JP2003291966A - 折り畳みコンテナー - Google Patents

折り畳みコンテナー

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JP2003291966A JP2002101016A JP2002101016A JP2003291966A JP 2003291966 A JP2003291966 A JP 2003291966A JP 2002101016 A JP2002101016 A JP 2002101016A JP 2002101016 A JP2002101016 A JP 2002101016A JP 2003291966 A JP2003291966 A JP 2003291966A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】底部1と底部にヒンジ連結された側壁2、
3とを有する折り畳みコンテナーにおいて、底部の一方
の相対する辺部に、略逆T字状の凹部7が形成されたブ
ロック4が配設されているとともに、前記辺部にヒンジ
連結された側壁には、前記略逆T字状の凹部に嵌合可能
な略逆T字状の嵌合凸部8が配設されているものであ
る。 【効果】物品が収納された折り畳みコンテナーの側壁を
持って運搬する際に、折り畳みコンテナーの重量を、底
部に配設されたブロックに形成された略逆T字状の凹部
に嵌合されている、側壁に配設された略逆T字状の嵌合
凸部と、底部とにより負担することができるので、底部
と側壁を連結するヒンジ部材への負担が軽減され、従っ
て、ヒンジ部材が損傷するようなことを防止することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、底部と、底部にヒ
ンジ連結された側壁とから構成された折り畳み可能な折
り畳みコンテナーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、底部に、適当なヒンジ部材を介し
て、ヒンジ連結された相対する長側壁と、同じく底部
に、適当なヒンジ部材を介して、ヒンジ連結された相対
する短側壁とから構成された折り畳みコンテナーが知ら
れており、このようなヒンジ部材の一例を、以下に説明
する。
【0003】底部10の相対する辺部には、底板10a
の縁部から上方に略垂直に延在する内壁部10b1と、
内壁部10b1の上端から外側に略水平に延在する水平
部10b2と、水平部10b2の縁部から下方に底板1
0a付近まで延在する外壁部10b3とから構成され
た、長手方向に対して垂直な断面形状が、略逆U字状の
土手部10bが配設されている。土手部10bには、平
面形状が長方形の縦孔10cが形成されており、また、
土手部10bの内壁部10b1には、縦孔10cに連通
するとともに、底板10a付近まで延在する方形状の壁
孔10dが形成されている。壁孔10dの横幅(土手部
10bの長手方向に沿った長さ)w10は、縦孔10c
の長辺長さ(土手部10bの長手方向に沿った長さ)w
11より短く、且つ、縦孔10cの長辺の略中央部に位
置している。また、外壁部10b3の内面の中程の高さ
には、突起10eが形成されているとともに、壁孔10
dの両側に位置する内壁部10b1の内面(外壁部10
b3側に位置する面)の上端部には、フック10fが形
成されている。上記の土手部10bに形成された縦孔1
0c、壁孔10d、突起10e及びフック10fによ
り、雌ヒンジ部材H1が構成されている。
【0004】一方、側壁20の側板20aに垂直な下部
水平フランジ20bの裏面には、所定の間隔をおいて、
一対の支持片20cが垂設されており、また、一対の支
持片20cは、連結片20dにより架橋されている。支
持片20cの側板20aに対して垂直な方向の幅w12
は、上述した底部10の土手部10bに形成された縦孔
10cの短辺長さw13より、若干、短く形成されてい
る。一対の支持片20cの外側面には、外側面に垂直方
向にヒンジブロック20eが形成されており、ヒンジブ
ロック20eの下部水平フランジ20bに対して垂直方
向の幅w14は、底部10の土手部10bの外壁部10
b3とフック10fの先端との間の間隙より、若干、狭
く形成されている。上記の一対の支持片20c及びヒン
ジブロック20eにより、雄ヒンジ部材H2が構成され
ている。
【0005】底部10と側壁20とをヒンジ連結するに
は、図7に示されているように、側板20aが略水平状
態となるように側壁20を配置し、その後、側壁20
を、底部10に向かって下降させ、側壁20に形成され
たヒンジブロック20eを有する支持部20cを、土手
部10bの水平部10b2に形成された縦孔10c及び
壁孔10dに挿入すると、ヒンジブロック20eは、図
8に示されているように、底部10に形成された土手部
10bの外壁部10b3とフック10fとの間に配置さ
れることになる。また、連結片20dは、図9に示され
ているように、突起10eを越えて、突起10eの下方
に位置するように構成されている。このような状態か
ら、略水平状態の側壁20を、略垂直に立てると、図1
0に示されているように、側壁20が水平に倒された状
態において、ヒンジブロック20eの一部は、フック1
0fの下に入り込むとともに、側壁20の下部水平フラ
ンジ20bが、底部10の土手部10bの水平部10b
2に載置されることになる。このようにして、底部10
に配設された雌ヒンジ部材H1と側壁20に配設された
雄ヒンジ部材H2とにより、底部10と側壁20とがヒ
ンジ連結されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来、折り畳まれた状
態の折り畳みコンテナーの高さをより低くして、折り畳
まれた状態の折り畳みコンテナーの収容効率を上げるた
めに、側壁20の厚さd1を薄くすることが行われてい
るが、側壁20の厚さd1を薄くすると、雄ヒンジ部材
H2を構成する支持片20cの側板20aに対して垂直
な方向の幅w12も薄くなり、従って、雄ヒンジ部材H
2の強度が低下し、ひいては、底部10と側壁20の雌
ヒンジ部材H1と雄ヒンジ部材H2とからなるヒンジ連
結部の強度が低下し、ヒンジ連結部が損傷するという問
題があった。
【0007】また、物品が収容された折り畳みコンテナ
ーを運搬する場合に、特に、短側壁に比べて横幅の長い
長側壁を持って運搬する場合、長側壁の中央部に位置す
るヒンジ連結部に負担がかかり、ヒンジ連結部が損傷す
るという問題があった。特に、折り畳まれた状態の折り
畳みコンテナーの高さをより低くして、折り畳まれた状
態の折り畳みコンテナーの収容効率を上げるために、長
側壁の厚さを薄くした場合には、長側壁と底部をヒンジ
連結するヒンジ連結部が損傷することが多くなり、大き
な問題となっている。
【0008】本発明の目的は、上述した従来の折り畳み
コンテナーが有する課題を解決することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、底部と底部にヒンジ連結された側壁
とを有する折り畳みコンテナーにおいて、第1には、底
部の一方の相対する辺部に、略逆T字状の凹部が形成さ
れたブロックを配設するとともに、前記辺部にヒンジ連
結された側壁には、前記略逆T字状の凹部に嵌合可能な
略逆T字状の嵌合凸部を配設したものであり、第2に
は、底部に配設されたブロックに形成された略逆T字状
の凹部を構成する所定の面に、突起を突設するととも
に、側壁に配設された嵌合凸部には、前記突起が挿入可
能な凹部を形成したものである。
【0010】
【実施例】以下に、本発明の実施例について説明する
が、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定
されるものでない。
【0011】1は、平面形状が略長方形の底部で有り、
底部1は、相対する長辺側に形成された土手部(以下、
長辺側土手部という。)1aと、相対する短辺側に形成
された土手部(以下、短辺側土手部という。)1bとを
有しており、短辺側土手部1bの高さは、長辺側土手部
1aの高さより、高く形成されている。また、短辺側土
手部1b及び長辺側土手部1aには、上述した雌ヒンジ
部材H1が、所定の間隔で適当数、配設されている。更
