JP5171160B2 - 梱包用具及び前記梱包用具により梱包された空気調和機 - Google Patents

梱包用具及び前記梱包用具により梱包された空気調和機 Download PDF

Info

Publication number
JP5171160B2
JP5171160B2 JP2007218504A JP2007218504A JP5171160B2 JP 5171160 B2 JP5171160 B2 JP 5171160B2 JP 2007218504 A JP2007218504 A JP 2007218504A JP 2007218504 A JP2007218504 A JP 2007218504A JP 5171160 B2 JP5171160 B2 JP 5171160B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side plate
packed
plate member
plate members
packaged
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007218504A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009051521A (ja
Inventor
隆直 木村
陽基 本田
和彦 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2007218504A priority Critical patent/JP5171160B2/ja
Publication of JP2009051521A publication Critical patent/JP2009051521A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5171160B2 publication Critical patent/JP5171160B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Buffer Packaging (AREA)
  • Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)
  • Pallets (AREA)

Description

本発明は、梱包用具及び前記梱包用具により梱包された空気調和機に関するものである。
従来、空気調和機の室外機や室内機等の被梱包物が梱包される際は、通常、木製または段ボール製の台枠の上にこのような被梱包物が載置され、上方から透明合成樹脂シート等が被せられた後、被梱包物の上面を木製または段ボール製の梱包材により覆われ、最後に全体をバンドで結束するといった方法により行われていた。
また、下記特許文献1には、被梱包物の下側に形成した台枠と、上側にトレイ状に形成した上部外箱とを具備し、被梱包物の側面に直接、緩衝材を取り付け、その周囲を覆うように側板を当てがい、被梱包物と側板との間に一定の空間部を形成した梱包装置に関する開示がある。
特開2006−232365号公報
しかしながら、従来の通常の梱包方法では、被梱包物の側面が合成樹脂シートにより覆われるのみであったので、船舶や航空機、車両等による国内外への搬送や輸送の際、被梱包物の化粧面に容易に傷が付いてしまうといった問題が生じていた。
また、上記特許文献1に記載の梱包装置は、被梱包物の側面の保護は可能となるが、梱包の際必要となる部品が多数存在するとともに、梱包方法が非常に複雑となっていた。
特に、海外への輸送の際には、税関において、被梱包物に関する情報と実際の被梱包物とが異なることが判明した場合や、当該国の社会情勢が悪化し違法に輸入される物品に対する取締が厳しくなった場合などに、開梱を伴った内容物の確認作業が行われることがある。そのような場合、例えば、被梱包物が空気調和機の室外機や室内機等である際には、まず、結束用のバンドを切断し、被梱包物の上面を覆う梱包材を外し、そして、合成樹脂製シート、側板や緩衝材といった被梱包物の側面を覆う部材を取り外し、更に、室外機または室内機の本体ケーシングの前面パネルを開き、内部の確認を行う。
そして、内部の確認後は、上記した動作と逆の動作を行うことで再度梱包を行うとともに、一度切断したバンドは再梱包では利用することができないために新しい結束バンドを用いて全体の結束を行う。以上のような税関における梱包物の開封及び内容物確認後の再梱包の作業は、被梱包物が大型の空気調和機の室外機や室内機である場合に、特に困難を伴うこととなり、作業に非常に長時間を要していた。
