JP2002059926A - 折り畳みコンテナ - Google Patents

折り畳みコンテナ

Info

Publication number
JP2002059926A
JP2002059926A JP2000250307A JP2000250307A JP2002059926A JP 2002059926 A JP2002059926 A JP 2002059926A JP 2000250307 A JP2000250307 A JP 2000250307A JP 2000250307 A JP2000250307 A JP 2000250307A JP 2002059926 A JP2002059926 A JP 2002059926A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side plate
long side
protruding piece
protruding
locking rib
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000250307A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4589499B2 (ja
Inventor
Manabu Fukuda
学 福田
Toshihiro Heiko
敏弘 平工
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gifu Plastic Industry Co Ltd
Original Assignee
Gifu Plastic Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Gifu Plastic Industry Co Ltd filed Critical Gifu Plastic Industry Co Ltd
Priority to JP2000250307A priority Critical patent/JP4589499B2/ja
Publication of JP2002059926A publication Critical patent/JP2002059926A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4589499B2 publication Critical patent/JP4589499B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で長側板が外膨れするのを防止す
ることができる。 【解決手段】 上長側板3aの下端部乃至下長側板3b
の上端部の少なくとも一方の背面部に背方に開口する嵌
め込み凹部5を設けるとともに少なくとも他方に上長側
板3aと下長側板3bとを起立させて平板状に連続させ
た状態で嵌め込み凹部5に嵌め込まれて長側板3が外折
れするのを防止するための突片部6を設ける。突片部6
の表面の外周端部に沿って係止リブ7を突設する。背方
に開口した嵌め込み凹部5に突片部6を嵌め込んだ状態
で突片部6の表面の外周端部に沿った係止リブ7が嵌め
込まれて係止リブ7外側面と近接対向する内側面部と係
止リブ7の内側面と近接対向する内側面部とを有する背
方に開口する係止溝8を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折り畳みコンテナ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から矩形状の底板と、底板の上方に
配置した矩形枠状の口枠と、底板と口枠との間の両側に
配置した長側板と、底板と口枠との間の両端に配置した
短側板とを具備し、短側板の上端を口枠に回転自在に連
結して短側板を起倒自在とし、長側板を上半分の上長側
板と下半分の下長側板とで構成して上長側板の上端を口
枠に回転自在に連結すると共に下長側板の下端を底板に
回転自在に連結し、上長側板の下端と下長側板の上端と
を回転自在に連結した折り畳みコンテナが実公平7−2
8109号公報等により知られている。
【0003】この従来例にあっては、図13に示すよう
に上長側板3aの下端縁を全長にわたって波状に形成
し、下長側板3bの上端縁を全長にわたって波状に形成
し、更に、上長側板3aの下端の背部及び下長側板3b
の上端の背部に上方又は下方に開口する袋状凹部20を
形成するとともに上長側板3aの下端の背部及び下長側
板3bの上端の背部の波状部分の谷部に部分的に突部2
1を突設し、更に、波状の山部の頂部に水平な直線状の
突片22を突設し、突部の突出基部に設けた水平な直線
状の突片係止凹部23を設け、上長側板3aと下長側板
3bとを起立させた際に突部21により袋状凹部20を
押し広げて嵌め込むと共に突片22を突片係止凹部23
に係止し、内側から側圧が加わった際に外膨れが生じに
くいようにしている。
【0004】しかしながら、上記の従来例にあっては、
波形状の山部分には頂部に水平な突片22が設けてある
だけであるため先端が自由端となった波の山部が側圧を
受けて変形しやすく、側圧により外膨れしやすいという
問題がある。また、上記従来例にあっては、突部21に
より上方又は下方に開口する袋状凹部20を押し広げて
袋状凹部20内に突部21を嵌め込むものであるから、
突部21により袋状凹部20を押し広げて内部に嵌め込
むための操作がしにくく、軽い力で箱状に組み立てた
り、折り畳んだりしにくいという問題があり、特に成形
後に変形が生じた場合には大きな力を加えても箱状に組
み立てたり、折り畳んだりすることができない事態が生
じてしまうものである。また、上記従来例にあっては、
波状の形態の嵌め合わせのみで外膨れに対応せずに、上
記のように波状の形態の他に上方又は下方に開口する袋
状凹部20を設けたり、谷部に別体の突部21を付設し
たりするものであるから構造が複雑で製造コストが高く
なるという問題がある。また、側圧により波状部分が変
形して、上長側板3aの下端と下長側板3bの上端との
間に隙間ができて、組み立て操作をする際に波状の突部
の頂部が突部21の先端が引っ掛かり易いという問題が
ある。
【0005】そこで、上記従来例において組み立て操作
性、折り畳み操作性を良くするために上方又は下方に開
口する袋状凹部20を設けず、波状の形態の嵌め合わせ
のみで外膨れに対応することが考えられるが、このもの
においては水平な直線状の突片が線状の突片係止凹部2
3に係止するのみであるから、側圧が作用した場合に、
係止が外れて外膨れが生じ易いという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、簡単な構成で長側板が外膨れ
するのを防止することができ、また、箱状に組み立てる
に当たって軽い力でできる折り畳みコンテナを提供する
ことを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る折り畳みコンテナは、矩形状の底板1
と、底板1の上方に配置した矩形枠状の口枠2と、底板
1と口枠2との間の両側に配置した長側板3と、底板1
と口枠2との間の両端に配置した短側板4とを具備し、
短側板4の上端を口枠2に回転自在に連結して短側板4
を起倒自在とし、長側板3を上半分の上長側板3aと下
半分の下長側板3bとで構成して上長側板3aの上端を
口枠2に回転自在に連結すると共に下長側板3bの下端
を底板1に回転自在に連結し、上長側板3aの下端と下
長側板3bの上端とを回転自在に連結した折り畳みコン
テナAにおいて、上長側板3aの下端部乃至下長側板3
bの上端部の少なくとも一方の背面部に背方に開口する
嵌め込み凹部5を設けるとともに少なくとも他方に上長
側板3aと下長側板3bとを起立させて平板状に連続さ
せた状態で嵌め込み凹部5に嵌め込まれて長側板3が外
折れするのを防止するための突片部6を設け、突片部6
の表面の外周端部に沿って係止リブ7を突設し、背方に
開口した嵌め込み凹部5に突片部6を嵌め込んだ状態で
突片部6の表面の外周端部に沿った係止リブ7が嵌め込
まれて係止リブ7の外側面と近接対向する内側面部と係
止リブ7の内側面と近接対向する内側面部とを有する背
方に開口する係止溝8を形成して成ることを特徴とする
ものである。このような構成とすることで、箱状に組み
立てる際には上長側板3aと下長側板3bを起立させて
背方に開口する嵌め込み凹部5に背方から突片部6を嵌
め込むと共に背方に開口する係止溝8に背方から係止リ
ブ7を係止することで簡単に嵌め込み、係合して箱状に
組み立てることができ、しかも、組み立て状態で内部に
収納物を収納して長側板3に側圧がかかっても、突片部
6の外周端部に沿って形成した係止リブにより先端が自
由端となった突片部6が側圧により変形しにくく、ま
た、突片部6の外周端部に沿った係止リブ7が係止溝8
に係止することで、上長側板3aの下端と下長側板3b
の上端とに側圧により上下方向や横方向、斜め方向等の
種々の方向の力が作用しても、上長側板3aの下端と下
長側板3bの上端とが開いて外膨れするのを上記係止リ
ブ7と係止溝8との係止により確実に防止することがで
きるものである。
【0008】また、突片部6に突出基部の中央部から突
出方向に向けて一体に中央リブ9を形成することが好ま
しい。このような構成とすることで、先端が自由端とな
