JP2002002696A - 折り畳みコンテナの積載構造 - Google Patents

折り畳みコンテナの積載構造

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JP2002002696A JP2000180092A JP2000180092A JP2002002696A JP 2002002696 A JP2002002696 A JP 2002002696A JP 2000180092 A JP2000180092 A JP 2000180092A JP 2000180092 A JP2000180092 A JP 2000180092A JP 2002002696 A JP2002002696 A JP 2002002696A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 底板の大きさの異なる大型の折り畳みコンテ
ナと小型の折り畳みコンテナとを安定して混載できる。 【解決手段】 小型の折り畳みコンテナ3aの小底板1
aの一辺を大型の大底板1Aの短辺と同一長さ又は略同
一長さとするとともに小底板1aの他辺を大底板1Aの
長辺の1/N又は略1/Nとする(ここでNは2以上の
整数)。大型の折り畳みコンテナ3Aの大底板1Aの少
なくとも四隅部分及び長辺の両端間に上方に向けて支持
突部4Aを突設する。折り畳み状態の大型の折り畳みコ
ンテナ3Aの上面に複数の小型の折り畳みコンテナ3a
を載置すると共に大底板1Aの少なくとも四隅部分及び
長辺に突設した支持突部4Aに複数の小型の折り畳みコ
ンテナ3aの小底板1aを載設支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大型の折り畳みコ
ンテナと小型の折り畳みコンテナとを積載する折り畳み
コンテナの積載構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、矩形状の底板の対向する一対
の辺にそれぞれ回動自在に取付けた一対の第1の側板
と、対向する他の一対の辺に回動自在に取付けた一対の
第2の側板とを、一対の第1の側板を倒した上に一対の
第2の側板を倒した状態で折り畳み且つ一対の第2の側
板を起立させた後に一対の第1の側板を起立させて箱形
状に組み立てる折り畳みコンテナが知られている。この
折り畳みコンテナは空の状態で保管したり、運搬したり
する場合には、折り畳みコンテナを折り畳んで嵩を低く
した状態で複数積み重ねて保管したり、あるいは運搬し
たりするようになっている。
【0003】ところで、上記の折り畳みコンテナは、底
板の大きさの異なるものが複数種類あり、これら底板の
大きさが異なるものを折り畳んで保管したり、運搬した
りする場合、底板の大きさが同じ大きさの折り畳みコン
テナ同士を折り畳んだ状態で上下に複数積み重ねて保管
したり、あるいは運搬したりしており、このため、底板
の大きさの異なる折り畳みコンテナを仕分けしてそれぞ
れ別々に上下に重ねる必要があり、流通コストが高くな
るという問題があった。
【0004】なお、従来において、折り畳み状態の大型
の折り畳みコンテナの上に折り畳み状態の小型の折り畳
みコンテナを載置しようとした場合、大型の折り畳みコ
ンテナの上の折り畳み状態の側板に小型の折り畳みコン
テナが載置されてしまい、載置が不安定で上下に高く積
み重ねることができず、しかも側板が損傷しやすく、こ
れらの理由により底板の大きさの異なる折り畳みコンテ
ナを上下に混載することはできなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
に鑑みて発明したものであり、底板の大きさの異なる大
型の折り畳みコンテナと小型の折り畳みコンテナとを安
定して混載でき、また、底板の大きさの異なる大型の折
り畳みコンテナと小型の折り畳みコンテナとを側板が損
傷しないように混載できる折り畳みコンテナの積載構造
を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
本発明の折り畳みコンテナの積載構造は、長方形状の大
底板1Aの対向する長辺にそれぞれ回動自在に取付けた
長辺側の側板2Aと、対向する短辺にそれぞれ回動自在
に取付けた短辺側の側板2Bとを、長辺側の一対の側板
