JP2002362555A - パレット容器 - Google Patents

パレット容器

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JP2002362555A
JP2002362555A JP2001164522A JP2001164522A JP2002362555A JP 2002362555 A JP2002362555 A JP 2002362555A JP 2001164522 A JP2001164522 A JP 2001164522A JP 2001164522 A JP2001164522 A JP 2001164522A JP 2002362555 A JP2002362555 A JP 2002362555A
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Kenji Suzuki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 側板と突台とをロック部材で確実に連結でき
る。軸支持部を設けた突台にロック部材が着脱自在に差
し込まれるロック溝を設けたと言えども突台の上下高さ
を低くできて折り畳んだ状態におけるパレット容器の嵩
を低くできる。 【解決手段】 フォーク差し込み部1を有する底板2
と、底板2に対して折り畳み自在に取付けた側板4とで
構成され、側板4を起立させた状態で上方が開口した箱
形状に組立てるとともに底板2を倒して折り畳むように
したパレット容器である。底板2上面に側板4の軸を軸
支持するための軸支持部5を有する突台3を突設する。
突台3に上記軸支持部5の横側方に隣接してロック溝3
0aを形成する。側板4に設けたロック部材34を当該
側板4の起立状態においてロック溝30aに嵌め込み自
在とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、種々の物品を収納
してフォークリフトにより持ち上げて移動して保管した
り、搬送したりするためのパレット容器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から種々の物品を収納してフォーク
リフトにより持ち上げて移動して保管したり、搬送した
りするためのパレット容器が特開平7−89546号公
報により提案されている。
【0003】特開平7−89546号公報に示された従
来例は、フォーク差し込み部を有する矩形状の底板の上
面の4辺に沿ってそれぞれ軸受け部を有する突台を着脱
自在に取付け、4辺に取付けた突台の軸支持部にそれぞ
れ該当する突台と平行な側板の下部に設けた軸を回動自
在且つ上下移動自在に取付け、前後に対向する一対の側
板を倒すと共に前後の側板同士を互いに重ね合わせ、そ
の後、左右のいずれか一方の側板を倒して重ね、更に左
右の他方の側板を倒して重ねるというようにして4重に
重ねて折り畳むようになっており、起立に当たっては、
4枚の側板を一枚ずつ順番に起立させて箱形状に組み立
て、箱形状に組み立てた状態で側板同士をロック部材で
着脱自在にロックするようになっている。
【0004】上記の従来例においては軸を軸支する部分
とロック部材によりロックする部分とが離れているの
で、起立状態で側板の軸付近に外力が作用した場合に軸
部分でのみ外力を負担することとなって軸が破損しやす
いという問題がある。
【0005】また、上記の従来例においては上下に移動
自在な側板同士を起立状態でロック部材によりロックす
るものであるため、底板に取付けた突台に対して起立状
態の側板が振動や外力により浮くおそれがある。そこで
側板にロック部材を設け、軸支持部を有する突台にロッ
ク部材が着脱自在に差し込まれるロック溝を設けて突台
に対して側板が起立状態で浮かないようにすることが考
えられるが、軸支持部を有する突台に更にロック溝を設
けるとロック溝の分だけ突台の高さが高くなってしま
う。ところでパレット容器は突台の上下高さの範囲に折
り畳んだ側板を位置させるようにしているので、突台の
上下高さが高くなると、必然的に折り畳んだ状態におけ
るパレット容器の嵩が高くなってしまうという問題があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、起立状態で側板の軸付近に外
力が作用しても軸が破損し難く、また、側板と突台とを
ロック部材で確実に連結でき、また、軸支持部を設けた
突台にロック部材が着脱自在に差し込まれるロック溝を
設けたと言えども突台の上下高さが高くならず折り畳ん
だ状態におけるパレット容器の嵩を低くすることが可能
なパレット容器を提供することを課題とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係るパレット容器は、フォーク差し込み部1
を有する底板2と、底板2に対して折り畳み自在に取付
けた側板4とで構成され、側板4を起立させた状態で上
方が開口した箱形状に組立てるとともに底板2を倒して
折り畳むようにしたパレット容器において、底板2上面
に側板4の軸8を軸支持するための軸支持部5を有する
突台3を突設し、突台3に上記軸支持部5の横側方に隣
接してロック溝30aを形成し、側板4に設けたロック
部材34を当該側板4の起立状態においてロック溝30
aに嵌め込み自在として成ることを特徴とするものであ
る。このような構成とすることで、側板4の起立状態で
軸8付近に外力が作用しても、ロック部材34でも外力
