JP4787423B2 - パレット容器 - Google Patents

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JP4787423B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、種々の物品を収納してフォークリフトにより持ち上げて移動して保管したり、搬送したりするためのパレット容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から種々の物品を収納してフォークリフトにより持ち上げて移動して保管したり、搬送したりするためのパレット容器が特開平7−89546号公報により提案されている。
【0003】
特開平7−89546号公報に示された従来例は、フォーク差し込み部を有する矩形状の底板の上面の4辺に沿ってそれぞれ軸受け部を有する突台を着脱自在に取付け、4辺に取付けた突台の軸支持部にそれぞれ該当する突台と平行な側板の下部に設けた軸を回動自在且つ上下移動自在に取付け、前後に対向する一対の側板を倒すと共に前後の側板同士を互いに重ね合わせ、その後、左右のいずれか一方の側板を倒して重ね、更に左右の他方の側板を倒して重ねるというようにして4重に重ねて折り畳むようになっており、起立に当たっては、4枚の側板を一枚ずつ順番に起立させて箱形状に組み立て、箱形状に組み立てた状態で側板同士をロック部材で着脱自在にロックするようになっている。
【0004】
上記の従来例においては軸を軸支する部分とロック部材によりロックする部分とが離れているので、起立状態で側板の軸付近に外力が作用した場合に軸部分でのみ外力を負担することとなって軸が破損しやすいという問題がある。
【0005】
また、上記の従来例においては上下に移動自在な側板同士を起立状態でロック部材によりロックするものであるため、底板に取付けた突台に対して起立状態の側板が振動や外力により浮くおそれがある。そこで側板にロック部材を設け、軸支持部を有する突台にロック部材が着脱自在に差し込まれるロック溝を設けて突台に対して側板が起立状態で浮かないようにすることが考えられるが、軸支持部を有する突台に更にロック溝を設けるとロック溝の分だけ突台の高さが高くなってしまう。ところでパレット容器は突台の上下高さの範囲に折り畳んだ側板を位置させるようにしているので、突台の上下高さが高くなると、必然的に折り畳んだ状態におけるパレット容器の嵩が高くなってしまうという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、起立状態で側板の軸付近に外力が作用しても軸が破損し難く、また、側板と突台とをロック部材で確実に連結でき、また、軸支持部を設けた突台にロック部材が着脱自在に差し込まれるロック溝を設けたと言えども突台の上下高さが高くならず折り畳んだ状態におけるパレット容器の嵩を低くすることが可能なパレット容器を提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係るパレット容器は、フォーク差し込み部1を有する底板2と、底板2に対して折り畳み自在に取付けた側板4とで構成され、側板4を起立させた状態で上方が開口した箱形状に組立てるとともに側板4を倒して折り畳むようにしたパレット容器において、底板2の上面の対向する一対の辺に沿って突台3を立設し、この突台3に突台3を設けた側の一対の第1の側板4aの下端部を起倒自在に支持するための第1の軸支持部5aと、突台3を設けない側の他の一対の第2の側板4bの下端部を起倒自在に支持するための第2の軸支持部5bとを設け、一対の第1の側板4a乃至一対の第2の側板4bのいずれか一方の一対の側板4を倒した上にいずれか他方の一対の側板4を倒した状態で折り畳み、且つ倒した状態で上に位置する他方の一対の側板4を起立した後に下に位置する一方の一対の側板4を起立させて箱形状に組み立てるように構成し、突台3に縦長溝28を設けて第2の軸支持部5bを構成し、第2の軸支持部5bの上端部に外から第2の軸支持部5b内に軸8bを挿入可能とした横向きとなった軸挿入溝29の端部を連通し、縦長溝28の横側方に隣接し且つ横向きの軸挿入溝29の下方に隣接してロック溝30aを形成し、第2の側板4bの両側端面部の下端部に設けた軸8bを第2の軸支持部5bに回動自在に軸支持し、第2の側板4bの両端部の軸8bの近傍に設けたロック部材34を第2の側板4bの起立状態でロック溝に嵌め込み自在として成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、側板4の起立状態で軸8付近に外力が作用しても、ロック部材34でも外力を負担できて軸8が損傷しないようにでき、また、起立状態で側板4が突台3に対して浮くのが防止でき、しかも、軸支持部5を有する突台3にロック溝30aを設けるものでありながら、縦長溝28と軸挿入溝29とよりなる略逆L状の溝に囲まれた部分のデッドスペースを有効利用してロック溝30aを配設することができて、突台3の上下高さが高くならないようにできるものである。
また、底板2の上面の対向する一対の辺に沿って突台3を立設し、この突台3に突台3を設けた側の一対の第1の側板4aの下端部を起倒自在に支持するための第1の軸支持部5aと、突台3を設けない側の他の一対の第2の側板4bの下端部を起倒自在に支持するための第2の軸支持部5bとを設け、一対の第1の側板4a乃至一対の第2の側板4bのいずれか一方の一対の側板4を倒した上にいずれか他方の一対の側板4を倒した状態で折り畳み、且つ倒した状態で上に位置する他方の一対の側板4を起立した後に下に位置する一方の一対の側板4を起立させて箱形状に組み立てるように構成し、突台3に設けた第2の軸支持部5bに隣接してロック溝30aを形成し、第2の側板4bの両側端面部の下端部に設けた軸8bを第2の軸支持部5bに回動自在に軸支持し、第2の側板4bの両端部の軸8bの近傍に設けたロック部材34を第2の側板4bの起立状態でロック溝30aに嵌め込み自在とするので、突台3としては2個設けるのみでよくて構成を簡略化し且つ部材点数を削減することができるものであり、また、ロック部材34を第2の側板4bの起立状態でロック溝30aに嵌め込むことで起立状態において第2の側板4bが浮き上がるのが防止できるものである。
【0009】
また、突台3の横向きとなった軸挿入溝29の上方に隣接して縦長溝28に軸支持される側板4の側端部の下端に設けた嵌め込み突部37が起立状態で嵌め込まれる嵌め込み凹部31aを形成することが好ましい。このように構成することで、側板4を起立した状態で嵌め込み突部37を嵌め込み凹部31aに嵌め込んで起立状態における側板4の下端部の突台3への支持が確実に行われるものである。
【0011】
また、第2の側板4bの中央部の下端部にロック部材34を上下移動自在に設け、該ロック部材34を第2の側板4bの起立状態で底板2に設けたロック溝30cに嵌め込み自在とすることが好ましい。このような構成とすることで、起立状態において第2の側板4は両端部において突台3に軸8bとロック部材34とで支持され且つ中央部の下端部においては別のロック部材34により底板2に支持されることになって、第2の側板4bの起立状態における支持が確実となるものである。また、第2の側板4bは底板2上に起立した状態でロック部材34をスライドすることでロック溝30cにロックすることができ、第2の側板4bと底板2とを接続するに当たって単なる凹凸嵌合のように第2の側板4bを上から落とし込むような操作をする必要がないものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0013】
フォーク差し込み部1を有する平面視矩形状をした底板2の4辺に沿ってそれぞれ側板4(側板4としては対向する一対の第1の側板4aと、別の対向する一対の第2の側板4bとがある)を起倒自在に設けてパレット容器が構成してある。本発明のパレット容器においては、一対の対向する側板4を先に底板2上に倒して重ね、その上に他の一対の対向する側板4を倒して重ねることで折り畳むのであるが、折り畳んだ状態で先に倒して底板2上に重ねた一対の側板4同士は互いに重なり合うことがなく、また、この先に倒した一対の側板4の上に倒して重ねる後で倒す一対の側板4同士も互いに重なりあうことがないように構成してあって、4枚の側板4の重なりが2重の重なりとなるようにして折り畳み状態における全体の嵩を低くしてある。
【0014】
図1に示すように、フォーク差し込み部1は底板2の側面部に開口していてフォークリフト用のフォークを差し込むことができるようになっており、底板2はそれ自体として普通のパレットとして使用できるものである。このフォーク差し込み部1を有する底板2の四隅部分に上下に貫通するボルト挿入孔14が設けてあり、ボルト挿入孔14の上下両端部はそれぞれ大径孔部14aとなっている。また、底板2の上面部の少なくとも対向する一対の側辺の略中央部には孔15が形成してある(添付図面に示す実施形態ではすべての側辺である2対の側辺の略中央部に孔15を形成した例が示してある)。底板2の底面部の外周部は上方に凹んだ段部16となっており、段部16部分に上記ボルト挿入孔14の下の大径孔部14aが開口している。
【0015】
突台3は図1に示すようなもので添付図面に示す実施形態においては底板2の一辺と同じ長さをしている。突台3の両端部には上下に貫通するボルト挿入孔17が形成してあり、突台3の上面部の両端部に上方に突出した上突部18部分にボルト挿入孔17が開口していてこのボルト挿入孔17の上開口はボルト22の頭部やナットがはまり込む大孔となっている。また、突台3の下面部の両端部に下方に突出した下突部20部分にボルト挿入孔17が開口している。突台3の下面部には更にはめ込み突部21が下方に突設してある。
【0016】
突台3は底板2の上面の対向する一対の辺に沿って着脱自在に取付けて立設するものであり、突台3を底板2の上面の対向する一対の辺に沿って載置し、該辺の略中央部に形成した孔19に嵌め込み突部21を嵌め込むと共にボルト挿入孔14の上の大径孔部14aに下突部20を嵌め込んで突台3を底板2に対して位置決め保持し、この状態でボルト挿入孔17からボルト挿入孔14にボルト22を挿入してナット23を螺合することで着脱自在に取付けるものである。ここで、ボルト22の頭部が大孔内に位置し且つナット23が下の大径孔部14a内に位置することになる。
【0017】
上記のようにして底板2の上面の4辺のうち対向する一対の辺に沿って立設して取付けられる突台3には軸支持部5が設けてある。添付図面に示す実施形態においては突台3に設ける軸支持部5としては後述する第1の軸支持部5aと第2の軸支持部5bとがある。すなわち、突台3の両端部には対向する突台3と向かい合う面から対向する突台3側に向けて端突部24が一体に突設してあり、この突台3の両端部の端突部24部分に第2の軸支持部5bが設けてあり、突台3の両端部の第2の軸支持部5b間の部分に複数の第1の軸支持部5aが設けてある。
【0018】
第1の軸支持部5aは突台3を設けた側の辺と平行な第1の側板4aの下端部の軸8aを回動自在且つ上下移動自在に嵌め込み支持するためのものであり、また、第2の軸支持部5bは突台3を設けない側の辺と平行な第2の側板4bの下端部の軸8bを回動自在且つ上下移動自在に嵌め込むためのものである。
【0019】
第1の側板4aの下端部には複数の脚10と倒れ防止用脚25を垂設してある。脚10の側面から側方に断面非円形(添付図面の実施形態では断面十字形)の軸8aを突設してある。そして、図9(b)に示すように、第1の側板4aを横に水平に倒した状態と縦に垂直に起立した状態でいずれも軸8aの断面の垂直方向の巾が該軸8aの最大巾M1となるように構成してあり、図9(a)に示すように、第1の側板4aを斜めに傾斜させた状態で軸8aの断面の垂直方向の巾が該軸8aの最小巾M2となるように設定してある。また、倒れ防止用脚25の下端部には嵌め込み突出部26を垂設してある。
【0020】
突台3には図1に示すように、複数の脚挿入凹溝部11と複数の倒れ防止用脚挿入凹溝部27が形成してある。脚挿入凹溝部11は上方及び対向する突台3側に向けて開口している。脚挿入凹溝部11の内側面に第1の軸支持部5aを構成する縦長の軸挿入縦溝12が形成してある。また、突台3には軸挿入縦溝12の上部に連通する軸差し込み用開口部13を形成してあり、この軸差し込み用開口部13は対向する突台3に向き合う面に開口している。ここで、軸差し込み用開口部13の開口巾N1は上記軸8aの断面の最大巾M1よりも小さく且つ最小巾M2と同じ又は大きく設定してある。また、軸挿入縦溝12の溝巾は図9(b)に示すように、上記軸8aの断面の最大巾M1よりも大きいものである。
【0021】
第1の側板4aの軸8aを軸挿入縦溝12に差し込むには、図9(a)に示すように、底板2に対して第1の側板4aを傾斜させて軸8aの断面の最小巾M2を垂直方向とした状態で軸8aを軸差し込み用開口部13から差し込んで軸挿入縦溝部12内に入れるものである。したがって、第1の側板4aを底板2に対して斜めに傾斜させ且つ軸8aが上下に長い軸挿入縦溝12の軸差し込み用開口部13に対向して位置するという条件を満たし、更にこの状態で軸8aを軸差し込み用開口部13から取り出す外力が作用しない限り、軸8aが軸挿入縦溝12から不用意に外れないものであり、第1の側板4aを倒したり、起立したりという通常の使用状態では軸8aが外れないようにできるものである。
【0022】
上記のように第1の側板4aの軸8aを第1の軸支持部5aを構成する軸挿入縦溝12に入れて軸支持させた状態で第1の側板4aの脚10が脚挿入凹溝部11内に位置することになる。
【0023】
倒れ防止用脚挿入凹溝部27は上方及び対向する突台3側に向けて開口している。この倒れ防止用脚挿入凹溝部27の底部には嵌め込み溝部41が形成してあり、第1の側板4aを起立させた状態で上から下にスライドすることで倒れ防止用脚挿入凹溝部27内に配置された倒れ防止用脚25の下端部の嵌め込み突出部26を嵌め込み溝部41内に嵌め込む。この嵌め込み突出部26を嵌め込み溝部41内に嵌め込んだ状態で第1の側板4aの下面が突台3の上面に載置されるものであり、したがって、第1の側板4aを起立して突台3の上面に載置した状態で第1の側板4aが倒れないように保持されるものである。第1の側板4aの下面には係合突起40が垂設してあり、また、突台3の上面には係合孔9が設けてあり、上記のように起立させた状態で第1の側板4aを上からスライドさせて突台3の上面に載置した状態で係合突起40が係合孔9に係合し、この係合によっても更に第1の側板4aの起立状態を保持して第1の側板4aの倒れを防止するようになっている。
【0024】
突台3の両端部の端突部24の上部には端突部24の対向面(すなわち内面)及び上方に開口する嵌め込み凹部31aが形成してある。端突部24の上記嵌め込み凹部31aより下方位置には上下に長い縦長溝28が設けてあり、縦長溝28は端突部24の突出先端面(対向する突台3に向かう面)に開口しており、この上下に長い縦長溝28が第2の軸支持部5bを構成してある。縦長溝28の上端部には横向きに軸挿入溝29が連通形成してあり、この軸挿入溝29は一端部が縦長溝28に連通すると共に他端部が端突部24の外側面部に開口し、更に軸挿入溝29は端突部24の突出先端面に開口している。このように縦長溝28と軸挿入溝29とを連通して断面略逆L字状溝に形成してある。端突部24には縦長溝28の横側方位置で且つ軸挿入溝2の下方位置に端突部24の突出先端面に開口するロック溝30aが形成してある(つまり縦長溝28と軸挿入溝29とよりなる略逆L状の溝に囲まれた部分のデッドスペースを有効利用してロック溝30aを配設してある)。
【0025】
底板2の上面の4辺のうち一対の辺にはそれぞれ上記のように突台3を設けるが他の一対の辺には突台3を設けないものであり、この突台3を設けない他の一対の辺に沿って配置する一対の第2の側板4bは図1に示すようなものであり、端面の下部に外側方に向けて軸8bが突設してある。そして、第2の側板4bは軸8bを突台3の端突部24に設けた軸挿入溝29から縦長溝28内に挿入することで、縦長溝28よりなる第2の軸支持部5bで軸8bを回動自在且つ上下方向にスライド自在に支持して第2の側板4bを底板2の突台3を設けない辺に沿って回動自在に取付けるものである。
【0026】
第2の側板4bの上下方向の長さは第1の側板4aの上下方向の長さに突台3の上下方向の長さを加えた長さとなっている。また、第2の側板4aの上下方向の長さは底板2の突台3を設けた側の辺の長さの1/2以下となっている。また、第1の側板4aの上下方向の長さと突台3との上下方向の長さとの合計長さは底板2の突台3を設けない側の辺の長さの1/2以下となっている。また、本実施形態においては、第2の側板4bを倒して底板2の上面に重ね、その後第1の側板4aを倒して先に倒した第2の底板4bの上に重ねることで折り畳むようになっている。そして、突台3の上下方向の長さは第2の側板4bの厚みと第1の側板4aの厚みとを加えた長さと同じ又はほぼ同じとなっており、折り畳み状態では上に重ねた第1の側板4aの上となる面と突台3の上面とが面一又はほぼ面一となるように設定してある。箱形状に組み立てるに当たっては、一対の第1の側板4aを起立させて第1の側板4aの下面を突台3の上面に載設し、その後、一対の第2の側板4bを起立させて第2の側板4bの下面を底板2の上面に載設することで図2乃至図4に示すような箱形状とするものである。
【0027】
ここで、第1の側板4aの両端部の内面側には起立状態で後から起立する後述の第2の側板4bの外面の端部が当接して後から起立する第2の側板4bが外側に倒れるのを防止するための突出部6を突設してある。突出部6は上下方向に複数個設けてあり、上下の突出部6間及び下の突出部6と突台3との間には隙間35が設けてある。この第1の側板4aの両端部に設けた突出部6の対向面(内面)及び上方向に開口する嵌め込み凹部31が設けてあり、また、いずれか又は全部の突出部6には突出先端面に開口するロック溝30bが形成してある。いずれか又は全部の隙間35の上部にはストッパ部36が設けてあり、このストッパ部36は突出部6の内面側にずれた位置に片寄らせて設けてある。
【0028】
一方、第2の側板4bの側端面には図1、図13、図14等に示すように、倒した際に下となる面側に片寄らせて嵌め込み突部37が上下方向に隙間38を介して複数個(実施形態では3個)突設してある。また、任意の隙間38の下部部分には倒した際に上となる面側に片寄らせて当たり部39が設けてある。更に、第2の側板4bの両端部の上下及び下端部の中央にはロック部材収納溝33が形成してある。第2の側板4bの両端部の上下に設けたロック部材収納溝33は側面及び外面に開口しており、下端部中央に設けたロック部材収納溝33は下面及び外面に開口している。
【0029】
図10に示すように、ロック部材収納溝33内の側面(又は下面)の開口側の部分に仕切り壁33aが形成してあってロック部材収納溝33内の側面(又は下面)の開口側の部分を第1孔部33bと第2孔部33cとに仕切ってある。ロック部材収納溝33内には更に係止段部33dと係止凹み33eとが設けてある。ロック部材収納溝33内には図11に示すようなロック部材34が図10に示すようにスライド自在に収納される。
【0030】
ロック部材34は操作部34aと操作部34aから突出したロック片34bと弾性係止片34cとから構成してあり、操作部34aをロック部材収納溝33の外面開口部分にスライド自在に配置し、ロック片34bを第1孔部33bにスライド自在で且つ側面(又は下面)の開口から突出自在にはめ込んであり、弾性係止片34cを第2孔部33cにスライド自在に嵌め込んである。弾性係止片34cには先端に係止突起34dを設けると共に中央部に山形形状をした係止突出部34eが設けてあり、この弾性係止片34cは外力を加えない状態では図11に示すようにロック片34bに対して傾斜しており、ロック部材収納溝33にロック部材34をはめ込んだ状態で弾性係止片34cがロック部材収納溝33の内壁面に弾接して弾性変形している。操作部34aを操作してロック片34bを側面(又は下面)の開口から突出して操作部34aがロック部材収納溝33の外面開口部の縁に当たってそれ以上外方向に突出しないようにした状態では山形形状をした係止突出部34eが係止段部33dに弾性係止してロック片34bの突出状態を維持している。一方、操作部34aを逆方向に移動するように操作すると係止突出部34eが係止段部33dから外れてロック片34bが側面(又は下面)の開口内に引き込まれ、完全に引き込まれた状態で係止突起34dが係止段部33dに係止してそれ以上引き込まれないようにすると共に係止突出部34eが係止凹み33eに弾性係止してロック片34bの非突出状態を維持するようになっている。
【0031】
第2の側板4bの外面の下端部(つまり第2の側板4bを倒した状態で上となる面の端部)には図1に示すように凹部7が設けてあり、第2の側板4bを倒して底板2の上に重ね、その後に第1の側板4aを倒して第2の側板4bの上に重ねた状態で、図5に示すように第1の側板4aの両端部の内面側に突出した突出部6が収まる凹部7を形成してあり、これにより突出部6を設けたといえども折り畳んだ状態における上下嵩を低くできるようになっている。
【0032】
凹部7には底部から上方に向けて更に図1に示すように嵌め込み凸部7aが突設してあり、上記のように横向きに倒した第2の側板4b上に第1の側板4aを倒して重ねて突出部6を凹部7に収めた状態で、第1の側板4aの突出部6に設けた嵌め込み凹所6aが上記嵌め込み凸部7aに嵌め込まれるように構成してある。これにより折り畳んだ状態で搬送中など第1の側板4aががたつこうとしても嵌め込み凹所6aが上記嵌め込み凸部7aに嵌め込まれることで第1の側板4aが仮固定状態となって軸8a部分に無理な力が作用せず、軸8aの破損を防止することができるものである。
【0033】
ここで、第1の側板4aを回動して起立させて突台3上に載設した後に、第2の側板4bを回動して起立させた状態で、嵌め込み突部37が突出部6の嵌め込み凹部31及び突台3の端突部24の嵌め込み凹部31aに嵌め込まれて第2の側板4bが外側に倒れるのを突出部6及び端突部24により防止すると共に、嵌め込み突部37と嵌め込み凹部31との嵌め込みにより第1の側板4aと第2の側板4bとが係合して第1の側板4aが外側及び内側に倒れるのが防止されるようになっており、しかも、この状態で、前述の第2の側板4bの両端部に設けたロック部材34をスライドさせてロック片34bを突出させることで、図10(b)のようにロック片34bがロック溝30a、30bに嵌め込まれてロックされ、また、第2の側板4bの下部中央に設けたロック部材34をスライドさせてロック片34bを突出させることで底板2の突台3を突設していない方の辺の中央部に設けた孔15(これがロック溝30cとなる)に嵌め込まれて第2の側板4bの中央部が底板2に直接ロックされる。
【0034】
上記のようにして一対の第1の側板4a、一対の第2の側板4bを起立させてロック部材34でロックすることで箱形状に組み立てた状態を保持するのであるが、第1の側板4a、第2の側板4bはそれぞれ軸8a、8bが第1の軸支持部5a、第2の軸支持部5bに対して上下移動自在且つ回動自在となっているにもかかわらず、起立状態で第2の側板4bが突台3に対してロック部材34でロックされることで上下移動が阻止され、また、第2の側板4bと第1の側板4aとがロック部材34でロックされて第1の側板4aが第2の側板4aに対して上下移動が阻止されることになり、この結果、4つの側板4がいずれも起立状態で上方に浮くようなことがないものである。
【0035】
また、第2の側板4bの起立状態で軸8b付近に外力が作用しても、ロック部材34によるロック部分及び嵌め込み突部37と嵌め込み凹部31aとの嵌合部分でも外力を負担できて軸8bが損傷しないようにできるものである。
【0036】
そして、上記のように起立状態において第2の側板4bが浮き上がらないようにし且つ第2の側板4bの起立状態で軸8b付近に外力が作用しても軸8bが損傷しないようにするためにロック部材34が嵌め込み自在となったロック溝30aを第2の軸支持部5bを有する突台3に設けるといえども縦長溝28と軸挿入溝29とよりなる略逆L状の溝に囲まれた部分のデッドスペースを有効利用してロック溝30aを配設してあるので、デッドスペースを有効利用できるとともに突台3の上下高さが高くならず、したがって、折り畳み状態におけるパレット容器の嵩が高くならないようにできるものである。
【0037】
また、図8、図12乃至図14に示すように、ロック溝30aを縦長溝28と軸挿入溝29とよりなる略逆L状の溝に囲まれた部分に配置し、略逆L状の溝の上方に隣接して嵌め込み凹部31aを形成することで、ロック溝30a、縦長溝28、軸挿入溝29、嵌め込み凹部31aを合理的にコンパクトに配置できるものである。
【0038】
ところで、端突部24に設けた嵌め込み凹部31a、縦長溝28、軸挿入溝29と、第1の側板4aに設けた嵌め込み凹部31を有する突出部6、隙間35、ストッパ部36と、第2の側板4bに設けた嵌め込み突部37、隙間38、当たり部39、軸8bとの位置関係は次のような位置関係となっている。
【0039】
すなわち、第1の側板4aを起立させて突台3の上面に載置すると共に第2の側板4bを起立させて底板2の上面に載置した箱形状に組み立てた状態で、図12に示すように、軸8bが縦長溝28の下端部に位置し、複数の嵌め込み突部37がそれぞれ複数の嵌め込み凹部31、31aに嵌め込まれる位置となり、隙間35と隙間38とが対向する位置となり、ストッパ部36と当たり部39とが上下に離れた位置となっている。この状態をより判りやすく図示したものが図14であり、各部の同士の上下方向の位置関係が判るように第2の側板4bを図面上第1の側板4aから側方に離したものとして図示している。
【0040】
この箱形状に組み立てた状態でロック部材34をスライドさせてロック片34bを突出させることで、ロック部材34のロック片34bがロック溝30a、30b、ロック溝30cとなる孔15に嵌め込まれて箱形状を保持するのである。上記箱形状に組み立てた状態でロック部材34によるロックを解除すると、第2の側板4bは第1の側板4aに対して一定長さ上方にスライド移動することができるようになっており、軸8bが軸挿入溝29と対向する位置まで第2の側板4bを上方に持ち上げた場合にちょうど複数の嵌め込み突部37がそれぞれ複数の嵌め込み凹部31、31aから上方に抜けて隙間35内に位置すると共に隙間38が嵌め込み突部37を有する突出部6部分に位置するようになっている。したがって、この状態で第2の側板4bを外側方に引き出すと、図13に示すように、軸8bが軸挿入溝29から外方に引き出され、複数の嵌め込み突部37が隙間35から外側方に引き出されることになり、これにより箱形状に組立てた状態で第2の側板4bを単独で取り外し、箱形状の一側面を開口することができ、この側面の開口を利用して箱形状の内部に収納物を入れたり、箱形状の内部から収納物を出したりすることが可能となる。
【0041】
荷物の出し入れが終わると、取り外した第2の側板4bは上記と逆の順序で取付けることができるものである。ここで、第2の側板4bを取付ける際、図13の矢印方向に第2の側板4bを移動させて軸8bを軸挿入溝29から縦長溝28の上端部内に入れるのであるが、この場合、当たり部39がストッパ部36に当たって第2の側板4bの上部が所定差し込み位置まで差し込まれた状態でそれ以上差し込まれて第2の側板4bが傾くことがなく、このように垂直姿勢となるように差し込まれた状態で第2の側板4bを下方にスライドさせることで、図12の状態とすることができるものである。
【0042】
なお、図17に示すように、軸挿入溝29を縦長溝28側程下となるように傾斜させると、第2の側板4bの軸8bを軸挿入溝29から縦長溝28に入れるに当たって傾斜した軸挿入溝29によりスムーズに案内して縦長溝28に入れることができるものである。
【0043】
しかして、本発明のパレット容器は上記のように第1の側板4a、第2の側板4bを起立させて図2乃至図4に示すように箱形状に組み立てた状態で、箱形状の内部に収納物を収納し、フォーク差し込み部1にフォークリフトのフォークを差し込んでパレット容器を持ち上げて移動し、収納場所やトラックなどの運搬手段に載置したり、あるいは収納場所や運搬手段から取り出して別なところに移動したりするものである。
【0044】
パレット容器を箱形状に組み立てた状態では一対の第1の側板4aと一対の第2の側板4bとの上面に底板2の底面部の外周部の段部16が載置されて横ずれなく段積みできるようになっている(図16参照)。
【0045】
一方、パレット容器を使用しない場合には、ロック部材34によるロックを解除し、一対の第2の側板4bを倒してそれぞれ底板2の上面に重ね、次に、一対の第1の側板4aを少し上に持ち上げて係合突起40を係合孔9から外すと共に倒れ防止用脚25の下端部の嵌め込み突出部26を嵌め込み溝部41から外し、この状態で第1の側板4aを回動しながら軸8aを下方にスライドさせることで一対の第1の側板4aを一対の第2の側板4bの上に重ねることができるものである(図5乃至図7参照)。この場合、第1の側板4aの突出部6が第2の側板4bの凹部7内に収納されて第1の側板4aを一対の第2の側板4bの上に重ねることができるので、突出部6を設けたといえども折り畳んだ状態における上下嵩を低くできるものである。
【0046】
折り畳み状態のパレット容器は図15に示すように突台3の上端部に上段のパレット容器の底板2の底面部の外周部の段部16がはまり込んでずれないように段積みすることができる。
【0047】
また、底板2を単独でパレットとして使用したい場合にはボルト22を外して突台3を取り外すことにより底板2を単独のパレットとして使用できるものである。
【0048】
なお、上記した実施形態においては、底板2の上面の4辺のうち対向する一対の辺にそれぞれ突台3を取付けるとともに他の対向する一対の辺には突台3を取付けず、突台3の突台3を設けた辺に沿った第1の側板4aの軸8aを軸支持する第1の軸支持部5aを設けると共に、突台3に突台3を設けない辺に沿った第2の側板4bの軸8bを軸支持するための第2の軸支持部5bを設け、突台3の第2の軸支持部5bの横側方に隣接してロック溝30aを設けた構成となっているが、底板の上面の4辺に突台を取付け、各突台にそれぞれ側板の軸を回動自在に軸支持する軸支持部を設け、軸支持部の横側方に隣接してロック溝を設け、側板に設けたロック部材を側板の起立状態でロック溝に嵌め込み自在としてもよいものであり、この場合、ロック溝は4つの各突台にそれぞれ設けてもよく、あるいは隣接する突台のうち一方に設け、隣接する側板同士を更にロック部材でロック自在としてもよいものである。
【0049】
また、突台3は底板2の上面の辺と同じ長さである必要はなく、底板2の上面の辺に沿って複数の突台3を間隔をあけて取付けてもよいものである。
【0050】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1記載の発明にあっては、フォーク差し込み部を有する底板と、底板に対して折り畳み自在に取付けた側板とで構成され、側板を起立させた状態で上方が開口した箱形状に組立てるとともに側板を倒して折り畳むようにしたパレット容器において、底板上面に側板の軸を軸支持するための軸支持部を有する突台を突設し、突台に縦長溝を設けて軸支持部を構成し、軸支持部の上端部に外から軸支持部内に軸を挿入可能とした横向きとなった軸挿入溝の端部を連通し、縦長溝の横側方に隣接し且つ横向きの軸挿入溝の下方に隣接してロック溝を形成し、側板に設けたロック部材を当該側板の起立状態においてロック溝に嵌め込み自在としてあるので、側板の起立状態で軸付近に外力が作用しても、軸にのみ外力が集中することがなくてロック部材でも外力を負担できて軸の損傷を防止できるものであり、また、側板と突台とをロックすることで起立状態で側板が突台に対して浮くのが防止でき、しかも、軸支持部を有する突台にロック溝を設けるものでありながら、縦長溝の横側方に隣接し且つ横向きの軸挿入溝の下方に隣接してロック溝を形成してあるので、縦長溝と軸挿入溝とよりなる略逆L状の溝に囲まれた部分のデッドスペースを有効利用してロック溝を配設することができて簡単で合理的な構成で突台の上下高さが高くならないようにでき、この結果、折り畳み状態におけるパレット容器の嵩を低くできて、保管や運搬において広いスペースを取らないようにできるものである。
また、底板の上面の対向する一対の辺に沿って突台を立設し、この突台に突台を設けた側の一対の第1の側板の下端部を起倒自在に支持するための第1の軸支持部と、突台を設けない側の他の一対の第2の側板の下端部を起倒自在に支持するための第2の軸支持部とを設け、一対の第1の側板乃至一対の第2の側板のいずれか一方の一対の側板を倒した上にいずれか他方の一対の側板を倒した状態で折り畳み、且つ倒した状態で上に位置する他方の一対の側板を起立した後に下に位置する一方の一対の側板を起立させて箱形状に組み立てるように構成し、突台に設けた第2の軸支持部に隣接してロック溝を形成し、第2の側板の両側端面部の下端部に設けた軸を第2の軸支持部に回動自在に軸支持し、第2の側板の両端部の軸の近傍に設けたロック部材を第2の側板の起立状態でロック溝に嵌め込み自在とするので、突台としては2個設けるのみでよくて構成を簡略化し且つ部材点数を削減することができてコストダウンを図れると共に組み立ても容易に行えるものであり、また、ロック部材を第2の側板の起立状態でロック溝に嵌め込むことで起立状態において第2の側板が浮き上がるのが防止できるものである。
【0052】
また、請求項2記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、突台の横向きとなった軸挿入溝の上方に隣接して縦長溝に軸支持される側板の側端部の下端に設けた嵌め込み突部が起立状態で嵌め込まれる嵌め込み凹部を形成するので、側板を起立した状態で嵌め込み突部を嵌め込み凹部に嵌め込んで起立状態における側板の下端部の突台への支持が確実に行われ、また、起立状態で軸付近に外力が作用してもよりいっそう起立状態において軸への負担が軽減するものであり、しかも、ロック溝を縦長溝と軸挿入溝とよりなる略逆L状の溝に囲まれた部分に配置し、略逆L状の溝の上方に隣接して嵌め込み凹部を形成することで、ロック溝、縦長溝、軸挿入溝、嵌め込み凹部を合理的にコンパクトに配置できるものである。
【0054】
また、請求項3記載の発明にあっては、上記請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、第2の側板の中央部の下端部にロック部材を上下移動自在に設け、該ロック部材を第2の側板の起立状態で底板に設けたロック溝に嵌め込み自在としてあるので、起立状態において第2の側板は両端部において突台に軸とロック部材とで支持され且つ中央部の下端部においては別のロック部材により底板に支持されることになって、第2の側板の起立状態における支持が確実となるものである。また、第2の側板は底板上に起立した状態でロック部材をスライドすることでロック溝にロックすることができ、第2の底板と底板とを接続するに当たって単なる凹凸嵌合のように第2の側板を上から落とし込むような操作をする必要がないものであって操作性が向上するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパレット容器の分解斜視図である。
【図2】同上のパレット容器を箱形状に組み立てた状態の正面図である。
【図3】同上のパレット容器を箱形状に組み立てた状態の側面図である。
【図4】同上のパレット容器を箱形状に組み立てた状態の平面図である。
【図5】同上のパレット容器を折り畳んだ状態の正面図である。
【図6】同上のパレット容器を折り畳んだ状態の側面図である。
【図7】同上のパレット容器を折り畳んだ状態の平面図である。
【図8】同上の第1の側板を起立して第2の側板を起立している途中の状態の斜視図である。
【図9】(a)は同上の第2の側板の軸を第2の軸支持部を構成する縦長溝の上端部の軸挿入溝に挿入する状態を示す説明図であり、(b)は同上の縦長溝内に軸を挿入して第2の側板を起立及び倒した状態の説明図である。
【図10】(a)は同上のロック部材でロックする前の状態の断面図であり、(b)はロック部材でロックした状態の断面図である。
【図11】同上に使用するロック部材の断面図である。
【図12】同上の第1の側板及び第2の側板を起立させて箱形状に組み立てた状態における端突部に設けた嵌め込み凹部、縦長溝、軸挿入溝と、第1の側板に設けた嵌め込み凹部を有する突出部、隙間、ストッパ部と、第2の側板に設けた嵌め込み突部、隙間、当たり部、軸との位置関係を示す組立状態における説明図である。
【図13】同上の第2の側板の取付け、取り外しを示す説明図である。
【図14】同上の第1の側板及び第2の側板を起立させて箱形状に組み立てた状態における端突部に設けた嵌め込み凹部、縦長溝、軸挿入溝と、第1の側板に設けた嵌め込み凹部を有する突出部、隙間、ストッパ部と、第2の側板に設けた嵌め込み突部、隙間、当たり部、軸との位置関係を示す第2の側板を取り外した状態における説明図である。
【図15】同上のパレット容器を折り畳んで上下に複数段積みした状態の正面図である。
【図16】同上のパレット容器を箱形状に組立てた状態において上下に複数段積みした状態の正面図である。
【図17】同上の第2の側板の取付け、取り外しを示す他例の説明図である。
【符号の説明】
1 フォーク差し込み部
2 底板
3 突台
4 側板
4a 第1の側板
4b 第2の側板
5 軸支持部
5a 軸支持部
5b 軸支持部
8a 軸
8b 軸
28 縦長溝
29 軸挿入溝
30a ロック溝
30c ロック溝
34 ロック部材

Claims (3)

  1. フォーク差し込み部を有する底板と、底板に対して折り畳み自在に取付けた側板とで構成され、側板を起立させた状態で上方が開口した箱形状に組立てるとともに側板を倒して折り畳むようにしたパレット容器において、底板の上面の対向する一対の辺に沿って突台を立設し、この突台に突台を設けた側の一対の第1の側板の下端部を起倒自在に支持するための第1の軸支持部と、突台を設けない側の他の一対の第2の側板の下端部を起倒自在に支持するための第2の軸支持部とを設け、一対の第1の側板乃至一対の第2の側板のいずれか一方の一対の側板を倒した上にいずれか他方の一対の側板を倒した状態で折り畳み、且つ倒した状態で上に位置する他方の一対の側板を起立した後に下に位置する一方の一対の側板を起立させて箱形状に組み立てるように構成し、突台に縦長溝を設けて第2の軸支持部を構成し、第2の軸支持部の上端部に外から第2の軸支持部内に軸を挿入可能とした横向きとなった軸挿入溝の端部を連通し、縦長溝の横側方に隣接し且つ横向きの軸挿入溝の下方に隣接してロック溝を形成し、第2の側板の両側端面部の下端部に設けた軸を第2の軸支持部に回動自在に軸支持し、第2の側板の両端部の軸の近傍に設けたロック部材を第2の側板の起立状態でロック溝に嵌め込み自在として成ることを特徴とするパレット容器。
  2. 突台の横向きとなった軸挿入溝の上方に隣接して縦長溝に軸支持される側板の側端部の下端に設けた嵌め込み突部が起立状態で嵌め込まれる嵌め込み凹部を形成して成ることを特徴とする請求項1記載のパレット容器。
  3. 第2の側板の中央部の下端部にロック部材を上下移動自在に設け、該ロック部材を第2の側板の起立状態で底板に設けたロック溝に嵌め込み自在として成ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のパレット容器。
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