JP3204683B2 - 柱無し建物ユニット及びユニット建物 - Google Patents

柱無し建物ユニット及びユニット建物

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JP3204683B2
JP3204683B2 JP13293291A JP13293291A JP3204683B2 JP 3204683 B2 JP3204683 B2 JP 3204683B2 JP 13293291 A JP13293291 A JP 13293291A JP 13293291 A JP13293291 A JP 13293291A JP 3204683 B2 JP3204683 B2 JP 3204683B2
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pillar
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幸光 長
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は柱無し建物ユニット及び
ユニット建物に関する。
【0002】
【従来の技術】ユニット建物は、特公昭62-13456号公報
に記載の如く、工場で製造した建物ユニットを建築現場
に輸送し、複数個の建物ユニットを左右上下に隣接設置
することにて構築されている。そして、各建物ユニット
は、構造材としての柱と床梁と天井梁とを箱形に接合し
た骨組構造体にて構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来の建
物ユニットは、箱形骨組構造体の4つのコーナー部のそ
れぞれに必ず柱を設けており、下記(a)、(b)の不
都合がある。
【0004】(a)建物のコーナー部に配置した建物ユ
ニットのコーナー部にコーナー窓を設けるとき、窓中央
に柱が存在せざるを得ず、コーナー窓の開放性を阻害す
る。
【0005】(b)建物の内部で、隣接する建物ユニッ
トの交差角部には必ず柱が存在し、広く連続する部屋空
間の形成に困難がある。
【0006】本発明は、ユニット建物において、建物の
一部に柱を入れないプランを実現可能とすることを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、柱、床梁、天井梁を箱形に接合した直方体の骨組構
造体からなる建物ユニットにおいて、該骨組構造体の少
なくとも1つのコーナー部にて、柱の少なくとも中間部
を除去し、この柱の少なくとも中間部を除去したコーナ
ー部の床梁同士、天井梁同士は部材を介して接合され、
柱が存在するコーナー部の床梁同士、天井梁同士は柱を
介して接合されているものである。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記骨組構造体における、柱
の少なくとも中間部を除去したコーナー部に交差する側
面部に、床梁と天井梁とに架け渡される補強材を設けた
ものである。
【0009】請求項3に記載の本発明は、複数の建物ユ
ニットを接合して構成されるユニット建物において、請
求項1又は2に記載の柱無し建物ユニットの柱の少なく
とも中間部を除去したコーナー部にコーナー窓を設け、
この柱無し建物ユニットの柱の少なくとも中間部を除去
したコーナー部を建物のコーナー部に配置したものであ
る。
【0010】請求項4に記載の本発明は、複数の建物ユ
ニットを接合して構成されるユニット建物において、請
求項1又は2に記載の柱無し建物ユニットの柱の少なく
とも中間部を除去したコーナー部を建物の内部に配置し
たものである。
【0011】
【作用】本発明によれば、下記(a)〜(c)の作用が
ある。
【0012】(a)柱無し建物ユニットは、柱の少なく
とも中間部を除去したコーナー部の床梁同士、天井梁同
士が部材を介して接合されているので、箱形骨組構造体
の剛性と耐力を確保でき、建築現場への搬送、構築に支
障がなく、また、構築されたユニット建物の強度に問題
がない。また、柱が存在するコーナー部の床梁同士、天
井梁同士は柱を介して接合されているので、部材のコー
ナー部と柱を介して接合されている柱・梁のコーナー部
とが混在しても、これらコーナー部の接合構造は共通化
される。従って、・生産工場で、柱の有る部分と柱の無
い部分を同様に扱え、四隅に柱が有る標準建物ユニット
の組立設備で柱無しの建物ユニットの箱形骨組構造体を
組立できる。・柱、床梁、天井梁の構造部材を、標準建
物ユニットの前記構造部材と共通化が図れる。
【0013】(b)建物のコーナー部に柱無し建物ユニ
ットの柱の少なくとも中間部を除去したコーナー部を配
置し、このコーナー部にコーナー窓を設けるとき、窓中
央に柱が存在することがなく、結果として開口率を増
し、コーナー窓の開放性を向上し得る。また、建物の内
部で隣接する建物ユニットの交差角部に柱無し建物ユニ
ットの柱の少なくとも中間部を除去したコーナー部を配
置することにより、隣接する建物ユニットの交差部に柱
の存在がなく、広く連続する部屋空間を形成できる。
【0014】(c)柱無し建物ユニットの柱の少なくと
も中間部を除去したコーナー部に交差する側面部に、床
梁と天井梁とに架け渡される補強材を設けることによ
り、さらに柱無し建物ユニットの剛性と耐力を確保でき
る。
【0015】
【実施例】図1は本発明の第1実施例に係る柱無し建物
ユニットを示す模式図、図2はコーナー出窓を有する建
物への適用例を示す模式図、図3は本発明の第2実施例
に係る柱無し建物ユニットを示す模式図である。
【0016】(第1実施例) 柱無し建物ユニット10は、図1に示す如く、構造材と
しての柱11、床梁12、及び天井梁13を箱形に接合
した骨組構造体において、該骨組構造体の1つのコーナ
ー部で、柱11の下部を除去したものである。柱11の
下部を除去した個所の、床梁12同士は部材17を介し
て接合した。柱11が存在する他の3つのコーナー部で
は、床梁12同士を柱11を介して接合し、下部を除去
した柱11を含む全ての天井梁13も同様に柱11を介
して接合した。
【0017】尚、柱無し建物ユニット10は、柱11の
下部を除去したコーナー部に交差する2つの側面部のそ
れぞれに、床梁12と天井梁13とに架け渡される補強
フレーム14を設けた。補強フレーム14は、2本の縦
材14Aと両縦材14A間に架け渡される複数の横材1
4Bとから構成される。
【0018】然るに、図2のユニット建物15は、柱を
全く除去していない複数個の標準建物ユニットと、1個
の柱無し建物ユニット10とを接合して構成したもので
ある。
【0019】そして、ユニット建物15にあっては、柱
無し建物ユニット10の柱を除去した個所のコーナー部
にコーナー出窓16を設け、この柱無し建物ユニット1
0のコーナー部をユニット建物15のコーナー部に配置
したものである。
【0020】次に、上記第1実施例の作用について説明
する。
【0021】(a)ユニット建物15のコーナー部に柱
無し建物ユニット10の柱を除去した個所のコーナー部
を配置し、このコーナー部にコーナー出窓16を設ける
とき、窓中央に柱11が存在することがなく、結果とし
て開口率を増し、コーナー出窓16の開放性を向上し得
る。
【0022】(b)柱無し建物ユニット10は、柱11
の下部を除去したコーナー部の床梁12同士が部材17
を介して接合され、天井梁同士は除去された柱の残存部
分を介して接合されているので、箱形骨組構造体の剛性
と耐力を確保でき、建築現場への搬送、構築に支障がな
く、また、構築されたユニット建物15の強度に問題は
ない。また、柱11が存在するコーナー部の床梁12同
士、天井梁13同士は柱11を介して接合されているの
で、部材17のコーナー部と柱11を介して接合されて
いる柱・梁のコーナー部とが混在しても、これらコーナ
ー部の接合構造は共通化される。従って、 ・生産工場で、柱11の有る部分と柱11の無い部分を
同様に扱え、四隅に柱11が有る標準建物ユニットの組
立設備で柱無しの建物ユニット10の箱形骨組構造体を
組立できる。 ・柱11、床梁12、天井梁13の構造部材を、標準建
物ユニットの前記構造部材と共通化が図れる。 (c)柱無し建物ユニット10の柱11を除去したコー
ナー部に交差する側面部に、床梁12と天井梁13とに
架け渡される補強フレーム14を設けることにより、さ
らに柱無し建物ユニット10の剛性と耐力を確保でき
る。
【0023】(第2実施例) 図3のユニット建物20は、柱を全く除去していない複
数個の標準建物ユニット21と、4個の柱無し建物ユニ
ット22とを接合して構成したものである。
【0024】柱無し建物ユニット22は、柱23、床梁
24、及び天井梁25を箱形に接合した骨組構造体にお
いて、該骨組構造体の1つのコーナー部に、柱11の全
部を除去し、その部分の床梁24同士は部材28を介し
て接合し、天井梁22同士は部材29を介して接合した
ものである。
【0025】尚、柱無し建物ユニット22は、柱23を
除去したコーナー部に交差する1つの側面部に、床梁2
4と天井梁25とに架け渡される補強フレーム26を設
けた。また、柱無し建物ユニット22の柱23が存在す
る3つのコーナー部では、床梁24同士、天井梁25同
士を柱23を介して接合した。
【0026】然るに、ユニット建物20は、隣接する4
個の建物ユニットの交差角部に、4個の各柱無し建物ユ
ニット22のコーナー部を配置したものである。尚、4
個の柱無し建物ユニット22のうち、1個のユニット2
2は障子27に囲まれる和室22Aを構成し、他の3個
のユニット22は互いに連続するリビングルーム22B
を構成する。尚、柱無し建物ユニット22において障子
27の裏側に位置することとなる補強フレーム26は、
補強壁内に納められる。
【0027】上記第2実施例によれば、ユニット建物2
0の内部で隣接する建物ユニットの交差角部に柱無し建
物ユニット22のコーナー部を配置することにより、隣
接する建物ユニットの交差部に柱23の存在がなく、和
室22A及びリビングルーム22Bの広く連続する部屋
空間を形成できる。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ユニット
建物において、建物の一部に柱を入れないプランを実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1実施例に係る柱無し建物ユ
ニットを示す模式図である。
【図2】図2はコーナー出窓を有する建物への適用例を
示す模式図である。
【図3】図3は本発明の第2実施例に係る柱無し建物ユ
ニットを示す模式図である。
【符号の説明】
10、22 柱無し建物ユニット 11、23 柱 12、24 床梁 13、25 天井梁 14、26 補強フレーム(補強材) 15、20 ユニット建物 16 コーナー出窓 17、28、29 部材

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱、床梁、天井梁を箱形に接合した直方
    体の骨組構造体からなる建物ユニットにおいて、該骨組
    構造体の少なくとも1つのコーナー部にて、柱の少なく
    とも中間部を除去し、この柱の少なくとも中間部を除去
    したコーナー部の床梁同士、天井梁同士は部材を介して
    接合され、柱が存在するコーナー部の床梁同士、天井梁
    同士は柱を介して接合されていることを特徴とする柱無
    し建物ユニット。
  2. 【請求項2】 前記骨組構造体における、柱の少なくと
    も中間部を除去したコーナー部に交差する側面部に、床
    梁と天井梁とに架け渡される補強材を設けた請求項1記
    載の柱無し建物ユニット。
  3. 【請求項3】 複数の建物ユニットを接合して構成され
    るユニット建物において、請求項1又は2に記載の柱無
    し建物ユニットの柱の少なくとも中間部を除去したコー
    ナー部にコーナー窓を設け、この柱無し建物ユニットの
    の少なくとも中間部を除去したコーナー部を建物のコ
    ーナー部に配置したことを特徴とするユニット建物。
  4. 【請求項4】 複数の建物ユニットを接合して構成され
    るユニット建物において、請求項1又は2に記載の柱無
    し建物ユニットの柱の少なくとも中間部を除去したコー
    ナー部を建物の内部に配置したことを特徴とするユニッ
    ト建物。
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