に、底部1の短辺側土手部1bの両端部からは、長辺側
土手部1a方向に延在する角部補強ブロック1cが形成
されており、角部補強ブロック1cの角部には、傾斜部
1c1に形成されている。
【0012】2は、長側壁であり、長側壁2の下部フラ
ンジ2aの裏面には、底部1の長辺側土手部1aに配設
された雌ヒンジ部材H1に対応して、上述した雄ヒンジ
部材H2が、配設されており、上述したように、長側壁
2の下部フランジ2aに配設された雄ヒンジ部材H2
を、底部1に配設された雌ヒンジ部材H1の縦孔10c
及び壁孔10dに挿入することにより、底部1と長側壁
2とが、ヒンジ連結されるように構成されている。ま
た、長側壁2の下部角部には、折り畳みコンテナーを箱
型に組みたてた際に、角部補強ブロック1cが入り込む
切り欠き凹部2bが形成されている。
【0013】3は、短側壁であり、短側壁3の下部フラ
ンジ3aの裏面には、底部1の短側壁土手部1bに配設
された雌ヒンジ部材H1に対応して、上述した雄ヒンジ
部材H2が、配設されており、上述したように、短側壁
3の下部フランジ3aに配設された雄ヒンジ部材H2
を、底部1に配設された雌ヒンジ部材H1の縦孔10c
及び壁孔10dに挿入することにより、底部1と短側壁
3とが、ヒンジ連結されるように構成されている。
【0014】底部1の裏面には、箱型に組み立てられた
折り畳みコンテナーを段積みした際に、下に位置する折
り畳みコンテナーの開口部に嵌合可能な嵌合部1dが突
設されており、嵌合部1dは、短辺側土手部1b間の中
央に形成された、短辺側土手部1bに平行な凹溝1eを
挟んで、2個の副嵌合部1d1に分割されている。本発
明の折り畳みコンテナーの半分の大きさを有する小型の
折り畳みコンテナーを、箱型に組み立てた状態で、2個
並設し、その上に、本発明の折り畳みコンテナーを段積
みした際に、下に位置するとともに、並設された2個の
小型の折り畳みコンテナーの隣接するフランジが、上に
位置する折り畳みコンテナーの副嵌合部1d1間に形成
された凹溝1eに嵌合するように構成されている。
【0015】また、底部1に突設された2個の副嵌合部
1d1間に形成された凹溝1eが位置する長辺側土手部
1aの上面1a1には、少なくとも、凹溝1eの幅w1
以上の幅(長辺側土手部1aの長手方向に沿った長さ)
を有する、正面形状(長辺側土手部1a側から見た形
状)が略方形状の補強ブロック4が突設されており、こ
の補強ブロック4の上面は、底部1の短辺側土手部1b
の上面と同じ高さに形成されている。このような補強ブ
ロック4を突設することにより、凹溝1eを形成したた
めに低下する底部1の強度や剛性を補償するように構成
されている。
【0016】上述したように、底部1の長辺側土手部1
aの上面1a1には、補強ブロック4が突設されている
ので、長側壁2の下部中央部には、折り畳みコンテナー
を箱型に組みたてた際に、補強ブロック4が入り込むこ
とが可能な、下方が開放された切り欠き凹部2cが形成
されている。この切り欠き凹部2cは、相対する側部枠
2c1と側部枠2c1の上端を連結する天部枠2c2と
により形成されている。
【0017】短側壁3には、両端部の上部から略直角方
向に延在するとともに、適当数の透孔5a1が穿設され
ている係合片5aと、短側壁3に形成された、先端部に
係止凸部5b1を有する弾性舌片5bとからなる短側壁
側係合部材5が配設されている。また、長側壁2の両端
部の上部には、短側壁側係合部材5を構成する係合片5
aに穿設された係止突片5b1に挿入可能な嵌合突起6
aを有する長側壁側係合部材6が配設されている。
【0018】そして、折り畳みコンテナーの組み立て作
業時に、先に立てられた短側壁3に次いで、長側壁2を
垂直方向に回動させた際には、長側壁2の長側壁側係合
部材6に形成された嵌合突起6aが、短側壁3の短側壁
側係合部材5の係合片5aに穿設された透孔5a1に挿
入されるとともに、長側壁2が、短側壁3の短側壁側係
合部材5を構成する弾性舌片5bを通過した時点で、長
側壁2により外側に押された弾性舌片5bが、内側に戻
り、短側壁3の短側壁側係合部材5を構成する弾性舌片