を負担できて軸8が損傷しないようにでき、また、起立
状態で側板4が突台3に対して浮くのが防止でき、しか
も、軸支持部5を有する突台3にロック溝30aを設け
るものでありながら、軸支持部5の横側方に隣接して突
台3にロック溝30aを形成することで、突台3の上下
高さが高くならないようにできるものである。
【0008】また、突台3に縦長溝28を設けて軸支持
部5を構成し、軸支持部5の上端部に外から軸支持部5
内に軸8を挿入可能とした横向きとなった軸挿入溝29
の端部を連通し、縦長溝28の横側方に隣接し且つ横向
きの軸挿入溝29の下方に隣接してロック溝30aを形
成することが好ましい。このような構成とすることで、
縦長溝28と軸挿入溝29とよりなる略逆L状の溝に囲
まれた部分のデッドスペースを有効利用してロック溝3
0aを配設することができて突台3の上下高さが高くな
らないようにできるものである。
【0009】また、突台3の横向きとなった軸挿入溝2
9の上方に隣接して縦長溝28に軸支持される側板4の
側端部の下端に設けた嵌め込み突部37が起立状態で嵌
め込まれる嵌め込み凹部31aを形成することが好まし
い。このように構成することで、側板4を起立した状態
で嵌め込み突部37を嵌め込み凹部31aに嵌め込んで
起立状態における側板4の下端部の突台3への支持が確
実に行われるものである。
【0010】また、底板2の上面の対向する一対の辺に
沿って突台4を立設し、この突台4に突台4を設けた側
の一対の第1の側板4aの下端部を起倒自在に支持する
ための第1の軸支持部5aと、突台4を設けない側の他
の一対の第2の側板4bの下端部を起倒自在に支持する
ための第2の軸支持部5bとを設け、一対の第1の側板
4a乃至一対の第2の側板4bのいずれか一方の一対の
側板4を倒した上にいずれか他方の一対の側板4を倒し
た状態で折り畳み、且つ倒した状態で上に位置する他方
の一対の側板4を起立した後に下に位置する一方の一対
の側板4を起立させて箱形状に組み立てるように構成
し、突台3に設けた第2の軸支持部5bに隣接してロッ
ク溝30aを形成し、第2の側板4bの両側端面部の下
端部に設けた軸8bを第2の軸支持部5bに回動自在に
軸支持し、第2の側板4bの両端部の軸8bの近傍に設
けたロック部材34を第2の側板4bの起立状態でロッ
ク溝30aに嵌め込み自在とすることが好ましい。この
ような構成とすることで、突台4としては2個設けるの
みでよくて構成を簡略化し且つ部材点数を削減すること
ができるものであり、また、ロック部材34を第2の側
板4bの起立状態でロック溝30aに嵌め込むことで起
立状態において第2の側板4bが浮き上がるのが防止で
きるものである。
【0011】また、第2の側板4bの中央部の下端部に
ロック部材34を上下移動自在に設け、該ロック部材3
4を第2の側板4bの起立状態で底板2に設けたロック
溝30cに嵌め込み自在とすることが好ましい。このよ
うな構成とすることで、起立状態において第2の側板4
は両端部において突台3に軸8bとロック部材34とで
支持され且つ中央部の下端部においては別のロック部材
34により底板2に支持されることになって、第2の側
板4bの起立状態における支持が確実となるものであ
る。また、第2の側板4bは底板2上に起立した状態で
ロック部材34をスライドすることでロック溝30cに
ロックすることができ、第2の底板4bと底板2とを接
続するに当たって単なる凹凸嵌合のように第2の側板4
bを上から落とし込むような操作をする必要がないもの
である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0013】フォーク差し込み部1を有する平面視矩形
状をした底板2の4辺に沿ってそれぞれ側板4(側板4
としては対向する一対の第1の側板4aと、別の対向す
る一対の第2の側板4bとがある)を起倒自在に設けて
パレット容器が構成してある。本発明のパレット容器に
おいては、一対の対向する側板4を先に底板2上に倒し
て重ね、その上に他の一対の対向する側板4を倒して重
ねることで折り畳むのであるが、折り畳んだ状態で先に
倒して底板2上に重ねた一対の側板4同士は互いに重な
り合うことがなく、また、この先に倒した一対の側板4
の上に倒して重ねる後で倒す一対の側板4同士も互いに
重なりあうことがないように構成してあって、4枚の側
板4の重なりが2重の重なりとなるようにして折り畳み
状態における全体の嵩を低くしてある。
【0014】図1に示すように、フォーク差し込み部1
は底板2の側面部に開口していてフォークリフト用のフ
ォークを差し込むことができるようになっており、底板
2はそれ自体として普通のパレットとして使用できるも
のである。このフォーク差し込み部1を有する底板2の
四隅部分に上下に貫通するボルト挿入孔14が設けてあ
り、ボルト挿入孔14の上下両端部はそれぞれ大径孔部
14aとなっている。また、底板2の上面部の少なくと
も対向する一対の側辺の略中央部には孔15が形成して
ある(添付図面に示す実施形態ではすべての側辺である
2対の側辺の略中央部に孔15を形成した例が示してあ
る)。底板2の底面部の外周部は上方に凹んだ段部16
となっており、段部16部分に上記ボルト挿入孔14の
下の大径孔部14aが開口している。
【0015】突台3は図1に示すようなもので添付図面
に示す実施形態においては底板2の一辺と同じ長さをし
ている。突台3の両端部には上下に貫通するボルト挿入
孔17が形成してあり、突台3の上面部の両端部に上方
に突出した上突部18部分にボルト挿入孔17が開口し
ていてこのボルト挿入孔17の上開口はボルト22の頭
部やナットがはまり込む大孔となっている。また、突台
3の下面部の両端部に下方に突出した下突部20部分に
ボルト挿入孔17が開口している。突台3の下面部には
更にはめ込み突部21が下方に突設してある。
【0016】突台3は底板2の上面の対向する一対の辺
に沿って着脱自在に取付けて立設するものであり、突台
3を底板2の上面の対向する一対の辺に沿って載置し、
該辺の略中央部に形成した孔19に嵌め込み突部21を
嵌め込むと共にボルト挿入孔14の上の大径孔部14a
に下突部20を嵌め込んで突台3を底板2に対して位置
決め保持し、この状態でボルト挿入孔17からボルト挿
入孔14にボルト22を挿入してナット23を螺合する
ことで着脱自在に取付けるものである。ここで、ボルト
22の頭部が大孔内に位置し且つナット23が下の大径
孔部14a内に位置することになる。
【0017】上記のようにして底板2の上面の4辺のう
ち対向する一対の辺に沿って立設して取付けられる突台
3には軸支持部5が設けてある。添付図面に示す実施形
態においては突台3に設ける軸支持部5としては後述す
る第1の軸支持部5aと第2の軸支持部5bとがある。
すなわち、突台3の両端部には対向する突台3と向かい
合う面から対向する突台3側に向けて端突部24が一体
に突設してあり、この突台3の両端部の端突部24部分
に第2の軸支持部5bが設けてあり、突台3の両端部の
第2の軸支持部5b間の部分に複数の第1の軸支持部5
aが設けてある。
【0018】第1の軸支持部5aは突台3を設けた側の
辺と平行な第1の側板4aの下端部の軸8aを回動自在
且つ上下移動自在に嵌め込み支持するためのものであ
り、また、第2の軸支持部5bは突台3を設けない側の
辺と平行な第2の側板4bの下端部の軸8bを回動自在
且つ上下移動自在に嵌め込むためのものである。
【0019】第1の側板4aの下端部には複数の脚10
と倒れ防止用脚25を垂設してある。脚10の側面から
側方に断面非円形(添付図面の実施形態では断面十字
形)の軸8aを突設してある。そして、図9(b)に示
すように、第1の側板4aを横に水平に倒した状態と縦
に垂直に起立した状態でいずれも軸8aの断面の垂直方
向の巾が該軸8aの最大巾M1となるように構成してあ
り、図9(a)に示すように、第1の側板4aを斜めに
傾斜させた状態で軸8aの断面の垂直方向の巾が該軸8
aの最小巾M2となるように設定してある。また、倒れ
防止用脚25の下端部には嵌め込み突出部26を垂設し
てある。
【0020】突台3には図1に示すように、複数の脚挿
入凹溝部11と複数の倒れ防止用脚挿入凹溝部27が形
成してある。脚挿入凹溝部11は上方及び対向する突台
3側に向けて開口している。脚挿入凹溝部11の内側面
に第1の軸支持部5aを構成する縦長の軸挿入縦溝12
が形成してある。また、突台3には軸挿入縦溝12の上
部に連通する軸差し込み用開口部13を形成してあり、
この軸差し込み用開口部13は対向する突台3に向き合
う面に開口している。ここで、軸差し込み用開口部13
の開口巾N1は上記軸8aの断面の最大巾M1よりも小
さく且つ最小巾M2と同じ又は大きく設定してある。ま
た、軸挿入縦溝12の溝巾は図9(b)に示すように、
上記軸8aの断面の最大巾M1よりも大きいものであ
る。
【0021】第1の側板4aの軸8aを軸挿入縦溝12
に差し込むには、図9(a)に示すように、底板2に対
して第1の側板4aを傾斜させて軸8aの断面の最小巾
M2を垂直方向とした状態で軸8aを軸差し込み用開口
部13から差し込んで軸挿入縦溝部12内に入れるもの
である。したがって、第1の側板4aを底板2に対して
斜めに傾斜させ且つ軸8aが上下に長い軸挿入縦溝12
の軸差し込み用開口部13に対向して位置するという条
件を満たし、更にこの状態で軸8aを軸差し込み用開口
部13から取り出す外力が作用しない限り、軸8aが軸
挿入縦溝12から不用意に外れないものであり、第1の
側板4aを倒したり、起立したりという通常の使用状態
では軸8aが外れないようにできるものである。
【0022】上記のように第1の側板4aの軸8aを第
1の軸支持部5aを構成する軸挿入縦溝12に入れて軸
支持させた状態で第1の側板4aの脚10が脚挿入凹溝
部11内に位置することになる。
【0023】倒れ防止用脚挿入凹溝部27は上方及び対
向する突台3側に向けて開口している。この倒れ防止用
脚挿入凹溝部27の底部には嵌め込み溝部41が形成し
てあり、第1の側板4aを起立させた状態で上から下に
スライドすることで倒れ防止用脚挿入凹溝部27内に配
置された倒れ防止用脚25の下端部の嵌め込み突出部2
6を嵌め込み溝部41内に嵌め込む。この嵌め込み突出
部26を嵌め込み溝部41内に嵌め込んだ状態で第1の
側板4aの下面が突台3の上面に載置されるものであ
り、したがって、第1の側板4aを起立して突台3の上
面に載置した状態で第1の側板4aが倒れないように保
持されるものである。第1の側板4aの下面には係合突
起40が垂設してあり、また、突台3の上面には係合孔
9が設けてあり、上記のように起立させた状態で第1の
側板4aを上からスライドさせて突台3の上面に載置し
た状態で係合突起40が係合孔9に係合し、この係合に
よっても更に第1の側板4aの起立状態を保持して第1
の側板4aの倒れを防止するようになっている。
【0024】突台3の両端部の端突部24の上部には端
突部24の対向面(すなわち内面)及び上方に開口する
嵌め込み凹部31aが形成してある。端突部24の上記
嵌め込み凹部31aより下方位置には上下に長い縦長溝
28が設けてあり、縦長溝28は端突部24の突出先端
面(対向する突台3に向かう面)に開口しており、この
上下に長い縦長溝28が第2の軸支持部5bを構成して
ある。縦長溝28の上端部には横向きに軸挿入溝29が
連通形成してあり、この軸挿入溝29は一端部が縦長溝
28に連通すると共に他端部が端突部24の外側面部に
開口し、更に軸挿入溝29は端突部24の突出先端面に
開口している。このように縦長溝28と軸挿入溝29と
を連通して断面略逆L字状溝に形成してある。端突部2
4には縦長溝28の横側方位置で且つ軸挿入溝2の下方
位置に端突部24の突出先端面に開口するロック溝30
aが形成してある(つまり縦長溝28と軸挿入溝29と
よりなる略逆L状の溝に囲まれた部分のデッドスペース
を有効利用してロック溝30aを配設してある)。
【0025】底板2の上面の4辺のうち一対の辺にはそ
れぞれ上記のように突台3を設けるが他の一対の辺には
突台3を設けないものであり、この突台3を設けない他
の一対の辺に沿って配置する一対の第2の側板4bは図
1に示すようなものであり、端面の下部に外側方に向け
て軸8bが突設してある。そして、第2の側板4bは軸
8bを突台3の端突部24に設けた軸挿入溝29から縦
長溝28内に挿入することで、縦長溝28よりなる第2
の軸支持部5bで軸8bを回動自在且つ上下方向にスラ
イド自在に支持して第2の側板4bを底板2の突台3を
設けない辺に沿って回動自在に取付けるものである。
【0026】第2の側板4bの上下方向の長さは第1の
側板4aの上下方向の長さに突台3の上下方向の長さを
加えた長さとなっている。また、第2の側板4aの上下
方向の長さは底板2の突台3を設けた側の辺の長さの1
/2以下となっている。また、第1の側板4aの上下方
向の長さと突台3との上下方向の長さとの合計長さは底
板2の突台3を設けない側の辺の長さの1/2以下とな
っている。また、本実施形態においては、第2の側板4
bを倒して底板2の上面に重ね、その後第1の側板4a
を倒して先に倒した第2の底板4bの上に重ねることで
折り畳むようになっている。そして、突台3の上下方向
の長さは第2の側板4bの厚みと第1の側板4aの厚み
とを加えた長さと同じ又はほぼ同じとなっており、折り
畳み状態では上に重ねた第1の側板4aの上となる面と
突台3の上面とが面一又はほぼ面一となるように設定し
てある。箱形状に組み立てるに当たっては、一対の第1
の側板4aを起立させて第1の側板4aの下面を突台3
の上面に載設し、その後、一対の第2の側板4bを起立
させて第2の側板4bの下面を底板2の上面に載設する
ことで図2乃至図4に示すような箱形状とするものであ
る。
【0027】ここで、第1の側板4aの両端部の内面側
には起立状態で後から起立する後述の第2の側板4bの
外面の端部が当接して後から起立する第2の側板4bが
外側に倒れるのを防止するための突出部6を突設してあ
る。突出部6は上下方向に複数個設けてあり、上下の突
出部6間及び下の突出部6と突台3との間には隙間35
が設けてある。この第1の側板4aの両端部に設けた突
出部6の対向面(内面)及び上方向に開口する嵌め込み
凹部31が設けてあり、また、いずれか又は全部の突出
部6には突出先端面に開口するロック溝30bが形成し
てある。いずれか又は全部の隙間35の上部にはストッ
パ部36が設けてあり、このストッパ部36は突出部6
の内面側にずれた位置に片寄らせて設けてある。
【0028】一方、第2の側板4bの側端面には図1、
図13、図14等に示すように、倒した際に下となる面
側に片寄らせて嵌め込み突部32が上下方向に隙間38
を介して複数個(実施形態では3個)突設してある。ま
た、任意の隙間38の下部部分には倒した際に上となる
面側に片寄らせて当たり部39が設けてある。更に、第
2の側板4bの両端部の上下及び下端部の中央にはロッ
ク部材収納溝33が形成してある。第2の側板4bの両
端部の上下に設けたロック部材収納溝33は側面及び外
面に開口しており、下端部中央に設けたロック部材収納
溝33は下面及び外面に開口している。
【0029】図10に示すように、ロック部材収納溝3
3内の側面(又は下面)の開口側の部分に仕切り壁33
aが形成してあってロック部材収納溝33内の側面(又
は下面)の開口側の部分を第1孔部33bと第2孔部3
3cとに仕切ってある。ロック部材収納溝33内には更
に係止段部33dと係止凹み33eとが設けてある。ロ
ック部材収納溝33内には図11に示すようなロック部
材34が図10に示すようにスライド自在に収納され
る。
【0030】ロック部材34は操作部34aと操作部3
4aから突出したロック片34bと弾性係止片34cと
から構成してあり、操作部34aをロック部材収納溝3
3の外面開口部分にスライド自在に配置し、ロック片3
4bを第1孔部33bにスライド自在で且つ側面(又は
下面)の開口から突出自在にはめ込んであり、弾性係止
片34cを第2孔部33cにスライド自在に嵌め込んで
ある。弾性係止片34cには先端に係止突起34dを設
けると共に中央部に山形形状をした係止突出部34eが
設けてあり、この弾性係止片34cは外力を加えない状
態では図11に示すようにロック片34bに対して傾斜
しており、ロック部材収納溝33にロック部材34をは