2A又は短辺側の一対の側板2Bのいずれか一方側を先
に倒した後にその上に他方側を倒した状態で折り畳み且
つ他方側を起立させた後に一方側を起立させて箱形状に
組み立てる大型の折り畳みコンテナ3Aを形成し、矩形
状の小底板1aの対向する一対の辺にそれぞれ回動自在
に取付けた一対の第1の側板2aと、対向する他の一対
の辺に回動自在に取付けた一対の第2の側板2bとを、
一対の第1の側板2aを倒した上に一対の第2の側板2
bを倒した状態で折り畳み且つ一対の第2の側板2bを
起立させた後に一対の第1の側板2aを起立させて箱形
状に組み立てる小型の折り畳みコンテナ3aを形成し、
小型の折り畳みコンテナ3aの小底板1aの一辺を大型
の大底板1Aの短辺と同一長さ又は略同一長さとすると
ともに小底板1aの他辺を大底板1Aの長辺の1/N又
は略1/Nとし(ここでNは2以上の整数)、大型の折
り畳みコンテナ3Aの大底板1Aの少なくとも四隅部分
及び長辺の両端間に上方に向けて支持突部4Aを突設
し、折り畳み状態の大型の折り畳みコンテナ3Aの上面
に複数の小型の折り畳みコンテナ3aを載置すると共に
大底板1Aの少なくとも四隅部分及び長辺の両端間に突
設した支持突部4Aに複数の小型の折り畳みコンテナ3
aの小底板1aを載設支持して成ることを特徴とするも
のである。このような構成とすることで、折り畳んだ大
型の折り畳みコンテナ3Aの上に複数の小型の折り畳み
コンテナ3aを積み重ねるとともに複数の各小型の折り
畳みコンテナ3aの小底板1aの四隅部分をそれぞれ大
型の折り畳みコンテナの支持突部4で支持できて、安定
して支持して混載ができるものである。
【0007】また、小底板1aの下面部の少なくとも四
隅部分に係合部5aを設け、支持突部4Aに被係合部6
Aを設け、係合部5aを被係合部6Aに係合してあるの
で、大型の折り畳みコンテナ3Aの上に複数の小型の折
り畳みコンテナ3aを並べて載置した場合に、複数の小
型の折り畳みコンテナ3aがずれないように積載できる
ものであって、いっそう安定して混載できるものであ
る。
【0008】また、支持突部4Aの上端部を大型の折り
畳みコンテナ3Aの折り畳み状態における上段の側板よ
りも上方に突出するので、大型の折り畳みコンテナ3A
の上に複数の小型の折り畳みコンテナ3aを載置するに
当たって、大型の折り畳みコンテナ3Aの折り畳んだ状
態で上段となっている側板に複数の小型の折り畳みコン
テナ3aの荷重がかからないようにでき、また、折り畳
んだ状態における大型の折り畳みコンテナ3Aの上に別
の載置物を載置した場合にも大底板1Aの少なくとも四
隅部分及び長辺に上方に向けて支持突部4Aにより支持
して側板に荷重がかからないようにできるものである。
【0009】また、小型の折り畳みコンテナ3aの小底
板の少なくとも四隅部分に支持突出部4aを突設し、折
り畳み状態の小型の折り畳みコンテナ3aを複数枚平面
視で大型の折り畳みコンテナ3Aと重なるように並べ、
該並設した複数の小型の折り畳みコンテナ3aの上に大
型の折り畳みコンテナ3Aを載置すると共に並設した複
数の小型の折り畳みコンテナ3aの小底板1aの少なく
とも四隅に突設した支持突出部4aに大型の折り畳みコ
ンテナ3Aの大底板1Aを載設支持することが好まし
い。このような構成とすることで、小型の折り畳みコン
テナ3aを複数並設した上に大型の折り畳みコンテナ3
Aを載置でき、この場合、大型の折り畳みコンテナ3A
の大底板1Aからの荷重を複数の小型の折り畳みコンテ
ナ3aの四隅に突出した支持突出部4aに載置して安定
して支持できるものである。したがって、大型の折り畳
みコンテナ3Aの上に複数の小型の折り畳みコンテナ3
aを載置し、更に複数の並設した小型の折り畳みコンテ
ナ3aの上に大型の折り畳みコンテナ3Aを載置すると
いうように、大型の折り畳みコンテナ3Aと並設した複
数の小型の折り畳みコンテナ3aとを交互に積み重ねる
というような混載が可能となるものである。
【0010】また、大底板1Aの下面部の少なくとも四
隅部分及び長辺間に係止部5Aを設け、支持突出部4a
に被係止部6aを設け、係止部5Aを被係止部6aに係
止することが好ましい。このような構成とすることで、
複数の並設した小型の折り畳みコンテナ3aの上に大型
の折り畳みコンテナ3Aを載置した際に、大型の折り畳
