JPH04154583A - 分解・返送容易な輸送容器 - Google Patents

分解・返送容易な輸送容器

Info

Publication number
JPH04154583A
JPH04154583A JP2270449A JP27044990A JPH04154583A JP H04154583 A JPH04154583 A JP H04154583A JP 2270449 A JP2270449 A JP 2270449A JP 27044990 A JP27044990 A JP 27044990A JP H04154583 A JPH04154583 A JP H04154583A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel body
strut
hollow
sides
transport container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2270449A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2750295B2 (ja
Inventor
Teruo Mitsuda
照夫 満田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINWA CORP KK
Original Assignee
SHINWA CORP KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHINWA CORP KK filed Critical SHINWA CORP KK
Priority to JP2270449A priority Critical patent/JP2750295B2/ja
Publication of JPH04154583A publication Critical patent/JPH04154583A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2750295B2 publication Critical patent/JP2750295B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D88/00Large containers
    • B65D88/52Large containers collapsible, i.e. with walls hinged together or detachably connected
    • B65D88/526Large containers collapsible, i.e. with walls hinged together or detachably connected with detachable side walls
    • B65D88/528Large containers collapsible, i.e. with walls hinged together or detachably connected with detachable side walls all side walls detached from each other to collapse the container

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は分解・返送容易な輸送容器に関するものである
。より具体的に本発明は、箱の形に組み立て、成る物品
を収納して運送に供され、そして目的地に到着して物品
を取出した後は容易に分解することができ、分解された
諸構成要素が小型で軽量な、統合された部品としてまと
まって返送され得る(リターナブル)輸送容器に関する
ものである。
〔発明の背景〕
簡単な作業によって組み立てることが容易であり、従っ
て逆の手順で分解もまた容易な輸送容器が本発明者によ
ってこれまで多数開発されてきている。例えば実願昭6
1−72761号(実開昭62−185295号)又は
実願昭61−139751号(実開昭63−46329
号)にこのような輸送容器の例が開示されている。
これらの輸送容器の多数ある優れた特徴のうち主なもの
は、箱の四壁、すなわち2枚のサイドパネルと2枚のエ
ンドパネルが波形鋼板から作ら九でいること、及びこれ
らパネルを容器の床又は底構造(腰下)上に組み立てる
のに釘やネジ、ボルト等を用いずに床構造の四周に設け
たグリップ部材に単に嵌め込み立たせるだけでよいこと
である。
波形鋼板は、容器の重量を著しく軽くさせ、しかも容器
の強度を増強するのに役立ち、またグリップ部材は容器
の組み立て及び分解作業を著しく単純迅速ならしめ、さ
らに分解されたパネル材の繰返し再利用を可能ならしめ
る。
しかし、これら従前の波形鋼板製輸送容器には、なお改
良されるべきいくつかの問題があった。
第1は、組み立てられた容器の強度、特にサイドパネル
とエンドパネルが互いに接合する箱の四隅(コーナー部
)の強度が必ずしも十分でなく、変形や分離を起こし易
い傾向があったことである。
第2は、使用後に容器を諸構成要素1例えば床構造、サ
イド及びエンドパネル、蓋その他の部材に分解すること
は比較的容易であるが、これら分解された諸要素をコン
パクトで取扱いやすい集合体としてとりまとめるための
配慮が十分になされていなかった。そのため、荷を卸し
た後、素人が諸要素をまとめるのを怠ったり、又は成る
要素をまとめ忘れたり又は脱落させるなどの事態が起こ
り、再使用可能な形での返送が必ずしも保証されていな
かった。
〔発明が解決しようとする課題〕
従って本発明は、組み立て及び分解が共にきわめて容易
であって、組み立てられた時コーナー部分が十分な強度
を保ち、且つサイドパネルとエンドパネルとの分離の傾
向が完全に解消された1分解・返送容易な(リターナブ
ル)輸送容器を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は1分解された輸送容器の種々の構成
要素が小体積の統合された“かたまり”になり、この“
かたまり”を何段も安全容易に積み上げることができる
ようにした。リターナブル輸送容器を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
これら目的を達成するため、本発明によれば、輸送容器
のサイドパネルとエンドパネルとの互いに接合される側
縁部に、一方が他方を抱持する形の中空U字形断面の支
柱構造をそれぞれ設ける。
これにより両パネルが組み立てられた時1合体したこれ
ら面皮柱構造が一緒になって中空の角柱構造を箱の四隅
に形成し、軽量であるが強度の増加したコーナーが得ら
れる。こうして組み立てられたコーナー付近の上縁には
、本発明に係るコーナー金具が嵌め込まれ、両パネルが
分離しようとする傾向を完全に排除する。
組み立てられた対向する一対のサイドパネル間には、そ
の上縁間に差し渡される1本又はそれ以上の梁材が嵌め
込まれ得るようになっており、これによりサイドパネル
どうしが離れたり接近したりする一一従って箱がつぶれ
るm−傾向は完全に排除される。
分解された時、輸送容器の種々の構成要素、すなわち一
対のサイドパネル、一対のエンドパネル、4個のコーナ
ー金具、梁材及び蓋(天井)は、床組立体(床構造)上
にきちんと横たえられ、この全体が本発明に係る回収セ
ット金具によってとりまとめられる。とりまとめられ、
統合された部品(キット)は、何段かに積み上げること
ができ、1つずつのキットは1個の輸送容器を組み立て
るのに必要な全部品を集めであるから、本発明の輸送容
器は低運賃で、確実に出発点に返送され、再利用が保証
される。
〔実施例〕
図面を参照して本発明の輸送容器の好適な実施例につい
て詳細に説明する。
本発明のリターナブル輸送容器は、第1図に種々の構成
要素を箱形に組み立てて蓋又は天井(−部を切り欠いて
示す)をかぶせた状態で斜視図として示しである。総説
すると、本発明の好適なりターナプル輸送容器は、種々
の要素すなわち床組立体10と、一対のエンドパネル2
0と、一対のサイドパネル30と、容器の四隅に係合す
るコーナー金具50と、サイドパネルの上縁間に差し渡
される梁材60と、天井又は蓋65と、蓋に分離可能に
取付けである回収セット金具70とから基本的に構成さ
れ。
これに数個の組立用ボルト80が含まれる。
床組立体10は、第2図に詳細に示すように、両端に一
対の滑材11と、その間に数本(図では3本)の中間滑
材13とを有し、これら滑材の上に床パネル19及びそ
の他の部材が載置固定されている0両端の滑材11は、
第3図及び−層明瞭には第15rj7!Iに示すように
、その底面の両側に受け穴12を形成されている。その
目的は、回収セット金具70に関し後述するところから
明らかになるであろう。
各滑材11は、断面U字形の本体の上縁に一対の水平フ
ランジ部分11fを有し、本体の両側付近に補強板li
eが付設されている。中間の滑材13も断面U字形の上
縁に一対の水平フランジ部分13fを有し、両側付近に
補強板13gを有している(第4図)。
床組立体10は、その周囲に一対の端部のグリップアン
グル15と、一対の側部グリップアングル17とを有す
る。端部のグリップアングル15の各々は。
第3図に明らかなように、背の高い内直壁15iと。
底壁15bと、背の低い外壁15eと、その上縁から内
方へ折り返したグリップエツジ15gとから成り、後述
するエンドパネル体20の下縁をグリップエツジ15g
の下に受け入れ、該エンドパネル体を直立に保持するよ
うになっている。グリップアングル15は、第3図に示
されるように支持アングル材16を介し両端の滑材11
上に固着される。支持アングル材16の両端付近に切り
欠き部16nと孔16hが形成されている。これらの目
的は回収セット金具フ0に関連して後述する。
一対の側部のグリップアングル17の各々は、前述のグ
リップアングル15と同様に、断面U字形チャンネル材
の一方の直壁上縁を内方へ折り曲げた形、すなわち内直
壁17i、底壁17b、外壁17e及び折り返しグリッ
プエツジ17gを有している。側部のグリプアングル1
7も、第4図に示すように、支持アングル材18を介し
て滑材11及び13の両側端上に固着されている。支持
アングル材16の長さ方面端部と支持アングル材18の
長さ方向端部との間には、第2図及び第1図から認めら
れるように、エンドパネル体20を受け入れるのに十分
なスペースがあけられている。支持アングル材18の両
端付近に切り欠き部18nと孔18hとが回収セット金
具70との協働のため形成されている。
内直壁15iと内直壁17iとで囲まれた中に、波形鋼
板、好適に波形亜鉛鋼板製の床パネル19が、例えば水
平フランジ部分11f及び13f上にスポット溶接する
ことにより敷設される。床パネル19の波形構造は垂直
荷重による撓みを防止するのに役立つ。
このような床組立体lO上に着脱容易にに組み立てられ
るエンドパネル体20の1個を第5図に示す。
このパネル体の主要部は波形鋼板、好適に波形亜鉛鋼板
21から成り、その両横は平坦部21fに変形されてい
る。波形鋼板21の下端には、第6図に示すように断面
り字形の下カマチ材(下方の水平アングル材)22が例
えばスポット溶接により固着される。パネル21の両横
は垂直パネル押え23を介して中空U字形断面の支柱2
4.24に結合される。
支柱24の1個を第7図に平面図で示しであるが、U字
形の内部に空所24cが形成され、U字の脚の一方は折
り曲げられてフランジ24fを形成している。フランジ
24fは、上カマチ材26及び下カマチ材22のそれぞ
れ内壁に固着される。支柱24のフランジ24fに続く
U字の脚は、パネル押え23を介し波形鋼板の平坦部2
1fに連結される。U字の脚の他方の上方部に突起25
が切り起こされ、後述のサイドパネル体の支柱34との
係合を強固にするかみ合い手段として鋤く6 波形鋼板21の上端には上カマチ材(上方のチャンネル
材)26がスポット溶接等により固着される。
上カマチ材26の外壁の内面には第7図に破線で示すよ
うにナツト(又はその他のネジ穴)27が溶接されてい
る。溶接ナツト27は、第1図に示したように組立用ボ
ルト80を受け入れるためのものである。
第5図には3個のかような溶接ナツト又はネジ穴27が
示されているが、必要に応じ増減できる。
上カマチ材26の頂面には、後に詳説するコーナー金具
50を受け入れるスロット28が両端付近に1個ずつ形
成されている。
第8図には一対のエンドパネル体20と共に箱体を構成
する一対のサイドパネル体30の1個を、−部破断した
斜視図として示す、サイドパネル体30も、エンドパネ
ル体20と同じく、主要部が波形鋼板31から作られ、
その両横は平坦部31fに変形されている。波形鋼板3
1の下端には、エンドパネルにおける下カマチ材22と
同様な下カマチ材32(下方の水平アングル材)が固着
される。この固着は。
アングル材を波形鋼板の下端と、平坦部31fの裏面及
び波形の裏面とにスポット溶接することにより行なわれ
得る。
波形鋼板31の上端には、上カマチ材(上方チャンネル
材)36が固着される。波形鋼板31の両横の平坦部3
1fは、垂直パネル押え33を介して中空U字形の支柱
34のU字の一方の脚に固着される。この脚は折り曲げ
られてフランジ34fを形成し、このフランジ34fは
上カマチ材36と下カマチ材32とのそれぞれ垂直な内
壁に固着される。支柱34の空所34cは、エンドパネ
ル体20の支柱24を受け入れるに足りる寸法を有する
。支柱34の外壁には、前述した支柱24の切り起こし
突起25を差し込むためのスロット35がかみ合い手段
として形成される。
上カマチ材36の外壁内面には、数個の溶接ナツト(又
はその他のネジ穴)37が、また、上カマチ材36の頂
面にはスロット38が、それぞれエンドパネル体20の
場合と同様に設けられている。
サイドパネル体30の一対の支柱34は、各々その下端
に切り欠き部39を有している。これは、第9図に示す
ところから理解され得るように、床組立体lO上に直立
させたエンドパネル体20に対しサイドパネル体30を
傾けながら床組立体の上に挿入しようとする時、支柱3
4と24とがそれぞれ下端で互いに干渉しないようにす
るためである。
第10図は、このような組立て作業をもう少し詳しく説
明する部分斜視図である。エンドパネル体20は、床組
立体10のコーナーにおける端部の支持アングル材16
と側部の支持アングル材18との間のスペースへ、その
下端の下カマチ材22を整合させ、グリップアングル1
5へ滑らせて進入させることにより、下カマチ材22の
水平な突II(第6図)がグリップアングル15の折り
返しグリップエツジ15gの下へかみ込んで第10図に
示すように直立位置に保持され得る。ついでサイドパネ
ル体30は、第10図に示されるように、傾けた位置で
側部の支持アングル材18とその中にあるグリップアン
グル17の中へ係合させられ得る。サイドパネル体30
は、下端に下カマチ材32を有し、その水平突縁はパネ
ル体30を垂直に立てたまへでは折り返しグリップエツ
ジ17g(第4図)にぶつかってしまう。そこで下カマ
チ材32の突縁がこのグリップエツジ17gをクリアー
するのに十分なだけ1例えば第4図に想像線で示しであ
るように、パネル体30を傾けて、その下端を側部グリ
ップアングル17の中へ挿入する。
この時、パネル体30の両横の支柱34がエンドパネル
体20の支柱24とぶつかると所要のパネル体30の傾
きが得られないので、支柱34の下端に前述のように切
り欠き部39が形成されている。
第4図から推測されるように、下カマチ材32の突縁部
がグリップエツジ17gをクリアーしてその下へ入った
ら、サイドパネル体30を直立位置にする。サイドパネ
ル30のU字形支柱34は、第11図の部分平面図に示
すように、その空所34e内にエンドパネル体20のU
字形支柱24を抱持して係合し。
突起25はスロット35にかみ合い、パネル体20と3
0を合体させる。互いに係合した支柱24と支柱34は
断面四角形の中空柱体を構成するから、こうして組み立
てられた箱体はその四隅が、軽量であるに拘らず補強さ
れた剛性を備えるにいたる。
本発明者が従前開発した波形鋼板製輸送容器は。
そのパネル部における波形形状が箱体の剛性を増強する
働きをし、そのため比較的薄い鋼板を用いても予期以上
の強度を発揮したが1箱体の四隅、すなわちエンドパネ
ルとサイドパネルとの接合部分がどちらかというと弱点
であった。しかし、本発明によれば中空U字形断面のコ
ーナー支柱24と34との組合せにより構成される中空
角柱構造が従来の弱点を完全に解消し1強固な組み立て
式輸送容器をもたらすことになる。
さらに、本発明によれば、箱体のコーナーにおける強度
はコーナー金具(コーナー取付は具)50により一層増
強される。第12図に示すように、コーナー金具50は
直角三角形状の頂板51の2辺から垂下させた2個面5
2.52を有する。各側面の一部に切り込みにより舌片
53.54が形成される。舌片53は、例えば前述した
エンドパネル体20の上カマチ材26に形成しであるス
ロット28に差し込まれ、もう1つの舌片54はサイド
パネル体30のスロット38に差し込まれるものである
。2個面52のそれぞれに形成された切り欠き55.5
6は、前述した上カマチ材26及び36に設けた溶接ナ
ツト又はその他のネジ穴27及び37へ組立用ボルト8
0を挿入できるようにする。
組み立てられた本発明の輸送容器は、1本又はそれ以上
の梁材60によって補強され得る。梁材60は、第13
図に示されるように1箱体の幅の内法にはゾ相当する長
さの逆U字形チャンネル材61の両端にはゾ直角に固着
した逆U字形の短チャンネル62から成る。チャンネル
材61は両側にフランジ部61fを有し、これが短チャ
ンネル62の片側のフランジ部62f上に溶接され得る
。短チャンネル62の外壁には通孔62hが穿設され、
第8図に示したようなネジ穴37の1個と整合させられ
得る。短チャンネル62の空所62cは上カマチ材36
に跨装される。
組み立てられてコーナー金具50及びさらに梁材60に
より補強された箱形をなす容器の上に、第1図に一部を
切り欠いて示す天井又は蓋65がかぶせられる。蓋65
ははゾ矩形状の頂板の周囲に両端の側部66と両横の側
部67とを有し、各側部には組立用ボルト80を挿通さ
せる長孔68が穿設されている。
最後に、本発明によれば輸送容器の分解された各種要素
を統合された部品の“かたまり”としてまとめるための
回収セット金具70が、第1図、第14図に、そして断
面図として第15図に示しであるように設けられる0回
収セット金具70は、四角形状をなす頂面71の上に球
面状凸部72を一体に形成し、四角形の隣り合う2辺か
らエンドパネル側の側面73とサイドパネル側の側面7
4とを垂下させている。
球面状凸部72は、第15図から認められるように、前
記した滑材11の底面の受け穴12に納まる寸法とされ
る。側面73と74とは、蓋65の側部66と67とに
形成した長孔68のコーナー寄りのものにそれぞれ整合
するように形成された長孔75を有している。
第1図に示すように組み立てられた状態にある容器のコ
ーナーに組合わされた時、組立用ボルト80が長孔75
と68を貫通して、上カマチ材26と36とのそれぞれ
溶接ナツト27と37に螺合し、輸送容器を閉じ上げる
と共に、容器の四隅を補強する。従って、荷を入れた輸
送容器を何段かに積み上げてもつぶれる心配はなく、ま
た積み上げる時、回収セット金具70の球面状凸部72
がその上の床組立体の滑材の受け穴12に具合よく納ま
るので、荷がズレることがなく、すぐれた安定が得られ
る。
側面73と74とのそれぞれ下方部分を一部切り込んで
、内方へ屈曲したフック77、フ8が形成される(フッ
ク78は1図面では明示されていないが、第15図に示
