JP3230134U - 保持材 - Google Patents

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昭広 井関
昭広 井関
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Abstract

【課題】収容する物品のサイズや形状に柔軟に対応することができ、作成や設置が容易で、物品への振動や衝撃を緩和し、物品の移動を規制して破損を防止する保持材を提供する。【解決手段】板状部材で形成し、載置部51と、下面部31と、上面部21と、上面部21に基部を有し、基部から起倒自在な保持部23と、下面部31と上面部21とを対向させた状態で固定する固定部(固定手段)と、を有する保持材1であって、載置部51に物品を載せ、少なくとも2つの保持部31を起立し対向させて、保持部23間で物品Aを保持する。【選択図】図3

Description

本考案は、物品への振動や衝撃を緩和し、物品の移動を規制して破損を防止する保持材に関する。
従来から、例えばケーキ等のように型崩れを起こしやすいものの運送に使用する包装用容器では、様々な提案がなされている。例えば、デコレーションケーキを包被、固定して振動、衝撃から商品を保護するための包装体の提案においては、浅いトレー状の身箱と、被せ蓋とで外箱を構成し、被せ蓋の内面に内接する支持板を組み合わせるとともに、この支持板の中央部に円形の切欠孔を形成し、この切欠孔の内側にはデコレーションケーキを包囲する円筒形の周面保護部材を密接に嵌め込んで、商品を保護している(特許文献1参照。)。
特開第2001−322629号公報
しかしながら、特許文献1に記載する包装箱では、支持板に形成した切欠孔を円筒形の周面保護部材に密接に嵌め込んで商品を保護するため、円筒のサイズと切欠孔のサイズとが密接となるように形成しなければならず、デコレーションケーキのサイズや形状が複数ある場合には、サイズや形状に対応した形態の切欠孔を有する支持板がそれぞれ必要となり、作成の手間が煩雑でコストも高額となる。また、それぞれの支持板を周面保護部材に密接に嵌め込む手間も煩雑である。
本考案は、上記問題を解決すべくなされたものである。本考案の目的は、収容する物品のサイズや形状に柔軟に対応することができ、作成や設置が容易で、物品への振動や衝撃を緩和し、物品の移動を規制して破損を防止する保持材の提供である。
本考案の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
第1の考案では、板状部材で形成し、載置部と、下面部と、上面部と、当該上面部に基部を有し、当該基部から起倒自在な保持部と、前記下面部と前記上面部とを対向させた状態で固定する固定手段と、を有する保持材であって、前記載置部に物品を載せ、少なくとも2つの前記保持部を起立し対向させて、前記保持部間で前記物品を保持することを特徴とする保持材である。
第2の考案では、第1の考案であって、前記載置部を前記下面部と前記上面部との間に収容することを特徴とする保持材である。
第3の考案では、第1の考案であって、前記載置部を前記下面部に有することを特徴とする保持材である。
第4の考案では、第1から第3のいずれかの考案であって、前記基部は折曲部を有し、当該折曲部は、前記保持部側又は前記保持部とは反対側に膨らむ形状であることを特徴とする保持材である。
第5の考案では、第1から第4のいずれかの考案であって、前記保持材を外箱に収容して前記物品を保持することを特徴とする保持材である。
第6の考案では、第1から第5のいずれかの考案であって、前記物品は円筒形状であって、前記保持部の自由端に、前記保持部が倒伏した状態で前記円筒形状の物品の側部に当接する頂部と、当該頂部から傾斜する傾斜部とで山形状を形成し、前記保持部を隣接させ、隣接する傾斜部で谷部を形成することを特徴とする保持材である。
第7の考案では、第1から第6のいずれかの考案であって、前記物品は帯状部材で囲まれたケーキであることを特徴とする保持材である。
本考案の効果として、以下に示すような効果を奏する。
第1の考案によれば、少なくとも2つの保持部を起立し対向させるという簡単な作業で、物品を保持して物品への振動や衝撃を緩和し、物品の移動を規制して破損を防止することができる。さらに、保持部は起倒可能に物品を保持するため、収容する物品のサイズや形状に柔軟に対応することができる。
第2の考案によれば、載置部を保持材の下面部と上面部との間に収容して保持部を起立し対向させるだけで簡単に物品を保持することができる。
第3の考案によれば、対向する保持部間の距離を保って物品を安定して保持することができる。
第4の考案によれば、折曲部が前記保持部側又は前記保持部とは反対側に膨らむ形状であるため、保持部が物品を保持する側に倒れる力が強く、物品を押圧して保持しやすい。