みコンテナ3Aがずれないように積載できるものであ
る。
【0011】また、大型の折り畳みコンテナ3Aの長辺
側の側板2Aの上面部に上方に向けて突出するずれ防止
突起7を設け、小型の折り畳みコンテナ3aの小底板1
aの端部に組み立て状態の大型の折り畳みコンテナ3A
の上に複数の小型の折り畳みコンテナ3aを並べて載置
した際にずれ防止用突起7に嵌め込むための嵌め込み凹
部8を形成することが好ましい。このような構成とする
ことで、箱状に組み立てた状態の大型の折り畳みコンテ
ナ3Aの上に複数の小型の折り畳みコンテナ3aがずれ
ないように載置できるとともに、積載状態で大型の折り
畳みコンテナ3Aの長辺側の側板2Aが外に開くのを防
止することができるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態につき説明
する。
【0013】本発明に使用する大型の折り畳みコンテナ
3Aは、図8乃至図13に示すようなもので、長方形状
の大底板1Aの対向する長辺にそれぞれ長辺側の側板2
Aを回動自在に取付け、対向する短辺にそれぞれ短辺側
の側板2Bを回動自在に取付け、長辺側の一対の側板2
A又は短辺側の一対の側板2Bのいずれか一方側を先に
倒した後にその上に他方側を倒した状態で折り畳み且つ
他方側を起立させた後に一方側を起立させて箱形状に組
み立てるように構成してある。添付図面に示す実施形態
では長辺側の一対の側板2Aを倒した後に短辺側の一対
の側板2Bをその上に倒すことで折り畳み、短辺側の一
対の側板2Bを起立させた後に長辺側の一対の側板2A
を起立させることで箱状に組み立てるようになってい
る。もちろん、短辺側の一対の側板2Bを倒した後に長
辺側の一対の側板2Aをその上に倒すことで折り畳み、
長辺側の一対の側板2Aを起立させた後に短辺側の一対
の側板2Bを起立させることで箱状に組み立てるような
ものであってもよい。
【0014】長方形状の大底板1Aの四隅部と長辺の両
端間には上方に向けて支持突部4Aが突設してある。添
付図面に示す実施形態においては大型の折り畳みコンテ
ナ3Aの上に小型の折り畳みコンテナ3aを2つ載設す
る例を示しているので、この場合には長方形状の大底板
1Aの長辺の両端間を2等分する位置に支持突部4Aを
設けるものであり、大型の折り畳みコンテナ3Aの上に
小型の折り畳みコンテナ3aを3つ載設する場合には長
方形状の大底板1Aの長辺の両端間を3等分する位置に
支持突起4Aを設けるものである。同様に大型の折り畳
みコンテナ3Aの上に小型の折り畳みコンテナ3aを4
つ載設する場合には長方形状の大底板1Aの長辺の両端
間を4等分する位置に支持突起4Aを設けるものであ
る。
【0015】この支持突部4Aの上端は図8に示すよう
に大型の折り畳みコンテナ3Aを折り畳んだ状態で上段
の側板(図8においては短辺側の側板2B)よりも上に
突出している。また、支持突部4Aのうち大底板1Aの
四隅部に位置する支持突部4A1は上端部に平面視L字
状をした凹み溝6A1が形成してあってこの凹み溝6A 1
が被係合部6Aとなっており、また、支持突部4Aのう
ち大底板1Aの長辺に突設した支持突部4A2は上端部
両側にそれぞれ凹み溝6A2が形成してあってこの凹み
溝6A2が被係合部6Aとなっている。
【0016】図13に示すように長方形状の大底板1A
の下面部には周囲部に周段部10Aが形成してあり、更
に、大底板1Aの下面部の対向する両短辺間に短辺と平
行に中段部11が形成してあり(添付図面に示す実施形
態では両短辺の中間部分に1つの中段部11が形成して
ある)り、周段部10Aと中段部11とは同一レベルと
なっており、また、中段部11の幅は周段部10Aの幅
の2倍の幅となっている。そして、大底板1Aの下面部
の周段部10Aに囲まれた部分が下方に突出した突出底
部13Aとなっており、この突出底部13Aは中段部1
1により長手方向に複数に分離してあり、複数に分離さ
れた突出底部13Aの各4隅部が係止部5Aを構成して
いる。
【0017】折り畳んだ状態の大型の折り畳みコンテナ
3A同士を上下に重ねた場合、下段の大型の折り畳みコ
ンテナ3Aの四隅部と長辺には上方に向けて支持突部4
Aの上面に上段の大型の折り畳みコンテナ3Aの大底板
1Aの底面部の周段部10Aの四隅部と中段部11の短
辺方向の両端部とがそれぞれ載置されると共に、複数に
