JP3861020B2 - 折り畳みコンテナー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、底部と、底部にヒンジ連結された側壁とから構成された折り畳み可能な折り畳みコンテナーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、底部に、適当なヒンジ部材を介して、ヒンジ連結された相対する長側壁と、同じく底部に、適当なヒンジ部材を介して、ヒンジ連結された相対する短側壁とから構成された折り畳みコンテナーが知られており、このようなヒンジ部材の一例を、以下に説明する。
【0003】
底部10の相対する辺部には、底板10aの縁部から上方に略垂直に延在する内壁部10b1と、内壁部10b1の上端から外側に略水平に延在する水平部10b2と、水平部10b2の縁部から下方に底板10a付近まで延在する外壁部10b3とから構成された、長手方向に対して垂直な断面形状が、略逆U字状の土手部10bが配設されている。土手部10bには、平面形状が長方形の縦孔10cが形成されており、また、土手部10bの内壁部10b1には、縦孔10cに連通するとともに、底板10a付近まで延在する方形状の壁孔10dが形成されている。壁孔10dの横幅(土手部10bの長手方向に沿った長さ)w10は、縦孔10cの長辺長さ(土手部10bの長手方向に沿った長さ)w11より短く、且つ、縦孔10cの長辺の略中央部に位置している。また、外壁部10b3の内面の中程の高さには、突起10eが形成されているとともに、壁孔10dの両側に位置する内壁部10b1の内面(外壁部10b3側に位置する面)の上端部には、フック10fが形成されている。上記の土手部10bに形成された縦孔10c、壁孔10d、突起10e及びフック10fにより、雌ヒンジ部材H1が構成されている。
【0004】
一方、側壁20の側板20aに垂直な下部水平フランジ20bの裏面には、所定の間隔をおいて、一対の支持片20cが垂設されており、また、一対の支持片20cは、連結片20dにより架橋されている。支持片20cの側板20aに対して垂直な方向の幅w12は、上述した底部10の土手部10bに形成された縦孔10cの短辺長さw13より、若干、短く形成されている。一対の支持片20cの外側面には、外側面に垂直方向にヒンジブロック20eが形成されており、ヒンジブロック20eの下部水平フランジ20bに対して垂直方向の幅w14は、底部10の土手部10bの外壁部10b3とフック10fの先端との間の間隙より、若干、狭く形成されている。上記の一対の支持片20c及びヒンジブロック20eにより、雄ヒンジ部材H2が構成されている。
【0005】
底部10と側壁20とをヒンジ連結するには、図7に示されているように、側板20aが略水平状態となるように側壁20を配置し、その後、側壁20を、底部10に向かって下降させ、側壁20に形成されたヒンジブロック20eを有する支持部20cを、土手部10bの水平部10b2に形成された縦孔10c及び壁孔10dに挿入すると、ヒンジブロック20eは、図8に示されているように、底部10に形成された土手部10bの外壁部10b3とフック10fとの間に配置されることになる。また、連結片20dは、図9に示されているように、突起10eを越えて、突起10eの下方に位置するように構成されている。このような状態から、略水平状態の側壁20を、略垂直に立てると、図10に示されているように、側壁20が水平に倒された状態において、ヒンジブロック20eの一部は、フック10fの下に入り込むとともに、側壁20の下部水平フランジ20bが、底部10の土手部10bの水平部10b2に載置されることになる。このようにして、底部10に配設された雌ヒンジ部材H1と側壁20に配設された雄ヒンジ部材H2とにより、底部10と側壁20とがヒンジ連結されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来、折り畳まれた状態の折り畳みコンテナーの高さをより低くして、折り畳まれた状態の折り畳みコンテナーの収容効率を上げるために、側壁20の厚さd1を薄くすることが行われているが、側壁20の厚さd1を薄くすると、雄ヒンジ部材H2を構成する支持片20cの側板20aに対して垂直な方向の幅w12も薄くなり、従って、雄ヒンジ部材H2の強度が低下し、ひいては、底部10と側壁20の雌ヒンジ部材H1と雄ヒンジ部材H2とからなるヒンジ連結部の強度が低下し、ヒンジ連結部が損傷するという問題があった。
【0007】
