JP2522802B2 - 多層階建建物 - Google Patents

多層階建建物

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JP2522802B2 JP62221452A JP22145287A JP2522802B2 JP 2522802 B2 JP2522802 B2 JP 2522802B2 JP 62221452 A JP62221452 A JP 62221452A JP 22145287 A JP22145287 A JP 22145287A JP 2522802 B2 JP2522802 B2 JP 2522802B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は木質床パネル及び壁パネルにより構築する多
層階建建物に関する。
<従来の技術> 近年土地の高騰等によって宅地の面積が小さく区画さ
れる傾向にあり、又土地の有効利用等によって建物自体
を高層化する要請が高まっている。
一方建物の構築方法としては、例えば木質系のパネル
によって壁及び床の単位パネルを形成しておき、構築現
場において各パネルを敷設及び立設する所謂木質パネル
工法がある。このパネル工法では通常一,二階層の居室
を有する建物が構築される。
<発明が解決しようとする問題点> 上記のパネル工法において、多層階例えば三階の建物
を構築した場合には、壁パネルが負担すべき外力が著し
く増加する結果、そのままでは外力の増加負担を壁耐力
丈ではまかないきれない。特に多層階建建物では水平外
力によって建物自体の浮上り等が生じ、建物の出隅部,
入隅部では外力が集中するので、接合部分の極限耐力を
超える現象が生じると予測されている。
<問題点を解決するための手段> 本発明は斯かる点に鑑み為されたもので、出隅及び入
隅部の相隣接する壁パネル相互をコーナー部材によって
接合し、しかもこのコーナー部材の下端を羽子板ボルト
を介して基礎と緊結させる。その上、上下階に位置する
壁パネル相互を前記コーナー部材とともにガセットプレ
ートによって一体的に結合するものである。
<作用> 出隅部,入隅部では上記コーナー部材及びガセットプ
レートによって壁パネル相互の結合が強固になり、かつ
コーナー部材と基礎の接合が強固となるので、出隅部,
入隅部に外力が集中しても十分に耐え得る。すなわち所
謂耐力形式は剪断耐力型となり、壁パネルの耐力を極限
まで活用でき、よって木質パネル工法の利点を生かしつ
つ、簡易な木質パネルの接合構造によって層階の建物を
構築することができる。
<実施例> 以下図面に基づき本発明の多層階建建物を詳細に説明
する。
第1図は、本発明に係る多層階建建物例えば三階建の
建物の縦断面概略図である。この三階建建物1は基礎B
上に所定の形状を有する単位床パネル及び壁パネルを敷
設,立設して一階の居室R1,二階の居室R2,三階の居室R3
を構築したものである。各居室R1,R2,R3間を接続するも
のとして、階段室H1,H2,H3が設けられ、ササラ桁等の桁
材に段板を架設した階段が設けられる。又各居室には出
入口の開口部とともに、各外部開口w1,w2,w3が設けられ
る。
第2図は、上述した三階層の居室を有する三階建建物
1の、各パネル接合を示す一部斜視図である。すなわち
基礎B上に一階床パネルを敷設し、この床パネルの外周
縁に壁パネル2を立設する。更に壁パネル2の上部に二
階床パネルを敷設して一階の居室R1を形成する。同様に
して二階床パネル上に二階壁パネル2を立設してその上
部に三階床パネルを敷設し二階の居室R2を構築する。同
様に三階壁パネル2をその上部に立設して最上層の居室
R3を構築する。三階壁パネル2の上部には屋根パネルが
配設され、通常の手段によって屋根が形成される。
一階壁パネル2,2において、その隅部、すなわち出隅
部にはコーナー結合材3が上下階に亘って連続した、所
謂管柱状に立設され、一方上下階に位置する壁パネル、
例えば一階壁パネル2と二階壁パネル2は胴差を挟んで
ガセットプレート4により釘打ちして接合される。
第3図は、上記コーナー結合材3と基礎Bとの緊結状
態を示す一部省略斜視図である。すなわち壁パネル2と
2とが成す出隅部において、コーナー結合材3が両パネ
ル2,2の直交する端面に配設される。このコーナー結合
材3の下端には羽子板ボルト5,5の羽子板部51が釘等に
よって取付けられ、一方ボルト部52を半割土台と床パネ
ルの側端間に貫通し、基礎Bに予め設けたシース管6,6
内に挿入してグラウトモルタル(図示せず)を充填する
ことにより緊結する。
尚半割土台と床パネルの側端部はアンカーボルト7に
よって基礎に固定される。これによりコーナー結合材3