分割された突出底部13Aの各4隅部の係止部5Aがそ
れぞれ被係合部6Aを構成する凹み溝6A1、凹み溝6
2に係止して横ずれを防止している。
【0018】大型の折り畳みコンテナ3Aの一対の長辺
側の側板2Aと一対の短辺側の側板2Bとを起立させて
箱状に組み立てた状態で、隣接する長辺側の側板2Aの
端部と短辺側の側板2Bの端部とは任意の接合手段によ
り係脱自在に連結されて箱状に組み立てた状態を保持す
ることができるようになっている。また、長辺側の側板
2Aの上面部には長手方向の複数区域に上方に向けてず
れ防止用突起7が突設してある(図11の実施形態では
長辺側の側板2Aの上面部の長手方向の2区域に上方に
向けてずれ防止用突起7が突設してある)。
【0019】小型の折り畳みコンテナ3aは、矩形状の
小底板1aの対向する一対の辺にそれぞれ一対の第1の
側板2aを回動自在に取付け、対向する他の一対の辺に
一対の第2の側板2bを回動自在に取付け、一対の第1
の側板2aを倒した上に一対の第2の側板2bを倒した
状態で折り畳み且つ一対の第2の側板2bを起立させた
後に一対の第1の側板2aを起立させて箱形状に組み立
てるように構成してある。小型の折り畳みコンテナ3a
の一対の第1の側板2aと一対の第2の側板2bとを起
立させて箱状に組み立てた状態で、隣接する第1の側板
2aの端部と第2の側板2bの端部とは任意の接合手段
により係脱自在に連結されて箱状に組み立てた状態を保
持することができるようになっている。
【0020】ここで、上記小型の折り畳みコンテナ3a
の小底板1aは一辺が大型の大底板1Aの短辺と同一長
さ又は略同一長さとなっていると共に小底板1aの他辺
が大底板1Aの長辺の1/N又は略1/N(ここでNは
2以上の整数)となっている。添付図面に示す実施形態
において、矩形状の小底板1aが長方形状をしている例
であり、小底板1aの長辺と大底板1Aの短辺とが同一
長さ又は略同一長さとなっていると共に小底板1aの短
辺が大底板1Aの1/2(つまりNが2)となってお
り、また、第1の側板2aが長辺側の側板で第2の側板
2bが短辺側の側板である例で示している。もちろん、
矩形状の小底板1aが正方形であってもよいものであ
り、また、矩形状の小底板1aの短辺が大底板1Aの1
/3、1/4……であってもよいものである。
【0021】小底板1aの四隅部分には上方に向けて支
持突出部4aが突設してあり、この支持突出部4aの上
端は小型の折り畳みコンテナ3aを折り畳んだ状態にお
いて上段となる側板よりも上に位置している。また、支
持突出部4aの上面部には平面視L状をした凹み溝6a
1が形成してあって、この平面視L状をした凹み溝6a1
が被係止部6aを構成している。また小底板1aの下面
部には周段部10aが形成してあり、小底板1aの下面
部には周段部10aに囲まれた部分が下方に突出した突
出底部13aとなっており、この突出底部13aの四隅
部が係合部5aとなっている。
【0022】折り畳んだ状態の小型の折り畳みコンテナ
3a同士を上下に重ねた場合、下段の小型の折り畳みコ
ンテナ3aの四隅部に設けた支持突出部4aの上面に上
段の小型の折り畳みコンテナ3aの小底板1aの底面部
の周段部10aの四隅部が載置されると共に、突出底部
13aの各4隅部の係合部5aがそれぞれ被係止部6a
を構成する凹み溝6a1に係止して横ずれを防止してい
る。
【0023】上記のような構成の大型の折り畳みコンテ
ナ3A、小型の折り畳みコンテナ3aを用いて、組み立
てた状態の大型の折り畳みコンテナ3A及び組み立てた
状態の小型の折り畳みコンテナ3a内にそれぞれ収納物
を収納して搬送したり、収納物を保管したりするのであ
る。そして、収納物を入れない状態では大型の折り畳み
コンテナ3A、小型の折り畳みコンテナ3aをそれぞれ
折り畳んで搬送したり、あるいは保管したりするもので
ある。
【0024】ここで、大型の折り畳みコンテナ3A、小
型の折り畳みコンテナ3aをそれぞれ折り畳んだ状態で
搬送したり、保管したりするに当たり、本発明において
は、図1、図2に示すように、折り畳んだ大型の折り畳
みコンテナ3Aの上に複数の小型の折り畳みコンテナ3
aを並べて載置して積み重ねることができるようになっ
ている。すなわち、折り畳み状態の大型の折り畳みコン
テナ3Aの上面に複数の小型の折り畳みコンテナ3aを
載置すると共に大底板1Aの少なくとも四隅部分及び長
辺に突設した支持突部4Aに複数の小型の折り畳みコン
テナ3aの小底板1aの少なくとも4隅部分を載設支持
するものである。この場合、大型の折り畳みコンテナ3
Aの短辺側に該短辺と同じ長さ又は略同じ長さをした小
型の折り畳みコンテナ3aの一辺が平行となるように小
型の折り畳みコンテナ3aを大型の折り畳みコンテナ3
A上に複数並べるものであり、これにより大型の折り畳
みコンテナ3Aと複数の小型の折り畳みコンテナ3aと
が同一大きさに収まって積み重ねられるようになってい
る。
【0025】ここで、図6に示すように複数の小型の折
り畳みコンテナ3aの各小底板1aの下面部の四隅部分
に設けた係合部5aが、支持突部4Aの被係合部6Aに
係合するものであって、大型の折り畳みコンテナ3Aの
上に複数の小型の折り畳みコンテナ3aを並べて載置し
た場合に、複数の小型の折り畳みコンテナ3aがずれな
いように積載できていっそう安定して混載できるように
なっている。また、前述のように、支持突部4Aの上端
部が大型の折り畳みコンテナ3Aの折り畳み状態におけ
る上段の側板よりも上方に突出するように構成してある
ので、大型の折り畳みコンテナ3Aの上に複数の小型の
折り畳みコンテナ3aを載置するに当たって、大型の折
り畳みコンテナ3Aの折り畳んだ状態で上段となってい
る側板に複数の小型の折り畳みコンテナ3aの荷重がか
からないようにできるものであり、また、折り畳んだ状
態における大型の折り畳みコンテナ3Aの上に別の載置
物を載置した場合にも大底板1Aの少なくとも四隅部分
及び長辺に上方に向けて支持突部4Aにより支持して側
板に荷重がかからないようにでき、これにより折り畳み
状態の側板に荷重がかからずに側板の破損を防止するよ
うになっている。
【0026】上記のように、大型の折り畳みコンテナ3
Aの上に複数の小型の折り畳みコンテナ3aを並べて積
載するのであるが、この場合、大型の折り畳みコンテナ
3A同士を多段に積載すると共に複数の大型の折り畳み
コンテナ3Aのうち任意の段数目の大型の折り畳みコン
テナ3Aの上に上記のように複数の小型の折り畳みコン
テナ3aを載置して積載してもよく、上記のようにして
積載した複数の並設した小型の折り畳みコンテナ3aの
上に複数の小型の折り畳みコンテナ3aを載設して積載
してもよく、あるいは、複数の小型の折り畳みコンテナ
3aを並べた上に大型の折り畳みコンテナ3Aを積載し
てもよいものである。
【0027】複数の小型の折り畳みコンテナを3aを並
べた上に大型の折り畳みコンテナ3Aを載置して積載す
る場合、図6に示すように複数の小型の折り畳みコンテ
ナ3aの小底板1aの少なくとも四隅に突設した支持突
出部4aに大型の折り畳みコンテナ3Aの大底板1Aが
載置され、また、大底板1Aの下面部の少なくとも四隅
部分及び長辺間に設けた係止部5Aが支持突出部4aの
被係止部6aに係止するようになっている。これにより
複数の並設した小型の折り畳みコンテナ3aの上に大型
の折り畳みコンテナ3Aを載置した際に、大型の折り畳
みコンテナ3Aがずれないように安定して積載されるこ
とになる。図3、図7には大型の折り畳みコンテナ3A
と複数の小型の折り畳みコンテナ3aとの積載の各例を
示しているがもちろん上記以外にも種々の積載形態が採
用できるものである。
【0028】なお、折り畳んだ状態の大型の折り畳みコ
ンテナ3Aの上に箱状に組み立てた複数の小型の折り畳
みコンテナ3aを積載してもよい。この場合も前述のよ
うに折り畳んだ複数の小型の折り畳みコンテナ3aを大
型の折り畳みコンテナ3Aの上に載設して積載するのと
同じ状態で積載されるものである。
【0029】また、折り畳んだ状態の複数の小型の折り
畳みコンテナ3aを並設した上に大型の折り畳みコンテ
ナ3Aを載設してもよい。この場合も前述のように折り
畳んだ大型の折り畳みコンテナ3Aを折り畳んだ複数の
小型の折り畳みコンテナ3aの上に載設して積載するの
と同じ状態で積載されるものである。
【0030】一方、大型の折り畳みコンテナ3Aを箱状
に組み立て、小型の折り畳みコンテナ3aを箱状に組み
立て、図19、図20に示すように箱状に組み立てた大
型の折り畳みコンテナ3Aの上に複数の小型の折り畳み
コンテナ3aを載置するように混載することもできる。
この場合、小型の折り畳みコンテナ3aは小底板1aの
大底板1Aの短辺と同一長さ又は略同一長さとなってい
る辺を大底板1Aの短辺と平行となるように配置して複
数並べて大型の折り畳みコンテナ3A上に載置するもの
である。そして、図21に示すように、大型の折り畳み
コンテナ3Aの長辺側の側板2Aの上面部に上方に向け
て突出したずれ防止突起7に、それぞれ各小型の折り畳
みコンテナ3aの小底板1aの端部に設けた嵌め込み凹
部8が嵌め込まれ、これにより箱状に組み立てた状態の
大型の折り畳みコンテナ3Aの上に複数の小型の折り畳
みコンテナ3aがずれないように載置できるとともに、
積載状態で大型の折り畳みコンテナ3Aの長辺側の側板
2Aが外に開くのを防止することができるものである。
この場合、各小型の折り畳みコンテナ3aの底部の突出
底部13aが大型の折り畳みコンテナ3Aの上開口部内
に嵌り込みむことで、大型の折り畳みコンテナ3Aの長
辺側の側板2A、短辺側の側板2Bがそれぞれ内側に倒
れるのを防止するとともに複数の小型の折り畳みコンテ
ナ3aがいっそうずれないようにしている。
【0031】ここで、箱状に組み立てた複数の並設した
小型の折り畳みコンテナ3aの上に大型の折り畳みコン
テナ3Aを載置してもよい。この場合、複数の並設した
小型の折り畳みコンテナ3aの上開口縁部に大型の折り
畳みコンテナ3Aの大底板1Aの下面部の周段部10
A、中段部11に嵌め込まれ(隣接する折り畳みコンテ
ナ3aの上開口縁部は中段部11に嵌め込まれ)、大型
の折り畳みコンテナ3Aがずれないようになっている。
【0032】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上述のように、小型の折り畳みコンテナの小底板の
一辺を大型の大底板の短辺と同一長さ又は略同一長さと
するとともに小底板の他辺を大底板の長辺の1/N又は
略1/Nとし(ここでNは2以上の整数)、大型の折り
畳みコンテナの大底板の少なくとも四隅部分及び長辺の
両端間に上方に向けて支持突部を突設し、折り畳み状態
の大型の折り畳みコンテナの上面に複数の小型の折り畳
みコンテナを載置すると共に大底板の少なくとも四隅部
分及び長辺の両端間に突設した支持突部に複数の小型の
折り畳みコンテナの小底板を載設支持するので、折り畳
んだ大型の折り畳みコンテナの上に複数の小型の折り畳
みコンテナを積み重ねるとともに複数の各小型の折り畳
みコンテナの小底板の四隅部分をそれぞれ大型の折り畳
みコンテナの支持突部で支持できて、安定して支持して
混載ができるものであり、大型の折り畳みコンテナと小
型の折り畳みコンテナをそれぞれ折り畳んで搬送、保管
する際、両者を混載して搬送、保管ができて流通の簡素
化がはかれるものである。
【0033】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、小底板の下面部
の少なくとも四隅部分に係合部を設け、支持突部に被係
合部を設け、係合部を被係合部に係合するので、大型の
折り畳みコンテナの上に複数の小型の折り畳みコンテナ
を並べて載置した場合に、複数の小型の折り畳みコンテ
ナがずれないように積載できるものであって、大型の折
り畳みコンテナと小型の折り畳みコンテナを折り畳んだ
状態でいっそう安定して混載できるものである。
【0034】また、請求項3記載の発明にあっては、上
記請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、支
持突部の上端部を大型の折り畳みコンテナの折り畳み状
態における上段の側板よりも上方に突出するので、大型
の折り畳みコンテナの上に複数の小型の折り畳みコンテ
ナを載置するに当たって、大型の折り畳みコンテナの折
り畳んだ状態で上段となっている側板に複数の小型の折
り畳みコンテナの荷重がかからないようにでき、また、
折り畳んだ状態における大型の折り畳みコンテナの上に
別の載置物を載置した場合にも大底板の少なくとも四隅
部分及び長辺に上方に向けて支持突部により支持して側
板に荷重がかからないようにできるものであって、大型
の折り畳みコンテナの側板の破損を防止できるものであ
る。
【0035】また、請求項4記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、小型の折り畳み
