JP2915860B2 - 階段構造 - Google Patents
階段構造Info
- Publication number
- JP2915860B2 JP2915860B2 JP8286521A JP28652196A JP2915860B2 JP 2915860 B2 JP2915860 B2 JP 2915860B2 JP 8286521 A JP8286521 A JP 8286521A JP 28652196 A JP28652196 A JP 28652196A JP 2915860 B2 JP2915860 B2 JP 2915860B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- landing
- floor beam
- floor
- handrail
- cross member
- Prior art date
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- Expired - Fee Related
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- Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、階段構造に関す
るものである。
るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、集合住宅等において、踊り場を建
物本体の外壁より突出させた階段の正面に一対の踊り場
支柱を立設し、これらの踊り場支柱を踊り場前面に設け
た床梁で連結した階段構造があった。この場合、階段の
側桁を踊り場支柱と床梁で支持している。
物本体の外壁より突出させた階段の正面に一対の踊り場
支柱を立設し、これらの踊り場支柱を踊り場前面に設け
た床梁で連結した階段構造があった。この場合、階段の
側桁を踊り場支柱と床梁で支持している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の階段構造では、
２階建ての場合は上記のように階段の側桁を踊り場支柱
と床梁で支持する構造で十分な強度が得られるので、床
梁より上部での耐力負担は不要である。しかしながら、
３階建て以上の場合は耐力不足となるので建物本体側か
ら連続した架構体を構成する必要があり、建物本体の架
構体とは独立した構成とすることができなかった。
２階建ての場合は上記のように階段の側桁を踊り場支柱
と床梁で支持する構造で十分な強度が得られるので、床
梁より上部での耐力負担は不要である。しかしながら、
３階建て以上の場合は耐力不足となるので建物本体側か
ら連続した架構体を構成する必要があり、建物本体の架
構体とは独立した構成とすることができなかった。
【０００４】したがって、この発明の目的は、３階建て
以上の場合でも建物本体から独立した構成とすることが
できる階段構造を提供することである。
以上の場合でも建物本体から独立した構成とすることが
できる階段構造を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の階段構造
は、踊り場を建物本体の外壁より突出させた階段の正面
に一対の踊り場支柱を立設し、これらの踊り場支柱を前
記踊り場前面に設けた床梁で連結してこの床梁の上方に
手摺を配置した階段構造であって、前記床梁上でかつ前
記手摺の下方に水平および垂直耐力を負担する構造体を
設け、この構造体が、手摺下方で一対の踊り場支柱間に
架設した横材と、この横材と床梁の中間部を連結する縦
材と、この縦材で区切られた横材と床梁間の各空間内で
それぞれ横材と床梁を連結するブレースとからなること
を特徴とする。
は、踊り場を建物本体の外壁より突出させた階段の正面
に一対の踊り場支柱を立設し、これらの踊り場支柱を前
記踊り場前面に設けた床梁で連結してこの床梁の上方に
手摺を配置した階段構造であって、前記床梁上でかつ前
記手摺の下方に水平および垂直耐力を負担する構造体を
設け、この構造体が、手摺下方で一対の踊り場支柱間に
架設した横材と、この横材と床梁の中間部を連結する縦
材と、この縦材で区切られた横材と床梁間の各空間内で
それぞれ横材と床梁を連結するブレースとからなること
を特徴とする。
【０００６】このように、床梁上でかつ手摺の下方に水
平および垂直耐力を負担する構造体を設けたので階段正
面の耐力が向上し、３階建て以上の階段も２階建てと同
様に、建物本体の架構体とは独立した構成とすることが
できる。また、構造体を、手摺下方で一対の踊り場支柱
間に架設した横材と、この横材と床梁の中間部を連結す
る縦材と、この縦材で区切られた横材と床梁間の各空間
内でそれぞれ横材と床梁を連結するブレースとからなる
簡易な構成で組み立てることができ、ひいてはその外装
仕上げも簡易な構成とすることができる。
平および垂直耐力を負担する構造体を設けたので階段正
面の耐力が向上し、３階建て以上の階段も２階建てと同
様に、建物本体の架構体とは独立した構成とすることが
できる。また、構造体を、手摺下方で一対の踊り場支柱
間に架設した横材と、この横材と床梁の中間部を連結す
る縦材と、この縦材で区切られた横材と床梁間の各空間
内でそれぞれ横材と床梁を連結するブレースとからなる
簡易な構成で組み立てることができ、ひいてはその外装
仕上げも簡易な構成とすることができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態の階段構造
を図１ないし図８に基づいて説明する。図３はこの発明
の実施の形態の階段構造の全体を示す平面図である。建
物本体１は集合住宅等であり、その空間部２に階段３が
設置されている。この階段３の踊り場４は建物本体１の
外壁１ａより突出し、Ｆ部は建物本体１の３階の玄関前
廊下になっている。また、空間部２に臨む外壁１ａのコ
ーナ部に一対の通し柱６，６が立設され、これらの通し
柱６，６に対向するように、階段３の正面に一対の踊り
場支柱５，５が立設されている。
を図１ないし図８に基づいて説明する。図３はこの発明
の実施の形態の階段構造の全体を示す平面図である。建
物本体１は集合住宅等であり、その空間部２に階段３が
設置されている。この階段３の踊り場４は建物本体１の
外壁１ａより突出し、Ｆ部は建物本体１の３階の玄関前
廊下になっている。また、空間部２に臨む外壁１ａのコ
ーナ部に一対の通し柱６，６が立設され、これらの通し
柱６，６に対向するように、階段３の正面に一対の踊り
場支柱５，５が立設されている。
【０００８】また、図１および図２に示すように、上下
の踊り場４，４はそれぞれ２階と３階の間、および１階
と２階の間に設置される。７は２階梁の天端、８は３階
梁の天端、９は屋根梁の天端を示す。また、通し柱６
は、図８等に示すように、角筒形で外壁１ａに架設され
る梁３０の端部を支持している。この場合、通し柱６の
側面にねじ穴３２が設けられ、これに螺合する六角穴付
ボルト３１により梁３０が固定される。一対の踊り場支
柱５，５は、踊り場４の前面に設けた床梁１０で連結さ
れ、この床梁１０の上方に手摺１１が配置されている。
この場合、踊り場支柱５は２本の角筒形の部材を固着し
たものである。床梁１０は、図５等に示すように、溝形
鋼で両端のウエブに固定したアングル１２により踊り場
支柱５の側面に接合してある。また、図４および図６に
示すように、階段側桁２５の端部が床梁１０の端部にア
ングル２６により固定され、階段３が建物本体１の架構
体とは独立した構造になっている。
の踊り場４，４はそれぞれ２階と３階の間、および１階
と２階の間に設置される。７は２階梁の天端、８は３階
梁の天端、９は屋根梁の天端を示す。また、通し柱６
は、図８等に示すように、角筒形で外壁１ａに架設され
る梁３０の端部を支持している。この場合、通し柱６の
側面にねじ穴３２が設けられ、これに螺合する六角穴付
ボルト３１により梁３０が固定される。一対の踊り場支
柱５，５は、踊り場４の前面に設けた床梁１０で連結さ
れ、この床梁１０の上方に手摺１１が配置されている。
この場合、踊り場支柱５は２本の角筒形の部材を固着し
たものである。床梁１０は、図５等に示すように、溝形
鋼で両端のウエブに固定したアングル１２により踊り場
支柱５の側面に接合してある。また、図４および図６に
示すように、階段側桁２５の端部が床梁１０の端部にア
ングル２６により固定され、階段３が建物本体１の架構
体とは独立した構造になっている。
【０００９】上記のような構造のため階段３の正面にお
いて十分な強度が必要となるので、床梁１０の上でかつ
手摺１１の下方に水平および垂直耐力を負担する構造体
１３を設けている。この構造体１３は、図１に示すよう
に、手摺１１の下方で一対の踊り場支柱５，５間に架設
した横材１４と、この横材１４と床梁１０の中間部を連
結する縦材１５と、この縦材１５で区切られた横材１４
と床梁１０間の各空間内でそれぞれ横材１４と床梁１０
を連結するブレース１６とからなる。
いて十分な強度が必要となるので、床梁１０の上でかつ
手摺１１の下方に水平および垂直耐力を負担する構造体
１３を設けている。この構造体１３は、図１に示すよう
に、手摺１１の下方で一対の踊り場支柱５，５間に架設
した横材１４と、この横材１４と床梁１０の中間部を連
結する縦材１５と、この縦材１５で区切られた横材１４
と床梁１０間の各空間内でそれぞれ横材１４と床梁１０
を連結するブレース１６とからなる。
【００１０】横材１４は、図５および図６に示すよう
に、溝形鋼を背中合わせに固着してＨ形にしたもので、
その両端のウエブに固定したアングル１７により踊り場
支柱５の側面に接合してある。縦材１５は、図５および
図７に示すように、溝形鋼で床梁１０と横材１４の対向
位置に突設したプレート１８，１９に、その両端を固定
している。ブレース１６は、図５に示すように、上記各
空間内の略対角線に配置され、横材１４のウエブに突設
したプレート２０と床梁１０の上面に突設したプレート
２１を連結し、かつ踊り場支柱５の側面に突設したプレ
ート２２と床梁１０の上面に突設したプレート２３を連
結する。なお、プレート２２はプレート２０と同様に横
材１４に突設してもよい。施工時には、縦材１５により
床梁１０と横材１４を連結後、上記のようにブレース１
６で緊張し、その両面に面材を貼着して手摺壁を構成す
る。これにより、横材１４およびブレース１６等は隠蔽
される。
に、溝形鋼を背中合わせに固着してＨ形にしたもので、
その両端のウエブに固定したアングル１７により踊り場
支柱５の側面に接合してある。縦材１５は、図５および
図７に示すように、溝形鋼で床梁１０と横材１４の対向
位置に突設したプレート１８，１９に、その両端を固定
している。ブレース１６は、図５に示すように、上記各
空間内の略対角線に配置され、横材１４のウエブに突設
したプレート２０と床梁１０の上面に突設したプレート
２１を連結し、かつ踊り場支柱５の側面に突設したプレ
ート２２と床梁１０の上面に突設したプレート２３を連
結する。なお、プレート２２はプレート２０と同様に横
材１４に突設してもよい。施工時には、縦材１５により
床梁１０と横材１４を連結後、上記のようにブレース１
６で緊張し、その両面に面材を貼着して手摺壁を構成す
る。これにより、横材１４およびブレース１６等は隠蔽
される。
【００１１】また、踊り場支柱５と通し柱６は、図２に
示すように、３階梁の天端８の位置において控え梁２８
で連結されている。この場合、図４および図８に示すよ
うに、控え梁２８は溝形鋼で両端のウエブに固定したア
ングル２９により踊り場支柱５と通し柱６の側面に接合
してある。なお、控え梁２８からの外力により建物本体
１の架構体に影響を与えることはない。
示すように、３階梁の天端８の位置において控え梁２８
で連結されている。この場合、図４および図８に示すよ
うに、控え梁２８は溝形鋼で両端のウエブに固定したア
ングル２９により踊り場支柱５と通し柱６の側面に接合
してある。なお、控え梁２８からの外力により建物本体
１の架構体に影響を与えることはない。
【００１２】この実施の形態によれば、階段側桁２５を
踊り場支柱５と床梁１０で支持しても、床梁１０上でか
つ手摺１１の下方に水平および垂直耐力を負担する構造
体１３を設けたので、階段３の正面の耐力が向上し、３
階建て以上の階段２も２階建てと同様に、建物本体１の
架構体とは独立した構成とすることができる。また、構
造体１３を横材１４、縦材１５およびブレース１６によ
る簡易な構成で組み立てることができ、ひいてはその外
装仕上げも簡易な構成とすることができる。なお、各部
材は上記以外の形状でもよい。
踊り場支柱５と床梁１０で支持しても、床梁１０上でか
つ手摺１１の下方に水平および垂直耐力を負担する構造
体１３を設けたので、階段３の正面の耐力が向上し、３
階建て以上の階段２も２階建てと同様に、建物本体１の
架構体とは独立した構成とすることができる。また、構
造体１３を横材１４、縦材１５およびブレース１６によ
る簡易な構成で組み立てることができ、ひいてはその外
装仕上げも簡易な構成とすることができる。なお、各部
材は上記以外の形状でもよい。
【００１３】
【発明の効果】この発明の階段構造によれば、床梁上で
かつ手摺の下方に水平および垂直耐力を負担する構造体
を設けたので階段正面の耐力が向上し、３階建て以上の
階段も２階建てと同様に、建物本体の架構体とは独立し
た構成とすることができる。また、構造体を、手摺下方
で一対の踊り場支柱間に架設した横材と、この横材と床
梁の中間部を連結する縦材と、この縦材で区切られた横
材と床梁間の各空間内でそれぞれ横材と床梁を連結する
ブレースとからなる簡易な構成で組み立てることがで
き、ひいてはその外装仕上げも簡易な構成とすることが
できる。
かつ手摺の下方に水平および垂直耐力を負担する構造体
を設けたので階段正面の耐力が向上し、３階建て以上の
階段も２階建てと同様に、建物本体の架構体とは独立し
た構成とすることができる。また、構造体を、手摺下方
で一対の踊り場支柱間に架設した横材と、この横材と床
梁の中間部を連結する縦材と、この縦材で区切られた横
材と床梁間の各空間内でそれぞれ横材と床梁を連結する
ブレースとからなる簡易な構成で組み立てることがで
き、ひいてはその外装仕上げも簡易な構成とすることが
できる。
【図１】この発明の実施の形態の階段構造の正面図であ
る。
る。
【図２】図１の側面図である。
【図３】この発明の実施の形態の階段構造の全体を示す
平面図である。
平面図である。
【図４】図３のＥ部拡大図である。
【図５】図４のＢ方向矢視図である。
【図６】図４のＣ−Ｃ断面図である。
【図７】図４のＤ−Ｄ断面図である。
【図８】図４のＡ−Ａ断面図である。
１ 建物本体 ３ 階段 ４ 踊り場 ５ 踊り場支柱 １０ 床梁 １１ 手摺 １３ 構造体 １４ 横材 １５ 縦材 １６ ブレース
Claims (1)
- 【請求項１】 踊り場を建物本体の外壁より突出させた
階段の正面に一対の踊り場支柱を立設し、これらの踊り
場支柱を前記踊り場前面に設けた床梁で連結してこの床
梁の上方に手摺を配置した階段構造であって、前記床梁
上でかつ前記手摺の下方に水平および垂直耐力を負担す
る構造体を設け、この構造体が、手摺下方で一対の踊り
場支柱間に架設した横材と、この横材と床梁の中間部を
連結する縦材と、この縦材で区切られた横材と床梁間の
各空間内でそれぞれ横材と床梁を連結するブレースとか
らなることを特徴とする階段構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8286521A JP2915860B2 (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 階段構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8286521A JP2915860B2 (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 階段構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10131446A JPH10131446A (ja) | 1998-05-19 |
| JP2915860B2 true JP2915860B2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=17705494
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8286521A Expired - Fee Related JP2915860B2 (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 階段構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2915860B2 (ja) |
-
1996
- 1996-10-29 JP JP8286521A patent/JP2915860B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10131446A (ja) | 1998-05-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990406 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |