JPH09323726A - 組立式梱包容器およびその分解重ね方法 - Google Patents

組立式梱包容器およびその分解重ね方法

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JPH09323726A
JPH09323726A JP16370596A JP16370596A JPH09323726A JP H09323726 A JPH09323726 A JP H09323726A JP 16370596 A JP16370596 A JP 16370596A JP 16370596 A JP16370596 A JP 16370596A JP H09323726 A JPH09323726 A JP H09323726A
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JP
Japan
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frames
frame
skid
pair
living
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Application number
JP16370596A
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English (en)
Inventor
Masahiro Fukada
雅弘 深田
Yuichi Murata
雄一 村田
Koji Uchiyama
浩治 内山
Masayoshi Kobori
政佳 小堀
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Steel Center KK
Original Assignee
Steel Center KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 梱包容器の大小にかかわらずスキッド上に2
段で周囲4つの枠を重ねて輸送に必要なスペースを小さ
くでき、重ね作業を確実かつ容易にできる組立式梱包容
器およびその分解重ね方法を提供すること。 【解決手段】 スキッド11の周囲に立設される1対の
棲枠12,13と1対の側枠14,15を構成する枠部
材と補強部材の配置を、1つの棲枠12及び1つの側枠
14を組み合わせてスキッド11上に1段に積み重ねる
ことができるようにし、さらに、各枠の内外に組立順を
表示する表示部として1,2,3,4を形成する。この
表示にしたがいスキッド11上に4つの枠12,13,
14,15を順に積み重ねるだけで簡単に2段に収納で
きるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は貨物輸送用の組立
式梱包容器およびその分解重ね方法に関し、組み立て輸
送に使用した後、分解して持ち帰ることを繰り返す場合
の積み重ねを容易にできるようにしたものであり、特に
自動車、2輪車等の部品や完成品の輸送などに好適なも
のである。
【0002】
【従来の技術】自動車、2輪車の部品や完成品等を貨物
として輸送する必要がある場合には、外形が直方体や立
方体をしているのものがほとんどなく、一台分の部品な
どを能率良く梱包するため金属製などの枠状ないし箱状
の梱包容器が使用され、その内部に部品などを入れて輸
送するようにしている。
【0003】このような自動車や2輪車用として使用さ
れている梱包容器は、輸送先で廃棄処分する1回しか使
用しないものと、分解して輸送元に送り返し、ふたたび
使用するものがあり、輸送コストや資源の有効利用など
から1回しか使用しないワンウエイ式のものから、繰り
返し使用するリターナブル式のものが使用されつつあ
る。
【0004】このようなリターナブル式の梱包容器は、
例えば特開平6−312740号公報および特開平6−
312741号公報に開示されているものを図16およ
び図17に示すように、梱包容器Aの底部分となるスキ
ッドa、このスキッドaの前後に配置される棲枠b,
c、スキッドaの左右に配置される側枠d,eおよび左
右の側枠d,eをつなぐ天枠fで構成されている。
【0005】貨物の輸送に当たっては、まず、梱包容器
Aを梱包現場において通常、ボルト締めすることにより
スキッドaの周囲に棲枠b,cおよび側枠d,eのうち
複数、例えば棲枠cと側枠d,eを組立て、梱包容器A
のスキッドa上に部品などを入れたダンボールを収納し
たのち、残りの枠、例えば棲枠bと天枠fを取付けて梱
包容器Aへの梱包を行う。
【0006】そして、この梱包容器Aを所定個数海上コ
ンテナなどに収納して貨物輸送が行われる。
【0007】一方、輸送先では、海上コンテナなどから
梱包容器Aが取り出された後、梱包容器Aの天枠fおよ
び必要な周囲の枠b,c,d,eが取り外され、部品な
どの貨物が取り出される。
【0008】こうして部品などの貨物が取り出された梱
包容器Aは、梱包容器Aだけを持ち帰って再使用するた
め、スキッドaから残りの枠が取り外されて梱包容器の
1対の棲枠b,c、1対の側枠d,e及び天枠fの全て
の枠が取り外され、スキッドa上に天枠fを載せ、さら
に2つの側枠d,eを重ねるとともに、2つの棲枠b,
cを重ねて輸送スペースを小さくできるようにしてい
る。
【0009】このような従来のリターナブル式の梱包容
器Aでは、海上コンテナ等への収納の効率化のため、大
小2種類の大きさのものが使用され、図17に示すフル
サイズのものに対し、図18に示すスキッドaの左右の
長さを半分にしたハーフサイズのものが使用されてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のリタ
ーナブル式の梱包容器Aでは、大きいフルサイズのもの
では、積み重ねて持ち帰る場合に、スキッドa上に左右
の側枠d,eを横に並べて1段にし、さらに、前後の棲
枠b,cを2段重ねて合計3段に積み重ねることができ
る。
【0011】これに対し、小さいハーフサイズのもので
は、積み重ねて持ち帰る場合に、スキッドa上に左右の
側枠d,eを横に並べて1段にすることができないこと
から2段に積み重ね、さらに、前後の棲枠b,cを2段
に積み重ねて合計4段に積み重ねなければならない。
【0012】このようにスキッドa上に周囲の4つの枠
b,c,d,eを積み重ねて海上コンテナなどに収納し
て持ち帰るが、輸送コストを考えると、梱包容器Aの大
小にかかわらず、できるだけ積み重ね高さを低くして一
度により多くを持ち帰ることができる組立式梱包容器の
開発が望まれている。
【0013】この発明は、上記従来技術の課題に鑑みて
なされたもので、梱包容器の大小にかかわらずスキッド
上に2段で周囲4つの枠を重ねて輸送に必要なスペース
を小さくできるとともに、重ね作業を確実かつ容易にで
きる組立式梱包容器およびその分解重ね方法を提供しよ
うとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
この発明の請求項1記載の組立式梱包容器は、組み立て
使用された後分解して返送することを繰り返す組立式梱
包容器を、底部分となる矩形のスキッドと、このスキッ
ドの前後に立設される1対の棲枠と、前記スキッドの左
右に立設される1対の側枠と、前記1対の棲枠の天井部
分を連結する天枠とで構成するとともに、分解時前記棲
枠の1つおよび前記側枠の1つを前記スキッド上に重ね
たときにこれら棲枠および側枠を構成する枠部材と補強
部材とが干渉せずに1段で載置できる配置とする一方、
前記1対の棲枠および前記1対の側枠に重ね順を表示す
る表示部を形成してなることを特徴とするものである。
【0015】この組立式梱包容器によれば、スキッドの
周囲に立設される1対の棲枠と1対の側枠を構成する枠
部材と補強部材の配置を、1つの棲枠及び1つの側枠を
組み合わせてスキッド上に1段に積み重ねることができ
るようにするとともに、これらの重ね順を表示部を形成
して表示するようにしており、表示部にしたがって重ね
るだけで簡単にスキッド上に4つの枠を2段で収納でき
るようにしている。
【0016】また、この発明の請求項2記載の組立式梱
包容器は、請求項1記載の構成に加え、前記重ね順の表
示部を、前記スキッド上に前記棲枠および前記側枠を重
ねたときに一定方向を向く文字で構成したことを特徴と
するものである。
【0017】この組立式梱包容器によれば、前記スキッ
ド上に各枠を重ねたときに表示部の文字が一定方向にな
るように構成しており、棲枠および側枠を表示部の文字
の向きにしたがって一定方向となるように重ねるだけで
一層簡単に4つの枠を収納できるようになる。
【0018】さらに、この発明の請求項3記載の組立式
梱包容器は、前記請求項1または2記載の構成に加え、
前記1対の棲枠および前記1対の側枠の内外にぞれぞれ
前記表示部を形成し、これら内外の表示部にそれぞれ一
方または他方の棲枠、あるいは一方または他方の側枠の
重ね順を表示したことを特徴とするものである。
【0019】この組立式梱包容器によれば、2つの棲枠
と2つの側枠とに、棲枠および側枠の持つそれぞれ2つ
の重ね順を内外の表示部に分けて表示するようにしてお
り、スキッドに実際に重ねる順の表示部にしたがって文
字が上になるように積み重ねるようにして一層簡単かつ
確実に4つの枠の収納ができるようになる。
【0020】また、この発明の請求項4記載の組立式梱
包容器の分解重ね方法は、前記請求項1〜3のいずれか
に記載の構成に加え、前記1対の棲枠および前記1対の
側枠の表示部の表示にしたがって順に1つの棲枠と1つ
の側枠を組み合わせてスキッド上に2段に重ねることを
特徴とするものである。
【0021】この組立式梱包容器の分解重ね方法によれ
ば、各棲枠および各側枠に設けた表示部にしたがってス
キッド上に各枠を順に積み重ねるだけで、4つの枠の収
納ができるようになる。
【0022】さらに、この発明の請求項5記載の組立式
梱包容器の分解重ね方法は、前記請求項3に記載の構成
に加え、前記1対の棲枠および前記1対の側枠の表示部
の内外の表示にしたがって1つの棲枠を内側を上にした
のち、1つの側枠を外側を上にし、さらにもう1つの側
枠を内側を上にし、最後にもう一つの棲枠を外側を上に
して順にスキッド上に2段に重ねることを特徴とするも
のである。
【0023】この組立式梱包容器の分解重ね方法によれ
ば、最も効率的に収納できる枠の内外の向きと順とを内
外の表示部に表示するようにしてあり、これらの表示に
したがって1つの棲枠を内側を上にしたのち、1つの側
枠を外側を上にし、さらにもう1つの側枠を内側を上に
し、最後にもう一つの棲枠を外側を上にしてスキッド上
に重ねることで、最も効率的かつ確実に4つの枠を収納
できるようになる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づき詳細に説明する。図1〜図11はこの発明の
組立式梱包容器の一実施の形態にかかり、図1は4つの
枠を外側に倒した状態で示す分解斜視図、図2は返送時
の重ね状態を示す分解斜視図、図3はスキッドの詳細
図、図4は棲枠の詳細図、図5は側枠の詳細図、図6は
天枠の詳細図、図7はスキッドの連結部および補強部の
拡大斜視図、図8は棲枠とスキッドの連結部の拡大斜視
図、図9は側枠とスキッドの連結部の拡大斜視図、図1
0は棲枠と側枠の上部連結部の拡大斜視図、図11は天
枠と棲枠の連結部の拡大斜視図である。
【0025】この組立式梱包容器はパネルを備えた箱状
またはパネルの無い枠状とされるが、ここではパネルの
無い枠状の組立式梱包容器の場合について説明する。
【0026】組立式梱包容器10は、図1に示すよう
に、その底部分となるスキッド11、このスキッド11
の前後(ここでは、フォークリフトの爪の挿入方向を前
後方向とする。)に配置されて前後の側面を構成する1
対の棲枠12,13、スキッド11の左右に配置されて
左右の側面を構成する1対の側枠14,15および前後
の棲枠12,13をつなぐ3つの天枠16で構成されて
いる。
【0027】組立式梱包容器10の底部分となるスキッ
ド11は、図1に斜視状態を、図3に詳細な正面、平
面、側面を示すように、前後方向に沿って左右両端に中
空角材で構成された脚部材17が配置され、これら脚部
材17の間に左右方向に一定間隔で複数本、例えば3本
の中間脚部材18が配置されており、3本の中間脚部材
18も中空角材で構成され、フォークリフトの爪を挿脱
する高さを確保するが、脚部材17に比べ中空角材の幅
が小さくしてある。
【0028】そして、これら脚部材17の前後両端部の
組立式梱包容器10の四隅には、図7に詳細を示すよう
に、組立式梱包容器10を段積みする場合の位置決め用
穴19が形成されるとともに、脚部材17の強度を補強
するとともに、位置決め用穴19の変形を防止するため
の端部補強材20,21が取付けられる。
【0029】この端部補強材20は、例えば図7(b)
に示すように、平面形状がハート形とされた中空状とさ
れ、高さが脚部材17の中空部の高さとほぼ等しく形成
されており、脚部材17の端部開口から装着して溶接す
ることで、ハート部分で位置決め用穴19の周囲を囲む
ようにする。
【0030】また、端部補強材21としては、図7
(c)に示すように、平面形状をコ字状に形成し、両端
突き出し部の高さを脚部材17の中空部の高さとほぼ等
しく形成して脚部材17の端部開口から装着し、上下両
縁を溶接することで補強するものであっても良い。
【0031】このようなスキッド11の脚部材17と複
数本の中間脚部材18の上には、前後両端にスキッドフ
レームを構成する端部床部材22が取付けられ、縦長の
矩形断面の中空角材で構成され、その高さが棲枠12,
13を2段に積み重ねた高さよりわずかに高くしてあ
り、例えば2段の段積み高さを46.2mmとする場合に
端部床部材22の高さを50mmとしてこの中に棲枠1
2,13など全ての枠11〜16を収納することができ
るようにしてある。
【0032】これら端部床部材22の間には、複数本の
床部材23が前後方向に一定間隔をあけて配置されてす
のこ状の床を形成するようになっており、これら床部材
23も中空角材で構成してある。この床部材23は、組
立式梱包容器10を返送する場合の高さをできるだけ低
くするため、その高さを極力抑えるようにするととも
に、端部床部材22とこれに隣接する床部材23との間
隔d1 を棲枠12,13の構成部材(後述する補強板3
6)が間に入るようにすることで、返送時の高さを抑え
るようにしてある。
【0033】このようなスキッド11の四隅には、図1
および図7(a)に示すように、略直角に形成されたコ
ーナガイド24が取付けられており、棲枠12,13と
平行な平行部にボルト穴25が形成され、棲枠12,1
3の下端隅部と連結されるとともに、コーナガイド24
の側枠14,15と平行な平行部の下縁が内側に折り曲
げられて折曲部26が形成され、脚部材17と溶接され
るようになっており、コーナガイド24の強度向上を図
るようにしてある。
【0034】さらに、このスキッド11には、図7
(b)に示すように、スキッドフレームを構成する端部
床部材22の内側面と中間脚部材18とに当ててL字状
の補強材27が取付けてあり、端部床部材22に棲枠1
2,13の連結部が被せられて連結される場合(図8
(a)参照)の連結強度を確保する。
【0035】また、スキッド11の左右両端の中央部に
は、図9に示すように、脚部材17上に略U字状の嵌合
受部28が取付けてあり、内側片28aが低く、外側片
28bが高く形成され、これらの間隔が側枠14,15
の厚さに相当する間隔に形成してある。この嵌合受部2
8の外側片28bの下部中央に矩形の嵌合穴28cが形
成されて脚部材17の外側に貫通し、脚部材17の外側
にコ字状のストッパ29が取付けてあり、後述する側枠
14,15の嵌合片56を嵌合し左右前後の動きを規制
する。
【0036】スキッド11の前後に配置されて立設連結
される棲枠12,13は中空角材を用いて構成され、矩
形断面の中空角材を、棲枠12,13をスキッド11上
に水平に重ねた場合の厚さ(立設時の奥行き)が小さく
なるように配置されて枠組みされ、その左右の寸法がス
キッド11の左右のコーナガイド24の内側の間隔より
わずかに小さくしてある。
【0037】この棲枠12,13は、図1に斜視外観
を、図4に詳細を示すように、左右両端に配置される端
部柱部材31と、これら2本の端部柱部材31の上端部
内側を連結する上辺部材32とで略コ字状に枠組みさ
れ、上辺部材32の間に中間部柱部材33が配置され
る。
【0038】この中間部柱部材33は少なくとも中央に
1本配置される中央柱部材33aを備えるが、フルサイ
ズの組立梱包容器10では、中央の中央柱部材33aと
端部柱部材31との間にさらに1本ずつ中間柱部材33
bが配置され、合計3本で中間部柱部材33が構成さ
れ、ハーフサイズの組立式梱包容器70では、図12,
13に示すように、中央に1本の中央柱部材33aだけ
が取付けられる。
【0039】さらに、棲枠12,13では、補強のため
補強部材34が斜めに取付けられるが、その配置が工夫
され、側枠14,15と重ねても干渉しないようにして
ある。
【0040】このため、棲枠12,13では、中央の中
央柱部材33aの上部と、外側に隣接する中間柱部材3
3bの下部との間に斜めに配置される補強部材34は、
その上端が中央柱部材33aとの間に側枠14,15の
中間部柱部材52の幅より広い間隔d2 をあけて組立式
梱包容器10の外側面と面一に取付けた中央連結板35
を介して溶接される。そして、補強部材34の下端は、
中央柱部材33aおよび両側の2本の中間柱部材33b
の下部を連結補強するため組立式梱包容器10の外側面
と面一に取付けた補強板36を介して溶接されている。
【0041】さらに、中間柱部材33bの上部とその両
側の端部柱部材31の下部との間にも組立式梱包容器1
0の外側面と面一に取付けた上下連結板37,38を介
して補強部材34が斜めに取付けてあり、下連結板38
には、スキッド11のコーナガイド24のボルト穴25
に対応して貫通穴が形成されて側方から着脱できるクリ
ップナット39が取付けてある。
【0042】また、このような棲枠12,13をスキッ
ド11に連結して立設するため、図8(a)に示すよう
に、中央柱部材33a及び中間柱部材33bの下部の補
強板36にL字状の嵌合板40が内側に突き出すように
取付けられ、補強板36とで下方に開口した連結部が構
成されてスキッド11の端部床部材(スキッドフレー
ム)22に被せて連結できるようにしてある。
【0043】なお、棲枠12,13のスキッド11との
連結構造として、図8(b)に示すように、中間部柱部
材33の下端にL字状の係止片41を外側面と面一に取
付ける一方、スキッド11の端部床部材(スキッドフレ
ーム)22の外側にコ字状の係止受具42を取付けて構
成し、係止受具42に係止片41を入れて係止すること
で連結するものでも良い。
【0044】また、棲枠12,13のスキッド11との
連結構造として、図8(c)に示すように、中間部柱部
材33の下部にボルト穴をあけてクリップナット43を
取付ける一方、スキッド11の端部床部材(スキッドフ
レーム)22の外側にブラケット44を取付けてボルト
穴44aからボルトを入れて締め付けるようにして連結
するものでも良い。
【0045】さらに、この棲枠12,13の両端上部に
は、図10に詳細を示すように、コーナブラケット45
が取付けられる。このコーナブラケット45は、棲枠1
2,13の外側面と側枠14,15の外側面に当られる
前後垂直片45aと左右垂直片45bと棲枠12,13
の内側に突き出す上板45cとで構成されており、上板
45c上に組立式梱包容器10を段積みする場合のスキ
ッド11の位置決め用穴19に嵌合して位置決めする位
置決め用突起46が形成されるとともに、左右垂直片4
5bに側枠14,15の上端部を連結するボルト穴47
が形成してある。
【0046】このコーナブラケット45の上板45cお
よび位置決め用突起46は、棲枠12,13の内側に突
き出して取付けられることから、返送時の重ね高さにそ
のまま影響することから、位置決め用突起46を外側の
み半円柱状として突き出し量を通常の半分となるように
してある。
【0047】したがって、片方の棲枠12(13)の位
置決め用突起46だけでは、半円柱状のため、前後の位
置決めが出来ないが、両方の棲枠12,13の位置決め
用突起46を組み合わせると、外側の半円柱状で1つの
円柱を構成することになり、組立式梱包容器10同志の
位置決めを行うことができる。
【0048】次に、スキッド11の左右に配置されて立
設連結される側枠14,15も中空角材を用いて構成さ
れ、矩形断面の中空角材を、側枠14,15をスキッド
11上に水平に重ねた場合の厚さ(立設時の奥行き)が
小さくなるように、配置して枠組みされて略台形状に形
成されている。
【0049】この側枠14,15は、図1に斜視外観
を、図5に詳細を示すように、スキッド11の前後のコ
ーナガイド24の内側の間隔より僅かに短い上辺部材5
1を備え、この上辺部材51に中間部柱部材52が取付
けられてT字状に形成されるが、この中間部柱部材52
が上辺部材51の中央でなく、一方側、図示例では左側
に棲枠12,13の中央柱部材33aの幅よりずれ量d
3 をあけて取付けてある。
【0050】この中間部柱部材52は、スキッド11の
両端の脚部材17の上面に当て立設されることから、棲
枠12,13の中間部柱部材33に比べてスキッドフレ
ームとしての端部床部材22の高さ分だけ長くしてあ
る。
【0051】この側枠14,15にも補強部材53が取
付けられて中間部柱部材52を補強するが、補強部材5
3は、棲枠12,13の補強部材34とは逆の斜め方向
に配置され、上辺部材51の両端部に、組立式梱包容器
10の外側と面一となるよう取付けられた連結板54が
取付けられ、棲枠12,13の補強板36に中央柱部材
33aを挾んでハ字状に配置した2本の補強部材34の
取付幅より狭い取付幅となるように、補強部材53の上
端部が連結板54を介して取付けられる。これら補強部
材53の下端は、中間部柱部材52の下部に組立式梱包
容器10の外側と面一となるよう取付けられた連結板5
5を介して取付けられるが、上辺部材51に対してずれ
量d3 をそのまま確保した状態で、一方側、図示例では
右側の補強部材53の下端が中間部柱部材52からずれ
量d3 だけ離した位置に取付けられ、左側の補強部材5
3の下端が中間部柱部材52に接近して取付けてある。
【0052】このような側枠14,15をスキッド11
に連結して立設するため、連結構造として、例えば図9
に示すように、中間部柱部材52の下端面にL字状の嵌
合片56が取付けられて下方に突き出すようになってお
り、この嵌合片56が、既に説明した、スキッド11に
取付けた嵌合受部28の嵌合穴28cおよびストッパ2
9に差し込まれて連結固定されるようになっている。
【0053】さらに、側枠14,15の上部を連結する
ため、連結板54に、図10に示すように、棲枠12,
13に取付けたコーナブラケット45の左右垂直辺45
bのボルト穴47に対応して貫通穴が形成されてクリッ
プナット57が取付けてある。
【0054】このようにしてスキッド11の前後に1対
の棲枠12,13を立設連結するとともに、左右に1対
の側枠14,15を立設連結することで上部が開口した
梱包容器が組み立てられるが、この上部開口を連結する
ため天枠16が前後の棲枠12,13を連結するように
配置される。
【0055】この天枠16は、図1に斜視外観を、図6
および図11に詳細を示すように、中空角材の天枠部材
61の両端下面にL字状の内側係止片62が取付けられ
て棲枠12,13の上辺部材32の内側に取付けられた
コ字状の係止部材48に挿入されて係止されるととも
に、これら内側係止片62より外側に突き出してL字状
の外側係止片63が天枠部材61の上面に取付けられ、
棲枠12,13の上辺部材32の上面および外側に当ら
れて係止される。
【0056】この天枠16は、棲枠12,13の中間部
柱部材33の位置に対応して装着され、フルサイズの組
立式梱包容器10では3本の天枠16が用いられ、図1
2,13に示すハーフサイズの組立式梱包容器70では
1本の天枠16が用いられる。
【0057】このように構成した組立式梱包容器10で
は、例えば天部分および前部分を開口した状態で貨物な
どを収納する場合には、スキッド11の後端に棲枠13
を配置してコーナガイド24の間の端部床部材(スキッ
ドフレーム)22上に載せるようにし、補強板36及び
嵌合板40を上から被せるようにしたのち、両端をコー
ナガイド24のボルト穴25からボルトを入れて棲枠1
3の下連結板38に取付けたクリップナット39とで締
め付けて固定する。
【0058】次に、スキッド11の左右に側枠14,1
5を配置し、コーナガイド24の間の端部の脚部材17
上に直接載せるようにして嵌合受部28内に入れるとと
もに、嵌合穴28cおよびストッパ29に側枠14,1
5の嵌合片56を入れて連結する。
【0059】そして、棲枠13と側枠14,15とが接
する上部隅部では、コーナブラケット45のボルト穴4
7からボルトを入れ、側枠14,15の連結板54のク
リップナット57とで締め付けて固定する。こうしてス
キッド11への3つの枠の組立が完了する。
【0060】この後、貨物の収納を行い、終了後、後部
の棲枠13の組立と同様にして前部の棲枠12を組み立
て、さらに、3本の天枠16を棲枠12,13の中間部
柱部材33のところに取付けて組立式梱包容器10が完
全に組み立てられる。
【0061】このような組立式梱包容器10に貨物を収
納した状態で段積みする場合には、棲枠12,13の上
端四隅の半円柱状の位置決め用突起46に2段目のスキ
ッド11の底面の四隅の位置決め用穴19を被せるよう
にすれば良く、4つの位置決め用突起46で完全に位置
決めができるとともに、それぞれの位置決め用突起46
が半円柱状であることからスキッド11の位置合わせが
容易にできる。
【0062】こうして海上コンテナなどに入れて輸送し
た後、輸送先で組立と逆の手順で組立式梱包容器10が
分解される。
【0063】分解した状態のスキッド11、1対の棲枠
12,13、1対の側枠14,15及び天枠16を返送
する場合には、まず、図示省略したが、スキッド11の
床部材23の間に天枠16を取付け時と同様に内側係止
片62及び外側係止片63が下向きとなるように中間脚
部材18上に載せる。
【0064】次に、図2に示すように、スキッド11上
に1つの棲枠12を梱包容器の内側面が上になるように
してコーナガイド24の間に上辺部材32を位置させる
とともに、スキッドフレームを構成する端部床部材22
の内側に当るように載せ、補強板36も端部床部材22
と次の床部材23の間に入るようにする。
【0065】この後、1つの側枠14を梱包容器の外側
面を上にして棲枠12の中央柱部材33aとハ字状の補
強部材34の間に被せるように載せる。
【0066】すると、棲枠12の中央部の2本の補強部
材34が中央柱部材33aと隙間d2 をあけて取付けて
あり、側枠14では、上辺部材51に対してずれ量d3
をあけて中間部柱部材52が取付けてあるとともに、2
本の補強部材53が逆ハ字状に配置され、取付け間隔も
棲枠12の補強部材34の取付け間隔より狭くしてある
ので、これら中間部柱部材、上辺部材、補強部材のいず
れもが干渉せずに1段の厚さで重ねることができる。
【0067】同様にして、もう一つの棲枠13を梱包容
器の外側面が上になるように載せ、この棲枠13の中央
柱部材33aのところにもう一つの側枠15を梱包容器
の内側面が上になるように被せる。
【0068】すると、棲枠12と側枠14の場合と同様
に、棲枠13及び側枠15を構成する中間部柱部材、上
辺部材、補強部材のいずれもが干渉せずに1段の厚さで
重ねることができる。
【0069】したがって、スキッド11上に4つの枠1
2,13,14,15を2段に積み重ねることができ
る。
【0070】そして、スキッド11上の重ね高さは棲枠
12,13の2段にほぼ等しい高さであり、スキッドフ
レームである端部床部材22の高さの中に積み重ねるこ
とができ、返送の際のずれも防止できる。
【0071】次に、図12,13に示したハーフサイズ
の組立式梱包容器70の場合には、スキッド71の左右
方向の幅が半分に形成され、これにともなって1対の棲
枠72,73が半分の幅になっており、棲枠72,73
の構造については既に説明したように、中央柱部材33
aの外側の中間柱部材33bの位置に端部柱部材31が
配置される点のみが異なり、他の枠などの構成は組立式
梱包容器10と同一であり、同一部分には同一番号を記
し、説明は省略する。
【0072】このようなハーフサイズの組立式梱包容器
70を分解して返送する場合には、分解した状態のスキ
ッド71、1対の棲枠72,73、1対の側枠14,1
5及び1本の天枠16を返送する場合には、まず、図示
省略したが、スキッド71の床部材23の間に1本の天
枠16を取付け時と同様に内側係止片62及び外側係止
片63が下向きとなるように中間脚部材18上に載せ
る。
【0073】次に、図13に示すように、スキッド71
上に1つの棲枠72を梱包容器の内側面が上になるよう
にしてコーナガイド24の間に上辺部材32を位置させ
るとともに、スキッドフレームを構成する端部床部材2
2の内側に当るように載せ、補強板36も端部床部材2
2と次の床部材23の間に入るようにする。
【0074】この後、1つの側枠14を梱包容器の外側
面を上にして棲枠72の中央柱部材33aとハ字状の補
強部材34の間に被せるように載せる。
【0075】すると、棲枠72の中央部の2本の補強部
材34が中央柱部材33aと隙間d2 をあけて取付けて
あり、側枠14では、上辺部材51に対してずれ量d3
を取って中間部柱部材52が取付けてあるとともに、2
本の補強部材53が逆ハ字状に配置され、取付間隔も棲
枠72の補強部材34の取付け間隔より狭くしてあるの
で、これら中間部柱部材、上辺部材、補強部材のいずれ
もが干渉せずに1段の厚さで重ねることができる。
【0076】同様にして、もう一つの棲枠73を梱包容
器の外側面が上になるように載せ、この棲枠73の中央
柱部材33aのところにもう一つの側枠15を梱包枠の
内側面が上になるように被せる。
【0077】すると、棲枠72と側枠14の場合と同様
に、棲枠73及び側枠15を構成する中間部柱部材、上
辺部材、補強部材のいずれもが干渉せずに1段の厚さで
重ねることができる。
【0078】したがって、ハーフサイズの組立式梱包容
器70であってもスキッド71上に4つの枠72,7
3,14,15を2段に積み重ねることができる。
【0079】そして、スキッド11上の重ね高さは棲枠
72,73の2段にほぼ等しい高さであり、スキッドフ
レームである端部床部材22の高さの中に積み重ねるこ
とができ、返送の際のずれも防止できる。
【0080】以上のように、フルサイズの組立式梱包容
器10の場合やハーフサイズの組立式梱包容器70の場
合のいずれでも、分解してスキッド11上に積み重ねる
場合には、棲枠12,13(72,73)および側枠1
4,15の積み重ね方に順序があるとともに、各枠の内
側と外側のいずれか決まった方を上に向けるようにしな
いと積み重ね高さを低くすることができない。
【0081】そこで、これら組立式梱包容器10,70
では、図14および図15に示すように、棲枠12,1
3(72,73)および側枠14,15に積み重ね順の
表示部として積み重ね順を表わす文字「1」,「2」,
「3」,「4]が刻印してある。
【0082】すなわち、組立式梱包容器10,70の重
ね順が第1または第4となる棲枠12,13(72,7
3)では、中央連結板35の容器内側に表示部としての
文字「1」が上辺部材32側から見て正しい向きとなる
ように刻印してあり(図14(a)参照)、これら棲枠
12,13(72,73)の中央連結板35の容器外側
に表示部としての文字「4」が上辺部材32側から見て
逆向きとなるように刻印してある(図14(b)参
照)。
【0083】また、組立式梱包容器10,70の重ね順
が第2または第3となる側枠14,15では、連結板5
5の容器内側に表示部としての文字「3」が上辺部材5
1側から見て正しい向きとなるように刻印してあり(図
15(a)参照)、これら側枠14,15の連結板55
の容器外側に表示部としての文字「2」が上辺部材51
側から見て逆向きとなるように刻印してある(図15
(b)参照)。
【0084】このように構成した表示部を備えた組立式
梱包容器の分解重ね方法を具体的に説明する。
【0085】このような表示部としての文字「1」,
「2」,「3」,「4]が容器内外に刻印されている各
枠12,13(72,73),14,15を分解してス
キッド11上に積み重ねる場合には、表示部の文字が上
から見え、しかも文字の方向が一定方向となるように順
に積み重ねるようにすれば良く、例えばフルサイズの組
立式梱包容器10では、次のようにすれば良い。
【0086】スキッド11上に1対の棲枠12,13の
いずれか一方、図2の図示例では棲枠12を第1番目と
して積み重ねることから、表示部の文字「1」が上側と
なるように棲枠12をスキッド11上に載せると、棲枠
12は容器内側が上となる所定状態で積み重ねられると
ともに、スキッド11のおくが和から満て文字「1」が
正しい向きとなる。
【0087】次に、1対の側枠14,15のいずれか一
方、図2の図示例では側枠14を第2番目として積み重
ねることから、表示部の文字「2」が上側となり、しか
も文字「1」と同一の向きとなるように側枠14をスキ
ッド11に重ねた棲枠12の中央柱部材33aとハ字状
の補強部材34の間に被せるように載せると、側枠14
は容器外側が上となり、上辺部材55がスキッド11の
手前側となる所定状態で積み重ねられる。
【0088】こうして1段の厚みに積み重ねられた棲枠
12と側枠14の表示部としての文字「1」,「2」
は、図2に示すように、接近した位置にあり、容易に積
み重ね順を確認しながら作業することができる。
【0089】こののち、残った1つの側枠15を第3番
目として積み重ねることから、表示部の文字「3」が上
側となり、しかも文字「1」,「2」と同一の向きとな
るようにスキッド11上の側枠14の上に載せると、側
枠15は容器内側が上となり、上辺部材55がスキッド
11の奥側となる所定状態で積み重ねられる。
【0090】最後に、残った1つの棲枠13を第4番目
として積み重ねることから、表示部の文字「4」が上側
となり、しかも文字「1」,「2」,「3」と同一の向
きとなるようにスキッド11上の側枠15の上に被せる
ように載せると、棲枠13は容器外側が上となり、上辺
部材32がスキッド11の手前側となる所定状態で積み
重ねられる。
【0091】以上のように組立式梱包容器10の表示部
の積み重ね順を表わした文字を上側から読め、しかも各
文字が同一の向きとなる状態で積み重ねることで、予め
定めた積み重ね順で予め定めた向きで1対の棲枠12,
13および1対の側枠14,15を簡単に積み重ねるこ
とができる。
【0092】また、1対の棲枠12,13には、棲枠の
組立順である「1」,「4」がそれぞれの棲枠12,1
3の内外に表示してあり、1対の側枠14,15には、
側枠の組立順である「2」,「3」がそれぞれの側枠1
4,15の内外に表示してあるので、いずれの棲枠また
は側枠を持った場合でもその時の積み重ね順に対応する
文字を上にして積み重ねれば良く、持ち変えること無く
作業することができ、能率良く分解積み重ねを行うこと
ができる。
【0093】さらに、表示部を構成する文字「1」、文
字「2」、文字「3」、文字「4」を所定の状態で積み
重ねたときにスキッド11に対して一定の向きとなるよ
うに形成してあるので、既に積み重ねた表示部の文字に
対して次の表示部の文字が同一の向きとなるようにする
ことを繰り返して文字「1」から文字「4」まで積み重
ねるようにすれば簡単に所定の組立状態にできる。
【0094】また、ハーフサイズの組立式梱包容器70
の場合も同様にして組立順を表示する表示部を構成する
文字「1」,「2」,「3」,「4」を設けておくこと
で簡単に分解後の積み重ねができる。
【0095】なお、これらフルサイズの組立式梱包容器
10の場合やハーフサイズの組立式梱包容器70の場合
のいずれでも、棲枠と側枠とを組み合わせて1段にする
ためには、中央柱部材33aとこれに連結されて補強す
る補強部材34および補強部材53の配置が既に説明し
た構成(ハ字状や逆ハ字状の配置、隙間d2 の確保、ず
れ量d3 の確保など)であればよく、ここの部分以外の
補強部材などの配置を変更するようにしても良い。
【0096】
【発明の効果】以上、実施の形態とともに具体的に説明
したように、この発明の請求項1記載の組立式梱包容器
によれば、スキッドの周囲に立設される1対の棲枠と1
対の側枠を構成する枠部材と補強部材の配置を、1つの
棲枠及び1つの側枠を組み合わせてスキッド上に1段に
積み重ねることができるようにするとともに、これらの
重ね順を表示部を形成して表示するようにしたので、表
示部にしたがって重ねるだけで簡単にスキッド上に4つ
の枠を2段で収納することができ、積み重ね作業を効率
良く行うことができるとともに、返送時のスペースを極
力小さくして効率良く返送することができる。
【0097】また、この発明の請求項2記載の組立式梱
包容器によれば、スキッド上に各枠を重ねたときに表示
部の文字が一定方向になるように構成したので、棲枠お
よび側枠を表示部の文字の向きにしたがって一定方向と
なるように重ねるだけで一層簡単に4つの枠を収納する
ことができる。
【0098】さらに、この発明の請求項3記載の組立式
梱包容器によれば、2つの棲枠と2つの側枠とに、棲枠
および側枠の持つそれぞれ2つの重ね順を内外の表示部
に分けて表示するようにしたので、2つのうちのいずれ
の枠を取ってもスキッドに実際に重ねる順の表示部にし
たがって文字が上になるように積み重ねるだけで一層簡
単かつ確実に4つの枠の収納ができる。
【0099】また、この発明の請求項4記載の組立式梱
包容器の分解重ね方法によれば、1対の棲枠および前記
1対の側枠に表示部を形成するようにしたので、各棲枠
および各側枠に設けた表示部にしたがってスキッド上に
各枠を順に積み重ねるだけで、4つの枠を収納すること
ができる。
【0100】さらに、この発明の請求項5記載の組立式
梱包容器の分解重ね方法によれば、最も効率的に収納で
きる枠の内外の向きと順とを内外の表示部に表示するよ
うにしたので、これらの表示にしたがって1つの棲枠を
内側を上にしたのち、1つの側枠を外側を上にし、さら
にもう1つの側枠を内側を上にし、最後にもう一つの棲
枠を外側を上にしてスキッド上に重ねることで、最も効
率的かつ確実に4つの枠を収納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の組立式梱包容器の一実施の形態にか
かる4つの枠を外側に倒した状態で示す分解斜視図であ
る。
【図2】この発明の組立式梱包容器の一実施の形態にか
かる返送時の重ね状態を示す分解斜視図である。
【図3】この発明の組立式梱包容器の一実施の形態にか
かるスキッドの詳細図、図4は棲枠の詳細図である。
【図4】この発明の組立式梱包容器の一実施の形態にか
かる棲枠の詳細図である。
【図5】この発明の組立式梱包容器の一実施の形態にか
かる側枠の詳細図である。
【図6】この発明の組立式梱包容器の一実施の形態にか
かる天枠の詳細図である。
【図7】この発明の組立式梱包容器の一実施の形態にか
かるスキッドの連結部および補強部の拡大斜視図であ
る。
【図8】この発明の組立式梱包容器の一実施の形態にか
かる棲枠とスキッドの連結部の拡大斜視図である。
【図9】この発明の組立式梱包容器の一実施の形態にか
かる側枠とスキッドの連結部の拡大斜視図である。
【図10】この発明の組立式梱包容器の一実施の形態に
かかる棲枠と側枠の上部連結部の拡大斜視図である。
【図11】この発明の組立式梱包容器の一実施の形態に
かかる天枠と棲枠の連結部の拡大斜視図である。
【図12】この発明の組立式梱包容器の他の一実施の形
態にかかる4つの枠を外側に倒した状態で示す分解斜視
図である。
【図13】この発明の組立式梱包容器の他の一実施の形
態にかかる返送時の重ね状態を示す分解斜視図である。
【図14】この発明の組立式梱包容器の一実施の形態に
かかる棲枠上部の内側および外側の表示部を示す部分拡
大図である。
【図15】この発明の組立式梱包容器の一実施の形態に
かかる側枠下部の内側および外側の表示部を示す部分拡
大図である。
【図16】従来のフルサイズのリターナブル式の梱包容
器の4つの枠を外側に倒した状態で示す分解斜視図であ
る。
【図17】従来のハーフサイズのリターナブル式の梱包
容器の4つの枠を外側に倒した状態で示す分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 表示部の文字 2 表示部の文字 3 表示部の文字 4 表示部の文字 10 組立式梱包容器 11 スキッド 12,13 棲枠 14,15 側枠 16 天枠 17 脚部材 18 中間脚部材 19 位置決め用穴 20,21 端部補強材 22 端部床部材 23 床部材 31 端部柱部材 32 上辺部材 33 中間部柱部材 34 補強部材 36 補強板 46 位置決め用突起 51 上辺部材 52 中間部柱部材 53 補強部材 61 天枠部材 70 組立式梱包容器 71 スキッド 72,73 棲枠 d1 間隔 d2 隙間 d3 ずれ量

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組み立て使用された後分解して返送する
    ことを繰り返す組立式梱包容器を、底部分となる矩形の
    スキッドと、このスキッドの前後に立設される1対の棲
    枠と、前記スキッドの左右に立設される1対の側枠と、
    前記1対の棲枠の天井部分を連結する天枠とで構成する
    とともに、分解時前記棲枠の1つおよび前記側枠の1つ
    を前記スキッド上に重ねたときにこれら棲枠および側枠
    を構成する枠部材と補強部材とが干渉せずに1段で載置
    できる配置とする一方、前記1対の棲枠および前記1対
    の側枠に重ね順を表示する表示部を形成してなることを
    特徴とする組立式梱包容器。
  2. 【請求項2】 前記重ね順の表示部を、前記スキッド上
    に前記棲枠および前記側枠を重ねたときに一定方向を向
    く文字で構成したことを特徴とする請求項1記載の組立
    式梱包容器。
  3. 【請求項3】 前記1対の棲枠および前記1対の側枠の
    内外にぞれぞれ前記表示部を形成し、これら内外の表示
    部にそれぞれ一方または他方の棲枠、あるいは一方また
    は他方の側枠の重ね順を表示したことを特徴とする請求
    項1また2記載の組立式梱包容器。
  4. 【請求項4】 前記1対の棲枠および前記1対の側枠の
    表示部の表示にしたがって順に1つの棲枠と1つの側枠
    を組み合わせてスキッド上に2段に重ねることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載の組立式梱包容器の
    分解重ね方法。
  5. 【請求項5】 前記1対の棲枠および前記1対の側枠の
    表示部の内外の表示にしたがって1つの棲枠を内側を上
    にしたのち、1つの側枠を外側を上にし、さらにもう1
    つの側枠を内側を上にし、最後にもう一つの棲枠を外側
    を上にして順にスキッド上に2段に重ねることを特徴と
    する請求項3に記載の組立式梱包容器の分解重ね方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5819484B1 (ja) * 2014-06-18 2015-11-24 株式会社スチールセンター 組立式梱包容器
JP2020019549A (ja) * 2018-08-02 2020-02-06 三甲株式会社 折畳み容器
JP2020019504A (ja) * 2018-07-31 2020-02-06 親和パッケージ株式会社 リターナブル輸送パレット

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