第5の考案によれば、保持材を外箱に収容して物品を保持するため、より一層、物品への振動や衝撃を緩和し、物品の移動を規制して破損を防止することができる。
第6の考案によれば、保持部が倒伏した状態で円筒形状の物品の側部に当接させると、頂部から谷部へと円筒形状の物品の側部を滑動し、スムーズに保持部が立ち上がるため、保持部を起立させる手間がなくなり、簡単な作業で物品を保持することができる。
第7の考案によれば、保持材に挟持される物品は帯状部材で囲まれたケーキであり、型崩れの防止が重要課題で、サイズや形状の種類が豊富であるケーキの持ち運びや運送において、特に有用である。
保持材1の平面図。 (a)保持材1の一部である展開体11の組み立て途中を示す平面図。(b)展開体11の組み立てた状態を示す、下面部31・固定部(固定手段)41側から見た平面図。(c)展開体11の組み立てた状態を示す、上面部21側から見た平面図。 (a)(b)デコレーションケーキAを保持材1で保持する途中を示す斜視簡略図。 保持材1でデコレーションケーキAを保持した状態を示す斜視簡略図。 (a)保持材1でデコレーションケーキAを保持した状態を示す正面簡略図。(b)保持材1でデコレーションケーキAを保持した状態を示す平面簡略図。 (a)保持材1でデコレーションケーキBを保持した状態を示す正面簡略図。(b)保持材1でデコレーションケーキBを保持した状態を示す平面簡略図。 (a)保持材1でデコレーションケーキCを保持した状態を示す正面簡略図。(b)保持材1でデコレーションケーキCを保持した状態を示す平面簡略図。 (a)デコレーションケーキAを保持材100で保持した状態示す斜視簡略図。(b)保持材100の一部である展開体111を示す平面図。 (a)デコレーションケーキAを保持材200で保持した状態示す斜視簡略図。(b)保持材200の展開体211を示す平面図。 (a)デコレーションケーキAを保持材300で保持した状態示す斜視簡略図。(b)保持材300の一部である載置部351を示す斜視簡略図。(c)保持材300の一部である展開体311を示す平面簡略図。 (a)保持材400の一部である展開体411を示す平面図。(b)展開体411の組み立て完成を示す、下面部431側から見た平面図。(c)展開体411の組み立て完成を示す、上面部421側から見た平面図。 (a)保持材500の一部である展開体511を示す平面図。(b)保持材600の一部である展開体611を示す平面図。
次に、本考案の実施形態である保持材1について説明する。
保持材1は、デコレーションケーキを保持する保持材である。
保持材1は、デコレーションケーキAを最大収容寸法として、デコレーションケーキB、デコレーションケーキC程度の寸法・形状のものまで保持して、振動や衝撃を緩和し、移動を効果的に規制することが可能な寸法に設定している。
デコレーションケーキAは、円筒形状であって、板紙で形成される帯状部材100で周囲を円筒形状に囲んで包装されたもので、円筒の直径は約170mmである。
デコレーションケーキBは、円筒形状であって、板紙で形成された帯状部材100で周囲を円筒形状に囲んで包装されたもので、円筒の直径は約140mmである。
デコレーションケーキCは、四角筒形状であって、板紙で形成された帯状部材100で四角筒状に囲んで包装されたもので、四角筒の一辺が120mmである。
保持材1に保持される物品は、物品そのものに限らず、包装された状態の物品をも含むものであり、本実施形態においてデコレーションケーキA、B、Cとは、このように包装された状態を指している。
説明にあたっては、デコレーションケーキAを保持する場合を中心に説明する。
図1は保持材1の平面図であり、図4は保持材1で円筒形状のデコレーションケーキAを保持した状態の斜視簡略図である。
保持材1は、図1に示す展開体11が2枚と、展開体11とは別の部材で形成する載置部51とで構成される。
保持材1は、展開体11を図2に示すように組み立て、デコレーションケーキAを載置部51に載せて、保持部23で保持した状態で、外箱3に収容される。
本実施形態の保持材1の展開体11は坪量350g/mの板紙で形成している。また、載置部51は坪量550g/mの板紙で形成している。なお、板紙の他、段ボールや樹脂素材を用いた板状部材で形成してもよい。
保持材1は、図4、図5に示すように、それぞれ対向する4つの保持部23によって載置部51に載せたデコレーションケーキAを保持する。
保持材1は、上面部21と下面部31の間に載置部51を収容した状態で上面部21から保持部23が起立するものである。
図1に従って保持材1を構成する部分を説明する。展開体11は、保持材1の内側となる面を紙面手前側として示している。載置部51はデコレーションケーキAを載せる面を紙面手前側として示している。また、破線は折線を示している。
まず、展開体11について説明する。
展開体11の上面部21には、基部となる折曲部22を介して保持部23を有している。保持部23は、デコレーションケーキAを保持する部分を構成する。折曲部22は保持部23とは反対側に膨らむ湾曲形状に形成している。
保持部23は、自由端に頂部24と、この頂部24から傾斜する傾斜部25とで山形状を形成している。また、隣接する2つの保持部23の隣接する傾斜部25で谷部26を形成している。なお、本実施形態では保持部23が倒伏した状態で2つの保持部が接した状態で隣接しているが、「隣接する」とは、2つの保持部の間に空間がある場合をも含む概念として使用している。
上面部21の保持部23を有する側とは反対側の端縁には、折曲部を介して下面部31を連設している。また、上面部21の左右端縁には、折曲部を介して固定部(固定手段)41を連設している。固定部(固定手段)41は、組み立てた状態において上面部21と下面部31とを対向させた状態を固定する部分(手段)である。固定部(固定手段)41の左右端には、係合部42を形成している。
次に、載置部51について説明する。
載置部51は、デコレーションケーキAを載せる部分を構成する。
載置部51は、平板の略四角形状で、右側に取手を形成したトレーである。デコレーションケーキAを載せる面には、PPラミネート加工が施されている。店舗等では、作成したデコレーションケーキAを載置部51に載せて保管する。
次に、展開体11の組み立てについて、図2に従って説明する。
まず、図2(a)に示すように、上面部21と下面部31との間の折曲部を谷折りして上面部21に対して下面部31を折り返し、下面部31を上面部21に重ねる。
さらに、図2(b)に示すように、上面部21と固定部(固定手段)41との間の折曲部を谷折りして上面部21に対して折り返し、固定部41(固定手段)を下面部31に重ねるとともに、係合部42を係合して固定する。これにより、上面部21と下面部31は対向した状態で固定される。図2(c)は、展開体11の組み立てた状態を上面部21側から見た平面図である。
なお、本実施形態では、固定部(固定手段)41を用いて固定しているが、固定方法はこれに限定されず、テープでの固定や、接着剤による固定、差込片とスリットを形成して係合固定する等の方法を採用してもよい。
これにより、組み立て完成状態となる。
本実施の形態に係る展開体11の組み立てでは、折目は全て谷折であり、固定する部分は、固定部41の係合固定のみであるから、貼り作業が不要で製造コストを安価とすることができる
次に、デコレーションケーキAの収容保持について説明する。
図3は、保持材1の設置の状態を示す斜視簡略図である。まず、図3(a)に示すように、デコレーションケーキAを載置部51の略中央に載せる。そして、図3(b)に示すように、保持部23を倒伏させたまま、上面部21と下面部31との間に、載置部51の前側、後側をそれぞれ収容するように近づける。すると、頂部24がデコレーションケーキAの側部に当接してデコレーションケーキAの側部を滑動し、さらに谷部26がデコレーションケーキAの側部を滑動して、スムーズに保持部23が立ち上がる。そして、上面部21と下面部31との間に、載置部51の前側、後側がそれぞれ収容される。このため、保持部23を起立させる手間がなくなり、簡単な作業でデコレーションケーキAを保持することができる。ただし、必ずしもこのような手順で保持部23を起立させる必要はなく、予め保持部23を立ち上げる作業を行ってから、上面部21と下面部31との間に、載置部51の前側、後側をそれぞれ収容してもよい。
図4に示すように、載置部51の前側、後側の端部を上面部21と下面部23との間に収容した状態で、保持部23はデコレーションケーキAに当接して起立し、対向する保持部23間でデコレーションケーキを保持する。このとき、保持部23の基部である折曲部22は保持部23とは反対側に膨らむ湾曲形状であるため、デコレーションケーキAを保持する側に倒れる力が強く、デコレーションケーキAを押圧して安定して保持している。
そして、保持材1及びデコレーションケーキAはこの状態で外箱3に収容され、持ち運び、運送等される。
保持材1が円筒形状のデコレーションケーキAを収容保持する場合、図5(a)(b)に示すように、保持部23はほぼ直立に近い状態でデコレーションケーキAに当接して起立している。図5(a)は、保持材1がデコレーションケーキAを保持した状態の正面簡略図であり、図5(b)は、保持材1がデコレーションケーキAを保持した状態の平面簡略図である。
この状態において、折曲部22が保持部23とは反対側に膨らむ湾曲形状であるため、保持部23はデコレーションケーキAを保持する側に倒れる力が強く、デコレーションケーキAを押圧して安定して保持している。
デコレーションケーキAよりも寸法の小さい円筒形状のデコレーションケーキBを収容保持する場合、収容保持の手順はデコレーションケーキAと同様であるため説明を省略するが、図6(a)(b)に示すように、保持部23はデコレーションケーキAを保持する起立状態よりもデコレーションケーキB側に傾斜した起立状態でデコレーションケーキBに当接して起立している。図6(a)は、保持材1がデコレーションケーキBを保持した状態の正面簡略図であり、図6(b)は、保持材1がデコレーションケーキBを保持した状態の平面簡略図である。この状態であっても、折曲部22が保持部23とは反対側に膨らむ湾曲形状であるため、デコレーションケーキBを保持する側に倒れる力が強く、デコレーションケーキBを押圧して安定して保持している。
同様に、デコレーションケーキAよりも寸法が小さく、四角筒形状であるデコレーションケーキCを収容保持する場合であっても、収容保持の手順はデコレーションケーキAと同様であるため説明を省略するが、図7(a)(b)に示すように、保持部23はデコレーションケーキAを保持する起立状態よりもデコレーションケーキC側に傾斜した起立状態でデコレーションケーキCの角部に当接して起立している。図7(a)は、保持材1がデコレーションケーキCを保持した状態の正面簡略図であり、図7(b)は、保持材1がデコレーションケーキCを保持した状態の平面簡略図である。この状態であっても、折曲部22が保持部23とは反対側に膨らむ湾曲形状であるため、デコレーションケーキCを保持する側に倒れる力が強く、デコレーションケーキCを押圧して安定して保持している。
保持材1は、保持部23がデコレーションケーキA、B、Cに対応した傾斜角度で当接して、デコレーションケーキA、B、Cを保持するものであり、デコレーションケーキのサイズや形状に柔軟に対応するものとなっている。
このように、本実施形態の保持材1は、板状部材である板紙で形成し、載置部51と、下面部31と、上面部21と、上面部21に基部を有し、基部から起倒自在な保持部23と、下面部31と上面部21とを対向させた状態で固定する固定部(固定手段)41と、を有する保持材1であって、載置部51にデコレーションケーキA、B、Cのいずれかを載せ、4つの保持部23を起立し対向させて、保持部23間でデコレーションケーキを保持する保持材である。
このため、4つの保持部を起立し対向させるという簡単な作業で、デコレーションケーキA、B、Cを保持して振動や衝撃を緩和し、移動を規制して破損を防止することができる。さらに、保持部23は起倒可能にデコレーションケーキA、B、Cを保持するため、収容する物品のサイズや形状に柔軟に対応することができる。
また、保持材1は、載置部51を下面部31と上面部21との間に収容する。
このため、載置部51を下面部31と上面部21との間に収容して保持部23を起立し対向させるだけで簡単に、デコレーションケーキA、B、Cを保持することができる。
また、保持材1の基部は折曲部22を有し、折曲部22は、保持部23とは反対側に膨らむ形状である。
このため、保持部23は、デコレーションケーキA、B、Cを保持する側に倒れる力が強く、デコレーションケーキA、B、Cを押圧して保持しやすい。
また、保持材1を外箱3に収容して、デコレーションケーキを保持する。
このため、より一層、デコレーションケーキA、B、Cへの振動や衝撃を緩和し、移動を規制して破損を防止することができる。
また、保持材1は、保持部23の自由端に、保持部23が倒伏した状態で円筒形状のデコレーションケーキA、Bの側部に当接する頂部24と、頂部24から傾斜する傾斜部25とで山形状を形成し、この保持部23を隣接させ、隣接する傾斜部25で谷部26を形成する。
このため、保持部23が倒伏した状態でデコレーションケーキA、Bの側部に当接させると、頂部24から谷部26へと円筒形状のデコレーションケーキAの側部を滑動してスムーズに保持部23が立ち上がるため、保持部23を起立させる手間がなくなり、簡単な作業で物品を保持することができる。
また、デコレーションケーキA、B、Cは帯状部材で囲まれたケーキである。
このため、型崩れの防止が重要課題で、サイズや形状の種類が豊富であるケーキの持ち運びや運送において、特に有用である。
なお、本考案は、本実施形態に限定されるものではなく、本考案の意図する範囲において適宜設計変更可能である。例えば、以下に示す保持材100、200、300、400、500、600のような実施形態も本考案の意図する範囲である。なお、これらの保持材もまた、上述のデコレーションケーキA、B、C程度の寸法・形状のものまで保持して、振動や衝撃を緩和し、移動を効果的に規制することが可能な寸法に設定している。
説明にあたっては、デコレーションケーキAを収容保持する場合について述べ、デコレーションケーキB、Cの収容保持については、デコレーションケーキAと同様の手順であるため説明を省略する。
保持材100について、図8を用いて説明する。図8(a)デコレーションケーキAを保持材100で保持した状態示す斜視簡略図であり、図8(b)は保持材100の一部である展開体111を示す平面図である。
保持材100は、図8(a)(b)に示すように、保持部123を前側と後側に各1つ対向する位置に設けて、デコレーションケーキAを保持している。
載置部151については、保持材1の載置部51と同様であるため説明を省略する。
また、展開体111の組み立てや保持材100の設置についても保持材1と同様の手順であるため、説明を省略する。
この場合において、保持材100の折曲部122は保持部123とは反対側に膨らんで湾曲しているため、保持部123もデコレーションケーキAの側部に沿うように湾曲し、前後方向のみならず、左右方向への移動をも規制することができる。
保持材200について、図9を用いて説明する。図9(a)はデコレーションケーキAを保持材200で保持した状態示す斜視簡略図であり、図9(b)は保持材200の展開体211を示す平面図である。
保持材200は、図9(a)に示すように、保持部223を前後側に各2つ設けて対向させて、デコレーションケーキAを保持している。また、載置部251を下面部231に設けている。展開体211の内面にはPPラミネート加工を施している。
図9(b)に示す展開体211を組み立ててデコレーションケーキAを保持するには、まず、載置部251の略中央にデコレーションケーキAを載せ、下面部231(載置部251)と上面部221との間の折曲部を折り曲げて、上面部221を下面部231(載置部251)に対して折り返し、下面部231(載置部251)と上面部221とを重ねて対向させる。このとき、保持部223はデコレーションケーキAに当接して、基部である折曲部222から起立する。さらに、下面部231(載置部251)と固定部(固定手段)241との間の折曲部を折り曲げて、固定部(固定手段)241を下面部231(載置部251)に対して折り返して上面部221の上に重ねる。そして、上面部221に形成したスリット227に係合部242を挿入して係止すれば、下面部231(載置部251)と上面部221とが対向した状態で固定され、デコレーションケーキAが保持部223で保持される。
保持材200では載置部251を下面部231に設けているため、対向する保持部23間の距離を保ってデコレーションケーキAを安定して保持することができる。
保持材300について、図10を用いて説明する。図10(a)はデコレーションケーキAを保持材300で保持した状態示す斜視簡略図であり、図10(b)は載置部351を示す斜視簡略図であり、図10(c)は保持材300の一部である展開体311を示す平面図である。
保持材300は、図10(a)に示すように、保持部323を前後側に各2つ設けて対向させて、デコレーションケーキAを保持している。また、図10(b)に示すように、載置部351は、周縁に側部を有するトレー形状であり、デコレーションケーキAを載せる面にはPPラミネート加工が施されている。また、図10(c)に示すように展開体311は、上面部321と下面部331との間に側面部361を、上面部321と固定部(固定手段341)との間に側面部362を設けている。このため、図10(a)に示すように、折り曲げ組み立てられた展開体311は、上面部321と下面部331との間に、側部を有する載置部351を収容することができる。
展開体311を組み立てるには、まず、上面部321と側面部361との間の折曲部を谷折りして上面部321に対して側面部361を起立させる。次に、側面部361と折込部363との間の折曲部を谷折りして側面部361に対してアングル状に折り曲げる。さらに、側面部361と下面部331との間の折曲部を谷折りして側面部332に対して折り返し、上面部321と下面部331とを対向させる。また、上面部321と側面部362との間の折曲部を谷折りして、上面部321に対して側面部362を起立させる。次に、側面部362と固定部(固定手段)341との間の折曲部を折り曲げて、下面部331に固定部(固定手段)341を重ねるとともに、係合部342を係合して固定する。これにより、上面部321と下面部331は対向した状態で固定される。
保持材400について、図11を用いて説明する。図11(a)は保持材400の一部である展開体411を示す平面図、図11(b)は展開体411の組み立てた状態を示す、下面部431側から見た平面図、図11(c)は展開体411の組み立てた状態を示す、上面部421側から見た平面図である。
保持材400は、載置部にデコレーションケーキAを載せ、保持部323を前後側に各2つ設けて対向させて、デコレーションケーキAを保持するものである(図示省略)。
載置部については、保持材1の載置部51と同様であるため説明を省略する。
展開体411は、図11(a)に示すように、上面部421の左右端に下面部431を設けている。
展開体411を組み立てるには、図11(b)に示すように、上面部421と左右の下面部431との間の折曲部を折り曲げて上面部421から下面部431を折り返し、上面部421と対向させて重ねる。そして、下面部431同士の重なり合う部分を固定部(固定手段)441として接着固定すれば、上面部421と下面部431とが対向した状態で固定することができる。
保持材500については図12(a)を用いて、保持材600については図12(b)を用いて説明する。図12(a)は、保持材500の一部である展開体511を示す平面図であり、図12(b)は、保持材600の一部である展開体611を示す平面図である。
保持材500は、載置部にデコレーションケーキAを載せ、保持部523を前後側に各2つ設けて対向させて、デコレーションケーキAを保持するものである(図示省略)。また、保持材600は、載置部にデコレーションケーキAを載せ、保持部623を前後側に各2つ設けて対向させて、デコレーションケーキAを保持するものである(図示省略)。
保持材500、600の載置部については保持材1の載置部51と同様であるため説明を省略する。また、展開体511、611の組み立てや設置についても保持材1と同様の手順であるため、説明を省略する。
保持材500は、図12(a)に示すように、折曲部522を、保持部523とは反対側に膨らむ台形状に設けており、保持部523がデコレーションケーキAを保持する側に倒れる力が強く、デコレーションケーキを押圧して保持しやすい。
保持材600は、図12(b)に示すように、折曲部622を、保持部623とは反対側に膨らむくの状に設けており、保持部623がデコレーションケーキAを保持する側に倒れる力が強く、デコレーションケーキAを押圧して保持しやすい。
本考案の技術的範囲は、本明細書及び図面に記載した事項から明らかになる考案が真に意図する技術的思想の範囲全体に、広く及ぶものである。
1・100・200・300・400・500・600 保持材
2 帯状部材
3 外箱
11・111・211・311・411・511・611 展開体
21・121・221・321・421・521・621 上面部
22・122・222・322・422・522・622 折曲部(基部)
23・123・223・323・423・523・623 保持部
24・224・324・424・524・624 頂部
25・225・325・425・525・625 傾斜部
26・226・326・426・526・626 谷部
227 スリット
31・131・231・331・431・531・631 下面部
361・362 側面部
363 折込部
41・141・241・341・441・541・641 固定部(固定手段)
42・242・342・542・642 係合部
51・151・251・351・451・551・651 載置部

Claims (7)

  1. 板状部材で形成し、載置部と、下面部と、上面部と、当該上面部に基部を有し、当該基部から起倒自在な保持部と、前記下面部と前記上面部とを対向させた状態で固定する固定手段と、を有する保持材であって、前記載置部に物品を載せ、少なくとも2つの前記保持部を起立し対向させて、前記保持部間で前記物品を保持することを特徴とする保持材。
  2. 前記載置部を前記下面部と前記上面部との間に収容することを特徴とする、請求項1に記載する保持材。
  3. 前記載置部を前記下面部に有することを特徴とする、請求項1に記載する保持材。
  4. 前記基部は折曲部を有し、当該折曲部は、前記保持部側又は前記保持部とは反対側に膨らむ形状であることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載する保持材。
  5. 前記保持材を外箱に収容して前記物品を保持することを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載する保持材。
  6. 前記物品は円筒形状であって、前記保持部の自由端に、前記保持部が倒伏した状態で前記円筒形状の物品の側部に当接する頂部と、当該頂部から傾斜する傾斜部とで山形状を形成し、前記保持部を隣接させ、隣接する傾斜部で谷部を形成することを特徴とする、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載する保持材。
  7. 前記物品は帯状部材で囲まれたケーキであることを特徴とする、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載する保持材。
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