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであって、開封及び再梱包の容易な梱包用具及び前記梱包用具により梱包された空気調和機の提供を目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明に係る梱包用具は、被梱包物を載置する底板部材と、前記被梱包物の上面を覆う上面梱包材と、一部が重なり、前記被梱包物の側面を覆う少なくとも2枚の側板部材と、前記被梱包物の側面に沿って配置された前記少なくとも2枚の側板部材の重なり部分に着脱自在に設けられ、前記少なくとも2枚の側板部材を連結する連結手段とを備え、前記少なくとも2枚の側板部材が前記連結手段により連結されることにより前記被梱包物の全側面が覆われる構成にし、前記側板部材が平面視対向する2辺の長さが異なるコの字状に形成され、前記対向する2辺のうちの長辺の長さが、前記対向する2辺の間に形成された中間部の長さと前記対向する2辺のうちの短辺の長さとの和に略等しい構成にしてある。
本発明では、梱包用具は、被梱包物を載置する底板部材と、前記被梱包物の上面を覆う上面梱包材と、一部が重なり、前記被梱包物の側面を覆う少なくとも2枚の側板部材と、前記被梱包物の側面に沿って配置された前記少なくとも2枚の側板部材の重なり部分に着脱自在に設けられ、前記少なくとも2枚の側板部材を連結する連結手段とを備え、前記少なくとも2枚の側板部材が前記連結手段により連結されることにより前記被梱包物の全側面が覆われる構成にし、前記側板部材が平面視対向する2辺の長さが異なるコの字状に形成され、前記対向する2辺のうちの長辺の長さが、前記対向する2辺の間に形成された中間部の長さと前記対向する2辺のうちの短辺の長さとの和に略等しいので、被梱包物の輸送の際、被梱包物の側面を側板部材により保護でき、化粧面に傷が付くのを防止できるとともに、梱包の際必要となる部品が少数であり、梱包方法が非常に簡素化でき、梱包、開封、再梱包の作業性が飛躍的に向上する。
実施の形態1.
図1は本発明の一実施形態に係る梱包用具Aにより被梱包物1を梱包した状態の斜視図、図2は前記梱包用具Aの各部材及び被梱包物1を示す分解斜視図である。
図において、この実施形態に係る梱包用具Aは、被梱包物1を載置する底板部材2と、被梱包物1の上面を覆う上面梱包材7と、被梱包物1の側面を覆う2枚の側板部材6a,6bと、被梱包物1の側面に沿って配置された略同形状の2枚の側板部材6a,6bを連結する連結手段8とを備えている。この2枚の側板部材6a,6bは連結手段8により連結されることにより被梱包物1の全側面を覆うようになっている。
本実施形態に係る梱包用具Aにより梱包される被梱包物1としては、特に限定されないが、例えば、空気調和機の室内機や室外機等が挙げられ、特に、高さが1.5m乃至2m程度あり容量が8馬力以上の大型の室内機若しくは室外機が好適に用いられる。このような大型の室内機や室外機は、従来梱包作業が非常に困難であり、複数の作業者により梱包作業を行っていたが、本実施形態に係る梱包用具Aを用いれば一人であっても容易に梱包することが可能である。
図1,2に示すように、底板部材2は、木材または段ボール等により構成され、被梱包物1の前端部及び後端部をそれぞれ支持するよう前後に離間して配置された上板21,21と、前後の上板21,21を連結するよう上板21,21の下面に垂設された3個の桁材22,22,22と、上板21と対向する向きに桁材22の底面に固着された下板23と、隣り合う桁材22の間に形成されたフォーク爪挿入部24とを備えた構造を有する。このフォーク爪挿入部24には、フォークリフトのフォーク爪(図示しない)が挿入され、重量のある被梱包物1を搬送するようになっている。
底板部材2の上板21または桁材22上における被梱包物1載置位置から、側板部材6a,6bを収容できる幅だけ離間した位置には、側板部材6a,6bを被梱包物1の近傍に保持する保持突起11が立設されている。
また、上面梱包材7は、段ボールなどにより構成され、被梱包物1の上面を覆う上面部71と、上面部71の両端に連接され、被梱包物1の左右側面上部を覆う側面部72とを備えている。
