JP4162117B2 - 物品収納容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、底部と、上枠部と、側壁部とを有し、該側壁部は、前記上枠部が前記底部に近づくように折り畳み可能に構成されている物品収納容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気製品などの工業製品、各種部品、建築資材などの各種材料、家具、天然物、又はその他の物品を運搬し、又はこれを保管する時などに用いられる上記形式の物品収納容器は従来より周知である(例えば、特開平9−165034号公報参照)。かかる物品収納容器を用いれば、これに収納した物品を効率よく運搬し、或いは保管しておくことができる。しかも、物品収納容器の非使用時には、側壁部を折り畳んで、物品収納容器の上下方向の厚さを小さくできるので、物品を所定の場所に運搬した後、空となった物品収納容器を能率よく元の場所に返送することができ、また空の物品収納容器を小さなスペースに格納しておくことができる。
【0003】
ところが、物品収納容器に物品を収納してこれを運搬する時、物品収納容器に加えられる外力によってその中の物品が激しく動き、当該物品に傷が付けられたり、物品が工業製品の場合、これが故障するおそれがある。そこで、物品収納容器の底部に物品を保持してその動きを規制する物品保持部材を設けることが考えられる。ところが、物品収納容器に収納される物品は大サイズのものから小サイズのものまでがあり、その形態も各種のものがある。従って、物品収納容器に小サイズの物品を収納したときは、その物品と物品保持部材との間に大きな隙間ができ、当該物品を保持することはできない。
【0004】
そこで、各種厚さのスペーサを予め用意しておき、物品と物品保持部材との間の隙間の大きさに合ったスペーサを選択し、これをその隙間に挟み込んで当該スペーサを介して物品を保持することも考えられるが、各種厚さのスペーサを用意しておくようにすると、そのコストが嵩むだけでなく、物品と物品保持部材との間の隙間の大きさに見合った厚さのスペーサをその都度選択しなければならぬため、その作業が煩雑となる。また、ダンボール紙などのスペーサを上記隙間に詰め込むこともできるが、その隙間が大きいときは多量のダンボール紙が必要となり、かかる多量のダンボール紙を隙間から外れないように詰め込むことは容易ではない。しかも、ダンボール紙が不要となったとき、これを廃棄したとすると、多量の廃棄物が発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記従来の欠点を簡単な構成によって除去できる物品収納容器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、冒頭に記載した形式の物品収納容器において、その物品収納容器に収納された物品を保持するための物品保持部材と、前記底部の異なった位置に前記物品保持部材を位置決めして取り付けることの可能な保持部材位置決め手段とを具備し、前記底部は、底壁と、該底壁の各辺から上方に立ち上がった側壁と、該側壁の内側に設けられていて、折り畳まれた前記側壁部を受け止める段部とを有し、前記保持部材位置決め手段に位置決めされた前記物品保持部材の高さが、前記段部と同じ高さか又はこれよりも低い高さとなっていることを特徴とする物品収納容器を提案する(請求項1)。
【0007】
その際、前記底部の底壁よりも下方に突出する脚部を有し、折り畳んだ物品収納容器を上下に複数個積み重ねたとき、上側に位置する物品収納容器の脚部が、下側に位置する物品収納容器の上枠部の上部開口に嵌合するように構成すると有利である(請求項2)。
【0008】
また、上記請求項2に記載の物品収納容器において、前記保持部材位置決め手段は、前記物品保持部材の被取付部を挿入可能な取付孔より成り、該取付孔は前記底壁を貫通していて、前記被取付部の先端は、前記脚部の高さ内に位置していると有利である(請求項3)。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
【0036】
図1乃至図3は、折り畳み可能な物品収納容器1の一例を示す斜視図であり、図1はこの物品収納容器1を組み立てたときの様子を示し、図3は物品収納容器1を折り畳んだときの様子を、また図2はその途中の状態をそれぞれ示している。
【0037】
ここに例示した物品収納容器1は、底部3と、上枠部37と、側壁部38とを有し、上枠部37は矩形の枠状に形成されている。また底部3は、矩形の平板状に形成された底壁5と、その底壁5に一体に形成されていて当該底壁5の各辺から上方に立上った側板39とを有している。底部3は上方が開放された扁平な箱状に形成されている(図6参照)。
【0038】
側壁部38は、互いに対向して位置する一対の曲折可能な曲折板40と、同じく互いに対向して位置する回動可能な一対の回動板41とを有していて、各回動板41は、その上端42が、上枠部37の互いに平行な各下縁部に、図示していないヒンジを介してそれぞれ回動可能に連結されている。また、各曲折板40は、上板43と下板44とから成り、上板43の上端45は、上枠部37の上記下縁部とは別の互いに平行な各下縁部に、図示していないヒンジを介してそれぞれ回動可能に連結されている。さらに各下板44の下端46は、底部3の互いに平行な側板上縁に図示していないヒンジを介してそれぞれ回動可能に連結され、各上板43の下端47と、各下板44の上端48も、図示していないヒンジを介してそれぞれ回動可能に連結されている。
【0039】
底部3、上枠部37及び側壁部38は、例えば金属板、木材、高剛性樹脂板又はこれらの複合材料などから構成されている。
【0040】
物品収納容器1が、図1に示すように組み立て状態にあるとき、その上板43は下板44の上方に位置し、これらは、上下方向に立上がった状態でほぼ面一状態となっている。また各回動板41も上下方向にほぼ垂直に立上がり、その下端が側板39の上縁部に当接している。これにより、物品収納容器1の全体が所定の剛性をもって組み立て状態を維持する。
【0041】
図4及び図5に、物品収納容器1に収納される物品2の一例としてプリンタを示してあるが、かかる物品2は、図4及び図5に示すように組み立てられた物品収納容器1の上部開口からその内部に入れられて収納される。必要に応じて、その上部開口を図示していない蓋によって閉鎖することができる。この状態で物品を運搬し、或いは保管することができる。
【0042】
物品収納容器1を折り畳むには、物品収納容器1から物品2を取り出した後、各回動板41を、その下端が互いに接近する向きに押圧して、これらの回動板41を、上端42の側を中心として矢印P方向に回動させ、図2に示すように各回動板41をほぼ水平な状態にし、次いで各曲折板40を図2に示すように曲折する。これにより、上枠部37が底部3に近づき、最終的に、図3に示すように上枠部37と底部3が互いに重なった状態となり、その全体の厚さが小さくなった折り畳み状態となる。この状態で、物品収納容器1を物品の運搬先から元の場所へ返送したり、これを格納しておくことができる。逆の手順で、物品収納容器を再び図1に示した組み立て状態にしてこれを使用することができる。