コンテナの小底板の少なくとも四隅部分に支持突出部を
突設し、折り畳み状態の小型の折り畳みコンテナを複数
枚平面視で大型の折り畳みコンテナと重なるように並
べ、該並設した複数の小型の折り畳みコンテナの上に大
型の折り畳みコンテナを載置すると共に並設した複数の
小型の折り畳みコンテナの小底板の少なくとも四隅に突
設した支持突出部に大型の折り畳みコンテナの大底板を
載設支持するので、小型の折り畳みコンテナを複数並設
した上に大型の折り畳みコンテナを載置でき、この場
合、大型の折り畳みコンテナの大底板からの荷重を複数
の小型の折り畳みコンテナの四隅に突出した支持突出部
に載置して安定して支持できるものであり、したがっ
て、大型の折り畳みコンテナの上に複数の小型の折り畳
みコンテナを載置し、更に複数の並設した小型の折り畳
みコンテナの上に大型の折り畳みコンテナを載置すると
いうように、大型の折り畳みコンテナと並設した複数の
小型の折り畳みコンテナとを交互に積み重ねるというよ
うな混載が可能となっていっそう効率よく大型の折り畳
みコンテナと小型の折り畳みコンテナとを混載すること
ができるものである。
【0036】また、請求項5記載の発明にあっては、上
記請求項4記載の発明の効果に加えて、大底板の下面部
の少なくとも四隅部分及び長辺間に係止部を設け、支持
突出部に被係止部を設け、係止部を被係止部に係止して
あるので、複数の並設した小型の折り畳みコンテナの上
に大型の折り畳みコンテナを載置した際に、大型の折り
畳みコンテナがずれないように積載できて、安定した混
載ができるものである。
【0037】また、請求項6記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、大型の折り畳み
コンテナの長辺側の側板の上面部に上方に向けて突出す
るずれ防止突起を設け、小型の折り畳みコンテナの小底
板の端部に組み立て状態の大型の折り畳みコンテナの上
に複数の小型の折り畳みコンテナを並べて載置した際に
ずれ防止用突起に嵌め込むための嵌め込み凹部を形成し
てあるので、箱状に組み立てた状態の大型の折り畳みコ
ンテナの上に複数の小型の折り畳みコンテナがずれない
ように載置できるとともに、積載状態で大型の折り畳み
コンテナの長辺側の側板が外に開くのを防止することが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の大型の折り畳みコンテナと小型の折り
畳みコンテナをそれぞれ折り畳んで混載した状態の斜視
図である。
【図2】同上の分解斜視図である。
【図3】同上の正面図である。
【図4】同上の側面図である。
【図5】同上の大型の折り畳みコンテナと小型の折り畳
みコンテナとを折り畳んで積載した積載部分の断面図で
ある。
【図6】(a)は図5の左端部分の拡大断面図であり、
(b)は図5の中央部部分の拡大断面図である。
【図7】同上の大型の折り畳みコンテナと小型の折り畳
みコンテナとを折り畳んで混載した他の例を示す正面図
である。
【図8】同上に用いる大型の折り畳みコンテナの折り畳
み状態の斜視図である。
【図9】同上に用いる大型の折り畳みコンテナの折り畳
み状態の平面図である。
【図10】同上に用いる大型の折り畳みコンテナの折り
畳み状態の正面図である。
【図11】同上に用いる大型の折り畳みコンテナの箱状
に組み立てた状態の斜視図である。
【図12】同上に用いる大型の折り畳みコンテナの箱状
に組み立てた状態の正面図である。
【図13】同上に用いる大型の折り畳みコンテナの下面
図である。
【図14】同上に用いる小型の折り畳みコンテナの折り
畳み状態の斜視図である。
【図15】同上に用いる小型の折り畳みコンテナの折り
畳み状態の正面図である。
【図16】同上に用いる小型の折り畳みコンテナの箱状
に組み立てた状態の斜視図である。
【図17】同上に用いる小型の折り畳みコンテナの箱状
に組み立てた状態の正面図である。
【図18】同上に用いる小型の折り畳みコンテナの下面
図である。
【図19】同上に用いる大型の折り畳みコンテナと小型
の折り畳みコンテナとを組み立てた状態で混載している
状態の斜視図である。
【図20】同上の正面図である。
【図21】同上の断面図である。
【符号の説明】
1A 大底板 1a 小底板 2A 長辺側の側板 2B 短辺側の側板 2a 一方の側板 2b 他方の側板 3A 大型の折り畳みコンテナ 3a 小型の折り畳みコンテナ 4A 支持突部 4a 支持突出部 5A 係止部 5a 係合部 6A 被係合部 6a 被係止部 7 ずれ防止用突起 8 嵌め込み凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E006 AA01 AA03 AA10 BA01 EA01 3E061 AA05 AB09 CA02 DB11 3E063 AA06 BA05 BB04 CC01 CD04 FF03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形状の大底板の対向する長辺にそれ
    ぞれ回動自在に取付けた長辺側の側板と、対向する短辺
    にそれぞれ回動自在に取付けた短辺側の側板とを、長辺
    側の一対の側板又は短辺側の一対の側板のいずれか一方
    側を先に倒した後にその上に他方側を倒した状態で折り
    畳み且つ他方側を起立させた後に一方側を起立させて箱
    形状に組み立てる大型の折り畳みコンテナを形成し、 矩形状の小底板の対向する一対の辺にそれぞれ回動自在
    に取付けた一対の第1の側板と、対向する他の一対の辺
    に回動自在に取付けた一対の第2の側板とを、一対の第
    1の側板を倒した上に一対の第2の側板を倒した状態で
    折り畳み且つ一対の第2の側板を起立させた後に一対の
    第1の側板を起立させて箱形状に組み立てる小型の折り
    畳みコンテナを形成し、 小型の折り畳みコンテナの小底板の一辺を大型の大底板
    の短辺と同一長さ又は略同一長さとするとともに小底板
    の他辺を大底板の長辺の1/N又は略1/Nとし(ここ
    でNは2以上の整数)、 大型の折り畳みコンテナの大底板の少なくとも四隅部分
    及び長辺の両端間に上方に向けて支持突部を突設し、折
    り畳み状態の大型の折り畳みコンテナの上面に複数の小
    型の折り畳みコンテナを載置すると共に大底板の少なく
    とも四隅部分及び長辺の両端間に突設した支持突部に複
    数の小型の折り畳みコンテナの小底板を載設支持して成
    ることを特徴とする折り畳みコンテナの積載構造。
  2. 【請求項2】 小底板の下面部の少なくとも四隅部分に
    係合部を設け、支持突部に被係合部を設け、係合部を被
    係合部に係合して成ることを特徴とする請求項1記載の
    折り畳みコンテナの積載構造。
  3. 【請求項3】 支持突部の上端部を大型の折り畳みコン
    テナの折り畳み状態における上段の側板よりも上方に突
    出して成ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    の折り畳みコンテナの積載構造。
  4. 【請求項4】 小型の折り畳みコンテナの小底板の少な
    くとも四隅部分に支持突出部を突設し、折り畳み状態の
    小型の折り畳みコンテナを複数枚平面視で大型の折り畳
    みコンテナと重なるように並べ、該並設した複数の小型
    の折り畳みコンテナの上に大型の折り畳みコンテナを載
    置すると共に並設した複数の小型の折り畳みコンテナの
    小底板の少なくとも四隅に突設した支持突出部に大型の
    折り畳みコンテナの大底板を載設支持して成ることを特
    徴とする請求項1記載の折り畳みコンテナの積載構造。
  5. 【請求項5】 大底板の下面部の少なくとも四隅部分及
    び長辺間に係止部を設け、支持突出部に被係止部を設
    け、係止部を被係止部に係止して成ることを特徴とする
    請求項4記載の折り畳みコンテナの積載構造。
  6. 【請求項6】 大型の折り畳みコンテナの長辺側の側板
    の上面部に上方に向けて突出するずれ防止突起を設け、
    小型の折り畳みコンテナの小底板の端部に組み立て状態
    の大型の折り畳みコンテナの上に複数の小型の折り畳み
    コンテナを並べて載置した際にずれ防止用突起に嵌め込
    むための嵌め込み凹部を形成して成ることを特徴とする
    請求項1記載の折り畳みコンテナの積載構造。
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