また、物品が収容された折り畳みコンテナーを運搬する場合に、特に、短側壁に比べて横幅の長い長側壁を持って運搬する場合、長側壁の中央部に位置するヒンジ連結部に負担がかかり、ヒンジ連結部が損傷するという問題があった。特に、折り畳まれた状態の折り畳みコンテナーの高さをより低くして、折り畳まれた状態の折り畳みコンテナーの収容効率を上げるために、長側壁の厚さを薄くした場合には、長側壁と底部をヒンジ連結するヒンジ連結部が損傷することが多くなり、大きな問題となっている。
【0008】
本発明の目的は、上述した従来の折り畳みコンテナーが有する課題を解決することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した目的を達成するために、底部と底部にヒンジ連結された側壁とを有する折り畳みコンテナーにおいて、第1には、底部の一方の相対する辺部に、略逆T字状の凹部が形成されたブロックを配設するとともに、前記辺部にヒンジ連結された側壁には、前記略逆T字状の凹部に嵌合可能な略逆T字状の嵌合凸部を配設したものであり、第2には、底部に配設されたブロックに形成された略逆T字状の凹部を構成する所定の面に、突起を突設するとともに、側壁に配設された嵌合凸部には、前記突起が挿入可能な凹部を形成したものである。
【0010】
【実施例】
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるものでない。
【0011】
1は、平面形状が略長方形の底部で有り、底部1は、相対する長辺側に形成された土手部(以下、長辺側土手部という。)1aと、相対する短辺側に形成された土手部(以下、短辺側土手部という。)1bとを有しており、短辺側土手部1bの高さは、長辺側土手部1aの高さより、高く形成されている。また、短辺側土手部1b及び長辺側土手部1aには、上述した雌ヒンジ部材H1が、所定の間隔で適当数、配設されている。更に、底部1の短辺側土手部1bの両端部からは、長辺側土手部1a方向に延在する角部補強ブロック1cが形成されており、角部補強ブロック1cの角部には、傾斜部1c1に形成されている。
【0012】
2は、長側壁であり、長側壁2の下部フランジ2aの裏面には、底部1の長辺側土手部1aに配設された雌ヒンジ部材H1に対応して、上述した雄ヒンジ部材H2が、配設されており、上述したように、長側壁2の下部フランジ2aに配設された雄ヒンジ部材H2を、底部1に配設された雌ヒンジ部材H1の縦孔10c及び壁孔10dに挿入することにより、底部1と長側壁2とが、ヒンジ連結されるように構成されている。また、長側壁2の下部角部には、折り畳みコンテナーを箱型に組みたてた際に、角部補強ブロック1cが入り込む切り欠き凹部2bが形成されている。
【0013】
3は、短側壁であり、短側壁3の下部フランジ3aの裏面には、底部1の短側壁土手部1bに配設された雌ヒンジ部材H1に対応して、上述した雄ヒンジ部材H2が、配設されており、上述したように、短側壁3の下部フランジ3aに配設された雄ヒンジ部材H2を、底部1に配設された雌ヒンジ部材H1の縦孔10c及び壁孔10dに挿入することにより、底部1と短側壁3とが、ヒンジ連結されるように構成されている。
【0014】
底部1の裏面には、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを段積みした際に、下に位置する折り畳みコンテナーの開口部に嵌合可能な嵌合部1dが突設されており、嵌合部1dは、短辺側土手部1b間の中央に形成された、短辺側土手部1bに平行な凹溝1eを挟んで、2個の副嵌合部1d1に分割されている。本発明の折り畳みコンテナーの半分の大きさを有する小型の折り畳みコンテナーを、箱型に組み立てた状態で、2個並設し、その上に、本発明の折り畳みコンテナーを段積みした際に、下に位置するとともに、並設された2個の小型の折り畳みコンテナーの隣接するフランジが、上に位置する折り畳みコンテナーの副嵌合部1d1間に形成された凹溝1eに嵌合するように構成されている。
【0015】
また、底部1に突設された2個の副嵌合部1d1間に形成された凹溝1eが位置する長辺側土手部1aの上面1a1には、少なくとも、凹溝1eの幅w1以上の幅(長辺側土手部1aの長手方向に沿った長さ)を有する、正面形状(長辺側土手部1a側から見た形状)が略方形状の補強ブロック4が突設されており、この補強ブロック4の上面は、底部1の短辺側土手部1bの上面と同じ高さに形成されている。このような補強ブロック4を突設することにより、凹溝1eを形成したために低下する底部1の強度や剛性を補償するように構成されている。
【0016】
上述したように、底部1の長辺側土手部1aの上面1a1には、補強ブロック4が突設されているので、長側壁2の下部中央部には、折り畳みコンテナーを箱型に組みたてた際に、補強ブロック4が入り込むことが可能な、下方が開放された切り欠き凹部2cが形成されている。この切り欠き凹部2cは、相対する側部枠2c1と側部枠2c1の上端を連結する天部枠2c2とにより形成されている。
【0017】
短側壁3には、両端部の上部から略直角方向に延在するとともに、適当数の透孔5a1が穿設されている係合片5aと、短側壁3に形成された、先端部に係止凸部5b1を有する弾性舌片5bとからなる短側壁側係合部材5が配設されている。また、長側壁2の両端部の上部には、短側壁側係合部材5を構成する係合片5aに穿設された係止突片5b1に挿入可能な嵌合突起6aを有する長側壁側係合部材6が配設されている。
【0018】
そして、折り畳みコンテナーの組み立て作業時に、先に立てられた短側壁3に次いで、長側壁2を垂直方向に回動させた際には、長側壁2の長側壁側係合部材6に形成された嵌合突起6aが、短側壁3の短側壁側係合部材5の係合片5aに穿設された透孔5a1に挿入されるとともに、長側壁2が、短側壁3の短側壁側係合部材5を構成する弾性舌片5bを通過した時点で、長側壁2により外側に押された弾性舌片5bが、内側に戻り、短側壁3の短側壁側係合部材5を構成する弾性舌片5bの係止凸部5b1が、略垂直に立てられた長側壁2の内壁面2dに当接し、長側壁2の底部1方向への回動を阻止するように構成されている。また、短側壁3の短側壁側係合部材5を構成する弾性舌片5bを、その係止凸部5b1が、長側壁2の内壁面2dから外れるように、外側に押し、その後、長側壁2を底部1方向に回動させることにより、長側壁2の長側壁側係合部材6に形成された嵌合突起6aを、短側壁3の短側壁側係合部材5の係合片5aに穿設された透孔5a1から出して、長側壁2を、底部1に重ねるように構成されている。
【0019】
底部1の長辺側土手部1aの上面に配設された補強ブロック4には、補強ブロック4の上面中央部から下方に延在する垂直部7aと、垂直部7aの下端両端から水平方向に延在する水平部7bとからなる、正面形状(長辺側土手部1aの内側から見た形状)が、略逆T字状の凹部7が形成されている。この凹部7は、所定の間隔で相対する上部垂直面4aと、上部垂直面4aを挟んで位置する天面4bと、天面4bの一端から下方に延在する下部垂直面4cと、底面4dとにより形成されている。また、底面4dの両端部付近で、且つ、補強ブロック4の内面4e側には、一対の突起4fが突設されている。また、相対する上部垂直面4aの上端の外側角部には、相対する上部垂直面4aを架橋する補強梁4gが形成されており、この補強梁4gは、省略することもできる。
【0020】
一方、長側壁2に形成された切り欠き凹部2cを形成する天部枠2c2の裏面には、上述した底部1の長辺側土手部1aの上面に配設された補強ブロック4に形成された略逆T字状の凹部7に嵌合可能な略逆T字状の嵌合凸部8が垂設されている。略逆T字状の嵌合凸部8は、略逆T字状の凹部7の垂直部7aに嵌合される板状の垂直部8aと、略逆T字状の凹部7の水平部7bに嵌合される略角柱状の水平部8bとから構成されている。また、略逆T字状の嵌合凸部8を構成する水平部8bの内面8b1の下部両端角部には、補強ブロック4に形成された略逆T字状の凹部7を形成する底面4dに突設された突起4fが挿入可能な凹部8cが形成されている。なお、長側壁2の内壁面2dと嵌合凸部8の内面、即ち、長側壁2の内壁面2dと垂直部8aの内面と水平部7bの内面とは、面一に形成されている。
【0021】
図3に示されているように折り畳まれた状態の折り畳みコンテナーを、図1に示されているように、箱型に組み立てるには、先ず最初に、底部1に重ねられている長側壁2の上に位置する短側壁3を、図2に示されているように、略垂直に立てる。
【0022】
次いで、底部1に重ねられている長側壁2を、垂直方向に回動させるが、この回動により、長側壁2の下部中央部に形成された切り欠き凹部2cに、底部1の長辺側土手部1aに配設された補強ブロック4が嵌合されるとともに、長側壁2の下部角部に形成された切り欠き凹部2bに、底部1の短辺側土手部1bの両端部に形成された角部補強ブロック1cが挿入されることになる。
【0023】
また、長側壁2の垂直方向への回動により、長側壁2に形成された切り欠き凹部2cを形成する天部枠2c2の裏面に垂設された略逆T字状の嵌合凸部8が、底部1の長辺側土手部1aに配設された補強ブロック4に形成された略逆T字状の凹部7に嵌合されるように構成されている。即ち、嵌合凸部8の垂直部8aが凹部7の垂直部7aに嵌合され、嵌合凸部8の水平部8bが凹部7の水平部7bに嵌合されるように構成されている。このように、長側壁2に配設された嵌合凸部8が、底部1に配設された角部補強ブロック1cに形成された凹部7に嵌合される際には、嵌合凸部8は、凹部7を形成する底面4dに突設された突起4fを乗り越えて回動するとともに、長側壁2が、略垂直に立てられた際には、凹部7を形成する底面4dに突設された突起4fが、嵌合凸部8を構成する水平部8bの内面8b1の下部両端角部に形成された凹部8cに挿入されるように構成されている。
【0024】
また、図1に示されているように、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際には、上述したように、長側壁2に形成された長側壁側係合部材6と、短側壁3に形成された短側壁側係合部材5とが係合し、略垂直に立てられた長側壁2が、簡単には、底部1方向に倒れないように構成されている。
【0025】
上述したように、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた状態においては、長側壁2に配設された略逆T字状の嵌合凸部8が、底部1に配設された補強ブロック4に形成された略逆T字状の凹部7に嵌合されているので、物品が収納された折り畳みコンテナーの長側壁2の中央部を持って運搬する際に、折り畳みコンテナーの重量を、補強ブロック4に形成された略逆T字状の凹部7の水平部7bに嵌合されている長側壁2に配設された略逆T字状の嵌合凸部8の水平部8bと、底部1とにより負担することができるので、底部1と長側壁2を連結する雌ヒンジ部材H1と雄ヒンジ部材H2への負担が軽減され、従って、雌ヒンジ部材H1や雄ヒンジ部材H2が損傷するようなことを防止することができる。
【0026】
また、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた状態においては、長側壁2に配設された略逆T字状の嵌合凸部8が、底部1に配設された補強ブロック4に形成された略逆T字状の凹部7に嵌合されているので、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの長側壁2の上方から負荷がかかっても、このような負荷が、上記の嵌合凸部8と凹部7との嵌合により吸収され軽減されるので、底部1と長側壁2とを連結するヒンジ部へに負荷が軽減されることになる。従って、長側壁2の厚さを薄くして、長側壁2の下部フランジ2aに配設されている雄ヒンジ部材H2の支持片20cの幅w12が薄くなっても、雌ヒンジ部材H1と雄ヒンジ部材H2とからなるヒンジ部が損傷するようなことがないので、長側壁2の厚さを薄くすることができる。
【0027】
更に、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた状態において、長側壁2に、底部1の長辺側土手部1aに沿った横方向の負荷が加わっても、長側壁2に配設された略逆T字状の嵌合凸部8が、底部1に配設された補強ブロック4に形成された略逆T字状の凹部7に嵌合されているので、長側壁2の長辺側土手部1a方向の移動が制限されるとともに、雌ヒンジ部材H1と雄ヒンジ部材H2とからなるヒンジ部に加わる負荷が、補強ブロック4に形成された略逆T字状の凹部7と該凹部7に嵌合されている略逆T字状の嵌合凸部8とにより、担持されるので、ヒンジ部の損傷を防止することができる。
【0028】
上述した実施例には、長側壁2に、略逆T字状の嵌合凸部8を配設し、底部1の長辺側土手部1aに、略逆T字状の凹部7が形成された補強ブロック4を配設した例が示されているが、短側壁3に、略逆T字状の嵌合凸部8を配設し、底部1の短辺側土手部1bに、略逆T字状の凹部7が形成された補強ブロック4を配設することもでき、更には、長側壁2と短側壁3の両方に、共に略逆T字状の嵌合凸部8を配設し、底部1の長辺側土手部1aと短辺側土手部1bの両方に、略逆T字状の凹部7が形成された補強ブロック4を配設するように構成することもできる。
【0029】
上述したように、折り畳みコンテナーの箱型への組立作業において、長側壁2に配設された嵌合凸部8が、底部1に配設された角部補強ブロック1cに形成された凹部7に嵌合される際には、嵌合凸部8は、凹部7を形成する底面4dに突設された突起4fを乗り越えて回動するとともに、長側壁2が、略垂直に立てられた際には、凹部7を形成する底面4dに突設された突起4fが、嵌合凸部8を構成する水平部8bの内面8b1の下部両端角部に形成された凹部8cに挿入されるように構成されているので、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの長側壁2に、横方向外側から外力が加わっても、簡単には、長側壁2が折り畳みコンテナーの内側に湾曲変形するようなことがなく、従って、収納されている物品が、湾曲変形した長側壁2により、損傷するようなことを防止することができるとともに、長側壁2が 湾曲変形し損傷するようなことを防止することができる。
【0030】
【発明の効果】
本発明は、以上説明した構成を有しているので、以下に記載する効果を奏するものである。
【0031】
底部の一方の相対する辺部に、略逆T字状の凹部が形成されたブロックを配設するとともに、辺部にヒンジ連結された側壁には、略逆T字状の凹部に嵌合可能な略逆T字状の嵌合凸部を配設したので、物品が収納された折り畳みコンテナーの側壁を持って運搬する際に、折り畳みコンテナーの重量を、底部に配設されたブロックに形成された略逆T字状の凹部に嵌合されている、側壁に配設された略逆T字状の嵌合凸部と、底部とにより負担することができるので、底部と側壁を連結するヒンジ部材への負担が軽減され、従って、ヒンジ部材が損傷するようなことを防止することができる。
【0032】
底部に配設されたブロックに形成された略逆T字状の凹部を構成する所定の面に、突起を突設するとともに、側壁に配設された嵌合凸部には、前記突起が挿入可能な凹部を形成したので、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの側壁に、横方向外側から外力が加わっても、簡単には、側壁が折り畳みコンテナーの内側に湾曲変形するようなことがなく、従って、収納されている物品が、湾曲変形した側壁により、損傷するようなことを防止することができるとともに、側壁が、湾曲変形し損傷するようなことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の折り畳みコンテナーの組み立てられた状態の斜視図である。
【図2】図2は本発明の折り畳みコンテナーの折り畳み途中の斜視図である。
【図3】図3は本発明の折り畳みコンテナーの折り畳まれた状態の斜視図である。
【図4】図4は本発明の折り畳みコンテナーを構成する底部の裏面斜視図である。
【図5】図5は本発明の折り畳みコンテナーを構成する底部と長側壁の部分分解斜視図である。
【図6】図6は本発明の折り畳みコンテナーを構成する底部と長側壁の嵌合部分の垂直断面図である。
【図7】図7は一例としての折り畳みコンテナーの底部と側壁のヒンジ連結部材の部分分解斜視図である。
【図8】図8は図7に示されているヒンジ連結部材のヒンジ連結された状態の側断面図である。
【図9】図9は同じく図7に示されているヒンジ連結部材のヒンジ連結された状態の他の部分の側断面図である。
【図10】図10は図8において側壁が立てられた状態の側断面図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・・底部
2・・・・・・・・・・・・長側壁
3・・・・・・・・・・・・短側壁
4 ・・・・・・・・・・・補強ブロック
5・・・・・・・・・・・・短側壁側係合部材
6・・・・・・・・・・・・長側壁側係合部材
7・・・・・・・・・・・・略T字状の凹部
8・・・・・・・・・・・・略T字状の嵌合凸部

Claims (2)

  1. 底部と底部にヒンジ連結された側壁とを有する折り畳みコンテナーにおいて、底部の一方の相対する辺部に、略逆T字状の凹部が形成されたブロックが配設されているとともに、前記辺部にヒンジ連結された側壁には、前記略逆T字状の凹部に嵌合可能な略逆T字状の嵌合凸部が配設されていることを特徴とする折り畳みコンテナー。
  2. 底部に配設されたブロックに形成された略逆T字状の凹部を構成する所定の面に、突起が突設されているとともに、側壁に配設された嵌合凸部には、前記突起が挿入可能な凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の折り畳みコンテナー。
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