JP3512086B2 - 浴室ユニット用コンテナ及びこれを用いた浴室ユニットの運搬方法 - Google Patents

浴室ユニット用コンテナ及びこれを用いた浴室ユニットの運搬方法

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JP3512086B2
JP3512086B2 JP13962098A JP13962098A JP3512086B2 JP 3512086 B2 JP3512086 B2 JP 3512086B2 JP 13962098 A JP13962098 A JP 13962098A JP 13962098 A JP13962098 A JP 13962098A JP 3512086 B2 JP3512086 B2 JP 3512086B2
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紀治 豊田
克 坂木
邦夫 伊藤
哲雄 内山
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株式会社日立ハウステック
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、組立て及び分解が
容易で、しかも現地から容易に回収できるようにした浴
室ユニット用コンテナ及び及びこれを用いた浴室ユニッ
トの運搬方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カプセル式及びノックダウン式の
浴室ユニットはホテル、マンションなどに多く使用され
ており、中でもノックダウン式の浴室ユニットは、現地
搬入の容易さ、施工の容易さ、納期の短縮化などの利点
により一戸建住宅にも特に多く賞用されるようになって
きている。
【0003】この種のノックダウン式浴室ユニットの現
地搬入の際の浴室ユニット一台分の梱包部材としては、
それぞれ個別に木枠で梱包された防水床、壁材、天井パ
ネル、ドア及びドア枠、浴槽、及び段ボールに収納され
た目地材や灯具などがある。浴室ユニットを製作工場か
ら複数の一戸建住宅の現場への出荷に際しては、上記一
台分の各梱包部材の一つ一つを荷役車両のフォークリフ
トで輸送車としてのトラックまで搬送して、トラック上
で二人作業によりトラックの荷台に浴室ユニット一台分
ずつ梱包部材を纏めながら積載する方法が、従来採られ
ており、また、現場に到着した後はトラックから浴室ユ
ニット一台分ずつの梱包部材を手で降ろす作業が行われ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術で述べたような搬送方法においては、工場内でのト
ラックへの積み込み作業及び現地での荷降し作業に際し
ては、少なくとも3人ずつの人手が必要となって作業効
率が悪く、これらの作業に長時間を必要とするという問
題点を有していた。また、梱包部材をトラック上に単に
積載しただけの状態で搬送するため、搬送途中での荷崩
れなどにより浴室ユニット部材の破損を招く虞れがあ
り、この破損を防止するため木枠を多く使用すると高価
になるという問題点がある。さらに、現地において、木
枠、段ボール、プラスチック、スチロール発泡体などか
らなる梱包材の残材処理は専門業者に依頼しなければな
らず、高価になるという問題点も有していた。
【0005】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところ
は、梱包部材のトラックへの積み込み作業及び荷降し作
業の一人作業が可能となって作業効率の向上が計れ、併
せて、搬送途中の破損をも防止するとともに梱包材の低
減が計れ、組立て、分解が容易にできて現地からの回収
が可能な浴室ユニット用コンテナ及びそれを用いた浴室
ユニットの運搬方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明者らは上記問題点を解消できる浴室ユニット
専用コンテナを種々検討し、本発明の浴室ユニット用コ
ンテナを完成するに至った。すなわち、本発明の浴室ユ
ニット用コンテナは、方形に組付けて形成した枠体の四
隅の外側面に、平面視が略L形の隅支柱5をその隅支柱
5の上部と下部とをそれぞれ前記枠体の上方及び下方に
突出させて固定し、前記隅支柱5の互いに直交する二辺
の上部に上方側を開口した上下方向の嵌合溝5aを設け
てなる床部1と、縦枠12と横枠13を組付けて方形に
形成した枠体の左右両端の縦枠12の外方となる下方部
及び上方部とにそれぞれ棒状の連結部材15が突出して
設けられ、前記床部1における短辺方向の隅支柱5、5
間に立設される二枚の短辺側の側壁部11と、縦枠22
と横枠23を組付けて方形に形成した枠体の左右両端の
縦枠22の外方となる下方部に棒状の連結部材25が突
出して設けられ、前記枠体の上方部には下方側を開口し
た上下方向の嵌合溝26aが下部に設けられたプレート
26を前記プレート26の嵌合溝26aが前記短辺側の
側壁部11の縦枠12に設けられた棒状の連結部材15
と嵌合することで固定されうる、前記床部1における長
辺方向の隅支柱5、5間に立設される二枚の長辺側の側
壁部21とからなり、前記床部1の短辺側の両端部の隅
支柱5に設けられた嵌合溝5aに前記短辺側の側壁部1
1の両端下方部に設けられた棒状の連結部材15を嵌合
して前記短辺側の側壁部11、11を対向して立設し、
前記床部1の長辺側の両端部の隅支柱5に設けられた嵌
合溝5aに前記長辺側の側壁部21の両端下方部に設け
られた棒状の連結部材25を嵌合するとともに、前記長
辺側の側壁部21の上方部の両端に固定されたプレート
26の嵌合溝26aを前記短辺側の側壁部11の上方部
に突出して取付けられた棒状の連結部材15に嵌合して
前記長辺側の側壁部21、21を対向して立設すること
を特徴とする浴室ユニット用コンテである。
【0007】上記の浴室ユニット用コンテナにおいて、
好ましい実施の形態の一つは、短辺側の側壁部と長辺側
の側壁部とに突出して設けられた前記棒状の連結部材
(15、25)が、突出する棒状の先端側に、床部の隅
支柱に設けられた嵌合溝5aと長辺側の側壁部に固定し
たプレートに設けられた嵌合溝26aとのそれぞれの溝
幅よりも大径とした頭部を備えたものであることを特徴
とするものである。短辺側の側壁部と長辺側の側壁部と
を床部の隅支柱間に立設して組立てる際に安定して組立
てられるからである。
【0008】また、上記の浴室ユニット用コンテナにお
いて、好ましい実施の形態の他の一つは、床部の四隅に
固定された隅支柱の枠体の上方側への突出寸法が、前記
床部内にそれぞれ二枚の短辺側の側壁部と長辺側の側壁
部とを横倒しにして積み重ね収納した状態において前記
隅支柱の高さ以下に積み重ねられる寸法に形成されたも
のであることを特徴とする浴室ユニット用コンテナであ
る。コンテナの現地からの回収の際などに、分解した長
辺側の側壁部と短辺側の側壁部とを床部内に横倒しにし
て積み重ね収納した状態で嵩張ることなく搬送できるか
らである。
【0009】また、上記の浴室ユニット用コンテナにお
いて、好ましい実施の形態の別のものは、床部における
短辺方向の対向する隅支柱間の下部に、枠体の下面と間
隔を有するように補強桟6が設けられ、前記枠体の下面
と補強桟との間隔にフォークを挿脱可能としてなるもの
であることを特徴とする浴室ユニット用コンテナであ
る。現地においてコンテナの短辺側からもフォークリフ
トのフォークを差し込んでコンテナを容易に荷降ろしで
きるからである。
【0010】また、本発明は、上記浴室ユニット用コン
テナを用いた浴室ユニットの運搬方法を提供するもので
もある。
【0011】
【発明の実施の形態】床部1の枠体を構成するための縦
枠2及び横枠3、短辺側の側壁部及び長辺側の側壁部の
枠体を構成するための縦枠(12、22)及び横枠(1
3、23)には、亜鉛鍍金を施した金属製の角パイプが
好ましく使用される。
【0012】棒状の連結部材(15,25)は、一般に
使用されている金属製のボルトを用いることができ、こ
れを溶接等で縦枠に固定する。なお、棒状の連結部材の
先端側に頭部を設ける場合は、この棒状の連結部材を床
部における隅支柱の嵌合溝又は長辺側の側壁部における
プレートの嵌合溝に嵌合した状態で、隅支柱の外側面又
はプレートの外側面と連結部材における頭部の座面との
間にあまり隙間が生じないような寸法にするのが好まし
い。
【0013】短辺側の側壁部11及び長辺側の側壁部2
1の幅寸法及び高さ寸法は、方形の床部1の枠体の四隅
の外側面に固定した隅支柱5、5間の内寸法よりも小さ
い幅寸法に形成され、また、短辺側の側壁部及び長辺側
の側壁部を横倒しにして床部内に積み重ねて収納できる
程度の高さ寸法に形成されるとともに、このように積み
重ね収納した状態で隅支柱の高さ以下に積み重ねられる
寸法とされる。なお、隅支柱5の高さ寸法は、短辺側の
側壁部と長辺側の側壁部との縦枠及び横枠の寸法にもよ
るが約250mm程度が好適であり、隅支柱5は溶接な
どにより床部1における枠体の四隅の外側面に固定され
る。
【0014】コンテナとしての大きさは、間口寸法23
00mm、奥行寸法1000mm、高さ方向の寸法95
0mm程度としてトラックに効率良く積載でるように形
成されており、また、床部1における短辺方向の対向す
る隅支柱5、5間の下部には床部の枠体の下面と間隔を
有するように補強桟6を設けることにより、枠体の下面
と補強桟との間隔に一般に使用されているフォークリフ
トの比較的に短いフォークを差し込むことができるよう
にし、現地においてコンテナの短辺側からもフォークリ
フトのフォークを差し込んでコンテナを荷降ろしできる
ようにするのが好ましい。
【0015】
【実施例】以下、図を参照しながら、本発明を更に具体
的に説明する。 実施例1
【0016】図1(a)は本発明に係る浴室ユニット用
コンテナの実施例による組立て状態における斜視図、図
1(b)は(a)中における短辺側の側壁部と長辺側の
側壁部との上方部分における連結状態を示す斜視図、図
1(c)は組立てたコンテナ同士を積み重ねた時の状態
を示す部分斜視図、図2(a)は図1中における床部の
平面図、図2(b)は(a)に示した床部の側面断面
図、図2(c)は(a)に示した床部の正面図、図3
(a)は図1中における長辺側の側壁部の立設状態にお
ける外面側からの正面図、図3(b)は(a)に示した
長辺側の側壁部の右側面図、図4は図1中における短辺
側の側壁部の立設状態における外面側からの正面図、図
5は図1中における短辺側の側壁部と長辺側の側壁部と
の上方部分における連結状態を示す内方側からの斜視図
である。
【0017】図1(a)、図2(a),(b)及び
(c)において、1は、亜鉛鍍金を施した金属製角パイ
プ(30mm×70mm)からなる縦枠2,2及び横枠
3,3を溶接で長方形に接続して枠体4を形成し、枠体
4の四隅の外側面に、亜鉛鍍金を施した金属製の断面略
L形の隅支柱5,5を枠体4の上方及び下方に突出させ
て溶接により固定させた床部である。床部1の四隅に固
定した4つの隅支柱5の直交する二辺の上部には、上方
側を開口した上下方向の略U字状又は略V字状をなす嵌
合溝5aがそれぞれ設けられている。床部1における短
辺方向の対向する隅支柱5,5間の下部には、枠体4の
縦枠2下面と間隔を有するように補強桟(高さ寸法30
mm×幅寸法70mm×板厚3.2mmのC形鋼)6を
溶接により固定する。なお、この補強桟6は、枠体4に
おける縦枠2下面と補強桟6との間に、現地で使用され
る一般仕様のフォークリフトの短いフォーク(爪)を差
し込んでコンテナを運搬する際に、コンテナが前方側へ
転倒しないようにする役割を有する。従って、床部1は
距離の短い横枠3方向からも、また距離の長い縦枠2方
向からもフォークリフト作業が可能である。
【0018】床部1における枠体4の横枠3,3の内側
面間には適宜の間隔で梁8を溶接で固定し、縦枠2の下
面には補助脚7が溶接などにより固定し、さらに図2
(a)に示すように、横枠3,3と縦枠2,2の内側面
には、床部1に合板などの床板を敷設するための金属製
からなる略L形の床板支持材9と隅部床板支持材10が
溶接により固定されており、実施例では床板支持材9及
び隅部床板支持材10上に厚さ9mmの合板を床板とし
て敷設した状態で、合板の上面から前記隅支柱5上端ま
での高さ寸法が約140mm、合板の上面から前記補強
桟6下面までの寸法が約130mmになる寸法とした。
【0019】図1(a)及び図4において、11は、亜
鉛鍍金を施した金属製角パイプ(31mm×31mm×
板厚3.2mm)からなる縦枠12,12及び横枠1
3,13を溶接により長方形に接続して枠体14を形成
した短辺側の側壁部であり、この短辺側の側壁部11に
は、短辺側の側壁部11両端部の縦枠12,12の外方
となる下方部に棒状の連結部材としてのボルト15が溶
接で固定されていると共に、上方部にも棒状の連結部材
としてのボルト15が溶接で固定されている。短辺側の
側壁部11における幅方向の中央部には上下の横枠1
3,13間に間柱16(19mm×19mm×板厚1.
6mm)が溶接により固定されている。なお、短辺側の
側壁部11における両端の縦枠12,12の上端部は図
4に示すように横枠13の上端よりも30mm程度上方
に突出するように組付けられている。
【0020】図1(a)及び図2において、21は、亜
鉛鍍金を施した金属製角パイプ(19mm×19mm×
板厚1.6mm)からなる縦枠22,22、横枠23,
23を溶接により長方形に接続して枠体24を形成した
長辺側の側壁部であり、この長辺側の側壁部21におけ
る両端部の縦枠22,22の外方となる下方部には棒状
の連結部材としてのボルト25が溶接で固定され、縦枠
22,22の外方となる上方部には、直交する二辺を有
するプレート26,26の一辺を外方側に溶接により固
定し、他辺を前記棒状の連結部材25と直交する面に位
置するように固定して、このプレート26,26の前記
棒状の連結部材25と直交する辺の下部には下方側を開
口した上下方向の略U字状又は略V字状をなす嵌合溝2
6aが設けられている。なお、長辺側の側壁部21の枠
体24における上下の横枠23,23間には間柱27
(金属製の径9mmの丸棒)が溶接により適宜の間隔で
固定されているる。
【0021】なお、上記短辺側の側壁部11及び長辺側
の側壁部21は図1(a)ではそれぞれ一枚で図示した
が、床部の短辺側と長辺側とに対向して立設するためそ
れぞれ2枚ずつ製作される。
【0022】次に、上記で説明した床部1、短辺側の側
壁部11及び長辺側の側壁部21によるコンテナの組立
てについて説明すると、図1(a)及び(c)に示すよ
うに、先ず、床部1における短辺側の両端部の隅支柱
5,5に形成した嵌合溝5a,5aに、短辺側の側壁部
11における両端下方部に突出して設けた棒状の連結部
材15,15の棒状の部分を上方から差し込んで嵌合
し、床部1における短辺側の隅支柱5,5間にそれぞれ
短辺側の側壁部11を対向して立設する。この後、床部
1における長辺側の両端部の隅支柱5,5に形成した嵌
合溝5a,5aに、長辺側の側壁部21の両端下方部に
突出して設けた棒状の連結部材25,25の棒状の部分
を上方から差し込んで嵌合させ、さらに図1(b)に示
すように長辺側の側壁部21の両端上方部に固定しプレ
ート26,26の嵌合溝26a,26aを、予め立設し
た短辺側の側壁部11の上方部に突出して設けた棒状の
連結部材15,15の棒状の部分に上方から差し込んで
嵌合させることにより長辺側の側壁部21を対向して立
設する。このように床部1に対して短辺側の側壁部11
と長辺側の側壁部21とを対向して立設することによ
り、短辺側の側壁部11と長辺側の側壁部21との下方
部分はそれぞれ連結部材15又は25により隅支柱5,
5の嵌合溝5a,5aに連結され、短辺側の側壁部11
と長辺側の側壁部21との上方部分は短辺側の側壁部1
1における連結部材15と長辺側の側壁部21のプレー
ト26の嵌合溝26aとにより短辺側の側壁部11と長
辺側の側壁部21とが互いに関連して連結されるため、
安定して立設される。
【0023】なお、図1(b)に示すように、短辺側の
側壁部11における両端の縦枠12の上端を横枠13の
上端よりも上方に突出させた上端部12aは、図1
(c)に示すようにコンテナ同士を積み重ねる際のガイ
ドとなるとともに、突出させた上端部12aは上段側の
コンテナ下面のC形の補強桟6内に嵌合されて、積み重
ねた上段側のコンテナの長辺側への移動が防止される。
【0024】実施例2 以下は、本発明の浴室ユニット用コンテナを用いた浴室
ユニットの詰め込み・運搬の例である。図6及び図7に
詰め込み手順を示す。先ず、浴室ユニット用コンテナの
床部を用意する。この床部には、予め中仕切差し込み用
溝3箇所が設けられ、更に架台固定木片が取り付けられ
た合板が敷設してある(図6−a)。固定木片に合わせ
て浴室ユニットの架台を固定し(図6−b)、台形状で
上部に凹状の受け部を有する中仕切を3個、縦枠2、2
に並行に、中仕切差し込み溝に挿入し(図6−c)、浴
室ユニットの部材の一つのフレームを中仕切の受け部に
載せ、矢印側に片面ダンボールシートを敷く(図6−
d)。次に、浴室ユニットの部材の一つの壁パネルを4
〜5枚用意し、前記片面ダンボールシートを敷いた矢印
側から1枚目の壁パネルを中仕切に立て掛ける。中仕切
に立て掛ける1枚目の壁パネルは、裏面を中仕切に当て
て置く(図7−e)。2枚目以降は化粧面同士が面合わ
せになるようにして壁パネルを複数枚(4枚)立て掛
け、その後、ドアを立て掛ける。なお、壁パネルの種類
によっては、壁パネルの裏面の面合わせの間に緩衝材を
挟み込む。片面側の立て掛けを終えたらストレッチフィ
ルムを2巻程度巻きつけて中仕切に固定する(図7−
f)。中仕切間(開口部)には器具部品類(小物)を詰
め込む(図7−g)。その後、中仕切のもう一方の側
に、残りの壁パネルを幅広の壁パネルから立て掛け、す
べての部材を詰め終わったら全周をストレッチフィルム
で10〜12回巻きつける(図7−h)。なお、コンテ
ナ天井部に合板を敷設し、その上に浴槽、防水床パン等
の大物を載せ、ストレッチフィルムで巻きつけ、固定す
ることもできる。
【0025】
【発明の効果】本発明の浴室ユニット用コンテナを使用
することにより、浴室ユニツトの梱包部材のトラックへ
の積み込み作業及び荷降ろし作業を一人作業で行うこと
ができるようになって作業効率の向上及び人件費の節約
が計れるとともに、浴室ユニットの梱包部材をコンテナ
内に収容して運搬するため、従来の厳重な梱包から段ボ
ールなどの簡易梱包への変更が可能となって大幅な梱包
材の低減が計れ、輸送途中の破損をも防止することがで
きる。さらに、簡易梱包が可能となることにより現場で
の残材も少なくなって容易に処理することができ、さら
に、コンテナの分解、積み重ねが容易にできるので現地
からのコンテナの回収も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係る浴室ユニット用コンテナ
の実施例による組立て状態における斜視図、(b)は
(a)中における短辺側の側壁部と長辺側の側壁部との
上方部分における連結状態を示す斜視図、(c)は組立
てたコンテナ同士を積み重ねた時の状態を示す部分斜視
図である。
【図2】図1中における床部を示し、(a)は平面図、
(b)は側面断面図、(c)は正面図である。
【図3】図1中における長辺側の側壁部を示し、(a)
は立設状態における外面側からの正面図、(b)は
(a)の右側面図である。
【図4】図1中における短辺側の側壁部の立設状態にお
ける外面側からの正面図である。
【図5】図1中における短辺側の側壁部と長辺側の側壁
部との上方部分における連結状態を示す内方側からの斜
視図である。
【図6】浴室ユニット用コンテナに浴室ユニットの部品
を詰め込む手順を説明する図である。
【図7】浴室ユニット用コンテナに浴室ユニットの部品
を詰め込む手順を説明する図である(図6のつづき)。
【符号の説明】
1…床部 2…縦枠 3…横枠 4…枠体 5…隅支柱 5a,5a…嵌合溝 6…補強桟 7…補助脚 8…梁 9…床板支持
材 10…隅部床板支持材 11…短辺側
の側壁部 12…縦枠 12a…上端部 13…横枠 14…枠体 15…連結部材 15a…棒状部 15b…頭部 16…間柱 21…長辺側の側壁部 22…縦枠 23…横枠 24…枠体 25…連結部材 25a…棒状部 25b…頭部 26…プレ
ート 26a…嵌合溝 27…間柱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−318946(JP,A) 特開 平9−309564(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 85/64 B65D 61/00 B65D 88/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】方形に組付けて形成した枠体の四隅の外側
    面に、平面視が略L形の隅支柱をその隅支柱の上部と下
    部とをそれぞれ前記枠体の上方及び下方に突出させて固
    定し、前記隅支柱の互いに直交する二辺の上部に上方側
    を開口した上下方向の嵌合溝を設けてなる床部と、 縦枠と横枠を組付けて方形に形成した枠体の左右両端の
    縦枠の外方となる下方部及び上方部とにそれぞれ棒状の
    連結部材が突出して設けられ、前記床部における短辺方
    向の隅支柱間に立設される二枚の短辺側の側壁部と、 縦枠と横枠を組付けて方形に形成した枠体の左右両端の
    縦枠の外方となる下方部に棒状の連結部材が突出して設
    けられ、前記枠体の上方部には下方側を開口した上下方
    向の嵌合溝が下部に設けられたプレートをそのプレート
    の嵌合溝が前記短辺側の側壁部の縦枠に設けられた棒状
    の連結部材と嵌合することで固定されうる、前記床部に
    おける長辺方向の隅支柱間に立設される二枚の長辺側の
    側壁部とからなり、 前記床部の短辺側の両端部の隅支柱に設けられた嵌合溝
    に前記短辺側の側壁部の両端下方部に設けられた棒状の
    連結部材を嵌合して前記短辺側の側壁部を対向して立設
    し、前記床部の長辺側の両端部の隅支柱に設けられた嵌
    合溝に前記長辺側の側壁部の両端下方部に設けられた棒
    状の連結部材を嵌合するとともに、前記長辺側の側壁部
    の上方部の両端に固定されたプレートの嵌合溝を前記短
    辺側の側壁部の上方部に突出して取付けられた棒状の連
    結部材に嵌合して前記長辺側の側壁部を対向して立設す
    ることを特徴とする浴室ユニット用コンテナ。
  2. 【請求項2】短辺側の側壁部と長辺側の側壁部とに突出
    して設けられた棒状の連結部材が、突出する棒状の先端
    側に、床部の隅支柱に設けられた嵌合溝と長辺側の側壁
    部に固定したプレートに設けられた嵌合溝とのそれぞれ
    の溝幅よりも大径とした頭部を備えたものであることを
    特徴とする、請求項1記載の浴室ユニット用コンテナ。
  3. 【請求項3】床部の四隅に固定された隅支柱の枠体の上
    方側への突出寸法が、前記床部内にそれぞれ二枚の短辺
    側の側壁部と長辺側の側壁部とを横倒しにして積み重ね
    収納した状態において前記隅支柱の高さ以下に積み重ね
    られる寸法に形成されたものであることを特徴とする、
    請求項1又は請求項2に記載の浴室ユニット用コンテ
    ナ。
  4. 【請求項4】床部における短辺方向の対向する隅支柱間
    の下部に、枠体の下面と間隔を有するように補強桟が設
    けられ、前記枠体の下面と補強桟との間隔にフォークを
    挿脱可能としてなるものであることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれかに記載の浴室ユニット用コンテナ。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の浴室ユニ
    ット用コンテナに、浴室ユニットの各部品を収納・固定
    し、運搬することを特徴とする、浴室ユニットの運搬方
    法。
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