図3(a)に側板部材6bを組み立てる途中の斜視図を、同図(b)に側板部材6bの収納状態を示す参考斜視図を示す。以下、図3においては側板部材6bを例に挙げ記載するが、側板部材6aについても同様である。側板部材6bは、平面視対向する2辺の長さが異なる略コの字状に形成されており、展開した状態では平面視矩形状を有する。そして、上下方向の折線64,65により広面部61、中間部62及び狭面部63の3つに区画されている。広面部61は、側板部材6bの一端側に設けられた最も広い面積を有する部分であり、狭面部63は側板部材6bの他端側に設けられた広面部61よりも面積の狭い部分である。また、中間部62は広面部61と狭面部63との間に設けられた部分である。
広面部61の大きさは、側板部材6b全体の略2分の1となっており、広面部61、中間部62及び狭面部63の水平方向の長さをそれぞれL1,L2,L3とすると、L1=L2+L3である。従って、図3(b)に示すように、側板部材6bを折線64において折り畳んだ際、広面部61を、中間部62及び狭面部63とぴったりと重ね合わせ、折り畳むことが可能となり、側板部材6bの収納の際占有面積を小さくすることが可能な構造となっている。
側板部材6bの左右両端部近傍である広面部61、及び狭面部63には、それぞれ上部、中央部及び下部の三箇所に矩形状の貫通穴である窓部9,9,9が形成されている。
また、側板部材6bは、広面部61及び中間部62における、作業者が梱包作業する際の手元にあたる高さ位置であって、折線64からの水平距離が略等しい位置の近傍に把持手段10,10を備えている。把持手段10,10は、いずれも横長矩形状の貫通穴により構成され、この把持手段10,10に作業者が左手及び右手をそれぞれ挿入し、側板部材6bを持ち上げることが可能である。
このように、把持手段10,10は、広面部61及び中間部62において、略同等の高さ位置であって、且つ、折線64からの水平距離が略等しい位置の近傍に形成されているので、側板部材6a,6bを折線64により折り畳んで収容し保管する際に、広面部61及び中間部62に形成された2つの把持手段10,10が略同位置に重なる。よって、折り畳まれた状態の側板部材6a,6bを持ち運ぶ際においても、作業者が手を把持手段10,10に掛けることで、容易に作業することができる。
連結手段8は、二枚の側板部材6a,6bを連結可能であれば特に限定されないが、例えば、図4、図5(a)、(b)に示すような市販の連結具を用いる。同図に示す連結手段8は、窓部9に嵌合可能な大きさを有し、前後端部開口が設けられた角筒状の枠体81と、この枠体81の前面に形成された前板82と、連結を解除した状態で(図4及び図5(b)参照)、前面側から枠体81内を通り背面側に傾斜し突出した後板83とを備えている。
図5(a)に示すように、例えば、被梱包物1の前面においては、前板82が前側の側板部材6aの前面を押さえ、後板83が後側の側板部材6bの背面を押さえ、これにより、前板82と後板83との間に二枚の側板部材6a,6bを挟むようになっている。
後板83は、上下2部材に分割されており、上部材84および下部材85により構成されている。
連結を解除した状態で、上部材84の前後方向略中央部には連結板86が立設され、この連結板86により上部材84は枠体81筒内の前上部に連結されており、上部材84は連結板86の枠体81への連結位置を軸心に前後に揺動するようになっている。これに対し、下部材85の前後方向略中央部には連結板87が立設され、この連結板87により下部材85は枠体81筒内の前下部に連結され、連結板87の枠体81への連結位置を軸心に前後に揺動するようになっている。
更に、上部材84の前部上面には左右1対の把持部88が立設され、把持部88の下端部は、上部材84の前端部より若干突出して形成されている。また、下部材85の前部下面には左右1対の係合部89が立設されている。把持部88を指先で摘むと中央側に弾性変形するので、上部材84を背面側に揺動させ、把持部88の下端部を、係合部89内に収容し固定して把持部88を係合部89に係合させることで、側板部材6a,6bを連結固定するようになっている。
引続き、梱包用具Aを用いた被梱包物1の梱包方法につき、以下に説明する。図6に梱包の際の手順を示す。まず、被梱包物1を底板部材2上に載置し(S1)、次に、被梱包物1の上方より防汚用の合成樹脂製シート3を被せ(S2)、上面梱包材7により被梱包物1の上面を覆う(S3)。
そして、側板部材6a,6bを被梱包物1の側面近傍に保持する(S4)。その際、まず、側板部材6bを折線64,65で折り、平面視コの字状となるよう組み立てる。これにより、作業者が手を添えて支持しなくても側板部材6bは自立できるようになる。次に、作業者の左手を広面部61の、右手を中間部62の把持手段10にそれぞれ挿入し、側板部材6bを持ち上げ、図7(a)に示すように、被梱包物1の右側側面の底板部材2上に設置し、桁材22上面に立設された保持突起11に中間部62の下部を係合させ、中間部62を被梱包物1右側面近傍に保持する。
図7(b)に示すように、広面部61の下部を被梱包物1と保持突起11との間に挟み、保持突起11に係合させ、広面部61を被梱包物1の前面近傍に保持させる。
同様に、側板部材6aを折線64,65で折り畳んで組み立て、被梱包物1の左側側面に沿わせ底板部材2上に載置し、左側の桁材22上面に立設された保持突起11に側板部材6aの中間部62の下部を係合させ、中間部62を被梱包物1左側面近傍に保持する。
そして、被梱包物1の前面において、側板部材6aの狭面部63と、側板部材6bの広面部1とを重ね、側板部材6aの狭面部63の窓部9と、側板部材6bの広面部61の窓部9とを一致させ、連結手段8により連結する(S5)。
連結の際は、連結手段8を上部材84及び下部材85を開放した状態で側板部材6a,6bの窓部9に枠体81を嵌合する。そして、前板82により2枚の側板部材6a,6bを押圧しつつ把持部88をつまみ、上部材84の下端部及び下部材85の上端部を後方に揺動させ、把持部88の下端部を係合部89内に嵌め込んで係合させ、後板83の上部材84及び下部材85を側板部材6bの背面で上下方向に平行となるようにし、前板82と後板83との間に側板部材6a,6bを挟み、両者を連結する。
被梱包物1の背面においても同様に、側板部材6bの狭面部63を側板部材6aの広面部61に重ね、側板部材6bの狭面部63の窓部9と、側板部材6aの広面部61の窓部9とを一致させ、連結手段8により連結する。全ての窓部9を連結手段8により連結することで被梱包物1の梱包が完了する。
税関や搬送先などにおいて、梱包用具1を開封する際には、把持部88を係合部89から開放し、上部材84の下端部及び下部材85の上端部を前方に揺動させ、側板部材6a,6bの連結を解除する。そして、側板部材6a,6bおよび上部梱包材7を取り除き、合成樹脂製シート3を外す。
特に、税関などにおいては、一旦内容物を確認後、再度梱包を行う場合があるが、このような場合には、連結を解除した後、例えば被梱包物1の前面において、側板部材6aの狭面部63を折線65を軸心にして前方に開き、続いて側板部材6bの広面部61を保持突起11から外し、折線64を軸心にして前方に開く。合成樹脂製シート3を外し、または、合成樹脂製シート3は透明なので合成樹脂製シート3を透視して内容物である被梱包物1を確認することができる。
確認後は、上記と逆の動作を行い、合成樹脂製シート3を外した場合には被せ、側板部材6bの広面部61を被梱包物1側に折り畳み、広面部61の下部を保持突起11と被梱包物1との間に挟んで広面部61の下部を保持突起11に係合させ、次に、側板部材6aの狭面部63を被梱包物1側に折り畳み、側板部材6aの狭面部63を側板部材6bの広面部61に重ねる。そして、被梱包物1の前面において側板部材6aの狭面部63の窓部9と、側板部材6bの広面部61の窓部9とを一致させ、連結手段8により連結する。
以上より、本実施形態に係る梱包用具Aは、被梱包物1を載置する底板部材2と、被梱包物1の上面を覆う上面梱包材7と、被梱包物1の側面を覆う2枚の側板部材6a,6bと、被梱包物1の側面に沿って配置された2枚の側板部材6a,6bを連結する連結手段8とを備えており、2枚の側板部材6a,6bが連結手段8により連結されることにより被梱包物1の全側面が覆われるので、被梱包物1の輸送の際、被梱包物1の側面を側板部材6a,6bにより保護でき、化粧面に傷が付くのを防止できる。また、梱包用具Aを構成する部材が少数であり、梱包方法を非常に簡素化することができ、梱包、開封、再梱包の作業性が飛躍的に向上する。
特に、従来、税関などにおいて、内容物の検査を行う際には、被梱包物を結束するバンドなどの紐状結束部材を切断し、各種梱包用部材を接合する粘着テープをカッターなどにより切断し、開封していた。このような従来の方法では、一旦開封した後に再梱包するのは、非常に困難であり、バンドなどの紐状結束部材または各種梱包部材の中には、再梱包に利用できない場合もあり、別途新たに梱包用具を使用しなければならなかった。
これに対し、本実施形態に係る梱包用具Aは、このような紐状結束部材を使用しないため、再梱包の作業性が飛躍的に向上するとともに、不要な廃棄物も出さないという利点もある。
また、底板部材2上における被梱包物1の載置位置から側板部材6a,6bを収容できる幅だけ離間した位置に、側板部材6a,6bを被梱包物1の近傍に保持する保持突起11を立設したので、側板部材6a,6bが被梱包物1の近傍から外方に外れ、側板部材6a,6bが折線64,65で折られた状態から平面視一直線状に開くのを防止できる。
そして、側板部材6a,6bが平面視略コの字状に形成されているので、側板部材6a,6bを組み立てた際、自立可能となり、大型機器への梱包作業ではあるものの一人で梱包作業を行うことも可能となる。
更に、側板部材6a,6bが平面視対向する2辺の長さが異なるコの字状に形成され、対向する2辺のうち長辺L1の長さが、対向する2辺の間に形成された中間部分の長さL2と短辺の長さL3との和に略等しいので、広面部61の大きさが側板部材6a,6bの略2分の1となり、長辺を構成する広面部61と、中間部62との間に形成された折線64で折り畳むことにより、側板部材6a,6bを2つ折に折り畳むことができる。これにより、梱包用具Aの収納に要する空間、及び被梱包物1の組み立て作業現場における梱包用具Aの占有面積が小さくてすむ。
また、従来は、販売拠点の営業所などといった輸送先の倉庫等において、被梱包物の側面を覆う合成樹脂シートに外傷が発見された場合には、開梱を行って被梱包物の意匠面に傷が付いていないかどうかの確認を行っていた。その際、被梱包物の側面が合成樹脂製シートのみで覆われていた場合には、搬送や輸送の際被梱包物の化粧面に非常に傷が付きやすいだけでなく、合成樹脂製シートと被梱包物との接触部分がずれることが多いため、被梱包物の傷のついた箇所の特定が非常に困難であった。
これに対し、本実施形態1にかかる梱包用具Aは段ボール等でできた側板部材6a,6bで被梱包物1の外周を全て覆うので、搬送や輸送の際被梱包物1の化粧面に傷が付きにくく、且つ、側板部材6a,6bと被梱包物1との接触部分がずれることはほとんどないので、被梱包物1の傷のついた箇所の特定が容易である。そして、そのような被梱包物1の輸送先の倉庫等における被梱包物1の意匠面外傷確認の開梱作業の際にも、保持突起11により、側板部材6a,6bを被梱包物1の近傍に保持しつつ確認に必要な部材のみ容易に取り外すことができるので、作業者が少数または一人であっても短時間での開梱作業が可能である。
実施の形態2.
次に、本発明に係る他の実施形態2について以下に説明する。
図8は、実施形態2に係る梱包用具Bにより被梱包物1を梱包した状態の縦断面図、図9は前記梱包用具Bの側板部材6c,6dを連結した状態の斜視図である。図に示すように、実施形態2にかかる梱包用具Bは側板部材6c,6dの狭面部630下部の被梱包物1に接する側面には、直方体状の凸部13が設けられている。この凸部13は被梱包物1の側面に形成された凹部14に係脱自在に係合するようになっている。
被梱包物1として空気調和機の室内機または室外機を用いた場合には、通常これらの装置には、ボルトを用いて被梱包物1を設置場所に固定するため凹部14が、側面下部において水平方向に凹んだ形状で形成されている。係る凹部14に凸部13を挿入し係合させることにより、側板部材6c,6dが被梱包部物1近傍から外れて上方への浮き上がるのを防止することができる。
尚、上記の実施形態では、側板部材6a,6b,6c,6dは略同形状のものを2枚用いたが、本発明の梱包用具はそれに限定されるものでなく、例えば3枚以上の異なる大きさの側板部材を用い、それぞれ連結手段により連結する構成としてもよい。
また、上面梱包材7は、被梱包物1の上面を覆う上面部71と、上面部71の両端に連接され、被梱包物1の左右側面上部を覆う側面部72とを備えたが、これに限定されず、被梱包物1の前後左右の4側面上部を覆う下部開口を有する直方体状であってもよい。
本発明の一実施形態に係る梱包用具により被梱包物を梱包した状態の斜視図である。 前記梱包用具の各部材を示す分解斜視図である。 前記梱包用具の側板部材を組み立てる途中の斜視図及び収納状態を示す参考斜視図である。 前記梱包用具の連結手段の斜視図である。 前記連結手段の使用断面図である。 前記梱包用具による梱包の際の手順を示す図である。 前記側板部材による梱包工程を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る梱包用具の使用状態を示す縦断面図である。 前記梱包用具の側板部材の参考斜視図である。
符号の説明
1 被梱包物
2 底板部材
6a,6b,6c,6d 側板部材
7 上面梱包材
8 連結手段
11 保持突起
13 凸部
14 凹部
A,B 梱包用具

Claims (5)

  1. 被梱包物を載置する底板部材と、
    前記被梱包物の上面を覆う上面梱包材と、
    一部が重なり、前記被梱包物の側面を覆う少なくとも2枚の側板部材と、
    前記被梱包物の側面に沿って配置された前記少なくとも2枚の側板部材の重なり部分に着脱自在に設けられ、前記少なくとも2枚の側板部材を連結する連結手段とを備え、
    前記少なくとも2枚の側板部材が前記連結手段により連結されることにより前記被梱包物の全側面が覆われる構成にし
    前記側板部材が平面視対向する2辺の長さが異なるコの字状に形成され、前記対向する2辺のうちの長辺の長さが、前記対向する2辺の間に形成された中間部の長さと前記対向する2辺のうちの短辺の長さとの和に略等しい
    ことを特徴とする梱包用具。
  2. 底板部材上における被梱包物載置位置から側板部材を収容できる幅だけ離間した位置に、前記側板部材を前記被梱包物の近傍に保持する保持突起を立設した
    ことを特徴とする請求項1に記載の梱包用具。
  3. 被梱包物を載置する底板部材と、
    前記被梱包物の上面を覆う上面梱包材と、
    前記被梱包物の側面を覆う少なくとも2枚の側板部材と、
    前記被梱包物の側面に沿って配置された前記少なくとも2枚の側板部材を着脱自在に連結する連結手段とを備え、
    前記側板部材が平面視対向する2辺の長さが異なるコの字状に形成され、前記対向する2辺のうち長辺の長さが、前記対向する2辺の間に形成された中間部の長さと前記対向する2辺のうちの短辺の長さとの和に略等しく、
    前記少なくとも2枚の側板部材が前記連結手段により連結されることにより前記被梱包物の全側面が覆われる構成にした
    ことを特徴とする梱包用具。
  4. 被梱包物の側面に形成された凹部に係脱自在に係合する凸部が、側板部材の被梱包物に接する側面に設けられた
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の梱包用具。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の梱包用具により梱包された
    空気調和機。
JP2007218504A 2007-08-24 2007-08-24 梱包用具及び前記梱包用具により梱包された空気調和機 Expired - Fee Related JP5171160B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007218504A JP5171160B2 (ja) 2007-08-24 2007-08-24 梱包用具及び前記梱包用具により梱包された空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007218504A JP5171160B2 (ja) 2007-08-24 2007-08-24 梱包用具及び前記梱包用具により梱包された空気調和機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009051521A JP2009051521A (ja) 2009-03-12
JP5171160B2 true JP5171160B2 (ja) 2013-03-27

Family

ID=40502970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007218504A Expired - Fee Related JP5171160B2 (ja) 2007-08-24 2007-08-24 梱包用具及び前記梱包用具により梱包された空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5171160B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5640278B2 (ja) * 2010-12-28 2014-12-17 株式会社アイベックス 折り畳み式囲い部材
JP7314543B2 (ja) * 2019-03-14 2023-07-26 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 梱包ユニット
JP7339418B1 (ja) * 2022-12-02 2023-09-05 由紀子 東 収納用具

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56151673A (en) * 1980-04-14 1981-11-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd Packing method
JPH0248539U (ja) * 1988-09-28 1990-04-04
JPH06278742A (ja) * 1993-03-22 1994-10-04 Sato:Kk 機械用梱包体およびその分解組立方法
US6105511A (en) * 1997-10-01 2000-08-22 Dell U.S.A., L. P. Packaging apparatus and method for computer component racks
JP3970672B2 (ja) * 2002-04-25 2007-09-05 積水化成品工業株式会社 折り畳み枠体およびそれを用いた梱包資材
JP4466407B2 (ja) * 2005-02-28 2010-05-26 パナソニック株式会社 梱包装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009051521A (ja) 2009-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH085496B2 (ja) 運搬用コンテナ
US10442597B1 (en) Retention package with article-loading aperture and method of making and using the same
JP5171160B2 (ja) 梱包用具及び前記梱包用具により梱包された空気調和機
KR20110002494U (ko) 패널제품용 포장박스
WO2012105633A1 (ja) リユースコンテナ
JP4372610B2 (ja) パネル搬送コンテナ
JP2001348082A (ja) 液晶表示用ガラス板梱包箱
JP6620492B2 (ja) 梱包構造
JP2010030641A (ja) 包装装置
JP2009249003A (ja) 大型重量物の梱包装置
JP3203329U (ja) 梱包材及びその組合せ
JPWO2017159563A1 (ja) 梱包用部材、梱包体および梱包体の製造方法
JP2019123535A (ja) 梱包箱と梱包方法
JP2008189360A (ja) 梱包構造
JP2008030841A (ja) 梱包箱
JP3203232U (ja) 樹脂版収納用段ボールケース
JP2015157637A (ja) 梱包箱と重量物の梱包方法
JP4228280B2 (ja) ガラス板用梱包体
JP3905072B2 (ja) 梱包箱
JP2633451B2 (ja) 簡易梱包部材
JP6277658B2 (ja) 物品輸送用の包装体及び梱包箱
KR102370631B1 (ko) 이탈이 용이한 고정클립을 갖는 포장박스 조립체
WO2024062553A1 (ja) 室外機の梱包装置
JPH07242237A (ja) 板材積層物用パレット、板材積層物の収納方法、運送方法、梱包・固定方法、固定構造、収納構造及びパレット兼用運搬具並びにパレット付き運搬具若しくはパレット兼用運搬具の収納方法
JP2017030847A (ja) 光学シートの梱包構造及び光学シートの梱包方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120110

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20120131

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120305

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121126

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20121203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5171160

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees