JP7075120B2 - 包装用容器 - Google Patents
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Description
容器本体と蓋体とを備え、シート成形によって形成される包装用容器であって、
前記容器本体及び前記蓋体が平面視矩形状に形成され、
前記容器本体は、底面部と、前記底面部から上方に延びる本体周壁部と、前記本体周壁部から外側に延びる本体フランジ部と、前記本体フランジ部よりも周縁側に設けられた本体逆テーパー部と、前記本体フランジ部よりも外側に突出する突出片からなる本体摘み部と、前記底面部から立ち上がって形成されているとともに被収容物を収容する収容部を区画する区画壁と、を有し、
前記蓋体は、天面部と、前記天面部から下方に延びる蓋体周壁部と、前記蓋体周壁部から外側に延びる蓋体フランジ部と、前記蓋体フランジ部よりも周縁側に設けられて前記本体逆テーパー部に係合する蓋体逆テーパー部と、前記蓋体フランジ部よりも外側に突出する突出片からなり前記本体摘み部に重ね合わされる蓋体摘み部と、を有し、
前記本体摘み部と前記蓋体摘み部とが重ね合わされる開蓋領域が、容器外周の複数箇所に設けられ、
矩形状の前記容器本体及び前記蓋体の四隅が前記開蓋領域とされ、
前記本体逆テーパー部と前記蓋体逆テーパー部とが係合してなる逆テーパー係合部が、全ての前記開蓋領域において、それぞれ略全域に亘って設けられ、かつ、容器外周における前記開蓋領域以外の領域において断続的に設けられ、
前記開蓋領域以外の領域において、矩形状の前記容器本体及び前記蓋体の各辺の中間部と両端部とに、前記逆テーパー係合部が独立して設けられている。
また、本構成によれば、逆テーパー係合部が容器外周における開蓋領域以外の領域の全てに設けられている場合に比べて、容器における逆テーパー係合部の占有領域を小さくでき、蓋体と容器本体とが必要以上に強固に嵌合されることを抑制できる。また、逆テーパー係合部が開蓋領域以外の領域に一切設けられていない場合に比べて、当該開蓋領域以外の領域において蓋体と容器本体との間に隙間が生じないようにでき、蓋体と容器本体とを適切に嵌合することができる。
更に、本構成によれば、例えば、種類の異なる食品を区画壁により区画して収容することが可能となる。そして、本構成の包装用容器は、必要な時には開蓋し易く、円滑に開蓋できるように構成されているため、開蓋時の衝撃を抑えることができる。そのため、開蓋時の衝撃によって容器内部の食品が区画壁を越えて他の収容部に収容された他種類の食品と混ざり合うことを抑制できる。
前記蓋体は、前記蓋体フランジ部から全周に亘って下方に延びるスカート部をさらに有し、
前記本体逆テーパー部が全周に亘って形成されているとともに、前記スカート部から内向きに突出して前記蓋体逆テーパー部となる線状突起が前記開蓋領域の略全域に形成されつつ前記開蓋領域以外の領域に断続的に形成されることにより、前記逆テーパー係合部が、全ての前記開蓋領域においてそれぞれ略全域に亘って設けられ、かつ、前記開蓋領域以外の領域において断続的に設けられていると好適である。
(1)上記の実施形態では、容器本体3において、区画壁38が平面視で概ねY字状をなすように形成されている例について説明した。しかし、本発明はこのような例に限定されない。例えば、区画壁38は、平面視で概ねT字状をなすように形成されていても良い。
例えば図8には、隣り合う2つの本体周壁部32同士を繋ぐ主壁部38Aと、当該主壁部38Aから分岐して他の本体周壁部32に延びる分岐壁部38Bとによって、平面視で概ねT字状をなすように形成された区画壁38が示されている。また、その他にも、例えば、図9や10に示すような様々な形状の区画壁38が形成されていても良い。
この場合、矩形状の容器本体3及び蓋体5(包装用容器1)の四隅における開蓋領域11は、各辺の中間部1Mよりも上方に配置される。なお、この場合、逆テーパー係合部14(蓋体逆テーパー部55)は、矩形状の容器本体3及び蓋体5(包装用容器1)の各辺における湾曲した部分(両端部1E)には設けられないようにしても良く、例えば、各辺においては中間部1Mのみに逆テーパー係合部14(蓋体逆テーパー部55)が設けられていると好適である。これにより、湾曲していない中間部1Mにおいて逆テーパー係合部14が配置されるため、蓋体5と容器本体3との安定した嵌合を実現できる。
1E :両端部
1M :中間部
3 :容器本体
3S :本体辺部
5 :蓋体
5E :両端部
5M :中間部
5S :蓋体辺部
11 :開蓋領域
