JP3970672B2 - 折り畳み枠体およびそれを用いた梱包資材 - Google Patents

折り畳み枠体およびそれを用いた梱包資材 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は折り畳み枠体およびそれを用いた梱包資材に関し、特に、使用時には開いた姿勢となって所定の広がりを持つ枠体となり、非使用時には層状に折り畳んで容積を小さくできるようにした折り畳み枠体と、該折り畳み枠体を周囲の側壁として用いるようにした梱包資材に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のような折り畳み枠体は、エンジンやトランスミッションなど自動車部品の梱包・輸送、家電製品やOA機器の梱包・輸送、簡易柵やフェンスとしての使用など、いろいろな分野で用いられている。また、物流の分野では、分解や折り畳みが容易なコンテナが用いられており、物品の届け先において使用済みのコンテナは容積が小さくなるように分解されあるいは折り畳まれ、その状態で出発地に回送され再使用に供される。例えば、特開平6−64641号公報には、ダンボールまたは薄い合成樹脂板にて形成された底面と4つの側壁とよりなる箱本体の開口部に折り畳み自在とされた補強枠を嵌合した箱体が記載されており、容器として使用しないときには、全体が層状に折り畳まれるようになっている。実公平7−38219号公報には航空貨物用コンテナが記載されており、このコンテナは、胴部材(折り畳み枠体に相当する)と、胴部材の下面を塞ぐ底部材と、胴部材の上面を塞ぐ蓋部材と、支持杆とよりなり、底部材と支持杆以外の部材を多層段ボール製とすると共に、各部材は、組み立て、分解自在に構成されている。この航空貨物用コンテナにあっては、胴部材、底部材、蓋部材、底シート部材、支持杆の各部材に分解し、それらを底部材収めて蓋部材で蓋をすることにより、一括してコンパクトに纏めておくことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記したような折り畳み枠体は、それ単独で用いる場合にも、あるいはコンテナの側壁や胴部材として用いる場合にも、強度保持材としての機能を備えることは必須であり、材料がなんであれ、所定の厚みのものが必要とされる。例えば、10mm厚のダンボールや合成樹脂板を側壁や胴部材として用いる場合、非使用時(例えば、回送時や保管場所への収容時)に、容積を小さくするために、それが例えば2層に折り畳まれたとしても、折り畳み後の厚みを単位厚みの2倍(すなわち、10mm+10mm=20mm)よりも薄くすることはできない。
【0004】
また、物流用のコンテナには平面寸法の異なるものが種々存在するが、従来の折り畳み可能なコンテナでは、種々の平面寸法の底板に合わせてそれ専用の折り畳み枠(側壁や胴部材)を作るようにしており、汎用性に欠けると共に、例えば合成樹脂の一体成形品で側壁や胴部材を作るような場合に、多くの種類の成形金型を必要とする。また、コンテナが大形のものである場合には、側壁や胴部材の大きさも必然的に大形のものとならざるを得ず、そのような大形の成形金型を作るのには高いコストを必要とし、コンテナ自体の製造コストを高騰させる原因にもなっている。
【0005】
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、必要とされる耐圧縮性を備えながら、非使用時に容積を小さくすべく折り畳んだときに、折り畳み後の厚みを、単位板を単に積層した場合の厚さよりも薄くすることができ、それにより、回送時や保管場所での収容時における容積効率をさらに改善することのできる折り畳み枠体およびそれを用いた梱包資材を提供することにある。
【0006】
本発明の他の目的は、異なる大きさの底板(例えば、パレット)に対しても、基本的に共通して使用することができる汎用性の高い折り畳み枠体を提供することにある。
【0007】
本発明のさらに他の目的は、材料が合成樹脂である場合にも、必要な大きさの枠体を大きな成形金型を用いることなく作り上げることができ、それにより、全体の製造コストを低減することのできる折り畳み枠体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明による折り畳み枠体は、両端にヒンジ部を持つ複数枚の単位板をヒンジ部同士を回動可能に組み付けて連結した折り畳み枠体であって、各単位板は、両端にヒンジ部を固定した基板と該基板の一側面に形成した一個以上の一定厚みの補強突起とを備えており、すべての単位板は補強突起側が同じ側となるようにして組み立てられており、かつ、特定のヒンジ連結部を枢支点として内側に折り畳み2層に重ね合わせたときに、対向する2枚の単位板のそれぞれに形成されるヒンジ部と補強突起は、前記枢支点となった特定のヒンジ連結部を除き、対向する相手側の単位板における補強突起同士の間および補強突起とヒンジ部の間に形成される空間内に相互に収容されるようになっていることを特徴とする。
【0009】
上記の構成であり、本発明による折り畳み枠体では、任意の枚数の単位板をヒンジ部同士で連結していくことにより、任意の横幅を備えた枠体として容易に調整することができる。また、各単位板は補強突起を備えており、必要とされる耐圧縮性は確保できる。さらに、連結した複数枚の単位板は任意のヒンジ連結部の位置で任意の角度に容易に折り曲げることができる。そのために、互いに所定の角度(例えば90度)で屈曲した2枚以上の側壁部からなる任意の大きさの囲い枠を、容易に作り上げることができる。
【0010】
非使用時には、前記した特定のヒンジ連結部を枢支点として内側に折り畳み全体を重ね合わせる。そのときに、対向する2枚の単位板のそれぞれに形成されるヒンジ部と補強突起は、上記枢支点となった特定のヒンジ連結部を除き、対向する相手側の単位板における補強突起同士の間および補強突起とヒンジ部の間に形成される空間内に相互に収容される。そのために、積層後の厚みは、2枚の単位板の厚みを単に積み上げた厚みよりも、薄くなる。例えば、基板の厚みが5mm、補強突起の厚みを15mmとした場合に、2枚の単位板を単に積み上げたときの厚みは40mmとなるが、本発明による積層態様をとることにより、5mm+15mm+5mmの計25mmとすることが可能であり、非使用時において、15mm分の容積効率の改善がもたらされる。
【0011】
本発明による折り畳み枠体において、好ましくは、単位板として、規格品としての横幅の違う第1の単位板と第2の単位板との2種類を少なくとも用いるようにする。そこにおいて、一方の(例えば第1の)単位板は少なくともヒンジ部の幅だけ他方の(例えば第2の)単位板よりも幅広にされる。そして、少なくとも前記特定の枢支点となるヒンジ連結部を構成する2枚の単位板には、前記第1の単位板と第2の単位板とをヒンジ結合して組み合わせる。
【0012】
さらに、前記特定の枢支点となるヒンジ連結部を構成する第1の単位板と第2の単位板において、いずれか一方の単位板の他端には同種の単位板を1枚連結した後、2種類の単位板を交互に連結するようにし、他方の単位板の他端には同種の単位板を介することなく2種類の単位板を交互に連結するようにする。この構成とすることにより、規格品としての前記第1と第2の単位板の2種類のみを用意するだけで、本発明による折り畳み枠体を任意の大きさのものとして作り上げることができる。
【0013】
本発明による折り畳み枠体は、前記特定の枢支点となるヒンジ連結部を1箇所のみに持つ開放系のものであってもよい。その場合には、同じ開放系である1個以上の折り畳み枠体と組み合わせることにより、任意の大きさの囲い枠を作ることができる。また、複数個の単位板全体が1つの閉ループ系となるように組み立ててもよく、その場合には、少なくとも対向する2箇所に前記した特定の枢支点となるヒンジ連結部を設けることにより、容易に全体を層状に折り畳むことができる。この態様では、囲い枠の大きさは一定のものとなるが、囲い枠状に開く作業、非使用時に折り畳む作業はきわめて容易となる。
【0014】
本発明による折り畳み枠体のさらに他の態様において、一部に外側に180°回転可能なヒンジ連結部を備えるようにしてもよい。そして、一部の単位板は、当該外側に回転可能なヒンジ連結部を利用して、基板の外側面を相互に積層させた姿勢で重ね合わせることができるようにされる。この態様では、非使用時に折り畳んだときに、その横幅を、そのようなヒンジ連結部を有しないものと比較して、より幅の狭いものとすることができる利点がある。
【0015】
本発明による折り畳み枠体のさらに他の態様において、隣接する単位板のヒンジ連結部は、分離可能かつ再組み付け可能とされる。この態様では、折り畳み枠体を使用する現場で個々の単位板を所要に組み付けることができるので、その場の要求に応じた任意の大きさの折り畳み枠体を容易に組み立てることができる利点がある。また、使用を終えたときに、その場所で個々の単位板に分離することができるので、非使用時での容積効率をさらに改善することができる。
【0016】
本発明において、折り畳み枠体を構成する各単位板は、合成樹脂、金属、木材、紙のような材料で作ることができる。成形性がよいこと、適度の強度を備えること、軽量であること、吸水しないこと、などの理由から合成樹脂の成形品であることは特に好ましい。合成樹脂としては、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ABS樹脂、ポリスチレン系樹脂が好ましい。中でも、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂は、耐寒性、耐衝撃性などの観点から特に好ましい。
【0017】
本発明は、さらに、上記したいずれかの折り畳み枠体と該折り畳み枠体を支持する支持台とをすくなくとも備える梱包資材をも開示する。好ましくは、支持台は開かれた状態とされた折り畳み枠体を位置決めするための突部およびまたは凹部を備える。また、好ましくは、折り畳み枠体は折り畳んだ状態で支持台から飛び出ない大きさとされる。それにより、折り畳み枠体を支持台の内側に納めた状態とすることができ、使用後の梱包資材の一層のコンパクトが可能となり、梱包資材の出発地への回送が容易となる。
【0018】
さらに、支持台はデッキ材とその裏面に間隔をおいて取り付けた桁材とからなるパレットと共に用いるようにしてもよく、支持台そのものがパレットのデッキ材であってもよい。この場合には、桁材と桁材の間の空間内に折り畳んだ状態の折り畳み枠体を収容した状態で全体を梱包することができるので、使用後の梱包資材をさらにコンパクトに纏めることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明による折り畳み枠体およびそれを用いた梱包資材を実施の形態に基づき説明する。図1〜図4は、折り畳み枠体を構成する基本部材である2種類の単位板を示している。図1および図2は、本発明でいう横幅の大きい第1の単位板(以下単位板Aという)を示しており、図1aは単位板Aを裏面から見た斜視図、図1bはそれを表面から見た斜視図である。図2aは単位板Aを上から見た図、図2bは2枚の単位板A1、A2を重ね合わせときの状態を説明するための図である。図3および図4は、第1の単位板Aと比較して横幅の小さい第2の単位板(以下単位板Bという)についての、図1および図2に相当する図である。
【0020】
