが防がれる。また、組立状態の折畳コンテナー10は、各第1側壁11に形成された持ち手突部14に下方から指を掛けて持ち上げることができる。さらに、仕切板50を折畳コンテナー10の長手方向における任意の位置に差し込んで仕切溝21M,30Mに係合することで、折畳コンテナー10内を所望の大きさの複数の空間に区画することができる。
なお、折畳状態の折畳コンテナー10の上に他の折畳コンテナー10の積み上げた際には、台座部38は下側の折畳コンテナー10の底壁30における第1側壁支持突部31,31の間に嵌合する。
さて、折畳コンテナー10を組立状態から折畳状態にするには、図8及び図9に示すように、底壁30の上に両第1側壁11,11を左右対称に折り畳んでから、それらの上に1対の第2側壁21,21を左右対称に重ねて折り畳む。すると、各第2側壁21の両端部の側壁受容凹部27に第1側壁11が受容されると共に、第1側壁11,11同士の間の空間に各第2側壁21の中間部(内側張出部27Z)が受容される。このように本実施形態の折畳コンテナー10では、側壁受容凹部27を備えたことにより、第2側壁21全体を同じ厚さにしたものに比べて、第1と第2の側壁11,21の重ね合わせ高さ、即ち、折畳状態の折畳コンテナー10の高さを抑えることができる。別の見方をすれば、折畳状態の折畳コンテナー10の高さを大きくせずに、第2側壁21の中間部を厚くして強度アップを図ることが可能になる。
ここで、折畳状態の折畳コンテナー10の高さを下げるために、第1側壁11における側壁本体11Sから外面リブ11Lの突出量を小さくしても、第2側壁21のうち側壁受容凹部27の内面には持ち手突部受容溝28が陥没形成されているので、その持ち手突部受容溝28に対応して、持ち手突部14を外面リブ11Lより外側位置まで突出させることができる。これにより、折畳状態の折畳コンテナー10の高さを下げても、持ち手突部14に指が掛け難くなることがなくなる。また、持ち手突部受容溝28は、第2側壁21(詳細には、側壁受容凹部27)の内面における上下方向の中間部から上端部に亘った範囲に限定して形成されているので、リブ受容溝(図17の符号2M参照)を第2側壁における上下方向全体に形成した従来のものに比べて強度が高くなる。
また、折畳コンテナー10の各第2側壁21には、側壁受容凹部27の内面における下端部に外面突部受容凹部29が陥没形成されているので、第1側壁11における側壁本体11Hからの外面リブ11Lの突出量を小さくしても、外面突部受容凹部29に対応して、第1側壁11における上端部の横方向の両端部からそれぞれコーナー外面突部15,15を外面リブ11Lより外側位置まで突出させることができる。そして、それらコーナー外面突部15,15によって第1側壁11のうち横方向で第2側壁21に当接させる部分を増肉することができ、折畳コンテナー10のコーナー部における強度アップを図ることができる。
このように本実施形態の折畳コンテナー10によれば、折畳状態の高さを抑えることができかつ従来より高強度にすることが可能になる。また、持ち手部における指の掛かり具合を好適にすることができ、さらに折畳コンテナー10のコーナー部における強度を高くすることができる。
[第2実施形態]
本実施形態の折畳コンテナー10Vは、図13〜図15に示されており、第2側壁21における各側壁受容凹部27の内面に、内面補強突部41が形成されている点が第1実施形態と異なる。内面補強突部41は、上下方向に延びた突条構造をなし、対にして横並びに設けられている。また、両内面補強突部41,41の長手方向の中間部は連絡壁42によって連絡されている。詳細には、各内面補強突部41,41は、側壁受容凹部27の内面における下端部より若干上側位置から内側段差面21Dに亘って延びている。そして、図15に示すように、折畳コンテナー10Vを折り畳み状態にした際に、内面補強突部41,41が第1側壁11のうち外面リブ11Lに囲まれた部分に受容されるようになっている。
また、図13に示すように、内面補強突部41,41の先端面は、側壁受容凹部27の内面と面一になっている。さらに、第2側壁21の厚さ方向において、内面補強突部41,41の間の縦溝40Mの奥面は、仕切溝21Mの奥面とが同じ位置に配置され、内面補強突部41,41の間の縦溝40Mの幅は、仕切溝21Mの幅と略同一になっている。また、連絡壁42は、丁度、仕切溝21Mの下端部と同じ高さに配置されている。さらに、底壁30には、縦溝40Mに対応した位置に前記仕切溝30Mが形成されている。これらにより、仕切溝21Mに係合する仕切板50を、内面補強突部41,41の間の縦溝40Mにも係合させることができる。
