JP3203329U - 梱包材及びその組合せ - Google Patents
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Abstract
【課題】リン木を設置したり移動させることなく、1人で簡単に被梱包材を輸送することができ、また被梱包材の損傷を防止することができる梱包材を提供する。【解決手段】四辺を有する矩形のベース部と、ベース部の上に並べて配設され、被梱包材Sが載置される少なくとも2つの細長い載置部4と、ベース部の四辺に折曲げ可能に接続する4つの側部5a、5b、5c、5dとを備える。4つの側部は折曲げ時に少なくとも2つの載置部4の高さより高い寸法を有する。4つの側部のうち、載置部4が延びる方向に直角な2つの側部5a、5bにフォークリフトのフォークが差し込まれるフォーク差込み孔6を設ける。【選択図】図8
Description
本考案は、建材等を輸送するときに使用される梱包材及びその組合せに関する。
サイディングなどの重量のある長尺の建材を所定場所に保管したり、トラックの荷台に積載する場合、図16に示すように、数十枚積み重ねた建材100をフォークリフトで搬送し、2本のリン木101の上に載置することが行われている。建材100をフォークリフトで持ち上げた後、2本のリン木101を除去して、次の載置場所に移動してから、そのリン木100の上に建材100を降ろさなればならず、作業が煩雑であった。また、建材の荷積み、荷卸しには、フォークリフトを操縦する者とリン木の移動する者とで、最小限2人の作業者が必要であった。
また、通常、建材等は裸で積み重ねて搬送するため、角や縁が損傷することがあった。このため、特許文献1では、長尺物の側面に段ボール板を当て、その上よりストレッチフィルムで巻装する梱包方法が提案されている。また、特許文献2では、被梱包物の四周側面を覆う側面被覆片、表裏両面の周囲を覆う長尺側折曲げ片及び短尺側折曲げ片を有し、短尺側折曲げ片に通気口が形成された梱包材が提案され、梱包体内部の空気を逃がし、梱包材の破れや結束バンドの破損などを防止できるとされている。しかし、これらの梱包材は、被梱包材自体を損傷から保護できるが、依然としてリン木を必要とするものであり、前記問題を解決するには至っていない。
特許文献3では、蓋箱トレーと底箱トレーとからなり、それぞれ折れ線により側部を立ち上げて箱形に組み立て、底箱トレーの側部の補強スペーサを設け、蓋箱トレーと底箱トレーを結束バンドで結束する梱包材が提案されている。この梱包部材では、木枠梱包に代わるものとして、輸送中の強度を補償できるとされている。しかし、この梱包材は、ショーケースや自動販売機等の長尺でないものの梱包に適したもので、リン木を必要としないものである。仮に、この梱包材を建材等の梱包材に適用したとしても、輸送にはリン木を必要とするものであり、前記問題を解決できるものではない。
本考案は、前記従来の問題点に鑑みてなされたもので、リン木を設置したり移動させることなく、1人で簡単に被梱包材を輸送することができ、また被梱包材の損傷を防止することができる梱包材及びその組合せを提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、本考案の梱包材は、
四辺を有する矩形のベース部と、
前記ベース部の上に並べて配設され、被梱包材が載置される少なくとも2つの細長い載置部と、
前記ベース部の四辺に折曲げ可能に接続する4つの側部とを備え、
前記4つの側部は折曲げ時に前記少なくとも2つの載置部の高さより高い寸法を有し、
前記4つの側部のうち、前記載置部が延びる方向に直角な2つの側部にフォークリフトのフォークが差し込まれるフォーク差込み孔を設けたものである。
四辺を有する矩形のベース部と、
前記ベース部の上に並べて配設され、被梱包材が載置される少なくとも2つの細長い載置部と、
前記ベース部の四辺に折曲げ可能に接続する4つの側部とを備え、
前記4つの側部は折曲げ時に前記少なくとも2つの載置部の高さより高い寸法を有し、
前記4つの側部のうち、前記載置部が延びる方向に直角な2つの側部にフォークリフトのフォークが差し込まれるフォーク差込み孔を設けたものである。
前記手段によれば、梱包材の側部を展開した状態ではベース部の載置部がリン木となるので、この載置部の上に被梱包材を載置することができる。4つの側部を折り曲げると、梱包材のベース部及び4つの側部により被梱包材の底面及び全周側面の下部が覆われて、損傷から保護される。また、フォーク差込み孔にフォークリフトのフォークを差し込んで、被梱包材を持ち上げると、梱包材も被梱包材とともに持ち上げられるので、被梱包材を降ろす時には梱包材の載置部がリン木となって所定の位置に被梱包材を設置することができる。
前記フォーク差込み孔の上縁は、前記フォーク差込み孔を有する側部の折曲げ時に、前記載置部の上面と同じ高さ又は少し低い位置にあることが好ましい。これによれば、フォーク差込み孔にフォークリフトのフォークを差し込んで、被梱包材を持ち上げるときに、フォーク差込み孔の上縁がフォークと干渉して変形することがない。
前記フォーク差込み孔の上縁に折曲げ片を有することが好ましい。これによれば、折曲げ片を側部の内側に折り曲げることで、フォーク差込み孔にフォークリフトのフォークを差し込んだときに、フォークリフトのフォークと被梱包材との間に折曲げ片が介在するので、被梱包材がフォークにより損傷するのを防止することができる。
前記4つの側部の隣接する2つの側部の一方の側部の側端に、他方の側部と対向する延長部を設けることが好ましい。これによれば、梱包材の側部を展開した状態から側部を折り曲げて立ち上げて、延長部を側部と被梱包材の間に差し込むこととで、被梱包材の角部を保護することができ、また、元の展開状態に戻すことができ、再利用が可能である。
前記4つの側部のうち、フォーク差込み孔が設けられていない対向する側部に結束バンドが通るバンド通し孔を設けることが好ましい。これによれば、梱包材に被梱包材を載置した後、梱包材の対向する側部のバンド通し孔にバンドを通して被梱包材を結束することができる。
前記課題を解決するための他の手段として、本考案は、被梱包材の底に敷かれる前記梱包材と、被梱包材の上に被せられる蓋部材と、前記被梱包材と前記梱包材と前記蓋部材を結束する結束バンドとからなる梱包材の組合せとした。また、被梱包材の底に敷かれる第1の前記梱包材と、被梱包材の上に被せられる第2の前記梱包材と、前記被梱包材と前記第1の梱包材と前記第2の梱包材を結束する結束バンドとからなる梱包材の組合せとしたものである。
本考案によれば、梱包材にリン木となる載置部を有するので、リン木を必要としない。このため、リン木を設置したり移動させることなく、一人で簡単に被梱包材を輸送することができる。また、梱包材のベース部及び側部により被梱包材の底面及び全周側面の下部が覆われて保護されるので、被梱包材の損傷を防止することができる。さらに、梱包材を展開した状態で保管することができ、省スペース化を図ることができる等の効果を有している。
次に、本考案の実施の形態を添付図面に従って説明する。
図1は、本考案の実施形態に係る梱包材1の開いた状態の斜視図、図2は梱包材1の組み立てた状態の斜視図、図3は蓋部材2の斜視図を示す。梱包材1及び蓋部材2は、サイディングボード等の建材の輸送時の梱包に使用される。梱包材1は、ベース部3と、少なくとも2つ(図では3つ)の載置部4と、4つの側部5とを備えている。
ベース部3は、四辺を有する矩形の紙段ボール又はプラスチック段ボールからなっている。ベース部3の大きさは、被梱包材S(図8参照)の平面形状の大きさよりも少し大きい寸法を有する。例えば、幅606mm、長さ1820mmのサイディングボードの場合、ベース部3の大きさは、サイディングボードの周囲より10mm程度大きい、幅626mm、長さ1840mmである。ベース部3の段ボールの中芯の波の進む方向は、ベース部3の長手方向に向けられている。段ボールの厚さ(フルート)は、被梱包材Sの重量に合わせて、例えば紙段ボールではAフルート(約5mm)、Bフルート(約3mmm)、Wフルート(約8mm)など適宜のものを選定することができる。
載置部4は、紙段ボール又はプラスチック段ボールから中芯の波の進む方向が長手方向になるように裁断した多数の細長い小片4aを水平方向に貼り合わせて直方体状に形成したものである。載置部4を構成する紙段ボール又はプラスチック段ボールの小片4aは、ベース部3の紙段ボール又はプラスチック段ボールと同じ種類で、同じ厚さが好ましいが、異なるもので構成してもよい。載置部4は、長手方向がベース部3の短辺方向に向くように、ベース部3の上面の中央部に1つ、一端部に1つ、他端部に1つ、合計3個並べて配設され、接着剤等で固定されている。載置部4の上面には、図6、図7に示すように、サイディングボード等の被梱包材Sが載置される。載置部4の幅は、100〜150mm、長さは被梱包材Sの幅寸法とほぼ同じ、高さは、フォークリフトのフォークが進入し退避できるように40〜100mmが好ましい。例えば、被梱包材Sが幅606mm、長さ1820mmのサイディングボードである場合、梱包材1の載置部4の大きさは、幅125mm、長さ606mm、高さ45mmが好ましいが、これに限るものではない。
側部5は、ベース部3の四辺に折曲げ可能に接続する部分で、ベース部3の前側の長辺に接続する前側部5a、後側の長辺に接続する後側部5b、左側の短辺に接続する左側部5c、右側の短辺に接続する右側部5dからなっている。各側部5a、5b、5c、5dは、紙段ボール又はプラスチック段ボールからなり、ベース部3と一体に形成されている。各側部5a、5b、5c、5dの折曲げ時の高さは、載置部4の高さより高い寸法を有する。例えば、載置部4の高さが45mmの場合、各側部5a、5b、5c、5dの折曲げ時の高さは、140mmが好ましいが、これに限るものではない。
側部5a、5b、5c、5dのうち、前側部5aと後側部5bには、図2に示すように、フォークリフトのフォークが差し込まれる矩形のフォーク差込み孔6が2つ形成されている。前側部5aの2つのフォーク差込み孔6は、前側部5aの中央から左右等距離の位置に形成されている。後側部5bの2つのフォーク差込み孔6は、前側部5aの2つのフォーク差込み孔6と対向する位置に形成されている。各フォーク差込み孔6の上縁は、該フォーク差込み孔6を有する前側部5aと後側部5bの折曲げ時に、載置部4の上面と同じ高さ又は、梱包材1の厚さと同程度の寸法だけ少し低い位置にある。各フォーク差込み孔6の上縁には、内側に折り曲げ可能な折曲げ片7を有する。各フォーク差込み孔6の下縁は、ベース部3の上面と同じ高さ、又はベース部3の上面より少し高い位置にある。
4つの側部5a、5b、5c、5dのうち、左側部5cの両側端には、図2にように組み立てた時に前側部5aと後側部5bの左側端にそれぞれに対向する延長部8を有している。同様に、右側部5dの両側端には、前側部5aと後側部5bの右側端にそれぞれに対向する延長部8を有している。左側部5cの延長部8は、紙段ボール又はプラスチック段ボールからなり、左側部5cと一体に形成され、同様に、右側部5dの延長部8は、紙段ボール又はプラスチック段ボールからなり、右側部5dと一体に形成されている。延長部8は、左側部5c、右側部5dではなく、前側部5a、後側部5bの両端に設けてもよい。
4つの側部5a、5b、5c、5dのうち、対向する左側部5cと右側部5dには、PPバンドのような結束バンドが通るバンド通し孔9がそれぞれ2箇所に設けられている。バンド通し孔9の上縁は、載置部4の高さと同じ、又はそれ以上の高さ位置にある。
図3の蓋部材2は、図9に示すように、サイディングボード等の被梱包材Sの輸送時に被梱包材Sの上に被せて使用されるもので、ベース部10と、側部11(4つの側部11a、11b、11c、11d)と、延長部12とを備えている。蓋部材2は、ベース部10に梱包材1の載置部4に相当する部分が無いこと、前側部11aと後側部11bに梱包材1のフォーク差込み孔6に相当する部分が無いこと、左側部11cと右側部11dに梱包材1のバンド通し孔9に相当する部分が無いこと以外は、梱包材1と同じ材料、形状、寸法を有するものであり、詳細な説明は省略する。
図4は、梱包材1の展開図である。梱包材1は、ベース部3の四辺に罫線13を介して前側部5a、後側部5b、左側部5c、右側部5dが設けられている。前側部5aには、フォーク差込み孔6を形成するための逆U字形の切込み14と罫線15が設けられている。同様に、後側部5bには、前側部5aのフォーク差込み孔6と対向する位置にフォーク差込み孔6を形成するためのU字形の切込み14と罫線15が設けられている。左側部5cの両端には、罫線16を介して延長部8が設けられ、右側部5dの両端にも、罫線16を介して延長部8が設けられている。延長部8は、前側部5a、後側部5bの外端まで延びて、前側部5a、後側部5bの両端との間に溝8aが設けられている。側部5cには、2つのバンド通し孔9が形成され、右側部5dには左側部5cのバンド通し孔9と対向する位置に2つのバンド通し孔9が形成されている。ベース部3の上面には中央と両端部に載置部4が配設されている。
図5は、蓋部材2の展開図である。蓋部材2は、ベース部10の四辺に罫線17を介して前側部11a、後側部11b、左側部11c、右側部11dが設けられている。左側部11cの両端には、罫線18を介して延長部12が設けられ、右側部5dの両端にも、罫線18を介して延長部12が設けられている。延長部12は、前側部11a、後側部11bの外端まで延びて、前側部11a、後側部11bの両端との間に溝12aが設けられている。
次に、以上の構成からなる梱包材1と蓋部材2を使用する手順について説明する。図8に示すように、梱包材1を展開した状態で載置部4が上になるように地表に置く。被梱包材Sを載置する前に、梱包材1の左側部5cのバンド通し孔9から載置部4の上を通って右側部5dのバンド通し孔9へPPバンド等の結束バンド19を通しておく。前側部5cのフォーク差込み孔6と後側部5bのフォーク差込み孔6にもPPバンド等の結束バンド19を通しておいてもよいが、被梱包材Sを載置してからでも通すことができる。
続いて、数十枚積み重ねたサイディングボード等の被梱包材Sをフォークリフトで持ち上げ、被梱包材Sの周囲が梱包材1のベース部3からはみ出さないように、梱包材1の載置部4に載置する。梱包材1の左側部5cと右側部5dの延長部8を罫線16に沿って谷折して90度折り曲げた後、前側部5a、後側部5b、左側部5c、右側部5dを罫線13に沿って谷折りで90度折り曲げて立ち上げ、左側部5cの延長部8と右側部5dの延長部8を前側部5aと被梱包材Sの間に差し込む。蓋部材2も同様に、前側部11c、後側部11b、左側部11c、右側部11dを立ち上げておく。また、前側部11aと後側部11bの延長部12を内側に折り曲げておく。
次に、図9に示すように、載置された被梱包材Sの上に蓋部材2を被せる。そして、図10に示すように、梱包材1の左側部5cと右側部5dのバンド通し孔9に通しておいた結束バンド19を被梱包材Sの左側面から蓋部材2の上面、被梱包材Sの右側面に回して締め付ける。同様に、前側部5aのフォーク差込み孔6から後側部5bのフォーク差込み孔6に結束バンド19を通す。予め、前側部5aと後側部5bのフォーク差込み孔6に結束バンド19を通してある場合にはその必要がない。続いて、結束バンド19を被梱包材Sの前面から蓋部材2の上面、被梱包材Sの後面に回して締め付ける。これにより、被梱包材Sの荷崩れが防止されるとともに、梱包材1の左側部5cと右側部5d及び蓋部材2の左側部11cと右側部11dが被梱包材Sに向かって押さえられ、梱包材1の前側部5aと後側部5b及び蓋部材2の前側部11aと後側部11bが被梱包材Sに向かって押さえられるので、梱包材1と蓋部材2が展開状態に開くことが防止される。
被梱包材Sは、梱包材1のベース部3と4つの側部5a、5b、5c、5dとにより、被梱包材Sの底面及び全周側面が覆われるので、外力に対して保護され、損傷が防止される。同様に、被梱包材Sは、蓋部材2のベース部10と4つの側部11a、11b、11c、11dとにより、被梱包材Sの天面及び全周側面が覆われるので、外力に対して保護され、損傷が防止される。特に被梱包材Sの角部は、梱包材1の延長部8と、蓋部材2の延長部12によって確実に保護され、外力によって損傷するのが防止される。
梱包された梱包体20をトラック等の荷台又は他の場所に移動する場合には、フォークリフトのフォークを梱包体20のフォーク差込み孔6に差し込んで、被梱包体20を持ち上げる。このとき、梱包材1も被梱包体20とともに持ち上げられるので、梱包体20を降ろす時には梱包材1の載置部4がリン木となって所定の位置に被梱包材Sを設置することができる。このように、梱包材1にリン木となる載置部4を有するので、リン木を必要としない。このため、リン木を設置したり移動させることなく、フォークリフトを操縦する者が1人で簡単に被梱包材Sを輸送することができる。また、梱包体20は、既に設置された梱包体20の上に積み重ねることができる。
図6、図7に示すように、フォーク差込み孔6の上縁は、載置部4の上面と同じ高さ又は少し低い位置にあるので、フォーク差込み孔6にフォークリフトのフォークを差し込んで被梱包材Sを持ち上げるときに、被梱包材とフォーク差込み孔6の上縁がフォークと干渉して変形することがない。フォーク差込み孔6の上縁が載置部4の上面より被梱包材の厚さと同じ程度の寸法だけ少し低い位置にあれば、フォーク差込み孔6の上縁がフォークに対する緩衝材となるので、被梱包材Sへの衝撃が緩和される。また、フォーク差込み孔6の上縁に内側に折り曲げられた折曲げ片7を有するので、フォーク差込み孔6にフォークリフトのフォークを差し込んだときに、フォークリフトのフォークと被梱包材Sとの間に折曲げ片7が介在し、被梱包材Sがフォークにより損傷するのを防止することができる。
梱包体の移動先又は輸送先で梱包体20を開梱して被梱包材Sを使用した後、残った梱包材1は次の被梱包材Sの梱包のために再使用することができる。また、梱包材1は、展開した状態で保管することができ、省スペース化を図ることができる。
前記実施形態では、被梱包材Sの上に蓋部材2を被せたが、蓋部材2を使用せずに、図11に示すように、被梱包材Sの上に直接結束バンド19を締め付けることができる。また、図12に示すように、蓋部材2の代わりに、被梱包材Sの底に使用した梱包材1(第1の梱包材)と同じ梱包材1(第2の梱包材)を蓋部材として使用することもできる。
前記実施形態では、梱包材1の左側部5cと右側部5dの両端に設けた延長部8は、前側部5aと後側部5bに特に固定していないが、図13に示すように、延長部8と、前側部5a、後側部5bに貫通孔21を設け、この貫通孔21にプラスチック製のネジ22や留め具で固定してもよい。また、荷作り用のテープで固定してもよいが、この場合には、左側部5cと右側部5dの延長部8を無くすことができ、左側部5cと右側部5dの両端を隣接する前側部5aと後側部5bの両端に直接テープで固定する。また、図14に示すように、左側部5cと右側部5dの延長部8に折曲げ可能な係合片23を設けるととともに、延長部8と対向する前側部5aと後側部5bに切欠き24を設けて、係合片23を切欠き24に離脱可能に係合するようにしてもよい。
さらに、前記実施形態では、リン木となる載置部4をベース部3の3箇所に設けたが、被梱包材Sの大きさ及び重量に応じて、図15に示すように2箇所設けてもよいし、あるいは4か所に設けてもよい。
S 被梱包材
1 梱包材
2 蓋部材
3 ベース部
4 載置部
5 側部
6 フォーク差込み孔
7 折曲げ片
8 延長部
9 バンド通し孔
19 結束バンド
1 梱包材
2 蓋部材
3 ベース部
4 載置部
5 側部
6 フォーク差込み孔
7 折曲げ片
8 延長部
9 バンド通し孔
19 結束バンド
Claims (7)
- 四辺を有する矩形のベース部と、
前記ベース部の上に並べて配設され、被梱包材が載置される少なくとも2つの細長い載置部と、
前記ベース部の四辺に折曲げ可能に接続する4つの側部とを備え、
前記4つの側部は折曲げ時に前記少なくとも2つの載置部の高さより高い寸法を有し、
前記4つの側部のうち、前記載置部が延びる方向に直角な2つの側部にフォークリフトのフォークが差し込まれるフォーク差込み孔を設けたことを特徴とする梱包材。 - 前記フォーク差込み孔の上縁は、前記フォーク差込み孔を有する側部の折曲げ時に、前記載置部の上面と同じ高さ又は少し低い位置にあることを特徴とする請求項1に記載の梱包材。
- 前記フォーク差込み孔の上縁に折曲げ片を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の梱包材。
- 前記4つの側部の隣接する2つの側部の一方の側部の側端に、他方の側部と他方の側部と対向する延長部を設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の梱包材。
- 前記4つの側部のうち、フォーク差込み孔が設けられていない対向する側部に結束バンドが通るバンド通し孔を設けたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の梱包材。
- 被梱包材の底に敷かれる請求項1から5のいずれかに記載の梱包材と、被梱包材の上に被せられる蓋部材と、前記被梱包材と前記梱包材と前記蓋部材を結束する結束バンドとからなる梱包材の組合せ。
- 被梱包材の底に敷かれる請求項1から5のいずれかに記載の第1の梱包材と、被梱包材の上に被せられる請求項1−5のいずれかに記載の第2の梱包材と、前記被梱包材と前記第1の梱包材と前記第2の梱包材を結束する結束バンドとからなる梱包材の組合せ。
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---|---|---|---|
JP2016000121U JP3203329U (ja) | 2016-01-12 | 2016-01-12 | 梱包材及びその組合せ |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019001548A (ja) * | 2017-06-18 | 2019-01-10 | Biデザイン合同会社 | パレット、板材分離支援装置、板材載置装置、及びそのパレットを収納する板材搬出入装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019001548A (ja) * | 2017-06-18 | 2019-01-10 | Biデザイン合同会社 | パレット、板材分離支援装置、板材載置装置、及びそのパレットを収納する板材搬出入装置 |
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