JP2004359328A - 組立て式金属製パレット - Google Patents
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Abstract
【課題】保管コストや輸送コストを大幅に削減できることを可能とした組立て式金属製パレットを提供する。
【解決手段】横部材12の第1の金属板メンバーM1の所定位置にナット18を設けるとともに、第3の金属板メンバーM3の所定位置にボルト挿通穴14gを形成して、不使用時は、横部材12と第3の金属板メンバーM3とが分解可能であるとともに、使用時は、複数並列した横部材12の第1の金属板メンバーM1の上面に、第3の金属板メンバーM3を複数並列させて、第3の金属板メンバーM3のボルト挿通穴14gからボルト17を挿通して第1の金属板メンバーM1のナット18にねじ固定する。
【選択図】 図1
【解決手段】横部材12の第1の金属板メンバーM1の所定位置にナット18を設けるとともに、第3の金属板メンバーM3の所定位置にボルト挿通穴14gを形成して、不使用時は、横部材12と第3の金属板メンバーM3とが分解可能であるとともに、使用時は、複数並列した横部材12の第1の金属板メンバーM1の上面に、第3の金属板メンバーM3を複数並列させて、第3の金属板メンバーM3のボルト挿通穴14gからボルト17を挿通して第1の金属板メンバーM1のナット18にねじ固定する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、組立て式金属製パレットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、積み荷用の平パレット、特に金属製パレット1としては、図9および図10に示すように、長さ方向に沿って複数条の凹凸部4(a,b)が形成された金属板メンバーM(1〜3)が設けられて、第1の金属板メンバーM1と第2の金属板メンバーM2とが長さ方向に所定の間隔を隔てて複数配置された脚部材5で上下方向に所定の間隔を隔てられた状態で、脚部材5と第1および第2の金属板メンバーM1,M2とが溶接で固定されてなる横部材2が複数並列(本例では3本)されるとともに、各横部材2の上側の第1の金属板メンバーM1の上面に、第3の金属板メンバーM3でなる縦部材3が長さ方向に所定の間隔を隔てて複数並列(本例では5本)されて、第3の金属板メンバーM3と第1の金属板メンバーM1とが溶接で固定されて構成されてなるものがある。
【0003】
上記各金属板メンバーM(1〜3)は、第1の金属板メンバーM1のような上下向きの状態において、上向きの凸部4bと下向きの凹部4aとが形成され、凸部4bには突出溝4dを有し、凹部4aには没入溝4cを有している。
【0004】
上記脚部材5は、チャンネル状に形成され、両側壁部5aが第1および第2の金属板メンバーM1,M2の凹凸部4(a,b)と平行する方向に配置されて、この両側壁部5aの上部と下部に、幅方向の一側端と他側端の凸部4bの突出溝4dにそれぞれ嵌め込み可能な嵌め込み部5c,5dが突出形成されている。
【0005】
そして、脚部材5の両側壁部5aを第1および第2の金属板メンバーM1,M2の凹凸部4(a,b)と平行する方向として、一側の嵌め込み部5cを第1および第2の金属板メンバーM1,M2の一側端の凸部4bの突出溝4dにそれぞれ嵌め込み、他側の嵌め込み部5dを第1および第2の金属板メンバーM1,M2の他側端の凸部4bの突出溝4dにそれぞれ嵌め込むことにより、第1および第2の金属板メンバーM1,M2を脚部材5で上下方向に所定の間隔を隔てた状態に保持して、この状態で、脚部材5の両側壁部5aと第1および第2の金属板メンバーM1,M2の両側部とを隅肉アーク溶接aで固定することで、横部材2を製造し、ついで、複数並列した横部材2の上側の第1の金属板メンバーM1の上面に、第3の金属板メンバーM3でなる縦部材3を長さ方向に所定の間隔を隔てて複数並列して、この第3の金属板メンバーM3の両側部と第1の金属板メンバーM1の上壁(最外側部分では、第3の金属板メンバーM3の両側部と第1の金属板メンバーM1の端部と脚部材5の底壁部5b)とを隅肉アーク溶接bで固定することで、金属製パレット1に組み立てていた(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
実公昭63−40448号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の金属製パレットは、専門の製造工場で全て溶接して組立てた状態でユーザーに出荷されている。このような金属製パレットは、例えば、高さ(厚み)は10〜11cm程度であり、縦横の幅(パレットサイズ)は1〜1.3m角程度である。
【0008】
したがって、出荷するまで在庫として製造工場で2000〜3000枚を常時保管する場合、組立てた金属製パレットは嵩張ることから、非常に広い保管スペースが必要となって保管コストが高くなるとともに、限られた保管スペースでは在庫数量も制限されるので、計画的な生産が行えないという問題があった。
【0009】
また、トラックでユーザーに輸送する場合、荷台の幅と高さに法規制があることから、容積制限で、4トンのトラックで360枚程度、10トンのトラックで530枚程度しか積載できないので、パレット1枚当たりの輸送コストが高くなるという問題があった。特に、パレットサイズによっては積載効率が悪いものもあって、輸送コストがさらに高くなる。
【0010】
このような保管コストや輸送コストは、製造工場だけの問題ではなく、ユーザーにとっても再使用のために回収する場合等に同様の問題が生じることから、商品コストに影響することになる。
【0011】
本発明は、金属製パレットにおける現実に切実な問題を解決するためになされたもので、保管コストや輸送コストを大幅に削減できることを可能とした組立て式金属製パレットを提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、長さ方向に沿って複数条の凹凸部が形成された金属板メンバーが設けられて、第1の金属板メンバーと第2の金属板メンバーとが長さ方向に所定の間隔を隔てて複数配置された脚部材で上下方向に所定の間隔を隔てられた状態で、脚部材と第1および第2の金属板メンバーとが固定されてなる横部材が複数並列されるとともに、各横部材の上側の第1の金属板メンバーの上面に、第3の金属板メンバーでなる縦部材が長さ方向に所定の間隔を隔てて複数並列されて、第3の金属板メンバーと第1の金属板メンバーとが固定されて構成されてなる金属製パレットにおいて、
上記第1の金属板メンバーの所定位置にナットが設けられるとともに、上記第3の金属板メンバーの所定位置にボルト挿通穴が形成されていて、不使用時は、横部材と第3の金属板メンバーとが分解可能であるとともに、使用時は、複数並列された横部材の第1の金属板メンバーの上面に、縦部材である第3の金属板メンバーが複数並列されて、第3の金属板メンバーのボルト挿通穴からボルトが挿通されて第1の金属板メンバーのナットにねじ固定されることにより組立て可能であることを特徴とする組立て式金属製パレットを提供するものである。
【0013】
【発明の作用および効果】
本発明によれば、不使用時、つまり製造工場での保管時やトラックでの輸送時には、横部材と縦部材である第3の金属板メンバーとが分解可能であるから、横部材と縦部材とは、長さ方向を揃えることによって、恰も棒材を束ねるようにして段ボール箱等に収容梱包できるので、組立てた金属製パレットと比較して、その体積(嵩)が1/3〜1/4程度に減少するようになる。
【0014】
したがって、製造工場で保管する場合、同じ保管スペースであれば、組立てた金属製パレットの3〜4倍の個数を保管できるので、保管コストが大幅に安くなるとともに、在庫数量の制限も少なくなるので、計画的な生産が行えるようになる。
【0015】
また、トラックでユーザーに輸送する場合も、組立てた金属製パレットの3〜4倍もの個数を輸送できるので、パレット1枚当たりの輸送コストが大幅に安くなり、パレットサイズによって積載効率が悪くなるという不具合も少なくなる。特に、個数が少ない(数個から数十個)ユーザーには、わざわざトラックを仕立てなくても、いわゆる宅配便を利用できる体積(嵩)であるので、輸送コストが大幅に安くなる。
【0016】
そして、ユーザーが使用する時は、横部材を複数並列させ、第1の金属板メンバーの上面に、縦部材である第3の金属板メンバーを複数並列させ、第3の金属板メンバーのボルト挿通穴からボルトを挿通させて第1の金属板メンバーのナットにねじ固定するだけで、特殊な治具や工具を用いることなく、市販のドライバー(ねじ回し)だけで簡単かつ迅速に金属製パレットを組立てることができる。
【0017】
また、ユーザーが再使用のために回収する場合には、ボルトを外すだけで分解可能であることから、回収時の保管コストや輸送コストが大幅に安くなるので、商品コストに与える影響が少なくなる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0019】
図3および図5に示すように、金属製パレット11は、従来と同様に、長さ方向に沿って複数条の凹凸部14(a,b)が形成された金属板メンバーM(1〜3)が設けられている。
【0020】
第1の金属板メンバーM1と第2の金属板メンバーM2とが長さ方向に所定の間隔を隔てて複数配置された脚部材15で上下方向に所定の間隔を隔てられた状態で、脚部材15と第1および第2の金属板メンバーM1,M2とがスポット溶接c(図1参照)で固定されてなる横部材12が複数並列(本例では3本)されている。
【0021】
この各横部材12の上側の第1の金属板メンバーM1の上面に、第3の金属板メンバーM3でなる縦部材13が長さ方向に所定の間隔を隔てて複数並列(本例では5本)されて、第3の金属板メンバーM3と第1の金属板メンバーM1とがボルト17とナット18(図8参照)とで分解可能に固定されて構成されている。
【0022】
上記各金属板メンバーM(1〜3)は、図6に示すような上下向きの状態において、上向きの凸部14bと下向きの凹部14aとが幅方向に交互に形成され、凸部14bには突出溝14dを有し、凹部14aには没入溝14cを有している。なお、第2の金属板メンバーM2は、第1および第3の金属板メンバーM1,3とは上下逆向きに配置されて凹凸部14の向きも変わるが、凸部14bと凹部14aおよび突出溝14dと没入溝14cの部分名称は第1および第3の金属板メンバーM1,3と同じに取り扱うこととする。
【0023】
上記脚部材15は、図1および図2に示すように、チャンネル状に形成され、両側壁部15aが第1および第2の金属板メンバーM1,M2の凹凸部14(a,b)と平行する方向に配置されて、この両側壁部15aの上部と下部に、幅方向の一側端と他側端の凸部14bの突出溝14dにそれぞれ嵌め込み可能な嵌め込み部15c,15dがそれぞれ突出形成されている。
【0024】
上記脚部材5の底壁部15bの上下端には、第1および第2の金属板メンバーM1,M2の2箇所の凹部14aの没入溝14cの底壁に当接するフランジ部15eがそれぞれ外向きに突出形成されている。
【0025】
上記脚部材5の開口15f側の嵌め込み部15c,15dから内向きに折り曲げられた前壁部15gがそれぞれ設けられ、この前壁部15gの上下端に、第1および第2の金属板メンバーM1,M2の2箇所の凹部14aの没入溝14cの底壁に当接するフランジ部15hがそれぞれ外向きに突出形成されている。
【0026】
上記の各金属板メンバーM(1〜3)および脚部材15を組み立てて金属製パレット11を製造する方法を説明する。
【0027】
第1の金属板メンバーと第2の金属板メンバーM1,M2との間に、長さ方向に所定の間隔を隔てて複数配置(本例では5個)した脚部材15の両側壁部15aを、第1および第2の金属板メンバーM1,M2の凹凸部14(a,b)と平行する方向として、嵌め込み部15cを第1および第2の金属板メンバーM1,M2の一側端の凸部14bの突出溝14dにそれぞれ嵌め込み、嵌め込み部15dを第1および第2の金属板メンバーM1,M2の他側端の凸部14bの突出溝14dにそれぞれ嵌め込み、各フランジ部15e,15hを第1および第2の金属板メンバーM1,M2の左右の凹部14aの没入溝14cの底壁に当接させると、第1および第2の金属板メンバーM1,M2を脚部材15で上下方向に所定の間隔を隔てた状態に保持できるようになる(図2の状態)。
【0028】
この状態で、第1および第2の金属板メンバーM1,M2の左右の凹部14aの没入溝14cの底壁と脚部材15のフランジ部15e,15hとをスポット溶接cで固定すると、横部材12を製造することができる。
【0029】
そして、この横部材12を複数並列(本例では3本)して、各横部材12の上側の第1の金属板メンバーM1の上面に、第3の金属板メンバーM3でなる縦部材13を長さ方向に所定の間隔を隔てて複数並列(本例では5本)する工程までは、従来技術若しくは先行技術と同じである。
【0030】
この従来技術若しくは先行技術では、この第3の金属板メンバーM3の左右の凹部14aの没入溝14cの底壁と第1の金属板メンバーM1の両側端(左右端)の凸部14bの突出溝14dの上壁とをスポット溶接で固定することにより、専門の製造工場で金属製パレット11を全て溶接で組立てた状態でユーザーに出荷されている。
【0031】
これに対して、本実施形態の金属製パレット11は、専門の製造工場で横部材12だけは溶接で組立てるが、横部材12と第3の金属板メンバーM3とを分解した状態でユーザーに出荷して、ユーザーが第3の金属板メンバーM3を横部材12の第1の金属板メンバーM1にボルト17とナット18とで固定して組み立てるようになっている点が相違する。
【0032】
すなわち、図7および図8に示すように、各横部材12の第1の金属板メンバーM1の幅方向中央に位置する凸部14bの突出溝14dの上壁内面にナット18を固定する。
【0033】
上記ナット18は、上記凸部14bの突出溝14dの上壁にボルト挿通用穴をあけた上で、上壁の内面に溶接固定することもできるが(いわゆるウエルドナット)、上記凸部14bの突出溝14dの上壁にボルト挿通穴をあけながらかしめ固定できる市販の特殊ナットを使用することが好ましい〔図7(c)参照〕。
【0034】
このナット18は、図5に示すように、第1の金属板メンバーM1の上面に、第3の金属板メンバーM3でなる縦部材13を長さ方向に所定の間隔を隔てて複数並列した場合に、各第3金属板メンバーM3の左右の凹部14aの没入溝14cと交差する位置にそれぞれ固定されている。本例では、1本の横部材12で10個のナット18が固定されている。
【0035】
また、各第3の金属板メンバーM3の左右の凹部14aの没入溝14cの底壁には、上記第1の金属板メンバーM1のナット18の位置に対応して、ボルト挿通穴14g(図1参照)がそれぞれ形成されている。本例では、1枚の第3の金属板メンバーM3で6個のボルト挿通穴14gが形成されている。
【0036】
上記のように組立て式金属製パレット11を構成すれば、製造工場での保管時やトラックでの輸送時の不使用時には、図4に示すように、3本の横部材12と5枚の縦部材13である第3の金属板メンバーM3とが分解可能であり、付属部品として30本のボルト17を袋詰め等にしておけるから、横部材12と縦部材13とは、同図のように、長さ方向を揃えることによって、恰も棒材を束ねるようにして、袋詰めしたボルト17とともに段ボール箱等に収容梱包できるので、図3に示した組立てた金属製パレット11と比較して、その体積(嵩)が1/3〜1/4程度に減少するようになる。
【0037】
したがって、製造工場で保管する場合、同じ保管スペースであれば、組立てた金属製パレット11の3〜4倍の個数を保管できるので、保管コストが大幅に安くなるとともに、在庫数量の制限も少なくなるので、計画的な生産が行えるようになる。
【0038】
また、トラックでユーザーに輸送する場合も、組立てた金属製パレット11の3〜4倍もの個数を輸送できるので、パレット1枚当たりの輸送コストが大幅に安くなり、パレットサイズによって積載効率が悪くなるという不具合も少なくなる。特に、個数が少ない(数個から数十個)ユーザーには、わざわざトラックを仕立てなくても、いわゆる宅配便を利用できる体積(嵩)であるので、輸送コストが大幅に安くなる。
【0039】
そして、ユーザーが使用する時は、3本の横部材12を並列させ、第1の金属板メンバーM1の上面に、5枚の縦部材13である第3の金属板メンバーM3を並列させ、第3の金属板メンバーM3のボルト挿通穴14gから計30本のボルト17を挿通させて第1の金属板メンバーM1のナット18にそれぞれねじ固定するだけで、特殊な治具や工具を用いることなく、市販のドライバー(ねじ回し)だけで簡単かつ迅速に金属製パレット11を組立てることができる。
【0040】
また、ユーザーが再使用のために回収する場合には、ボルト17を外すだけで金属製パレット11が分解可能であることから、回収時の保管コストや輸送コストが大幅に安くなるので、商品コストに与える影響が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る金属製パレットの要部分解斜視図である。
【図2】第1、第2金属板メンバーと脚部材とで構成した横部材の斜視図である。
【図3】組立てた金属製パレットの斜視図である。
【図4】分解した金属製パレットの斜視図である。
【図5】組立てた金属製パレットであり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図6】金属板メンバーであり、(a)は要部斜視図、(b)は正面図である。
【図7】ナットを固定した第3の金属板メンバーであり、(a)は側面図、(b)は底面図、(c)は(a)の要部拡大図である。
【図8】金属製パレットの要部であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図9】従来の金属製パレットの斜視図である。
【図10】従来の金属製パレットであり、(a)は要部側面図、(b)は脚部材の斜視図である。
【符号の説明】
11 金属製パレット
12 横部材
13 縦部材
14 凹凸部
14a 凹部
14b 凸部
14c 没入溝
14d 突出溝
14g ボルト挿通穴
15 脚部材
17 ボルト
18 ナット
M1〜M3 第1〜第3の金属板メンバー
【発明の属する技術分野】
本発明は、組立て式金属製パレットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、積み荷用の平パレット、特に金属製パレット1としては、図9および図10に示すように、長さ方向に沿って複数条の凹凸部4(a,b)が形成された金属板メンバーM(1〜3)が設けられて、第1の金属板メンバーM1と第2の金属板メンバーM2とが長さ方向に所定の間隔を隔てて複数配置された脚部材5で上下方向に所定の間隔を隔てられた状態で、脚部材5と第1および第2の金属板メンバーM1,M2とが溶接で固定されてなる横部材2が複数並列(本例では3本)されるとともに、各横部材2の上側の第1の金属板メンバーM1の上面に、第3の金属板メンバーM3でなる縦部材3が長さ方向に所定の間隔を隔てて複数並列(本例では5本)されて、第3の金属板メンバーM3と第1の金属板メンバーM1とが溶接で固定されて構成されてなるものがある。
【0003】
上記各金属板メンバーM(1〜3)は、第1の金属板メンバーM1のような上下向きの状態において、上向きの凸部4bと下向きの凹部4aとが形成され、凸部4bには突出溝4dを有し、凹部4aには没入溝4cを有している。
【0004】
上記脚部材5は、チャンネル状に形成され、両側壁部5aが第1および第2の金属板メンバーM1,M2の凹凸部4(a,b)と平行する方向に配置されて、この両側壁部5aの上部と下部に、幅方向の一側端と他側端の凸部4bの突出溝4dにそれぞれ嵌め込み可能な嵌め込み部5c,5dが突出形成されている。
【0005】
そして、脚部材5の両側壁部5aを第1および第2の金属板メンバーM1,M2の凹凸部4(a,b)と平行する方向として、一側の嵌め込み部5cを第1および第2の金属板メンバーM1,M2の一側端の凸部4bの突出溝4dにそれぞれ嵌め込み、他側の嵌め込み部5dを第1および第2の金属板メンバーM1,M2の他側端の凸部4bの突出溝4dにそれぞれ嵌め込むことにより、第1および第2の金属板メンバーM1,M2を脚部材5で上下方向に所定の間隔を隔てた状態に保持して、この状態で、脚部材5の両側壁部5aと第1および第2の金属板メンバーM1,M2の両側部とを隅肉アーク溶接aで固定することで、横部材2を製造し、ついで、複数並列した横部材2の上側の第1の金属板メンバーM1の上面に、第3の金属板メンバーM3でなる縦部材3を長さ方向に所定の間隔を隔てて複数並列して、この第3の金属板メンバーM3の両側部と第1の金属板メンバーM1の上壁(最外側部分では、第3の金属板メンバーM3の両側部と第1の金属板メンバーM1の端部と脚部材5の底壁部5b)とを隅肉アーク溶接bで固定することで、金属製パレット1に組み立てていた(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
実公昭63−40448号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の金属製パレットは、専門の製造工場で全て溶接して組立てた状態でユーザーに出荷されている。このような金属製パレットは、例えば、高さ(厚み)は10〜11cm程度であり、縦横の幅(パレットサイズ)は1〜1.3m角程度である。
【0008】
したがって、出荷するまで在庫として製造工場で2000〜3000枚を常時保管する場合、組立てた金属製パレットは嵩張ることから、非常に広い保管スペースが必要となって保管コストが高くなるとともに、限られた保管スペースでは在庫数量も制限されるので、計画的な生産が行えないという問題があった。
【0009】
また、トラックでユーザーに輸送する場合、荷台の幅と高さに法規制があることから、容積制限で、4トンのトラックで360枚程度、10トンのトラックで530枚程度しか積載できないので、パレット1枚当たりの輸送コストが高くなるという問題があった。特に、パレットサイズによっては積載効率が悪いものもあって、輸送コストがさらに高くなる。
【0010】
このような保管コストや輸送コストは、製造工場だけの問題ではなく、ユーザーにとっても再使用のために回収する場合等に同様の問題が生じることから、商品コストに影響することになる。
【0011】
本発明は、金属製パレットにおける現実に切実な問題を解決するためになされたもので、保管コストや輸送コストを大幅に削減できることを可能とした組立て式金属製パレットを提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、長さ方向に沿って複数条の凹凸部が形成された金属板メンバーが設けられて、第1の金属板メンバーと第2の金属板メンバーとが長さ方向に所定の間隔を隔てて複数配置された脚部材で上下方向に所定の間隔を隔てられた状態で、脚部材と第1および第2の金属板メンバーとが固定されてなる横部材が複数並列されるとともに、各横部材の上側の第1の金属板メンバーの上面に、第3の金属板メンバーでなる縦部材が長さ方向に所定の間隔を隔てて複数並列されて、第3の金属板メンバーと第1の金属板メンバーとが固定されて構成されてなる金属製パレットにおいて、
上記第1の金属板メンバーの所定位置にナットが設けられるとともに、上記第3の金属板メンバーの所定位置にボルト挿通穴が形成されていて、不使用時は、横部材と第3の金属板メンバーとが分解可能であるとともに、使用時は、複数並列された横部材の第1の金属板メンバーの上面に、縦部材である第3の金属板メンバーが複数並列されて、第3の金属板メンバーのボルト挿通穴からボルトが挿通されて第1の金属板メンバーのナットにねじ固定されることにより組立て可能であることを特徴とする組立て式金属製パレットを提供するものである。
【0013】
【発明の作用および効果】
本発明によれば、不使用時、つまり製造工場での保管時やトラックでの輸送時には、横部材と縦部材である第3の金属板メンバーとが分解可能であるから、横部材と縦部材とは、長さ方向を揃えることによって、恰も棒材を束ねるようにして段ボール箱等に収容梱包できるので、組立てた金属製パレットと比較して、その体積(嵩)が1/3〜1/4程度に減少するようになる。
【0014】
したがって、製造工場で保管する場合、同じ保管スペースであれば、組立てた金属製パレットの3〜4倍の個数を保管できるので、保管コストが大幅に安くなるとともに、在庫数量の制限も少なくなるので、計画的な生産が行えるようになる。
【0015】
また、トラックでユーザーに輸送する場合も、組立てた金属製パレットの3〜4倍もの個数を輸送できるので、パレット1枚当たりの輸送コストが大幅に安くなり、パレットサイズによって積載効率が悪くなるという不具合も少なくなる。特に、個数が少ない(数個から数十個)ユーザーには、わざわざトラックを仕立てなくても、いわゆる宅配便を利用できる体積(嵩)であるので、輸送コストが大幅に安くなる。
【0016】
そして、ユーザーが使用する時は、横部材を複数並列させ、第1の金属板メンバーの上面に、縦部材である第3の金属板メンバーを複数並列させ、第3の金属板メンバーのボルト挿通穴からボルトを挿通させて第1の金属板メンバーのナットにねじ固定するだけで、特殊な治具や工具を用いることなく、市販のドライバー(ねじ回し)だけで簡単かつ迅速に金属製パレットを組立てることができる。
【0017】
また、ユーザーが再使用のために回収する場合には、ボルトを外すだけで分解可能であることから、回収時の保管コストや輸送コストが大幅に安くなるので、商品コストに与える影響が少なくなる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0019】
図3および図5に示すように、金属製パレット11は、従来と同様に、長さ方向に沿って複数条の凹凸部14(a,b)が形成された金属板メンバーM(1〜3)が設けられている。
【0020】
第1の金属板メンバーM1と第2の金属板メンバーM2とが長さ方向に所定の間隔を隔てて複数配置された脚部材15で上下方向に所定の間隔を隔てられた状態で、脚部材15と第1および第2の金属板メンバーM1,M2とがスポット溶接c(図1参照)で固定されてなる横部材12が複数並列(本例では3本)されている。
【0021】
この各横部材12の上側の第1の金属板メンバーM1の上面に、第3の金属板メンバーM3でなる縦部材13が長さ方向に所定の間隔を隔てて複数並列(本例では5本)されて、第3の金属板メンバーM3と第1の金属板メンバーM1とがボルト17とナット18(図8参照)とで分解可能に固定されて構成されている。
【0022】
上記各金属板メンバーM(1〜3)は、図6に示すような上下向きの状態において、上向きの凸部14bと下向きの凹部14aとが幅方向に交互に形成され、凸部14bには突出溝14dを有し、凹部14aには没入溝14cを有している。なお、第2の金属板メンバーM2は、第1および第3の金属板メンバーM1,3とは上下逆向きに配置されて凹凸部14の向きも変わるが、凸部14bと凹部14aおよび突出溝14dと没入溝14cの部分名称は第1および第3の金属板メンバーM1,3と同じに取り扱うこととする。
【0023】
上記脚部材15は、図1および図2に示すように、チャンネル状に形成され、両側壁部15aが第1および第2の金属板メンバーM1,M2の凹凸部14(a,b)と平行する方向に配置されて、この両側壁部15aの上部と下部に、幅方向の一側端と他側端の凸部14bの突出溝14dにそれぞれ嵌め込み可能な嵌め込み部15c,15dがそれぞれ突出形成されている。
【0024】
上記脚部材5の底壁部15bの上下端には、第1および第2の金属板メンバーM1,M2の2箇所の凹部14aの没入溝14cの底壁に当接するフランジ部15eがそれぞれ外向きに突出形成されている。
【0025】
上記脚部材5の開口15f側の嵌め込み部15c,15dから内向きに折り曲げられた前壁部15gがそれぞれ設けられ、この前壁部15gの上下端に、第1および第2の金属板メンバーM1,M2の2箇所の凹部14aの没入溝14cの底壁に当接するフランジ部15hがそれぞれ外向きに突出形成されている。
【0026】
上記の各金属板メンバーM(1〜3)および脚部材15を組み立てて金属製パレット11を製造する方法を説明する。
【0027】
第1の金属板メンバーと第2の金属板メンバーM1,M2との間に、長さ方向に所定の間隔を隔てて複数配置(本例では5個)した脚部材15の両側壁部15aを、第1および第2の金属板メンバーM1,M2の凹凸部14(a,b)と平行する方向として、嵌め込み部15cを第1および第2の金属板メンバーM1,M2の一側端の凸部14bの突出溝14dにそれぞれ嵌め込み、嵌め込み部15dを第1および第2の金属板メンバーM1,M2の他側端の凸部14bの突出溝14dにそれぞれ嵌め込み、各フランジ部15e,15hを第1および第2の金属板メンバーM1,M2の左右の凹部14aの没入溝14cの底壁に当接させると、第1および第2の金属板メンバーM1,M2を脚部材15で上下方向に所定の間隔を隔てた状態に保持できるようになる(図2の状態)。
【0028】
この状態で、第1および第2の金属板メンバーM1,M2の左右の凹部14aの没入溝14cの底壁と脚部材15のフランジ部15e,15hとをスポット溶接cで固定すると、横部材12を製造することができる。
【0029】
そして、この横部材12を複数並列(本例では3本)して、各横部材12の上側の第1の金属板メンバーM1の上面に、第3の金属板メンバーM3でなる縦部材13を長さ方向に所定の間隔を隔てて複数並列(本例では5本)する工程までは、従来技術若しくは先行技術と同じである。
【0030】
この従来技術若しくは先行技術では、この第3の金属板メンバーM3の左右の凹部14aの没入溝14cの底壁と第1の金属板メンバーM1の両側端(左右端)の凸部14bの突出溝14dの上壁とをスポット溶接で固定することにより、専門の製造工場で金属製パレット11を全て溶接で組立てた状態でユーザーに出荷されている。
【0031】
これに対して、本実施形態の金属製パレット11は、専門の製造工場で横部材12だけは溶接で組立てるが、横部材12と第3の金属板メンバーM3とを分解した状態でユーザーに出荷して、ユーザーが第3の金属板メンバーM3を横部材12の第1の金属板メンバーM1にボルト17とナット18とで固定して組み立てるようになっている点が相違する。
【0032】
すなわち、図7および図8に示すように、各横部材12の第1の金属板メンバーM1の幅方向中央に位置する凸部14bの突出溝14dの上壁内面にナット18を固定する。
【0033】
上記ナット18は、上記凸部14bの突出溝14dの上壁にボルト挿通用穴をあけた上で、上壁の内面に溶接固定することもできるが(いわゆるウエルドナット)、上記凸部14bの突出溝14dの上壁にボルト挿通穴をあけながらかしめ固定できる市販の特殊ナットを使用することが好ましい〔図7(c)参照〕。
【0034】
このナット18は、図5に示すように、第1の金属板メンバーM1の上面に、第3の金属板メンバーM3でなる縦部材13を長さ方向に所定の間隔を隔てて複数並列した場合に、各第3金属板メンバーM3の左右の凹部14aの没入溝14cと交差する位置にそれぞれ固定されている。本例では、1本の横部材12で10個のナット18が固定されている。
【0035】
また、各第3の金属板メンバーM3の左右の凹部14aの没入溝14cの底壁には、上記第1の金属板メンバーM1のナット18の位置に対応して、ボルト挿通穴14g(図1参照)がそれぞれ形成されている。本例では、1枚の第3の金属板メンバーM3で6個のボルト挿通穴14gが形成されている。
【0036】
上記のように組立て式金属製パレット11を構成すれば、製造工場での保管時やトラックでの輸送時の不使用時には、図4に示すように、3本の横部材12と5枚の縦部材13である第3の金属板メンバーM3とが分解可能であり、付属部品として30本のボルト17を袋詰め等にしておけるから、横部材12と縦部材13とは、同図のように、長さ方向を揃えることによって、恰も棒材を束ねるようにして、袋詰めしたボルト17とともに段ボール箱等に収容梱包できるので、図3に示した組立てた金属製パレット11と比較して、その体積(嵩)が1/3〜1/4程度に減少するようになる。
【0037】
したがって、製造工場で保管する場合、同じ保管スペースであれば、組立てた金属製パレット11の3〜4倍の個数を保管できるので、保管コストが大幅に安くなるとともに、在庫数量の制限も少なくなるので、計画的な生産が行えるようになる。
【0038】
また、トラックでユーザーに輸送する場合も、組立てた金属製パレット11の3〜4倍もの個数を輸送できるので、パレット1枚当たりの輸送コストが大幅に安くなり、パレットサイズによって積載効率が悪くなるという不具合も少なくなる。特に、個数が少ない(数個から数十個)ユーザーには、わざわざトラックを仕立てなくても、いわゆる宅配便を利用できる体積(嵩)であるので、輸送コストが大幅に安くなる。
【0039】
そして、ユーザーが使用する時は、3本の横部材12を並列させ、第1の金属板メンバーM1の上面に、5枚の縦部材13である第3の金属板メンバーM3を並列させ、第3の金属板メンバーM3のボルト挿通穴14gから計30本のボルト17を挿通させて第1の金属板メンバーM1のナット18にそれぞれねじ固定するだけで、特殊な治具や工具を用いることなく、市販のドライバー(ねじ回し)だけで簡単かつ迅速に金属製パレット11を組立てることができる。
【0040】
また、ユーザーが再使用のために回収する場合には、ボルト17を外すだけで金属製パレット11が分解可能であることから、回収時の保管コストや輸送コストが大幅に安くなるので、商品コストに与える影響が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る金属製パレットの要部分解斜視図である。
【図2】第1、第2金属板メンバーと脚部材とで構成した横部材の斜視図である。
【図3】組立てた金属製パレットの斜視図である。
【図4】分解した金属製パレットの斜視図である。
【図5】組立てた金属製パレットであり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図6】金属板メンバーであり、(a)は要部斜視図、(b)は正面図である。
【図7】ナットを固定した第3の金属板メンバーであり、(a)は側面図、(b)は底面図、(c)は(a)の要部拡大図である。
【図8】金属製パレットの要部であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図9】従来の金属製パレットの斜視図である。
【図10】従来の金属製パレットであり、(a)は要部側面図、(b)は脚部材の斜視図である。
【符号の説明】
11 金属製パレット
12 横部材
13 縦部材
14 凹凸部
14a 凹部
14b 凸部
14c 没入溝
14d 突出溝
14g ボルト挿通穴
15 脚部材
17 ボルト
18 ナット
M1〜M3 第1〜第3の金属板メンバー
Claims (1)
- 長さ方向に沿って複数条の凹凸部が形成された金属板メンバーが設けられて、第1の金属板メンバーと第2の金属板メンバーとが長さ方向に所定の間隔を隔てて複数配置された脚部材で上下方向に所定の間隔を隔てられた状態で、脚部材と第1および第2の金属板メンバーとが固定されてなる横部材が複数並列されるとともに、各横部材の上側の第1の金属板メンバーの上面に、第3の金属板メンバーでなる縦部材が長さ方向に所定の間隔を隔てて複数並列されて、第3の金属板メンバーと第1の金属板メンバーとが固定されて構成されてなる金属製パレットにおいて、
上記第1の金属板メンバーの所定位置にナットが設けられるとともに、上記第3の金属板メンバーの所定位置にボルト挿通穴が形成されていて、不使用時は、横部材と第3の金属板メンバーとが分解可能であるとともに、使用時は、複数並列された横部材の第1の金属板メンバーの上面に、縦部材である第3の金属板メンバーが複数並列されて、第3の金属板メンバーのボルト挿通穴からボルトが挿通されて第1の金属板メンバーのナットにねじ固定されることにより組立て可能であることを特徴とする組立て式金属製パレット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003163371A JP2004359328A (ja) | 2003-06-09 | 2003-06-09 | 組立て式金属製パレット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003163371A JP2004359328A (ja) | 2003-06-09 | 2003-06-09 | 組立て式金属製パレット |
Publications (1)
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---|---|
JP2004359328A true JP2004359328A (ja) | 2004-12-24 |
Family
ID=34055210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003163371A Pending JP2004359328A (ja) | 2003-06-09 | 2003-06-09 | 組立て式金属製パレット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004359328A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100987566B1 (ko) * | 2008-05-02 | 2010-10-12 | 임용석 | 조립식 파레트 |
US20110192327A1 (en) * | 2007-11-07 | 2011-08-11 | Claes Nordstrom | Loading pallet |
CN103387078A (zh) * | 2012-05-10 | 2013-11-13 | (株)杰恩熙 | 具有包装组件结构的用于装载货物的托盘 |
CN103387080A (zh) * | 2012-05-10 | 2013-11-13 | (株)杰恩熙 | 具有加强组装结构的用于装载货物的托盘 |
-
2003
- 2003-06-09 JP JP2003163371A patent/JP2004359328A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20110192327A1 (en) * | 2007-11-07 | 2011-08-11 | Claes Nordstrom | Loading pallet |
KR100987566B1 (ko) * | 2008-05-02 | 2010-10-12 | 임용석 | 조립식 파레트 |
CN103387078A (zh) * | 2012-05-10 | 2013-11-13 | (株)杰恩熙 | 具有包装组件结构的用于装载货物的托盘 |
CN103387080A (zh) * | 2012-05-10 | 2013-11-13 | (株)杰恩熙 | 具有加强组装结构的用于装载货物的托盘 |
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