【0043】
側板39の内側には、段部49(図6参照)が設けられていて、曲折板40を折り畳んだとき、その下板44の縁部が段部49によって受け止められ、その曲折板40の上に回動板41が支持される。このようにして、折り畳まれた側壁部38を段部49で受け止めて、その側壁部38を安定した状態で保持することができる。
【0044】
上述のように、本例の物品収納容器1は、底部3と、上枠部37と、側壁部38とを有し、その側壁部38は、上枠部37が底部3に近づくように折り畳み可能に構成されている。
【0045】
ここで、物品収納容器1に物品を収納してこれを運搬するとき、その物品が物品収納容器内で大きくずれ動いたり、或いはこれが転倒するような不具合を阻止するため、物品収納容器1に収納された物品を保持するための物品保持部材が設けられており、さらに、物品収納容器1に収納される物品のサイズが形態がいかなるときも、その物品を物品保持部材によって保持できるように、底部3の異なった位置に物品保持部材を位置決めして取り付けることの可能な保持部材位置決め手段が設けられている。物品保持部材と、保持部材位置決め手段は、図1乃至図5には示されていない。
【0046】
以上の構成は、後述する各構成の物品収納容器にも共通するものである。
【0047】
図6に、上述の物品保持部材と保持部材位置決め手段の一例を示す。図6は、物品収納容器1の上枠部と側壁部を省略し、底部3とこれに関連する構成を明らかにした図である(図7乃至図24、図29、図30、図39、図40、図45乃至図47及び図50も同様)。
【0048】
図6において、底部3の底壁5には、細棒状の一対の位置決め部50が互いに離間して配置されている。これらの位置決め部50は、保持部材位置決め手段の一例を構成するものであり、かかる位置決め部50は、例えば、底壁5に一体に成形されるか、又はねじなどの固着手段によって底壁5に連結されて底部3に固定されている。物品収納容器1に比較的大きな物品を収納する場合には、物品収納容器1を図1に示すように組み立て状態にして、図6に示した位置決め部50と側板39とによって区画された取付部に、一対の物品保持部材4をそれぞれ図7に示すように嵌着する。これにより、物品保持部材4は、位置決め部50によって位置決めされて底部3に着脱可能に取り付けられる。
【0049】
ここに示した各物品保持部材4には、切欠状の物品載置部51が形成されており、図7に示すように、物品収納容器1の上部開口から挿入した物品2を下降させ、図8に示すように、物品2の下部を両物品保持部材4の物品載置部51に嵌め込むようにして載置する。これにより、物品2は、物品載置部51を区画する物品保持部材4の保持面14により正しく位置決めされて保持される。従って、物品2を収納した物品収納容器1を、人手又はフォークリフト、或いはトラックなどの輸送機器で運搬するとき、その物品収納容器1に外力や多少の衝撃が加えられても、物品2が大きくずれ動いたり、転倒するようなことはなく、物品に傷が付けられたり、これが故障するような不具合を阻止できる。プリンタ以外の物品も物品保持部材4により位置決め保持して、これを運搬し、又は保管することができる。
【0050】
図7及び図8に示した物品2よりも小さな物品を物品収納容器1に収納するときは、各物品保持部材4の下部に形成された切欠52(図6)を各位置決め部50にそれぞれ嵌合して、図9に示すようにその各物品保持部材4を底部3に取り付ける。このとき両物品保持部材4の間隔は、図7の場合よりも狭くなる。次いで図9に鎖線で示すように、各物品保持部材4の物品載置部51に物品2の下部を載置し、保持面14により物品2を保持する。このように物品収納容器1に収納する物品2が比較的小サイズのものであるときも、その運搬時に当該物品2が物品収納容器内でずれ動くような不具合を阻止できる。
【0051】
物品保持部材4は底部3に着脱可能に取り付けられるので、収納する物品2のサイズや形態に合った位置に物品保持部材4をセットして、そのいずれの物品2も位置決めして保持することができる。
【0052】
通常、図8及び図9に示した状態の物品保持部材4の保持面14と、物品2は互いに当接し、又は極く近接して位置するので、これらの間にスペーサを配置する必要はないが、これらの間に多少の隙間ができたときは、その隙間にスペーサ(図示せず)を配置して、物品2の安定性をより一層高めることもできる。この場合も、物品保持部材4を物品2のサイズや形態に合った位置に取り付けるので、物品保持部材4の保持面14と物品2との間の隙間が大きくなることはない。従って薄いスペーサを用いるだけでよく、そのスペーサを容易に物品2と物品保持部材4の保持面14との間の隙間に配置することができる。またスペーサを廃棄するときも、その廃棄物の量が従来のように多くなることはなく、しかも厚さの異なる多種類のスペーサを用意しておく必要もない。スペーサとしては、ダンボール紙などのほかに、フェルトや中空な樹脂成形品などを用いることができる。これは、後述する例の場合も全く同様である。
【0053】
物品保持部材4に形成される切欠52の数は1つを含めた適数に設定できるが、その数を増やすことにより、底部3に対して物品保持部材4を取り付けることのできる位置の数も増大するので、多種のサイズや形態の物品を確実に保持することが可能となる。
【0054】
上述のように、図6乃至図9に示した物品収納容器1は、その保持部材位置決め手段が、物品保持部材4を、底部3の異なった位置に位置決めして着脱可能に取り付けることのできる位置決め部50を有し、その位置決め部50は底部3に固定されている。
【0055】
上述した構成に代え、保持部材位置決め手段が、物品保持部材4を底部3に位置決めして取り付けるための位置決め部材を有し、その位置決め部材を、底部3の異なった位置に着脱可能に取り付けるように構成することもできる。図10乃至図17にその具体例を示す。
【0056】
図10乃至図13に示した物品収納容器においては、底部3の底壁5に多数の取付孔7が形成されている。ここに示した取付孔7は物品載置台3の底壁5を貫通しているが、取付孔7の深さを底壁5の厚さよりも浅く形成して、有底孔として形成することもできる。図11に示した物品保持部材4は図6に示した物品保持部材と実質的に変りはない。
【0057】
また、ここに示した例では、2つの位置決め部材50Aが用いられ、その各位置決め部材50Aは、取付孔7に着脱可能に取り付けられる被取付部53Aと、その被取付部53Aに一体に形成された細棒状の保持部54Aとを有している。保持部54Aは、後述するように物品保持部材を保持する用をなす。位置決め部材50Aの数は、2つに限られず、1つを含めた適宜な数であってよい。
【0058】
物品収納容器に収納する物品のサイズや形態に合せて取付孔7を選択し、その選択した取付孔7に、図11に示すように位置決め部材50Aの被取付部53Aを嵌合して、位置決め部材50Aを底部3に着脱可能に取り付ける。次いで、図6乃至図9に関連して先に説明した位置決め部50による物品保持部材4の取り付け方法と全く同様にして、図11に示した物品保持部材4を、位置決め部材50Aによって、底部3に着脱可能に取り付ける。図12は、図7の場合と同じくして物品保持部材4を底部3に取り付け状態を示しているが、図9と同様にして物品保持部材4を底部3に取り付けることもできる。いずれの場合も、物品保持部材4を、位置決め部材50Aの保持部54Aによって保持することができる。