め込んだ状態で弾性係止片34cがロック部材収納溝3
3の内壁面に弾接して弾性変形している。操作部34a
を操作してロック片34bを側面(又は下面)の開口か
ら突出して操作部34aがロック部材収納溝33の外面
開口部の縁に当たってそれ以上外方向に突出しないよう
にした状態では山形形状をした係止突出部34eが係止
段部33dに弾性係止してロック片34bの突出状態を
維持している。一方、操作部34aを逆方向に移動する
ように操作すると係止突出部34eが係止段部33dか
ら外れてロック片34bが側面(又は下面)の開口内に
引き込まれ、完全に引き込まれた状態で係止突起34d
が係止段部33dに係止してそれ以上引き込まれないよ
うにすると共に係止突出部34eが係止凹み33eに弾
性係止してロック片34bの非突出状態を維持するよう
になっている。
【0031】第2の側板4bの外面の下端部(つまり第
2の側板4bを倒した状態で上となる面の端部)には図
1に示すように凹部7が設けてあり、第2の側板4bを
倒して底板2の上に重ね、その後に第1の側板4aを倒
して第2の側板4bの上に重ねた状態で、図5に示すよ
うに第1の側板4aの両端部の内面側に突出した突出部
6が収まる凹部7を形成してあり、これにより突出部6
を設けたといえども折り畳んだ状態における上下嵩を低
くできるようになっている。
【0032】凹部7には底部から上方に向けて更に図1
に示すように嵌め込み凸部7aが突設してあり、上記の
ように横向きに倒した第2の側板4b上に第1の側板4
aを倒して重ねて突出部6を凹部7に収めた状態で、第
1の側板4aの突出部6に設けた嵌め込み凹所6aが上
記嵌め込み凸部7aに嵌め込まれるように構成してあ
る。これにより折り畳んだ状態で搬送中など第1の側板
4aががたつこうとしても嵌め込み凹所6aが上記嵌め
込み凸部7aに嵌め込まれることで第1の側板4aが仮
固定状態となって軸8a部分に無理な力が作用せず、軸
8aの破損を防止することができるものである。
【0033】ここで、第1の側板4aを回動して起立さ
せて突台3上に載設した後に、第2の側板4bを回動し
て起立させた状態で、嵌め込み突部37が突出部6の嵌
め込み凹部31及び突台3の端突部24の嵌め込み凹部
31aに嵌め込まれて第2の側板4bが外側に倒れるの
を突出部6及び端突部24により防止すると共に、嵌め
込み突部37と嵌め込み凹部31との嵌め込みにより第
1の側板4aと第2の側板4bとが係合して第1の側板
4aが外側及び内側に倒れるのが防止されるようになっ
ており、しかも、この状態で、前述の第2の側板4bの
両端部に設けたロック部材34をスライドさせてロック
片34bを突出させることで、図10(b)のようにロ
ック片34bがロック溝30a、30bに嵌め込まれて
ロックされ、また、第2の側板4bの下部中央に設けた
ロック部材34をスライドさせてロック片34bを突出
させることで底板2の突台3を突設していない方の辺の
中央部に設けた孔15(これがロック溝30cとなる)
に嵌め込まれて第2の側板4bの中央部が底板2に直接
ロックされる。
【0034】上記のようにして一対の第1の側板4a、
一対の第2の側板4bを起立させてロック部材34でロ
ックすることで箱形状に組み立てた状態を保持するので
あるが、第1の側板4a、第2の側板4bはそれぞれ軸
8a、8bが第1の軸支持部5a、第2の軸支持部5b
に対して上下移動自在且つ回動自在となっているにもか
かわらず、起立状態で第2の側板4bが突台3に対して
ロック部材34でロックされることで上下移動移動が阻
止され、また、第2の側板4bと第1の側板4aとがロ
ック部材34でロックされて第1の側板4aが第2の側
板4aに対して上下移動が阻止されることになり、この
結果、4つの側板4がいずれも起立状態で上方に浮くよ
うなことがないものである。
【0035】また、第2の側板4bの起立状態で軸8b
付近に外力が作用しても、ロック部材34によるロック
部分及び嵌め込み突部37と嵌め込み凹部31aとの嵌
合部分でも外力を負担できて軸8bが損傷しないように
できるものである。
【0036】そして、上記のように起立状態において第
2の側板4bが浮き上がらないようにし且つ第2の側板
4bの起立状態で軸8b付近に外力が作用しても軸8b
が損傷しないようにするためにロック部材34が嵌め込
み自在となったロック溝30aを第2の軸支持部5bを
有する突台3に設けるといえども縦長溝28と軸挿入溝
29とよりなる略逆L状の溝に囲まれた部分のデッドス
ペースを有効利用してロック溝30aを配設してあるの
で、デッドスペースを有効利用できるとともに突台3の
上下高さが高くならず、したがって、折り畳み状態にお
けるパレット容器の嵩が高くならないようにできるもの
である。
【0037】また、図8、図12乃至図14に示すよう
に、ロック溝30aを縦長溝28と軸挿入溝29とより
なる略逆L状の溝に囲まれた部分に配置し、略逆L状の
溝の上方に隣接して嵌め込み凹部31aを形成すること
で、ロック溝30a、縦長溝28、軸挿入溝29、嵌め
込み凹部31aを合理的にコンパクトに配置できるもの
である。
【0038】ところで、端突部24に設けた嵌め込み凹
部31a、縦長溝28、軸挿入溝29と、第1の側板4
aに設けた嵌め込み凹部31を有する突出部6、隙間3
5、ストッパ部36と、第2の側板4bに設けた嵌め込
み突部32、隙間38、当たり部39、軸8bとの位置
関係は次のような位置関係となっている。
【0039】すなわち、第1の側板4aを起立させて突
台3の上面に載置すると共に第2の側板4bを起立させ
て底板2の上面に載置した箱形状に組み立てた状態で、
図12に示すように、軸8bが縦長溝28の下端部に位
置し、複数の嵌め込み突部32がそれぞれ複数の嵌め込
み凹部31、31aに嵌め込まれる位置となり、隙間3
5と隙間38とが対向する位置となり、ストッパ部36
と当たり部39とが上下に離れた位置となっている。こ
の状態をより判りやすく図示したものが図14であり、
各部の同士の上下方向の位置関係が判るように第2の側
板4bを図面上第1の側板4aから側方に離したものと
して図示している。
【0040】この箱形状に組み立てた状態でロック部材
34をスライドさせてロック片34bを突出させること
で、ロック部材34のロック片34bがロック溝30
a、30b、ロック溝30cとなる孔15に嵌め込まれ
て箱形状を保持するのである。上記箱形状に組み立てた
状態でロック部材34によるロックを解除すると、第2
の側板4bは第1の側板4aに対して一定長さ上方にス
ライド移動することができるようになっており、軸8b
が軸挿入溝29と対向する位置まで第2の側板4bを上
方に持ち上げた場合にちょうど複数の嵌め込み突部32
がそれぞれ複数の嵌め込み凹部31、31aから上方に
抜けて隙間35内に位置すると共に隙間38が嵌め込み
突部32を有する突出部6部分に位置するようになって
いる。したがって、この状態で第2の側板4bを外側方
に引き出すと、図13に示すように、軸8bが軸挿入溝
29から外方に引き出され、複数の嵌め込み突部32が
隙間35から外側方に引き出されることになり、これに
より箱形状に組立てた状態で第2の側板4bを単独で取
り外し、箱形状の一側面を開口することができ、この側
面の開口を利用して箱形状の内部に収納物を入れたり、
箱形状の内部から収納物を出したりすることが可能とな
る。
【0041】荷物の出し入れが終わると、取り外した第
2の側板4bは上記と逆の順序で取付けることができる
ものである。ここで、第2の側板4bを取付ける際、図
13の矢印方向に第2の側板4bを移動させて軸8bを
軸挿入溝29から縦長溝28の上端部内に入れるのであ
るが、この場合、当たり部39がストッパ部36に当た
って第2の側板4bの上部が所定差し込み位置まで差し
込まれた状態でそれ以上差し込まれて第2の側板4bが
傾くことがなく、このように垂直姿勢となるように差し
込まれた状態で第2の側板4bを下方にスライドさせる
ことで、図12の状態とすることができるものである。
【0042】なお、図17に示すように、軸挿入溝29
を縦長溝28側程下となるように傾斜させると、第2の
側板4bの軸8bを軸挿入溝29から縦長溝28に入れ
るに当たって傾斜した軸挿入溝29によりスムーズに案
内して縦長溝28に入れることができるものである。
【0043】しかして、本発明のパレット容器は上記の
ように第1の側板4a、第2の側板4bを起立させて図
2乃至図4に示すように箱形状に組み立てた状態で、箱
形状の内部に収納物を収納し、フォーク差し込み部1に
フォークリフトのフォークを差し込んでパレット容器を
持ち上げて移動し、収納場所やトラックなどの運搬手段
に載置したり、あるいは収納場所や運搬手段から取り出
して別なところに移動したりするものである。
【0044】パレット容器を箱形状に組み立てた状態で
は一対の第1の側板4aと一対の第2の側板4bとの上
面に底板2の底面部の外周部の段部16が載置されて横
ずれなく段積みできるようになっている(図16参
照)。
【0045】一方、パレット容器を使用しない場合に
は、ロック部材34によるロックを解除し、一対の第2
の側板4bを倒してそれぞれ底板2の上面に重ね、次
に、一対の第1の側板4aを少し上に持ち上げて係合突
起40を係合孔9から外すと共に倒れ防止用脚25の下
端部の嵌め込み突出部26を嵌め込み溝部41から外
し、この状態で第1の側板4aを回動しながら軸8aを
下方にスライドさせることで一対の第1の側板4aを一
対の第2の側板4bの上に重ねることができるものであ
る(図5乃至図7参照)。この場合、第1の側板4aの
突出部6が第2の側板4bの凹部7内に収納されて第1
の側板4aを一対の第2の側板4bの上に重ねることが
できるので、突出部6を設けたといえども折り畳んだ状
態における上下嵩を低くできるものである。
【0046】折り畳み状態のパレット容器は図15に示
すように突台3の上端部に上段のパレット容器の底板2
の底面部の外周部の段部16がはまり込んでずれないよ
うに段積みすることができる。
【0047】また、底板2を単独でパレットとして使用
したい場合にはボルト22を外して突台3を取り外すこ
とにより底板2を単独のパレットとして使用できるもの
である。
【0048】なお、上記した実施形態においては、底板
2の上面の4辺のうち対向する一対の辺にそれぞれ突台
3を取付けるとともに他の対向する一対の辺には突台3
を取付けず、突台3の突台3を設けた辺に沿った第1の
側板4aの軸8aを軸支持する第1の軸支持部5aを設
けると共に、突台3に突台3を設けない辺に沿った第2
の側板4bの軸8bを軸支持するための第2の軸支持部
5bを設け、突台3の第2の軸支持部5bの横側方に隣
接してロック溝30aを設けた構成となっているが、底
板の上面の4辺に突台を取付け、各突台にそれぞれ側板
の軸を回動自在に軸支持する軸支持部を設け、軸支持部
の横側方に隣接してロック溝を設け、側板に設けたロッ
