JP3154889B2 - ユニット建物及び建物ユニット - Google Patents
ユニット建物及び建物ユニットInfo
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Description
物ユニットに関するものである。
は、例えば、図8に示すようなものが知られている。こ
のようなものでは、一階建物ユニット1を構成する略直
方形状の構造体1aが、四隅に配設される柱材2…と、
この柱材2…の上端縁部に架け渡される上梁3及び下端
縁部に架け渡される下梁4とによって主に構成されてい
る。
ユニット7が、前記柱材2と下梁4,4とにL字プレー
ト5,5及び釘6…によって連結されて固定されてい
る。又、この床ユニット7とL字プレート5との間に
は、床ユニット7の根太7a,7aに固定される横材と
しての頭つなぎ8が、床ユニット7の下側縁部に沿って
挿入されている。
階建物ユニット1と略同様に構成されている。
設されるボルト12を、前記頭つなぎ8に形成されるボ
ルト孔8aに挿通して、前記一階建物ユニット1を載置
し該基礎9と、前記頭つなぎ8とをボルト12及びナッ
ト13で締結する。
物ユニット11を載置して、前記一階建物ユニット1の
上枠3と前記二階建物ユニット11の頭つなぎ8とをボ
ルト12及びナット13で締結する。
は、柱材2…内に配設されるアイボルト固定用金具2a
にアイボルト10を螺合させて配設し、このアイボルト
10に図示省略のクレーンロープを通して吊り上げるよ
うにしている。
60−105738号公報等に記載されているようなも
のが知られている。
うな従来のものにあっては、横材である頭つなぎ8が、
一階建物ユニット1では、基礎9に、二階建物ユニット
11では、上梁3に各々ボルト12,ナット13を締結
することにより固定されている。
と柱材2との間の連結は、L字プレート5を介して行な
われる釘6…による固定のみとなり、一二階建物ユニッ
ト1,11の構造体1a,1a同士の接続に低強度部分
を介在させてしまう。このため、ユニット建物全体での
高強度を得る事は困難であった。
と一階建物ユニット1及び一階建物ユニット1と二階建
物ユニット11との間に介在し、据え付け時に寸法誤差
を生じる虞があった。
2a…を別途配設しなければならないので、このアイボ
ルト固定用金具2a…部品点数が増大するといった問題
もあった。
を向上させることができると共に、据え付け時に寸法誤
差を生じる虞が少なく、部品点数を増大させる虞のない
ユニット建物及び建物ユニットを提供することを課題と
している。
本願発明の請求項1に記載されたユニット建物では、床
ユニットに設けた中間ブラケットと、床ユニット上に立
設した柱の下端部に設けた下ブラケットを連結して、床
ユニットと柱が一体化した上階建物ユニットを形成し、
上階建物ユニットを下階建物ユニットの上に設置し、下
階建物ユニットの柱の上端部に設けた上ブラケットと上
階建物ユニットの前記中間ブラケットを連結して形成す
ることを特徴としている。
では、床ユニットに設けた中間ブラケットと、床ユニッ
ト上に立設した柱の下端部に設けた下ブラケットを連結
して、床ユニットと柱が一体化した建物ユニットを形成
し、前記建物ユニットを水平方向に複数個隣接して設置
し、隣接する両建物ユニットの、中間ブラケット同士 、
下ブラケット同士、または柱の上端部に設けた上ブラケ
ット同士のいずれかを連結して形成することを特徴とし
ている。
トは、請求項1または2記載のユニット建物を形成する
建物ユニットであって、前記上ブラケットには、吊上げ
用アイボルトが着脱可能に配設されることを特徴として
いる。
れば、上階建物ユニットの床ユニットに設けた中間ブラ
ケットと、床ユニット上に立設した柱の下端部に設けた
下ブラケットを連結している。
ニットと柱が一体化して形成される。
にも、例えば、略直方形状の形態が維持される。
ユニットの上に設置し、下階建物ユニットの柱の上端部
に設けた上ブラケットと上階建物ユニットの前記中間ブ
ラケットを連結してユニット建物を形成するので、上下
階の柱は、中間ブラケットによって連結されて固定され
る。
建物ユニットの床ユニットに設けた中間ブラケットと、
床ユニット上に立設した柱の下端部に設けた下ブラケッ
トを連結している。
トと柱が一体化して形成される。
も、例えば、略直方形状の形態が維持される。
数個隣接して設置し、隣接する両建物ユニットの中間ブ
ラケット同士、下ブラケット同士、または柱の上端部に
設けた上ブラケット同士のいずれかを連結してユニット
建物を形成するので、隣接する床パネル及び柱は、中間
ブラケット、下ブラケット、上ブラケットのいずれかに
よって連結されて固定される。
ば、前記上ブラケットには、吊り下げ用アイボルトが着
脱可能に配設されるので、従来のように別途吊り下げ用
アイボルトを配設するための金具を用意する必要がな
い。
面を参照しつつ説明する。
示すものである。前記従来例と同一乃至均等な部分につ
いては、同一符号を付して説明する。
は、この第1実施例のユニット建物で、このユニット建
物14は、主に基礎9と、この基礎9上に載置されて固
定される複数の一階建物ユニット15…と、この一階建
物ユニット15上に載置されて固定される複数の二階建
物ユニット16…と、この二階建物ユニット16上に載
置されて固定される複数の屋根ユニット17…とから主
に構成されている。
る略直方形状の構造体15aは、四隅に配設される柱材
としてのWスタッド柱18…と、このWスタッド18,
18の上端縁部18a,18a間に架け渡される上梁3
…と、このWスタッド18,18の下端縁部18b,1
8b間に架け渡される下梁4…とによって主に構成され
ている。
8aに上梁3の端縁部3aが当接する部分の内側には、
金属製の上ブラケット20が、釘6によって固定されて
いる。この上ブラケット20には、ボルト挿通孔20a
が形成されている。
に下梁4の端縁部4aが当接する部分の内側には、金属
製の下ブラケット21が、釘6によって固定されてい
る。この下ブラケット21には、ボルト挿通孔21aが
形成されている。
平板状の床ユニット19が、予め、一階建物ユニット1
5の一部として配設されている。この床ユニット19
は、主に四辺に配設される梁19a…と、この梁19a
の上面側を覆う床パネル19bと、下面側にこの梁19
a…に沿って配設される頭つなぎ19cとから主に構成
されている。
て突き合わされる隅部には、連結ブラケット22(中間
ブラケット)が、内側から釘6…によって固定されてい
る。この連結ブラケット22は、前記下ブラケット21
に対して、ボルト12,ナット13によって連結されて
いる。
の一階建物ユニット15と略同様に構成されているので
説明を省略する。
は、クレーンロープ等による運搬時、前記吊り下げ用ア
イボルト10が着脱可能に配設されるように構成されて
いる。
a,17a突合せ部分には、内側から前記下ブラケット
21が固着されている。
合構造の作用について説明する。
ト16は、構造体15aの各上四隅で、Wスタッド柱1
8の上端縁部18aと、突き合わされる上梁3の端部3
aとが、内側から上ブラケット20で固定される。
ニット16は、構造体15aの各下四隅で、Wスタッド
柱18の下端縁部18bと、突き合わされる下梁4の端
部4aとが、内側から下ブラケット21で固定されると
共に、前記床ユニット19の梁19a…同士が直交させ
られて突き合わされる隅部には、下ブラケットの一部と
しての連結ブラケット22が固定され、前記下ブラケッ
ト21に対して、ボルト12,ナット13によって連結
されている。
建物ユニット16の構造体15aは、運搬時等でも、内
側に配設された上ブラケット20と、下ブラケット21
及び連結ブラケット22によって、運搬時等にも、床ユ
ニット19を下面側に固定しながら略直方形状の形態が
維持される。このため、従来のように、L字プレートを
配設する必要がなくなり、据え付け時に寸法誤差を生じ
る虞が減少する。
ト13によって、前記二階建物ユニット16を一階建物
ユニット15上に上下方向に積み重ねる際に、一階建物
ユニット15の上ブラケット20と、二階建物ユニット
16の連結ブラケット22とを図2に示す様に固定す
る。
1に示す様に、屋根ユニット17を載置して、二階建物
ユニット16の上ブラケット20と、屋根ユニット17
の下ブラケット21とをボルト12,ナット13によっ
て連結し固定する。
8は、この上ブラケット20と、下ブラケット21及び
連結ブラケット22とによって、基礎9から屋根ユニッ
ト17まで直結されて固定されるので、従来のような力
が伝達される道筋に、低強度部分を有する構造に比して
強度を向上させることが出来る。
吊り下げ用アイボルト10が着脱可能に配設されるの
で、従来のように別途吊り下げ用アイボルト10を配設
するための金具を用意する必要がない。このため、部品
点数を増大させることなく、運搬、配設時にも十分な強
度を確保することが出来る。
0,21,22…が、内側から固定されているので、外
観品質も良好である。
ユニット建物の接合構造を示すものである。前記第1実
施例のユニット建物の接合構造と同一乃至均等な部分に
ついては、同一符号を付して説明する。
(中間ブラケット)が、前記床ユニット19の梁19
a,19a同士が直交させられて突き合わされる隅部に
配設されて、釘6…によって両梁19a,19aに固定
されている。この連結ブラケット32が前記下ブラケッ
ト21に対して、ボルト12,ナット13によって連結
されている等、他の構成及び作用については、前記第1
実施例と略同様であるので説明を省略する。
ユニット建物の接合構造を示すものである。前記第1実
施例のユニット建物の接合構造と同一乃至均等な部分に
ついては、同一符号を付して説明する。
(中間ブラケット)が、前記床ユニット19の梁19
a,19a同士が直交させられて突き合わされる隅部に
配設されて、釘6…によって一方の梁19aに固定され
ていると共に、この連結ブラケット42には、隣接して
配設される二階建物ユニット16の連結ブラケット42
と、締結具であるボルト12,13によって連結固定で
きるようにボルト孔42aが形成されている。
同様であるので説明を省略する。
する。この第3実施例のユニット建物の接合構造では、
前記第1実施例に記載された作用に加えて、更に、前記
ボルト12,ナット13が、前記二階建物ユニット1
6,16を水平方向に複数個隣接させる際に、隣接する
両二階建物ユニット16,16の連結ブラケット42,
42同士を連結して固定する。
8及び梁19a,19aと上下階のWスタッド柱18,
18は、これらの上ブラケット20と、連結ブラケット
42,42及び下ブラケット21とによって直結されて
固定される。したがって、更に、従来のような力が伝達
される道筋に、低強度部分を有する構造に比してユニッ
ト建物全体の強度を向上させることが出来る。
ブラケット42,42同士をボルト12,ナット13で
連結しているが、特にこれに限らず、例えば、隣接する
上ブラケット20,20同士をボルト12,ナット13
で連結して固定するようにしてもよい。
述してきたが、具体的な構成はこれらの実施例に限ら
ず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等が
あってもこの発明に含まれる。例えば、前記各実施例で
は、柱材としてWスタッド柱18…を用いた建物ユニッ
ト15,16等を例示して説明したが、特にこれに限ら
ず、例えば、外柱、床柱等他の構成の柱であっても良い
ことは当然である。
請求項1に記載されたものによれば、中間ブラケットと
下ブラケットによって建物ユニットは、運搬時等にも、
略直方形状の形態が維持される。このため、従来のよう
に、L字プレートを配設する必要がなくなり、据え付け
時に寸法誤差を生じる虞が減少する。
って連結されて固定されるので、従来のような力が伝達
される道筋に、低強度部分を有する構造に比してユニッ
ト建物の強度を向上させることが出来る。
ば、中間ブラケットと下ブラケットによって建物ユニッ
トは、運搬時等にも、略直方形状の形態が維持される。
このため、従来のように、L字プレートを配設する必要
がなくなり、据え付け時に水平方向でも寸法誤差を生じ
る虞が減少する。
ケット、下または上ブラケットによって連結されて固定
されるので、従来のような力が伝達される道筋に、低強
度部分を有する構造に比してユニット建物の強度を向上
させることが出来る。
ば、前記上ブラケットには、吊り下げ用アイボルトが着
脱可能に配設されるので、従来のように別途吊り下げ用
アイボルトを配設するための金具を用意する必要がな
い。
く、運搬、配設時にも十分な強度を確保することが出
来、寸法誤差の少ないユニット建物の接合構造を提供で
きる、という実用上有益な効果を発揮する。
を示し、全体の構成を表わすユニット建物の正面図であ
る。
図1中A部の拡大斜視図である。
各ブラケットを表わす斜視図である。
要部の拡大斜視図である。
各ブラケットを表わす斜視図である。
要部の拡大斜視図である。
各ブラケットを表わす斜視図である。
の拡大斜視図である。
ト)
Claims (3)
- 【請求項1】 床ユニットに設けた中間ブラケットと、
床ユニット上に立設した柱の下端部に設けた下ブラケッ
トを連結して、床ユニットと柱が一体化した上階建物ユ
ニットを形成し、上階建物ユニットを下階建物ユニット
の上に設置し、下階建物ユニットの柱の上端部に設けた
上ブラケットと上階建物ユニットの前記中間ブラケット
を連結して形成することを特徴とするユニット建物。 - 【請求項2】 床ユニットに設けた中間ブラケットと、
床ユニット上に立設した柱の下端部に設けた下ブラケッ
トを連結して、床ユニットと柱が一体化した建物ユニッ
トを形成し、前記建物ユニットを水平方向に複数個隣接
して設置し、隣接する両建物ユニットの、中間ブラケッ
ト同士、下ブラケット同士、または柱の上端部に設けた
上ブラケット同士のいずれかを連結して形成することを
特徴とするユニット建物。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のユニット建物を
形成する建物ユニットであって、前記上ブラケットに
は、吊上げ用アイボルトが着脱可能に配設されることを
特徴とする建物ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06609394A JP3154889B2 (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | ユニット建物及び建物ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06609394A JP3154889B2 (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | ユニット建物及び建物ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07268965A JPH07268965A (ja) | 1995-10-17 |
JP3154889B2 true JP3154889B2 (ja) | 2001-04-09 |
Family
ID=13305917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06609394A Expired - Lifetime JP3154889B2 (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | ユニット建物及び建物ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3154889B2 (ja) |
-
1994
- 1994-04-04 JP JP06609394A patent/JP3154889B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07268965A (ja) | 1995-10-17 |
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