【0059】
引き続き、図12及び図13に示すように、先に図7及び図9を参照して説明したところと同様にして、物品2を物品保持部材4の物品載置部51に載置し、両物品保持部材4の保持面14によって物品2を位置決め保持する。
【0060】
また、図12及び図13に示した物品2とは異なるサイズの物品を収納するときは、位置決め部材50Aの被取付部53Aを別の取付孔7に着脱可能に取り付け、その位置決め部材50Aによって物品保持部材4を図12に示した位置とは異なる位置にセットし(図9参照)、その物品保持部材4により物品を位置決めして保持すればよい。このように、いかなるサイズないしは形態の物品も、物品保持部材4によって確実に保持することができる。しかも、この例では、底部3に形成された多数の取付孔7のなかから所定の取付孔7を選択し、その取付孔7に位置決め部材50Aを取付け、物品保持部材4の位置を定めるので、物品保持部材4を取り付けるときの選択の自由度が高められ、より一層多種類の物品2を確実に保持することができる。
【0061】
図14乃至図17に示す例においては、位置決め部材50Bが、矩形枠状に形成された保持部54Bと、これに一体に形成された被取付部53Bとから成り、収納する物品のサイズや形態に合せて、底部3の底壁5に形成された取付孔7を選択し、その取付孔7に位置決め部材50Bの被取付部53Bを嵌合して当該位置決め部材50Bを図15に示すように底部3に着脱可能に取り付ける(図14には位置決め部材50Bが取り付いた状態を鎖線で示してある)。
【0062】
また、この例の物品保持部材4Aは、図15に示すように、物品を保持するための保持部9Aと、これに一体に形成された被取付部8Aから成り、図16に示すように、各位置決め部材50Bの保持部54Bに物品保持部材4Aの被取付部8Aを着脱可能に嵌合してその保持部54Bにより物品保持部材4Aを保持する。引き続き、図16に示すように、物品収納容器の上部開口から挿入した物品2の下部周囲部を物品保持部材4Aの物品載置部51A上に載置し、その物品載置部51Aを区画する保持面14Aによって、物品2の下部周面を保持する。この場合も、使用する物品保持部材4Aの数は適宜決めることができる。
【0063】
他のサイズないしは形態の物品を収納するときは、他の取付孔7を選択し、その取付孔に位置決め部材50Bの被取付部53Bを嵌合することにより、位置決め部材50Bを図15とは異なった底部3の位置に取り付け、図17に示すように、その位置決め部材50Bによって物品保持部材4Aを保持し、該物品保持部材4Aにより物品2を保持すればよい。このように、いずれのサイズや形態の物品2も、物品保持部材4Aにより確実に保持することができる。
【0064】
上述のように、図10乃至図17に示した例においては、物品保持部材4を底部3に位置決めして取り付けるための位置決め部材50A,50Bが、底部3の異なった位置に取り付けられるように構成されており、しかも保持部材位置決め手段が、底部3に形成された複数の取付孔7を有し、選択された取付孔7に、位置決め部材50A,50Bが着脱可能に取り付けられるように構成されている。
【0065】
なお、図14においては、底部3の側板も省略してあり、その底壁5だけを示してある(図15、図21、図22、図24、図29、図30及び図50においても同じ)。
【0066】
図18乃至図20に示す例においても、保持部材位置決め手段が、底部3の底壁5に形成された複数の取付孔7Aを有しているが、この例の場合には、その取付孔7Aのうちの選択された取付孔に、物品保持部材4B自体が着脱可能に取り付けられるように構成されている。ここに示した物品保持部材4Bも、物品を保持する用をなす保持部9Bと、その保持部9Bに一体に形成された被取付部8Bとを有している。図18に示す如く、被取付部8Bを下にして、物品保持部材4Bを下方に下げることにより、その被取付部8Bを任意の取付孔7Aに嵌合し、物品保持部材4Bを底部3に取り付けることができる。物品保持部材4Bを上方に持ち上げれば、その被取付部8Bが取付孔7Aから外れ、物品保持部材4Bを底部3から離脱させることができる。
【0067】
ここで、物品収納容器1に収納する物品のサイズや形態に合せて取付孔7Aを選択し、図19に示すように、その取付孔7Aに、物品保持部材4Bの被取付部8Bを着脱可能に嵌合し、物品保持部材4Bを底部3に取り付ける。次いで、物品収納容器の上部開口から挿入した物品2の下部コーナ部を、図19に示すように物品保持部材4Bの物品載置部51B上に載置し、保持部9Bの保持面14Bによってその物品2を位置決めして保持する。
【0068】
別のサイズないしは形態の物品2を物品収納容器に収納するときは、図20に示すように別の取付孔7Aに物品保持部材4Bの被取付部8Bを嵌合し、上述したところと全く同様にして、その物品2を保持する。
【0069】
図21乃至図23に示した例の場合も、物品保持部材4Cが保持部9Cと被取付部8Cより成り、その被取付部8Cを、図22に示すように底部3の底壁5に形成された多数の取付孔7Bのうちの選択された取付孔に嵌着してその物品保持部材4Cを底部3に取り付ける。次いでその物品保持部材4Cによって、図23に示すように、物品収納容器の上部開口から挿入した物品2の下部周囲を保持する。他のサイズないしは形態の物品を保持するときは、物品保持部材4Cの被取付部8Cを、その物品のサイズと形態に合った取付孔7Bに嵌着する。
【0070】
図21乃至図23に示した例の物品保持部材4Cには、物品載置部が設けられておらず、図23に示すように、底部3上に載置された物品2を向いた側の保持部9Cの面が、その物品2を保持する保持面14Cとなる。
【0071】
図18乃至図23に示した例においても、使用する物品保持部材4B,4Cの数は、単数であっても複数であってもよい。またこれらの例の場合、物品保持部材4B,4Cを直に取付孔7A,7Bに取り付けるので、先に説明した例の位置決め部50や位置決め部材50A,50Bは不要である。
【0072】
上述したいずれの形態の物品収納容器の場合も、その位置決め部50、位置決め部材50A,50B及び物品保持部材4,4A,4B,4Cを底部3に取り付けた状態で、これらが、底部3の側板39に形成された段部49と同一高さか、又はこれよりも低い高さとなっていることが好ましい。このようにすれば、位置決め部材や物品保持部材を底部3に取り付けたまま、側壁部38(図1)を図3に示したように折り畳んでも、その側壁部38が位置決め部材や物品保持部材に干渉することはなく、支障なく側壁部38を折り畳むことができる。このため、物品を所定の場所に輸送した後、位置決め部材や物品保持部材を底部3に装着したまま、物品収納容器1を折り畳んで、これを元の場所に返送することができ、この返送時に位置決め部材や物品保持部材が邪魔となることはない。図示した例では、保持部材位置決め手段に位置決めされた物品保持部材4,4A,4B,4Cの高さが、段部49と同じ高さか又はこれよりも低い高さとなっている。
【0073】
ここで、図21に示したように、底部3に形成された取付孔7Bの形状と寸法が全てほぼ同一に形成されていることが好ましい。このようにすれば、物品保持部材4Cの被取付部8Cを、いずれの取付孔7Bにもがたつくことなく容易かつ確実に嵌合し、かつ容易にその取付孔から抜き出すことができ、物品保持部材4Cの着脱作業を楽に行うことができる。これは、図18に示した取付孔7Aの場合も、また図10及び図14に示した位置決め部材用の取付孔7の場合も同様である。各取付孔7の形状と寸法を全て等しく形成することにより、位置決め部材50A,50Bの被取付部53A,53Bを、いずれの取付孔7にも、容易にがたつくことなく嵌合することができる。
【0074】
以上説明した物品収納容器の底部3には多数の取付孔7,7A,7Bが形成されているので、そのうちのどの取付孔7,7A又は7Bに位置決め部材50A,50B又は物品保持部材4B,4Cを取り付ければよいかを一瞥しただけで判るように、各取付孔7,7A,7Bを特定するための取付孔識別手段を底部に設けると有利である。
【0075】
例えば、図24に示すように、多数の取付孔7Bの一方の列に対して、「A」,「B」,「C」,「D」,「E」,「F」…のアルファベットを付し、他方の列に対しては「1」,「2」,「3」,「4」…の数字を付しておく。このようにすれば、物品保持部材4Cを取付孔7Bに取り付けるとき、所定の取付孔7Bを簡単に見つけることができる。例えば、図24に符号7B−1を付した取付孔は「3−C」の番号で特定され、符号7B−2を付した取付孔は「2−D」の番号で特定されるので、これらの取付孔7B−1,7B−2の位置を容易に確認することができる。特に、物品2の形態とサイズが予め判っていれば、物品保持部材4Cを取り付ける取付孔7Bの位置、すなわちその各取付孔7Bの番号も予め判るので、その取付孔7Bを極めて容易に見い出してその各取付孔7Bに物品保持部材4Cを取り付けることができる。これは、先に説明した例の取付孔7,7Aの場合も全く同様である。
【0076】
図10、図14、図18及び図21に示した底部3は、その平面形態が矩形に形成され、当該平面形態が、図21に代表して示すように4つの辺10,11,12,13によって区画されているが、底部3のの平面形態は、矩形以外の適宜な形態にすることもできる。また、図18に示した例では、底部3の平面のうちの特定の領域A1,A2,A3及びA4にのみ、複数の取付孔7Aが形成されているが、図10、図14及び図21に示した例のように、底部3の平面の全領域に複数の取付孔7,7Bを形成するようにしてもよい。
【0077】
その際、上述のいずれの場合にも、互いに近接して隣り合う取付孔間の間隔が等しく設定されていると有利である。すなわち、底部3の平面形態がほぼ矩形に形成されている場合、前述の如く、その平面の全領域又は特定領域A1乃至A4のみに複数の取付孔7,7A,7Bが形成されるが、このとき、底部3の平面形態を区画する各辺10,11,12,13(図21)に沿って取付孔7,7A,7Bを配列し、しかもその平面形態を区画する4つの辺10,11,12,13のうちの互いにほぼ平行な2つの辺10,11が延びる方向を第1の方向P1とし、他の2つの辺12,13が延びる方向を第2の方向P2としたとき、いずれの領域における取付孔7,7A,7Bも、その第1の方向P1において互いに隣り合う2つの取付孔間の間隔dを全てほぼ等しく設定するのである。図示した例の場合には、いずれの領域の取付孔7,7A,7Bも、第2の方向P2において互いに隣り合う2つの取付孔間の間隔Dについても、全てほぼ等しく設定されている。
【0078】
上述のように構成すれば、その第1の方向P1又は第2の方向P2において、取付孔7,7A,7Bに取り付ける位置決め部材50A,50B又は物品保持部材4B,4Cの位置を変えたとき、これらが移動する距離を直ちに知ることができる。例えば、図21に示した取付孔7Bの一辺の長さが2cmで、間隔dが1cmであるとしたとき、物品保持部材4Cを或る取付孔から、第1の方向P1における隣りの取付孔に嵌合し直したとき、物品保持部材4Cが移動する距離は、2cm+1cm=3cmとなり、その移動距離をその都度測定しなくとも、これを即座に把握することができる。
【0079】
上述した利点は、d=Dに設定すると特に効果的であり、このようにすれば、位置決め部材50A,50B又は物品保持部材4B,4Cの位置を第1の方向P1にずらしたときも、また第2の方向P2にずらしたときも、その移動距離をより一層容易に判断することができる。かかる構成は、底部3の平面形態が矩形以外であるときも採用することができる。要は、底部3の平面の全領域又は特定領域のみに複数の取付孔7,7A,7Bを形成し、いずれの領域における取付孔も、その互いに隣り合う2つの取付孔間の間隔を全てほぼ等しく設定するのである。
【0080】
前述のように、図18及び図21に示した物品収納容器の物品保持部材4B,4Cは、取付孔7A,7Bに着脱可能に取り付けられる被取付部8B,8Cと、物品収納容器に収納された物品2を保持する保持部9B,9Cを有しているが、この被取付部8B,8Cと保持部9B,9Cの形態やサイズは適宜設定できる。但し、図18及び図21に示したように、被取付部8B,8Cの横断面積を保持部9B,9Cの横断面積よりも小さく設定することが望ましい。
【0081】
上記構成によると、保持部9B,9Cを被取付部8B,8Cに対して大きく形成できるので、その物品を保持する保持面14B,14Cの面積を大きくとることができ、物品2をより安定した状態で保持することができる。その反面、被取付部8B,8Cを小さく形成できるので、これが嵌合する取付孔7A,7Bの開口面積を小さく形成でき、これによって互いに隣り合う取付孔間のピッチを小さくでき、底部3に多数の取付孔を形成することが可能となる。これにより、物品保持部材4B,4Cを、物品2の外形面により正確に合せて、取付孔7B,7Cに取り付けることができ、いかなる外形の物品2に対しても、各物品保持部材4B,4Cの保持面14B,14Cをその外周面に当接させ、或いは極く近くに接近させて配置し、物品2に対する保持機能と位置決め機能を高めることができる。
【0082】
上述した構成は、図10及び図14に示した位置決め部材50A,50Bにも適用できる。すなわち、位置決め部材50A,50Bが、取付孔7に着脱可能に取り付けられる被取付部53A,53Bと、物品保持部材4を保持する保持部54A,54Bとを有している場合、その被取付部53A,53Bの横断面積を、保持部54A,54Bの横断面積よりも小さく設定するのである。これにより、物品保持部材4を安定して保持できると共に、互いに隣り合う取付孔7の間のピッチを小さくでき、物品保持部材4の物品2に対する保持及び位置決め機能を高めることができる。
【0083】
図18及び図21に示した物品保持部材4B,4Cは、その被取付部8B,8Cを取付孔7A,7Bに単に嵌合するだけで、物品保持部材4B,4Cを取付孔7A,7Bに取り付けることができ、逆にその物品保持部材4B,4Cを引き抜くだけでこれを取付孔7A,7Bから取り外すことできるので、極めて簡単に物品保持部材4B,4Cを底部3に対して着脱することができる。
【0084】
また、図18及び図21に示した被取付部8B,8Cは、特に図24から明らかなように、その横断面形状が矩形に形成され、取付孔7A,7Bがこれに対応する矩形状に形成されているので、被取付部8B,8Cを取付孔7A,7Bに嵌合したとき、物品保持部材4B,4Cが自由に回転してしまうことはない。このため、物品保持部材4B,4Cは、その物品2を保持する保持面14B,14Cが常に物品2を向いた状態を保ち、物品2を安定した状態で保持することができる。被取付部8B,8Cの横断面形状を多角形に形成し、取付孔7A,7Bをこれに対応した形に形成することにより、この作用を奏することができる。取付孔7A,7Bに嵌合した物品保持部材4B,4Cが、底部3に対して回転しないように、取付孔7A,7Bと物品保持部材4B,4Cの被取付部8B,8Cを形成するのである。
【0085】
図10及び図14に示した位置決め部材50A,50Bも、上述したところと同じく、その被取付部53A,53Bが取付孔7に嵌合することにより、位置決め部材50A,50Bが取付孔7に取り付けられ、しかも取付孔7に嵌合した被取付部53A,53Bが底部3に対して回転しないように、取付孔7と被取付部53A,53Bが形成されており、これによって物品保持部材4,4Aを安定状態で保持でき、その保持面14,14Aを常に物品2に向いた状態に保持でき、物品2に対する保持安定性を高めることができる。
【0086】
これに対し、取付孔7A,7Bに嵌合した物品保持部材4B,4Cの被取付部8B,8Cが、底部3に対して回転できるように、取付孔7A,7Bと被取付部8B,8Cを形成することもできる。例えば、図25に示すように、被取付部8Cの横断面形状を円形とし、これが嵌合する取付孔7Bも円形に形成して、被取付部8Cを取付孔7Bに着脱可能に嵌合する。このとき、被取付部8Cが取付孔7Bに大きくがたつくことはないが、自由に回転できるように、被取付部8Cと取付孔7Bの径を設定する。図18に示した被取付部8Bの横断面と、これが嵌合する取付孔7Aも、同様に円形にすることにより、取付孔7Aに取り付けられた物品保持部材4Bを回転させることができる。
【0087】
上述のように物品保持部材4B,4Cを底部3に対して自由に回転できるように構成すると、物品保持部材4B,4Cの被取付部8B,8Cを取付孔7A,7Bに取り付けたまま、その物品保持部材4B,4Cの保持面14B,14Cを所望する状態で物品2に向けることができる。例えば、図25に示した物品保持部材4Cの保持部9Cは、物品2を保持できる4つの保持面14C−1,14C−2,14C−3,14C−4を有しているが、取付孔7Bに嵌合した物品保持部材4Cを、物品2の形態に合せて回転させ、次いで物品2を物品収納容器に収納することにより、いずれの保持面をも、物品2に対向させ、その対向した保持面で物品2を保持することができる。
【0088】
上述した構成は、位置決め部材50A,50Bにも適用でき、この場合には、例えば、図26に示すように、位置決め部材50Bの保持部54Bに、円形横断面の1つの被取付部53Bを固定し、これを円形の取付孔7に回転自在に嵌合する。図10に示した位置決め部材50Aの場合も同様にして、これを回転可能に取付孔7に取り付けることが可能である。このように、取付孔7に嵌合した被取付部53A,53Bを、底部3に対して回転できるように、取付孔7と被取付部53A,53Bを形成することにより、その位置決め部材50A,50Bにより保持された物品保持部材4,4Aの保持面14,14Aを、物品2に対して所望する姿勢で向けることができ、各種形態の物品2を確実に保持することが可能となる。
【0089】
また、図27に示すように、取付孔7Bに着脱可能に取り付けられる被取付部8Cの外周面に雄ねじ15を形成し、取付孔7Bの内周面に雌ねじ16を形成し、物品保持部材4Cを回転させながら、雄ねじ15を雌ねじ16にねじ込むことにより、物品保持部材4Cの被取付部8Cを取付孔7Bに取り付けるように構成することもできる。この構成によれば、被取付部8Cを取付孔7Bに取り付けたまま、物品保持部材4Cの保持面14C−1,14C−2,14C−3,14C−4のいずれの面をも物品2に自由に向かせることが可能である。しかも被取付部8Cが取付孔7Bにねじ係合しているので、物品2の運搬中などに物品保持部材4Cに外力が加えられても、物品保持部材4Cが取付孔7Bから抜け難くなり、物品2に対する保持安定性をより一層高めることができる。
【0090】
上記構成も、位置決め部材50A,50Bに適用でき、これによって上述したところと同様の作用を奏することができる。この場合には、例えば、図26に示した被取付部53Bの外周面に雄ねじを形成し、取付孔7の内周面に雌ねじを形成して、雄ねじを雌ねじにねじ込むことにより、位置決め部材50Bを取付孔7に取り付ける。
【0091】
図18及び図21に示した例においては、各物品保持部材4B,4Cが1つの被取付部8B,8Cを有しているが、各物品保持部材4B,4Cが、1つの保持部9B,9Cと、取付孔7A,7Bに着脱可能に嵌合する複数の被取付部8B,8Cを有し、その各被取付部8B,8Cが別々の取付孔7A,7Bに嵌合するように構成することもできる。例えば、図28に示すように、1つの物品保持部材4Cに4つの被取付部8Cを設け、図29及び図30に示すように、その物品保持部材4Cの被取付部8Cを底部3の取付孔7Bに取り付けたとき、その各被取付部8Cがそれぞれ別々の取付孔7Bに嵌合するように構成するのである。この構成を採用したときは、被取付部8Cを底部3に対して回転させることはできない。
【0092】
図28乃至図30に示した構成によると、複数の被取付部8Cが別々の取付孔7Bにそれぞれ嵌合するので、物品保持部材4Cに大きな外力が加えられたときも、その外力が複数の被取付部8Cに分散され、被取付部8Cが破損する不具合を防止できる。
【0093】
また、図10及び図14に示した位置決め部材50A,50Bも、取付孔7に着脱可能に嵌合する複数の被取付部53A,53Bを有し、その各被取付部53A,53Bが別々の取付孔7に嵌合するように構成されており、これによって上述したところと同様の作用を奏することができる。
【0094】
図24に示した物品保持部材4Cを拡大して示す図31から明らかなように、この物品保持部材4Cは、その保持部9Cが、物品収納容器に収納された物品2に向き合って該物品2を保持し得る複数の保持面14C−1,14C−2,14C−3,14C−4を有している。かかる保持部9Cと被取付部8Cの相対位置は適宜設定できるが、被取付部8Cの各辺と、保持部9Cの各辺との間の間隔X1,X2,X3,X4を互いに異ならせることもできる。
【0095】
図32及び図33は、この構成の作用を説明する図であり、図32は保持部9Cの第1の保持面14C−1が物品収納容器に収納された物品2に向いた状態で、被取付部8Cが取付孔7Bに嵌合したときの様子を示している。このときの保持面14C−1と被取付部8Cとの間の間隔はX1となる。図33は、第2の保持面14C−2が物品収納容器に収納された物品2に向き合った状態で、被取付部8Cが取付孔7Bに嵌合したときの様子を示し、このときの保持面14C−2と被取付部8Cとの間の間隔はX2となる。
【0096】
