JP3329486B2 - 複合パネルの積載用ラック - Google Patents

複合パネルの積載用ラック

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JP3329486B2 JP15802392A JP15802392A JP3329486B2 JP 3329486 B2 JP3329486 B2 JP 3329486B2 JP 15802392 A JP15802392 A JP 15802392A JP 15802392 A JP15802392 A JP 15802392A JP 3329486 B2 JP3329486 B2 JP 3329486B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複合パネルの積載用
ラックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】組立用ハウス等の壁体には通常、平板状
のドアパネルや出窓付きドアパネルが配置されている。
【0003】この出窓付きドアパネルは従来、出窓、ド
アパネルおよび壁軸組をそれぞれの単品の状態で建築現
場に搬入して、これらを結合する出窓付きドアパネルの
組立加工が現場の施工工程に追随して行われていた。
【0004】しかし、このような建築現場での組立加工
には単品ごとの整理や組立製品を仮置きするための用地
を広く占めるだけでなく、現場組立の労力が大幅に増加
するという不都合があった。
【0005】そこで、出窓付きドアパネルの内側面に壁
軸組を取付けた複合パネルを工場生産工程のなかで加工
して工場内で在庫し、この複合パネルは現場工事の工程
進行に対応するように工場から運搬車に積載して建築現
場に搬入されていた。
【0006】ところが、このような複合パネルの多数個
を運搬車に段積みして輸送するとき、複合パネルは出窓
が室外側に大きく張り出した形状となっていることから
段積み作業とロープ掛け作業がきわめて困難であり、し
かも、運搬中の振動もしくは揺れ等によって複合パネル
が互に位置ずれをおこすために、美観を必要とする複合
パネルが上積みの壁軸組と接触したり衝突したりして、
すり傷やかき傷が発生するという問題があった。
【0007】この発明は、このような従来の事情から見
て、運搬中に振動もしくは揺れ等がおこっても複合パネ
ルが互に接触したり衝突したりするのを防ぐようにした
複合パネルの積載用ラックを提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の複合パネルの
積載用ラックは、出窓付きドアパネルの内側面に壁軸組
を取付けてなる複合パネルを段積みして固定するための
積載用ラックであって、一対の柱体と、この各柱体の中
間部の相互間に架設されたビームとによりH形に結合さ
れ、このビームの両端部の近傍に設けた支持台の上面か
ら各柱体の上端面までの段積み有効高さが複合パネルの
載置高さよりも大に形成され、各柱体は中間部に壁軸組
の綴り孔に適合可能な軸組固定孔が設けられるととも
に、上下両端部で相対させた段積みピンと段積み孔とが
同心状に設けられて一つの積載用ラックの段積みピンが
他の一つの積載用ラックの段積み孔に係合可能となされ
ているものである。
【0009】
【作用】積載用ラックの支持台上に複合パネルを載置し
て、この複合パネル壁軸組の綴り孔を積載用ラックの各
柱体の軸組固定孔に適合させ、この各孔にナット付きボ
ルト等を挿し通して締め付けることにより、複合パネル
が積載用ラックと一体に結合して段積みが容易な荷姿に
形成される。
【0010】このような荷姿に形成されることにより、
複合パネルはその上部および下部に複合パネルを保護す
る空間が形成され、したがって、複合パネルの上方およ
び下方に突出している部材の損傷が防止される。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例につき図面を参照し
て説明する。
【0012】なお、この説明における方向は図1の左右
方向を複合パネルの幅方向と呼び、図1の紙面と直交す
る方向を複合パネルの長さ方向と呼ぶ。
【0013】図1ないし図3に示す積載用ラック1は複
合パネル21(図7参照)をトラック等の運搬車(図示
省略)上に段積みして固定するために適用されるもの
で、この複合パネル21は組立ハウス等の建物の壁体に
配置される出窓付きドアパネル22の内側面(室内側の
端面)にリップ溝形鋼等の軽量形鋼による額縁状の壁軸
組23が取付けられている。24は綴り孔である。
【0014】前記積載用ラック1は一対の柱体2A,2
Bと、この各柱体2A,2Bの中間部の相互間に架設さ
れたビーム3とによりH形に結合され、このビーム3の
両端部の近傍に設けた後述の支持台11の上面から各柱
体2A,2Bの上端面(すなわち後述する冠板6上端
面)までの段積み有効高さH1が、前記支持台11上に
複合パネル21を支承させた載置高さH2よりも大に形
成されている。
【0015】前記各柱体2A,2Bは平板状の底板4
と、この底板4上に立設された溝形鋼等による竪部材5
と、この竪部材5の上端開口部を覆う平板状の冠板6と
で構成され、各竪部材5のウェブ部5aが互に向い合う
ように組み付けられていて、各竪部材5のフランジ部5
bの外側にはそれぞれU字形のロープ止めフック7が設
けられている。
【0016】また、各柱体2A,2Bは前記ビーム3と
の結合部すなわち後述の支持台11から上方に位置する
中間部に、前記壁軸組23の綴り孔24に適合可能な軸
組固定孔8が複合パネル21の幅方向Wに沿って設けら
れるとともに、上下両端部で相対させた段積みピン9と
段積み孔10と(この実施例では冠板6から上方へ突設
した段積みピン9と底板4にあけた段積み孔10と)が
同心状に設けられている。
【0017】このように、段積みピン9および段積み孔
10がすべての積載用ラック1の各柱体2A,2Bに設
けられたことにより、一つの積載用ラック1の段積みピ
ン9が他の一つの積載用ラック1の段積み孔10に係合
可能とされ、したがって、すべての積載用ラック1の互
換性が高くなることから速やかな段積み作業が可能とな
されている。
【0018】さらに、各柱体2A,2Bの相互間に架設
した前記ビーム3の両端部の近傍には壁軸組23の竪柱
23aを載置するための支持台11が設けられている。
【0019】この支持台11は前記竪柱23aを支承す
る受け座12(この実施例では前記ビーム3の上端面を
形成する一対のリップ部3a)と、この受け座12の前
記複合パネル21の長さ方向Lにおける両側から前記各
柱体2A,2Bの底板4の上面に延びる一対の平行リブ
13とからなり、この平行リブ13は底板4、竪部材5
のウェブ部5aおよびビーム3の各フランジ部3bと溶
接加工で一体に結合されている。
【0020】このように構成された各支持台11に複合
パネル21の壁軸組23を載置して、この壁軸組23の
綴り孔24を積載用ラック1の軸組固定孔8に適合さ
せ、これら各軸組固定孔8および綴り孔24にナット付
きボルト14を挿し通して締め付けることにより、図7
に示すような複合パネル21が積載用ラック1と一体に
結合した段積みユニットUを形成するようになされてい
る。
【0021】次に、上記実施例の積載用ラック1を用い
た複合パネルの組み付け方法とその作用について説明す
る。
【0022】まず、一対の積載用ラック1が複合パネル
21の長さ方向Lの中間部で相互間隔をとって複合パネ
ル21の幅方向Wに平行するように、工場内の空地等に
前記積載用ラック1を仮置きする。
【0023】次に、各積載用ラック1の各支持台11上
に複合パネル21の壁軸組23の竪柱23aを載置した
のち、各積載用ラック1を空地上で少しずつ移動させな
がらこの各積載用ラック1の軸組固定孔8と壁軸組23
の綴り孔24とを適合させて、この適合した各孔8,2
4にナット付きボルト14をそれぞれ挿し通し、ナット
を締め付けることにより複合パネル21が一対の積載用
ラック1と一体に結合した段積みユニットUに形成され
る。
【0024】このように、複合パネル21が段積みユニ
ットUに組み込まれたことにより、複合パネル21は積
載用ラック1の段積み有効高さH1と複合パネル21の
載置高さH2との差による上部空間C1と壁軸組23を
各支持台11で支承させた下部空間C2とによって他の
段積みユニットUに組み込まれた複合パネル21との接
触や衝突等が生じるおそれはない。
【0025】したがって、複合パネル21は段積みユニ
ットUに組み込まれた荷姿で、運搬車上に図7に示すよ
うな段積みをしてロープ止めフック7に掛けたロープで
固定して搬送することにより、建築現場での工程に対し
て速やかに対応させることができ、一方、建築現場で荷
ほどきがなされた積載用ラック1は、回収システム化に
よって繰り返し利用することが可能となる。
【0026】なお、上述の段積みピン9および段積み孔
10は、この実施例に代えて各柱体2A,2Bの冠板6
に段積み孔10を、底板4の下方に段積みピン9を設け
た構造であってもよい。
【0027】図4ないし図6に示す積載用ラック31は
複合パネル21の室内側に設けた部材が壁軸組23を支
承する支持台41から下方に張り出す場合に適用される
もので、この支持台41を除く他の構成部分は上記実施
例の積載用ラック1と同様である。
【0028】すなわち、前記支持台41は壁軸組23の
竪柱23aを高位置で支承するようにビーム3の両端部
の上方に位置させた受け座42と、この受け座42の前
記長さ方向Lの両側から底板4の上面に延びる一対の平
行リブ43とによって門形形成され、この受け座42お
よび平行リブ43は前記各柱体2A,2Bの竪部材5の
ウェブ部5aと各柱体2A,2Bの底板4とビーム3の
フランジ部3bとに対し溶接加工で一体に結合されてい
る。
【0029】
【発明の効果】この発明の複合パネルの積載用ラック
は、一対の柱体と、この各柱体の中間部の相互間に架設
されたビームとによりH形に結合され、このビームの両
端部の近傍に設けた支持台の上面から各柱体の上端面ま
での段積み有効高さが複合パネルの載置高さよりも大に
形成され、各柱体は中間部に壁軸組の綴り孔に適合可能
な軸組固定孔が設けられるとともに、上下両端部で相対
させた段積みピンと段積み孔とが同心状に設けられて一
つの積載用ラックの段積みピンが他の一つの積載用ラッ
クの段積み孔に係合可能となされていて、壁軸組の綴り
孔に積載用ラックの軸組固定孔を適合させてボルト等で
締め付けることにより、複合パネルはその上側および下
側に保護空間が形成されるから、運搬車等へ速やかな積
み込みができて建築現場への供給能力が向上する。
【0030】また、複合パネルは従来行われていた組立
てがすべて工場生産工程でなされるので、建築現場での
労力が大幅に削減される。
【0031】さらに、複合パネルを段積みしても各複合
パネルは互に接触もしくは衝突したりするおそれがない
から、損傷による不良品発生率が解消される。
【0032】しかも、積載用ラックを回収して繰り返し
使用することにより、梱包廃材の発生が抑制されるの
で、梱包費を大きく節減できるなど数多くの優れた利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】複合パネルの積載用ラックの正面図である。
【図2】図1の左側面図である。
【図3】図1のA−A線における断面図である。
【図4】積載用ラックの他の実施例を示す正面図であ
る。
【図5】図4の左側面図である。
【図6】図4のB−B線における断面図である。
【図7】複合パネルの積載用ラックの使用状態を示す外
形斜視図である。
【符号の説明】
1,31 積載用ラック 2A,2B 柱体 3 ビーム 8 軸組固定孔 9 段積みピン 10 段積み孔 11,41 支持台 21 複合パネル 22 出窓付きドアパネル 23 壁軸組 24 綴り孔 H1 段積み有効高さ H2 載置高さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 小菅 一弘 (56)参考文献 特開 平2−191151(JP,A) 特開 平3−95007(JP,A) 特開 平5−97145(JP,A) 実開 平3−46409(JP,U) 実開 平3−111942(JP,U) 実開 平4−98956(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 19/06 B65D 85/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出窓付きドアパネルの内側面に壁軸組を
    取付けてなる複合パネルを段積みして固定するための積
    載用ラックであって、 一対の柱体と、この各柱体の中間部の相互間に架設され
    たビームとによりH形に結合され、このビームの両端部
    の近傍に設けた支持台の上面から各柱体の上端面までの
    段積み有効高さが複合パネルの載置高さよりも大に形成
    され、各柱体は中間部に壁軸組の綴り孔に適合可能な軸
    組固定孔が設けられるとともに、上下両端部で相対させ
    た段積みピンと段積み孔とが同心状に設けられて一つの
    積載用ラックの段積みピンが他の一つの積載用ラックの
    段積み孔に係合可能となされていることを特徴とする複
    合パネルの積載用ラック。
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