ク部材を側板の起立状態でロック溝に嵌め込み自在とし
てもよいものであり、この場合、ロック溝は4つの各突
台にそれぞれ設けてもよく、あるいは隣接する突台のう
ち一方に設け、隣接する側板同士を更にロック部材でロ
ック自在としてもよいものである。
【0049】また、突台3は底板2の上面の辺と同じ長
さである必要はなく、底板2の上面の辺に沿って複数の
突台3を間隔をあけて取付けてもよいものである。
【0050】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載の発
明にあっては、フォーク差し込み部を有する底板と、底
板に対して折り畳み自在に取付けた側板とで構成され、
側板を起立させた状態で上方が開口した箱形状に組立て
るとともに底板を倒して折り畳むようにしたパレット容
器において、底板上面に側板の軸を軸支持するための軸
支持部を有する突台を突設し、突台に上記軸支持部の横
側方に隣接してロック溝を形成し、側板に設けたロック
部材を当該側板の起立状態においてロック溝に嵌め込み
自在としてあるので、側板の起立状態で軸付近に外力が
作用しても、軸にのみ外力が集中することがなくてロッ
ク部材でも外力を負担できて軸の損傷を防止できるもの
であり、また、側板と突台とをロックすることで起立状
態で側板が突台に対して浮くのが防止でき、しかも、軸
支持部を有する突台にロック溝を設けるものでありなが
ら、軸支持部の横側方に隣接して突台にロック溝を形成
することで、突台の上下高さが高くならないようにで
き、この結果、折り畳み状態におけるパレット容器の嵩
を低くできて、保管や運搬において広いスペースを取ら
ないようにできるものである。
【0051】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、突台に縦長溝を
設けて軸支持部を構成し、軸支持部の上端部に外から軸
支持部内に軸を挿入可能とした横向きとなった軸挿入溝
の端部を連通し、縦長溝の横側方に隣接し且つ横向きの
軸挿入溝の下方に隣接してロック溝を形成してあるの
で、縦長溝と軸挿入溝とよりなる略逆L状の溝に囲まれ
た部分のデッドスペースを有効利用してロック溝を配設
することができて簡単で合理的な構成で突台の上下高さ
が高くならないようにできるものである。
【0052】また、請求項3記載の発明にあっては、上
記請求項2記載の発明の効果に加えて、突台の横向きと
なった軸挿入溝の上方に隣接して縦長溝に軸支持される
側板の側端部の下端に設けた嵌め込み突部が起立状態で
嵌め込まれる嵌め込み凹部を形成するので、側板を起立
した状態で嵌め込み突部を嵌め込み凹部に嵌め込んで起
立状態における側板の下端部の突台への支持が確実に行
われ、また、起立状態で軸付近に外力が作用してもより
いっそう起立状態において軸への負担が軽減するもので
あり、しかも、ロック溝を縦長溝と軸挿入溝とよりなる
略逆L状の溝に囲まれた部分に配置し、略逆L状の溝の
上方に隣接して嵌め込み凹部を形成することで、ロック
溝、縦長溝、軸挿入溝、嵌め込み凹部を合理的にコンパ
クトに配置できるものである。
【0053】また、請求項4記載の発明にあっては、上
記請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明の効果
に加えて、底板の上面の対向する一対の辺に沿って突台
を立設し、この突台に突台を設けた側の一対の第1の側
板の下端部を起倒自在に支持するための第1の軸支持部
と、突台を設けない側の他の一対の第2の側板の下端部
を起倒自在に支持するための第2の軸支持部とを設け、
一対の第1の側板乃至一対の第2の側板のいずれか一方
の一対の側板を倒した上にいずれか他方の一対の側板を
倒した状態で折り畳み、且つ倒した状態で上に位置する
他方の一対の側板を起立した後に下に位置する一方の一
対の側板を起立させて箱形状に組み立てるように構成
し、突台に設けた第2の軸支持部に隣接してロック溝を
形成し、第2の側板の両側端面部の下端部に設けた軸を
第2の軸支持部に回動自在に軸支持し、第2の側板の両
端部の軸の近傍に設けたロック部材を第2の側板の起立
状態でロック溝に嵌め込み自在としてあるので、突台と
しては2個設けるのみでよくて構成を簡略化し且つ部材
点数を削減することができてコストダウンを図れると共
に組み立ても容易に行えるものであり、また、ロック部
材を第2の側板の起立状態でロック溝に嵌め込むことで
起立状態において第2の側板が浮き上がるのが防止でき
るものである。
【0054】また、請求項5記載の発明にあっては、上
記請求項4記載の発明の効果に加えて、第2の側板の中
央部の下端部にロック部材を上下移動自在に設け、該ロ
ック部材を第2の側板の起立状態で底板に設けたロック
溝に嵌め込み自在としてあるので、起立状態において第
2の側板は両端部において突台に軸とロック部材とで支
持され且つ中央部の下端部においては別のロック部材に
より底板に支持されることになって、第2の側板の起立
状態における支持が確実となるものである。また、第2
の側板は底板上に起立した状態でロック部材をスライド
することでロック溝にロックすることができ、第2の底
板と底板とを接続するに当たって単なる凹凸嵌合のよう
に第2の側板を上から落とし込むような操作をする必要
がないものであって操作性が向上するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパレット容器の分解斜視図である。
【図2】同上のパレット容器を箱形状に組み立てた状態
の正面図である。
【図3】同上のパレット容器を箱形状に組み立てた状態
の側面図である。
【図4】同上のパレット容器を箱形状に組み立てた状態
の平面図である。
【図5】同上のパレット容器を折り畳んだ状態の正面図
である。
【図6】同上のパレット容器を折り畳んだ状態の側面図
である。
【図7】同上のパレット容器を折り畳んだ状態の平面図
である。
【図8】同上の第1の側板を起立して第2の側板を起立
している途中の状態の斜視図である。
【図9】(a)は同上の第2の側板の軸を第2の軸支持
部を構成する縦長溝の上端部の軸挿入溝に挿入する状態
を示す説明図であり、(b)は同上の縦長溝内に軸を挿
入して第2の側板を起立及び倒した状態の説明図であ
る。
【図10】(a)は同上のロック部材でロックする前の
状態の断面図であり、(b)はロック部材でロックした
状態の断面図である。
【図11】同上に使用するロック部材の断面図である。
【図12】同上の第1の側板及び第2の側板を起立させ
て箱形状に組み立てた状態における端突部に設けた嵌め
込み凹部、縦長溝、軸挿入溝と、第1の側板に設けた嵌
め込み凹部を有する突出部、隙間、ストッパ部と、第2
の側板に設けた嵌め込み突部、隙間、当たり部、軸との
位置関係を示す組立状態における説明図である。
【図13】同上の第2の側板の取付け、取り外しを示す
説明図である。
【図14】同上の第1の側板及び第2の側板を起立させ
て箱形状に組み立てた状態における端突部に設けた嵌め
込み凹部、縦長溝、軸挿入溝と、第1の側板に設けた嵌
め込み凹部を有する突出部、隙間、ストッパ部と、第2
の側板に設けた嵌め込み突部、隙間、当たり部、軸との
位置関係を示す第2の側板を取り外した状態における説
明図である。
【図15】同上のパレット容器を折り畳んで上下に複数
段積みした状態の正面図である。
【図16】同上のパレット容器を箱形状に組立てた状態
において上下に複数段積みした状態の正面図である。
【図17】同上の第2の側板の取付け、取り外しを示す
他例の説明図である。
【符号の説明】
1 フォーク差し込み部 2 底板 3 突台 4 側板 4a 第1の側板 4b 第2の側板 5 軸支持部 5a 軸支持部 5b 軸支持部 8a 軸 8b 軸 28 縦長溝 29 軸挿入溝 30a ロック溝 30c ロック溝 34 ロック部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 6/26 B65D 6/26 N

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォーク差し込み部を有する底板と、底
    板に対して折り畳み自在に取付けた側板とで構成され、
    側板を起立させた状態で上方が開口した箱形状に組立て
    るとともに底板を倒して折り畳むようにしたパレット容
    器において、底板上面に側板の軸を軸支持するための軸
    支持部を有する突台を突設し、突台に上記軸支持部の横
    側方に隣接してロック溝を形成し、側板に設けたロック
    部材を当該側板の起立状態においてロック溝に嵌め込み
    自在として成ることを特徴とするパレット容器。
  2. 【請求項2】 突台に縦長溝を設けて軸支持部を構成
    し、軸支持部の上端部に外から軸支持部内に軸を挿入可
    能とした横向きとなった軸挿入溝の端部を連通し、縦長
    溝の横側方に隣接し且つ横向きの軸挿入溝の下方に隣接
    してロック溝を形成して成ることを特徴とする請求項1
    記載のパレット容器。
  3. 【請求項3】 突台の横向きとなった軸挿入溝の上方に
    隣接して縦長溝に軸支持される側板の側端部の下端に設
    けた嵌め込み突部が起立状態で嵌め込まれる嵌め込み凹
    部を形成して成ることを特徴とする請求項2記載のパレ
    ット容器。
  4. 【請求項4】 底板の上面の対向する一対の辺に沿って
    突台を立設し、この突台に突台を設けた側の一対の第1
    の側板の下端部を起倒自在に支持するための第1の軸支
    持部と、突台を設けない側の他の一対の第2の側板の下
    端部を起倒自在に支持するための第2の軸支持部とを設
    け、一対の第1の側板乃至一対の第2の側板のいずれか
    一方の一対の側板を倒した上にいずれか他方の一対の側
    板を倒した状態で折り畳み、且つ倒した状態で上に位置
    する他方の一対の側板を起立した後に下に位置する一方
    の一対の側板を起立させて箱形状に組み立てるように構
    成し、突台に設けた第2の軸支持部に隣接してロック溝
    を形成し、第2の側板の両側端面部の下端部に設けた軸
    を第2の軸支持部に回動自在に軸支持し、第2の側板の
    両端部の軸の近傍に設けたロック部材を第2の側板の起
    立状態でロック溝に嵌め込み自在として成ることを特徴
    とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のパレッ
    ト容器。
  5. 【請求項5】 第2の側板の中央部の下端部にロック部
    材を上下移動自在に設け、該ロック部材を第2の側板の
    起立状態で底板に設けたロック溝に嵌め込み自在として
    成ることを特徴とする請求項4記載のパレット容器。
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