14 :逆テーパー係合部
31 :底面部
32 :本体周壁部
33 :本体フランジ部
34 :本体スカート部
35 :本体逆テーパー部
36 :本体摘み部
37 :収容部
38 :区画壁
51 :天面部
52 :蓋体周壁部
53 :蓋体フランジ部
54 :蓋体スカート部(スカート部)
55 :蓋体逆テーパー部
56 :蓋体摘み部
Claims (2)
- 容器本体と蓋体とを備え、シート成形によって形成される包装用容器であって、
前記容器本体及び前記蓋体が平面視矩形状に形成され、
前記容器本体は、底面部と、前記底面部から上方に延びる本体周壁部と、前記本体周壁部から外側に延びる本体フランジ部と、前記本体フランジ部よりも周縁側に設けられた本体逆テーパー部と、前記本体フランジ部よりも外側に突出する突出片からなる本体摘み部と、前記底面部から立ち上がって形成されているとともに被収容物を収容する収容部を区画する区画壁と、を有し、
前記蓋体は、天面部と、前記天面部から下方に延びる蓋体周壁部と、前記蓋体周壁部から外側に延びる蓋体フランジ部と、前記蓋体フランジ部よりも周縁側に設けられて前記本体逆テーパー部に係合する蓋体逆テーパー部と、前記蓋体フランジ部よりも外側に突出する突出片からなり前記本体摘み部に重ね合わされる蓋体摘み部と、を有し、
前記本体摘み部と前記蓋体摘み部とが重ね合わされる開蓋領域が、容器外周に設けられ、
前記本体逆テーパー部が、前記容器本体の全周に亘って形成され、
前記本体逆テーパー部と前記蓋体逆テーパー部とが係合してなる逆テーパー係合部が、全ての前記開蓋領域において、それぞれ略全域に亘って設けられ、かつ、容器外周における前記開蓋領域以外の領域において、前記容器本体及び前記蓋体の各辺の中間部と両端部とに独立して設けられるように、前記蓋体逆テーパー部が、前記蓋体の外周において断続的に形成され、
前記本体摘み部は、平面状に形成された本体摘み面部と、前記本体摘み面部から上方に向かって突出する上方突起部と、を有し、
前記蓋体摘み部は、平面状に形成された蓋体摘み面部と、前記蓋体摘み面部から下方に向かって突出する下方突起部と、を有し、
前記本体摘み面部と前記蓋体摘み面部とは、前記開蓋領域において互いに平行となるように上下方向に対向して配置され、
前記下方突起部と前記上方突起部とが上下方向に当接して、前記蓋体摘み面部の先端部と前記本体摘み面部の先端部との上下方向の間に隙間が形成されている包装用容器。 - 前記蓋体周壁部における、前記蓋体の各辺の中間部に独立して設けられた前記蓋体逆テーパー部の直上の位置に、内向きに凹む周壁凹部が設けられている請求項1に記載の包装用容器。
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JP2018130938A JP7075120B2 (ja) | 2018-07-10 | 2018-07-10 | 包装用容器 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Citations (8)
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JP2002037334A (ja) | 2000-07-25 | 2002-02-06 | Chupa Corp | 包装用容器 |
JP2004067140A (ja) | 2002-08-05 | 2004-03-04 | Japan Xanpak Corp | 食品収納容器 |
JP2012086878A (ja) | 2010-10-20 | 2012-05-10 | Cp Kasei Kk | 食品包装容器 |
JP2012096810A (ja) | 2010-10-29 | 2012-05-24 | Fp Corp | 成形蓋と包装用容器 |
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JP2016141468A (ja) | 2015-02-05 | 2016-08-08 | アテナ工業株式会社 | 容器 |
-
2018
- 2018-07-10 JP JP2018130938A patent/JP7075120B2/ja active Active
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JP2019127320A (ja) | 2019-08-01 |
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