5bの係止凸部5b1が、略垂直に立てられた長側壁2
の内壁面2dに当接し、長側壁2の底部1方向への回動
を阻止するように構成されている。また、短側壁3の短
側壁側係合部材5を構成する弾性舌片5bを、その係止
凸部5b1が、長側壁2の内壁面2dから外れるよう
に、外側に押し、その後、長側壁2を底部1方向に回動
させることにより、長側壁2の長側壁側係合部材6に形
成された嵌合突起6aを、短側壁3の短側壁側係合部材
5の係合片5aに穿設された透孔5a1から出して、長
側壁2を、底部1に重ねるように構成されている。
【0019】底部1の長辺側土手部1aの上面に配設さ
れた補強ブロック4には、補強ブロック4の上面中央部
から下方に延在する垂直部7aと、垂直部7aの下端両
端から水平方向に延在する水平部7bとからなる、正面
形状(長辺側土手部1aの内側から見た形状)が、略逆
T字状の凹部7が形成されている。この凹部7は、所定
の間隔で相対する上部垂直面4aと、上部垂直面4aを
挟んで位置する天面4bと、天面4bの一端から下方に
延在する下部垂直面4cと、底面4dとにより形成され
ている。また、底面4dの両端部付近で、且つ、補強ブ
ロック4の内面4e側には、一対の突起4fが突設され
ている。また、相対する上部垂直面4aの上端の外側角
部には、相対する上部垂直面4aを架橋する補強梁4g
が形成されており、この補強梁4gは、省略することも
できる。
【0020】一方、長側壁2に形成された切り欠き凹部
2cを形成する天部枠2c2の裏面には、上述した底部
1の長辺側土手部1aの上面に配設された補強ブロック
4に形成された略逆T字状の凹部7に嵌合可能な略逆T
字状の嵌合凸部8が垂設されている。略逆T字状の嵌合
凸部8は、略逆T字状の凹部7の垂直部7aに嵌合され
る板状の垂直部8aと、略逆T字状の凹部7の水平部7
bに嵌合される略角柱状の水平部8bとから構成されて
いる。また、略逆T字状の嵌合凸部8を構成する水平部
8bの内面8b1の下部両端角部には、補強ブロック4
に形成された略逆T字状の凹部7を形成する底面4dに
突設された突起4fが挿入可能な凹部8cが形成されて
いる。なお、長側壁2の内壁面2dと嵌合凸部8の内
面、即ち、長側壁2の内壁面2dと垂直部8aの内面と
水平部7bの内面とは、面一に形成されている。
【0021】図3に示されているように折り畳まれた状
態の折り畳みコンテナーを、図1に示されているよう
に、箱型に組み立てるには、先ず最初に、底部1に重ね
られている長側壁2の上に位置する短側壁3を、図2に
示されているように、略垂直に立てる。
【0022】次いで、底部1に重ねられている長側壁2
を、垂直方向に回動させるが、この回動により、長側壁
2の下部中央部に形成された切り欠き凹部2cに、底部
1の長辺側土手部1aに配設された補強ブロック4が嵌
合されるとともに、長側壁2の下部角部に形成された切
り欠き凹部2bに、底部1の短辺側土手部1bの両端部
に形成された角部補強ブロック1cが挿入されることに
なる。
【0023】また、長側壁2の垂直方向への回動によ
り、長側壁2に形成された切り欠き凹部2cを形成する
天部枠2c2の裏面に垂設された略逆T字状の嵌合凸部
8が、底部1の長辺側土手部1aに配設された補強ブロ
ック4に形成された略逆T字状の凹部7に嵌合されるよ
うに構成されている。即ち、嵌合凸部8の垂直部8aが
凹部7の垂直部7aに嵌合され、嵌合凸部8の水平部8
bが凹部7の水平部7bに嵌合されるように構成されて
いる。このように、長側壁2に配設された嵌合凸部8
が、底部1に配設された角部補強ブロック1cに形成さ
れた凹部7に嵌合される際には、嵌合凸部8は、凹部7
を形成する底面4dに突設された突起4fを乗り越えて
回動するとともに、長側壁2が、略垂直に立てられた際
には、凹部7を形成する底面4dに突設された突起4f
が、嵌合凸部8を構成する水平部8bの内面8b1の下
部両端角部に形成された凹部8cに挿入されるように構
成されている。
【0024】また、図1に示されているように、折り畳
みコンテナーが箱型に組み立てられた際には、上述した
ように、長側壁2に形成された長側壁側係合部材6と、
短側壁3に形成された短側壁側係合部材5とが係合し、
略垂直に立てられた長側壁2が、簡単には、底部1方向
に倒れないように構成されている。
【0025】上述したように、折り畳みコンテナーが箱
型に組み立てられた状態においては、長側壁2に配設さ
れた略逆T字状の嵌合凸部8が、底部1に配設された補
強ブロック4に形成された略逆T字状の凹部7に嵌合さ
れているので、物品が収納された折り畳みコンテナーの
長側壁2の中央部を持って運搬する際に、折り畳みコン
テナーの重量を、補強ブロック4に形成された略逆T字
状の凹部7の水平部7bに嵌合されている長側壁2に配
設された略逆T字状の嵌合凸部8の水平部8bと、底部
1とにより負担することができるので、底部1と長側壁
2を連結する雌ヒンジ部材H1と雄ヒンジ部材H2への
負担が軽減され、従って、雌ヒンジ部材H1や雄ヒンジ
部材H2が損傷するようなことを防止することができ
る。
【0026】また、折り畳みコンテナーが箱型に組み立
てられた状態においては、長側壁2に配設された略逆T
字状の嵌合凸部8が、底部1に配設された補強ブロック
4に形成された略逆T字状の凹部7に嵌合されているの
で、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの長側壁
2の上方から負荷がかかっても、このような負荷が、上
記の嵌合凸部8と凹部7との嵌合により吸収され軽減さ
れるので、底部1と長側壁2とを連結するヒンジ部へに
負荷が軽減されることになる。従って、長側壁2の厚さ
を薄くして、長側壁2の下部フランジ2aに配設されて
いる雄ヒンジ部材H2の支持片20cの幅w12が薄く
なっても、雌ヒンジ部材H1と雄ヒンジ部材H2とから
なるヒンジ部が損傷するようなことがないので、長側壁
2の厚さを薄くすることができる。
【0027】更に、折り畳みコンテナーが箱型に組み立
てられた状態において、長側壁2に、底部1の長辺側土
手部1aに沿った横方向の負荷が加わっても、長側壁2
に配設された略逆T字状の嵌合凸部8が、底部1に配設
された補強ブロック4に形成された略逆T字状の凹部7
に嵌合されているので、長側壁2の長辺側土手部1a方
向の移動が制限されるとともに、雌ヒンジ部材H1と雄
ヒンジ部材H2とからなるヒンジ部に加わる負荷が、補
強ブロック4に形成された略逆T字状の凹部7と該凹部
7に嵌合されている略逆T字状の嵌合凸部8とにより、
担持されるので、ヒンジ部の損傷を防止することができ
る。
【0028】上述した実施例には、長側壁2に、略逆T
字状の嵌合凸部8を配設し、底部1の長辺側土手部1a
に、略逆T字状の凹部7が形成された補強ブロック4を
配設した例が示されているが、短側壁3に、略逆T字状
の嵌合凸部8を配設し、底部1の短辺側土手部1bに、
略逆T字状の凹部7が形成された補強ブロック4を配設
することもでき、更には、長側壁2と短側壁3の両方
に、共に略逆T字状の嵌合凸部8を配設し、底部1の長
辺側土手部1aと短辺側土手部1bの両方に、略逆T字
状の凹部7が形成された補強ブロック4を配設するよう
に構成することもできる。
【0029】上述したように、折り畳みコンテナーの箱
型への組立作業において、長側壁2に配設された嵌合凸
部8が、底部1に配設された角部補強ブロック1cに形
成された凹部7に嵌合される際には、嵌合凸部8は、凹
部7を形成する底面4dに突設された突起4fを乗り越
えて回動するとともに、長側壁2が、略垂直に立てられ
た際には、凹部7を形成する底面4dに突設された突起
4fが、嵌合凸部8を構成する水平部8bの内面8b1
の下部両端角部に形成された凹部8cに挿入されるよう
に構成されているので、箱型に組み立てられた折り畳み
コンテナーの長側壁2に、横方向外側から外力が加わっ
ても、簡単には、長側壁2が折り畳みコンテナーの内側
に湾曲変形するようなことがなく、従って、収納されて
いる物品が、湾曲変形した長側壁2により、損傷するよ
うなことを防止することができるとともに、長側壁2が
湾曲変形し損傷するようなことを防止することができ
る。
【0030】