本実施形態の構成によれば、側壁受容凹部27の内面に突出形成した内面補強突部41,41が折畳状態で第1側壁11における外面リブ11L同士の間に受容されるので、折畳状態の高さを抑えたまま、内面補強突部41,41によって第2側壁の強度アップを図ることができる。また、その第2側壁21を補強するための内面補強突部41を仕切板50の位置決めにも兼用することができると共に、その内面補強突部41に位置決めされる仕切板50と、第2側壁21の仕切溝21Mにて位置決めされる仕切板50とを同一部品にして部品点数の削減を図ることができる。
[第3実施形態]
本実施形態の折畳コンテナー10Wは、図16に示されており、内面補強突部41Zの長さが前記第2実施形態の内面補強突部41と異なる。即ち、本実施形態の内面補強突部41Zは、上下方向において仕切溝21Mが延びた範囲と略同一の範囲に亘って延びている。そして、内面補強突部41Z,41Zの下端部同士が連絡壁42によって連絡されている。本実施形態によっても前記第2実施形態と同様の効果を奏する。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記第1実施形態の持ち手突部14Hが、第1側壁11における上下方向の上端寄り位置に配置されていたが、本発明に係る持ち手部は、第1側壁における上下方向の中間部、又は、下端部に配置してもよい。
(2)前記第2及び第3の実施形態では、内面補強突部41が第2側壁21の各側壁受容凹部27の内面において1対ずつ形成されていたが、内面補強突部は各側壁受容凹部に1つ又は3つ以上形成してもよい。
(3)前記第2及び第3の実施形態では内面補強突部41が上下方向に延びていたが、内面補強突部は横方向に延ばしてもよいし、斜め上下方向に延ばしてもよいし、格子状にしてもよい。
本発明の第1実施形態に係る折畳コンテナーの斜視図 アーム受容部の斜視図 第2側壁の斜視図 第1側壁の斜視図 図4のA−A切断面における第1側壁の側断面図 第1側壁の底面図 組立状態の折畳コンテナーの一部を拡大した斜視図 第1側壁を折り畳み、第2側壁を折り畳む途中の状態を示した斜視図 第1側壁を折り畳み、第2側壁を折り畳む途中の状態を示した斜視図 折畳状態の折畳コンテナーの斜視図 仕切板の斜視図 仕切板を組み付けた状態の折畳コンテナーの斜視図 第2実施形態の折畳コンテナーの一部を拡大した斜視図 その折畳コンテナーの全体の斜視図 第1側壁を折り畳み、第2側壁を折り畳む途中の状態を示した斜視図 第3実施形態の折畳コンテナーの一部を拡大した斜視図 従来の折畳コンテナーの斜視図
符号の説明
10,10V,10W 折畳コンテナー
11 第1側壁
11L 外面リブ
11S 側壁本体
14 持ち手突部
15 コーナー外面突部
21 第2側壁
21L 外面リブ
21M 仕切溝
21S 側壁本体
27 側壁受容凹部
27Z 内側張出部
28 手突部受容溝
29 外面突部受容凹部
30 底壁
40 側壁内面補強部
40M 縦溝
41,41Z 内面補強突部
42 連絡壁
50 仕切板

Claims (3)

  1. 四角形の底壁の各外縁部に側壁がそれぞれ回動可能に連結され、それら側壁を前記底壁から起立させた組立状態と、それら側壁のうち互いに対向した1対の第1側壁を前記底壁上に重ねて左右対称に折り畳んでからそれら第1側壁の上に残りの1対の第2側壁を重ねて左右対称に折り畳んだ折畳状態とに変更可能な折畳コンテナーにおいて、
    前記各第1側壁は、板状の側壁本体の外面から外面リブを突出形成してなり、
    前記第1側壁の外面のうちに横方向の中間部には、横方向に延びかつ前記側壁本体から立ち上がって前記外面リブより大きく突出し、下方から指を引っかけることが可能な持ち手突部が形成され、
    前記第1側壁の上端部における横方向の両端部から外側に向かって前記外面リブより大きく突出し、前記第1側壁の横方向で前記各第2側壁に当接するコーナー外面突部が形成され、
    前記各第2側壁には、前記折畳状態で前記第1側壁に重ねられる両端部の内面を中間部に比べて窪ませて、前記第1側壁を受容するための側壁受容凹部が形成されると共に、前記側壁受容凹部の内面における上下方向の中間部から上端部に亘る範囲に、前記持ち手突部を受容可能な持ち手突部受容溝が陥没形成され、さらに、前記側壁受容凹部の内面における下端部に、前記コーナー外面突部を受容可能な外面突部受容凹部とが陥没形成されたことを特徴とする折畳コンテナー。
  2. 前記側壁受容凹部の内面に突出形成されて前記第2側壁を補強すると共に、前記折畳状態で前記第1側壁における前記外面リブ同士の間に受容される内面補強突部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の折畳コンテナー。
  3. 前記内面補強突部を上下方向に延びた突条構造にして複数横並びに設け、それら隣り合った内面補強突部同士の間の縦溝に、折畳コンテナーの内部空間を長手方向で仕切るための仕切板の両側部を上方から挿入して係合可能としたことを特徴とする請求項2に記載の折畳コンテナー。
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