JP2978445B2 - ユニット住宅 - Google Patents
ユニット住宅Info
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Description
り、特に中間柱を備える中間柱型住宅ユニットを用いた
ユニット住宅に関する。
ニットを組み合わせて建てられるユニット住宅が、施工
期間が短いなどの利点を備えるため広く採用されるよう
になった。
は、通常四隅に配置される4本の柱の上端間および下端
間をそれぞれ4本の上梁、下梁で連結して直方体状の骨
組みを構成し、この骨組みに壁材、天井材、床材等を工
場で取付けることで製造されていた。また、この住宅ユ
ニットはトラック等で工場から建設現場まで輸送され、
建設現場で組み合わされてユニット住宅を構成してい
た。
な住宅ユニットは、図7に示すように、短辺方向には長
辺寸法が互いに等しい住宅ユニット70同士が並設さ
れ、長辺方向には短辺寸法が互いに等しい住宅ユニット
70同士が並設され、よって各住宅ユニット70の四隅
に配置された各柱71は互いに隣接して配置される。
は柱71が配置され、居間や和室等の部屋の間取りは柱
71の位置で制約されて設計プランの自由度が低いとい
う問題があった。例えば、隣接する6つの住宅ユニット
70に跨がる大きな部屋72を造ろうとしても、部屋7
2の内部に柱71が露出してしまって部屋72としての
使用に不便であり、結局このような間取り設計を行うこ
とはできなかった。このため、ユニット住宅の間取り設
計の自由度が減少し、近年の需要者の多種多様な要望に
応じることができないという問題があった。
きくできるユニット住宅を提供することにある。
は、図面を参照して説明すると、4本の柱3A〜3Dお
よび各4本の上梁4A〜4D、下梁5A〜5Dで構成さ
れる骨組み2を有し、かつ前記4本の柱の内の少なくと
も1本の柱3Aは、その上端部および下端部が前記上梁
4Aおよび下梁5Aの各端部間の中間部分に接合されて
中間柱とされ、この中間柱が接合された上梁4Aおよび
下梁5Aの両端のうちの少なくとも一方の端部間には柱
が設けられていない複数の中間柱型住宅ユニット1を、
前記柱が設けられていない隅部同士を隣接させて配置し
たことを特徴とする。
なくとも1本の柱は上梁、下梁の端部ではなくその中間
部分に取付けられる。このため、住宅ユニットの少なく
とも1つの隅部には柱が設けられず、よって住宅ユニッ
トを並設した際に他の住宅ユニットとの接合面から柱を
無くすことが可能となり、隣接する住宅ユニットに跨が
る部屋を形成しても柱が部屋内に露出することがない。
よって、複数の住宅ユニットに跨がる間取りを自由に設
計することが可能となり、間取り設計の自由度が向上さ
れて需要者の多種多様な要求にも応じられる。
て隣接する2つの隅部に柱が設けられていない複数の中
間柱型住宅ユニットを、柱が設けられていない隅部間に
配置された梁同士を隣接させて配置したものでもよい。
また、ユニット住宅は、2本の柱が中間柱とされて隣接
する2つの隅部に柱が設けられていない複数の中間柱型
住宅ユニットを、柱が設けられていない隅部同士および
前記中間柱同士を隣接させて配置したものでもよい。
て4つの隅部に柱が設けられていない複数の中間柱型住
宅ユニットを隣接させて配置したものでもよい。また、
ユニット住宅は、2本の柱が中間柱とされて隣接する2
つの隅部に柱が設けられていない中間柱型住宅ユニット
と、4本の柱が中間柱とされて4つの隅部に柱が設けら
れていない中間柱型住宅ユニットとを、柱が設けられて
いない隅部同士を隣接させて配置したものでもよい。
て1つの隅部に柱が設けられていない複数の中間柱型住
宅ユニットを、柱が設けられていない隅部同士を隣接さ
せて配置したものでもよい。また、ユニット住宅は、2
本の柱が中間柱とされて隣接する2つの隅部に柱が設け
られていない中間柱型住宅ユニットと、1本の柱が中間
柱とされて1つの隅部に柱が設けられていない中間柱型
住宅ユニットとを、柱が設けられていない隅部同士を隣
接させて配置したものでもよい。
み合わせることで、ユニット住宅において様々な間取り
を実現することができる。
基づいて説明する。図1には、本発明の第1実施形態に
係る中間柱型住宅ユニット1の骨組み2が示されてい
る。骨組み2は、2本の中間柱3A,3Bおよび柱3
C,3Dと、各4本の上梁4A〜4Dおよび下梁5A〜
5Dとから略直方体状に構成されている。中間柱3A,
3Bは、長辺側の上梁4A,4Cおよび下梁5A,5C
の両端間の略中央部分に取付けられている。従って、住
宅ユニット1の短辺側の上梁4B、下梁5Bと長辺側の
上梁4A,4C、下梁5A,5Cとが接合される2つの
隅部には柱が設けられず開放されている。
の骨組み2は工場で組み立てられ、さらにこれらの骨組
み2に図2にも示すように、壁材7、天井材8、床材
9、その他必要な設備、造作材が工場で取付けられる。
この際、間取り設計に応じて中間柱3A,3B間には適
宜間仕切パネル10が取付けられる。
ット1はトラックで建設現場に輸送され、クレーン等で
基礎上に配置される。この際、図2および図3に示すよ
うに、長辺方向に並設される2つの住宅ユニット1が柱
の無い隅部同士が隣接して接合されるように配置する。
合って並設された各住宅ユニット1の上梁4A〜4Dお
よび下梁5A〜5D同士を適宜なブラケットやボルト、
ナット等を用いて結合する。これにより、住宅ユニット
1同士の連結が行われ、各住宅ユニット1に跨がって柱
3A〜3Dが露出しない部屋11が形成される。
が上梁4A,4Cおよび下梁5A,5Cの中間部分に配
置された中間柱3A,3Bとして形成されているので、
並設された複数の住宅ユニット1に跨がりかつ柱3A〜
3Dが露出しない部屋11を形成することができ、よっ
て住宅ユニット1を用いたユニット住宅の間取り設計の
自由度を向上できて需要者の多様な要望に応じることが
できる。特に、中間柱3A,3Bの位置は、その取付位
置を変更するだけで容易に変えることができ、間取り設
計の自由度をより一層向上することができる。
4A,4C、下梁5A,5Cは、1本の連続した梁で構
成されて柱3C,3Dにも連結されているので、柱3
A,3Bの取付位置を梁4A,4C,5A,5Cの中間
部分にずらしても強度低下を防止でき、補強部材を取り
付けたり、剛性の高い特別な梁を用いる必要もなく、コ
ストの上昇も防止することができる。
住宅ユニットに比べて柱3A,3Bの取付位置を変える
だけで構成できるので、従来の住宅ユニットと同様の作
業で生産できて生産性が低下することがない。さらに、
通常のユニットと同様に工場で壁材7、天井材8、床材
9等の必要な設備、造作材を取付けることができ、建設
現場でこれらの設備、造作材を取付ける必要がないた
め、工業化率の向上、建設現場作業割合の低減、建設現
場作業期間の短縮を達成できる。
ている。本実施形態の中間柱型住宅ユニット1Aは、4
本の柱3A〜3D全てが中間柱とされたものである。こ
の住宅ユニット1Aおよび前記実施形態の住宅ユニット
1を用いれば、住宅ユニット1,1Aを長辺方向に3列
に並設した場合でも、各住宅ユニット1,1Aに跨がる
部屋41,42を形成でき、ユニット住宅の間取り設計
の自由度をより向上させることができる。このような本
実施形態においても、前記第1実施形態と同様の作用効
果が得られる。
ている。本実施形態の中間柱型住宅ユニット1Bは、柱
3Aあるいは3Bの何れか1本のみを中間柱とし、他の
3本の柱3A〜3Dは隅部に配置したものである。この
住宅ユニット1Bおよび前記第1実施形態の住宅ユニッ
ト1を用いれば、前記実施形態と同様に複数の住宅ユニ
ット1,1Bに跨がる部屋51を形成することができ
る。
れるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での
変形、改良等は本発明に含まれるものである。例えば、
前記各実施形態では4本の柱3A〜3Dの内の1本、2
本あるいは4本の柱を梁の中間部分に取付けていたが、
3本の柱を梁の中間部に設けてもよく、中間柱とする本
数は間取り設計に応じて適宜設定すればよい。また、前
記各実施形態では中間柱3A〜3Dは長辺側の上梁4
A,4C、下梁5A,5Cの中間部分に取付けていた
が、短辺側の上梁4B,4D、下梁5B,5Dの中間部
分に取付けてもよい。
Bは、前記各実施形態のように各種間取りの部屋11,
41,42,51を形成するだけでなく、バルコニーや
廊下を形成するために用いてもよい。例えば、住宅ユニ
ット1を用いてバルコニー61を形成するには、図6に
示すように、住宅ユニット1を短辺方向に並設するとと
もに、下梁5Bに手すりパネル62や手すりを適宜取付
け、中間柱3A,3C間に壁パネルやサッシを取付けれ
ばよい。要するに、本発明の中間柱型住宅ユニットはユ
ニット住宅の様々な部分のユニットとして利用すること
ができる。
れば、住宅ユニットの柱位置が変更されるため、柱位置
によって制約されていた間取り設計の自由度が向上さ
れ、多種多様な間取りを実現することができるという効
果がある。
ニットの骨組みを示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
部屋を示す平面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 4本の柱および各4本の上梁、下梁で構
成される骨組みを有し、かつ前記4本の柱の内の少なく
とも1本の柱は、その上端部および下端部が前記上梁お
よび下梁の各端部間の中間部分に接合されて中間柱とさ
れ、この中間柱が接合された上梁および下梁の両端のう
ちの少なくとも一方の端部間には柱が設けられていない
複数の中間柱型住宅ユニットを、前記柱が設けられてい
ない隅部同士を隣接させて配置したことを特徴とするユ
ニット住宅。 - 【請求項2】 請求項1に記載のユニット住宅におい
て、2本の柱が中間柱とされて隣接する2つの隅部に柱
が設けられていない複数の中間柱型住宅ユニットを、柱
が設けられていない隅部間に配置された梁同士を隣接さ
せて配置したことを特徴とするユニット住宅。 - 【請求項3】 請求項1に記載のユニット住宅におい
て、2本の柱が中間柱とされて隣接する2つの隅部に柱
が設けられていない複数の中間柱型住宅ユニットを、柱
が設けられていない隅部同士および前記中間柱同士を隣
接させて配置したことを特徴とするユニット住宅。 - 【請求項4】 請求項1に記載のユニット住宅におい
て、4本の柱が中間柱とされて4つの隅部に柱が設けら
れていない複数の中間柱型住宅ユニットを隣接させて配
置したことを特徴とするユニット住宅。 - 【請求項5】 請求項1に記載のユニット住宅におい
て、2本の柱が中間柱とされて隣接する2つの隅部に柱
が設けられていない中間柱型住宅ユニットと、4本の柱
が中間柱とされて4つの隅部に柱が設けられていない中
間柱型住宅ユニットとを、柱が設けられていない隅部同
士を隣接させて配置したことを特徴とするユニット住
宅。 - 【請求項6】 請求項1に記載のユニット住宅におい
て、1本の柱が中間柱とされて1つの隅部に柱が設けら
れていない複数の中間柱型住宅ユニットを、柱が設けら
れていない隅部同士を隣接させて配置したことを特徴と
するユニット住宅。 - 【請求項7】 請求項1に記載のユニット住宅におい
て、2本の柱が中間柱とされて隣接する2つの隅部に柱
が設けられていない中間柱型住宅ユニットと、1本の柱
が中間柱とされて1つの隅部に柱が設けられていない中
間柱型住宅ユニットとを、柱が設けられていない隅部同
士を隣接させて配置したことを特徴とするユニット住
宅。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9025292A JP2978445B2 (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | ユニット住宅 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9025292A JP2978445B2 (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | ユニット住宅 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2274182A Division JPH0816351B2 (ja) | 1990-10-12 | 1990-10-12 | 中間柱型住宅ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09177177A JPH09177177A (ja) | 1997-07-08 |
JP2978445B2 true JP2978445B2 (ja) | 1999-11-15 |
Family
ID=12161951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9025292A Expired - Lifetime JP2978445B2 (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | ユニット住宅 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2978445B2 (ja) |
-
1997
- 1997-02-07 JP JP9025292A patent/JP2978445B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09177177A (ja) | 1997-07-08 |
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