JP2003095316A - 梱包装置および緩衝材 - Google Patents

梱包装置および緩衝材

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JP2003095316A JP2001282182A JP2001282182A JP2003095316A JP 2003095316 A JP2003095316 A JP 2003095316A JP 2001282182 A JP2001282182 A JP 2001282182A JP 2001282182 A JP2001282182 A JP 2001282182A JP 2003095316 A JP2003095316 A JP 2003095316A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】繰り返し使用でき、外装費用を抑えることがで
き、パレットに製品をそのまま積載して作業時間を短縮
でき、返却時の折り畳んだ状態がコンパクトにでき、積
載および取り出し時の作業性がよく、外箱の折り畳み作
業が必要でない梱包装置および緩衝材を提供する。 【解決手段】底部材1と、この底部材1上に設置される
複数の照明器具の対向両端部を支持するものであって、
複数の照明器具を積層する方向に積層可能な複数の緩衝
材2と、これらの緩衝材2を介して底部材1と反対側に
位置する上部材3とを備え、照明器具を支持しない場合
に緩衝材2を底部材1上に並置可能としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、照明器具等の比
較的大型の被搬送物を複数搬送する際に用いる梱包装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】第1の従来例として、段ボール製の外装
に、段ボール製の緩衝パッドを照明器具等と同梱して搬
送するものがある。
【0003】第2の従来例(例えば、特開平06-286751
)として、固定柱に可動柱を折り畳み可能に連結し、
可動柱の支持桟に被搬送物の両端を支持する照明器具搬
送用パレットがある。
【0004】第3の従来例(例えば、特開平08-080984
)として、一対の安定器ボックスを間にして器具本体
を背中合わせに重ねて包装容器に収納する包装装置があ
る。
【0005】第4の従来例(例えば、特開平06-135475
)として、パレット上に照明器具の両端部を支持する
一対の梱包体を備え、梱包体が第1の枠部材と第2の枠
部材からなる梱包装置がある。
【0006】第5の従来例(例えば、実用登録第303362
7 )として、側壁を折り畳み可能にしたケースがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような方法では下記のような問題点があった。
【0008】第1の従来例は、段ボールは使い捨てされ
る事が多く、大量の納入先では大量のゴミが出ることに
なる。照明器具等の一種類の製品につき、大量の段ボー
ルが使われ、外装費用が高くなる。さらに外装作業時間
および取出作業時間も多くかかる。
【0009】第2の従来例は、被搬送物を収容しない場
合に可動柱を折り畳んだ状態でもまだかさばる。また複
数のパレットを積み重ねる場合に、固定柱の上に他のパ
レットの受け部を載せて行う為、きっちり位置決めする
ように載せる必要があり、手間がかかる。
【0010】第3の従来例は、ひとつの箱に一対の被搬
送物を積載する場合、積載時及び取り出し時の作業性が
悪い。また、多数の被搬送物を搬送する場合、外箱の数
が多くなり経済的ではない。
【0011】第4の従来例は、梱包体が複数の部品の組
み合わせから成り立っており、梱包体をうまく組み合わ
せる必要があり、組立時に作業性が悪い。また、返却時
には梱包体を輸送パレット上に載置し、ひとまとめにす
る際に、何らかの工夫が必要であり、作業性が悪い。
【0012】第5の従来例は、複数の被搬送物の積載時
及び取り出し時の作業性が悪い。また、外箱の折り畳み
作業が複雑で作業性が悪い。
【0013】したがって、この発明の目的は、上記従来
の課題を解決することができる、すなわち繰り返し使用
でき、外装費用を抑えることができ、パレットに製品を
そのまま積載して作業時間を短縮でき、返却時の折り畳
んだ状態がコンパクトにでき、積載および取り出し時の
作業性がよく、外箱の折り畳み作業が必要でない梱包装
置および緩衝材を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の梱包装置
は、底部材と、この底部材上に設置される複数の被搬送
物の対向両端部を支持するものであって前記複数の被搬
送物を並べる方向に並設可能な複数の緩衝材と、これら
の緩衝材を介して前記底部材と反対側に位置する上部材
とを備え、前記被搬送物を支持しない場合に前記緩衝材
を前記底部材上に並置可能としたものである。
【0015】請求項1記載の梱包装置によれば、複数の
緩衝材が並設可能なため被搬送物を外装に包む必要がな
く上部材を取り外した状態では被搬送物の積載取り出し
が容易にできるので作業時間を短縮でき、被搬送物を支
持しない場合に前記緩衝材を前記底部材上に並置可能と
したため、返却時の折り畳んだ状態がコンパクトにで
き、積載および取り出し時の作業性がよく、また繰り返
し使用できるので外装費用を抑えることができ、外箱の
折り畳み作業が必要でない。したがって従来の課題を解
決することができる。
【0016】請求項2記載の梱包装置は、請求項1にお
いて、前記複数の被搬送物が縦方向に並び、前記複数の
緩衝材は互いに上下に積層されるものである。
【0017】請求項2記載の梱包装置によれば、請求項
1と同様な効果がある。
【0018】請求項3記載の梱包装置は、請求項2にお
いて、前記複数の緩衝材が互いに上下に係合されるもの
である。
【0019】請求項3記載の梱包装置によれば、請求項
2と同様な効果のほか、緩衝材を積層したときに緩衝材
が崩れにくく、緩衝材の支持が不要または簡単になる。
【0020】請求項4記載の梱包装置は、請求項2また
は請求項3において、前記底部材の上に立設された板状
部材を、前記積層された緩衝材の外側に配置しているも
のである。
【0021】請求項4記載の梱包装置によれば、請求項
2または請求項3と同様な効果のほか、板状部材により
緩衝材を保護し緩衝材を支持することができる。被搬送
物を搬送する状態では梱包装置を複数積み重ねる際に緩
衝材にかかる負荷を軽減できる。
【0022】請求項5記載の梱包装置は、請求項1にお
いて、前記複数の緩衝材が、それぞれ複数の被搬送物を
並べてその両端を支持するものである。
【0023】請求項5記載の梱包装置によれば、請求項
1と同様な効果のほか、多数の被搬送物を少ない緩衝材
で支持することができる。
【0024】請求項6記載の梱包装置は、請求項1にお
いて、前記複数の被搬送物が横方向に並び、前記複数の
緩衝材は横方向に並設されるものである。
【0025】請求項6記載の梱包装置によれば、請求項
1と同様な効果がある。
【0026】請求項7記載の梱包装置は、請求項1にお
いて、前記被搬送物を支持する前記緩衝材を、前記被搬
送物を並べる方向に複数並設するものである。
【0027】請求項7記載の梱包装置によれば、請求項
1と同様な効果がある。
【0028】請求項8記載の梱包装置は、請求項1にお
いて、積載時または返却時には上部材と底部材とをベル
ト掛け固定するものである。
【0029】請求項8記載の梱包装置によれば、請求項
1と同様な効果のほか、搬送時に型崩れせず搬送容易に
なる。
【0030】請求項9記載の梱包装置は、請求項1にお
いて、底部材または上部材が周囲に壁が設けられた箱状
であるものである。
【0031】請求項9記載の梱包装置によれば、請求項
1と同様な効果のほか、底部材または上部材に位置する
緩衝材を確実に保持することができる。被搬送物を搬送
しない場合、緩衝材を底部材上に並置しやすい。
【0032】請求項10記載の緩衝材は、底部材上に設
置される複数の被搬送物の対向両端部を支持するもので
あって前記複数の被搬送物を並べる方向に互いに並設し
て係合されるものである。
【0033】請求項10記載の緩衝材によれば、梱包装
置に適用すると請求項1と同様な効果がある。
【0034】請求項11記載の緩衝材は、請求項10に
おいて、複数の緩衝材のそれぞれが複数の被搬送物を並
べて支持するものである。
【0035】請求項11記載の緩衝材によれば、請求項
10と同様な効果のほか、被搬送物よりも少ない緩衝材
で被搬送物を支持することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施の形態を図
1から図8により説明する。すなわち、この梱包装置
は、底部材1と、複数の緩衝材2と、上部材3とを有す
る。
【0037】底部材1は、周壁1aの高さが比較的低い
箱形であり、外底面を四方差し可能なパレット形をなす
ように複数の脚4を設けている。周壁1aの高さは1個
の緩衝材2の高さの約1から2倍程度としている。底部
材1は例えば木製またはプラスチック段ボール製等のパ
レット形状であり、返却時の収納スペースのみ考えると
もっと浅くてもいいが、搬送状態での後述の側板10の
傾きを抑える為、これだけの高さ例えば250mm 程度とし
ている。ただし、側板10の傾きを押えられる措置を施
せば浅くても良く、例えば緩衝材2が1段分の高さでも
よい。
【0038】複数の緩衝材2は、底部材1上に設置され
る被搬送物5の対向両端部6を支持するものであって複
数の被搬送物5が並ぶ方向に互いに並設可能な構成であ
る。実施の形態では、被搬送物5が例えば照明器具であ
り、これらを支持する緩衝材2をその並び方向に複数並
設する。この場合、複数の緩衝材2が互いに上下に積層
されるように、しかも互いに上下に締結すなわち結合な
いし係合される、例えば密嵌合するようにしている。ま
た各緩衝材2は、複数の被搬送物5を並べて両端を支持
する。具体的には、各緩衝材2は発泡性樹脂製、段ボー
ル製、または紙製等であり、いずれもリサイクル可能な
材料を用いる。また底部材1の幅よりも狭く、かつ複数
例えば4個の被搬送物5を支持できる長さを有し、断面
L字形であり、長手方向の両端部に端壁8を有し、中間
部に被搬送物5間を仕切る仕切り部7を有する。また各
緩衝材2の上面に係合突起9を設け、下側に係合突起9
が嵌合できる凹部13を設けて、図1から図2の状態に
複数の緩衝材2を互いにずれないように密嵌合すなわち
締結することができる。一方、被搬送物5を支持しない
場合には図7に示すように、緩衝材2を底部材1上に並
置収納することが可能である。
【0039】また実施の形態では一対の緩衝材2で4列
の照明器具を支持しており、かつ緩衝材2を7段設けて
いるので被搬送物2は28台となる。ただし、決まった
数ではなく、これより多くても少なくてもよい。また緩
衝材2が2段目までは底部材1の周壁1a内に納められ
る。被搬送物5は段積みされた緩衝材2の間に配置され
ているが、被搬送物5自体には負荷がかからないように
クリアランスが設けてあり、被搬送物同士が接触しない
ようになっている。ただし、複数の梱包装置を段積みし
た際の下段の梱包装置への負荷は積層した緩衝材2で受
けても後述の側板で受けてもよい。
【0040】側板10は底部材1の上に立設された板状
部材であり、底部材1の周壁1aの内側で積層された緩
衝材2の外側に配置して緩衝材2を保護するとともに緩
衝材2を支持している。この側板10は荷崩れ防止でき
る強度を有する木製、硬ウレタン製、またはプラスチッ
ク段ボール製等を用い、略コ字形に形成され、積層され
た緩衝材2の全高と略同一高さにしてあり、強度アップ
および内側への倒れ込み防止を図っている。また底部材
1の周壁により搬送状態での側板10の傾きが抑えられ
る。側板10を設け、上部材3を被せる前の状態が図3
であり、積層された緩衝材2に一対の側板10の間から
被搬送物5を積載、取り出ししやすい。この側板10は
底部材1と上部材3の間に着脱容易にワンタッチ式に固
定され、返却時に廃棄することなく繰り返し使用可能で
あり、搬送中の上部材3や緩衝材2、被搬送物5のずれ
を防止することができる。
【0041】上部材3は、緩衝材2の底部材1と反対側
に位置する。上部材3も周囲に壁が設けられた箱状であ
り、段積み強度を考えると箱形状が好ましい。また木製
またはプラスチック段ボール製等が可能である。上部材
3は搬送時、返却時とも側板10および緩衝材2を介し
て底部材1と位置決めされる。上部材3はまた側板10
の対向方向と交差する方向に一対の相対向するカバー1
1を垂下し、これは繊維織込みされたビニル製等であ
り、被搬送物5を防滴防埃する。上部材3に接続するこ
とにより返却時に廃棄防止し、繰り返し使用可能とな
る。
【0042】積載時または返却時には上部材3と底部材
1とにベルト12を掛けてワンタッチバックルで固定す
る。
【0043】またカバー11には、その裾部に合繊製等
によるテープに面ファスナ11aを横長に設け、底部材
1の側面に縦長に4本ほど設けた固定側の面ファスナ1
1bに止め、搬送時に風等によりめくれるのを防止する
とともに、縦横に交差する接合により多少の位置関係の
ずれをカバーできる。
【0044】図3は被搬送物5の梱包過程であるのに対
して、図7および図8は被搬送物5がない梱包装置の返
却状態である。この場合、上記したように各緩衝材2を
底部材1内に並べて収納し、その上に側板10を載せ、
ビニル製のカバー11およびベルト12は折り込んで収
納し、上部材3を被せる。この場合、返却時もベルト1
2で上部材21と底部材1を留めることができるように
ベルト12の着脱位置を2個所設けるようにすると、搬
送時と返却時にともにベルト止めできる。その結果、返
却状態では梱包装置が搬送状態の約1/3の高さとな
る。さらにこの状態の梱包装置の複数の段積みが可能で
ある。
【0045】この発明の第2の実施の形態を図9により
説明する。すなわち、第1の実施の形態において、側板
10を平板により形成し、底部材1の底面の周壁1aの
内側近傍に敷き桟15を設け、敷き桟15と周壁1aと
の間に側板10を組み込む。これで外側にはまず動かな
いので両側の側板10で緩衝材2の傾きを抑制できる。
【0046】この発明の第3の実施の形態を図10によ
り説明する。すなわち、第1の実施の形態において、底
部材1は二方指しのパレット形状をなす下駄脚4とし、
ベルト12はたすきがけ方式としており、これにより横
揺れがかなり軽減される。上部材3には縦方向および横
方向にそれぞれ長短のアングル16を設置し、上側に段
積みする別の梱包装置の底部材1の脚4に係合して底部
材1の横ずれを抑制することができる。
【0047】この発明の第4の実施の形態を図11によ
り説明する。すなわち、第1の実施の形態において、底
部材1の下駄脚4よりも高さの高いキャスタ17を底部
材1の両端部の外方に突出して設けている。このためキ
ャスタ17を利用した移動が容易にできるとともに別の
同じ梱包装置の段積みが可能である。
【0048】この発明の第5の実施の形態を図12によ
り説明する。すなわち、第1の実施の形態において、緩
衝材2が下面に係合突起9を設け、上側に係合突起9が
はまる凹部10は仕切り部7間を利用している。この場
合、一番下に位置する緩衝材2は係合突起10により安
定しなくなるので、そこだけ下部を係合突起10を除去
してフラットにした緩衝材2を用いるか、底部材1に係
合突起9を逃がせる形状の凹部を施すかのどちらかにす
る。しかし、実際は返却時に緩衝材2がばらばらになる
恐れがあるので、底部材1に細工をしたほうが無難であ
る。
【0049】この発明の第6の実施の形態を図13によ
り説明する。すなわち、第1の実施の形態において、被
搬送物5の品種が異なる場合に対応するものである。こ
の場合底部材1および上部材3は第1の実施の形態等と
共通であるので、被搬送物5の品種に対応して形状の異
なる緩衝材2′を使用する。図中の緩衝材2は第1の実
施の形態と同様であり、緩衝材2′が異なる形状になっ
ている。この緩衝材2′は断面L字形の緩衝材受け片
2′aおよび仕切り部7が前方に長く受け片2′aの中
央に凹溝19を形成している。また突起数が1個少な
い。
【0050】この発明の第7の実施の形態を図14から
図16により説明する。すなわち、第1の実施の形態に
おいて、緩衝材2が底部材1の両端に位置する端部緩衝
材22と、底部材1の中央位置に位置する中央緩衝材2
3からなる。また被搬送物5は底部材1の幅寸法に近い
正方形の照明器具であり、1個の緩衝材で被搬送物5の
一端を受けるため、第1の実施の形態のような仕切り部
7がないものである。中央緩衝材23は、端部緩衝材2
2に対向する受け片23aを有する断面逆T形であり、
中立板23bの上面に係合突起9を設け、底面に係合突
起9が嵌合する凹部10(図示せず)を形成している。
【0051】図14に示すように、底部材1の長手方向
に被搬送物5を複数すなわち一対配置することが可能で
あり、中央緩衝材23は被搬送物5により動きが抑制さ
れる為、位置決めするものはあってもなくても構わな
い。図では係合突起9および凹部が双方の緩衝材22、
23にあるが、外側緩衝材22は側板10と被搬送物5
で動きが抑制される為、必ずしも必要ではないが、中央
緩衝材23はこの場合側壁がないため、係合突起9およ
び凹部を設けるのが望ましい。ただし、別に壁を設ける
場合はその限りではない。
【0052】このように、中央緩衝材23が配置される
ため、中央緩衝材23がないパターンに比べ、緩衝材収
納スペースを多く取る必要がある。第1の実施の形態で
は、緩衝材22、23の一段分の周壁の高さによる収納
スペースでもよかったが、本パターンの場合、緩衝材2
2、23の二段分の周壁の高さによる収納スペースが必
要である。
【0053】この発明の第8の実施の形態を図17から
図19により説明する。すなわち、第1の実施の形態に
おいて、複数の緩衝材25が底部材1に沿って横方向に
並設される並列積みの形態である。実施の形態の緩衝材
25は、断面コ字形の縦長形状をなし、底部材1の両側
に相対向するように配置し、底部材1の長手方向に緩衝
材25を多数並設している。被搬送物5の両側が緩衝材
25の凹溝26に嵌合しこれにより被搬送物5が支持さ
れる。一方返却状態では緩衝材25を底部材1上に倒し
て収容することができる。
【0054】被搬送物5の形状によっては上記のような
積載方法も可能であり、緩衝材25のみによる自立で、
被梱包物5に負荷をかけないという点では上記他の実施
の形態と同じものと言える。
【0055】上記の実施の形態によれば、つぎのような
効果がある。すなわち、繰り返し使えることで、ゴミが
出ない。一括無梱包搬送により、外装費用が抑えられ
る。パレット形の底部材1に被搬送物5をそのまま積載
するので、作業時間も短縮される。返却時の折り畳んだ
状態がコンパクトである。互いに重ね合わせる際に位置
決めを意識する必要がない。積載及び取り出し時の作業
性が良い。外箱の折り畳み作業の必要がない。
【0056】また返却時に緩衝材2等が収納可能な外箱
があり、緩衝材が金属製ではないので、返却時状態なら
人手で積込み可能であり、底部材1はパレット形状なの
で、梱包装置との段積みの際、比較的位置決めを必要と
しない。被搬送物5よりもやわらかい部品で構成されて
いるので被搬送物5に傷をつける恐れがない。被搬送物
5を積み込むときは一対の側板10間の横2方向及び上
部材3側となる上面が空いているので積込みしやすい。
【0057】なお、この発明において、底部材1および
上部材3は平板状であってもよい。
【0058】
【発明の効果】請求項1記載の梱包装置によれば、複数
の緩衝材が並設可能なため被搬送物を外装に包む必要が
なく上部材を取り外した状態では被搬送物の積載取り出
しが容易にできるので作業時間を短縮でき、被搬送物を
支持しない場合に前記緩衝材を前記底部材上に並置可能
としたため、返却時の折り畳んだ状態がコンパクトにで
き、積載および取り出し時の作業性がよく、また繰り返
し使用できるので外装費用を抑えることができ、外箱の
折り畳み作業が必要でない。したがって従来の課題を解
決することができる。
【0059】請求項2記載の梱包装置によれば、請求項
1と同様な効果がある。
【0060】請求項3記載の梱包装置によれば、請求項
2と同様な効果のほか、緩衝材を積層したときに緩衝材
が崩れにくく、緩衝材の支持が不要または簡単になる。
【0061】請求項4記載の梱包装置によれば、請求項
2または請求項3と同様な効果のほか、板状部材により
緩衝材を保護し緩衝材を支持することができる。被搬送
物を搬送する状態では梱包装置を複数積み重ねる際に緩
衝材にかかる負荷を軽減できる。
【0062】請求項5記載の梱包装置によれば、請求項
1と同様な効果のほか、多数の被搬送物を少ない緩衝材
で支持することができる。
【0063】請求項6記載の梱包装置によれば、請求項
1と同様な効果がある。
【0064】請求項7記載の梱包装置によれば、請求項
1と同様な効果がある。
【0065】請求項8記載の梱包装置によれば、請求項
1と同様な効果のほか、搬送時に型崩れせず搬送容易に
なる。
【0066】請求項9記載の梱包装置によれば、請求項
1と同様な効果のほか、底部材または上部材に位置する
緩衝材を確実に保持することができる。被搬送物を搬送
しない場合、緩衝材を底部材上に並置しやすい。
【0067】請求項10記載の緩衝材によれば、梱包装
置に適用すると請求項1と同様な効果がある。
【0068】請求項11記載の緩衝材によれば、請求項
10と同様な効果のほか、被搬送物よりも少ない緩衝材
で被搬送物を支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の分解斜視図であ
る。
【図2】緩衝材を積み上げた状態の斜視図である。
【図3】被搬送物を収納した状態の斜視図である。
【図4】梱包した状態の斜視図である。
【図5】底部材から側壁を分解した状態の斜視図であ
る。
【図6】一対の緩衝材を示し、その一方を凹部を見せる
ため水平にした斜視図である。
【図7】返却状態の分解斜視図である。
【図8】返却状態の斜視図である。
【図9】(a)は第2の実施の形態の側板を示す斜視
図、(b)はその部分拡大断面図である。
【図10】第3の実施の形態の斜視図である。
【図11】第4の実施の形態の斜視図である。
【図12】第5の実施の形態における緩衝材の斜視図で
ある。
【図13】第6の実施の形態における緩衝材の斜視図で
ある。
【図14】第7の実施の形態の上部材を外した分解斜視
図である。
【図15】被搬送物を入れる前の斜視図である。
【図16】その分解斜視図である。
【図17】第8の実施の形態の斜視図である。
【図18】被搬送物を入れる前の斜視図である。
【図19】その分解斜視図である。
【符号の説明】
1 底部材 2 緩衝材 3 上部材 4 脚 5 被搬送物 6 対向両端部 7 仕切り部 9 係合突起 10 側板 13 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 81/113 B65D 85/30 B 85/30 81/06 102Z 102A (72)発明者 宮先 弘 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 和田 大助 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 波多野 三夫 東京都台東区台東4丁目20番12号 株式会 社ウエノシステック内 (72)発明者 上村 信行 兵庫県加古川市平岡町高畑520−17 クラ ウン商事株式会社内 Fターム(参考) 3E063 AA06 AA31 BA05 BA08 BB04 BB06 CA04 CA06 EE01 EE03 FF07 GG03 3E066 AA03 BA01 CA01 CA03 CA04 DA01 FA13 GA03 GA05 HA05 JA04 JA09 JA13 MA09 NA16 3E067 AA11 AB60 AC03 AC12 BA08B BA09B BA18C BB13B BB14B BC04C DA03 EC29 EC32 EC33 FC01 GD03 3E096 AA09 AA15 BA02 BB01 CA21 CA22 CB03 DA01 DA04 FA16 FA19 FA23 FA27 FA29 FA30 GA11

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部材と、この底部材上に設置される複
    数の被搬送物の対向両端部を支持するものであって前記
    複数の被搬送物を並べる方向に並設可能な複数の緩衝材
    と、これらの緩衝材を介して前記底部材と反対側に位置
    する上部材とを備え、前記被搬送物を支持しない場合に
    前記緩衝材を前記底部材上に並置可能とした梱包装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の被搬送物は縦方向に並び、前
    記複数の緩衝材は互いに上下に積層される請求項1記載
    の梱包装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の緩衝材は互いに上下に係合さ
    れる請求項2記載の梱包装置。
  4. 【請求項4】 前記底部材の上に立設された板状部材
    を、前記積層された緩衝材の外側に配置している請求項
    2または請求項3記載の梱包装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の緩衝材は、それぞれ複数の被
    搬送物を並べてその両端を支持する請求項1記載の梱包
    装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の被搬送物は横方向に並び、前
    記複数の緩衝材は横方向に並設される請求項1記載の梱
    包装置。
  7. 【請求項7】 前記被搬送物を支持する前記緩衝材を、
    前記被搬送物を並べる方向に複数並設する請求項1記載
    の梱包装置。
  8. 【請求項8】 積載時または返却時には上部材と底部材
    とをベルト掛け固定する請求項1記載の梱包装置。
  9. 【請求項9】 底部材または上部材は周囲に壁が設けら
    れた箱状である請求項1記載の梱包装置。
  10. 【請求項10】 底部材上に設置される複数の被搬送物
    の対向両端部を支持するものであって前記複数の被搬送
    物を並べる方向に互いに並設して係合される緩衝材。
  11. 【請求項11】 複数の緩衝材のそれぞれが複数の被搬
    送物を並べて支持する請求項10記載の緩衝材。
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