った突片部6を上記外周端部に沿った係止リブ7による
補強に加えて中央部を中央リブ9によって補強できるも
のである。
【0009】また、上長側板3aの下端の両端と下長側
板3bの上端の両端とを回転自在に連結し、上長側板3
aの下端の横方向の略中央部乃至下長側板3bの上端の
横方向の略中央部の少なくとも一方に表面の外周端部に
沿って係止リブ7を有する突片部6を設けると共に、少
なくとも他方に係止リブ7が嵌り込む背方に開口した係
止溝8を有する背方に開口する嵌め込み凹部5を設け、
上長側板3aの下端の横方向の端部付近乃至下長側板3
bの上端の横方向の端部付近の少なくとも一方に補助突
片部10を設けると共に、少なくとも他方に補助突片部
10が嵌り込む背方に開口した補助凹部11を形成し、
突片部6の突出長さを補助突片部10よりも長く形成す
ることが好ましい。このような構成とすることで、最も
側圧により外膨れしやすい上長側板3aの下端の横方向
の略中央部乃至下長側板3bの上端の横方向の略中央部
において、突出長さの長い突片部6により外膨れ防止を
行うことができ、また、変形により上長側板3aの下端
の横方向の略中央部乃至下長側板3bの上端の横方向の
略中央部の間に隙間が生じても組み立てる際に突片部6
が突片部6と対向する下長側板3bの上端縁又は上長側
板3aの下端縁に引っ掛かったりするのを防止できるも
のである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0011】折り畳みコンテナAは、合成樹脂製の矩形
状の底板1と、底板1の上方に配置した合成樹脂製の矩
形枠状の口枠2と、底板1と口枠2との間の両側に配置
した長側板3と、底板1と口枠2との間の両端に配置し
た合成樹脂製の短側板4とを具備しており、短側板4の
上端を口枠2にヒンジ手段により回転自在に連結して短
側板4を起倒自在とし、長側板3を上半分の合成樹脂製
の上長側板3aと下半分の合成樹脂製の下長側板3bと
で構成して上長側板3aの上端を口枠2にヒンジ手段に
より回転自在に連結すると共に下長側板3bの下端を底
板1にヒンジ手段により回転自在に連結し、上長側板3
aの下端と下長側板3bの上端とをヒンジ手段により回
転自在に連結して構成してある。
【0012】上記した各部材を回転自在に連結するヒン
ジ手段の構造は特に限定されず、従来から公知の種々の
ヒンジ手段が採用できるものであるが、リサイクル等を
考慮するとヒンジ手段の構成部材(例えばヒンジピン
等)を合成樹脂により形成することが好ましい。もちろ
ん必ずしもこれにのみ限定されるものではない。
【0013】長側板3は図3乃至図11に示すようなも
ので、上長側板3aの下端と下長側板3bの上端とをヒ
ンジ手段により回転自在に連結するに当たっては、上長
側板3aの下端の横方向の両端部と下長側板3bの上端
の横方向の両端部とをヒンジ手段12により回動自在に
連結してある。
【0014】上長側板3aの下端部乃至下長側板3bの
上端部の少なくとも一方の背面部に背方に開口する嵌め
込み凹部5が設けてあり、少なくとも他方に上長側板3
aと下長側板3bとを起立させて平板状に連続させた状
態で嵌め込み凹部5に嵌め込まれて長側板3が外折れす
るのを防止するための突片部6が設けてある。添付図面
に示す実施形態においては上長側板3aの下端の横方向
の略中央部乃至下長側板3bの上端の横方向の略中央部
の少なくとも一方に突片部6を設けると共に、少なくと
も他方に背方に開口する嵌め込み凹部5を設けてあり、
具体的には上長側板3aの下端の横方向の中央に1つの
下向きの突片部6を突設すると共に該下向きの突片部6
の両側に隣接してそれぞれ1つずつ合計2個の背方に開
口する嵌め込み凹部5を形成し、また、下長側板3bの
上端の横方向の中央に1つの背方に開口する嵌め込み凹
部5を形成すると共に該嵌め込み凹部5の両側に隣接し
てそれぞれ1つずつ合計2個の上方に突出する突片部6
を設けてある。
【0015】ここで、嵌め込み凹部5、突片部6は略弧
状、台形状、四角形状等種々の外形形状のものが考えら
れる。そして、突片部6と嵌め込み凹部5とが隣接する
ことで、突片部6の外周縁と嵌め込み凹部5の外周縁と
が波状(丸波状又は角波状)に連続している。
【0016】突片部6の表面には外周端部に沿って係止
リブ7を突設してある。添付図面に示す実施形態では突
片部6の表面の外周端部の全周に係止リブ7が突設して
ある。また、突片部6の表面には突出基部の中央部から
突出方向に向けて一体に中央リブ9が形成してある。
【0017】一方、背方に開口した嵌め込み凹部5には
突片部6を嵌め込んだ状態で突片部6の表面の外周端部
に沿った係止リブ7が嵌め込まれて係止リブ7外側面と
近接対向する内側面部と係止リブ7の内側面8aと近接
対向する内側面部8bとを有する背方に開口する係止溝
8が形成してある。また、上記内側面部8bを形成する
リブ条13の一部に切り欠き部14を設けて上長側板3
aと下長側板3bとを起立させて平板状に連続させた状
態で切り欠き部14に上記中央リブ9の基部が嵌り込む
ようになっている。
【0018】また、上長側板3aの下端の横方向の端部
付近乃至下長側板3bの上端の横方向の端部付近の少な
くとも一方に補助突片部10を設けてあり、少なくとも
他方に補助突片部10が嵌り込む背方に開口した補助凹
部11を形成してある。補助突片部10の表面には水平
な補助係止リブ10aが設けてある。ここで、突片部6
の突出長さは補助突片部10よりも長く形成してある。
【0019】しかして、上記のような構成の折り畳みコ
ンテナAは両短側板4を倒し、両長側板3をそれぞれ上
長側板3aと下長側板3bとの枢支部分を中心に内折り
して折り畳むことで底板1の上面の周囲に矩形状の口枠
2を重ね、口枠2内において2つ折りした両長側板3を
底板1の上に重ね、更に2つ折りした両長側板3の上に
両短側板4を重ねることで、図2のようにコンパクトに
折り畳むものである。
【0020】一方、折り畳みコンテナAを箱状に組み立
てるには口枠2を上方に持ち上げ、両長側板3をヒンジ
手段12部分で回転して上長側板3aと下長側板3bと
を起立させて平板状に連続させた状態とし、次に、両短
側板3bをヒンジ手段部分で口枠2に対して回動して起
立させ、両短側板3bの両端面部をそれぞれ起立した両
長側板3の裏面に当接することで、起立状態の上長側板
3aと下長側板3bとが内折れしないように保持してい
る。図1に箱状に組み立てた状態を示している。
【0021】ここで、上記のように上長側板3aと下長
側板3bとを起立させて平板状に連続させた状態にする
と、図8乃至図11に示すように背方に開口する嵌め込
み凹部5に背方から突片部6を嵌め込むと共に背方に開
口する係止溝8に背方から係止リブ7が係止するもので
ある。
【0022】箱状に組み立てた折り畳みコンテナA内に
は収納物を収納するが、内部に収納した収納物の側圧が
長側板3にかかった場合に突片部6が嵌め込み凹部5に
嵌め込まれることで長側板3が外折れするのを防止して
いる。しかも、この外折れ防止をするための先端が自由
端となった突片部6の外周端部に沿って係止リブ7を設
けてあるので、突片部6が側圧で変形しにくく、しか
も、突片部6の外周端部に沿った係止リブ7が係止溝8
に係止することで、側圧により上長側板3aの下端及び
下長側板3bの上端部分に上下方向や横方向、斜め方向
等の種々の方向の力が作用して上長側板3aの下端と下
長側板3bの上端とが開いて外膨れようとしても、上記
突片部6の外周端部に沿った係止リブ7と係止溝8との
係止が上記種々の方向の力が作用しても外れることがな
く、これにより上長側板3aの下端と下長側板3bの上
端とが開いて外膨れを確実に防止できるものである。
【0023】また、突片部6に突出基部の中央部から突
出方向に向けて一体に中央リブ9を形成してあるので、
先端が自由端となった突片部6の側圧による変形に対し
て、上記外周端部に沿った係止リブ7による補強に加え
て中央部を中央リブ9によって補強して変形防止できる
ものである。
【0024】ここで、上長側板3aと下長側板3bとを
展延して起立させて嵌め込み凹部5に背方から突片部6
を嵌め込むことで、同時に弧状(あるいは台形状あるい
はコ字状)をした係止溝8に背方から弧状(あるいは台
形状あるいはコ字状)をした係止リブ7を係止すること
ができ、嵌め込み、係止操作が背方からの嵌め込み、係
止となって軽い力で容易に行えるものである。
【0025】また、上長側板3aと下長側板3bとを起
立させて平板状に連続させた状態では上長側板3aの下
端の横方向の端部付近乃至下長側板3bの上端の横方向
の端部付近の補助突片部10と、補助凹部11とが嵌り
込み、補助突片部10により上長側板3aの下端の横方
向の端部付近乃至下長側板3bの上端の横方向の端部付
近において長側板3が外折れするのを防止している。
【0026】ここで、突片部6の突出長さを補助突片部
10よりも長く形成してあるので、最も側圧により外膨
れしやすい上長側板3aの下端の横方向の略中央部乃至
下長側板3bの上端の横方向の略中央部において、突出
長さの長い突片部6により外膨れ防止を行うことがで
き、また、変形により上長側板3aの下端の横方向の略
中央部乃至下長側板3bの上端の横方向の略中央部の間
に隙間が生じても組み立てる際に突片部6が突片部6と
対向する下長側板3bの上端縁又は上長側板3aの下端
縁に引っ掛かったりするのを防止できるものである。
【0027】なお、上記実施形態においては、上長側板
3aの下端の横方向の略中央部乃至下長側板3bの上端
の横方向の略中央部の少なくとも一方に表面の外周端部
に沿って係止リブ7を有する突片部6を設けると共に、
少なくとも他方に係止リブ7が嵌り込む背方に開口した
係止溝8を有する背方に開口する嵌め込み凹部5を設
け、上長側板3aの下端の横方向の端部付近乃至下長側
板3bの上端の横方向の端部付近の少なくとも一方に補
助突片部10を設けると共に、少なくとも他方に補助突
片部10が嵌り込む背方に開口した補助凹部11を形成
した例を示したが、上長側板3aの下端の横方向のほぼ
全長にわたって複数の突片部6と複数の嵌め込み凹部5
とを交互に設け、下長側板3aの上端の横方向のほぼ全
長にわたって複数の嵌め込み凹部5と複数の突片部6と
を交互に設けたものであってもよいものである。
【0028】なお、前記実施形態においては図7に示さ
れるように係止溝8の内側面部8bをリブ条13で構成
して内側面部8bで囲まれた部分が背方に開口する溝と
なった例を示しているが、図12に示すように、係止溝
8の内側面部8bで囲まれた部分の背面側がべた面50
となったものであってもよい。
【0029】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載の発
明にあっては、上長側板の下端部乃至下長側板の上端部
の少なくとも一方の背面部に背方に開口する嵌め込み凹
部を設けるとともに少なくとも他方に上長側板と下長側
板とを起立させて平板状に連続させた状態で嵌め込み凹
部に嵌め込まれて長側板が外折れするのを防止するため
の突片部を設け、突片部の表面の外周端部に沿って係止
リブを突設し、背方に開口した嵌め込み凹部に突片部を
嵌め込んだ状態で突片部の表面の外周端部に沿った係止
リブが嵌め込まれて係止リブの外側面と近接対向する内
側面部と係止リブの内側面と近接対向する内側面部とを
有する背方に開口する係止溝を形成してあるので、箱状
に組み立てる際には上長側板と下長側板を起立させて背
方に開口する嵌め込み凹部に背方から突片部を嵌め込む
と共に背方に開口する係止溝に背方から係止リブを係止
することで簡単に嵌め込み、係合して箱状に組み立てる
ことができて、箱状の組み立てに当たっての突片部と嵌
め込み凹部との嵌合及び係止リブと係止溝との係合とが
軽い力で容易に行えるものであり、しかも、組み立て状
態で内部に収納物を収納して長側板に側圧がかかって
も、突片部の外周端部に沿って係止リブを形成してある
ので、先端が自由端となった突片部が側圧で変形しにく
く、更に、突片部の外周端部に沿った係止リブが係止溝
に係止することで、上長側板の下端と下長側板の上端と
に側圧により上下方向や横方向、斜め方向等の種々の方
向力が作用しても、種々の方向の力により係止リブと係
止溝との係止により上長側板の下端と下長側板の上端と
が開いて外膨れしようとするのを確実に防止することが
できるものである。
【0030】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、突片部に突出基
部の中央部から突出方向に向けて一体に中央リブを形成
してあるので先端が自由端となった突片部の側圧による
変形を上記外周端部に沿った係止リブによる補強に加え
て中央部を中央リブによって補強できて、いっそう突片
部の側圧による変形を防止することができるものであ
る。
【0031】また、請求項3記載の発明にあっては、上
記請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、上
長側板の下端の両端と下長側板の上端の両端とを回転自
在に連結し、上長側板の下端の横方向の略中央部乃至下
長側板の上端の横方向の略中央部の少なくとも一方に表
面の外周端部に沿って係止リブを有する突片部を設ける
と共に、少なくとも他方に係止リブが嵌り込む背方に開
口した係止溝を有する背方に開口する嵌め込み凹部を設
け、上長側板の下端の横方向の端部付近乃至下長側板の
上端の横方向の端部付近の少なくとも一方に補助突片部
を設けると共に、少なくとも他方に補助突片部が嵌り込
む背方に開口した補助凹部を形成し、突片部の突出長さ
を補助突片部よりも長く形成してあるので、最も側圧に
より外膨れしやすい上長側板の下端の横方向の略中央部
乃至下長側板の上端の横方向の略中央部において、突出
長さの長い突片部により効果的に外膨れ防止を行うこと
ができ、また、変形により上長側板の下端の横方向の略
中央部乃至下長側板の上端の横方向の略中央部の間に隙
間が生じても組み立てる際に突片部が突片部と対向する
下長側板の上端縁又は上長側板の下端縁に引っ掛かった
りするのを防止できて組み立てが簡単且つ確実にできる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の折り畳みコンテナを箱状に組み立てた
状態の斜視図である。
【図2】同上の折り畳みコンテナを折り畳んだ状態の斜
視図である。
【図3】同上の長側板の正面図である。
【図4】同上の長側板の背面図である。
【図5】同上の長側板の起立状態の背面側から見た斜視
図である。
【図6】同上の長側板の折り畳み状態の背面側から見た
斜視図である。
【図7】同上の要部拡大斜視図である。
【図8】同上の図4のX1−X1線断面図である。
【図9】同上の図4のX2−X2線断面図である。
【図10】同上の図4のX3−X3線断面図である。
【図11】同上の図4のX4−X4線断面図である。
【図12】本発明の他の実施形態の要部拡大斜視図であ
る。
【図13】従来例の長側板の斜視図である。
【符号の説明】
1 底板 2 口枠 3 長側板 3a 上長側板 3b 下長側板 4 短側板 5 嵌め込み凹部 6 突片部 7 係止リブ 8 係止溝 9 中央リブ 10 補助突片部 11 補助凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形状の底板と、底板の上方に配置した
    矩形枠状の口枠と、底板と口枠との間の両側に配置した
    長側板と、底板と口枠との間の両端に配置した短側板と
    を具備し、短側板の上端を口枠に回転自在に連結して短
    側板を起倒自在とし、長側板を上半分の上長側板と下半
    分の下長側板とで構成して上長側板の上端を口枠に回転
    自在に連結すると共に下長側板の下端を底板に回転自在
    に連結し、上長側板の下端と下長側板の上端とを回転自
    在に連結した折り畳みコンテナにおいて、上長側板の下
    端部乃至下長側板の上端部の少なくとも一方の背面部に
    背方に開口する嵌め込み凹部を設けるとともに少なくと
    も他方に上長側板と下長側板とを起立させて平板状に連
    続させた状態で嵌め込み凹部に嵌め込まれて長側板が外
    折れするのを防止するための突片部を設け、突片部の表
    面の外周端部に沿って係止リブを突設し、背方に開口し
    た嵌め込み凹部に突片部を嵌め込んだ状態で突片部の表
    面の外周端部に沿った係止リブが嵌め込まれて係止リブ
    の外側面と近接対向する内側面部と係止リブの内側面と
    近接対向する内側面部とを有する背方に開口する係止溝
    を形成して成ることを特徴とする折り畳みコンテナ。
  2. 【請求項2】 突片部に突出基部の中央部から突出方向
    に向けて一体に中央リブを形成して成ることを特徴とす
    る請求項1記載の折り畳みコンテナ。
  3. 【請求項3】 上長側板の下端の両端と下長側板の上端
    の両端とを回転自在に連結し、上長側板の下端の横方向
    の略中央部乃至下長側板の上端の横方向の略中央部の少
    なくとも一方に表面の外周端部に沿って係止リブを有す
    る突片部を設けると共に、少なくとも他方に係止リブが
    嵌り込む背方に開口した係止溝を有する背方に開口する
    嵌め込み凹部を設け、上長側板の下端の横方向の端部付
    近乃至下長側板の上端の横方向の端部付近の少なくとも
    一方に補助突片部を設けると共に、少なくとも他方に補
    助突片部が嵌り込む背方に開口した補助凹部を形成し、
    突片部の突出長さを補助突片部よりも長く形成して成る
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の折り畳み
    コンテナ。
JP2000250307A 2000-08-21 2000-08-21 折り畳みコンテナ Expired - Lifetime JP4589499B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000250307A JP4589499B2 (ja) 2000-08-21 2000-08-21 折り畳みコンテナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000250307A JP4589499B2 (ja) 2000-08-21 2000-08-21 折り畳みコンテナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002059926A true JP2002059926A (ja) 2002-02-26
JP4589499B2 JP4589499B2 (ja) 2010-12-01