したフック77と同じ形状である)、フック77及び7
8は1分解した各種要素を統合された部品としてまとめ
る時、それぞれ支持アングル材16及び18に形成され
ている前述の切り欠き部16n及び18nに係合して、
回収セット金具70を床組立体10の四隅に立設させる
。フック77.78の隣りには、内方へ窪ませた凸部7
9が形成され、これは切り欠き部16n、18nの隣り
の孔16h、18hに嵌合される。こうして立設された
回収セット金具70の頂面71と床組立体10との間の
空間には、予め輸送容器の各種要素、すなわち蓋65、
一対のサイドパネル体30、一対のエンドパネル体20
、並びに第15図では図示してないがコーナー金具50
、梁材60、及び組立用ボルト80が巧みに統合された
部品として収納されている。こうして回収セット金具7
0によってまとめられた1個の輸送容器の諸部品は、第
14図から認められるように、きわめてコンパクトなサ
イズになり、しかもバラつかないまとまりがある有利さ
がある。第14図では、統合された1つの“かたまり”
の上に、さらに別の床組立体10□が載せられている。
この床パネル19の上に、2枚のエンドパネル20を横
並べして、その上へ2枚のサイドパネル30を積み重ね
、隙間にコーナー金具50、梁材60及び組立用ボルト
80を巧みに詰め込んで、上から蓋65をかぶせ、そし
て四隅に回部セット金具70を立てれば、もう1つの輸
送容器の構成部品が単一体として納まる。こうして、数
個又はそれ以上の分解した輸送容器が小さくまとまって
積み上げられ、取扱いやすく、比較的低運賃で出発点へ
送り返され得る。
〔発明の効果) 本発明によ九ば、波形鋼板製のエンドパネル体及びサイ
ドパネル体が、それぞれの両横に断面U字形の支柱を備
え、これら支柱が組み立てられた時互いに嵌まり合って
箱体の四隅に中空角柱構造を形成するから1箱体のコー
ナー部における強度が従来の波形銅板製輸送容器に比べ
飛躍的に有利に増大し、しかも重量を著しく増加させる
ことがない。
さらに本発明によれば、組み立てられた箱体のコーナー
部の上縁に、簡単に嵌め込むだけでよいコーナー金具を
設けたから、接合されたサイドパネル体とエンドパネル
体とがゆがんだり、離れたすする傾向が解消され1箱体
が荷重下でその形状をよく保持する能力が有利に増大す
る。
互いに嵌まり合って中空角柱を形成するパネル体側部の
U字形支柱と、コーナー部に単に挿入するだけで取りつ
けられ得るコーナー金具との存在により、本発明の輸送
容器は、ネジや釘等を必須用品として使用することなく
、簡単迅速に強度ある箱体として組み立てられる利点が
あると共に、分解作業も簡易迅速になり、熟練なしに素
人でも容易に取扱える利点がある。
さらに本発明の輸送容器の重要な利点は、分解された諸
構成要素を統合された“かたまり”として小型にまとめ
る回収セット金具が用意されたことである。この回収セ
ット金具は、荷を入れた輸送容器を積み上げる時に安定
を得るために利用され得ることに加え、分解された諸部
品を、結束バンドやワイヤなどで縛る必要なしに、ごく
単純な作業で小体積にまとめ上げるのに役立つ。従って
、荷を卸した作業者又はその他の作業者が、わずられし
く感じることなく、分解と、それに続くとりまとめ作業
をテキパキと進めることができ、これにより容器の返送
率を確実に向上させ得る利益がある。
回収セット金具により統合された“かたまり″は、小さ
い嵩、で、まとまっていて取扱いやすいから、運送費も
比較的少なく返送されることができ、再利用率を高める
ことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る分解・返送容易な輸送容器の組み
立てた状態(蓋の一部は破断)を示す斜視図、 第2図は本発明に係る分解・返送容易な輸送容器の床組
立体を示す斜視図、 第3図は第2図■−■線方向に見た部分的側面図、 第4図は第2図IV−IV線における部分的断面図で、
サイドパネル体を想像線で示してあり、第5図は本発明
に係る輸送容器の1要素である、波形鋼板製で両横に中
空U字形断面の支柱を備えたエンドパネル体を示す斜視
図、 第6図は第5図VI−VI線における部分的断面図、第
7図は第5図に示したエンドパネル体の右側上方から見
た部分的平面図、 第8図は本発明に係る輸送容器の1要素であり、エンド
パネル体と実質的に同様な中空U字形断面の支柱を備え
、それより長い寸法を有するサイドパネル体の一部破断
した斜視図、 第9図は、エンドパネル体の支柱とサイドパネル体の支
柱との組み立て時の下方部分の相互関係を説明する断片
的斜視図、 第10図はエンドパネル体とサイドパネル体とを床組立
体上に立設する作業を説明する部分的斜視図、 第11図は組み合わされたエンドパネル体とサイドパネ
ル体との接合したコーナー部の中空角柱構造を示す部分
的平面図、 第12図は本発明に係るコーナー金具の1個を示す拡大
した斜視図、 第13図は本発明に係る梁材の1本を示す拡大した斜視