は基礎Bと緊結されることになり、又コーナー結合材3
と各壁パネル2の当接面は接着剤や釘等によって接合さ
れる。
第4図は上下階に位置する壁パネル2,2の接合状態を
示す一部省略斜視図である。上述の如く一階の壁パネル
2と二階の壁パネル2との間に胴差23を挟んでガセット
プレート4が取付けられる。このガセットプレート4は
鋼板に形成した爪片を打込み又は釘を打込める様形成さ
れている。コーナー結合材3の継手部は、上記ガセット
プレート4によって補強される。更に第5図はL型金物
8を用いて壁パネル2を基礎に緊結する為の構造を示す
もので、又第6図はその断面概略図である。すなわち基
礎B上に設けられたアンカーボルト7を下枠21の孔に貫
通させるとともに、当接した側枠22,22とL型金物8を
ボルトvにより固定する。又アンカーボルト7を介して
このL型金物8の下辺をナット締めする。L型金物8は
壁パネル2の起上りを防止する為であり、且つ又側枠22
を常に下方に引張した状態で固定する為に下枠21とL型
金物8の間に所定の空隙Oが形成される。上記L型金物
8を適宜配置することにより壁パネルの起上りがより効
果的に防止され得る。
上記の主要な接合構造によって構築される三階建建物
の各部位を、更に詳しく説明する。
第7図(A)は基礎B上に床パネル1Fを敷設し、その
上に壁パネル2を立設した状態の一部省略斜視図であ
り、同(B)図はその断面概略図である。すなわち基礎
Bの天端b上に床パネル1Fを載置させた状態に敷設し、
且つ半割土台24を配置し、それらの上に壁パネル2を立
設する。半割土台24と床パネル1Fの枠Fa間にアンカーボ
ルト7が突出し、このアンカーボルト7のねじ部にワッ
シャを嵌合し、ナットを螺着して壁パネル2を緊結する
とともに、半割土台24と壁パネル2をガセットプレート
4によって接合させる。又第8図(A)は一階床パネル
1F相互を基礎B天端b上に突合せた状態で接合した斜視
図であり、同図(B)図はその断面概略図である。すな
わち床パネル1Fの枠Faに他の床パネル1Fの枠Faからスク
リュー釘nを斜め打ちし、両床パネル1Fの枠Fa,Faを接
合させる。
第9図(A)は、上述した建物の隅部、すなわち出隅
部を室内側から見た斜視図であり、同(B)図は、その
平断面概略図である。上述した如く、この隅部にはコー
ナー結合材3が配設され、このコーナー結合材3の下端
に取付けた羽子板ボルト6を介して基礎B上に緊結され
る。緊結手段は上述した如き基礎Bに設けたシース管6
に羽子板ボルト5のボルト部52を挿入し、グラウトモル
タルを充填する。そして壁パネル2,2の切欠口25からワ
ッシャ,ナットをアンカーボルト7のねじ部に螺合して
緊結する。このコーナー結合材3と壁パネル2とを接着
剤及びスクリュー釘n等によって一体的に接合する。
更に第10図(A)は、壁パネル相互の接合状態、特に
間仕切壁等の継手接合を示すもので、又同(B)はその
平断面図である。壁パネル2,2の当接する側枠22,22に接
着剤を塗り、壁パネル2の面側からスクリュー釘n等を
斜め打ちするものである。更に又第11図は上下階に位置
する壁パネル2,2の接合状態を説明する為のもので、同
(B)図はその縦断面概略図である。通常一階の壁パネ
ル2の上部に二階床パネル2Fが載置され、又二階床パネ
ル2Fの枠Fa外方には胴差23が設けられる。そしてこれら
胴差23と枠Faの上部に二階壁パネル2が立設され、一階
壁パネル2と二階壁パネル2とをボルトvで緊結すると
ともに胴差23を境にしてガセットプレート4によって一
体的に接合する。尚これらの各接合においては、部材の
当接面に接着剤を塗布し、且つスクリュー釘n等を斜め
打ちする。
第12図(A)は建物の出隅部における壁パネルの接合
状態を示す斜視図であり、同(B)はその平断面概略図
である。出隅部では上述した如く、コーナー部材4が設
けられており、単に上下階に位置する壁パネル2,2相互
をガセットプレート4によって接合する丈でなく、アン
グル状のガセットプレート4によりコーナー結合材3を
中心にして上下階に位置する壁パネル2,2を一体的に接
合することができる。第13図(A)は、二階若しくは三
階の床パネル2F,2F相互の接合状態を示す斜視図であ
り、同(B)はその断面概略図である。すなわち床パネ
ル2F,2F若しくは3F,3F相互の当接枠Fa,Fa間をボルトv
により圧締し接合する。この場合も必要に応じて当接面
には接着剤等を塗布しておく。
更に第14図(A)は下階の壁パネル(間仕切壁)の上
部に、上述した如く二階若しくは三階の床パネル2F,3F
相互を当接した状態に接合し、更にその上に間仕切壁2
を立設したもので、又同(B)はその縦断面概略図であ
る。この場合下階の間仕切壁2と上階の間仕切壁2の間
にボルトvを配置し、両側からワッシャ及びナットを介
して締め付ける。すると上下階の壁パネル2,2は勿論の
こと、その間に介在する床パネル2F若しくは3Fも一体的
強固に接合されることになる。
上記の各部位の接合構造によって、木質系パネルによ
る三階建建物は、そのコーナー部とともに上下階に位置
する壁パネルの接合強度が著しく向上する。
<発明の効果> 上述の如く、木質系壁パネルの隅部にはコーナー部材
を、そしてそのコーナー部材の下端を羽子板ボルトを介
して基礎と緊結し、更に上下階に位置する壁パネル相互
をガセットプレートによって接合した為、多層階建建物
が受ける水平外力が、二階層以下の建物よりも大幅に増
加しても建物自体を基礎上から浮上らせることなく、且
つ上下階の壁パネル自体を離反させることもない。よっ
て建物の壁面の剛性強度が大幅に向上し、建物の耐力負
担形式としては剪断耐力型となり、木質パネルが有する
剛性が極限まで活用できることになる。これによって木
質パネルによって構築した多層階建建物は二階層の建物
に比して外力の増加が著しいにもかかわらず充分な構造
耐力を有することになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、三階建建物の断面概略図、 第2図は、同主要の接合構造を示す斜視図、 第3図は、建物隅部の接合状態を示す一部省略斜視図、 第4図は、上下階に位置する壁パネルの接合状態を示す
斜視図、 第5図は、L型金物を用いた壁パネルと基礎との接合状
態を示す一部省略斜視図、 第6図は、同断面概略図、 第7図(A)は、基礎上に載置した床パネルと立設した
壁パネルを示す斜視図、同(B)は、同縦断面概略図、 第8図(A)は、基礎上の壁パネル突合せ状態を示す一
部省略斜視図、同(B)は、同縦断面概略図、 第9図(A)は、建物出隅部におけるコーナー結合剤を
介して壁パネルを接合する状態を示す斜視図、同(B)
は、同平断面概略図、 第10図(A)は、壁パネル継手状態を示す斜視図、同
(B)は、同平断面概略図、 第11図(A)は、上下階に位置する壁パネルの取付状態
を示す一部斜視図、同(B)は、同縦断面概略図、 第12図(A)は、建物の出隅部における上下階に位置す
る壁パネルの接合状態を示す斜視図、同(B)は、同平
断面概略図、 第13図(A)は、階上床パネル相互の接合状態を示す斜
視図、同(B)は、同断面概略図、 第14図(A)は、下階の壁と上階の壁を床パネルを挟ん
で接合させた状態を示す一部省略斜視図、同(B)は、
同縦断面階略図である。 1……三階建建物,2……壁パネル, 3……コーナー結合材,4……ガセットプレート, 5……羽子板ボルト,6……シース管, 7……アンカーボルト,8……L型金物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭50−151017(JP,U) 実公 昭51−42967(JP,Y1) 実公 昭51−5939(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基礎上に床パネルを敷設し、該床パネルに
    壁パネルを立設して該壁パネルの上部に上階床パネル,
    上階壁パネルを順次組上げ構築するとともに、同階の相
    隣接する壁パネルがなす出隅部及び入隅部には、両壁パ
    ネル間でかつ上下階に亘って連続したコーナー部材を介
    在させて、該コーナー部材に前記両壁パネルを接合して
    なる多層階建建物において、 前記コーナー部材の下端に羽子板ボルトの羽子板部を取
    付け、同ボルト部を基礎に設けたシース管内に挿入して
    グラウトモルタルにて緊結するとともに、 前記出隅部及び入隅部では、前記コーナー部材を中央に
    して両壁パネル間に亘ってガセットプレートを配置し、
    該コーナー部材と両壁パネルとを一体的に接合したこと
    を特徴とする多層階建建物。
JP62221452A 1987-09-04 1987-09-04 多層階建建物 Expired - Fee Related JP2522802B2 (ja)

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JPS50151017U (ja) * 1974-05-30 1975-12-16
JPS515939U (ja) * 1974-06-29 1976-01-16
JPS5142967U (ja) * 1974-09-25 1976-03-30

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