Family

ID=18739906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000250307A Expired - Lifetime JP4589499B2 (ja) 2000-08-21 2000-08-21 折り畳みコンテナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4589499B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7887770B2 (en) * 2006-12-27 2011-02-15 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology Amorphous aluminum silicate and adsorbent each having excellent moisture adsorption/desorption characteristics in medium-humidity range
JP2016179857A (ja) * 2015-03-25 2016-10-13 三甲株式会社 折り畳み容器

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02148931U (ja) * 1989-05-22 1990-12-18
JPH0610126U (ja) * 1991-12-06 1994-02-08 天昇電気工業株式会社 折畳みコンテナ
JPH0728825U (ja) * 1993-11-12 1995-05-30 三甲株式会社 折り畳みコンテナーにおける側板上下板の係合構造
JP2000043919A (ja) * 1999-08-09 2000-02-15 Gifu Plast Ind Co Ltd 蓋付きコンテナ

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2881086B2 (ja) * 1993-02-16 1999-04-12 学 福田 折り畳み運搬用容器
JP3157072B2 (ja) * 1993-09-06 2001-04-16 積水化学工業株式会社 折り畳みコンテナ
JPH07137738A (ja) * 1993-11-11 1995-05-30 Toyo Kanetsu Kk 折り畳み式コンテナ
JPH1135034A (ja) * 1997-05-19 1999-02-09 Gifu Plast Ind Co Ltd 折り畳みコンテナ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02148931U (ja) * 1989-05-22 1990-12-18
JPH0610126U (ja) * 1991-12-06 1994-02-08 天昇電気工業株式会社 折畳みコンテナ
JPH0728825U (ja) * 1993-11-12 1995-05-30 三甲株式会社 折り畳みコンテナーにおける側板上下板の係合構造
JP2000043919A (ja) * 1999-08-09 2000-02-15 Gifu Plast Ind Co Ltd 蓋付きコンテナ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7887770B2 (en) * 2006-12-27 2011-02-15 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology Amorphous aluminum silicate and adsorbent each having excellent moisture adsorption/desorption characteristics in medium-humidity range
JP2016179857A (ja) * 2015-03-25 2016-10-13 三甲株式会社 折り畳み容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP4589499B2 (ja) 2010-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3274857B2 (ja) 折り畳みコンテナ
JP4236162B2 (ja) 紙製箱
JP2002059926A (ja) 折り畳みコンテナ
JP5459714B2 (ja) 折畳コンテナ
JP4287023B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JPH11147526A (ja) 折り畳みコンテナ
JP3113202U (ja) 包装箱における係止板の固定構造
JP3931073B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP4565588B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP4071074B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP3939181B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP4287024B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP3921554B2 (ja) 折り畳みコンテナ
JP4934539B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP4350882B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP3814523B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP4167891B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP3811390B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP2604140Y2 (ja) 折り畳みコンテナーにおける側板上下板の係合構造
JP2003335335A (ja) 折り畳みコンテナー
JP5717194B2 (ja) 折畳コンテナの回動側壁係合機構
JP4167962B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP4250567B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP4124929B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP3044191B2 (ja) 折り畳みコンテナ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070709

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090716

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090818

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100316

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100506

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100907

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100910

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4589499

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 3

EXPY Cancellation because of completion of term