図、 第14図は、本発明に係る回収セット金具により1つの
まとまった“かたまり”に統合された輸送容器1個分の
諸要素と、その上に重ねたもう1つの床組立体とを示す
斜視図、 第15図は第14図xv−xv線における断片的断面図
である。 土!互号 10・・・床組立体 11・・・両端の滑材    12・・・受け穴13・
・・中間の滑材 15・・・端部のグリップアングル 16・・・支持アングル材  16n・・・切り欠き部
16h・・・孔 17・・・側部のグリップアングル 18・・・支持アングル材  18n・・・切り欠き部
18h・・・孔 19・・・床パネル 20・・・エンドパネル体 21・・・波形鋼板 24・・・中空U字形断面の支柱 25・・・突起(かみ合い手段) 27・・・溶接ナツト(その他のネジ穴)30・・・サ
イドパネル体 31・・・波形鋼板 34・・・中空U字形断面の支柱 35・・・スロット(かみ合い手段) 37・・・溶接ナツト(その他のネジ穴)50・・・コ
ーナー金具 60・・・梁材 65・・・天井(又は蓋) 66.67・・・側部 70・・・回収セット金具 71・・・頂面 72・・・球面状凸部 73.74・・・側面 77.78・・・フック 79・・・内方への凸部 80・・・組立用ボルト

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)波形鋼板製の床パネルの周囲に端部と側部と
    の支持アングル材を介して取付けた端部及び側部のグリ
    ップアングルを有し、底面に滑材を有する床組立体と、 (b)主要部が波形鋼板製で両横に支柱を有し、下端が
    前記端部のグリップアングルに分解容易に組み合わされ
    るようになっている一対のエンドパネル体と、 (c)主要部が波形鋼板製で両横に支柱を有し、下端が
    前記側部のグリップアングルに分解容易に組み合わされ
    るようになっている一対のサイドパネル体と、 (d)前記エンドパネル体とサイドパネル体との接合し
    た各コーナー部を不動化するコーナー金具と、 (e)床組立体のほゞ全面積に相当する大きさで、4側
    部を有する天井又は蓋と、 (f)前記端部と側部との支持アングル材の近接するコ
    ーナー付近に立設され得る2つの側面と、その上に床組
    立体上に或る距離を置いて配された頂面とを有し、分解
    されたエンドパネル、サイドパネル、天井又蓋、及びそ
    の他の諸要素を床組立体上に統合された部品としてまと
    めるに適した回収セット金具と から成る、分解・返送容易な輸送容器。 2、前記エンドパネル体の支柱が中空U字形断面形状で
    あり、前記サイドパネル体の支柱が中空U字形断面形状
    であって、両パネル体を床組立体上に組み立てると、こ
    れら支柱の一方が他方を抱持して中空角柱構造を形成す
    るようになっている請求項1に記載の分解・返送容易な
    輸送容器。 3、前記サイドパネル体の支柱がその中空部内にエンド
    パネル体の支柱を抱持して中空角柱構造を形成する請求
    項2に記載の分解・返送容易な輸送容器。 4、前記サイドパネル体の支柱とエンドパネル体の支柱
    とが、組み立てられた時、互いに上下方向の相対移動を
    禁じるかみ合い手段を備えている請求項3に記載の分解
    ・返送容易な輸送容器。 5、前記回収セット金具がその頂面に球面状凸部を有し
    、前記床組立体の滑材がその底面にこの凸部を嵌合させ
    る受け穴を備えている請求項1に記載の分解・返送容易
    な輸送容器。 6、前記回収セット金具の前記2側面がそれぞれ内方へ
    折り曲げたフックを有し、このフックを係合させる切り
    欠き部が前記支持アングル材に形成されている請求項1
    又は5に記載の分解・返送容易な輸送容器。 7、前記2側面が前記フックのほかに内方への凸起を有
    し、この凸起を嵌め込む孔が前記支持アングル材に形成
    されている請求項6に記載の分解・返送容易な輸送容器
    。 8、前記エンドパネル体とサイドパネル体の上端部分は
    溶接ナット又はその他のネジ穴を有し、前記回収セット
    金具の2側面を通じ挿入される組立用ボルトを螺合させ
    得るようになっている請求項7に記載の分解・返送容易
    な輸送容器。 9、さらに、組み立てられた一対のサイドパネル体の上
    端間に差し渡される梁材を有する請求項1に記載の分解
    ・返送容易な輸送容器。
JP2270449A 1990-10-11 1990-10-11 分解・返送容易な輸送容器 Expired - Fee Related JP2750295B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2270449A JP2750295B2 (ja) 1990-10-11 1990-10-11 分解・返送容易な輸送容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2270449A JP2750295B2 (ja) 1990-10-11 1990-10-11 分解・返送容易な輸送容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04154583A true JPH04154583A (ja) 1992-05-27
JP2750295B2 JP2750295B2 (ja) 1998-05-13

Family

ID=17486444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2270449A Expired - Fee Related JP2750295B2 (ja) 1990-10-11 1990-10-11 分解・返送容易な輸送容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2750295B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1993024379A1 (en) * 1992-05-25 1993-12-09 Ladislav Stephan Karpisek A container kit
WO1995013233A1 (fr) * 1993-11-11 1995-05-18 Shinwa Corporation Conteneur de transport en acier
JPH07132933A (ja) * 1993-11-11 1995-05-23 Shinwa Corp:Kk 輸送容器のコーナ連結金具
JPH07232729A (ja) * 1993-12-24 1995-09-05 Shinwa Corp:Kk 鋼板製輸送容器及びそのコーナー金具
JPH07329964A (ja) * 1992-07-21 1995-12-19 Shinwa Corp:Kk 仮固定構造付き鋼製輸送容器
JPH07329963A (ja) * 1992-07-21 1995-12-19 Shinwa Corp:Kk 分解段積み容易な鋼製輸送容器
AU737559B2 (en) * 1997-04-17 2001-08-23 Fifty Sixth Jaf Pty Ltd Collapsible transport or storage crate
JP2013023259A (ja) * 2011-07-22 2013-02-04 Ihi Infrastructure Systems Co Ltd 鋼製組立式タンク、及び、該タンクの組立用パネル
JP2016199318A (ja) * 2015-04-14 2016-12-01 親和パッケージ株式会社 折畳式貨物ケース

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57106602U (ja) * 1980-12-22 1982-07-01
JPS5861782U (ja) * 1981-10-20 1983-04-26 川鉄鋼板株式会社 組立式鋼製コンテナ−における四側壁とスキツドとの取付機構
JPS593827U (ja) * 1982-06-30 1984-01-11 川鉄鋼板株式会社 組立式鋼製コンテナ−における四側壁
JPS5972223U (ja) * 1982-11-02 1984-05-16 株式会社くろがね工作所 組立式鋼製コンテナ−
JPS63154436U (ja) * 1987-03-31 1988-10-11
JPH01213146A (ja) * 1988-02-12 1989-08-25 Ind Technol Res Inst 折畳み式コンテナ
JPH0266425U (ja) * 1988-11-02 1990-05-18

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57106602U (ja) * 1980-12-22 1982-07-01
JPS5861782U (ja) * 1981-10-20 1983-04-26 川鉄鋼板株式会社 組立式鋼製コンテナ−における四側壁とスキツドとの取付機構
JPS593827U (ja) * 1982-06-30 1984-01-11 川鉄鋼板株式会社 組立式鋼製コンテナ−における四側壁
JPS5972223U (ja) * 1982-11-02 1984-05-16 株式会社くろがね工作所 組立式鋼製コンテナ−
JPS63154436U (ja) * 1987-03-31 1988-10-11
JPH01213146A (ja) * 1988-02-12 1989-08-25 Ind Technol Res Inst 折畳み式コンテナ
JPH0266425U (ja) * 1988-11-02 1990-05-18