単位板Aは、高さa、横幅b1、厚さcである縦長長方形の基板11と、その左右の側端部において裏面側に偏位して設けられた雌型ヒンジ12および雄型ヒンジ13と、雌型ヒンジ12と雄型ヒンジ13の間に間隔をおいて設けられた縦方向に走る同じ厚さdと幅eの2本の補強突起14a,14bとからなる。図1に示すように、この例において、一方の補強突起14bは基板11の高さの全長に亘って形成されているが、他方の補強突起14aは、その上端側が距離xだけ基板11の上端から突出した突出部14Xとなっており、基板11の下端部には該距離xだけの切り欠きYが形成されている。この突出部14Xおよび切り欠きYは、後記するように、支持台(パレット60、70)を利用して本発明による折り畳み枠体50を多段に積み上げるときに有効に用いられる。なお、2本の補強突起14a、14bの双方が基板11の全長に亘って形成されていても差し支えない。また、補強突起は、以下に記載する条件を満たすことを条件に、1本でもよく、3本以上であってもよく、その断面形状もすべてが同じである必要はない。
【0021】
また、図示のように、この例では、雌型ヒンジ12と補強突起14aとの空間s1の横幅>補強突起14aと補強突起14bとの間の空間s2の横幅>補強突起14bと雄型ヒンジ13との間の空間s3の横幅、とされている。そして、前記の空間s1,s2,s3の関係は、図2bに示すように、同じ単位板A1とA2とを、一方の単位板A1を固定しておき、他方の単位板A2を上下に反転し、かつ、表裏に反転させた姿勢として、単位板A1に向かい合わせたときに、単位板A1の前記空間s3に他方の単位板A2の雄型ヒンジ12が入り込むことができ、単位板A1の前記空間s2に他方の単位板A2の補強突起14aが入り込むことができ、さらに、単位板A1の前記空間s1に他方の単位板A2の補強突起14bが入り込むことができるような関係とされている。
【0022】
従って、上記の姿勢として2枚の単位板A1,A2を重ね合わせると、対向する2枚の単位板のそれぞれに形成されるヒンジ部12と補強突起14a,14bは、対向する相手側の単位板における補強突起同士の間の空間s2および補強突起とヒンジ部の間に形成される空間s1,s3内に相互に収容されるようになり、その厚さは基板11の2枚分の厚さ(c+c)と補強突起の厚さ(d)の和となる。
【0023】
単位板Bは、その横幅b2が単位板Aよりもほぼそのヒンジ部13の幅だけ狭くされている点を除いて、他の構成は実質的に単位板Aと同じである。すなわち、単位板Bは、高さa、横幅b2、厚さcである縦長長方形の基板21と、その左右の側端部において裏面側に偏位して設けられた雌型ヒンジ22および雄型ヒンジ23と、雌型ヒンジ22と雄型ヒンジ23の間に間隔をおいて設けられた縦方向に走る厚さdと幅eの2本の補強突起24a,24bとからなる。なお、図示のものでは、2本の補強突起24a,24bはともに基板21の高さの全長に亘って形成されているが、単位板Aと同様に、突出部や切り欠きが形成されていてもよい。雌型ヒンジ22と補強突起24aと間には空間s21が、補強突起24aと補強突起24bとの間には空間s22が、さらに、補強突起24bと雄型ヒンジ23との間には空間s23が形成されている。また、補強突起24a,24bの本数などが図示のものに限らないことは、単位板Aの場合と同様である。
【0024】
前記の空間s21,s22,s23の関係は、図4bに示すように、前記単位板Aと同様に、同じ単位板B1とB2とを、一方の単位板B1を固定しておき、他方の単位板B2を上下に反転し、かつ、表裏に反転させた姿勢として、単位板B1に向かい合わせたときに、単位板B1の前記空間s23に他方の単位板B2の雌型ヒンジ22が入り込むことができ、単位板B1の前記空間s22に他方の単位板B2の補強突起24aが入り込むことができ、さらに、単位板B1の前記空間s21に他方の単位板B2の補強突起24bが入り込むことができるような関係とされている。従って、上記の姿勢として2枚の単位板B1,B2を重ね合わせると、対向する2枚の単位板のそれぞれに形成されるヒンジ部22と補強突起24a,24bは、対向する相手側の単位板における補強突起同士の間の空間s22および補強突起とヒンジ部の間に形成される空間s21,s23内に相互に収容されるようになり、その厚さは基板11の2枚分の厚さ(c+c)と補強突起の厚さ(d)の和となる。
【0025】
図5に示すように、単位板Aにおける空間s1,s2,s3と、単位板Bにおける空間s21,s22,s23の関係は、単位板Aの雌型ヒンジ12と単位板Bの雄型ヒンジ23とを嵌め合わせて回動自在に組み付けたときに、単位板Aの空間s1内に単位板Bの補強突起24bが入り込むことができ、単位板Bの空間s22内に単位板Aの補強突起14aが入り込むことができ、単位板Aの空間s2内に単位板Bの補強突起24aが入り込むことができ、単位板Bの空間s21内に単位板Aの補強突起14bが入り込むことができ、さらに、単位板Aの空間s3内に単位板Bの雌型ヒンジ22が入り込むことができるような関係とされている。
【0026】
従って、単位板Aと単位板Bとは、前記枢支点である単位板Aの雌型ヒンジ12と単位板Bの雄型ヒンジ23との嵌め合わせ部Pを除き、ヒンジ部や補強突起が、対向する単位板に形成される前記空間内に互いに入り込んだ状態となることができ、それにより、2枚の単位板A,Bは、互いの基板11、21が平行な姿勢となるまで折り畳まれる。そのときの厚さは、基板11と基板12の厚さ(c+c)と補強突起の厚さ(d)の和となる。
【0027】
なお、単位板A、単位板Bに設けられる雌型ヒンジ12、22と雄型ヒンジ13、23は、従来知られた形状、構造のヒンジであってよく、より好ましくは、施工現場でヒンジ結合として容易に組み付けることができ、また、必要な場合には容易に取り外すことができる形状、構造とされる。
【0028】
次に、2種類の単位板A,Bを用いて折り畳み枠体50を作る方法を説明する。2枚の単位板のみを用いて開放系の折り畳み枠体50を作る態様は、前記図5に基づき説明したとおりである。2枚の単位板A,Bを適宜の角度に開いて立てることにより、適宜の枠体として使用できる。上方からの荷重(圧縮荷重)は補強突起により確実に支持される。非使用時には、図5に矢印で示す方向に折り畳むことにより、厚さの薄い状態でしまい込むことができ、収容時での高い容積効率が得られる。
【0029】
より幅の広い折り畳み枠体50を作るには、図5に示した折り畳み枠体50における単位板A,Bの双方またはいずれか一方に、単位板をヒンジ結合しながら必要枚数だけ組み付けていく。図6、図7は、その一例を示しており、図5に示した単位板A,Bの組み合わせ(折り畳み枠体50)における単位板Aには、同じ単位板Aaをもう一枚ヒンジ連結し、以下、単位板B、単位板A、単位板B、単位板A、・・と必要な枚数だけ連結する。他方の単位板Bには、同じ単位板Bをもう一枚連結することなく、単位板A、単位板B、単位板A、単位板B、・・と必要な枚数だけ連結する。そして、適宜のヒンジ連結部で折り曲げて、全体を適宜の角度に開いて立てることにより、適宜の枠体として使用できる。
【0030】
非使用時には、単位板A,Bの組み合わせ(折り畳み枠体50)におけるヒンジ連結部P(以下、「特定の枢支点となるヒンジ連結部P」という)を枢支点として全体を2層状に折り畳む。図7に示されるよう、前記特定の枢支点となるヒンジ連結部Pに連結する2枚の単位板A,Bは、上記図5に示したようにして厚さの薄い状態で折り込まれる。特定の枢支点となるヒンジ連結部Pから右方向の2枚目において対向して位置することとなる単位板は、この例では、共に単位板A(AとAa)であり、かつ、2枚の単位板A(AとAa)は、前記図2bに示した状態となっており、やはり、厚さの薄い状態で折り込まれる。同様に、3枚目で対向して位置することとなる単位板は、共に単位板Bであり、2枚の単位板Bは、前記図4bに示した状態となり、ここも、厚さの薄い状態で折り込まれる。以下、4枚目・・n枚目まで、同じ態様が反復することとなり、全体が厚さの薄い状態で2層状に折り畳まれる。
【0031】
図8は、図6、図7に示したものとは逆の態様、すなわち、図5に示した単位板A,Bの組み合わせにおける一方の単位板Bに対して同じ単位板B(Bb)をもう一枚ヒンジ連結し、以下、単位板A、単位板B、単位板A、単位板B、・・と必要な枚数だけ連結し、他方の単位板Aには、同じ単位板Aをもう一枚連結することなく、単位板B、単位板A、単位板B、単位板A、・・と必要な枚数だけ連結した場合を示している。この場合でも、図示されるように、同様に2層状の折り畳み態様が得られることは当然である。
【0032】
なお、上記の説明では、特定の枢支点となるヒンジ連結部Pを構成する単位板Aと単位板Bのいずれか一方の単位板に同種の単位板(AaまたはBb)を1枚連結した箇所を除いて、残りの単位板列はすべて、2種類の単位板A,Bが交互に連結されるものとしたが、これは2種類の単位板を同じ数量だけ使用するためであり(通常、2種の金型を起こした場合に、同じ数の製品を成形するのが普通である)、特に図示しないが、折り畳んだ状態で対向して位置することとなる2枚の単位板が同種の単位板となることを条件に、任意の配列であってよい。単位板Aまたは単位板Bのみを連続して配列してもよい。
【0033】
次に、上記のようにして作り上げた折り畳み枠体50を用いて物品収納用のコンテナ(梱包資材)を作る場合を説明する。図9〜図12はその一例を示している。この例では、上記のようにして作られた2組の開放系の折り畳み枠体50と、該折り畳み枠50を支持する支持板としての桁なしパレット60と桁有りパレット70とを用いている。図9に斜視図を、図10に上方から見た図を示すように、2組の折り畳み枠体50を適宜の枢支点(連結点)で90度に折り曲げて対向させることにより、4つの側壁を持つコンテナ枠組み80を作り上げている。
【0034】
桁なしパレット60はコンテナ枠組み80の形状に沿った溝61を周囲に形成しており、また、桁有りパレット70は同様な溝71を有すると共に、裏面には3本の桁材72が取り付けてある。図示のように、一方の単位板として、図1、図2に示した単位板Aを用いる場合には、パレット60、70に、単位板Aに形成した突出部14Xが挿通できる開口(不図示)と、下端切り欠きYに入り込む突片(不図示)とが形成される。前記桁材72同士の間の空間はフォークリフトのフォークが挿入するのに利用される。
【0035】
図11に示すように、最下位に桁有りパレット70が置かれ、その上にコンテナ枠組み80がその下端を溝71に挿入した状態で配置される。図示しないがコンテナ枠組み80の内部には所要の物品が収納される。その後、コンテナ枠組み80の上に桁なしパレット60が置かれ、更にその上に、コンテナ枠組み80がその下端を溝61に挿入した状態で配置される。配置したコンテナ枠組み80の内部には所要の物品を収納した後、再びその上に桁なしパレット60が置かれ、その後、適宜の手段によりベルト90が掛けられて、1つのコンテナ100が完成する。
【0036】
同様にして多数のコンテナ100が作られる。この例では、作られたコンテナ100は、図11に示すように2段積みとされ、1つの物流単位として取り扱われる。すなわち、この1物流単位では、6枚の桁なしパレット60と、2枚の桁有りパレット70と、8枚の折り畳み枠体50とが用いられている。図12はすべての部材を回送のために梱包した状態を示しており、上記のように折り畳み枠体50は非使用時にはきわめて薄い状態に折り畳むことができ、また任意の箇所で折り曲げることができることから、その大部分を桁有りパレット70の桁材の間の空間内に、そこからはみ出すことなく収納するとが可能となり、回送時の容積効率を高いものとすることができる。
【0037】
図13は本発明による折り畳み枠体を用いたコンテナ枠組み80の他の例を示している。ここでは、6枚の単位板Aと6枚の単位板Bを用いてコンテナ枠組み80Aを閉ループ系に組み立てており、対向して位置する2箇所には前記特定の枢支点となるヒンジ連結部Pが設けられている。この態様では、該特定のヒンジ連結部Pを両端として押し潰すことにより、全体を容易に2層状に折り畳むことができ、非使用時のしまい込み作業が容易となる。また、この例では、図14に示すように、コンテナ枠組み80Aの大きさは、支持台である桁有りパレット70に複数個(図示の例では4個)が収容できる大きさであり、図13に示すように全体を2層状に折り畳んででも、桁有りパレット70からはみ出ない大きさとなっている。このような小形のコンテナ枠組み80は、小分けした状態で物品を収納し、その複数個を一台の大形桁有りパレット70上に、纏めて載置できる利点がある。
【0038】
図15は、上記した特定の枢支点となるヒンジ連結部Pを備えた折り畳み枠体50を2組と、ヒンジ連結部Pを備えずに単に単位板Aと単位板Bとを交互に連結した折り畳み枠体50Aを2組とで、1つのコンテナ枠組み80Bを形成した例を示している。このような組み合わせ態様を採用することにより、種々の大きさのコンテナ枠組みを自由に組み立てることができると共に、非使用時には小さな容積に梱包することも容易となる。
【0039】
図16、図17は、本発明による折り畳み枠体のさらに他の態様を採用して構成されたコンテナ枠組み80Cを説明するものであり、このコンテナ枠組み80Cは、前記した単位板A,Bの組み合わせにおける特定の枢支点となるヒンジ連結部Pに加えて、図17に示すように外側に180°回転可能なヒンジ連結部PPを2箇所に備えている点で、上記したコンテナ枠組みと相違している。
【0040】
このようなヒンジ連結部PPは、図1〜図4に示した単位板A,Bにおけるいずれか一方のヒンジ部(この例では、単位板Aにおける雌型ヒンジ12Aと単位板Bにおける雄型ヒンジ23A)を基板11、21の表側に偏位させて形成し、当該ヒンジ同士を連結することにより、形成することができる。他の単位板には図1〜図4に示した単位板A,Bが用いられ、それらの連結条件は上記した折り畳み枠体50およびコンテナ枠組み80と同様にされている。
【0041】
図16に示されるように、この例でヒンジ連結部PPは対向する2つの側壁の中央部に形成されており、該ヒンジ連結部PPを内側に押し込むことにより、一部の単位板が基板11(21)の外側面を相互に積層させた姿勢で重ね合わされた姿勢で折り畳まれる。そして、その領域では全体で4層構成となる。しかし、その領域でも、補強突起側の面同士が向かい合っている2枚の単位板の厚さは、前記のように、2枚の基板の厚さ(c+c)と補強突起の厚さ(d)の和となっており、4層合わせても、4×c+2×dであり、単に4枚重ねる場合よりも厚さは大幅に薄くなる。さらに、かなり大形のコンテナ枠組み80Cを作っても、非使用時に折り畳んだときに、その横幅を、そのようなヒンジ連結部PPを有しないものと比較して、幅の狭いものとすることができる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による折り畳み枠体およびそれを用いた梱包資材では、非使用時に折り畳んだときに、折り畳み後の厚みを、各単位板を単に積層した場合の厚さよりも薄くすることができる。それにより、回送時や保管場所での収容時における容積効率を大きく改善することができる。また、異なる大きさの底板などの支持板(例えば、パレット)に対しても、2種類の単位板を必要な枚数だけ組み付けていくだけで対処可能であり、高い汎用性を持つことから、大幅なコストの低減がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】横幅の大きい第1の単位板(単位板A)を示しており、図1aは単位板Aを裏面から見た斜視図、図1bはそれを表面から見た斜視図。
【図2】図2aは単位板Aを上から見た図、図2bは2枚の単位板Aを重ね合わせときの状態を説明する図。
【図3】第1の単位板Aと比較して横幅の小さい第2の単位板(単位板B)を示しており、図2aは単位板Bを裏面から見た斜視図、図2bはそれを表面から見た斜視図。
【図4】図4aは単位板Bを上から見た図、図4bは2枚の単位板Bを重ね合わせときの状態を説明する図。
【図5】単位板Aにおける空間s1,s2,s3と、単位板Bにおける空間s21,s22,s23との関係を説明するための図。
【図6】2種類の単位板A,Bを用いて横幅の広い折り畳み枠体を作る態様を説明するための図。
【図7】図6の態様の一部を上から見た図。
【図8】2種類の単位板A,Bを用いて横幅の広い折り畳み枠体を作る他の態様を説明するための図。
【図9】折り畳み枠体を用いて物品収納用の梱包資材を作る態様を説明する概略的な分解図。
【図10】折り畳み枠体を用いて形成したコンテナ枠組みの一例を上から見た図。
【図11】物流時での物品収納用の梱包資材の一例を示す斜視図。
【図12】図11に示す梱包資材を回収状態に梱包した状態を説明する図。
【図13】他の形態のコンテナ枠組みとその折り畳み状態を説明する図。
【図14】図13に示したコンテナ枠組みを用いた物品収納用の一例を説明するための概略図。
【図15】さらに他の形態のコンテナ枠組みを上から見た図。
【図16】本発明による折り畳み枠体のさらに他の態様を採用して構成されたコンテナ枠組みとその折り畳み状態を説明する図。
【図17】図16のコンテナ枠組みに用いられている外側に180°回転可能なヒンジ連結部を説明するための図。
【符号の説明】
A…第1の単位板、s1,s2,s3…単位板Aにおける空間、B…第2の単位板、s21,s22,s23…単位板Bにおける空間、P…特定の枢支点となるヒンジ連結部、11,21…各単位板の基板、12,22…雌型ヒンジ、13,23…雄型ヒンジ、14a,14b,24a,24b…補強突起、50…折り畳み枠体、60…桁なしパレット、70…桁有りパレット、80…コンテナ枠組み、100…コンテナ(梱包資材)

Claims (6)

  1. 両端にヒンジ部を持つ複数枚の単位板をヒンジ部同士を回動可能に組み付けて連結した折り畳み枠体であって、
    各単位板は、両端にヒンジ部を固定した基板と該基板の一側面に形成した一個以上の補強突起とを備えており、すべての単位板は補強突起側が同じ側となるようにして組み立てられており、かつ、特定のヒンジ連結部を枢支点として内側に折り畳み2層に重ね合わせたときに、対向する2枚の単位板のそれぞれに形成されるヒンジ部と補強突起は、前記特定の枢支点となったヒンジ連結部を除き、対向する相手側の単位板における補強突起同士の間および補強突起とヒンジ部の間に形成される空間内に相互に収容されるようになっている折り畳み枠体であり、
    前記複数枚の単位板は、横幅の違う第1の単位板と第2の単位板とで構成され、第1の単位板は少なくともヒンジ部の幅だけ第2の単位板よりも幅広くされており、少なくとも前記特定の枢支点となるヒンジ連結部を構成する2枚の単位板は、第1の単位板と第2の単位板とを組み合わせたものであり、さらに、
    前記特定の枢支点となるヒンジ連結部を構成する第1の単位板と第2の単位板において、いずれか一方の単位板の他端には同種の単位板を1枚連結した後、2種類の単位板が交互に連結されており、他方の単位板の他端には同種の単位板を介することなく2種類の単位板が交互に連結されていることを特徴とする折り畳み枠体
  2. 複数個の単位板は全体が閉ループ系に組み立てられており、かつ、少なくとも対向する2箇所には前記特定の枢支点となるヒンジ連結部が設けられており、該特定のヒンジ連結部を両端として全体が層状に折り畳み可能とされていることを特徴とする請求項記載の折り畳み枠体。
  3. 折り畳み枠体は一部に外側に180°回転可能なヒンジ連結部を備えており、それにより一部の単位板はその基板の外側面を相互に積層させた姿勢で重ね合わせることができるようになっていることを特徴とする請求項1または2記載の折り畳み枠体。
  4. 隣接する単位板のヒンジ連結部は、分離可能かつ再組み付け可能とされていることを特徴とする請求項1ないしいずれか記載の折り畳み枠体。
  5. 各単位板は合成樹脂の一体成形品であることを特徴とする請求項1ないしいずれか記載の折り畳み枠体。
  6. 請求項1ないしいずれか記載の折り畳み枠体と該折り畳み枠体を支持する支持台とを少なくとも備える梱包資材。
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