ここで、間隔X1とX2は互いに異なっているので、第1の保持面14C−1を物品2に対向させたときと、第2の保持面14C−2を物品2に対向させたときとでは、その物品保持部材4Cが物品2を保持する位置が相違する。第3又は第4の保持面14C−3,14C−4を物品2に対向させたときも同様である。このように、同じ物品保持部材4Cであっても、いずれの保持面を物品2に対向させるかによって、その物品2を保持する位置がわずかずつ異なるので、物品2のサイズや形態に合せて、その物品2を最も確実に保持できるように、物品保持部材4Cを取付孔7Bに取り付ける向きを決めることによって、物品2をより正しく、かつ安定した状態で保持することができる。図31に示した間隔X1,X2,X3,X4のうちの少なくとも2つが互いに異なっていれば、この効果を奏することができる。
【0097】
上述のように、1つの保持面が物品収納容器に収納された物品に向き合った状態で該物品保持部材の被取付部が取付孔に取り付けられたときの当該保持面と被取付部との間の間隔と、他の1つの保持面が物品載置台上の物品に向き合った状態で該物品保持部材の被取付部が取付孔に取り付けられたときの当該保持面と被取付部との間の間隔とが互いに異なるように、保持部と被取付部の相対位置を設定することにより、各種サイズないしは形態の物品2に対して、これを確実に保持し、かつ位置決めすることが可能となる。
【0098】
上記構成は、図25、図27及び図28などに示した物品保持部材4Cに対しても適用できるものであり、図28には、図31に示した間隔X1,X2,X3,X4に相当する間隔を同じ符号で示してある。
【0099】
また、上述した構成において、物品保持部材4Cに、その各保持面14C−1,14C−2,14C−3,14C−4と被取付部8Cとの間の間隔X1,X2,X3,X4を示す情報が記入されていると、どの保持面を物品2に向ければよいかを即座に判断でき、その作業性を高めることができる。例えば、図31に示した前述の間隔X1,X2,X3,X4がそれぞれ20mm,10mm,7mm及び15mmであったとき、その各値を示す数値「20」,「10」,「7」,「15」を、例えば物品保持部材4Cの保持部9Cの上面に記入する。このようにすれば、作業者は、その数値を見て、いずれの保持面14C−1,14C−2,14C−3,14C−4が物品2に向くように、物品保持部材4Cを取付孔7に取り付ければよいかを即座に判断することができる。
【0100】
また、各間隔X1,X2,X3,X4を、取付孔間の間隔よりも小さく設定すると、物品保持部材4Cをどの取付孔7に取り付けるかを選択すると共に、その物品保持部材4Cのどの保持面を物品2に向けるかを選択することにより、物品保持部材4Cの保持面14C−1,14C−2,14C−3,14C−4と、物品収納容器に収納された物品2との間の隙間をきめ細かく調整でき、その隙間をより一層狭くすることができ、物品2の保持機能を高めることができる。例えば、隣り合う取付孔7の間の間隔d,D(図21)を前述のように1cmとしたとき、各間隔X1,X2,X3,X4を1cmよりも小さく設定するのである。
【0101】
また、前述の物品収納容器において、物品保持部材4B,4Cが取付孔7A,7Bに取り付けられたとき、その物品保持部材4B,4Cの抜け出しを防止する抜け出し防止手段を設けると有利である。
【0102】
例えば、図34乃至図36に示すように、物品保持部材4Cの被取付部8Cを、上端が保持部9Cに固定連結された複数の舌片17から構成し、その各舌片17の下端部に爪18を形成する。各舌片17は、その下部が矢印Yで示すように開拡又は縮少する向きに弾性変形可能となっている。かかる被取付部8Cを取付孔7Bに挿入すると、図36に示すように舌片17の爪18が取付孔7Bの下縁に係合し、物品保持部材4Cの抜け出しを防止できる。被取付部8Cを取付孔7Bから外すときは、爪18の形成された舌片17を、図36に矢印Y1で示すように互いに接近する向きに加圧して、その爪18を取付孔7Bの下縁から外し、物品保持部材4Cを上方に引き抜けばよい。
【0103】
また、図37に示すように、物品保持部材4Cの被取付部8Cを、上端部が保持部9Cに一体に連結された複数の爪片19により構成すると共に、保持部9Cに形成した中心孔20に棒状の規制部材21をその軸方向に可動に挿通して、抜け出し防止手段を構成することもできる。規制部材21の上端には、その規制部材21よりも大径の円板22が固定されている。
【0104】
図37に示した状態では、規制部材21は最上方位置にあり、このとき複数の爪片19の突部23の外径D1は最も小さくなっている。この状態でその被取付部8Cを図37に示すように底部3の取付孔7Bに挿入し、次いで円板22を下方に押下すると、図38に示すように、規制部材21が下方に移動して、規制部材21の大径部24が複数の爪片19を半径方向外方に拡げ、その突部23の外径D1が拡大する。同時に各爪片19の下端が規制部材21の大径部24に係止される。これにより、爪片19の突部23ないしはその近傍の部分が取付孔7Bの下縁に圧接するので、物品保持部材4Cが取付孔7Bから抜け出ることを防止できる。
【0105】
円板22には溝25が形成されており、図38に示した状態の円板22の溝25に、例えばコイン35の縁部を係合してその円板22を回転させると、保持部9Cと円板22とに形成されたカム(共に図示せず)が互いに係合することにより、規制部材21が図37に示した位置に上昇し、これにより爪片19が弾性復帰して、その突部23の外径D1が縮小する。そこで、物品保持部材4Cを上方に引くことにより、被取付部8を取付孔7から取り出すことができる。図37及び図38に示した構成自体は、従来より周知であるため、これ以上の説明は省略する。
【0106】
上述したところと同様にして、図10及び図14に示した位置決め部材50A,50Bにも抜け出し防止手段を設けることができる。これにより、位置決め部材50A,50Bが取付孔7に取り付けられたとき、その位置決め部材50A,50Bの抜け出しを防止できると共に、上述の所定の操作を行うことによって、位置決め部材50A,50Bを取付孔7から抜き出すことができる。
【0107】
ところで、図34乃至図38に示した例では、物品保持部材4Cを取付孔7Bに挿入したとき、その下部(図36の例では爪18、図38の例では爪片19の下部と規制部材21の下部)が取付孔7Bよりも下方に突出する。従って、この例の場合には、物品収納容器を床面や地面などの載置面上に置いたとき、その底壁5が載置面上に直に接触するように構成すると、被取付部8Cの下部が載置面に突き当り、これが損傷するおそれである。
【0108】
上述の不具合を阻止するには、図39及び図40に示すように、底部3に、その底壁5よりも下方に突出する枠状の脚部60をその底壁5に一体に形成すればよい。この構成によれば、図40に示すように、脚部60を載置面G上に載置して、物品収納容器を載置面G上に置いたとき、その載置面Gと底壁5との間に隙間Sができるので、図36及び図38に示した如く取付孔7Bに物品保持部材4Cを取り付けたとき、その下部が載置面Gに当ることを阻止でき、当該物品保持部材4Cの損傷を防止できる。このように、保持部材位置決め手段を、物品保持部材の被取付部を挿入可能な取付孔により構成し、その取付孔を底壁に貫通させた場合も、被取付部の先端が、脚部の高さ内に位置するように構成することによって、被取付部が載置面に当ることを阻止できるのである。なお、図39においては、底壁5に形成された多数の取付孔の図示を省略してある。
【0109】
また、上述のように底部3に枠状の脚部60を設けると、図41に示すように、折り畳んだ物品収納容器1を上下に複数個積み重ねたとき、上側に位置する物品収納容器1の脚部60を、下側に位置する物品収納容器1の上枠部37の上部開口に嵌合することにより、上側の物品収納容器が下側の物品収納容器から離脱することを防止できる。これにより、折り畳んだ複数の物品収納容器を上下に複数個積み重ねて、これらを安定した状態で運搬し、又は保管しておくことができる。
【0110】
また、先に説明した各実施形態例において、物品収納容器に収納された物品2を保持する物品保持部材4A,4B,4Cの保持部9A,9B,9Cのまわりに、その保持部よりも軟質な緩衝部材を設けることもできる。図42は、その一例を示しており、保持部9Cのまわりに緩衝部材26が装着されている。ここに示した緩衝部材26は、図43に示すように、例えばゴム又は軟質樹脂などから成る弾性を有する筒状部材より成り、かかる緩衝部材26を保持部9Cに嵌合することにより、その緩衝部材26を図42に示すように保持部9Cのまわりに装着することができる。
【0111】
上述のように保持部9Cに緩衝部材26を設けると、例えば、物品収納容器に収納した物品2を運搬する際に生じる衝撃によって、物品2が保持部9Cに強く当っても、物品2は緩衝部材26に当るので、その衝撃が緩和され、物品2に傷が付けられる不具合を阻止できる。
【0112】
また、物品保持部材4,4A,4B,4Cと、物品収納容器に収納された物品2とを互いに着脱可能に固定連結する固定手段を設けることもできる。図44にその固定手段の一具体例を示す。ここに示した物品保持部材4Cの保持部9Cには、ねじ孔32が形成され、このねじ孔32にボルト33をねじ込んでこのボルト33を締め付けると、ボルト33の先端に固定された軟質材より成る圧接部材36が、物品収納容器に収納された物品2に圧接する。これにより、物品2と物品保持部材4Cがボルト33を介して固定される。ボルト33を緩めれば、その固定状態を解除することができる。34は、ボルト33のつまみであり、このつまみ33を持ってボルト33を回転させることができる。
【0113】
上述の如き固定手段を設けることにより、物品保持部材による物品2の保持安定性をより一層高めることができる。
【0114】
以上説明した物品収納容器1の底部3は1つの底壁5を有し、前述のように各種形態で構成される保持部材位置決め手段は、その底壁5に設けられている。かかる底部3を用いれば、物品収納容器の構造を簡素化でき、そのコストの上昇を抑えることができる。
【0115】
これに対し、図45及び図46に示すように、底部3が、底壁5と、その底壁5の上に配置される底板55とを有するように構成し、その底板55に、前述の如く各種形態で構成できる保持部材位置決め手段を設けることもできる。図45に示した例では、底板55に多数の取付孔7が形成され、その底板55に、図14乃至図16に示した物品収納容器の場合と同様にして、位置決め部材50Bが着脱可能に取り付けられ、その位置決め部材50Bによって物品保持部材4Aが位置決め保持されている。また、図46に示した例では、底板55に多数の取付孔7Bが形成され、その底板55に、図21乃至図23に示した物品収納容器の場合と同様にして、物品保持部材4Cが着脱可能に取り付けられている。
【0116】
上述のように底壁5のほかに底板55を設けた場合には、これらの間に適宜な部材を収容することが可能となる。例えば、図45及び図46に示すように、底壁5と底板55との間にばね56より成る緩衝部材を設けることができ、これによって底板55に支持された物品を運搬するとき、その物品に衝撃が加えられることをより一層軽減できる。緩衝部材としては、ばねのほか、ゴムや発泡体などから成る弾性部材を適宜用いることができる。
【0117】
物品保持部材と位置決め部材は、例えば硬質樹脂、金属、木材などの高剛性材料や、軟質樹脂、発泡体、ゴムなどの弾性材料により構成できる。その際、物品2を下から支える物品載置部51,51A,51Bを有している物品保持部材の場合には、これを例えば発泡スチロールなどの弾性材料により構成し、物品2に対する緩衝機能を高めることが好ましい。これに対し、物品保持部材を保持する位置決め部材については、物品保持部材に対する保持機能を高めるため、当該位置決め部材を硬質樹脂などの弾性変形し難い高剛性材料により構成することが好ましい。物品保持部材が、物品収納容器に収納された物品を下から支える物品載置部を有している場合、当該物品保持部材を、位置決め部材よりも弾性変形しやすい材料によって構成するのである。
【0118】
また、底壁5と底板55との間に緩衝部材を設ける構成は、図47に示すように、物品保持部材や保持部材位置決め手段が設けられていない物品収納容器にも適用できる。
【0119】
以上説明した物品保持部材によって物品を保持することにより、その運搬時に物品がずれ動いたり、倒れたりすることを阻止できるが、この運搬時に物品収納容器に大きな衝撃が加えられたり、当該容器を傾けたようなときは、これに収納された物品が多少がたついたり、傾くこともあり得る。そこで、図48乃至図50に例示するように、物品収納容器1に収納した物品2と、その物品収納容器の側壁との間に、保護部材61を配置することもできる。ここに例示した保護部材61は、軟質樹脂又はゴムなどから成り、内部に空気が封入されるクッション部材により構成されている。すなわち、この保護部材61は、互いに連結され、かつ内部の空気室が互いに連通した多数の袋部62を有し、図示していないバルブを通して保護部材61に空気を吹き込むと、この保護部材61は、図48に示すように、矩形の枠状の形態を呈する。かかる保護部材61を、物品収納容器1内に収納され、前述の物品保持部材によって保持された物品2の周囲に図49及び図50に示すように巻き付ける。このようにすれば、物品2の運搬中に物品収納容器1を多少、傾けたとしても、物品2と物品収納容器の側壁との間には保護部材61があるので、物品2が大きく傾いたり、大きくがたつくことを阻止でき、物品2をより確実に保護することができる。
【0120】
保護部材61の非使用時には、前述のバルブを通して保護部材61内の空気を抜き出し、これをコンバクトに折り畳むことができる。従って、物品2を輸送先で物品収納容器1から降ろした後、折り畳んだ保護部材61を、底部3に収納して物品収納容器1を折り畳めば、物品収納容器1を元の場所に持ち帰るとき、保護部材61が全く邪魔となることはない。再び保護部材61に空気を封入すれば、これを再び使用することができ、当該保護部材61を何度も使用することができる。
【0121】
以上、本発明の好ましい実施形態例を説明したが、本発明はこれらの実施形態例に限定されず、各種改変して構成することができる。例えば、図1乃至図3に、物品収納容器1の基本構成の一例を示したが、本発明はここに例示した物品収納容器以外の各種形態の折り畳み式の物品収納容器にも広く適用できるものである。
【0122】
【発明の効果】
本発明によれば、サイズや形態の異なる物品を保持して収納することができ、その物品の運搬時に、当該物品が大きくずれ動く不具合を阻止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】組み立てられた状態の物品収納容器を示す斜視図である。
【図2】物品収納容器を折り畳み、又は組み立てるときの様子を示す斜視図である。
【図3】折り畳まれた物品収納容器の斜視図である。
【図4】物品収納容器に物品を収納するときの様子を示す斜視図である。
【図5】物品を物品収納容器に収納した状態を示す斜視図である。
【図6】位置決め部を有する底部と物品保持部材を示す斜視図である。
【図7】底部に取り付けた物品保持部材と物品を示す斜視図である。
【図8】物品を底部にセットした状態を示す斜視図である。
【図9】物品保持部材を底部の異なった位置に取り付けて、その底部に物品をセットした状態を示す斜視図である。
【図10】図6に示した底部とは異なる底部と位置決め部材とを示す斜視図である。
【図11】図10に示した底部に位置決め部材を取り付けたときの様子を示す斜視図である。
【図12】物品保持部材を取り付けた底部と物品を示す斜視図である。
【図13】図12に示した物品を底部にセットした状態を示す斜視図である。
【図14】さらに別の位置決め部材と、これが取り付けられる底部を示す斜視図である。
【図15】図14に示した底部に位置決め部材を取り付けたときの様子を示す斜視図である。
【図16】底部に取り付けた物品保持部材と、その物品保持部材により保持された物品とを示す斜視図である。
【図17】図16に示した物品とは異なるサイズの物品を底部にセットしたときの様子を示す斜視図である。
【図18】さらに別の底部と物品保持部材を示す斜視図である。
【図19】図18に示した底部に物品保持部材を取り付けて、その物品保持部材により物品を保持したときの状態を示す斜視図である。
【図20】別の取付孔に物品保持部材を取り付け、その物品保持部材により物品を保持したときの斜視図である。
【図21】さらに別の物品保持部材と、底部を示す斜視図である。
【図22】図21に示した底部に物品保持部材を取り付けたときの斜視図である。
【図23】図22に示した物品保持部材によって物品を保持したときの様子を示す斜視図である。
【図24】図21に示した底部と物品保持部材の拡大斜視図である。
【図25】図24に示した物品保持部材の被取付部を円柱状に形成した例を示す斜視図である。
【図26】位置決め部材の被取付部を円柱状に形成した例を示す斜視図である。
【図27】被取付部の外周面に雄ねじが形成された物品保持部材を示す斜視図である。
【図28】複数の被取付部を有する物品保持部材の斜視図である。
【図29】図28に示した物品保持部材の被取付部を取付孔に嵌合するときの様子を示す斜視図である。
【図30】図28に示した物品保持部材の被取付部を取付孔に嵌合し終えたときの様子を示す斜視図である。
【図31】図24に示した物品保持部材を拡大して示す斜視図である。
【図32】物品保持部材の被取付部と物品との相対位置関係の一例を示す説明図である。
【図33】物品保持部材の被取付部と物品との他の相対位置関係を示す説明図である。
【図34】被取付部を舌片により構成した物品保持部材の斜視図である。
【図35】図34のQ−Q線に沿う水平断面図である。
【図36】図34に示した被取付部を取付孔に嵌合したときの様子を示す部分断面図である。
【図37】取付孔に挿入された被取付部の他の例を示す部分断面図である。
【図38】図37に示した物品保持部材の被取付部を開拡したときの部分断面図である。
【図39】底壁に脚部が付設された底部を上下反転した状態で示す斜視図である。
【図40】図39に示した底部を載置面上に置いたときの断面図である。
【図41】図39及び図40に示した底部を備えた物品収納容器を上下に積み重ねたときの正面図である。
【図42】緩衝部材が装着された物品保持部材の斜視図である。
【図43】図42に示した緩衝部材を物品保持部材の保持部に取り付けるときの様子を示す斜視図である。
【図44】ボルトによって物品保持部材と物品を固定した例を示す部分断面図である。
【図45】底部を底壁と底板により構成し、これらの間にばねを配置した例を示す斜視図である。
【図46】底部を底壁と底板により構成し、これらの間にばねを配置した他の例を示す斜視図である。
【図47】底部を底壁と底板により構成し、これらの間にばねを配置したさらに他の例を示す斜視図である。
【図48】物品収納容器に収納した物品のまわりに保護部材を装着するときの様子を示す斜視図である。
【図49】保護部材を物品のまわりに装着した状態を示す斜視図である。
【図50】保護部材を物品のまわりに装着した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 物品収納容器
2 物品
3 底部
4 物品保持部材
4A 物品保持部材
4B 物品保持部材
4C 物品保持部材
5 底壁
7 取付孔
7A 取付孔
7B 取付孔
7C 取付孔
8A 被取付部
8B 被取付部
8C 被取付部
9A 保持部
9B 保持部
9C 保持部
10 辺
11 辺
12 辺
13 辺
14 保持面
14A 保持面
14B 保持面
14C 保持面
14C−1 保持面
14C−2 保持面
14C−3 保持面
14C−4 保持面
15 雄ねじ
16 雌ねじ
26 緩衝部材
37 上枠部
38 側壁部
50 位置決め部
50A 位置決め部材
50B 位置決め部材
51 物品載置部
51A 物品載置部
51B 物品載置部
53A 被取付部
53B 被取付部
54A 保持部
54B 保持部
55 底板
A1 領域
A2 領域
A3 領域
A4 領域
d 間隔
D 間隔
P1 第1の方向
P2 第2の方向
X1 間隔
X2 間隔
X3 間隔
X4 間隔

Claims (3)

  1. 底部と、上枠部と、側壁部とを有し、該側壁部は、前記上枠部が前記底部に近づくように折り畳み可能に構成されている物品収納容器において、
    該物品収納容器に収納された物品を保持するための物品保持部材と、前記底部の異なった位置に前記物品保持部材を位置決めして取り付けることの可能な保持部材位置決め手段とを具備し、前記底部は、底壁と、該底壁の各辺から上方に立ち上がった側壁と、該側壁の内側に設けられていて、折り畳まれた前記側壁部を受け止める段部とを有し、前記保持部材位置決め手段に位置決めされた前記物品保持部材の高さが、前記段部と同じ高さか又はこれよりも低い高さとなっていることを特徴とする物品収納容器。
  2. 前記底部の底壁よりも下方に突出する脚部を有し、折り畳んだ物品収納容器を上下に複数個積み重ねたとき、上側に位置する物品収納容器の脚部が、下側に位置する物品収納容器の上枠部の上部開口に嵌合する請求項1に記載の物品収納容器。
  3. 前記保持部材位置決め手段は、前記物品保持部材の被取付部を挿入可能な取付孔より成り、該取付孔は前記底壁を貫通していて、前記被取付部の先端は、前記脚部の高さ内に位置している請求項2に記載の物品収納容器。
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