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1993024379A1 (en) * 1992-05-25 1993-12-09 Ladislav Stephan Karpisek A container kit
JPH07329964A (ja) * 1992-07-21 1995-12-19 Shinwa Corp:Kk 仮固定構造付き鋼製輸送容器
JPH07329963A (ja) * 1992-07-21 1995-12-19 Shinwa Corp:Kk 分解段積み容易な鋼製輸送容器
WO1995013233A1 (fr) * 1993-11-11 1995-05-18 Shinwa Corporation Conteneur de transport en acier
JPH07132933A (ja) * 1993-11-11 1995-05-23 Shinwa Corp:Kk 輸送容器のコーナ連結金具
JPH07232729A (ja) * 1993-12-24 1995-09-05 Shinwa Corp:Kk 鋼板製輸送容器及びそのコーナー金具
AU737559B2 (en) * 1997-04-17 2001-08-23 Fifty Sixth Jaf Pty Ltd Collapsible transport or storage crate
JP2013023259A (ja) * 2011-07-22 2013-02-04 Ihi Infrastructure Systems Co Ltd 鋼製組立式タンク、及び、該タンクの組立用パネル
JP2016199318A (ja) * 2015-04-14 2016-12-01 親和パッケージ株式会社 折畳式貨物ケース

Also Published As

Publication number Publication date
JP2750295B2 (ja) 1998-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2018101639A4 (en) Building structure using shipping containers and modular components
US3784043A (en) Lightweight collapsible structures
US5143283A (en) Reinforced container for large objects
US5253763A (en) Collapsible container
US4305508A (en) Equipment-carrying cradle
US5279436A (en) Knock down shipping container using building components
US5429259A (en) Interlocking crating system
US3517849A (en) Lightweight collapsible shipping container
US5056666A (en) Pallets
JPH04154583A (ja) 分解・返送容易な輸送容器
US20020139798A1 (en) Shipping pallet
US20030024189A1 (en) Barricade system, a method of forming same and methods of using same
JPH07180221A (ja) ユニット式建物の建築方法
US5058357A (en) Construction blocks
JPH0544270Y2 (ja)
JP3512086B2 (ja) 浴室ユニット用コンテナ及びこれを用いた浴室ユニットの運搬方法
AU2010201516A1 (en) Framework with three dimensional connectors
JPH0487978A (ja) パネル組立式コンテナ、そのパネル縁材及びパネル組立式コンテナの組立方法
JP2002255174A (ja) 組立式コンテナ
WO1997018998A1 (en) Metallic bin with returns on panels and corner posts
JPH0642988Y2 (ja) 輸送用容器
JPS5940282Y2 (ja) 支柱付パレツトの積重ね構造
JP3315787B2 (ja) 資材運搬用パレット
JP2593768Y2 (ja) 屋根パネルの接合構造
JPS6240937Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090227

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100227

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees