JP5326955B2 - 緩衝梱包材及び梱包体 - Google Patents

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Description

本発明は、緩衝梱包材及び梱包体に関する。
特許文献1記載の梱包構造は、パレット上に緩衝材を介して製品を載置し、外箱で被う製品の梱包構造において、製品載置面部と、その製品載置面部を挟んで設けた手掛け穴を有する一対の側面部とからなる製品保持シートを用い、前記製品載置面部を介して前記パレット上に製品を載置すると共に、その製品の側面を前記製品保持シートの側面部で被い、これを介して製品を前記外箱で覆うようになっている。
また、特許文献2記載の梱包緩衝材は、被梱包物を運搬する際の衝撃を緩和するために梱包容器の箱部底側に配置される梱包緩衝材であって、該梱包緩衝材は、被梱包物の底面の両端部を支持しており、被梱包物の側方を支持する部分と被梱包物の底面を支持する部分とを有している。
さらに、特許文献3記載の梱包材は、ダンボールパレットの上面の四隅には樹脂製の包装袋で全体を包装された被梱包物の角部を受ける角部緩衝材が配置され、上面中央には被梱包物の底面を受ける矩形状の緩衝材が配置され、前記ダンボールパレットの上面には前記包装袋の破れを防ぐための樹脂製シートが載置されるようになっている。
特開2003−175974号公報(発明の実施の形態、図1) 特開2007−210636号公報(背景技術、図1) 特開2008−189371号公報(発明を実施するための最良の形態、図1)
本発明が解決しようとする課題は、作業者が少なくとも被梱包物の底面部に配置される緩衝材に梱包覆いを載せる際に、梱包覆いに緩衝材に対して梱包覆いを位置決めするための切り口を設けた場合であっても、被梱包物の梱包における防塵の品質を安定させる緩衝梱包材及び梱包体を提供するものである。
請求項1に係る緩衝梱包材は、少なくとも被梱包物の底面部に配置される緩衝材と、前記緩衝材と前記被梱包物との間に介在される梱包覆いと、前記緩衝材に設けられ、前記緩衝材に前記梱包覆いを位置決めするために前記緩衝材の被梱包物と接触する面に突出され、前記緩衝材と被梱包物との間にかかる圧力で変形可能に形成された突起部と、前記梱包覆いに設けられ、前記緩衝材の突起部と係わり合って緩衝材と梱包覆いとを位置決め可能な切り口を有し、前記緩衝材と被梱包物との間にかかる圧力で前記突起部がつぶれて変形したときに、前記切り口が塞がれるように形成され、前記突起部に位置合わせする位置合わせ部とを備えたものである。
請求項2に係る発明は、前記突起部が複数個設けられることを特徴とする請求項1記載の緩衝梱包材である。
請求項3に係る発明は、前記位置合わせ部が前記突起部に対応する位置に設けられることを特徴とする請求項2記載の緩衝梱包材である。
請求項4に係る梱包体は、被梱包物と、少なくとも前記被梱包物の底面部に配置される緩衝材と、前記緩衝材と前記被梱包物との間に介在される梱包覆いと、前記緩衝材に設けられ、前記緩衝材の被梱包物と接触する面に突出され、前記緩衝材と被梱包物との間にかかる圧力でつぶれて変形した突起部と、前記梱包覆いに設けられ、前記緩衝材の突起部と係わり合って緩衝材と梱包覆いとを位置決め可能な切り口を有し、前記緩衝材と被梱包物との間にかかる圧力でつぶれて変形した前記突起部によって前記切り口が塞がれ、前記突起部に位置合わせされた位置合わせ部と、前記被梱包物、緩衝材及び梱包覆いを梱包する容器とを備えたものである。
請求項1に係る発明によれば、作業者が少なくとも被梱包物の底面部に配置される緩衝材に梱包覆いを載せる際に、梱包覆いに緩衝材に対して梱包覆いを位置決めするための切り口を設けた場合であっても、被梱包物の梱包における防塵の品質を安定させることができる。
請求項2に係る発明によれば、複数個の突起部を目印として位置合わせ部を位置合わせし、緩衝材に対して梱包覆いを位置決めして載せることができる。
請求項3に係る発明によれば、複数個の突起部に対応する位置の位置合わせ部をそれぞれの突起部に位置合わせし、緩衝材に対して梱包覆いを位置決めして載せることができる。
請求項4に係る発明によれば、作業者が緩衝材に梱包覆いを載せる際に、緩衝材に対して梱包覆いを位置決めするための切り口を梱包覆いに設けた場合であっても、被梱包物を梱包した状態では防塵の品質が安定した被梱包物の梱包状態を提供させることができる。
本発明による緩衝梱包材及び梱包体の実施の形態の概要を示す説明図であり、(a)は容器の内面と被梱包物との隙間に配置された緩衝材を示す側面図であり、(b)及び(c)は緩衝材に設けられた突起部と梱包覆いに設けられた位置合わせ部の切り口との関係を示す平面図であり、(d)は容器内に被梱包物、緩衝材及び梱包覆いを梱包した状態を示す側面図である。 本実施形態による緩衝梱包材における緩衝材の実施形態を示す斜視図である。 本実施形態による緩衝梱包材における梱包覆いの実施形態を示す平面図である。 梱包覆いに設けられた位置合わせ部の切り口の形状を示す平面図である。 緩衝材に設けられた突起部に位置合わせ部を位置合わせし、緩衝材に対して梱包覆いを位置決めして載せる状態を示す斜視図である。 緩衝材の突起部と梱包覆いの位置合わせ部との関係を示す説明図であり、(a)は梱包覆いの位置合わせ部の切り口を緩衝材の突起部に位置合わせする状態を示す部分拡大断面図であり、(b)は被梱包物の重量で緩衝材の突起部がつぶれて変形したときに位置合わせ部の切り口が塞がれる状態を示す部分拡大断面図である。 緩衝材及び梱包覆いの上方に被梱包物を運搬して容器の内部に被梱包物を入れる状態を示す側面図である。 緩衝材の四隅部に被梱包物の下部角部が外側面から抱え込まれて位置ずれなく入れられた状態を示す側面図である。 容器の内面と被梱包物との隙間に配置される緩衝材に対して梱包覆いを位置決めして載せ、前記容器内に被梱包物、緩衝材及び梱包覆いを梱包した状態を示す側面図である。
〔実施の形態の概要〕
図1は本発明による緩衝梱包材及び梱包体の実施の形態の概要を示す説明図であり、(a)は容器の内面と被梱包物との隙間に配置された緩衝材を示す側面図であり、(b)及び(c)は緩衝材に設けられた突起部と梱包覆いに設けられた位置合わせ部の切り口との関係を示す平面図であり、(d)は容器内に被梱包物、緩衝材及び梱包覆いを梱包した状態を示す側面図である。
この実施形態による梱包体は、画像形成装置などの比較的重量の重い被梱包物を梱包するもので、被梱包物1と、少なくとも前記被梱包物1の底面部に配置される緩衝材3と、前記緩衝材3と前記被梱包物1との間に介在される梱包覆い4と、前記緩衝材3に設けられ、前記緩衝材3の被梱包物1と接触する面に突出され、前記緩衝材3と被梱包物1との間にかかる圧力でつぶれて変形した突起部5と、前記梱包覆い4に設けられ、前記緩衝材3の突起部5と係わり合って緩衝材3と梱包覆い4とを位置決め可能な切り口7を有し、前記緩衝材3と被梱包物1との間にかかる圧力でつぶれて変形した前記突起部5によって前記切り口7が塞がれ、前記突起部5に位置合わせされた位置合わせ部6と、前記被梱包物、緩衝材及び梱包覆いを梱包する容器2とを備えたものである。
このような実施形態において、前記容器2は、少なくとも被梱包物1の底面部を入れるもので、段ボール等から成る。なお、この容器2は、最低限被梱包物1の底面部を入れるものであるが、被梱包物1の全体を入れるものであってもよいし、被梱包物1の底面部及び上面部を入れるものであってもよい。
前記緩衝材3は、容器2の内部に入れられた被梱包物1への衝撃を吸収するもので、図1(a)に示すように、少なくとも被梱包物1の底面部を入れる容器2の内面と前記被梱包物1との隙間に配置されるようになっている。なお、容器2の形状によっては、緩衝材3は、容器2内にて被梱包物1の底面部及び上面部に形成される隙間に配置され、或いは側面部に形成される隙間に配置されることもある。
また、梱包覆い4は、容器2内に梱包された被梱包物1に周囲の粉塵等が侵入しないように防塵するもので、図1(a)に示すように、前記緩衝材3と前記被梱包物1の底面部との間に介在される。この梱包覆い4は、被梱包物1の底面部において緩衝材3との間に介在されるものに限られず、被梱包物1の底面部及び上面部において緩衝材3との間に介在され、或いは被梱包物1の全体を包み込むものであってもよい。
そして、前記緩衝材3の被梱包物1と接触する面の予め定めた位置には、突起部5が設けられている。この突起部5は、前記緩衝材3に前記梱包覆い4を位置決めするためのもので、前記緩衝材3と被梱包物1との間にかかる圧力で変形可能に形成されている。なお、この突起部5は、被梱包物1と接触する面の予め定めた位置に一つ又は複数個設けられる。
また、前記梱包覆い4の予め定めた位置には、位置合わせ部6が設けられている。この位置合わせ部6は、前記緩衝材3に梱包覆い4を載せる操作者が、前記緩衝材3に梱包覆い4を載せる際に位置決めするために前記突起部5との間で位置を合わせたり、前記緩衝材3に梱包覆い4を載せた際に、前記突起部5と位置合わせ部6との位置が多少ずれていた場合であっても、梱包覆い4の自重や前記緩衝材3及び梱包覆い4の上に載せられた被梱包物1の重さで位置合わせ部6に突起部5が入り込み、梱包覆い4が移動することで位置が合わせられるもので、前記緩衝材3の突起部5と係わり合って梱包覆い4を位置決め可能な切り口7を有し、前記緩衝材3と被梱包物1との間にかかる圧力で前記突起部5がつぶれて変形したときに、前記切り口7が塞がれるように形成されている。なお、この位置合わせ部6は、梱包覆い4の予め定めた位置に一つ又は複数個設けられる。また、位置合わせ部6の切り口7の形状は、一文字形(図1(b)参照)、十文字形、円又は四角などの穴(図1(c)参照)等がある。
これにより、作業者が容器2の内面に配置された緩衝材3に梱包覆い4を載せる際に、図1(b),(c)に示すように、緩衝材3の突起部5に梱包覆い4の位置合わせ部6を位置合わせして、緩衝材3に対して梱包覆い4を位置決めして載せる。そして、図1(a)に示すように、緩衝材3に載せられた梱包覆い4を介して前記容器2内に被梱包物1を入れると、図1(d)に示すように、該被梱包物1の重量で緩衝材3の突起部5がつぶれて変形し緩衝材3の面が沈み込み、図1(b)、(c)に示す梱包覆い4の位置合わせ部6の切り口7を塞いだ状態となる。
次に、前記緩衝材3に設けられた突起部5及び前記梱包覆い4に設けられた位置合わせ部6の他の実施形態について説明する。
まず、突起部5は、複数個設けられる。これは、複数個の突起部5を目印として位置合わせ部6を位置合わせし、緩衝材3に対して梱包覆い4を位置決めして載せるためである。
また、位置合わせ部6は、前記複数個の突起部5に対応する位置に設けられる。これは、複数個の突起部5に対応する位置の位置合わせ部6をそれぞれの突起部5に位置合わせし、緩衝材3に対して梱包覆い4を位置決めして載せるためである。
なお、図1においては、少なくとも被梱包物1の底面部を入れる容器2を備えたものについて説明したが、本発明はこれに限られず、被梱包物1の形状、大きさ等によっては前記容器2は省略してもよい。この場合は、緩衝材3が少なくとも被梱包物1の底面部に配置され、梱包覆い4が前記緩衝材3と被梱包物1との間に介在された状態で、前記被梱包物1が梱包される。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
〔実施形態の説明〕
図2は本実施形態による緩衝梱包材における緩衝材3の実施形態を示す斜視図である。この緩衝材3は、図1において被梱包物1を梱包するための容器2の内部に入れられた被梱包物1への衝撃を吸収するもので、少なくとも被梱包物1の底面部を入れる容器2の内面と前記被梱包物1との隙間に配置されるようになっている。この場合、段ボール等から成る容器2は、最低限被梱包物1の底面部を入れるものであるが、被梱包物1の全体を入れるものであってもよいし、被梱包物1の底面部及び上面部を入れるものであってもよい。したがって、容器2の形状によっては、緩衝材3は、容器2内にて被梱包物1の底面部及び上面部に形成される隙間に配置され、或いは側面部に形成される隙間に配置されることもある。
前記緩衝材3は、例えばポリスチレン樹脂を原料とした発泡スチロール等の発泡樹脂から成り、その具体的な形状は図2に示すように形成されている。図2は、被梱包物1の底面部を入れる容器2の底側に配置される緩衝材3を示しており、この緩衝材3は、予め定められた横幅(約50cm程度)×奥行き(約60cm程度)×高さの容器2内に上方から挿入できるように、平面形状が矩形状の枠体に形成されている。すなわち、四隅部に被梱包物1の底面の隅部を載せる板状の支持面部10a,10b,10c,10dを有し、これらの支持面部10a,10b,10c,10dの間を連結部材11で互いに連結し、各支持面部10a〜10dの外側隅部には被梱包物1の下部角部を外側面から抱え込むコーナー支持部12a,12b,12c,12dが立ち上がっている。なお、図2においては、前記緩衝材3の中央部分は、軽量化及びコスト低下のため打ち抜かれているが、これに限られず、全面にわたって部材がつながっていてもよい。
そして、前記支持面部10a,10b,10c,10dの前記被梱包物1と接触する面の予め定めた位置には、突起部5a,5b,5c,5dがそれぞれ設けられている。この突起部5a〜5dは、後述の梱包覆い4を緩衝材3に載せる際に位置決めするための部材となるもので、前記緩衝材3と被梱包物1との間にかかる圧力で変形可能に形成され、例えば高さが約5mm程度の円柱状に形成されている。なお、突起部5a〜5dの形状は、円柱状に限られず、三角柱状、四角柱状又は六角柱状等であってもよい。また、突起部5a〜5dの個数は、合計4個に限られず、いずれかの支持面部10a〜10dに1個だけでもよいが、梱包覆い4の位置決めを確実にするためには、2個以上であることが望ましい。
図3は本実施形態による緩衝梱包材における梱包覆い4の実施形態を示す平面図である。この梱包覆い4は、図1において容器2内に入れられた被梱包物1に周囲の粉塵等が侵入しないように防塵するもので、前記緩衝材3と前記被梱包物1の底面部との間に介在されるようになっている。この梱包覆い4は、被梱包物1の底面部において緩衝材3との間に介在されるものに限られず、被梱包物1の底面部及び上面部において緩衝材3との間に介在され、或いは被梱包物1の全体を包み込むものであってもよい。そして、この梱包覆い4は、例えばポリプロピレン、ポリエチエン等を原料とした樹脂製シートから成る。その具体的な形状は、図3に示すように、図2に示す矩形状の枠体から成る緩衝材3の平面形状よりも大きい面積を有する例えば長方形に形成されている。なお、梱包覆い4の平面形状は、長方形に限られず、正方形又は円形等であってもよい。
そして、前記梱包覆い4の予め定めた位置には、位置合わせ部6a,6b,6c,6dが設けられている。この位置合わせ部6a〜6dは、前記緩衝材3に梱包覆い4を位置決めするために前記突起部5a〜5dに位置合わせするもので、前記突起部5a〜5dと係わり合って緩衝材3と梱包覆い4とを位置決め可能な切り口7を有し、前記緩衝材3と被梱包物1との間にかかる圧力で前記突起部5a〜5dがつぶれて変形したときに、前記切り口7が塞がれるように形成されている。なお、1個1個の位置合わせ部6の切り口7の形状は、図4(a)に示す一文字形、同図(b)に示す十文字形、同図(c)に示す穴等のいずれであってもよい。図4(c)に示す穴は、三角形、四角形又は円形等であってもよい。また、位置合わせ部6a〜6dの個数は、合計4個に限られず、いずれかの突起部5a〜5dに対応する位置に1個だけでもよいが、梱包覆い4の位置決めを確実にするためには、2個以上であることが望ましい。
次に、本実施形態による緩衝梱包材の使用について、図5から図9を参照して説明する。作業者は、図2において、例えば被梱包物1の底面部を入れる容器2内に緩衝材3を上方から挿入して、前記容器2の底側に緩衝材3を配置する。次に、このように容器2内に配置された緩衝材3の上方に図3に示す梱包覆い4を持って来て、図5に示すように、緩衝材3に設けられた突起部5a,5b,5c,5dに、梱包覆い4に設けられた位置合わせ部6a,6b,6c,6dをそれぞれ位置合わせし、緩衝材3に対して梱包覆い4を位置決めして載せる。なお、前述のように、緩衝材3の突起部5a〜5d及び梱包覆い4の位置合わせ部6a〜6dの個数は、1個又は複数個であってもよい。
このとき、図1(c)に示すように、緩衝材3の突起部5に梱包覆い4の位置合わせ部6の切り口7を拡げて嵌め、該突起部5に位置合わせ部6を位置合わせする。或いは、図1(b)に示すように、緩衝材3の突起部5に梱包覆い4の位置合わせ部6の切り口7を当てて、該突起部5に位置合わせ部6を位置合わせするだけでもよい。この図1(b)の場合は、緩衝材3の突起部5を目印として梱包覆い4の位置合わせ部6を当てることで、緩衝材3に対して梱包覆い4を簡易に位置決めすることができる。このときは、作業者が変わっても、作業者によって大きな位置ずれが発生するのを防止できる。
一方、図1(c)の場合は、図6(a)に示すように、梱包覆い4の位置合わせ部6の切り口7を拡げて緩衝材3の突起部5に嵌めることで、緩衝材3に対して梱包覆い4を確実に位置決めすることができる。このときは、作業者が変わっても、作業者によって位置ずれが発生するのを防止できる。また、緩衝材3に対して梱包覆い4を位置決めして載せた後に、風等の影響によりその梱包覆い4が位置ずれすることがないので、梱包覆い4の位置決め作業をやり直す必要がなく、作業工数の増加を防止できる。
次に、図5に示すように、緩衝材3の中心に対して梱包覆い4を位置決めして載せた状態で、図7に示すように、前記緩衝材3及び梱包覆い4の上方に被梱包物1を運搬し、図5に示す四隅部のコーナー支持部12a,12b,12c,12dの間に被梱包物1の底面部を抱え込むようにして、容器2の内部に被梱包物1を入れる。すると、図8に示すように、前記緩衝材3の四隅部のコーナー支持部12a,12b,12c,12dに被梱包物1の下部角部が外側面から抱え込まれて、位置ずれなく収容される。このとき、前記梱包覆い4は、被梱包物1の底面部において、周囲に略等しい長さの防塵用の残り幅が生じ、この梱包覆い4の残り幅によって被梱包物1の底面部を覆い、その防塵の役割を発揮する。
図8に示すように、前記梱包覆い4が位置決めされた緩衝材3に被梱包物1を載せて容器2内に入れると、図6(b)に示すように、該被梱包物1の重量で緩衝材3の突起部5がつぶれて変形し緩衝材3の面が沈み込み、位置合わせ部6の切り口7が塞がれる。なお、図6(b)では、拡大図示の状態にて緩衝材3と梱包覆い4との間、梱包覆い4と被梱包物1との間にそれぞれ隙間が有るように図示されているが、実際には緩衝材3と梱包覆い4との間、梱包覆い4と被梱包物1との間はそれぞれ密接した状態である。
これにより、図9に示すように、作業者が容器2の内面と被梱包物1との隙間に配置される緩衝材3に梱包覆い4を載せる際に、該梱包覆い4を緩衝材3に対して位置決めして載せることができ、被梱包物1の梱包における防塵の品質を安定させることができる。
なお、以上の説明では、緩衝材3は、容器2と被梱包物1の底面部との間に形成される隙間に配置されるものとしたが、本発明はこれに限られず、例えば容器2が被梱包物1の側面も入れるものである場合は、該容器2の対向する内側面と被梱包物1の側面部との間に形成される隙間に配置してもよい。このときは、容器2の対向する内側面に配置された緩衝材3の突起部5に梱包覆い4の位置合わせ部6の切り口7を嵌めて位置合わせし、容器2の対向する内側面に配置された梱包覆い4の間に被梱包物1を挿入した結果、前記容器2の内側面と被梱包物1の側面部との隙間に前記緩衝材3が配置されることになる。そして、被梱包物1と容器2の内側面との間にかかる圧力で前記梱包覆い4と緩衝材3とを密接させて、図1(b)、(c)に示す梱包覆い4の位置合わせ部6の切り口7を塞ぐようになる。
また、以上の説明では、少なくとも被梱包物1の底面部を入れる容器2を備えたものについて説明したが、本実施形態はこれに限られず、被梱包物1の形状、大きさ等によっては前記容器2は省略してもよい。この場合は、緩衝材3が少なくとも被梱包物1の底面部に配置され、梱包覆い4が前記緩衝材3と被梱包物1との間に介在された状態で、前記被梱包物1が梱包される。
1…被梱包物、2…容器、3…緩衝材、4…梱包覆い、5,5a,5b,5c,5d…突起部、6,6a,6b,6c,6d…位置合わせ部、7…切り口

Claims (4)

  1. 少なくとも被梱包物の底面部に配置される緩衝材と、
    前記緩衝材と前記被梱包物との間に介在される梱包覆いと、
    前記緩衝材に設けられ、前記緩衝材に前記梱包覆いを位置決めするために前記緩衝材の被梱包物と接触する面に突出され、前記緩衝材と被梱包物との間にかかる圧力で変形可能に形成された突起部と、
    前記梱包覆いに設けられ、前記緩衝材の突起部と係わり合って緩衝材と梱包覆いとを位置決め可能な切り口を有し、前記緩衝材と被梱包物との間にかかる圧力で前記突起部がつぶれて変形したときに、前記切り口が塞がれるように形成され、前記突起部に位置合わせする位置合わせ部とを備えたことを特徴とする緩衝梱包材。
  2. 前記突起部は、複数個設けられることを特徴とする請求項1記載の緩衝梱包材。
  3. 前記位置合わせ部は、前記突起部に対応する位置に設けられることを特徴とする請求項2記載の緩衝梱包材。
  4. 被梱包物と、
    少なくとも前記被梱包物の底面部に配置される緩衝材と、
    前記緩衝材と前記被梱包物との間に介在される梱包覆いと、
    前記緩衝材に設けられ、前記緩衝材の被梱包物と接触する面に突出され、前記緩衝材と被梱包物との間にかかる圧力でつぶれて変形した突起部と、
    前記梱包覆いに設けられ、前記緩衝材の突起部と係わり合って緩衝材と梱包覆いとを位置決め可能な切り口を有し、前記緩衝材と被梱包物との間にかかる圧力でつぶれて変形した前記突起部によって前記切り口が塞がれ、前記突起部に位置合わせされた位置合わせ部と、
    前記被梱包物、緩衝材及び梱包覆いを梱包する容器とを備えたことを特徴とする梱包体。
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