JP2860499B2 - スキップフロア式建築物 - Google Patents

スキップフロア式建築物

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、中間階の床面の高さを異ならしめたスキ
ップフロア式の建築物であって、特に柱に対して梁を優
先させた軸組構造のものに関する。
従来の技術 第10図は、スキップフロア式建築物の従来例を示して
おり、3階建部分1と2階建部分2との間に、両部分に
共通な構造用柱3を配置し、この柱3の側面へそれぞれ
の中間階の梁4及び屋根梁5の端部を接合して、全体を
1つの構造体としている。また、第11図で示すように、
中間階の梁4の端部に対応して、共通の構造用柱3を分
割して全体を完全な梁優先構造としたものも考えられ
る。
発明が解決しようとする課題 上記従来の構造において、第10図の構造においては、
前記構造用柱3が梁4に対して上下方向に貫通した柱優
先構造となっているため、梁優先の考え方が部分的に崩
れ、構造が複雑で設計時の構造計算が非常に困難となる
欠点がある。
他方、第11図のものにおいても、全体は梁優先である
が、2階部分1と3階部分2が同一の構造用柱3を共通
に持っているため、やはり、構造計算が複雑となる欠点
を有している。
更に、上記何れの場合においても、第12図のように、
両者2、3を連絡するための階段スペース6を採ると、
この部分に梁を設けることが出来ず、通りの悪い構造と
なる欠点がある。
この発明は、これら従来の欠点を解消した梁優先構造
のスキップフロア式建築物を実現することを目的とす
る。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するため、この発明では、柱に対し
各階の床梁及び屋根梁が水平方向に貫通した第1の軸組
構造体と、同じく柱に対して各階の床梁及び屋根梁が水
平方向に貫通し、かつ中間階の床梁の高さが前記第1の
軸組構造体と異なる第2の軸組構造体とを、両者間にス
キップゾーンを設けて互いに対向配置して、それらの1
階の床梁と屋根梁とを一体連結するとともに、各軸組構
造体間におけるスキップゾーン両側に、前記屋根梁から
1階の床梁までの通し柱を設けて、前記中間階の床梁端
部をその通し柱へ接合したことを特徴とする。
作用 この発明では、中間階の床梁の高さの異なる各軸組構
造体がそれぞれ梁優先形の別の構造体を構成しているの
で、各軸組構造体毎に構造計算を行えば良い。そして、
階段を両軸組構造体間のスキップゾーンへ配置すること
ができ、このために軸組構造体同士を離して配置して
も、両者間の通し柱で連結するので地震の際等に外側の
外壁が大きく揺れるといったことがない。
実施例 第1図及び第2図において、11は、各階の柱12、12…
に対して、1階の床梁13、中間階の床梁14、14及び屋根
梁15が水平方向に貫通した3階建部分の軸組構造体、16
は、同じく柱12、12に対して各床梁13、14、及び屋根梁
15が水平方向に貫通した2階建部分の軸組構造体を示し
ている。なお、1階の床梁13は、基礎梁または土台と称
するものを含む。
上記各軸組構造体11、16は、各柱12、梁13、14、15に
よって構成される独立した構造体であって、構造計算等
はそれぞれ別個に行なうことができる。そして、これら
軸組構造体11、16が、両者間にスキップゾーン17を設け
るようにして対向配置され、各1階の床梁13と屋根梁15
とが一体に連結されている。この実施例では、それら床
梁13及び屋根梁15は互いに一体形成されている。スキッ
プゾーン17には、3階建部分11の2階と2階建部分16の
2階を繋ぐ階段18、及び、その2階建部分16の2階と3
階建部分15の3階を繋ぐ階段19が設けられる。このスキ
ップゾーン17の両側に、通し柱20が、1階の床梁13か屋
根梁15まで設けられ、各軸組構造体11、16より延出した
2及び3階の床梁14の端部が、この通し柱20へ接合され
ている。この実施例において、通し柱20は、上下に2分
割され、2階部分の軸組構造体16より延出した床梁14の
下面又は上面に接合されている。
第3図及び第4図は、この考案の別の実施例を示し、
第3図では、3階建軸組構造体11の3階の柱12のうち相
手方軸組構造体16側における両側の柱12を、他の階の柱
12、12よりもスキップゾーン17両側へ移動させたもので
ある。他方、第4図では、遠し柱20を、各中間階の梁1
4、14…部分で分割し、各床梁14の上下面にその通し柱2
0、20…を接合している。
第5図〜第9図は、この発明のより具体的な構造を示
したもので、第6図及び第7図で示すように、各梁13、
14、15及び柱12は、共にH形鋼からなり、2階建部分の
2階の柱14端部の上下面に、2分割された通し柱20の上
端又は下端の接合プレート21が、ボルト22で接合されて
いる。他方、第8図及び第9図で示すように、3階建部
分11の2・3階の梁14、14は、それらの梁14と同断面
で、かつ通し柱20の側面より突出させた短尺の連結梁23
へ、接合プレート24とボルト25で連結されている。
なお、第5図において、一部の柱12には、そのウェブ
中央に上下方向の補強プレート26を溶接している。ま
た、通し柱20は、第6図及び第7図のように、その端部
のフランジを小幅に切欠するとともに、ウェブ28に溶接
した補強プレート27とそのウェブ28とによって構成され
る十字形の端部に、前記接合プレート21を溶接してい
る。
発明の効果 以上のように、この発明によれば、各軸組構造体が互
いに独立した梁優先構造となっており、それら軸組構造
体それぞれについて構造計算を行えばよく、構造計算が
簡単となる。そして、両軸組構造体を両者間にスキップ
ゾーンを設けて対向配置しているため、この部分に階段
を設けることによって、軸組構造体の梁を移動させたり
或いは梁を除かなければならないといった不都合を回避
できるという効果がある。しかも、スキップゾーンの両
側に通し柱を設けて、各軸組構造体の梁延出部端部をこ
の通し柱へ接合していることから、地震の際の揺れによ
ってスキップゾーン両側の外壁が大きく揺動して剥離す
るといった不都合を解消できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例を示す軸組構造の立面の模
式図、第2図は、同じく平面の模式図、第3図及び第4
図は、それぞれこの発明の別の実施例を示す立面の模式
図、第5図は、この発明の具体的実施例を示す軸組構造
の立面図、第6図は、通し柱端部と梁との接合部の横断
平面図、第7図は、同じく正面図、第8図は、梁端部を
通し柱の側面に接合し実施例の横断平面図、第9図は、
同じく正面図、第10図及び第11図は、従来例を示す軸組
構造の立面の模式図、第12図は、同じく平面の模式図で
ある。 (11)……第1の軸組構造体、(12)……柱、(13)
(14)……床梁、(15)……屋根梁、(16)……第2の
軸組構造体、(17)……スキップゾーン、(20)……通
し柱

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】柱に対して各階の床梁及び屋根梁が水平方
    向に貫通した第1の軸組構造体と、同じく柱に対して各
    階の床梁及び屋根梁が水平方向に貫通し、かつ中間階の
    床梁の高さが前記第1の軸組構造体と異なる第2の軸組
    構造体とを、両者間にスキップゾーンを設けて互いに対
    向配置して、それらの1階の床梁と屋根梁とを一体連結
    するとともに、各軸組構造体間におけるスキップゾーン
    両側に、前記屋根梁から1階の床梁までの通し柱を設け
    て、前記中間階の床梁端部をその通し柱へ接合したこと
    を特徴とするスキップフロア式建築物
JP11125490A 1990-04-25 1990-04-25 スキップフロア式建築物 Expired - Fee Related JP2860499B2 (ja)

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JP5290116B2 (ja) * 2009-10-14 2013-09-18 旭化成ホームズ株式会社 スキップフロア型建築物
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