JP3012545B2 - 住宅ユニット - Google Patents

住宅ユニット

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JP3012545B2
JP3012545B2 JP9025296A JP2529697A JP3012545B2 JP 3012545 B2 JP3012545 B2 JP 3012545B2 JP 9025296 A JP9025296 A JP 9025296A JP 2529697 A JP2529697 A JP 2529697A JP 3012545 B2 JP3012545 B2 JP 3012545B2
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徳次 斉藤
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数個組み合わせ
ることによりユニット住宅を構成する住宅ユニットに関
する。
【0002】
【背景技術】近年、予め工場で生産された複数の住宅ユ
ニットを組み合わせて建てられるユニット住宅が、施工
期間が短いなどの利点を備えるため広く採用されるよう
になった。
【0003】このユニット住宅を構成する住宅ユニット
は、通常四隅に配置される4本の柱の上端間および下端
間をそれぞれ4本の上梁および下梁で連結して直方体状
の骨組みを構成し、この骨組みに壁材、天井材、床材等
を工場で取付けることで製造されていた。また、この住
宅ユニットは、トラックで工場から建設現場まで輸送さ
れて現場の基礎上にクレーン等で載置され、これにより
ユニット住宅が施工されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、住宅ユニッ
トはトラックで輸送されるため、その最大寸法がトラッ
クの輸送制限寸法によって規制されていた。このため、
1つの住宅ユニットでは床面積が小さいので、ユニット
住宅では通常2〜3個の住宅ユニットで居間や和室等の
各部屋を構成していた。
【0005】しかしながら、各住宅ユニットは4本の柱
を備えているため、例えば図8に示すように2方向に並
設された4個の住宅ユニット81で1つの部屋82を構
成すると、部屋82の真ん中に柱83が露出してしま
い、結局ユニット住宅内部に住宅ユニット4個分以上の
大空間の部屋を構成することができなかった。このた
め、ユニット住宅の間取り設計の自由度が減少し、近年
の需要者の要望、特に大空間の居間等を設けたいという
要望に応じることができないという問題があった。
【0006】本発明の目的は、ユニット住宅の内部に大
きな空間を設けることができ、間取り設計の自由度を大
きくできる住宅ユニットを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る住宅ユニッ
トは、図面を参照して説明すると、ユニット住宅を構成
する住宅ユニット1において、少なくとも1本の柱を
梁4Aに沿って取付けられる補強フレーム20が前記
を取付けた状態のまま取付可能な位置に、ユニット1の
隅部からずらして配置しかつユニット1から着脱可能な
仮柱3Aとしたことを特徴とするものである。
【0008】前記着脱可能な柱(仮柱3A)は、住宅ユ
ニット1の梁4Dに対して梁勝ち状態で着脱可能に取り
付けられていることが好ましい。
【0009】このような本発明では、工場において着脱
可能な仮柱を有する住宅ユニットを生産し、建設現場に
おいて各住宅ユニットを並設した後、各住宅ユニットの
仮柱を取外すことで、ユニット住宅の内部に大きな空間
が生じ、自由な間取り設計を行える。また、着脱可能な
柱がユニットの隅部からずれて配置されているので、例
えば、柱を取り外した部分を補強する補強フレームを上
梁に沿って取り付ける際に、前記柱を取り付けたままで
補強フレームを取り付けることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1には、本実施形態の住宅ユニ
ット1の骨組み2が示されている。骨組み2は、四隅に
配置される仮柱3A,柱3B〜3Dと、これらの柱3A
〜3Dの上端部間および下端部間をそれぞれ相互に連結
する上梁4A〜4Dおよび下梁5A〜5Dとから直方体
状に構成されている。仮柱3Aは、他の柱3B〜3Dよ
りも短い寸法とされている。
【0011】この仮柱3Aと上梁4A,4Dとの結合構
造を図2に示す。仮柱3Aの上端には柱側プレート8が
溶接で取付けられ、チャンネル材からなる上梁4A,4
Dの結合端部の下面には梁側プレート9が溶接で取付け
られる。これらのプレート8,9には孔10,11が形
成され、梁側プレート9を柱側プレート8の上に載せた
後、ボルト12を孔10,11に挿入し、仮柱3Aの内
部に突出したボルト12の先端に仮柱3Aに設けた開口
部13から挿入したナット14を螺合することにより、
仮柱3Aは上梁4A,4Dに着脱可能に結合される。ま
た、仮柱3Aおよび下梁5A,5Dも同様な結合構造に
より着脱可能に結合される。従って、仮柱3Aと上梁4
A,4Bおよび下梁5A,5Bとの結合は梁勝ち結合と
なる。
【0012】以上のような構造を有する住宅ユニット1
の骨組み2は工場で組み立てられ、さらにこれらの骨組
み2に外壁材、床材、天井材、その他必要な設備、造作
材が工場で取付けられる。このようにして工場で生産さ
れた住宅ユニット1はトラックで建設現場に輸送され、
クレーン等で基礎上に配置される。この際、図3に示す
ように、各住宅ユニット1をその仮柱3Aが互いに隣接
するように並設する。
【0013】以上の作業後、建設現場において、水平方
向に隣り合って並設された各住宅ユニット1の対向する
上梁4D同士および下梁5D同士を適宜なブラケットや
ボルト、ナット等を用いて結合する。これにより、住宅
ユニット1同士の連結が行われる。
【0014】この後、ボルト12、ナット14を緩めて
仮柱3Aと上梁4A,4Dとの結合を解除し、さらに仮
柱3Aと下梁5A,5Dとの結合も解除し、図4に示す
ように各住宅ユニット1の仮柱3Aを骨組み2から取外
す。
【0015】その後、図5に示すように、補強フレーム
20を並設された2つの住宅ユニット1の柱3B間に架
設する。補強フレーム20は、上梁4Aと平行に配置さ
れる補強梁21と、この補強梁21および上梁4Aとの
間に三角形を連続的に構成するように順番に斜めに挿入
される4本の斜材22とを工場で接合して構成される。
この補強フレーム20は、建設現場において斜材22の
上端部を上梁4Aに高力ボルトや溶接などで接合し、補
強梁21の両端部を柱3Bに高力ボルトや溶接などで接
合することで住宅ユニット1に取付けられる。この住宅
ユニット1に取付けられた補強フレーム20は、上梁4
Aを含んでラチス梁を構成することになる。
【0016】次に、2つの住宅ユニット1の長手方向に
それぞれ他の住宅ユニット1を並設し、これらの住宅ユ
ニット1の仮柱3Aを取り外して補強フレーム20を取
付けると、図6に示すように、4つの住宅ユニット1に
より大きな空間の部屋25が形成される。
【0017】以上の本実施形態によれば、住宅ユニット
1を連結した後、各住宅ユニットの仮柱3Aを取り外す
ことができるので、図6で明らかな通り、仮柱3Aが存
在していた箇所に大きな空間を設けることができ、4個
の住宅ユニット1からなる大空間の部屋25を形成でき
る。よって、ユニット住宅の間取り設計の自由度が向上
され、需要者の多様な要求、特に従来のユニット住宅で
はできなかった大空間の居間等を設けたいといった要求
に応じることができる。
【0018】また、住宅ユニット1には補強フレーム2
0が取付けられるので、仮柱3Aの取り外しによる剛
性、耐力の低下を防止できる。このため、他の柱3B〜
3Dや梁4A〜4D,5A〜5D等を特別補強する必要
がなく、通常の住宅ユニットとの部材の共通化が図れ、
量産効果によってコストを低下できる。さらに、補強フ
レーム20は2つの住宅ユニット1間に架設されるた
め、1つの住宅ユニット1に別々の補強フレームを取付
ける場合に比べて取付作業が容易となり、かつ各住宅ユ
ニット1の結合をより強固にできる。しかも、補強フレ
ーム20は、上梁4Aだけでなく、上梁4Aが連結され
ている柱3Bにも連結されており、その上、上梁4Aを
含んでラチス梁を構成するので、仮柱3Aが取外された
住宅ユニット1に十分な剛性、耐力を付与することがで
きる。
【0019】また、補強フレーム20を取り付ける前
に、各住宅ユニット1の上梁4D同士を連結しているの
で、各梁4Dの高さレベルや位置等を揃えることがで
き、補強フレーム20を確実にかつ容易に取り付けるこ
とができる。
【0020】さらに、各住宅ユニット1は、工場で生産
されてから建設現場に設置されるまでは、仮柱3Aを含
んだ骨組み2を備えているので、通常の住宅ユニットと
同様に工場で予め外壁材等の必要な設備、造作材を取付
けることができ、建設現場でこれらの設備、造作材を取
付ける必要がないため、工業化率の向上、建設現場作業
割合の低下を達成でき、ユニット住宅の目的であるコス
トの低減、建設現場作業期間の短縮を達成できる。さら
に、輸送時には仮柱3Aは取付けられているので、仮設
の柱等を用いることなく通常の住宅ユニットと同様に輸
送することができる。
【0021】また、仮柱3Aと上梁4A,4Dおよび下
梁5A,5Dとの結合は、前述した通り、梁勝ちで行わ
れているため、上梁4Dおよび下梁5D同士を連結した
後は、上梁4A,4Dおよび下梁5A,5Dに外壁材等
が取付けられた状態のまま仮柱3Aを容易に取外すこと
ができる。
【0022】なお、本発明は前述の実施形態に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良等は本発明に含まれるものである。例えば、前
記実施形態では、仮柱3Aを取外した後に補強フレーム
20を取付けていたが、図7に示すように、仮柱3Aを
梁4D,5Dに沿ってずらして取付けておき、仮柱3A
を取付けた状態のまま補強フレーム20を取付け、その
後仮柱3Aを取り外すようにしてもよい。
【0023】また、補強フレーム20は前述のように住
宅ユニット1の短辺方向に沿って設けられるものに限ら
ず、住宅ユニット1が長辺方向に並設される場合には長
辺方向に沿って設けてもよい。さらに、補強フレーム2
0は前記実施形態の構造に限定されず、任意な構造のも
のが利用できる。但し、前記実施形態の補強フレーム2
0によれば、上梁4Aを含んでラチス梁を構成できると
いう利点がある。
【0024】また、前記実施形態では4つの住宅ユニッ
ト1を2方向に並設した際に、中央部に配置される仮柱
3Aを取外すものとしたが、6個以上の住宅ユニット1
で1つの空間を形成する場合には部屋内の2か所に露出
する仮柱3Aを取外せばよい。
【0025】さらに、本発明は、大空間を形成する場合
に限らず、例えば、柱位置に規制されない自由な間取り
設計を行う場合などにも利用することができる。
【0026】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の住宅ユ
ニットによれば、建設現場でのユニット設置後に仮柱を
取り外すことができるため、ユニット住宅の内部に大き
な空間を設けることができ、これにより間取り設計の自
由度を大きくできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の住宅ユニットの骨組みを
示す斜視図である。
【図2】前記実施形態における仮柱と梁との結合構造を
示す分解斜視図である。
【図3】前記実施形態の住宅ユニットの並設状態を示す
斜視図である。
【図4】前記実施形態における仮柱の取り外し状態を示
す斜視図である。
【図5】前記実施形態における補強フレームの取付け状
態を示す斜視図である。
【図6】前記実施形態における仮柱が取り外された住宅
ユニットを示す平面図である。
【図7】本発明の変形例を示す平面図である。
【図8】本発明の従来例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 住宅ユニット 2 骨組み 3A 仮柱 3B〜3D 柱 4A〜4D 上梁 5A〜5D 下梁 20 補強フレーム

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニット住宅を構成する住宅ユニットに
    おいて、少なくとも1本の柱を、梁に沿って取付けられ
    る補強フレームが前記柱を取付けた状態のまま取付可能
    な位置に、ユニットの隅部からずらして配置しかつユニ
    ットから着脱可能としたことを特徴とする住宅ユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の住宅ユニットにおい
    て、前記着脱可能な柱は、住宅ユニットの梁に対して梁
    勝ち状態で着脱可能に取り付けられていることを特徴と
    する住宅ユニット。
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