JP2607583B2 - ユニット建物 - Google Patents

ユニット建物

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JP2607583B2
JP2607583B2 JP63016387A JP1638788A JP2607583B2 JP 2607583 B2 JP2607583 B2 JP 2607583B2 JP 63016387 A JP63016387 A JP 63016387A JP 1638788 A JP1638788 A JP 1638788A JP 2607583 B2 JP2607583 B2 JP 2607583B2
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unit
ceiling
building unit
building
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英彦 森山
直樹 島田
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数の建物ユニットを組み合わせてなるユ
ニット建物に関する。
〔従来の技術〕
一般に建物ユニットとしては、特公昭58−37462号公
報等に記載されているようなものが知られている。
この建物ユニットは、四隅に柱が配設されると共に、
柱間に天井梁及び床梁が配設された鉄骨構造体から構成
されていた。この建物ユニットを上下に積み重ねた場合
には、下階の建物ユニットの柱上に上側の建物ユニット
の柱が重なり、下側の建物ユニットは、四隅の柱で上側
の建物ユニットの荷重を支持していた。
また、複数の建物ユニットを締結して建物を組み立て
るにあたり、基本となるサイズの基本ユニットの他に、
妻側あるいは桁側の幅がその基本ユニットより狭幅であ
る補助ユニットを用い、前記基本ユニットの上に補助ユ
ニットを積み重ねる場合には、補助ユニットの四隅の柱
のうち二本は、下の基本ユニットの柱上に配置され、他
の二本は天井梁の中程位置に配置されることになる。そ
こで従来は、第8図に示すように補助ユニット1が上に
積み重ねられる建物ユニット2に対し、地震や積雪等特
に多大な荷重が作用した場合の安全性を高めるため、補
助ユニット1の柱3と対応する位置に中柱4を立設させ
るといった補強構造が適用されていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の建物ユニットにあっ
ては、柱間に中柱を設けるといった補強構造が用いられ
ていたために、その建物ユニットの妻側の壁面中程部分
にはドアや窓等の開口を設けることが不可能になり、殆
どの場合は盲壁が設けられることになっていた。このよ
うに、補助ユニットの使用によって、逆に建物のプラニ
ング幅が規制されてしまうという問題が生じていた。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上述のような課題を解決することを目的と
してなされたもので、この目的達成のために、本発明で
は、下階建物ユニットは、隅部に配設される複数の柱と
該柱間に配設される天井梁とを有する鉄骨構造体で構成
され、上階建物ユニットは、隅部に配設される複数の柱
と該柱間に配設される梁とを有する鉄骨構造体で構成さ
れており、上階建物ユニットの隅部の柱の全てが下階建
物ユニットの柱上に重なる標準上下階部と、上階建物ユ
ニットの隅部の柱のうち少なくとも一本の柱は下階建物
ユニットの天井梁上に重なり、下階建物ユニットには上
階建物ユニットの柱が重なっていない対向する天井梁の
あるように上下階の建物ユニットを組み合わせていなる
特殊上下階部を有するユニット建物であって、特殊上下
階部において、下階建物ユニットの上階建物ユニットの
柱が重なっていない対向する天井梁間には、鉄骨の第1
の補強梁が、上階建物ユニットの柱が重なる天井梁と略
平行に架設され、この第1の補強梁と上階建物ユニット
の柱が重なる天井梁との間には鉄骨の第2の補強梁が架
設され、下階建物ユニットの上階建物ユニットの柱と重
なる天井梁の個所は、第2の補強梁と連結されており、
この部分の天井梁には柱受部が設けられているものとし
た。
〔作用〕
本発明のユニット建物では、特殊上下階部において、
下階建物ユニットの鉄骨構造体の上階建物ユニットの柱
が重なっていない対向する天井梁間には、鉄骨の第1の
補強梁が、上階建物ユニットの柱が重なる天井梁と略平
行に架設され、この第1の補強梁と上階建物ユニットの
柱が重なる天井梁との間には鉄骨の第2の補強梁が架設
され、下階建物ユニットの上階建物ユニットの柱と重な
る天井梁の個所は、第2の補強梁と連結されているため
に、妻側の天井梁あるいは桁側の天井梁の一方に上から
の荷重が加わった場合には、第1及び第2の補強梁によ
って他方の天井梁にも荷重が分散される。
従って、上からの荷重は、妻側の天井梁と桁側の天井
梁の両方で支持するので、強度が向上する。
また、建物ユニット上に積み重ねられる建物ユニット
の柱と重なる個所の天井梁には柱受部が設けられている
ので、柱と天井梁との接続が容易に行われる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図〜第7図を参照しなが
ら詳述する。
第1図は、基礎Eの上に、桁幅が異なる二通りの基本
ユニットA、Bを二段にそれぞれ四つづつ配設し、前記
基本ユニットAと外形寸法の等しい補強ユニットCを基
本ユニットAの横隣の一階に配設し、かつ、妻側の幅が
前記基本ユニットAの略半分である補助ユニットDを、
前記補強ユニットCの上に配設して組み立てられたユニ
ット建物である。上下に配設された基本ユニットA、A
及びB、Bにおいては、隅部の柱全てが重なる標準上下
階部であり、下階の補助ユニットCと上階の補助ユニッ
トDとは特殊上下階部を構成している。
これらの建物ユニットA、B、C、Dは、第2図に示
すように、鉄骨構造体10が、四隅に配設される柱11と、
この柱11、11間に配設される天井梁12及び床梁13で主に
構成され、妻側床梁13aに対して平行になるように、桁
側床梁13b、13b間には鉄骨の補強梁14が架設され、この
補強梁14によって床梁13は補強されている。更にこの鉄
骨構造体10には、桁天井梁12b、12b間に天井材取付用の
天井根太15が架設され、桁床梁13b、13b間に床材取付用
の床根太16が架設されている。
補強ユニットCは、上述の鉄骨構造に、天井梁12の補
強構造が付加されている点で基本ユニットAと異なるも
ので、第2図一点鎖線及び第3図で示すように、桁天井
梁12b、12b間には妻補強梁17が二箇所に架設され、妻天
井梁12aと妻補強梁17の間には桁補強梁18が各三個所に
架設されている。
前記妻補強梁17は、妻天井梁12aに対して狭幅の間隔
を介して平行に設けられており、また前記桁補強梁18は
妻天井梁12aと妻補強梁17の間隔に対応するよう短尺に
形成され、桁天井梁12bに対して平行に設けられてい
る。そして、三本の桁補強梁18のうちの真中に位置する
桁補強梁18は、建設状態で補助ユニットDの柱11と重な
り合う妻天井梁12aの中央位置で妻天井梁12aに連結され
ている。
更に、これら補強梁17、18は、断面ロ形の鉄骨で形成
されており、天井梁12に対する取付けは、取付プレート
19、20を介してボルト21、22とナット23、24の螺合によ
り行われている。
桁補強梁18は、第4図に示すように、その上面が天井
梁12の上面と一致するように取付プレート20の上部に取
り付けられ、妻補強梁17は、第5図に示すように、桁補
強梁18の下側に配置されるように取付プレート19の中程
部に取り付けられている。
次に、この補強ユニットCと補助ユニットDの締結構
造について説明する。
補助ユニットDは、第6図に示すように、基本ユニッ
トA側の二本の柱11、11が補強ユニットCの柱11、11に
重なると共に、外側の二本の柱11、11が補強ユニットC
の妻天井梁12aの中央部分に重なる。このように下階の
補助ユニットCには上階の補助ユニットDの柱が重なっ
ていない対向する天井梁がある。
そして、補助ユニットCと補助ユニットDとは、第6
図に示すように、柱11、11同士が重なる部分において
は、位置決め用ジョイントピン25とナット26によって締
結され、また、柱11と天井梁12が重なる部分の近傍にお
いては、締結プレート27を介してボルト28とナット29に
よって締結されている。尚、柱11と天井梁12が重なる部
分には柱受プレート30(柱受部)が介在されている。
前記締結プレート27及び柱受プレート30は、第7図に
示すように、柱11と天井梁12の連結がジョイントピース
31を介してスポット溶接あるいはアーク溶接で行われて
いることから、このジョイントピース31の肉厚を許容
し、補助ユニットDを水平に維持するためのものであ
る。
従って、本発明の補強ユニットCには、補助ユニット
Dの荷重が、基本ユニットA側の二本の柱11、11と妻天
井梁12aの中央部分から入力され、妻天井梁12aに作用し
た荷重は、一部桁補強梁18から妻補助梁17を伝わって桁
天井梁12bに分散される。即ち、補強ユニットCは補助
ユニットDを、柱11と、妻天井梁12aに加えて桁天井梁1
2bでも支持することになり、強度が向上する。
更に桁補強梁18が短尺状に形成されているので、直接
的に補助ユニットDの荷重が入力される妻天井梁12aが
補強効果を特に高めることができる。
このように、本発明の補強ユニットCは、天井梁12間
に補強梁17、18を架設した補強構造であるために、上に
補助ユニットDを積み重ねても、地震や積雪時に耐えう
るだけの強度を備えていながら、全てのユニット側面に
窓やドア等の開口部を任意に設けることができる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、
具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本
発明に含まれる。
例えば、実施例では、桁補強梁を妻天井梁と妻補強梁
の間に架設したが、妻補強梁と交差させて妻天井梁間に
設けてもよい。
また、桁側の幅が基本ユニットの半分である補助ユニ
ットと共に作用する場合には、妻天井梁間に桁補強梁を
架設し、この桁補強梁と桁天井梁の間に妻補強梁を架設
してもよい。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように本発明のユニット建物にあっ
ては、特殊上下階部において、下階建物ユニットの天井
梁間に鉄骨の補強梁を架設した補強構造であるために、
上に狭幅の上階建物ユニットを積み重ねても、地震や積
雪に耐えうるだけの強度を備えていながら、全ての建物
ユニット側面に窓やドア等の開口部を任意に設けること
ができ、プラニング幅の拡張を図ることができるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は建物ユニットと他の補助ユニットを用いた本発
明のユニット建物の斜視図、第2図は建物ユニットの鉄
骨構造体の斜視図、第3図は補強ユニットの鉄骨構造体
の平面図、第4図は第3図のIV−IV断面図、第5図は第
3図のV−V断面図、第6図は第3図のVI−VI断面図、
第7図は第3図の要部Xを示す斜視図、第8図は従来の
建物ユニットを用いたユニット建物の斜視図である。 10……鉄骨構造体 11……柱 12……天井梁 13……床梁 17……妻補強梁 18……桁補強梁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下階建物ユニットは、隅部に配設される複
    数の柱と該柱間に配設される天井梁とを有する鉄骨構造
    体で構成され、上階建物ユニットは、隅部に配設される
    複数の柱と該柱間に配設される梁とを有する鉄骨構造体
    で構成されており、上階建物ユニットの隅部の柱の全て
    が下階建物ユニットの柱上に重なる標準上下階部と、上
    階建物ユニットの隅部の柱のうち少なくとも一本の柱は
    下階建物ユニットの天井梁上に重なり、下階建物ユニッ
    トには上階建物ユニットの柱が重なっていない対向する
    天井梁のあるように上下階の建物ユニットを組み合わせ
    てなる特殊上下階部を有するユニット建物であって、特
    殊上下階部において、下階建物ユニットの上階建物の柱
    が重なっていない対向する天井梁間には、鉄骨の第1の
    補強梁が、上階建物ユニットの柱が重なる天井梁と略平
    行に架設され、この第1の補強梁と上階建物ユニットの
    柱が重なる天井梁との間には鉄骨の第2の補強梁が架設
    され、下階建物ユニットの上階建物ユニットの柱と重な
    る天井梁の個所は、第2の補強梁と連結されており、こ
    の部分の天井梁には柱受部が設けられていることを特徴
    とするユニット建物。
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