【発明の効果】本発明は、以上説明した構成を有してい
るので、以下に記載する効果を奏するものである。
【0031】底部の一方の相対する辺部に、略逆T字状
の凹部が形成されたブロックを配設するとともに、辺部
にヒンジ連結された側壁には、略逆T字状の凹部に嵌合
可能な略逆T字状の嵌合凸部を配設したので、物品が収
納された折り畳みコンテナーの側壁を持って運搬する際
に、折り畳みコンテナーの重量を、底部に配設されたブ
ロックに形成された略逆T字状の凹部に嵌合されてい
る、側壁に配設された略逆T字状の嵌合凸部と、底部と
により負担することができるので、底部と側壁を連結す
るヒンジ部材への負担が軽減され、従って、ヒンジ部材
が損傷するようなことを防止することができる。
【0032】底部に配設されたブロックに形成された略
逆T字状の凹部を構成する所定の面に、突起を突設する
とともに、側壁に配設された嵌合凸部には、前記突起が
挿入可能な凹部を形成したので、箱型に組み立てられた
折り畳みコンテナーの側壁に、横方向外側から外力が加
わっても、簡単には、側壁が折り畳みコンテナーの内側
に湾曲変形するようなことがなく、従って、収納されて
いる物品が、湾曲変形した側壁により、損傷するような
ことを防止することができるとともに、側壁が、湾曲変
形し損傷するようなことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の折り畳みコンテナーの組み立て
られた状態の斜視図である。
【図2】図2は本発明の折り畳みコンテナーの折り畳み
途中の斜視図である。
【図3】図3は本発明の折り畳みコンテナーの折り畳ま
れた状態の斜視図である。
【図4】図4は本発明の折り畳みコンテナーを構成する
底部の裏面斜視図である。
【図5】図5は本発明の折り畳みコンテナーを構成する
底部と長側壁の部分分解斜視図である。
【図6】図6は本発明の折り畳みコンテナーを構成する
底部と長側壁の嵌合部分の垂直断面図である。
【図7】図7は一例としての折り畳みコンテナーの底部
と側壁のヒンジ連結部材の部分分解斜視図である。
【図8】図8は図7に示されているヒンジ連結部材のヒ
ンジ連結された状態の側断面図である。
【図9】図9は同じく図7に示されているヒンジ連結部
材のヒンジ連結された状態の他の部分の側断面図であ
る。
【図10】図10は図8において側壁が立てられた状態
の側断面図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・・底部 2・・・・・・・・・・・・長側壁 3・・・・・・・・・・・・短側壁 4 ・・・・・・・・・・・補強ブロック 5・・・・・・・・・・・・短側壁側係合部材 6・・・・・・・・・・・・長側壁側係合部材 7・・・・・・・・・・・・略T字状の凹部 8・・・・・・・・・・・・略T字状の嵌合凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E006 AA03 BA01 DA01 DB01 3E061 AA02 AD05 CA02 DA06 DB11 DB17

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底部と底部にヒンジ連結された側壁とを有
    する折り畳みコンテナーにおいて、底部の一方の相対す
    る辺部に、略逆T字状の凹部が形成されたブロックが配
    設されているとともに、前記辺部にヒンジ連結された側
    壁には、前記略逆T字状の凹部に嵌合可能な略逆T字状
    の嵌合凸部が配設されていることを特徴とする折り畳み
    コンテナー。
  2. 【請求項2】底部に配設されたブロックに形成された略
    逆T字状の凹部を構成する所定の面に、突起が突設され
    ているとともに、側壁に配設された嵌合凸部には、前記
    突起が挿入可能な凹部が形成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の折り畳みコンテナー。
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